JPH0616739B2 - 穀類の連続処理装置における定量排出装置 - Google Patents

穀類の連続処理装置における定量排出装置

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JPH0616739B2
JPH0616739B2 JP1170835A JP17083589A JPH0616739B2 JP H0616739 B2 JPH0616739 B2 JP H0616739B2 JP 1170835 A JP1170835 A JP 1170835A JP 17083589 A JP17083589 A JP 17083589A JP H0616739 B2 JPH0616739 B2 JP H0616739B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、米,麦その他の原料穀類を蒸しその澱粉粒の
α化を連続的に行うようにした縦型の穀類の連続処理装
置において、蒸した穀粒を定量で連続的に排出するため
に用いられる定量排出装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、縦型の連続処理装置として用いられる蒸し器で、
蒸された穀類の排出に当っては、蒸し槽の下部の排出口
に、水平方向に移動して該排出口を開閉するようにした
シャッター状の通常ダンパー型式と呼ばれるもの、若し
くは蝶番を用いた片開き又は両開きの扉形式のものが、
排出量を加減するために用いられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
このような型式のものを用いて穀類の性質や蒸し時間な
どに応じて排出量を加減するとき、蒸された穀類の排出
状態を均一に保つことは困難で確実に所定量を維持して
排出することはできず、排出状態は不安定で断続的であ
り、そのため蒸し槽内を下降する穀類に対する蒸し時間
も一定せず、品質も均一化することは不可能であった。
また、作業中のある時点での出来上り量の表示をするこ
とが出来ず、所定作業量の終了に際しての報知も不可能
であり、処理装置から次工程への供給も均一に安定して
行うことは出来なかった。従って、断続的に排出されて
くる蒸された穀類を次工程へ送り出すに当っては、人手
によりこれをほぐして均一化を行う作業が不可欠でもあ
った。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであって、原料
穀類の性質や蒸し時間に対応して原料穀類を蒸したと
き、定量を保って連続的に均一に排出することができる
とともに、作業途中の出来上り量を知ることができ、ま
た、所定作業量が終了したとき之を知ることも可能であ
り、品質が均一で製造コストも低減化することのできる
穀類の連続処理装置における定量排出装置を提供するこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明の定量排出装置にお
いては、ホッパー状の縦型の蒸し槽の下部で、作業スタ
ート時に穀類を槽内に保持するとともに、蒸し終った穀
類を下方に排出するために設けられた排出口開閉手段の
下方に、外周方向にのびる複数枚の羽根を備えた所定長
の軸線が平行である一対の羽根車を少くとも一組、その
対向する羽根車の羽根の先端の軌跡がほぼ接するように
水平に配設して、該羽根の先端が該羽根車の軸心間を結
ぶ面を通過して下方に向うように、且つ、回転速度を調
節できるようにして同一速度で相互に逆回転せしめると
ともに、該一対の羽根車の上方の左右両側に、各羽根車
の羽根の先端の軌跡の上縁部に向けて蒸された穀類を誘
導するためのガイド部材を設けて、該穀類を下方へ排出
するように構成されている。
上記対向する羽根車の逆回転は、それぞれの羽根車の羽
根の先端が、対向する羽根車の羽根の中間に位置しなが
ら羽根車の軸心間を結ぶ面を通過して下方に向うような
構造にすることが後記する理由により望ましい。
また、羽根車とガイド部材とよりなる定量排出部は、穀
類の連続処理装置の機械本体に対して水平方向に移動出
来るように配設することが有利である。
また、羽根車に対し蒸した穀類を誘導するガイド部材
は、これを中空の2重壁に形成してその内部に蒸気等の
熱媒を供給出来るようにするとよい。
さらに、羽根車の回転速度の調節は、操作盤上に回転速
度調整用の変速ノブを設けて、この操作により速度調整
装置を介して蒸し時間を設定表示して羽根車を駆動する
ようにするとともに、羽根車の回転数をデジタル表示装
置により積算表示することが効果的である。
この場合、予め羽根車の所要回転総数を設定できるよう
にして、該設定値に達したとき警報を発生するようにす
るとよい。
〔作用〕
上記のように、穀類の連続処理装置の縦型の蒸し槽の下
部に槽の大きさ(能力)により2軸一対の羽根車を一組
乃至複数組配設すると、作業開始時においては、蒸し槽
下部の閉じられた排出口開閉手段を開くことにより、蒸
された穀類はガイド部材に案内されて羽根車の羽根の回
転軌跡の上縁部に誘導され、同一速度で互いに逆方向に
回転している羽根車の羽根により該一対の羽根車の中間
に抱き合わされた状態で該穀類は送り込まれ、該羽根車
は等速回転しているので常に一定状態で下方に排出せし
められる。作業中、連続処理装置の蒸し槽の上方から逐
次連続的に浸漬した原料穀類が投入されるので、該穀類
は蒸されて上記のようにして連続的に下方へ強制排出せ
しめられる。この場合、羽根車の回転数(単位時間当
り)を調整することにより蒸し槽内での穀類の滞留時間
を自由に決めることができる一方、強制排出のため蒸し
槽内での穀類の流れつまり移動中の滞留時間を常に一定
にすることができ、原料穀類の種類,性質に対応せしめ
ることができる。
上記において、羽根車の羽根の先端が対向する羽根車の
羽根の中間に位置して羽根車の軸心間を結ぶ面を通過し
て下方に向うようにすると、それぞれの羽根車の対向す
る羽根の間で穀類が圧縮されるのを防止することかでき
る。
また、ガイド部材を2重壁の中空に形成してその内部に
蒸気等の熱媒を送ることにより、ガイド部材は保温され
てその表面に結露現象を起すことは防止され、蒸し後の
穀類に結露による影響を減少乃至解消することができ
る。
一方、羽根車の回転速度を変速ノブで調整することによ
り蒸し槽を通過する原料穀類の蒸し時間が設定表示さ
れ、容易に所望の送り速度で最適の蒸し状態で作業を行
うことができ、デジタル表示手段により随時その時点で
の総排出量を知ることができる。この場合、デジタル表
示手段に総蒸し量の設定ができるようにして排出量(回
転数で換算)が設定値に達したとき警報手段を作動せし
めるようにすると、其の工程の作業終了時点を自動的に
知られせてくれる。
〔実施例〕
本発明の実施例を添付の図面に基いて説明する。
図面は、本発明の定量排出装置を縦型の穀類の連続処理
装置に適用したものについて示している。
穀類の連続処理装置は、所定は処理能力に応じた内容積
を有する円筒形のホッパー状の縦型蒸し槽(1)が機台(5)
上に設置せられ、浸漬した米,麦その他の原料穀類を上
方から図示しないベルトコンベヤ等を用いて該槽(1)内
に投入するようになっている。
該蒸し槽(1)には該槽(1)を囲撓して上下2ケ所適当な間
隔をおいて所定位置に鉢巻状に蒸気室(2),(2)が形成さ
れ、上下の該蒸気室(2),(2)にはそれぞれ蒸気送入口(3
1),(31)(第2図参照)が所定位置に設けられ、該蒸気
室(2),(2)の内側の蒸し槽(1)の外壁には図示しないが
所定巾のパンチングメタル部が形成され、前記蒸気送入
口(31),(31)から所定圧,所定温度の蒸気を該蒸気室に
送り槽(1)内に蒸気を吹き込むようになっている。下方
の蒸気室(2)には、前記蒸気送入口(31)と直角方向に、
蒸気送入口(32)とドレン排出口(32′)とが該蒸気室(2)
を貫通して蒸し槽(1)の内部中央に図示しないが垂直方
向に配設されて外周がハンチングメタルで形成された中
筒に連結され、蒸し槽(1)内中央からも蒸気を槽(1)内の
下方に送り込むようになっている(該中空の構成は先は
本出願人が提案し既に特許され公知のものである。)ま
た、蒸気室(2),(2)内で凝結したドレンはドレン管(4)
より外部に排出するようになっている。ホッパー状の蒸
し槽(1)の下部の排出口(1a)には、ダンパー型式のシャ
ッタ板(6),(6)が対向して水平方向に摺動自在に該排出
口(1a)を開閉できるように設けられており、機台(5)正
面左右に付設された一対のハンドル(7),(7)を回動せし
めることにより、ハンドル軸(7a)から図示しない傘歯車
を介して、機台中央に水平方向に配設された送りねじ
(8),(8)を回動せしめ、端部材に雌ねじ部材(8b)を固着
されたシャッタ板(6),(6)をそれぞれ移動させることが
できる(第1図,第2図参照)。該シャッタ板(6),(6)
の摺動挿入位置の下方には、蒸気排出口(1a)に対応し
て、下降する穀類の通路を囲撓するごとく外周部ガイド
部材(10)が設けられ、該ガイド部材(10)の開口中央部に
は、該通路を二分して中央ガイド部材(9)が架設され、
後述する左右各一対の定量排出用羽根車(11),(11),(1
1),(11)の上方に蒸された穀類を案内するようになって
いる。これらガイド部材(9),(10)は、それぞれ内部が
中空の2重壁に形成され、作業中は蒸気等の熱媒を配管
(9b),(10b)などを通して内部に送り、該ガイド部材を
加温し表面の結露を防ぐようになっている。また、該ガ
イド部材(9),(10)の案内壁面(9a),(10a)は後述する羽
根車(11)の軸線を通る垂直面より約30゜、対向する一
対の羽根車(11),(11)の外方向へ傾斜して形成され、そ
れより上方の部分へは蒸された穀類が羽根車(11)の羽根
(11a)部分に載らないようになっている(第3図参
照)。該ガイド部材(9),(10)の下方には、中央ガイド
部材(9)を挟むように左右各一対の対向する定量排出用
の羽根車(11),(11),(11),(11)が、それぞれ、円周を
5等分して外周方向へ伸びる5枚の羽根(11a)を備え、
上記槽の排出口(1a)の開口寸法に対応する所定長に形成
されて、軸線が平行に且つ対向する羽根車の羽根(11a)
の先端の軌跡がほぼ接するように水平に配設され、該羽
根の先端が該羽根車の軸心間を結ぶ面を通過して下方に
向うごとく同一速度で相互に逆回転するように移動フレ
ーム(14)(第2図参照)に軸支され、該移動フレーム(1
4)に固着されたガイド部材(9),(10)とともに定量排出
部を形成している。また、左右各一対の羽根車(11),(1
1),(11),(11)はそれぞれ各軸(11b)端部に歯車(203)が
固着されて相互にギヤ連結され、その一端の羽根車(11)
に固着された歯車(203)は、作業位置において機台(5)上
に配設された駆動モータ(16)から、パイロットモータ(1
7)に変速される無断変速機(18),減速機(19),駆動歯車
(201),移動フレーム上の遊歯車(202)を介して駆動さ
れ、相互に逆回転するようにしている。また、前記ガイ
ド部材(9),(10)及び羽根車外周のホッパー(12)も共に
移動フレーム(14)に固着され、移動フレーム(14)の対向
する一対の脚部下面にはフレーム移動の小車輪(14a)が
それぞれ2ケ宛取付けられて機台(5)及び引出部フレー
ム(22)の所定位置に敷設されたレール(21)上を移動でき
るようになっている。この1ブロックとなった定量排出
部の直下には下部ホッパー(13)が内側移動フレーム(15)
に懸架状態で取付けられており、該内側移動フレーム(1
5)にも前記移動フレーム(14)と同様に小車輪(15a)が取
付けられて前記レール(21)内側に設けられたレール(2
1′)上を移動できるようになっている。このようにする
ことにより作業終了後の洗浄に際して1ブロックである
羽根車部分の定量排出部及び下部ホッパーをそれぞれ横
方向に引出部フレーム(22)上に移動せしめてその位置に
て羽根車(11)等を取外して洗滌することができる。
定量排出用羽根車(11)の駆動は駆動モータ(16)により行
うが此の駆動制御は次のようになっている。すなわち、
図示しない操作盤に設けられた羽根車回転数(単位時間
当り)調整用の変速ノブ(23)の操作により回転数自動調
整器(オートレータとも称する)(24)で速度設定を行う
と該回転数自動調整器 (24)での回転数信号を原料穀類が蒸し槽内を通過する時
間に換算して通過時間計(25)に蒸し時間が表示されるよ
うになっており、設定された速度に応じてパイロットモ
ータ(17)は駆動され、該パイロットモータ(17)により無
段変速機(18)は制御駆動されて変速され減速機(19)によ
り減速して羽根車(11)は設定回転速度で回転する。この
とき、駆動モータ(16)の変速された回転信号をマグネッ
チックセンサ(26)で読取り、該読取信号を回転数自動調
整器(24)にフィードバックして、駆動モータが速度変動
を起したとき自動的に設定速度に調整して回転するよう
にしている。駆動モータ(16)から無段変速器(18),減速
機(19)を経て減速した回転(羽根車の回転に該当)の信
号は近接センサ(27)によりこれを検知して、該検知信号
を図示しない操作盤上に配設された羽根車回転数カウン
タ(28)に送り羽根車の回転数が積算されて該カウンタ(2
8)にデジタル表示される。該カウンタ(28)は、作業量に
応じた羽根車(11)の回転数総量を、操作盤上の押釦によ
る回転数設定表示器(29)でデジタル選定表示できるよう
になっており、この総量設定を行うと、前記カウンタ(2
8)からの回転信号が積算され、設定総量に達すると、総
量終了は検出されて総量済信号によりブザー(30)は作動
し、其の工程の作業終了を自動的に知らせるようになっ
ている(第4図参照)。
本発明の定量排出装置を備えた穀類の連続処理装置で
は、蒸し作業に先立ち事前に、操作盤上の変速ノブ(23)
を回して使用する原料穀類に合せて羽根車の回転数(単
位時間当り)を調整し該穀類の蒸し槽(1)内での滞留時
間を設定するとともに、総蒸し量をカウンタ(28)に付設
され総量設定表示器(29)に押釦により回転数総量を設定
表示しておく。次いで作業スタート時に機台(5)の左右
両側のハンドル(7),(7)を操作してホッパー型蒸し槽
(1)の下部の排出口(1a)下部の左右一対のシャッタ板
(6),(6)を閉鎖状態とし、蒸し槽(1)上方から図示しな
いコンベヤで浸漬された米麦などの原料穀類を投入し、
上下の蒸気室(2),(2)外部の各蒸気送入口(31),(32)か
ら蒸気を蒸し槽(1)内に送り込んで原料穀類を蒸し、所
定時間蒸し槽(1)内に於いて蒸した後蒸し槽(1)下端開口
部(1a)にある一対のシャッタ板(6),(6)をハンドル
(7),(7)を操作して横方向に移動せしめて閉じられた開
口部(1a)を開き、蒸された穀粒を重力により自然落下せ
しめると、予め蒸気を通して加熱されていた中央と外周
部のガイド部材(9),(10)により該穀粒は結露現象の影
響を受けることなく各定量排出用羽根車(11)の上方から
相互に回動する羽根の抱き合う部分に流れるように誘導
案内され、対向して等速回転する羽根車(11),(11)のそ
れぞれの羽根(11a)の間で抱き合わされ乍ら順次連続的
に定量送りされながら下方に円滑に排出されて行く。作
業の進行に伴い蒸し槽(1)上方から原料穀類を逐次追加
投入して行くことにより、該穀類は槽(1)内を連続的に
降下しながら蒸され、前記のようにしてガイド部材を経
て羽根車で強制排出されて行く。この際、作業途中の状
態は、前記カウンター(28)で逐次積算された回転数が表
示されて行くので、これに羽根車の1回転における排出
量を積して蒸し量を算出することができる。(この場
合、回転数に変えて蒸し量を直接表示することも可能で
ある。)また、事前にカウンタ部に押釦により設定した
該工程の総蒸し量に達するとブザーが其の工程の終了を
報知する。
上記実施例においては、対向する羽根車の一対を2組設
け、各羽根車の羽根の枚数をそれぞれ5枚とし、ガイド
部材の案内面の傾斜角を約30゜としたが、これな拘わ
ることなく、要求される処理能力や、原料穀類の種類,
性質,1回の蒸し量などによって、これ等を任意に変更
することが可能であり、羽根車の羽根の形状も穀類の性
質によりそれに合った形状に変更することも勿論可能で
あり、本発明の要旨を逸脱しない範囲内て種々の変更が
あり得ることは勿論である。
〔発明の効果〕
本発明は、以上説明したように構成されているので、以
下に記載されるような効果を奏する。
請求項1記載の発明によれば、本発明の排出装置を備え
た縦型の穀類の連続処理装置で蒸し作業を行う場合、蒸
した穀類を、定量でコンスタントに排出を行うことがで
き、原料穀類の澱粉粒のα化を能率良く行わしめて均一
な蒸し状態の良好な高品質のものを連続的に送り出すこ
とができ、ほぐすなどの蒸し後の労力を大きく省略して
コストダウンに寄与することができる。この場合、羽根
車の回転速度を調整することにより、原料穀類の蒸し槽
内での滞留時間を自由に決めることができ、原料穀類に
応じて最適の蒸し作業を行うことかできる。
請求項2記載の発明によれば、羽根車で穀類を連続的に
排出するに当り、羽根車の羽根の間で穀類が圧縮される
のを防止し、蒸された穀類を良好な状態で円滑に排出せ
しめることができる。
請求項3記載の発明によれば、定量排出部のみをモータ
など駆動系から切離し1ブロックとして連続処理装置本
体から引出し、羽根車を取外すなどして、洗滌を簡単に
行うことができる。
請求項4記載の発明によれば、ガイド部材を加温するこ
とにより、蒸し後の穀類に結露による影響を防止し、良
好な品質状態で排出を行うことができる。
請求項5記載の発明によれば、変速ノブの使用より、簡
単に所望の送り速度を選択して原料穀類に応じた蒸し時
間により最適の蒸し作業を容易に行うことができるのと
ともに、デジタル表示により作業中どの時点でも、それ
までの総排出量を知ることができ、作業の進捗状態を容
易に把握することができる。
請求項6記載の発明によれば、事前に当該作業量を設定
して、作業終了時点は警報により容易に之を知ることが
でき、工程を能率化することができる。
【図面の簡単な説明】
添付図面は、本発明の一実施例を示すもので、第1図
は、本発明の定量排出装置を備えた穀類の連続処理装置
の要部を示す一部縦断側面図、第2図は、第1図のA−
A視による正面図、第3図は、定量排出部の縦断面図、
第4図は、定量排出用羽根車の駆動制御用回路図、であ
る。 (1)……蒸し槽、(1a)……蒸し槽排出口、(5)……機台、
(6)……シャッタ板、(9)……中央ガイド部材、(10)……
外周部材ガイド部材、(11)……羽根車、(11a)……羽
根、(12)……羽根車部ホッパー、(13)……下部ホッパ
ー、(14)……羽根車部移動フレーム、(15)……下部ホッ
パー移動フレーム、(16)……駆動モータ、(18)……無段
変速機、(21),(21′)……レール。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浸漬した原料穀類に蒸気を供給し得るホッ
    パー状の縦型の蒸し装置に用いられる蒸された穀類の排
    出装置であって、蒸し槽下部の排出口の開閉手段の下方
    に、外周方向にのびる複数枚の羽根を有する所定長の軸
    線が平行な1対の羽根車を、少くとも一組、対向する羽
    根車の羽根の先端の軌跡がほぼ接するごとく水平に配設
    して、該羽根の先端が該羽根車の軸心間を結ぶ面を通過
    して下方に向うごとく、回転速度を調節可能に同一速度
    で相互に逆回転せしめるとともに、該一対の羽根車の上
    方には、各羽根車の羽根の先端の軌跡の上縁部に蒸され
    た穀類を誘導するためのガイド部材を設けて該穀類を下
    方へ排出するようにしたことを特徴とする穀類の連続処
    理装置における定量排出装置。
  2. 【請求項2】対向する羽根車の逆回転は、それぞれの羽
    根車の羽根の先端が、対向する羽根車の羽根の中間に位
    置して羽根車の軸心間を結ぶ面を通過して下方に向うご
    とく構成されていることを特徴とする請求項1記載の穀
    類の連続処理装置における定量排出装置。
  3. 【請求項3】羽根車とガイド部材とよりなる定量排出部
    は、処理装置の機台に対し水平方向に移動可能に配設さ
    れることを特徴とする請求項1又は2記載の穀類の連続
    処理装置における定量排出装置。
  4. 【請求項4】ガイド部材は、2重壁に形成され、内部に
    蒸気等の熱媒が供給可能に構成されていることを特徴と
    する請求項1又は2又は3記載の穀類の連続処理装置に
    おける定量排出装置。
  5. 【請求項5】羽根車の回転速度の調節は、操作盤上の回
    転速度調整用の変速ノブにより速度調整手段を介して蒸
    し時間を設定表示して羽根車を駆動せしめるとともに、
    羽根車の回転数を、デジタル表示手段により積算表示す
    るようにしたことを特徴とする請求項1ないし4のいず
    れかに記載の穀類の連続処理装置における定量排出装
    置。
  6. 【請求項6】羽根車の回転数のデジタル表示手段は、予
    め回転総数の設定を可能にするとともに、該設定値に達
    したとき警報手段を作動せしめるようにしたことを特徴
    とする請求項5記載の穀類の連続処理装置における定量
    排出装置。
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JP5953227B2 (ja) 2012-12-27 2016-07-20 株式会社永木精機 掴線器
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