JPH06167662A - 電気処理濃淡写真再生装置の露光制御装置 - Google Patents

電気処理濃淡写真再生装置の露光制御装置

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JPH06167662A
JPH06167662A JP4345507A JP34550792A JPH06167662A JP H06167662 A JPH06167662 A JP H06167662A JP 4345507 A JP4345507 A JP 4345507A JP 34550792 A JP34550792 A JP 34550792A JP H06167662 A JPH06167662 A JP H06167662A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルム保持手段に保持されているフィルム
に無用な露光をすることなく、フィルムの所望範囲に所
定の露光がなしえる写真再生装置の露光制御装置を提供
する。 【構成】 投光手段9と、回転多面体反射手段10と、
光偏向・集光手段14と、前記投光手段9、回転多面体
反射手段10および光偏向・集光手段14からなる光学
系を保持する光学系保持手段と、前記光学系保持手段を
回動する回動手段11と、フィルム保持用円弧面12a
を有するフィルム保持手段12とを備えてなる電気処理
濃淡写真再生装置の露光制御装置であって、同制御装置
が第1光検知手段2と、第2光検知手段3と、回転多面
体反射手段用位置検出手段4と、回動手段用姿勢検出手
段5とを有し、前記第1光検知手段2、第2光検知手段
3、回転多面体反射手段用位置検出手段4および回動手
段用姿勢検出手段5からの入力信号に基づき、フィルム
Fの所定範囲が露光されるよう前記投光手段9の照射を
制御するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気処理濃淡写真再生
装置の露光制御装置に関する。さらに詳しくは、フィル
ム保持手段に保持されているフィルムへの無用の露光が
防止できる露光制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電気処理濃淡写真再生装置
(以下、写真再生装置という)においては、図8乃至図
12に示す露光装置が用いられている。
【0003】図8に示す露光装置においては、フィルム
保持用の半円筒体の中心軸上に、集光レンズと回転軸先
端部に集光レンズからの光路を90度偏向する反射ミラ
ーMRが設けられたスキャンモータM1とからなる光学
系を配置し、この光学系の集光レンズにレーザ光学処理
系からのレーザ光線を反射ミラーM1およびM2を介し
て照射することにより、フィルム保持用の半円筒体内面
に保持されているフィルムへの露光がなされている。そ
して、反射ミラーMRを回転することによりフィルムの
円周方向への露光がなされる。また、フィルムの長手方
向(半円筒体の中心軸方向)への露光は、光学系を張設
された無限ベルトに垂架させ、この無限ベルトをスキャ
ンモータM2により移動させることによりなされ、これ
によりフィルム全体への露光がなされる。
【0004】図9及び図10は、前記スキャンモータM
1の作動方法の説明図であって、図9は回転軸を一定方
向に回転させる場合を示し、図10は回転軸を一定範囲
で往復動(揺動)させる場合を示すものである。したが
って、集光レンズからのレーザ光線はフィルム面で、図
9の場合には回転円運動をし、図10の場合には往復円
弧運動をする。
【0005】図11に示す露光装置においては、ドラム
に巻付けられたフィルムへガルバノスキャナにより偏向
されたレーザ光線を、さらにfθレンズにより偏向する
ことにより、フィルムの長手方向の露光がなされ、そし
てフィルムが巻付けられたドラムを回転させることによ
り円周方向の露光がなされる。図11に示す露光装置に
おいては、この様にしてフィルム全体への露光がなされ
る。
【0006】図12に示す露光装置においては、ローラ
に挟まれたフィルムへガルバノスキャナにより偏向され
たレーザ光線を、さらにfθレンズにより偏向すること
により、フィルムの幅方向の露光がなされ、そしてフィ
ルムが挟まれたローラを回転することによりフィルムの
縦方向の露光がなされ、これによりフィルム全体への露
光がなされる。
【0007】しかしながら、前記各図に示す露光装置に
おいては、下記のような問題があり、さらなる改良が要
望されている。
【0008】図8に示す露光装置を用いて、実用上問題
のない画像を得ようとすれば、例えばサイズが450m
mx350mmのフィルムを用いた場合、光学系の軸平
行度の誤差をフィルム面上で1μm以下、光学系の移動
速度の変化を1μm/秒以下に押さえる必要がある。こ
のためには、光学系が垂架されている無限ベルトの伸び
を1μm以下に押さえるとともに、無限ベルトを駆動し
ている部分の無限ベルトとの摩擦を一定にする必要があ
る。しかるに、集光レンズ、スキャンモータM1、反射
ミラーMRからなる光学系は相当な重量を有するととも
に、スキャンモータM1および反射ミラーMRの回転に
よるイナーシャをも有する。したがって、無限ベルトの
伸びおよび摩擦を前記の如く維持するには、相当の困難
がある。このため、図8に示す露光装置においては頻繁
にベルトの張力の調整等のためのメインテナンスがなさ
れている。
【0009】なお、図8に示す露光装置において、図9
に示す方法によりスキャンモータM1を駆動させた場合
は、1画素のサイズを100μmx100μmとすれ
ば、ライン数は4500本(450mm/100μm)
となる。ここで、フィルム全体の露光時間を10秒とす
ると、1ライン当たりの露光時間は約2.2ミリ秒(1
0秒/4500ライン)となる。また、レーザ光線が回
転される部分の1/3により露光がなされるとすると、
スキャンモータMRの一回転に要する時間は約6.6ミ
リ秒となる。すなわち、1秒間に約151回転させる必
要がある。これをRPMに換算すると9060RPMと
なる。したがって、図9の方法によりスキャンモータM
1を回転させると9000RPMもの高速で回転させな
ければならないという問題の他に、その回転部分の1/
3しか利用できないという本質的な欠点もある。
【0010】また、図10に示す方法によりスキャンモ
ータM1を駆動させた場合には、往復動によるイナーシ
ャが発生するので、精度を確保するのがより一層困難と
なる。また、往復動のため往路で露光し復路で露光しな
いため、動作部分の半分しか利用できないという本質的
な欠点もある。
【0011】図11に示す露光装置を用いた場合には、
スキャナモータの回転軸先端部に多面体ミラーを取り付
ければ、前述の問題は殆ど解消できるが、基材として板
厚が0.15mmのニトロセルロースフィルムやポリエ
ステルフィルムを用いているフィルムをドラムに巻き付
けて真円とするには、フィルムの両端部を完全に押さえ
つける必要がある。そのため、その押さえつけられた部
分は露光できず、フィルムの有効利用面積が減少すると
いう問題がある。その上、この露光されない部分は現像
後白抜きとなるので、フィルムに撮影された画像が見に
くくなるという問題もある。
【0012】図12に示す露光装置を用いた場合には、
図11に示す装置と同様に、図8に示す装置におけるよ
うな問題はないが、実用上問題のない画像を得るために
は、ローラーで均一にフィルムを送り出す必要がある。
このためには、フィルムの厚さを均一にし、しかもロー
ラーの太さおよびローラーによる挾み込み荷重も均一に
しなければならない。しかしながら、フィルムの厚さに
はむらがあり、またローラーの加工精度からローラー径
を均一にするのは難しいことや軸受の製作精度からフィ
ルムを均一な挾持力で保持するのは難しい。さらに、フ
ィルムをローラーで挾持した場合に弾性変形をするが、
その変形も均一にはおこらない。そのため、ローラーで
送り出されるフィルムには片送りが発生したりフィルム
表面に微小な凹凸が発生するため、所望の精度の画像が
得られないという問題がある。
【0013】なお、図11乃至図12に示す露光装置に
おいては、多面体ミラーの回転による風が露光装置内の
壁等から反射して多面体ミラーに不規則に衝突するため
に、回転軸が不規則に振れ、画像に乱れが生ずるので、
この画像の乱れを補正するために特別の補正機構が必要
になるという問題もある。
【0014】本発明者等は、かかる従来技術の問題点に
鑑み、既に、投光手段(例えばレーザ装置)と、回転多
面体反射手段(例えばポリゴンミラー)と、光偏向・集
光手段(例えばfθレンズ)と、光学系保持手段と、回
動手段と、フィルム保持手段とを備え、前記投光手段が
平行光線を照射し、前記回転多面体反射手段が、前記投
光手段からの平行光線を前記光偏向・集光手段を介して
前記フィルム保持手段に保持されているフィルムに反射
し、前記光学系保持手段が、前記投光手段と前記回転多
面体反射手段と前記光偏向・集光手段とを一体的に保持
し、前記フィルム保持手段が、円弧状に形成されたフィ
ルム保持面を有し、前記回動手段が前記光学系保持手段
を所定範囲で回動させ、それにより前記フィルム保持面
に保持されているフィルムの所定範囲が露光されてなる
ことを特徴とする写真再生装置の露光装置を提案してい
る(平成4年特許願第303104号)。
【0015】この写真再生装置の露光装置においては、
回転多面体反射手段やフィルム保持手段の位置調整を容
易にするために、回転多面体反射手段の1反射部材の露
光可能範囲が、フィルム保持手段に保持されているフィ
ルムの幅よりも広く設定されている。
【0016】したがって、投光手段からの照射を適当に
調整しないと、フィルム保持手段等からの反射光によ
り、フィルムに無用の露光がなされる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、本発明者等
が既に提案している写真再生装置の露光装置における前
記問題点を解決すべく、フィルム保持手段に保持されて
いるフィルムに無用な露光をすることなく、フィルムの
所望範囲に所定の露光がなしえる写真再生装置の露光制
御装置を提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、投光手段と、
回転多面体反射手段と、光偏向・集光手段と、前記投光
手段、回転多面体反射手段および光偏向・集光手段から
なる光学系を保持する光学系保持手段と、前記光学系保
持手段を回動する回動手段と、フィルム保持用円弧面を
有するフィルム保持手段とを備えてなる電気処理濃淡写
真再生装置の露光制御装置であって、前記露光制御装置
が、第1光検知手段と、第2光検知手段と、回転多面体
反射手段用位置検出手段と、回動手段用姿勢検出手段と
を有し、前記第1光検知手段により、前記投光手段から
の照射光強度が検知され、前記第2光検知手段により、
前記フィルム保持手段に保持されているフィルムの露光
開始位置が検知され、前記回転多面体反射手段用位置検
出手段により、前記回転多面体反射手段の各反射部材の
少なくとも前端部が検出され、前記回動手段用姿勢検出
手段により、前記回動手段の姿勢が検出され、前記露光
制御装置が、前記第1光検知手段、第2光検知手段、回
転多面体反射手段用位置検出手段および回動手段用姿勢
検出手段からの入力信号に基づき、前記投光手段の光照
射を制御することを特徴とする写真再生装置の露光制御
装置に関する。
【0019】本発明においては、前記露光制御装置によ
り、前記回転多面体反射手段の反射部材の前端部が、前
記投光手段の光軸上に到達した時点において、前記投光
手段の照射が開始され、前記投光手段からの照射光が、
前記フィルム保持手段に保持されているフィルムの所定
範囲を露光している間、前記照射光の強度が画像信号に
比例するよう調整され、前記投光手段からの照射光によ
り、前記フィルムの所定範囲が露光されてから所定時間
経過後、次の反射部材の前端部が、前記投光手段の光軸
上に到達するまで、前記投光手段の光照射が停止される
のが好ましい。
【0020】また、本発明においては、前記投光手段に
よる照射の開始、前記照射光の強度の調整および照射の
停止が、回動手段の姿勢の変化に追従して繰り返され、
それにより前記フィルムの所望領域が露光されるのが好
ましい。
【0021】
【作用】本発明の写真再生装置の露光制御装置は、前記
の如く構成されているので、フィルムの所定範囲に電気
処理濃淡写真の再生像を形成できるとともに、フィルム
への無用の露光が防止される。
【0022】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら本発明を実施
例に基づいて説明するが、本発明はかかる実施例のみに
限定されるものではない。
【0023】図1は本発明の一実施例のブロック図、図
2は本発明が適用される露光装置の概略図、図3は同露
光装置の光軸とフィルム保持手段の円弧状フィルム保持
面の曲率中心(回動中心と一致している)との位置関係
の説明図、図4は同露光装置の回転多面体反射手段の1
反射部材の露光可能範囲とフィルムの必要露光範囲との
関係を示す説明図、図5は投光手段に適用されるフィー
ドバック制御の説明用ブロック図、図6は同フィードバ
ック制御に用いられている第1光検知手段の特性図、図
7は本発明による露光制御の一例のグラフである。図に
おいて、1は露光制御装置、2は第1光検知手段、3は
第2光検知手段、4は回転多面体反射手段用位置検出手
段、5は回動手段用姿勢検出手段、6は入力インターフ
ェース、7はマイコン、8は出力インターフェース、9
は投光手段、10は回転多面体反射手段、11は回動手
段、Fはフィルムを示す。
【0024】図1にその構成のブロック図が示されてい
る、本発明の一実施例の露光制御装置1は、投光手段9
の照射光の強度を検知する第1光検知手段2と、フィル
ム保持手段12に保持されているフィルムFの露光開始
位置を検知する第2光検知手段3と、回転多面体反射手
段10の各反射部材の位置を検出する回転多面体反射手
段用位置検出手段4と、回動手段11に保持されている
光学系保持手段13の姿勢を検出する回動手段用姿勢検
出手段5をセンサとして有している。これらの各センサ
からの信号は、入力インターフェース6を介してマイコ
ン7に入力される。マイコン7では後述する演算処理が
なされて、投光手段9、回転多面体反射手段10、回動
手段11への制御信号が生成される。この生成された制
御信号は、出力インターフェース8を介して、投光手段
9、回転多面体反射手段10、回動手段11に入力さ
れ、それらの動作を制御する。
【0025】第1および第2光検知手段2、3として
は、例えばフォトダイオードが用いられる。
【0026】回転多面体反射手段用位置検出手段4とし
ては、例えば回転多面体反射手段10の駆動部に設けら
れたエンコーダが用いられる。
【0027】回動手段用姿勢検出手段5としては、例え
ば回動手段11の駆動部に設けられたエンコーダが用い
られる。
【0028】入力インターフェース6、マイコン7およ
び出力インターフェース8としては、従来よりマイコン
応用制御に用いられているものが好適に用いられる。し
たがって、その構成の詳細な説明は省略する。マイコン
7のROM(図示せず)には、下記制御動作に必要なプ
ログラムが予め格納され、またRAM(図示せず)に
は、各センサからの検出結果が一次的に格納される。マ
イコン7は、制御信号の調整を図るためのクロック(図
示せず)も有している。
【0029】次に、このように構成された露光制御装置
1による露光制御について、図2乃至図7を参照しなが
ら説明する。
【0030】(1)回転多面体反射手段用位置検出手段
4は、例えば回転多面体反射手段の反射部材(図7にお
ける第1ミラー)の前端部が、投光手段9の光軸上に到
達したことを検出すると、入力インターフェース6を介
してその検出結果をマイコン7に入力する。
【0031】(2)マイコン7は、この入力信号に応じ
て、そのROMに予め格納されている制御プログラムに
基づいて、投光手段9への照射開始信号を生成する。
【0032】(3)この生成された照射開始信号は、出
力インターフェース8を介して、投光手段9へ入力され
る。
【0033】(4)投光手段9は入力された照射開始信
号に基づいて照射を開始する(図7参照)。
【0034】この投光手段9から照射された光は、回転
多面体反射手段10の反射部材により反射された後、光
偏向・集光手段14を通ってフィルム保持手段12に到
達する(図2参照)。ここで、この照射光の光軸はフィ
ルム保持手段12の円弧状のフィルム保持面12aの曲
率中心(回動手段の回動軸中心とも一致している)Oと
は、距離d隔たった位置にあり、曲率中心Oを通らない
ので、フィルム保持手段12に到達した光は、図3に示
すように反射し、再び投光手段9に戻ることはない。し
たがって、投光手段9に、例えば戻り雑音の問題を生ず
ることはない。そのため、戻り雑音の処理のための特別
の構成を設ける必要がない。
【0035】(5)回転多面体反射手段10の反射部材
の回転に伴い、投光手段9からの照射光は、図4の矢印
に示す方向に移動する。そして、照射光がフィルムFの
端部Faに到達すると、そのことが、第2光検知手段3
により検知される。
【0036】(6)第2光検知手段3は、照射光が入力
された結果生成される検知信号を、入力インターフェー
ス6を介してマイコンに7に入力する。
【0037】(7)マイコン7は、第2光検知手段3よ
り信号が入力されると、ROMに格納されている制御プ
ログラムにより、投光手段9へ入力インターフェース6
を介して入力されている画像信号に比例した強度を有す
る光を照射するため、画像信号が重畳された制御信号を
生成する。
【0038】(8)マイコン7により生成された、この
画像信号が重畳された制御信号は、出力インターフェー
ス8を介して、投光手段9へ入力される。
【0039】(9)投光手段9は、入力された制御信号
に基づき、照射光の強度を調整する。この照射光の強度
は、第1光検知手段2により検知され、入力インターフ
ェース6を介してマイコン7にフィードバックされてい
る。図5はこのフィードバック制御系の説明図である。
【0040】図5において、増幅器の増幅度をA、投光
手段9の特性係数をQ、第1光検知手段2の特性係数を
kとすれば、この増幅器の入力Ei と出力Gi との関係
は、下記式により表される。 Gi =(AQ/(1+kAQ))Ei この式において、Q<<Aとすれば、上記式は、下記の
通りに変形できる。 Gi =(1/k)Ei
【0041】ここで、第1光検知手段の特性を図6に示
すように線型に設定すれば、投光手段9からは、投光手
段9の特性に影響されることなく、常に入力Ei と比例
関係を有する出力Gi が得られる。ここでは、比例定数
は1/kとなっているが、適当な演算処理をすることに
より、Gi をEi に正比例させることもできる。
【0042】(10)マイコン7は、内蔵されているク
ロックにより露光時間をカウントし、フィルムFの所定
範囲が露光されたか否か確認する。
【0043】(11)マイコン7は、フィルムFの所定
範囲が露光されたことを確認すると、投光手段9への制
御信号に対する画像信号の重畳を停止する。
【0044】(12)マイコン7は、投光手段9への制
御信号への画像信号の重畳を停止してから所定時間経過
後に、照射停止信号を生成し、出力インターフェース8
を介して投光手段9に入力する。
【0045】(13)投光手段9は、この照射停止信号
により、次の照射開始信号が入力されるまで、照射を停
止する(図7参照)。
【0046】(14)マイコン7は、投光手段9に次の
ラインの照射を行わすために、回動手段11の回転開始
信号を生成し、出力インターフェース8を介して回動手
段11に入力する。
【0047】(15)回動手段11は、この回転開始信
号により回転を開始する。この回転量は、回動手段用姿
勢検出手段5により検出されている。そして、この検出
値は、入力インターフェース6を介してマイコン7に入
力される。
【0048】(16)マイコン7は、回動手段用姿勢検
出手段5より入力される検出値により、回動手段11
が、所定量回転したか否か確認する。
【0049】(17)マイコン7は、回動手段11が所
定量回転したことを確認すると、回動手段11の回転停
止信号を、出力インターフェース8を介して回動手段1
1に入力する。
【0050】(18)回動手段11は、マイコン7より
入力された回転停止信号により回転を停止する。
【0051】(19)マイコン7は、回転多面体反射手
段用位置検出手段4から、回転多面体反射手段10の次
の反射部材の前端部の検出信号が入力されるまで待機す
る。
【0052】しかして、回転多面体反射手段用位置検出
手段4より、回転多面体反射手段10の次の反射部材の
前端部の検出信号が入力されると、前述の一連の手順が
繰り返される。そして、これが所定回繰り返されて、フ
ィルムの所定領域に電気処理濃淡写真の再生像が形成さ
れる。
【0053】なお、本実施例においては、マイコンを用
いて全てソフトウエアにより制御系を構成したが、制御
系の一部をワイヤードロジック回路により構成すること
もできる。
【0054】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ばフィルム保持手段に保持されているフィルムの所望範
囲が露光できるとともに、投光手段からの無用の照射が
防止されるので、フィルム保持手段等からの反射光によ
り、フィルム保持手段に保持されているフィルムの無用
の露光も防止できる。
【0055】また、投光手段から照射光の光軸がフィル
ム保持面の曲率中心を通らないので、いわゆる戻り雑音
による影響もなく、そのため、戻り雑音防止のための特
段の構成を設ける必要もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】本発明が適用される露光装置の概略図である。
【図3】同露光装置の光軸とフィルム保持手段の円弧状
フィルム保持面の曲率中心(回動中心と一致している)
との位置関係の説明図である。
【図4】同露光装置の回転多面体反射手段の1反射部材
の露光可能範囲とフィルムの必要露光範囲との関係を示
す説明図である。
【図5】投光手段に適用されているフィードバック制御
の説明用ブロック図である。
【図6】同フィードバック制御に用いられている第1光
検知手段の特性図である。
【図7】本発明による露光制御の一例のグラフである。
【図8】従来の露光装置の概略図である。
【図9】同露光装置に用いられている反射手段の一例の
概略図である。
【図10】同露光装置に用いられている反射手段の他の
例の概略図である。
【図11】従来の露光装置の他の例の概略図である。
【図12】従来の露光装置のその他の例の概略図であ
る。
【符号の説明】
1 露光制御装置 2 第1光検知手段 3 第2光検知手段 4 回転多面体反射手段用位置検出手段 5 回動手段用姿勢検出手段 6 入力インターフェース 7 マイコン 8 出力インターフェース 9 投光手段 10 回転多面体反射手段 11 回動手段 F フィルム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投光手段と、回転多面体反射手段と、光
    偏向・集光手段と、前記投光手段、回転多面体反射手段
    および光偏向・集光手段からなる光学系を保持する光学
    系保持手段と、前記光学系保持手段を回動する回動手段
    と、フィルム保持用円弧面を有するフィルム保持手段と
    を備えてなる電気処理濃淡写真再生装置の露光制御装置
    であって、前記露光制御装置が、第1光検知手段と、第
    2光検知手段と、回転多面体反射手段用位置検出手段
    と、回動手段用姿勢検出手段とを有し、 前記第1光検知手段により、前記投光手段からの照射光
    強度が検知され、 前記第2光検知手段により、前記フィルム保持手段に保
    持されているフィルムの露光開始位置が検知され、 前記回転多面体反射手段用位置検出手段により、前記回
    転多面体反射手段の各反射部材の少なくとも前端部が検
    出され、 前記回動手段用姿勢検出手段により、前記回動手段の姿
    勢が検出され、前記露光制御装置が、前記第1光検知手
    段、第2光検知手段、回転多面体反射手段用位置検出手
    段および回動手段用姿勢検出手段からの入力信号に基づ
    き、前記投光手段の照射を制御することを特徴とする電
    気処理濃淡写真再生装置の露光制御装置。
  2. 【請求項2】 前記露光制御装置により、前記回転多面
    体反射手段の反射部材の前端部が、前記投光手段の光軸
    上に到来した時点において、前記投光手段の照射が開始
    され、前記投光手段からの照射光が、前記フィルム保持
    手段に保持されているフィルムの所定範囲を露光してい
    る間、前記照射光の強度が画像信号に比例するよう調整
    され、前記投光手段からの照射光により、前記フィルム
    の所定範囲が露光されてから所定時間経過後、次の反射
    部材の前端部が、前記投光手段の光軸上に到来するま
    で、前記投光手段の照射が停止されることを特徴とする
    請求項1記載の電気処理濃淡写真再生装置の露光制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記投光手段の照射の開始、照射光の強
    度の調整および照射の停止が、回動手段の姿勢の変化に
    追従して繰り返され、それにより前記フィルムの所望領
    域が露光されることを特徴とする請求項2記載の電気処
    理濃淡写真再生装置の露光制御装置。
  4. 【請求項4】 前記光偏向・集光手段から照射される光
    の光軸が、前記フィルム保持手段の円弧状フィルム保持
    面の曲率中心を通過していないことを特徴とする請求項
    1、2または3記載の電気処理濃淡写真再生装置の露光
    制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4記載の露光制
    御装置を有する電気処理濃淡写真再生装置。
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