JPH06167174A - サッシの水シール構造 - Google Patents
サッシの水シール構造Info
- Publication number
- JPH06167174A JPH06167174A JP34170592A JP34170592A JPH06167174A JP H06167174 A JPH06167174 A JP H06167174A JP 34170592 A JP34170592 A JP 34170592A JP 34170592 A JP34170592 A JP 34170592A JP H06167174 A JPH06167174 A JP H06167174A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piece
- sash
- projecting piece
- water
- seal
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- Granted
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- Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、サッシと躯体との間の水シールを
完璧なものとし躯体の防腐の完全性を図ることが可能な
サッシの水シール構造を提供する。 【構成】 本発明は、建造物の躯体12に設けた開口1
4の周辺領域に接合片部18を接合してこの開口14を
塞ぐ状態で固定されるサッシ16と前記躯体12との間
の水シールを行う水シール構造に関する。前記サッシ1
6の接合片部18から前記開口14の端面に沿って水の
進入方向に対向する方向に突設した突設片22と、この
突設片22と前記開口14を形成する躯体12の端面と
の間に装着する内部枠体26と、この内部枠体26にお
ける前記突設片22との対向面26aに固着されるとと
もに、前記突設片22の長さ方向に沿って圧接して水の
進入を阻止するシール片32を備えたシール体30とを
具備する。
完璧なものとし躯体の防腐の完全性を図ることが可能な
サッシの水シール構造を提供する。 【構成】 本発明は、建造物の躯体12に設けた開口1
4の周辺領域に接合片部18を接合してこの開口14を
塞ぐ状態で固定されるサッシ16と前記躯体12との間
の水シールを行う水シール構造に関する。前記サッシ1
6の接合片部18から前記開口14の端面に沿って水の
進入方向に対向する方向に突設した突設片22と、この
突設片22と前記開口14を形成する躯体12の端面と
の間に装着する内部枠体26と、この内部枠体26にお
ける前記突設片22との対向面26aに固着されるとと
もに、前記突設片22の長さ方向に沿って圧接して水の
進入を阻止するシール片32を備えたシール体30とを
具備する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建造物の躯体の開口に
取り付けられるサッシの水シール構造に関する。
取り付けられるサッシの水シール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】木造住宅、プレハブ住宅等の建造物にお
いては、浴室やシャワー等の窓を構築するために、建造
物の躯体に窓用の開口を設けるとともに、この開口を窓
用のサッシで塞ぐことが行われる。
いては、浴室やシャワー等の窓を構築するために、建造
物の躯体に窓用の開口を設けるとともに、この開口を窓
用のサッシで塞ぐことが行われる。
【0003】このような窓用のサッシを用いる場合、サ
ッシの隅部と開口を形成する躯体の端面との間の水シー
ルが問題となる。
ッシの隅部と開口を形成する躯体の端面との間の水シー
ルが問題となる。
【0004】従来においては、前記開口に取り付けるサ
ッシの隅部と躯体との間にコーキング材を塗布しシャワ
ー等の跳ね水がサッシの隅部から躯体の端面へと進入す
ることを阻止し、躯体の防腐を図っていた。
ッシの隅部と躯体との間にコーキング材を塗布しシャワ
ー等の跳ね水がサッシの隅部から躯体の端面へと進入す
ることを阻止し、躯体の防腐を図っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の水シール構造の場合、経時的変化等によりコー
キング材に割れ、ひび等が生じた場合、この割れ、ひび
等の部分からシャワー等の跳ね水が躯体の端面へと進入
し、この結果、躯体の一部を腐らせてしまうという問題
があった。
た従来の水シール構造の場合、経時的変化等によりコー
キング材に割れ、ひび等が生じた場合、この割れ、ひび
等の部分からシャワー等の跳ね水が躯体の端面へと進入
し、この結果、躯体の一部を腐らせてしまうという問題
があった。
【0006】そこで、本発明は、サッシと躯体との間の
水シールを完璧なものとし躯体の防腐の完全性を図るこ
とが可能なサッシの水シール構造を提供することを目的
とするものである。
水シールを完璧なものとし躯体の防腐の完全性を図るこ
とが可能なサッシの水シール構造を提供することを目的
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、建造物の躯体
に設けた開口の周辺領域に接合片部を接合してこの開口
を塞ぐ状態で固定されるサッシと前記躯体との間の水シ
ールを行う水シール構造において、前記サッシの接合片
部から前記開口の端面に沿って水の進入方向に対向する
方向に突設した突設片と、この突設片と前記開口を形成
する躯体の端面との間に装着する内部枠体と、この内部
枠体における前記突設片との対向面に固着されるととも
に、前記突設片の長さ方向に沿って圧接して水の進入を
阻止するシール片を備えたシール体と、を具備する。
に設けた開口の周辺領域に接合片部を接合してこの開口
を塞ぐ状態で固定されるサッシと前記躯体との間の水シ
ールを行う水シール構造において、前記サッシの接合片
部から前記開口の端面に沿って水の進入方向に対向する
方向に突設した突設片と、この突設片と前記開口を形成
する躯体の端面との間に装着する内部枠体と、この内部
枠体における前記突設片との対向面に固着されるととも
に、前記突設片の長さ方向に沿って圧接して水の進入を
阻止するシール片を備えたシール体と、を具備する。
【0008】
【作用】上述した構成の水シール構造によれば、躯体に
設けた開口の周辺領域に接合するサッシの接合片部から
前記開口の端面に沿って水の進入方向に対向する方向に
突設片を突設し、この突設片と前記開口を形成する躯体
の端面との間に装着する内部枠体の前記突設片との対向
面に、前記突設片の長さ方向に沿って圧接して水の進入
を阻止するシール片を備えたシール体を固着したもので
あるから、シャワー等の跳ね水が前記サッシの突設片の
領域から躯体の端面側へ進入しようとしても、シール体
のシール片によりこのシール片と突設片との圧接部分か
ら内方への進入が阻止され、これにより、サッシと躯体
との間の水シールを完璧なものとし躯体の防腐の完全性
を図ることが可能となる。
設けた開口の周辺領域に接合するサッシの接合片部から
前記開口の端面に沿って水の進入方向に対向する方向に
突設片を突設し、この突設片と前記開口を形成する躯体
の端面との間に装着する内部枠体の前記突設片との対向
面に、前記突設片の長さ方向に沿って圧接して水の進入
を阻止するシール片を備えたシール体を固着したもので
あるから、シャワー等の跳ね水が前記サッシの突設片の
領域から躯体の端面側へ進入しようとしても、シール体
のシール片によりこのシール片と突設片との圧接部分か
ら内方への進入が阻止され、これにより、サッシと躯体
との間の水シールを完璧なものとし躯体の防腐の完全性
を図ることが可能となる。
【0009】
【実施例】以下に、本発明の実施例を詳述する。
【0010】図1に示す水シール構造10は、建造物の
躯体12に設けた開口14の周辺領域に、接合片部18
を接合して固定部材(ボルトまたは釘)20によりこの
開口14を塞ぐ状態で固定されるサッシ16と、前記躯
体12との間の水シールを行うものである。
躯体12に設けた開口14の周辺領域に、接合片部18
を接合して固定部材(ボルトまたは釘)20によりこの
開口14を塞ぐ状態で固定されるサッシ16と、前記躯
体12との間の水シールを行うものである。
【0011】即ち、水シール構造10は、前記サッシ1
6の各(両側)接合片部18から前記開口14の端面に
沿って水の進入方向に対向する方向に各々突設した突設
片22と、各突設片22と前記開口14を形成する躯体
12の各端面24との間に設置するシャワー室等を仕切
る各(両側)内部枠体26と、各内部枠体26の前記各
突設片22との対向面に接着剤28(図3参照)により
固着されるとともに、前記各突設片22の長さ方向に沿
って圧接して水の進入を阻止するシール片32を備えた
各シール体30とを具備する。
6の各(両側)接合片部18から前記開口14の端面に
沿って水の進入方向に対向する方向に各々突設した突設
片22と、各突設片22と前記開口14を形成する躯体
12の各端面24との間に設置するシャワー室等を仕切
る各(両側)内部枠体26と、各内部枠体26の前記各
突設片22との対向面に接着剤28(図3参照)により
固着されるとともに、前記各突設片22の長さ方向に沿
って圧接して水の進入を阻止するシール片32を備えた
各シール体30とを具備する。
【0012】前記シール体30は、例えば、塩化ビニー
ル等のある程度弾力を有する合成樹脂材料により形成さ
れ、図2に示すように、前記内部枠体26における前記
突設片22との対向面26aに接合する基部34と、こ
の基部34の側面先端部から斜め下方に向けて突設した
シール片32と、基部34の側面の基端部に設けた前記
サッシ16の突設片22の端部22aに係合する係合部
36とを具備している。
ル等のある程度弾力を有する合成樹脂材料により形成さ
れ、図2に示すように、前記内部枠体26における前記
突設片22との対向面26aに接合する基部34と、こ
の基部34の側面先端部から斜め下方に向けて突設した
シール片32と、基部34の側面の基端部に設けた前記
サッシ16の突設片22の端部22aに係合する係合部
36とを具備している。
【0013】次に、前記水シール構造10の作用を図
3、図4をも参照して説明する。
3、図4をも参照して説明する。
【0014】まず、前記サッシ14の各接合片18を固
定部材20により躯体12に取り付けた状態において、
前記内部枠体26における前記各突設片22との対向面
26aに接着剤28によって固着したシール体30のシ
ール片32を、前記突設片22の端部22aに当接させ
て屈曲しつつこの内部枠体26を図3に示す矢印a方向
に押し込む。内部枠体26の端部がサッシ14の突設片
22から側方に突設した位置決め片22bに当接した段
階では、前記シール片32は、図4に示す矢印b方向に
弾性的に変位し、その突出端縁32aが前記突設片22
の内側面に圧接する。また、このとき、シール体30の
係合部36は、前記突設片22の端部22aに係合す
る。
定部材20により躯体12に取り付けた状態において、
前記内部枠体26における前記各突設片22との対向面
26aに接着剤28によって固着したシール体30のシ
ール片32を、前記突設片22の端部22aに当接させ
て屈曲しつつこの内部枠体26を図3に示す矢印a方向
に押し込む。内部枠体26の端部がサッシ14の突設片
22から側方に突設した位置決め片22bに当接した段
階では、前記シール片32は、図4に示す矢印b方向に
弾性的に変位し、その突出端縁32aが前記突設片22
の内側面に圧接する。また、このとき、シール体30の
係合部36は、前記突設片22の端部22aに係合す
る。
【0015】このようなシール構造10によれば、シャ
ワー等の跳ね水が前記サッシ14の突設片22の端部領
域から躯体12の端面24側へ進入しようとしても、シ
ール体30のシール片32によりこのシール片32と突
設片22との圧接部分から内方への進入が阻止され、こ
れにより、サッシ14と躯体12との間の水シールを完
璧なものとし躯体12の防腐の完全性を図ることが可能
となる。
ワー等の跳ね水が前記サッシ14の突設片22の端部領
域から躯体12の端面24側へ進入しようとしても、シ
ール体30のシール片32によりこのシール片32と突
設片22との圧接部分から内方への進入が阻止され、こ
れにより、サッシ14と躯体12との間の水シールを完
璧なものとし躯体12の防腐の完全性を図ることが可能
となる。
【0016】なお、図5に示すように、前記突設片22
の端部から内部枠体26に亘ってコーキング38材を塗
布するようにすれば、より完璧な水シールが可能であ
る。
の端部から内部枠体26に亘ってコーキング38材を塗
布するようにすれば、より完璧な水シールが可能であ
る。
【0017】図6は、シール構造10をサッシ14の上
部及び下部に適用した例を示すものである。
部及び下部に適用した例を示すものである。
【0018】この場合にも、上側、下側の各内部枠体4
0と、サッシ14の突設片22との間に前記シール体3
0を配置することで、各々の水シールを上述した場合と
同様に行うことができる。
0と、サッシ14の突設片22との間に前記シール体3
0を配置することで、各々の水シールを上述した場合と
同様に行うことができる。
【0019】また、下側のシール構造10のみは、前記
コーキング材38を塗布しないようにすれば、水切りの
点で好適である。
コーキング材38を塗布しないようにすれば、水切りの
点で好適である。
【0020】本発明は、上述した実施例に限定されるも
のではなく、その要旨の範囲内で種々の変形が可能であ
る。例えば、シール体30のシール片32の形状、材質
等は前記実施例に限定されず、弾性変形が可能でシール
作用があればよい。
のではなく、その要旨の範囲内で種々の変形が可能であ
る。例えば、シール体30のシール片32の形状、材質
等は前記実施例に限定されず、弾性変形が可能でシール
作用があればよい。
【0021】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、上述した
構成としたので、サッシと躯体との間の水シールを完璧
なものとし、躯体の防腐の完全性を図ることが可能なシ
ール構造を提供することができる。
構成としたので、サッシと躯体との間の水シールを完璧
なものとし、躯体の防腐の完全性を図ることが可能なシ
ール構造を提供することができる。
【図1】本発明の水シール構造の実施例を示す断面図で
ある。
ある。
【図2】本実施例に使用されるシール体の斜視図であ
る。
る。
【図3】本実施例の作用説明図である。
【図4】本実施例の作用説明図である。
【図5】本実施例の水シール構造にコーキング材を付加
した状態の説明図である。
した状態の説明図である。
【図6】本発明の水シール構造の他の実施例を示す断面
図である。
図である。
10 水シール構造 12 躯体 14 開口 16 サッシ 18 接合片部 22 突設片 26 内部枠体 30 シール体 32 シール片
Claims (1)
- 【請求項1】 建造物の躯体に設けた開口の周辺領域に
接合片部を接合してこの開口を塞ぐ状態で固定されるサ
ッシと前記躯体との間の水シールを行う水シール構造に
おいて、 前記サッシの接合片部から前記開口の端面に沿って水の
進入方向に対向する方向に突設した突設片と、 この突設片と前記開口を形成する躯体の端面との間に装
着する内部枠体と、 この内部枠体における前記突設片との対向面に固着され
るとともに、前記突設片の長さ方向に沿って圧接して水
の進入を阻止するシール片を備えたシール体と、 を具備することを特徴とするサッシの水シール構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4341705A JP2574108B2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | サッシの水シール構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4341705A JP2574108B2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | サッシの水シール構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06167174A true JPH06167174A (ja) | 1994-06-14 |
JP2574108B2 JP2574108B2 (ja) | 1997-01-22 |
Family
ID=18348142
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4341705A Expired - Lifetime JP2574108B2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | サッシの水シール構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2574108B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55136861A (en) * | 1979-04-11 | 1980-10-25 | Matsushita Electric Works Ltd | Flat plate type rotor |
-
1992
- 1992-11-27 JP JP4341705A patent/JP2574108B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55136861A (en) * | 1979-04-11 | 1980-10-25 | Matsushita Electric Works Ltd | Flat plate type rotor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2574108B2 (ja) | 1997-01-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960903 |