JPH0617063U - 押しボタンの実装構造 - Google Patents

押しボタンの実装構造

Info

Publication number
JPH0617063U
JPH0617063U JP5434592U JP5434592U JPH0617063U JP H0617063 U JPH0617063 U JP H0617063U JP 5434592 U JP5434592 U JP 5434592U JP 5434592 U JP5434592 U JP 5434592U JP H0617063 U JPH0617063 U JP H0617063U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
push button
support frame
mounting structure
hinge portion
mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5434592U
Other languages
English (en)
Inventor
信介 由利
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP5434592U priority Critical patent/JPH0617063U/ja
Publication of JPH0617063U publication Critical patent/JPH0617063U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】押しボタンスイッチなどに適する押しボタンの
実装構造に関し、特別な弾性体を必要とすることなし
に、基準位置に安定して保持でき、しかも組立ての簡便
化、軽量化を可能とすることを目的とする。 【構成】押しボタン1が、可撓性のヒンジ部を介して支
持フレーム12の内面に取り付け固定されている押しボタ
ンの実装構造において、押しボタン1の自由端22側のス
トッパー部が支持フレーム12の窓穴27の内面側に弾圧さ
れる方向に、可撓性のヒンジ部を予め変形させた状態
で、取り付け部24を支持フレーム12の内面に固定してな
る構成とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、押しボタンスイッチなどに適する押しボタンの実装構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は従来の押しボタンの実装構造を示す図で、(a)は押しボタンを実装す る前の状態の斜視図、(b)は押しボタンを実装した状態を示す縦断面図である 。樹脂製の押しボタン1には、2本のアーム2、3が一体形成され、アーム先端 に、互いに逆向きに軸4、5が形成されている。また、アーム2、3に対し反対 側には、2本の足6、7が一体形成され、該足の先端に、外向きに係合用の爪8 、9が形成されている。(b)図に示すように、押しボタン1の内側には、スイ ッチ操作するプッシュロッド10とバネ受け11が形成されている。
【0003】 押しボタン1を実装する支持フレーム12には、窓穴27の内側において、押しボ タンの前記軸4、5が嵌入する二つの軸孔13が互いに対向するように形成されて おり、また前記足の先端の爪8 、9 が係合する引っ掛け部14と、L字状のピン15 が一体形成されている。なお、押しボタン1側も支持フレーム12側も、金型を用 いて合成樹脂で一体成型される。
【0004】 支持フレーム12の内側に固設されたプリント基板16には、機械的に操作される スイッチSWが取り付けられており、ヘッド部17を押したり、放したりすることで 、スイッチング動作する。
【0005】 押しボタン1を支持フレーム12側に実装するには、(a)図に示すアーム2、 3を窓穴27中に挿入すると、軸4、5が軸受け18、19に当たって、矢印a1、a2方 向に撓む。そして、軸4、5が軸孔13に嵌入すると、アーム2、3は弾力で矢印 a1、a2と反対向きに戻り、軸支される。また、足6、7側は、先端の爪8、9が 支持フレーム12の引っ掛け部14を乗り越えた所で、弾力で元に戻ることによって 、(b) 図に示すように、爪8、9が引っ掛け部14の内側に引っ掛かり、脱落不能 となる。
【0006】 このように、押しボタン1が支持フレーム12側に実装されると、押しボタン1 側のプッシュロッド10が、スイッチSWのヘッド部17と対向し、L字状のピン15の 先端が、バネ受け11と当接する。したがって、 (b)図における押しボタン1を、 ピン15の弾力に抗して押すと、押しボタン1の自由端22が、支持フレーム12との 間の隙間G分だけ、軸4、5を中心にして回動し、プッシュロッド10でヘッド部 17が押し込まれ、内部のスイッチ機構が動作する。押しボタン1を放すと、ピン 15の弾力で、隙間G分だけ押しボタン1は押し返され、もとの状態に復帰する。 したがって、ピン15は押しボタン1の復帰スプリングの作用をしている。
【0007】 このように、図5の押しボタン実装構造は、軸支構造になっているのに対し、 図6は押しボタンの取り付け部の可撓性を利用して、ヒンジ機能を持たせたもの である。図6の(a) は押しボタン1の正面図であり、押しボタン1の一端に薄肉 の可撓性部(ヒンジ部)23を介して取り付け部24が一体成型され、この取り付け 部24に取り付け孔25が開けられている。なお、押しボタン1のヒンジ部23側の外 周には、ストッパー用の鍔部26が形成されている。
【0008】 図6(b) は前記の押しボタン1を支持フレーム12に取り付けた状態の断面図で ある。支持フレーム12には、押しボタン1が嵌入できる大きさの窓穴27が形成さ れており、かつ内側には、押しボタン固定用のピン28が一体成型されている。し たがって、押しボタン1を、支持フレーム12の内側から窓穴27中に挿入すると共 に、取り付け部24の取り付け孔25に、支持フレーム12側のピン28を挿入し、該ピ ン28の先端を溶融させることで、溶着固定すると、(c) 図の状態になる。
【0009】 図5の場合と同様に、支持フレーム12の内側のプリント基板16には、機械的に 操作されるスイッチSWが取り付けられており、押しボタン1に一体形成されたプ ッシュロッド10で押圧操作するようになっている。また、(b)図の状態では、ヒ ンジ部23が可撓性を有しているために、押しボタン1が不安定となる。そこで、 押しボタン1の自由端22側の鍔部26とプリント基板16との間に、コイルスプリン グなどの弾性体29を挟み、矢印a3方向の弾力で、鍔部26が常時窓穴27の内縁に押 しつけられるようにしている。
【0010】 したがって、弾性体29の弾力に抗して押しボタン1を押し込むと、プッシュロ ッド10でヘッド部17が押し込まれ、スイッチSWが動作する。押しボタン1から指 を離すと、弾性体29の弾力で押しボタン1が復帰すると共に、プッシュロッド10 がヘッド部17から離れて、スイッチSWが元に復帰する。また、押しボタン1の鍔 部26が窓穴27の内縁に押しつけられて、押しボタン1が基準位置で安定する。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このように押しボタン1を弾性体29の弾力で支持フレーム12の 窓穴27の縁に押しつける構造では、特別の弾性体29を設けなければならず、また 弾性体29が脱落したり、位置ずれしたりすることの無いように、安定して支持さ れる構造にする必要があり、組立ても複雑になる。その結果、コスト高となり、 また多数の押しボタンを要する車載用機器においては、弾性体29が重量増大によ る燃費増大の要因となる。
【0012】 本考案の技術的課題は、このような問題に着目し、押しボタンが可撓性のヒン ジ部で支持フレーム側に取り付け固定されてなる押しボタンの実装構造において 、特別の弾性体を必要とすることなしに、基準位置に安定して保持でき、しかも 組立ての簡便化、軽量化を可能とすることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
図1は本考案による押しボタン実装構造の基本原理を説明する図である。(a) 図は押しボタン1の正面図と断面図であり、押しボタン1が可撓性のヒンジ部23 を介して取り付け部24と一体成型されている。
【0014】 この押しボタン1を支持フレーム12に取り付けるには、(b)図のように、押 しボタン1を窓穴27の縁に引っ掛ける鍔部26が存在しなければ、押しボタン1は 窓穴27を通過して窓穴27の外側に突き出すように取り付け固定される。しかしな がら実際には、(c)図のように、押しボタン1の外周に、窓穴27より大きいス トッパー用鍔部26が存在するため、取り付け部24を支持フレーム12に固定した状 態では、可撓性のヒンジ部23が強制的に変形されて、押しボタン1の自由端22側 の鍔部26が支持フレーム12の窓穴27の内側の縁に弾圧された構造となる。
【0015】
【作用】
このように、押しボタン1の自由端側の鍔部26が支持フレーム12の窓穴27の内 側縁に弾圧される方向に、可撓性のヒンジ部23を予め変形させた状態で、取り付 け部24が支持フレーム12の内面に取り付け固定されているため、可撓性のヒンジ 部23によって矢印a3方向の弾力が発生し、押しボタン1の鍔部26は、常に支持フ レーム12の窓穴27の内側の縁に弾圧されることになる。
【0016】 したがって、図6に示す従来構造のように鍔部26を窓穴27の内側に弾圧するた めの弾性体29が不必要となり、その結果、弾性体29を安定して支持する手段も不 必要となる。また、弾性体29や弾性体29を安定して支持する手段が不必要となる ので、組立ても簡便となり、製造コストが低減されると共に、車載用の機器にお いては、弾性体29の分だけ軽量化して、燃費の向上に寄与できる。
【0017】
【実施例】
次に本考案による押しボタンの実装構造が実際上どのように具体化されるかを 実施例で説明する。可撓性のヒンジ部23を介して取り付け部24と押しボタン1を 一体成型するには、薄肉のヒンジ部23が複雑な形状をしていると、ヒンジ部23が 反ったりする等、変形しやすい。したがって、ヒンジ部23を安定して、かつバラ ツキ無く製造するには、ヒンジ部23の形状が単純なものが好ましい。
【0018】 図1(a) はこのような事情を考慮したヒンジ形状であり、ヒンジ部23、押しボ タン1の鍔部26および取り付け部24がほぼ同一面内に位置するような形状になっ ている。つまり、ヒンジ部23は平坦な形状をしている。
【0019】 このように単純形状をした押しボタン1を、ヒンジ部23が撓むように実装する には、図1のように、支持フレーム12の押しボタン取り付け面30を傾斜させ、傾 斜面30に取り付け部24を固定する。平坦な取り付け部24を傾斜面30に取り付け固 定すると、図1(c) のように可撓性のヒンジ部23が強制的に湾曲される。その結 果、押しボタン1の鍔部26が、窓穴27の内側の縁に弾力で押圧される。
【0020】 固定手段は、図6のように支持フレーム12側から突出したピン28を取り付け孔 25に挿入して、その先端を溶着する手法や、図1、図3のように取り付け部24の 取り付け孔25にネジ34を挿通して支持フレーム12のメネジ孔35に固定するネジ止 め式などが有効であり、接着剤を併用することもできる。なお、押しボタン1と ヒンジ部23を一体成型するための材料は、ABS樹脂やポリアセタール、ポリカ ーボネート(PC)などが適している。
【0021】 図2は取り付け部の別の実施例であり、支持フレーム12側は従来と同様に平坦 にし、押しボタン1の取り付け部24側を傾斜面31にしてある。すなわち、(b) 図のように、取り付け面31が傾斜した取り付け部24を、薄肉のヒンジ部23を介し て押しボタン1と一体成型してある。そして、この傾斜面31を支持フレーム12の 平坦な取り付け面に取り付け固定すると、平坦なヒンジ部23が強制的に湾曲され 、その結果、押しボタン1の鍔部26が、窓穴27の内側の縁に弾力で押圧される。 なお、押しボタン1のストッパー用鍔部26は、図1(a) のように全周に設けるの でなく、図2(a) に示すように、自由端22側のみに設けてもよい。
【0022】 図3はヒンジ部の別の実施例である。可撓性のヒンジ部は、前記のように平坦 形状が最適であるが、ヒンジ部の可撓性を増すために長さを長くすると、装置が 大型化するという問題がある。長さを長くするために、湾曲形状にすると、金型 による安定成型が困難になり、また金型の形状も複雑となり、コスト高となる。
【0023】 これに対し、図3のように、ヒンジ部32をL字状にすると、ヒンジ部の長さが 長くなり、しかも湾曲形状と違って、形状が比較的単純なため、所望の形状、所 望の肉厚を比較的安定して得ることができ、金型形状も比較的単純になる。
【0024】 図4はL字状ヒンジ部の別の実施例を示す断面図であり、押しボタン1の垂直 の壁部33の一部を利用して、L字状ヒンジ32の一辺を構成している。このように 、押しボタン1の壁部33を利用することで、大型化するのを防止できる。なお、 本考案の押しボタン1は、スイッチの駆動用に限られるものではなく、すべの操 作ボタンに適用できる。
【0025】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、押しボタン1の鍔部が支持フレーム12の窓穴27 の内側面に弾圧される方向に、可撓性のヒンジ部を予め変形させた状態で、取り 付け部24が支持フレーム12の内面に取り付け固定されているため、特別の弾性体 が不必要となる。その結果、弾性体を安定して支持する手段も不必要となり、組 立ても簡便となる。また、製造コストが低減されると共に、車載用の機器におい ては、弾性体の分だけ軽量化して、燃費の向上に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による押しボタン実装構造の基本原理を
説明する図で、 (a)は押しボタンの正面図と断面図、
(b)は支持フレーム側の断面図、 (c)は押しボタンの実
装状態の断面図ある。
【図2】押しボタンの他の実施例を示す正面図および押
しボタン取り付け部の他の実施例を示す断面図である。
【図3】L字状ヒンジの実施例を示す押しボタンおよび
押しボタン実装状態の断面図である。
【図4】L字状ヒンジの他の実施例を示す断面図であ
る。
【図5】従来の軸支型押しボタン実装構造を示す実装前
の斜視図と実装状態の断面図である。
【図6】従来の可撓性ヒンジによる押しボタンの実装構
造を示す図である。
【符号の説明】
1 押しボタン 4,5 軸 10 プッシュロッド 12 支持フレーム 13 軸受け孔 15 ピン 16 プリント基板 SW スイッチ 17 ヘッド部 18,19 軸受け 22 押しボタンの自由端 23 可撓性のヒンジ部 24 取り付け部 25 取り付け孔 26 鍔部 27 窓穴 28 ピン 29 弾性体 30 支持フレームの取り付け面( 傾斜面 ) 31 押しボタンの取り付け面( 傾斜面 ) 32 L字状のヒンジ部 33 押しボタンの壁部 35 メネジ孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押しボタン(1) が、可撓性のヒンジ部を
    介して支持フレーム(12)の内面に取り付け固定されてい
    る押しボタンの実装構造において、 押しボタン(1) の自由端(22)側のストッパー部が支持フ
    レーム(12)の窓穴(27)の内面側に弾圧される方向に、可
    撓性のヒンジ部を予め変形させた状態で、取り付け部(2
    4)を支持フレーム(12)の内面に固定してなることを特徴
    とする押しボタンの実装構造。
JP5434592U 1992-08-03 1992-08-03 押しボタンの実装構造 Withdrawn JPH0617063U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5434592U JPH0617063U (ja) 1992-08-03 1992-08-03 押しボタンの実装構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5434592U JPH0617063U (ja) 1992-08-03 1992-08-03 押しボタンの実装構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0617063U true JPH0617063U (ja) 1994-03-04

Family

ID=12968038

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5434592U Withdrawn JPH0617063U (ja) 1992-08-03 1992-08-03 押しボタンの実装構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0617063U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7643087B2 (en) 2003-01-07 2010-01-05 Hoya Corporation Operating button device for portable apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7643087B2 (en) 2003-01-07 2010-01-05 Hoya Corporation Operating button device for portable apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR920010441B1 (ko) 키이보오드 스위치
KR920000567Y1 (ko) 스위치작동용 누름버튼장치
JPH0617063U (ja) 押しボタンの実装構造
US7342192B2 (en) Resilient switch
JPH0741904U (ja) プッシュ・プッシュスイッチのロック構造
JPH0946065A (ja) 筐 体
JPS605466Y2 (ja) 押釦装置
JP2018188075A (ja) 車載撮像装置、車載カメラブラケット
JPH0243057Y2 (ja)
JP3074671B2 (ja) 押釦スイッチ装置
JP2589480Y2 (ja) 押しボタン
JPH0339880Y2 (ja)
JPH0936567A (ja) 嵌合構造
JPH0635081Y2 (ja) 自動車用ドアハンドル装置
JPH0651020Y2 (ja) 部品の取付け構造
JPS6328810Y2 (ja)
JPH0613030U (ja) 押釦装置
JPH03833Y2 (ja)
JPH0755783Y2 (ja) 小形電気機器
JPH026851Y2 (ja)
JPH02941Y2 (ja)
JPH0311774Y2 (ja)
JPS62101Y2 (ja)
JPS643234Y2 (ja)
JPS5922566Y2 (ja) 操作部材の取付け装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19961107