JP3386194B2 - 製茶用の葉打機 - Google Patents

製茶用の葉打機

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、緑茶の加工工程のう
ち、粗揉工程の初期に用いる製茶用葉打機に関する。 【0002】 【従来の技術】緑茶は、蒸熱工程、粗揉工程、中揉み工
程、仕上工程などの各加工工程を経て生産される。蒸熱
工程では、生葉を蒸し、次の粗揉工程では、その蒸し葉
を揉む。葉打機は、この粗揉工程の冒頭に配置され、葉
打胴内で浚い手が回転して、蒸し葉を葉打し、蒸し葉の
水分の除去・乾燥を行い、また、茶温の低下を図ってい
る。 【0003】ところで、葉打機には、従来2種類の形式
があった。すなわち、流動式と回分式である。前者は、
蒸熱工程からコンベアで搬送された蒸し葉を、機枠上部
に設けた投入口から葉打胴内へ連続的に投入し、浚い手
で葉打しながら同時に、葉打胴の取出口側に送り、取出
口から葉打胴下方のコンベア上に連続的に排出し、次の
粗揉機に送る様にしている。一方、後者は、蒸熱工程か
らコンベアで搬送されてくる蒸し葉を、機枠上部に設け
たプールに一旦所定量貯留し、その後、適当なタイミン
グにプールの底面を開放して、貯留した蒸し葉を一挙に
葉打胴内に投入し、所定時間葉打胴内で葉打した後、葉
打胴の底面を開放して、葉打胴内の蒸し葉をコンベア上
に一挙に排出して次の粗揉機等へ送る様にしている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、前者は連続
的に処理するため、多量のものを安定的に生産するには
適しているが、少量生産には乾燥ムラ等を起こし適さな
い。なぜなら、葉打胴内に常時100〜200Kgの蒸
し葉を滞留させながら連続的に処理する関係から、安定
した製茶を得るには1000Kg以上の生葉を必要とす
るからである。一方、後者は反対に、約120Kg程度
の生葉をロット的に処理するため、少量のものを高品質
で生産するのには適しているが、生産能率が悪く、多量
生産には適さない。 【0005】従来、製茶工場では、生産量、目標品質等
を考慮して、前記2種類のうち、いずれか一方の形式を
選択していたのであるが、いずれの形成を選択するにし
ても、目標品質や生産量の変化に十分対応出来なかっ
た。すなわち、前者を採用すれば、「みる芽」などの高
品質の生産や少量の生産に向かなく、また、後者を採用
すれば、多量生産に向かなかったのである。 【0006】本発明はかかる事情に鑑みなされたもの
で、その目的は、生産量の変化に十分対応し得るととも
に、所望の品質に対応し得る葉打機であって、1台の葉
打機にて、量を重視する場合には流動式葉打機として使
用し、小量の場合や品質を重視する場合には回分式葉打
機として使用することができ、汎用性の高い葉打機を提
供することにある。 【0007】かかる目的を達成すべく、請求項1記載の
製茶用の葉打機は、樋状の底面に開閉可能な取出扉を有
する葉打胴と、該葉打胴内に回転可能に配設され茶葉の
送り量を調整する浚い手と、前記葉打胴の長手方向の一
端部側に配設された取出口と、機枠上部の長手方向の略
中央位置に配設されたプールと、機枠上部の長手方向に
おける前記取出口と反対側の他端部側に配設された投入
口と、前記プール及び投入口のいずれか一方に茶葉を投
入する第1の搬送装置と、前記葉打胴の下方に配設され
た第2の搬送装置とを具備し、前記第1の搬送装置で搬
送される茶葉が前記プールに投入されると、前記浚い手
による茶葉の送り量をゼロとしつつ前記葉打胴内の茶葉
を前記取出扉から第2の搬送装置に排出するとともに、
前記第1の搬送装置で搬送される茶葉が前記投入口に投
入されると、前記浚い手によって前記葉打胴内の茶葉を
前記取出口方向に送りつつ当該取出口から第2の搬送装
置に排出することを特徴とする。 【0008】 【0009】 【作用】まず、請求項1記載の製茶用の葉打機によれ
ば、第1の搬送装置を動作させ、この搬送装置で搬送さ
れる茶葉がプールに投入されると、葉打機は回分式葉打
機として動作する。すなわち、第1の搬送装置の動作に
関連して、プールの底板及び葉打胴の取出扉が動作し、
プールに一時貯留された茶葉が葉打胴内に投入されて葉
打されると共に、葉打された茶葉が取出扉から第2の搬
送装置に排出される。 【0010】また、第1の搬送装置を動作させ、搬送装
置で搬送される茶葉が投入口から葉打胴内に投入される
と、葉打胴内の茶葉は、葉打胴内を移動して取出口から
第2の搬送装置に排出され、葉打機は流動式葉打機とし
て動作する。この第2の搬送装置に排出された茶葉は、
次の加工工程である粗揉機の、例えばプールに投入され
る。これにより、第1の搬送装置の動作に関連して、葉
打機が流動式葉打機としても使用できるし、回分式葉打
機としても使用できることになる。 【0011】加えて、請求項記載の製茶用の葉打機に
よれば、第1の搬送装置の動作に関連して、茶葉の送り
量を調整する。つまり、例えば、茶葉がプールに投入さ
れる場合は、茶葉が葉打胴内を移動しないように、浚い
手による送り量をゼロに設定して、葉打胴内の茶葉を取
出扉により第2の搬送装置に排出させる。また、茶葉が
投入口に投入される場合は、茶葉が葉打胴内を移動し得
るように、浚い手による送り量を所定量に設定し、取出
口から第2の搬送装置に排出させる。これにより、流動
式葉打機としても、回分式葉打機としても使用すること
ができる。 【0012】 【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は、本発明に係わる製茶用の葉打機
の概略構成図を示している。図1において、葉打機1
は、その機枠2の上方に配設された水平コンベア3(第
1の搬送装置)と、この水平コンベア3の両端部下方の
機枠2上面に配設されたプール4及び投入口5と、機枠
2内の略中央部分に配設された葉打胴6と、この葉打胴
6の下方に配設された振動コンベア7(第2の搬送装
置)と、水平コンベア3、振動コンベア7等を制御する
制御装置8等からなる。 【0013】水平コンベア3は、一対のローラ10a、
10bと、このローラ10a、10bに巻回された搬送
ベルト11を有し、一方のローラ10aはモータ12に
連結されている。モータ12は、正転及び逆転可能に構
成され、その回転により搬送ベルト11を矢印イ及びロ
方向に回転させ、図示しない蒸し機から垂直コンベア1
3及び水平コンベア14を介して搬送されてくる蒸し葉
T1を搬送する。 【0014】水平コンベア3の一端側下方に配設される
プール4は、機枠2上部の長手方向(図1の矢印イ、ロ
方向)の略中央位置に配設され、その底面には開閉可能
な底板4a、4b(4bは図2参照)を有すると共に、
このプール4には、プール4内に投入された蒸し葉T1
の重量を測定する重量センサ15が設けられている。プ
ール4の底板4a、4bは、後述する如く制御装置8の
制御信号によって両側に開放させられ、プール4内に一
時貯留された蒸し葉T1を葉打胴6内に投入、すなわ
ち、自然落下させる。また、水平コンベア3の他端側下
方には、投入口5が配設されている。この投入口5は、
投入シュート5aを有し、葉打胴6の長手方向の右端上
方に配設される。 【0015】葉打胴6は、図2及び図3に示すように、
多数のスラット状の竹製ダク17を敷き並べた樋状の底
竹部18を有し、この底竹部18の最下部には、長手方
向に沿ってその両側に開閉可能な取出扉18a、18b
が形成されている。葉打胴6の投入口5と反対側の機枠
2の側面(図1参照)、すなわち、葉打胴6の長手方向
の左端部には取出口19が穿設され、この取出口19に
は、適宜の開閉機構(図示せず)によって開閉される開
閉扉20が配設されている。なお、取出扉18a、18
b及び上記の底板4a、4bは、片開きの構成を採用す
ることもできる。 【0016】また、葉打胴6内には、図示しないモータ
によって回転可能な主軸23が配設され、この主軸23
には、複数個の浚い手22と揉み手25がそれぞれ固定
されている。浚い手22は、図3に示すように、例え
ば、プレート24に連接された4本の葉浚い爪24aを
有しており、一対の取付杆26を介して取付ブラケット
27に取り付けられている。取付ブラケット27には、
図4に示すように、2個の長孔28、29が穿設され、
取付杆26の芯部側固定部26aに設けたボルト30が
長孔28に嵌合し、端部側固定部26bのボルト31が
長孔29にそれぞれ嵌合し、それぞれナットで締め付け
固定される。 【0017】葉浚い爪24aと底竹部18との間隔を調
整する場合には、図4に示すように、上記ナットを緩め
て、ボルト30、31を長孔28、29内で移動させ
て、主軸23と一対の取付杆26との取り付け角度を調
整し、再度ナットを締め付ける。これにより、取付杆2
6と主軸23との取付角度が変化し、その結果、葉浚い
爪24aと底竹部18との間隔を調整することができ
る。 【0018】また、葉浚い爪24aは、例えば、両端の
2本がプレート24を屈曲させることにより一体成形さ
れ、内側の2本が別に形成した爪をプレート24に溶接
固定することにより形成されている。そして、プレート
24の長手方向の両端部には、その幅方向に長い長孔2
4bが穿設され(図7参照)、この長孔24bに、取付
杆26の下端のボルト部が挿通し、上下からプレート2
4をナット36a、36bで締付けることによって、プ
レート24が一対の取付杆26の下端に固定される。な
お、このナット36aまたはナット36bを緩めて、取
付杆26の下端をプレート24の長孔24b内で移動さ
せ、その後再度ナット36aまたはナット36bを締付
けることにより、葉浚い爪24aと取付杆26との取付
位置を変更し、以て浚い手22(具体的には葉浚い爪2
4a)と主軸23との取付角度θを、後述する如く調整
することができる。 【0019】葉打胴6には、例えば適宜のバーナ(図示
せず)に連結された熱風胴33が接続され、葉打胴6内
に所定温度の熱風がバーナから熱風胴33を介して供給
される。また、葉打胴6の前面上部には、2個の開閉窓
34が配設され、この開閉窓34から、手を葉打胴6の
上部に差入れ、葉打胴6内を飛散している蒸し葉T1を
サンプリングして、例えば、その品質をチェックする様
になっている。 【0020】葉打胴6の下方に配設される振動コンベア
7は、その下流側が開放された樋状のコンベア本体35
を有している。このコンベア本体35は、その長手方向
の両側上部に顎部35aが形成され、この顎部35a
が、複数個の板バネ42によって取付フレーム43もし
くは床面上に支持されている。コンベア本体35の上流
側は、取出口19の下方に位置し、その下流側は、次の
加工工程である粗揉機37(図1参照)に接続された垂
直コンベア38に連結されている。また、コンベア本体
35の下流側には、コンベア本体35を振動させる駆動
装置44が配設されている。 【0021】駆動装置44は、図3及び図5に示すよう
に、取付台45もしくは床面に固定された取付支柱46
の上面に、モータ取付板47を介して固定されたモータ
48を有している。このモータ48の回転軸48aには
プーリ49が固定され、このプーリ49と偏心軸51に
固定されたプーリ52とがベルト53で連結されてい
る。偏心軸51は、取付支柱46の両側の取付板50に
軸受け(図示せず)を介して回転可能に配設され、その
長手方向略中央位置には、図5に示すように、偏心輪5
4が配設されている。偏心輪54には作業腕55の一端
が固定され、この作業腕55の他端は、コンベア本体3
5の一対の顎部35a間に、軸受け56を介して回転可
能に配設されたシャフト57に連結されている。 【0022】これにより、モータ48が回転すると、ベ
ルト53、偏心軸51、偏心輪54、作業腕55、シャ
フト57等を介して、コンベア本体35が振動、すなは
ち、振動コンベア7が作動することになる。なお、駆動
装置44は、コンベア本体35の下面もしくは側面に作
業腕55の他端を取り付けて、コンベア本体35を振動
させるようにしてもよい。 【0023】制御装置8は、図示しない、CPUを有す
る制御部、茶葉の種類等を入力設定する入力部、処理結
果及び異常発生時にはその状態等を表示する表示部等か
らなる。そして、この制御装置8は、入力部及び重量セ
ンサ15等の各種センサからの入力信号により、水平コ
ンベア3及び振動コンベア7等のモータの駆動を制御す
ると共に、例えばプール4の底板4a、4b、葉打胴6
の取出扉18a、18b及び開閉扉20の開閉機構(い
ずれも図示せず)等の作動を制御する。 【0024】次に、この葉打機1の動作について説明す
る。まず、例えば、葉打する茶葉が「みる芽」である場
合、制御装置8の入力部でその種類もしくは動作パター
ン(回分式)を入力設定すると共に、浚い手22の主軸
23に対する取付角度θを設定する。この角度θは、図
7の実線に示すように、例えば、浚い手22のプレート
24の中心を結ぶ線Lが、主軸23の軸線、すなわち、
送り方向ハと平行(θ=0)になるように設定する。そ
して、葉打機1を作動させると、制御装置8の制御信号
により、モータ12が正転し、水平コンベア3を図1の
矢印イ方向に回転させると共に、主軸23を回転させ、
かつ取出口19の開閉扉20を閉じる。 【0025】水平コンベア3が回転すると、蒸し機で蒸
された蒸し葉T1が、垂直コンベア13及び水平コンベ
ア14で搬送され、水平コンベア3の搬送ベルト11上
に載置される。この蒸し葉T1は、搬送ベルト11上を
移動して、その左端側からプール4内に投入される。プ
ール4内に投入された蒸し葉T1が所定の重量になる
と、重量センサ15がこれを検知し、その信号を制御装
置8に出力する。制御装置8は、この信号により、プー
ル4の開閉機構(図示せず)を作動させて、底板4a、
4bを開放し、プール4内の蒸し葉T1を葉打胴6内に
一挙に落下させる。そして、制御装置8の制御信号によ
って、底板4a、4bを閉じる。 【0026】葉打胴6内に投入された蒸し葉T1は、熱
風胴33から供給される熱風を受けつつ、回転している
浚い手22によって葉打されると共に、揉み手25によ
って底竹部18に押し付けられて揉り込まれる。なお、
この時、葉打胴6内の蒸し葉T1は、浚い手22のプレ
ート24(葉浚い爪24a)が送り方向ハと平行、すな
わち、送り量がゼロに設定されているため、浚い手22
の回転によって取出口19方向に移動することはない。 【0027】蒸し葉T1が葉打胴6内で所定時間葉打さ
れると、制御装置8の制御信号により、底竹部18の取
出扉18a、18bの開閉機構を作動させ、葉打胴6内
の蒸し葉(以下、葉打された蒸し葉を茶葉T2という)
を振動コンベア7のコンベア本体35内に排出する。コ
ンベア本体35に排出された茶葉T2は、その振動によ
り移動し、垂直コンベア38に送り込まれる。この茶葉
T2は、垂直コンベア38及び水平コンベア39で搬送
されて、粗揉機37のプール40に投入され、次の粗揉
工程に送られる。 【0028】そして、制御装置8の制御信号により取出
扉18a、18bを閉じ、プール4内に新たに貯留され
ている次の蒸し葉T1を、上記と同様に葉打胴6内に投
入して葉打する。即ち、例えば、蒸し葉T1が「みる
芽」のように品質を重視する場合には、プール4に投入
された所定量の蒸し葉T1が、ロット処理され、葉打機
1が回分式葉打機として動作することになる。図1の3
点鎖線Aが、この方法による蒸し葉T1及び茶葉T2の
流れを示している。 【0029】一方、葉打する蒸し葉T1が量産品種の場
合は、制御装置8の入力部により、蒸し葉T1の種類も
しくは動作パターン(流動式)を入力設定すると共に、
浚い手24の取付角度θを、例えば13〜20度に設定
する。そして、葉打機1を作動させると、制御装置8の
制御信号により、水平コンベア3が逆方向(図1の矢印
ロ方向)に回転すると共に、取出口19の開閉扉20が
開放する。 【0030】この状態で、垂直コンベア13及び水平コ
ンベア14で連続的に搬送されてくる蒸し葉T1が、水
平コンベア3上を移動して、その右端側下方の投入口5
から葉打胴6内に連続的に投入される。この蒸し葉T1
は、葉打されながら浚い手22により取出口19方向に
送られ、開口されている取出口19から葉打胴6外へ連
続的に排出され、更に振動コンベア7の上流側に連続的
に排出される。この振動コンベア7に排出された茶葉T
2は、上記と同様に、コンベア本体35内を移動し、垂
直コンベア38に送り込まれ、粗揉機37のプール40
に投入される。 【0031】すなわち、量産品種の葉打時には、蒸し葉
T1が、図1の点線Bに示すように、水平コンベア3、
投入口5、葉打胴6、取出口19、振動コンベア7と連
続的に移動し、葉打機1が流動式葉打機として動作する
ことになる。なお、この方法においては、粗揉機37
は、そのプール40の底板が閉じられており、水平コン
ベア39で搬送されてくる茶葉T2が所定量になったこ
とを検知したとき、底板が開放され、所定量の茶葉T2
が粗揉機37内に投入されるように構成されている。 【0032】このように、上記実施例によれば、水平コ
ンベア3の回転を正転もしくは逆転させると共に、浚い
手24の取付角度θを調整し茶葉T2の送り量をゼロも
しくは所定量に設定するため、1台の葉打機1を、回分
式葉打機としても使用できるし、流動式葉打機としても
使用することができ、汎用性の高い葉打機1が得られ
る。これにより、この葉打機1を製茶ラインに設置すれ
ば、一つの製茶ラインで種々の茶葉を葉打し、粗揉する
ことができると共に、一連の粗揉工程を葉打工程で一旦
中断させる必要もなく、粗揉工程全体の処理能力をアッ
プさせることができる。また、一つの製茶ラインに2台
の葉打機を設置する必要もなくなり、設備投資が軽減さ
れる等の経済的効果も得られる。 【0033】さらに、水平コンベア3の駆動、プール4
の底板4a、4b、底竹部18の取出扉18a、18b
及び取出口19の開閉扉20の開閉を、制御装置8によ
って自動的に行うため、切り替え作業等が容易に行なえ
ると共に、その作業時間を短縮させることができ、粗揉
工程のより効率アップが図れる。また、次工程である粗
揉機37にもプール40を配設しているため、葉打機1
と関連してバッチ処理が可能になり、特に品質を重視す
る場合に、より高品質の茶葉を効率良く得ることができ
る。 【0034】なお、上記実施例においては、浚い手24
の取付角度θを手動によって調整したが、例えば浚い手
24のプレート24に適宜の駆動機構を配設し、この駆
動機構を制御装置8の制御信号によって動作させ自動調
整するようにしてもよい。また、上記実施例において
は、底板4a、4b、取出扉18a、18b及び開閉扉
20を、制御信号により自動的に開閉させたが、本発明
はこれに何等限定されず、例えばこれらを予め手動で動
作設定することにより、葉打機1を回分式葉打機もしく
は流動式葉打機として使用することもできる。 【0035】さらに、上記実施例においては、重量セン
サ15の検出信号により、プール4の底板4a、4bを
開閉したが、例えば、所定量の蒸し葉T1がプール4に
投入された場合に、その重量によって底板を開閉する適
宜の構成を採用してもよい。また、上記実施例において
は、葉打された茶葉T2を振動コンベア7によって搬送
したが、例えば、搬送ベルトを有する水平コンベア等の
他の搬送装置で搬送させてもよい。 【0036】また、プール4及び投入口5への蒸し葉T
1の択一的投入も、モータ12の正転及び逆転による方
法に限らず、例えば、プール4及び投入口5にそれぞれ
別個の水平コンベア等の搬送装置を接続し、この搬送装
置に、他の水平コンベア等で択一的に蒸し葉T1を供給
するようにしてもよい。また、上記実施例における水平
コンベア3、葉打胴6、振動コンベア7等の構成も一例
であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種
々変更可能であることはいうまでもない。 【0037】 【発明の効果】以上詳述したように、本発明の製茶用の
葉打機によれば、1台の葉打機を、量を重視する場合に
は流動式葉打機として使用し、小量の場合や品質を重視
する場合には回分式葉打機として使用することができ、
汎用性の高い葉打機が得られる。また、粗揉工程の処理
能力アップや、優れた経済的効果を得ることができる等
の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係わる製茶用葉打機の概略構成図 【図2】同断面図 【図3】同要部の斜視図 【図4】同浚い手の要部側面図 【図5】同振動コンベアの駆動装置の側面図 【図6】同葉浚い爪の取り付け状態を示す要部の断面図 【図7】同浚い手の動作説明図 【符号の説明】 1・・・・・・・葉打機 2・・・・・・・機枠 3・・・・・・・水平コンベア(第1の搬送装置) 4・・・・・・・プール 4a、4b・・・底板 5・・・・・・・投入口 6・・・・・・・葉打胴 7・・・・・・・振動コンベア(第2の搬送コンベア) 8・・・・・・・制御装置 18・・・・・・底竹部 18a、18b・取出扉 19・・・・・・取出口 22・・・・・・浚い手 24・・・・・・プレート 24a・・・・・葉浚い爪 24b・・・・・長孔 25・・・・・・揉み手 27・・・・・・取付ブラケット 28、29・・・長孔 37・・・・・・粗揉機 44・・・・・・駆動装置

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】樋状の底面に開閉可能な取出扉を有する葉
    打胴と、該葉打胴内に回転可能に配設され茶葉の送り量
    を調整する浚い手と、前記葉打胴の長手方向の一端部側
    に配設された取出口と、機枠上部の長手方向の略中央位
    置に配設されたプールと、機枠上部の長手方向における
    前記取出口と反対側の他端部側に配設された投入口と、
    前記プール及び投入口のいずれか一方に茶葉を投入する
    第1の搬送装置と、前記葉打胴の下方に配設された第2
    の搬送装置とを具備し、前記第1の搬送装置で搬送される茶葉が前記プールに投
    入されると、前記浚い手による茶葉の送り量をゼロとし
    つつ前記葉打胴内の茶葉を前記取出扉から第2の搬送装
    置に排出するとともに、前記第1の搬送装置で搬送され
    る茶葉が前記投入口に投入されると、前記浚い手によっ
    て前記葉打胴内の茶葉を前記取出口方向に送りつつ当該
    取出口から第2の搬送装置に排出することを 特徴とする
    製茶用の葉打機。
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