JPS60156032A - 光プリンタの走査装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は光プリンタの走査装置、特に変調された光ビー
ムを偏向手段によって偏向し、記録材料上に所望文字、
図形等の画像を記録していく光プリンタの走査装置に関
するものでおる。

〔発明の背景技術〕

第１図は、偏向手段として回転多面鏡（以下、ポリゴン
という）を、結像レンズとしてｆ−θレンズを使用した
従来の光プリンタの構成図である。

第１図において、レーザ光源１より出力されたレーザビ
ームは、音響光学系変調器（ＡＯＭ）等の光変調器２に
入力される。前記光変調器２に入力されたレーザビーム
は、情報源３からの画像データに基づい゛た光変調が施
され記録用レーザビームとして出力され・る。前記記録
用レーザビームは、ポリゴン４によって所定幅の走査光
（光ビーム）に変えられ、ｆ−θレンズ７を介して供給
ロール１３から巻取りロール１４に移送される記録材料
８に、矢印で示したような走査線を描いて画像記録を行
なう。前記ポリゴン４は、第１の周波数発振器（ｏｓｃ
）６に予め設定された動作条件としての周波数で動作す
るパルスモータ、サーボモータ等の駆動源５により回転
駆動される。また、前記記録材料８は、ポリゴン４の回
転数に合わせて第２の周波数発振器（Ｏ２０）９に予め
設定された動作条件としての周波数で動作するパルスモ
ータ、サーボモータ等の送り駆動源１０により、矢印で
示すように前記記録用レーザビームの走査方向と直交す
る方向に移送される。

〔従来技術の問題点〕

従来の光プリンタは上記の構成であるので次のような問
題点がある。

偏向された光ビームを記録材料８上に結像するためのｆ
−θレンズ等の結像レンズ７は、製作上の問題として焦
点距離に誤差が生じてしまう。そのため、ｆ−θレンズ
７の焦点距離に合わせてポリゴン４と記録材料８の距離
を設定し、像のボケを解消することが必要であった。し
かし、第２図（ｂ）に示すように所望焦点距離ｆ２、走
査線長Ｌ２に対し、第２図（ａ）に示すように焦点距離
ｆ、（ｆ。

〈ｆ２）のとき、走査線長Ｌ１はＬｌ　（Ｌｚとガリ、
また第２図（Ｃ）に示すように焦点距離ｆｓ　（ｆ３＞
ｆ２）のとき、走査線長Ｌ５はＬ３）　Ｌｚとなってし
まう。

このようにｆ−θレンズ７の焦点距離ｆの誤差によって
生じる走査線長りを補正するために記録材料上で所望走
査線長が得られるようポリゴン４の回転数の補正を行な
うということが考えられる。

これは第３図のように、ポリゴン４の角速度をω、ｆ−
θレンズ７の焦点距離をｆとすると、時刻ｔにおけるポ
リゴン４の回転角θは、θ　＝　ωも で示され、 ポリゴン４が角度θだけ回転したときの光ビームの走査
角は２θとなり、そのときの記録材料８上の走査線長Ｘ
は、 ｘ＝ｒ°２１９　。

＝＝２ｆω、ｔ となる。

今、焦点距離が’＋　＋　ｆ２のｆ−θレンズ、が、そ
れぞれω１．ω２の角速度で回転するときの走査線長Ｘ
１．Ｘ２は、 Ｘ、＝＝２ｆ、ω、ｔ Ｘ２＝２ｆ２ω２も となり、Ｘ、＝Ｘ２　（＝一定）とするためには、２ｆ
、ω、ｔ：２ｆ２ω２ｔ ｆ１ω、二ｆ２ω２（＝一定） が成立すればよい。

ここで、焦点距離ｆ１　＋　ｆ２は製作上変えること−
ができないので、角速度ω１．ω２を変えることによシ
、走査線長を一定に保つことができる。しかし、第４図
（ｂ）に示すように所望走査線長Ｌ２を正しい走査ピッ
チで走査するのに対し、記録材料８の送り速度が一定の
時、前述の如くポリゴン４の回転数を変えて該回転数を
速くすれば、第４図（−）に示すようにビームの走査周
期が短くなり走査ピッチ（ＰＩ＜Ｐ２）は狭くなる。ま
た、回転数を遅くすれば第４図（Ｃ）に示すようにビー
ムの走査周期が長くなシ走査ピッチ（Ｐ３）Ｐ２）は広
くなってしまい、共に画像品質の劣化が生じる。

よって、ポリゴン４０回転数の補正に合わせて、記録材
料８の送り速度も調整する必要があり、従来の光プリン
タではポリゴン用の駆動源６と記録材料用の送り駆動源
１０とを夫々調整しなければならず、その調整も困難で
アり精度も低下するという問題が生じた。

〔発明の目的〕

本発明は上記の点に鑑み、結像レンズの焦点距離の収差
に上り生ずる走査線長の誤差を、偏向手段の動作条件例
えば回転数を変えることにより補正す慝と共に、前記偏
向手段に設けたスリットを検出し、該検出した信号に同
期して記録材料の送りの補正を行なうことで忠実に画像
を再生できるようにした光プリンタの走査装置を提供す
るものである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の実施例を図面について説明する。

第５図は前記第１図と同一の部分に同一の符号を付した
本発明の一実施例を示す構成図である。第５図において
、１１は例えばポリゴン４と同軸に設置したスリット板
、１２は前記スリット板１１に対向配置したスリットを
検出する例えばフォトカブラ等の検出器である。

本発明の実施例は上記の構成からなるもので次にその作
用を説明する。

（１）ｆ−θレンズ等の結像レンズ７の焦点距離に合わ
せてポリゴン４と記録材料８の距離を設定する。

（２）記録材料８上の走査線長が所望の長さとなるよう
に、ポリゴン用の第１の周波数発振器６０周波数を設定
する。

（３）ポリゴン用の駆動源５は前記第１の周波数発振器
６に設定された周波数に従いポリゴン４を回転させる。

（４）キリボッ４０回転と同時にスリット′板１１も回
転する。このスリット板１１上に設けられたスリット１
５は、記録材料用の送シ駆動源１０が１走査の間に所定
ピッチの送りを行なえるだけの数を設ける。この場合、
スリット数Ｓは走査ピッチＰ、ポリゴンの面数Ｎとすれ
ば、５＝ＰＮだけのスリットを設ければよい。

（５）前記スリット板１１の回転に伴い検出器１２はス
リットを検出し、パルス信号を前記記録材料用の送り駆
動源１０に供給する。

（６）前記送り駆動源１０は例えば、前記検出器１２か
らのノズル信号に対して、記録材料８の所定量の送りを
行なっていく。

（７）このように、ポリゴン４の回転数が増減すること
により、記録材料用の送り駆動源１０に供給されるパル
ス信号のタイミングが変化し、ポリゴン４の回転数に合
った記録材料の送り速度に調整することができる。

以上、偏向手段としてポリゴンについて説明してきたが
、本発明では偏向手段として往復運動する鏡を用いるこ
とも可能でおる。

（発明の効果〕 本発明によれば、ポリゴンの回転数だけを変えれば走査
線長の補正ができると共に、ポリゴンの　１回転数を変
えることにより生ずる記録材料送り速度の変動補正が自
動的にできるので、補正が容易かつ正確に行うことがで
き、記録材料上に品質のよい画像を記録できる効果があ
る。

また、走査線長の補正方法として、画像データの書込み
タイミングを変えて記録する補正方法があるが、複数の
光プリンタを用いて並列処理を行なうような場合、画像
データの誓込みタイミングを各々変える変換手段を設け
なければならないので実用的ではないが、本発明では各
々光プリンタの内部で補正を行なっているので、書込み
タイミングを変える必要もなく実用的である。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の光プリンタの構成図、第２図、第４図は
結像レンズの焦点距離の誤差により生ずる問題点を説明
するための図、第３図はポリゴンを説明するための図、
第５図は本発明の一実施例を示す構成図である。 １・・・レーザ光源、２・・・光変調器、３・・・情報
源、４・・・偏向手段、５・・・偏向手段用駆動源、６
・・・偏向手段用周波数発振器、７・・・結像レンズ、
８・・・記録材料、９・・・記録材料送り駆動源用周波
数発振器、１０・・・記録材料送り駆動源、１１・・・
スリット板、１２・・・検出器。 特許出願人　株式会社　与　研 ｌＬ、、：、’、’ｊ ！ 第４図 （ａ）（ｂ） （（ｊ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）変調された光ビームを偏向手段によって偏向し、
   記録材料上に文字・画像を記録していく光プリンタにお
   いて、前記偏向手段を動作させる駆動源と、前記駆動源
   の動作条件を前記記録材料上における所望走査線長が得
   られるように設定する周波数発振器と、前記偏向手段と
   共に動作するスリット板と、前記偏向手段の動作に伴っ
   て前記スリットを検出する検出器と、前記検出器で検出
   した信号に同期して駆動し前記動作条件の変更補正に伴
   ない送りピッチを自動的に補正する前記記録材料の送り
   駆動源とから々ること全特徴とする光プリンタの走査装
   置。
2. （２）前記スリット板に１走査の間に１記録材料を所望
   走査ピッチだけ移動させる数のスリットを配したことを
   特徴とする特許請求の範囲第１項記載の光プリンタの走
   査装置。