JPH0655380A - ボルトまたはナット等の供給締付け方法 - Google Patents

ボルトまたはナット等の供給締付け方法

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JPH0655380A
JPH0655380A JP24707892A JP24707892A JPH0655380A JP H0655380 A JPH0655380 A JP H0655380A JP 24707892 A JP24707892 A JP 24707892A JP 24707892 A JP24707892 A JP 24707892A JP H0655380 A JPH0655380 A JP H0655380A
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JP
Japan
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nut
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pressing means
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JP24707892A
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Yoshitaka Aoyama
好高 青山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 保持部材上に部品を誘導してくる際に、部品
の受け止めと位置決めを同時に達成することは、困難で
高い信頼性も得られない。また、部品の共回り防止や部
品の有無の検知も作動途上で確実に果たされねばならな
い。本発明は、これらの点を解決課題にしている。 【構成】 保持部材上の部品に回転方向の制動力を付与
し、その状態で供給ロッドの係合孔に部品を嵌入し、供
給ロッドを目的箇所ヘ到達させるもので、しかも保持部
材上の部品の有無をも検知することを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ボルトまたはナット
等の部品を回転式の供給ロッドの係合孔に嵌入させて、
目的箇所に締付けを行う供給締付け方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】この発明に正確に対応する先行技術は、
発明者の知る範囲では発見されていないが、強いていう
ならば、特開昭60−131167号公報(油谷鉄工)
があげられる。ここに開示されていることは、進入して
きたボルトをマグネット付きの一時係止部材で吸着して
供給ロッドと同軸の状態で受け止め、ついで一時係止部
材全体をボルトと共に移動させて、ボルトの頭部を供給
ロッドの係合孔に嵌め込むものである。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】上述のような従来技
術であると、進入してきた部品を一時係止部材で受け止
めることと、それが供給ロッドと同軸上でなければなら
ないことの2要件を同時に成立させなければならない。
したがって、部品の受け止め位置が極めて正確でなけれ
ばならず、信頼性の高い作動を得るのには困難である。
さらに、重要な点は、一時係止部材全体を移動させて部
品を供給ロッドに嵌め込む形式であるから、一時係止部
材全体の移動が高精度の下に達成されないという問題が
あると共に、上述の問題点よりもさらに重要な最も注意
しなければならない点として、供給ロッドの係合孔に部
品が嵌入されるときに部品が供給ロッドと共回りをしな
いようにしなければならないことである。なおかつ、重
要な点は部品の有無を検知することが不可能なことであ
る。
【0004】
【問題を解決する手段とその作用】本発明は、以上のよ
うな問題点に注目して提供されたものであり、請求項1
のものは、ボルトまたはナット等の部品を保持部材に回
転方向の制動力を付与した状態で保持させ、回転式の供
給ロッドまたは保持部材を移動させて供給ロッドの係合
孔に部品を嵌め込み、その後、供給ロッドを目的箇所へ
移動させて締付けを行うことを特徴とするもので、部品
が係合孔に嵌入する過渡期に部品が共回りをしないで確
実に部品の受け渡しがなされる。請求項2のものは、請
求項1において、回転方向の制動力を付与する手段とし
て進退運動をする押圧手段を設け、この押圧手段の移動
量を検出することにより部品の有無を検知するようにし
たことを特徴とするもので、押圧手段によって上述のよ
うな共回りを防止し、部品がないときには押圧手段が過
剰変位をするのでそれを信号に変換して部品が欠落して
いることを検出する。請求項3のものは、請求項1にお
いて、供給ロッドが移動式基部材に複数個設置されてい
ることを特徴とするもので、たとえば、自動車の車輪を
取り付ける複数個のナットを一時に締付けるものであ
る。
【0005】
【実施例】先ず、部品がナット1である場合の実施例を
図1〜図3にしたがって説明すると、ナット1は6角形
の鉄製であって、円形のフランジ2を一体に有してお
り、パーツフィーダ(図示していない)から伸びてきて
いる断面コ字型の供給通路3を通って保持部材4上に供
給されてくる。保持部材4にはナット1を一時係止する
機能が付与されている。保持部材4には凹部5が形成さ
れていて、凹部の形成によってできた壁部6、7にフラ
ンジ2が接することにより、ナット1の位置決めがなさ
れる。保持部材4は厚板状の部材に凹部5を設け、この
凹部5上に移送されたフランジ2に回転方向の運動に対
する制動力を付与するために押圧手段8が設置されてい
る。この押圧手段8は図2から明らかなように右側が
「く」の字形になっていて、フランジ2の外側部をしっ
かりと押圧するようになっている。押圧手段8は図1お
よび図2の左右方向に進退するので、エアシリンダ9で
駆動される。エアシリンダ9は保持部材4に溶接したブ
ラケット10にしっかりと固定してある。凹部5の上面
にはマグネット(永久磁石)11が埋設してあり、ナッ
ト1の位置ずれを防止している。保持部材4はエアシリ
ンダ12のピストンロッド13に結合されて上下動がで
きるようになっている。そして、エアシリンダ12は静
止部材14にしっかりと固定されている。
【0006】供給ロッド15の端部には係合孔16が開
口させてあり、6角形のナット1に適合させるために、
6角形よりも12角形または18角形にするのがスムー
ズな係合となる。係合孔16の奥部にはマグネット(永
久磁石)17が埋設されている。供給ロッド15は保持
部材4から離れた位置に設置されていて、供給ロッド1
5の軸線方向に沿った進退運動、該軸線方向と直交する
方向の進退運動および供給ロッド15に回転運動が与え
られるような機構が設置されている。すなわち電動式ま
たは空気駆動式の回転モータ18に供給ロッド15が直
結されており、回転モータ18に固定した摺動片19が
ガイドレール20のガイド溝21内に嵌め込まれてい
る。ガイド溝21は一般に採用されている蟻溝式のもの
を使用するのが適当である。ガイドレール21の上端に
基板22が溶接され、その上にエアシリンダ23が固定
され、そのピストンロッド24が回転モータ18に結合
されている。符号25はメインエアシリンダを示してお
り、静止部材14にしっかりと結合してある。以上の構
成により、前述の3種類の運動がなされるのである。
【0007】エアシリンダ9にはストロークセンサ2
6、27が取り付けられ、エアシリンダのピストンが正
常なストローク量であるときには、センサ26からその
旨の信号が出され、過大なストローク量であるときに
は、センサ27から異常であることを示す信号が出され
る。
【0008】以降の実施例においても、各エアシリンダ
に対する空気ホースの図示は省略してあり、また、所定
の作動順序を果たさせるためのシーケンス回路や電磁式
空気制御弁を採用することによって、後述のような作動
が得られるので、これらの制御手法についての詳細な説
明は省略してある。
【0009】以上に説明した実施例の作動を説明する
と、供給通路3を通ってきたナット1は、待機中の保持
部材4に滑り込むようにして凹部5上に新入してきて、
壁部7に当たって停止し同時にマグネット11、11で
吸着される。次いで、、押圧手段8がエアシリンダ9で
右方に押し出されると、フランジ2が壁部6にも押し付
けられて、図2のごとく位置決めが完了する。図2のよ
うにナット1が正常に保持部材4上に位置しているとき
には、エアシリンダ9のストロークは極わずかであるか
ら、ストロークセンサ26から正常信号が出されて、次
への作動が続行される。もし、何等かの理由でナット1
が保持部材4上に到来しなかったときには、エアシリン
ダ9のストロークが過大になるので、それをストローク
センサ27が検知して異常信号を出し、警報と共に次の
作動を停止させるのである。
【0010】次に、メインエアシリンダ25によって図
1のユニット全体が左方へ移動させられて、供給ロッド
15が2点鎖線図示の位置でナット1と同軸になると、
その状態でメインエアシリンダ25の進出ストロークは
停止する。このとき供給ロッド15は回転しており、回
転方向に制動されたナット1がエアシリンダ12によっ
て上昇して行くと、ナット1は係合孔16内に嵌入さ
れ、押圧手段8の押圧にかかわらずナット1も回り始
め、このときにエアシリンダ9によってナット1への押
圧も解除される。その後、エアシリンダ12の作動で保
持部材4が元位置に復帰すると、メインエアシリンダ2
5の後退作動、エアシリンダ23による回転モータ18
および供給ロッド15の進出でナット1は目的箇所のボ
ルト(図示していない)に締付けられる。なお、マグネ
ット17はナット1の脱落を防止している。なお、エア
シリンダ12の設置を止めて保持部材4を固定式とし、
その代わりに供給ロッド15に進退ストロークを付与す
るようにしてもよい。
【0011】図4の実施例は、複数本の供給ロッド15
が、移動式基部材28に設置されている場合で、自動車
の車輪を取り付ける際のナットを一斉に締付けるような
場合に適している。すなわち、移動式基部材28は平面
的に見ると(図示されていないが)円形であり、それに
取り付けられた駆動モータ29の回転力が歯車式伝動機
構を経て各供給ロッド15を回転させている。移動式基
部材28には取り付け枠30が溶接され、それにロボッ
ト装置(図示していない)の作動アーム31が結合して
ある。ナット1、保持部材4、エアシリンダ9およびエ
アシリンダ12等は図1のものと同じである。
【0012】図4の状態でナット1が供給ロッド15に
保持させられると、移動式基部材28が一定角度だけ回
ってきて次の供給ロッドにナット保持がなされる。この
ようにして全ての供給ロッドにナット保持が完了する
と、作動アーム31により車輪の所へのナット供給と締
付けがなされる。
【0013】図5、図6の実施例について説明すると、
これは頭部32と軸部33からなるボルト34の場合で
あり、先の実施例と同じ機能を果たす部材には同じ符号
を表示して、詳細な説明は省略してある。供給通路3は
頭部32を首吊り状にして搬送して来るので、深いコ字
型断面になっている。保持部材4もボルト形状に合わせ
た深さであるとともにボルト進入を可能ならしめるため
に、開放部35が形成されている。押圧手段8は、図示
のごとく先端が斜面に形成されていて、右方へ進出する
と軸部33に押し付けられ、その結果、軸部33は壁部
6、7に接触して位置決めがなされる。この実施例の作
動は、先のものから容易に理解できるので、詳細な説明
は省略した。
【0014】
【効果】本発明によれば、部品の受け止めは保持部材上
で行い、位置決めすなわちセンター出しは押圧手段で行
うから、従来例のようにこれら二つの要件を同時に成立
させる必要がなく、したがって、確実にしかも高い信頼
性の下に作動させることが可能である。部品は、押圧手
段によって制動状態とされているから、供給ロッドの係
合孔内に部品が嵌まり込むときには、部品が共回りをす
るようなことがなく、早く確実に部品嵌入がなされる。
そして、押圧手段によって、部品の有無を検知するの
で、押圧部材は部品制動と部品検知の二つの機能を果た
し、部品の移動途上における作動として、極めて効率的
なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す側面図である。
【図2】保持部材部分の平面図である。
【図3】図2の(3)−(3)断面図である。
【図4】他の実施例を示す側面図である。
【図5】他の実施例を示す側面図である。
【図6】図5の(6)−(6)断面図である。
【符号の説明】
34 ボルト 1 ナット 4 保持部材 15 供給ロッド 16 係合孔 8 押圧手段 28 移動式基部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボルトまたはナット等の部品を保持部材
    に回転方向の制動力を付与した状態で保持させ、回転式
    の供給ロッドまたは保持部材を移動させて供給ロッドの
    係合孔に部品を嵌め込み、その後、供給ロッドを目的箇
    所へ移動させて締付けを行うことを特徴とするボルトま
    たはナット等の供給締付け方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、回転方向の制動力を
    付与する手段として進退運動をする押圧手段を設け、こ
    の押圧手段の移動量を検出することにより部品の有無を
    検知するようにしたことを特徴とするボルトまたはナッ
    ト等の供給締付け方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、供給ロッドが移動式
    基部材に複数個設置されていることを特徴とするボルト
    またはナット等の供給締付け方法。
JP24707892A 1992-08-01 1992-08-01 ボルトまたはナット等の供給締付け方法 Pending JPH0655380A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018167353A (ja) * 2017-03-29 2018-11-01 有限会社サワ ねじ部材供給装置のねじ部材取出機構
CN108838667A (zh) * 2018-09-12 2018-11-20 珠海格力智能装备有限公司 螺母拧紧装置及具有其的螺母拧紧系统

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