JPH06168803A - サーミスタ及びその製造方法 - Google Patents

サーミスタ及びその製造方法

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JPH06168803A
JPH06168803A JP34347392A JP34347392A JPH06168803A JP H06168803 A JPH06168803 A JP H06168803A JP 34347392 A JP34347392 A JP 34347392A JP 34347392 A JP34347392 A JP 34347392A JP H06168803 A JPH06168803 A JP H06168803A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 はんだ耐熱性とはんだ付着性に優れ、電極の
めっき処理による抵抗値の変化がなく、熱的ストレスに
起因した引張応力に対する強度が高い、超小型のサーミ
スタを容易にかつ安価に製造する。下地電極層の表面に
はんだ耐熱性とはんだ付着性のある層を均一に形成す
る。 【構成】 サーミスタ素体用セラミック焼結シートの両
面全体に下地電極層16,16を形成し、これらの下地
電極層の各表面にNiめっき層17a及びSn又はSn
/Pbめっき層17bをこの順に形成し、この下地電極
層16とめっき層17からなる電極を両面に形成した焼
結シートをダイシングソーによりチップ状に切断してサ
ーミスタ10を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、端子電極にリード線が
接合される温度センサとして、或いはプリント回路基板
に表面実装して電子機器の温度補償用サーミスタとして
用いられるサーミスタ及びその製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のサーミスタは、サーミス
タ素体の両端部にAg−Pdを主成分とする電極が焼付
けられている。電極成分にAgの他にPdを含有する理
由は、基板にサーミスタをはんだ付けする際に、Agが
はんだ中に溶出して消失することを防止し、電極のはん
だ耐熱性を得るためである。しかし、Pdの含有量を増
加すると電極のはんだ付着性が低下して基板へのサーミ
スタの固着力が弱くなるため、Pdの含有量には一定の
限界があった。このため電極のはんだ付けが高温で長時
間行われる場合には、従来のサーミスタはなおはんだ耐
熱性が不十分であった。はんだ耐熱性とはんだ付着性を
向上させるために、チップ型コンデンサと同様に、焼付
け電極である下地電極の表面にめっき層を設けることが
考えられるが、サーミスタ素体はコンデンサ素体と異な
り導電性を有するため、このサーミスタ素体を露出した
ままめっき処理した場合、素体表面にめっきが付着して
サーミスタの抵抗値が所期の値と異なり、しかもサーミ
スタ素体がめっき液で浸食されてサーミスタの信頼性が
低下する等の不具合を生じる。
【0003】この点を改善するため、本出願人は焼付け
電極層が接触する部分以外のサーミスタ素体の表面をガ
ラス層で被覆し、焼付け電極層の表面にめっき層を形成
したサーミスタを特許出願した(特開平3−25060
3)。このサーミスタは、次の方法により製造される。
先ずサーミスタ素体用のセラミック焼結シートの両面に
ガラスペーストを印刷して焼成することにより絶縁性の
ガラス層を形成する。次いで両面がガラス層で被覆され
た焼結シートを短冊状に切断した後、両側の切断面に前
述と同様にガラスペーストを印刷焼成してガラス層を形
成する。次に前記切断面と垂直な方向にこの短冊状物を
細かく切断してチップを作る。このチップの切断面を包
むようにチップの両端部に導電性ペーストを塗布し、焼
成して焼付け電極層を形成する。更にこの焼付け電極層
を下地電極層としてその表面にめっき層を形成して焼付
け電極層とめっき層からなる端子電極を有するサーミス
タを得る。
【0004】また、相対向する両側面に設けたAg電極
がはんだ付けするときに溶出(Ag食われ)しないよう
に、2層構造の電極の上にはんだ層を形成したサーミス
タ素子が開示されている(特開平3−136204)。
このサーミスタ素子は、次の方法により作られる。先ず
円柱状に焼成されたサーミスタをスライシングソーによ
りウエハ状に切断した後、60〜80%Ag、3.5〜
7.0%ガラスフリット成分含有のペーストをウエハの
両面にスクリーン印刷して焼付けることにより電極下層
を形成する。次いでウエハ両面の電極下層の上に75〜
85%Ag、0〜1%ガラスフリット成分含有のペース
トをスクリーン印刷して焼付けることにより電極上層を
形成する。更にこの2層構造の電極を有するサーミスタ
ウエハをはんだ槽のはんだ液に浸漬させて電極上層の上
にはんだ層を形成した後、ダイシングソーによりチップ
状に切断してサーミスタ素子を得る。このサーミスタ素
子は、はんだ層を形成することによりはんだ付着性を向
上させ、電極下層にガラスフリット成分を多く含ませる
ことによりダイシングソーで切断したときの電極の剥離
を防止し、かつ電極上層にAg成分を多く含ませること
によりAg食われを起こしても電極が残存するようにし
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記特開平3
−250603号公報に示されるサーミスタの製造方法
では、ガラス層の被覆を2回に分けて行う必要がある
上、チップになった後に、その両端部に導電性ペースト
を塗布したり、めっき層を形成したりする必要がある。
このため、チップにした後の取扱いに多大の注意を払わ
なければならない。これらのことから製造工程が複雑化
し、必然的に製造コストが高価になる問題点があった。
また、上記特開平3−136204号公報に示されるサ
ーミスタ素子の製造方法はチップにした後で特別の加工
を要しない利点があるものの、はんだ層をはんだ液への
ディッピングにより形成するため、均一な層ができにく
い欠点があり、しかもAg電極を2回焼付ける必要があ
るため、焼付けのためのエネルギ量が大きく、かつAg
食われを防止する対策を採っていないためAgのチップ
当りの使用量が増大し、コストを押上げる問題点があっ
た。
【0006】本発明の目的は、はんだ耐熱性及びはんだ
付着性に優れ、電極のめっき処理による抵抗値の変化が
なく、信頼性の高いサーミスタを提供することにある。
本発明の別の目的は、下地電極層の表面にはんだ耐熱性
とはんだ付着性のある層を均一に形成するサーミスタの
製造方法を提供することにある。本発明の更に別の目的
は、上記優れたサーミスタを比較的容易にかつ安価に製
造できるサーミスタの製造方法を提供することにある。
【0007】
【問題点を解決するための手段】図1に示すように、本
発明は、6面体からなるチップ状サーミスタ素体11の
相対向する両側面に一対の端子電極12,12が形成さ
れるサーミスタ10の改良である。その特徴ある構成
は、端子電極12が貴金属を含む下地電極層16と、こ
の下地電極層16の表面に形成されためっき層17を有
し、かつ端子電極が形成されないサーミスタ素体の他の
4面が露出することにある。なお、めっき層17が下地
電極層16の表面に形成されたNiめっき層17aと、
このNiめっき層17aの表面に形成されたSn又はS
n/Pbめっき層17bとを有することが好ましい。ま
た、図9〜図17に示すように、Sn又はSn/Pbめ
っき層30bを表面に備えた基板取付体31,32,3
3又は34を端子電極12に接合することが好ましい。
【0008】また、本発明のサーミスタの製造方法は、
図4に示されるサーミスタ素体用セラミック焼結シート
21の両面全体に下地電極層16,16を形成し(図5
及び図6)、これらの下地電極層16,16の各表面に
Niめっき層17a及びSn又はSn/Pbめっき層1
7bをこの順に形成し(図1及び図7)、この下地電極
層16とめっき層17からなる電極を両面に形成した焼
結シート21をダイシングソーによりチップ状に切断し
てサーミスタ10を得る(図8)方法である。なお、チ
ップ状に切断した後で、端子電極12にSn又はSn/
Pbめっき層30bを表面に備えた基板取付体31,3
2,33,34を接合することが好ましい。
【0009】以下、本発明を詳述する。 (a) セラミック焼結シートの作製 図4に示すように、サーミスタ素体用セラミック焼結シ
ート21を用意する。この焼結シート21は次の方法に
より作られる。先ずMn,Fe,Co,Ni,Cu,A
l等の金属の酸化物粉末を1種又は2種以上混合する。
2種以上混合するときは、所定の金属原子比になるよう
に各金属酸化物を秤量する。この混合物を仮焼し粉砕
し、有機結合材を加え混合して直方体に成形した後、焼
成してセラミック焼結ブロック(図示せず)を作製す
る。次いでこのブロックをバンドソーを用いてウエハ状
に切断し、図4に示す焼結シート21を得る。なお、金
属酸化物の混合物を仮焼し粉砕した後、有機結合材と溶
剤を加え混練してスラリーを調製し、このスラリーをド
クターブレード法等により成膜乾燥してグリーンシート
を成形し、これを焼成し焼結シート21を得てもよい。
【0010】(b) 下地電極層の形成 次に、図5に示すように、焼結シート21の両面全体に
貴金属粉末と無機結合材を含む導電性ペーストを塗布す
る。図6は図5のF部拡大図である。この塗布は導電性
ペーストを均一に印刷する印刷法によることが好まし
い。貴金属粉末を例示すれば、Ag,Au,Pd,Pt
等の貴金属、又はこれらを混合した粉末が挙げられる。
この焼成により下地電極層16が焼結シート21の両面
全体に形成される。なお、導電性ペーストを印刷法によ
り塗布し、これを焼成して焼付け電極層の下地電極層を
形成する以外に、焼結シート21の両面に溶射法により
下地電極層を形成することもできる。
【0011】(c) めっき層の形成 図1及び図7に示すように、下地電極層16,16の各
表面にめっき層17を設けて、下地電極層16及びめっ
き層17により電極を作製する。めっき層17はNiめ
っき層17a及びSn又はSn/Pbめっき層17bを
この順に形成する。これらのめっき層は電解めっきによ
り形成される。めっき浴はNi,Sn又はSn/Pbと
もそれぞれ公知のものを使用する。めっき層を二重構造
にするのは、Niめっき層17aによりはんだ耐熱性を
向上させはんだによる下地電極層の電極食われを防止す
るためであり、Sn又はSn/Pbめっき層17bによ
り端子電極12のはんだ付着性を向上するためである。
【0012】(d) サーミスタの作製 図7及び図8に示すように、ダイヤモンドブレード付き
切断機のようなダイシングソーを用いて矢印Mの箇所で
下地電極層16とめっき層17が積層された焼結シート
21を破線に沿って切断し、短冊状のサーミスタ素体を
形成する。次いでこのサーミスタ素体を矢印Nの箇所で
破線に沿って切断し、多数のサーミスタ10を一度に得
る。図8に示される上下の端子電極12,12を左右に
なるようにサーミスタ10を90度回転させれば、図1
のチップ型サーミスタとなる。図2に示すように、サー
ミスタ10は端子電極12,12にリード線18,18
をはんだ付けした後、エポキシ樹脂19でリード線1
8,18の一部を除く全体をコーティングされる。或い
は図3に示すように、サーミスタ10ははんだ23によ
りプリント回路基板24に表面実装される。
【0013】(e) サーミスタのその他の表面実装 図9〜図17に示すように、サーミスタ10の端子電極
12に、金属素体30aとこの素体30aの表面にSn
又はSn/Pbめっき層30bを備えた基板取付体3
1,32,33,34を接合してもよい。ここで金属素
体30aはSn又はSn/Pbめっき可能な材質であれ
ば、特に制限されない。このように構成することによ
り、熱的ストレスをサーミスタが受けたときに基板取付
体31〜34がこれを緩和し、サーミスタの耐久性が高
まる。また基板へのはんだ付けが容易になる。図9〜図
11は断面L字状のリードフレームを基板取付体31と
する例を示す。基板取付体31の鉛直面が端子電極12
に高温クリームはんだにより接合する。図12及び図1
3は断面コ字状のリードフレームを基板取付体32とす
る例を示す。基板取付体32の折曲げ間隔はサーミスタ
素体の厚さに応じて決められる。この例も基板取付体3
2の鉛直面が端子電極12に高温クリームはんだにより
接合する。図14及び図15は四角筒状のリードフレー
ムを基板取付体33とする例を示す。基板取付体33は
サーミスタ素体に丁度嵌合するように内部の寸法が決め
られる。筒内面が高温クリームはんだによりサーミスタ
素体の端部に接合する。図16及び図17は直方体状の
ブロックを基板取付体34とする例を示す。基板取付体
34の一面が高温クリームはんだによりサーミスタ素体
の端部に接合する。
【0014】
【作用】サーミスタのはんだ付け時には、端子電極12
のNiめっき層17aによりはんだ耐熱性が向上し、は
んだによる下地電極層16の電極食われが防止され、S
n又はSn/Pbめっき層17bにより端子電極12の
はんだ付着性が向上する。また、サーミスタ素体の端子
電極が形成されない他の4面は焼結シートの切断前で露
出していないため、めっき処理によってこれら4面はめ
っき液で浸食されず、サーミスタの抵抗値が所期の値に
対して変動しない。更に、端子電極12に基板取付体3
1〜34をはんだにより接合すれば、サーミスタの熱的
耐久性がより高まる。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように、従来の特開平3−2
50603号公報に示されるサーミスタの製造方法では
工程数が多く複雑であったものが、また特開平3−13
6204号公報に示されるサーミスタ素子の製造方法で
は焼付けのためのエネルギ量が大きく、かつ貴金属のチ
ップ当りの使用量が増大してコストを押上げていたもの
が、本発明の製造方法によれば、少ない工程で、大きな
エネルギ量を消費せずに、かつ貴金属の使用量を増大さ
せずに、比較的容易に超小型のサーミスタを製造でき
る。このため、本発明の製造方法は量産に適し、製造コ
ストが安価になる。特に、下地電極層及びめっき層を形
成した後でサーミスタ素体を精密に切断することによ
り、素子の寸法、電極面積等を厳格に制御できるので、
チップになった後の特別な加工を要さず、しかも抵抗値
の精度が高いサーミスタが得られる。更に、下地電極層
の表面にめっき層を形成することにより、はんだ耐熱性
とはんだ付着性に優れ、はんだによる電極食われを起こ
すことなく、端子電極にリード線を容易に接合でき或い
はサーミスタを回路基板に容易に表面実装できる。端子
電極に基板取付体を設ければ、サーミスタの熱的耐久性
がより高まる。
【0016】
【実施例】次に本発明の具体的態様を示すために、本発
明を実施例に基づいて説明する。以下に述べる実施例は
本発明の技術的範囲を限定するものではない。 <実施例>次の方法により図1に示すサーミスタを作製
した。先ず市販の炭酸マンガン、炭酸ニッケル、炭酸コ
バルトを出発原料とし、これらをMnO2:NiO:C
oOに換算して金属原子比3:1:2の割合でそれぞれ
秤量した。秤量物をボールミルで16時間均一に混合し
た後に脱水乾燥した。次いでこの混合物を900℃で2
時間仮焼し、この仮焼物を再びボールミルで粉砕して脱
水乾燥した。粉砕物に有機結合材を加え、均一に混合し
た後、混合物を直方体に圧縮成形した。この圧縮成形物
を大気圧下、1200℃で4時間焼成し、たて約35m
m、よこ約50mm、厚さ約10mmのセラミック焼結
ブロック(図示せず)を作製した。次にこのブロックを
バンドソーでウエハ状に切断し、図4に示すたて約35
mm、よこ約50mm、厚さ約0.5mmの焼結シート
21を得た。
【0017】次に、図5及び図6に示すように、焼結シ
ート21の両面全体に貴金属粉末と無機結合材を含む導
電性ペーストを印刷法により塗布した。導電性ペースト
は市販のAgペースト(デュポン社製JPN−117
6)であって、 Ag粉末と、SiO2,TiO2,B2
3,Na2O及びK2Oからなるガラス微粒子と、有機ビ
ヒクルとからなる。導電性ペーストを塗布したサーミス
タ素体を大気圧下、乾燥した後、30℃/分の速度で、
820℃まで昇温しそこで10分間保持し、30℃/分
の速度で室温まで降温してAgからなる焼付け電極層の
下地電極層16,16を得た。
【0018】図7に示すように、電解めっき法により下
地電極層16,16の各表面に厚さ1〜2μmのNiめ
っき層17aを形成し、続いてその上に、同様に厚さ3
〜6μmのSnめっき層17bを形成した(図1)。続
いて上記切断機を用いて矢印Mの箇所で焼結シート21
を短冊状に切断した後、同一の切断機を用いて矢印Nの
箇所で短冊状サーミスタ素体の切断面と垂直な方向でチ
ップ状に切断して、図8に示すように幅W=約0.5m
m、長さL=約1.0mm、厚さT=約0.5mmのサ
ーミスタ10を得た。図8で得られたサーミスタ10
は、図2に示すようにその端子電極12,12にリード
線18,18がはんだ付けされたり、或いはその端子電
極12,12がはんだ23によりプリント回路基板24
に取付けられる。
【0019】<比較例>Niめっき層とSnめっき層を
設けずに、Ag80%とPd20%を含む導電性ペース
トを850℃で焼付けてAg−Pdからなる焼付け電極
層のみで端子電極を構成した。それ以外は上記実施例と
同様にサーミスタを作製した。
【0020】<比較試験と結果> ・はんだ付着性 実施例のサーミスタと比較例のサーミスタを20個ずつ
用意し、230℃の温度で溶融させたAg入りの共晶は
んだ(H60−A)浴中にピンセットで試料を挟んで4
秒間浸漬し、端子電極のはんだ付着面積を光学顕微鏡で
調べた。その結果を表1に示す。 ・はんだ耐熱性 実施例のサーミスタと比較例のサーミスタを20個ずつ
用意し、270℃の温度で溶融させたAg入りの共晶は
んだ(H60−A)浴中にピンセットで試料を挟んで1
0秒間浸漬し、端子電極の消失状態を光学顕微鏡で調べ
た。その結果を表1に示す。
【0021】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサーミスタの外観斜視図。
【図2】そのサーミスタの端子電極にリード線を取付け
た断面図。
【図3】そのサーミスタをプリント回路基板に表面実装
した断面図。
【図4】本発明のサーミスタのサーミスタ素体となるセ
ラミック焼結シートの外観斜視図。
【図5】その焼結シートの両面全体に下地電極層が形成
された斜視図。
【図6】図5のF部拡大斜視図。
【図7】図6の焼結シートの両面の下地電極層の各表面
にめっき層が形成された斜視図。
【図8】図7の焼結シートをチップ状に切断した斜視
図。
【図9】本発明のサーミスタの基板取付体の斜視図。
【図10】図9の基板取付体を接合したサーミスタの斜
視図。
【図11】図9の基板取付体を別の方法で接合したサー
ミスタの斜視図。
【図12】本発明のサーミスタの別の基板取付体の斜視
図。
【図13】図12の基板取付体を接合したサーミスタの
斜視図。
【図14】本発明のサーミスタの別の基板取付体の斜視
図。
【図15】図14の基板取付体を接合したサーミスタの
斜視図。
【図16】本発明のサーミスタの更に別の基板取付体の
斜視図。
【図17】図16の基板取付体を接合したサーミスタの
斜視図。
【符号の説明】
10 サーミスタ 11 サーミスタ素体 12 端子電極 16 下地電極層 17 めっき層 17a Niめっき層 17b Sn又はSn/Pbめっき層 21 セラミック焼結シート 30a 金属素体 30b Sn又はSn/Pbめっき層 31,32,33,34 基板取付体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 6面体からなるチップ状サーミスタ素体
    (11)の相対向する両側面に一対の端子電極(12,12)が形
    成されたサーミスタにおいて、 前記端子電極(12)が貴金属を含む下地電極層(16)と、前
    記下地電極層(16)の表面に形成されためっき層(17)を有
    し、かつ前記端子電極が形成されないサーミスタ素体の
    他の4面が露出していることを特徴とするサーミスタ。
  2. 【請求項2】 めっき層(17)が下地電極層(16)の表面に
    形成されたNiめっき層(17a)と、このNiめっき層(17
    a)の表面に形成されたSn又はSn/Pbめっき層(17
    b)とを有する請求項1記載のサーミスタ。
  3. 【請求項3】 Sn又はSn/Pbめっき層(30)を表面
    に備えた基板取付体(31,32,33,34)が端子電極(12)に接
    合された請求項1記載のサーミスタ。
  4. 【請求項4】 サーミスタ素体用セラミック焼結シート
    (21)の両面全体に下地電極層(16,16)を形成する工程
    と、 前記下地電極層(16,16)の各表面にNiめっき層(17a)及
    びSn又はSn/Pbめっき層(17b)をこの順に形成す
    る工程と、 前記下地電極層(16)とめっき層(17)からなる電極を両面
    に形成した焼結シート(21)をダイシングソーによりチッ
    プ状に切断してチップ状サーミスタ素体(11)の相対向す
    る両側面に一対の端子電極(12,12)を設けるサーミスタ
    (10)を得る工程と を含むサーミスタの製造方法。
  5. 【請求項5】 チップ状サーミスタ素体(11)の相対向す
    る両側面に一対の端子電極(12,12)を設けた後、前記端
    子電極(12)にSn又はSn/Pbめっき層(30b)を表面
    に備えた基板取付体(31,32,33,34)を接合する工程を含
    む請求項4記載のサーミスタの製造方法。
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