JPH0612110Y2 - 外壁材の接合構造 - Google Patents
外壁材の接合構造Info
- Publication number
- JPH0612110Y2 JPH0612110Y2 JP1988148556U JP14855688U JPH0612110Y2 JP H0612110 Y2 JPH0612110 Y2 JP H0612110Y2 JP 1988148556 U JP1988148556 U JP 1988148556U JP 14855688 U JP14855688 U JP 14855688U JP H0612110 Y2 JPH0612110 Y2 JP H0612110Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- joint
- wall
- joiner
- side end
- joint joiner
- Prior art date
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- Building Environments (AREA)
- Finishing Walls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、家屋等建築物における外壁材の接合構造に
関し、詳しくは、収縮可能なフレキシブルな外壁材の接
合構造に関する。
関し、詳しくは、収縮可能なフレキシブルな外壁材の接
合構造に関する。
従来、外壁材を横張りした縦ジョイント部での納まり
は、特に鉄骨造物件では第３図のように壁板Ａ、Ａの間
に縦目地ジョイナーＢを嵌合し両壁板Ａ、Ａを下地Ｃ、
Ｃ（図示例は鉄骨）にビス止めＤ…したのちに目地部に
シーリング材Ｅを充填したり、第４図のようにシーリン
グ材Ｅを目地部に充填し、壁板Ａ、Ａの間に屋外側から
縦目地ジョイナーＦを嵌めて下地Ｃにビス止めＤし、そ
れぞれの壁板Ａ、Ａを下地Ｃと縦目地ジョイナーＦの翼
片部ｆとの間に挟持するようにしている。
は、特に鉄骨造物件では第３図のように壁板Ａ、Ａの間
に縦目地ジョイナーＢを嵌合し両壁板Ａ、Ａを下地Ｃ、
Ｃ（図示例は鉄骨）にビス止めＤ…したのちに目地部に
シーリング材Ｅを充填したり、第４図のようにシーリン
グ材Ｅを目地部に充填し、壁板Ａ、Ａの間に屋外側から
縦目地ジョイナーＦを嵌めて下地Ｃにビス止めＤし、そ
れぞれの壁板Ａ、Ａを下地Ｃと縦目地ジョイナーＦの翼
片部ｆとの間に挟持するようにしている。
しかし、前者の接合構造の場合、それぞれ壁板Ａ、Ａは
下地Ｃ、Ｃにビス止めＤ…されているので、壁板の横張
り施工完了後に第３図矢印で示すように壁板Ａ、Ａの収
縮が生じると、ビスによる固定力に抗する無理な力がビ
ス止め部に集中し、壁板Ａのビス止め部でクラックＨが
生じると共に、収縮によるシーリング切れによって防水
性が損なわれる問題があった。
下地Ｃ、Ｃにビス止めＤ…されているので、壁板の横張
り施工完了後に第３図矢印で示すように壁板Ａ、Ａの収
縮が生じると、ビスによる固定力に抗する無理な力がビ
ス止め部に集中し、壁板Ａのビス止め部でクラックＨが
生じると共に、収縮によるシーリング切れによって防水
性が損なわれる問題があった。
また後者の接合構造の場合、壁板Ａ、Ａは単に下地Ｃと
縦目地ジョイナーＦとに挟持されるだけであるから、壁
板Ａ、Ａの収縮を円滑に吸収でき、いわばフレキシブル
な接合構造となっており、クラック発生の問題は無い
が、逆に壁板Ａ、Ａの収縮が自由であるためにシーリン
グ材Ｅの切れが一層大きくなって顕著なシール性破壊が
生じる問題がある。
縦目地ジョイナーＦとに挟持されるだけであるから、壁
板Ａ、Ａの収縮を円滑に吸収でき、いわばフレキシブル
な接合構造となっており、クラック発生の問題は無い
が、逆に壁板Ａ、Ａの収縮が自由であるためにシーリン
グ材Ｅの切れが一層大きくなって顕著なシール性破壊が
生じる問題がある。
さらに壁板Ａ、Ａの収縮が無くとも、この壁板Ａ、Ａの
表面に凹凸模様が施されていると、その模様の凹凸Ｉの
ために縦目地ジョイナーＦ裏面に隙間が出来、雨水が簡
単に縦目地ジョイナーＦを潜って浸入するので、シーリ
ング材Ｅだけでは充分に防水できない問題があった。
表面に凹凸模様が施されていると、その模様の凹凸Ｉの
ために縦目地ジョイナーＦ裏面に隙間が出来、雨水が簡
単に縦目地ジョイナーＦを潜って浸入するので、シーリ
ング材Ｅだけでは充分に防水できない問題があった。
この考案は上記問題点に鑑み、金属のような固い目地ジ
ョイナーと合成ゴムのような弾性に富む目地ジョイナー
とを組み合わせることにより、壁板の収縮が自在なフレ
キシブルな、しかもシール性の高い外壁材接合構造を提
供することを目的としてなされたものである。
ョイナーと合成ゴムのような弾性に富む目地ジョイナー
とを組み合わせることにより、壁板の収縮が自在なフレ
キシブルな、しかもシール性の高い外壁材接合構造を提
供することを目的としてなされたものである。
即ち、この考案の外壁材の接合構造は、側端部２に段状
に接合用突片部３、３を形成した壁板が互いに前記接合
用突片部３、３を突き合わせて配置され、該接合用突片
部３、３間には両側部に翼片部５ｂ、５ｂが折曲形成さ
れた断面「コ」字状をなす内側目地ジョイナー５が、開
放面を前記壁板１、１表面側へ向けて下地面４に固定さ
れ、該下地面４と前記翼片部５ｂとの間に前記接合用突
片部３が挟持されていると共に、弾性を有する外側目地
ジョイナー１０が前記内側目地ジョイナー５の開放面に
嵌合され、該外側目地ジョイナー１０には壁板１、１の
両接合用突片部３、３の突き合わせによってできる前記
壁板１、１の側端部２間の空間に嵌合する延出部１１、
１１が一体に形成され、該延出部１１、１１の弾性によ
り前記壁板の側端部２、２間の目地陥凹部を充填してな
ることを特徴とするものである。
に接合用突片部３、３を形成した壁板が互いに前記接合
用突片部３、３を突き合わせて配置され、該接合用突片
部３、３間には両側部に翼片部５ｂ、５ｂが折曲形成さ
れた断面「コ」字状をなす内側目地ジョイナー５が、開
放面を前記壁板１、１表面側へ向けて下地面４に固定さ
れ、該下地面４と前記翼片部５ｂとの間に前記接合用突
片部３が挟持されていると共に、弾性を有する外側目地
ジョイナー１０が前記内側目地ジョイナー５の開放面に
嵌合され、該外側目地ジョイナー１０には壁板１、１の
両接合用突片部３、３の突き合わせによってできる前記
壁板１、１の側端部２間の空間に嵌合する延出部１１、
１１が一体に形成され、該延出部１１、１１の弾性によ
り前記壁板の側端部２、２間の目地陥凹部を充填してな
ることを特徴とするものである。
次に、この考案の実施例を説明する。
第１図はこの考案の実施例の断面図、第２図は実施例の
要部断面図である。
要部断面図である。
この考案の外壁材の接合構造は、側端部２に段状に接合
用突片部３、３を形成した壁板１、１が互いに接合用突
片部３、３を突き合わせて配置され、該接合用突片部
３、３間には両側部に翼片部５ｂ、５ｂが折曲形成され
た断面「コ」字状をなす内側目地ジョイナー５が、開放
面を前記壁板１、１表面側へ向けて鉄骨支柱等の下地面
４に固定され、下地面４と翼片部５ｂとの間に接合用突
片部３が挟持されていると共に、弾性を有する外側目地
ジョイナー１０が内側目地ジョイナー５の開放面に嵌合
され、外側目地ジョイナー１０には壁板１、１の両接合
用突片部３、３の突き合わせによってできる前記壁板
１，１の側端部２間の空間に嵌合する延出部１１、１１
が一体に形成され、該延出部１１、１１の弾性により前
記壁板の側端部２、２間の目地陥凹部が充填されて構成
されている。
用突片部３、３を形成した壁板１、１が互いに接合用突
片部３、３を突き合わせて配置され、該接合用突片部
３、３間には両側部に翼片部５ｂ、５ｂが折曲形成され
た断面「コ」字状をなす内側目地ジョイナー５が、開放
面を前記壁板１、１表面側へ向けて鉄骨支柱等の下地面
４に固定され、下地面４と翼片部５ｂとの間に接合用突
片部３が挟持されていると共に、弾性を有する外側目地
ジョイナー１０が内側目地ジョイナー５の開放面に嵌合
され、外側目地ジョイナー１０には壁板１、１の両接合
用突片部３、３の突き合わせによってできる前記壁板
１，１の側端部２間の空間に嵌合する延出部１１、１１
が一体に形成され、該延出部１１、１１の弾性により前
記壁板の側端部２、２間の目地陥凹部が充填されて構成
されている。
尚、上記において内側目地ジョイナー５の本体部５ａの
内面には段部９が形成され、外側目地ジョイナー１０の
抜止め用段部とされている。
内面には段部９が形成され、外側目地ジョイナー１０の
抜止め用段部とされている。
上記実施例において内側目地ジョイナー５は金属板の折
曲成形もしくはアルミ軽合金など非鉄金属の押出成形品
とされ、また、外側目地ジョイナー１０は合成ゴムのよ
うな弾性に富む材料により成形される。
曲成形もしくはアルミ軽合金など非鉄金属の押出成形品
とされ、また、外側目地ジョイナー１０は合成ゴムのよ
うな弾性に富む材料により成形される。
尚、各接合用突片部３と翼片部５ｂとの間には第２図に
示すように合成ゴム系の防水シール材７を介在させても
良い。
示すように合成ゴム系の防水シール材７を介在させても
良い。
この考案の接合構造では、それぞれの壁板１、１は内側
目地ジョイナー５と下地面４との挟みつけ力により保持
されているので、収縮が自在なフレキシブル接合となっ
ている。また隣接する外壁材１、１の側端部２、２間に
に圧嵌された弾性のある外側目地ジョイナー１０さらに
は防水シール材７、７によりシール性が好適に確保さ
れ、壁板１の外面にデザイン模様凹凸、デザイン溝１２
等があっても水の浸入は外側縦目地ジョイナー１０によ
って防止される。
目地ジョイナー５と下地面４との挟みつけ力により保持
されているので、収縮が自在なフレキシブル接合となっ
ている。また隣接する外壁材１、１の側端部２、２間に
に圧嵌された弾性のある外側目地ジョイナー１０さらに
は防水シール材７、７によりシール性が好適に確保さ
れ、壁板１の外面にデザイン模様凹凸、デザイン溝１２
等があっても水の浸入は外側縦目地ジョイナー１０によ
って防止される。
さらに第１図の状態から第２図の状態へ外壁材１、１が
収縮して目地間隔が開いても、側端部２、２間に嵌合さ
れている外側目地ジョイナー１０が上記収縮に追随する
ように弾性的に復元変形して拡がり、側端部２、２間の
目地陥凹部の被覆状態を保つからシール性破壊は生じな
い。
収縮して目地間隔が開いても、側端部２、２間に嵌合さ
れている外側目地ジョイナー１０が上記収縮に追随する
ように弾性的に復元変形して拡がり、側端部２、２間の
目地陥凹部の被覆状態を保つからシール性破壊は生じな
い。
以上詳述したように、この考案によれば、内側目地ジョ
イナーと下地との間で外壁材を挟みつけることにより該
外壁材の収縮が自在なフレキシブル接合構造としなが
ら、隣接する外壁材の両切欠部に圧嵌された外側目地ジ
ョイナーにより外壁材外面の模様の有無にかかわらず雨
水浸入を防止でき、しかも外壁材が収縮して目地間隔が
増大しても、切欠部内の外側目地ジョイナーの弾性復元
により上記防水性を確保できるので、外壁材の収縮によ
る割れ、シール性破壊の問題がなくなると共に、シーリ
ング材に代わる内外目地ジョイナーの使用による乾式工
法の採用で施工時の作業性を向上でき、また外観体裁を
良くすることができる等種々の実用的効果を有する。
イナーと下地との間で外壁材を挟みつけることにより該
外壁材の収縮が自在なフレキシブル接合構造としなが
ら、隣接する外壁材の両切欠部に圧嵌された外側目地ジ
ョイナーにより外壁材外面の模様の有無にかかわらず雨
水浸入を防止でき、しかも外壁材が収縮して目地間隔が
増大しても、切欠部内の外側目地ジョイナーの弾性復元
により上記防水性を確保できるので、外壁材の収縮によ
る割れ、シール性破壊の問題がなくなると共に、シーリ
ング材に代わる内外目地ジョイナーの使用による乾式工
法の採用で施工時の作業性を向上でき、また外観体裁を
良くすることができる等種々の実用的効果を有する。
第１図はこの考案の実施例の横断面図、第２図は壁板収
縮時の説明図、第３図および第４図は従来接合構造の横
断面図である。
縮時の説明図、第３図および第４図は従来接合構造の横
断面図である。
Claims (1)
- 【請求項１】側端部２に段状に接合用突片部３、３を形
成した壁板が互いに前記接合用突片部３、３を突き合わ
せて配置され、該接合用突片部３、３間には両側部に翼
片部５ｂ、５ｂが折曲形成された断面「コ」字状をなす
内側目地ジョイナー５が、開放面を前記壁板１、１表面
側へ向けて下地面４に固定され、該下地面４と前記翼片
部５ｂとの間に前記接合用突片部３が挟持されていると
共に、弾性を有する外側目地ジョイナー１０が前記内側
目地ジョイナー５の開放面に嵌合され、該外側目地ジョ
イナー１０には壁板１、１の両接合用突片部３、３の突
き合わせによってできる前記壁板１、１の側端部２間の
空間に嵌合する延出部１１、１１が一体に形成され、該
延出部１１、１１の弾性により前記壁板の側端部２、２
間の目地陥凹部を充填してなることを特徴とする外壁材
の接合構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988148556U JPH0612110Y2 (ja) | 1988-11-15 | 1988-11-15 | 外壁材の接合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988148556U JPH0612110Y2 (ja) | 1988-11-15 | 1988-11-15 | 外壁材の接合構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0268950U JPH0268950U (ja) | 1990-05-24 |
| JPH0612110Y2 true JPH0612110Y2 (ja) | 1994-03-30 |
Family
ID=31419982
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988148556U Expired - Lifetime JPH0612110Y2 (ja) | 1988-11-15 | 1988-11-15 | 外壁材の接合構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0612110Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4570978B2 (ja) * | 2005-02-16 | 2010-10-27 | 大和ハウス工業株式会社 | 外壁面材の脱着式取付け構造 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6143333U (ja) * | 1984-08-25 | 1986-03-20 | 松下電工株式会社 | 建築用板の接続構造 |
-
1988
- 1988-11-15 JP JP1988148556U patent/JPH0612110Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0268950U (ja) | 1990-05-24 |
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