JP2534575Y2 - コーナー材 - Google Patents

コーナー材

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JP2534575Y2
JP2534575Y2 JP1991090276U JP9027691U JP2534575Y2 JP 2534575 Y2 JP2534575 Y2 JP 2534575Y2 JP 1991090276 U JP1991090276 U JP 1991090276U JP 9027691 U JP9027691 U JP 9027691U JP 2534575 Y2 JP2534575 Y2 JP 2534575Y2
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JP
Japan
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corner
panel
bent
synthetic resin
bent portion
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JP1991090276U
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JPH0587152U (ja
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了 三田
茂 角間
修作 島田
俊幸 小林
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Fukuvi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Fukuvi Chemical Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば、工事現場に
仮設される移動式の簡易トイレ等のコーナーに用いられ
るコーナー材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、仮設・移動式の例えば簡易ト
イレ等には、外周面を複数の側面パネルによって構成し
たものが知られている。この種の簡易トイレは、例えば
工事現場等のトイレの設置場所へ基台を設置し、この基
台上へ3枚の側面パネルを立設し、次いで開口された側
面にドアを開閉自在に取り付けて、上方より屋根を取り
付けることにより組み立てられていた。そして、各側面
パネル同士の突き合わされたコーナーの隙間へシール材
を充填することにより、外周面のシール性を確保するよ
うにしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な簡易トイレにあっては、コーナーのシール性を確保す
るために、それぞれの側面パネル同士の突き合わされた
隙間へ大量のシール材を充填して、その隙間を完全に埋
めなければならず、その充填作業に極めて多大な手間が
かかるという問題があった。また、コーナーは単にシー
ル材によって埋められた状態であるので、極めて強度に
乏しく、例えば、風等の外力により側面パネルが変動し
た際に、シール材が容易に破損・損傷してしまい、シー
ル性の劣化を招く恐れがあった。
【0004】この考案は、極めて容易に、良好なシール
性が確保された高強度のコーナーを構成することが可能
なコーナー材を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案のコーナー材
は、所定角度に配置される複数の側面板の側部同士の間
に設けられるコーナー材であって、前記側面板の側部に
各々接合される硬質合成樹脂からなる平面形状の接合部
と、これら接合部同士の間に設けられた軟質合成樹脂か
らなる屈曲部とを一体成形してなり、これら接合部の端
部近傍には、前記屈曲部を形成する軟質合成樹脂が積層
されていることを特徴としている。
【0006】
【作用】この考案のコーナー材によれば、屈曲部を屈曲
させて、接合部を所定角度に配置される側面板の側部と
接合させることにより、極めて容易に、良好なシール性
が確保された高強度のコーナーを構成することができ
る。また、接合部の端部近傍に、屈曲部を形成する軟質
合成樹脂を積層させたので、接合部と屈曲部との接合強
度を確実に得ることができるとともに、これら接合部と
屈曲部との間の良好なシール性を確実に確保することが
できる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図によって説明す
る。図1において、符号1は例えば簡易トイレ等のコー
ナーに設置されるコーナーパネル(コーナー材)であ
る。このコーナーパネル1は、硬質合成樹脂から成形さ
れた中空状の接合パネル部(接合部)2,2と、これら
接合パネル部2,2同士を連結する軟質合成樹脂からな
る屈曲部3(図2参照)とから構成されたもので、接合
パネル部2,2と屈曲部3とを同時押出成形することに
より一体成形されている。また、接合パネル部2,2に
は、それぞれ屈曲部3との連結側に、角度θが約45゜
の扇形状に形成された蝶番部4,4が形成されており、
この蝶番部4,4を構成する一側面が当接面4a,4a
とされ、円弧状に形成された面が外側円弧面4b,4b
とされている。
【0008】即ち、このコーナーパネル1を屈曲部3に
て、図1中矢印イ方向へ屈曲させると、前記当接面4
a,4a同士が当接することにより、図3に示すよう
に、このコーナーパネル1が略直角に折曲げられた状態
にされ、屈曲個所の外面側が円弧状に形成されるように
なっている。そして、この屈曲されたコーナーパネル
1,1の側部へ、硬質合成樹脂によって成形した中空状
の側面パネル(側面板)6,6の側部がそれぞれ接合さ
れるようになっている。ここで、コーナーパネル1の側
部には、接合片7,7が形成されており、前記側面パネ
ル6,6を接合させた際に、この接合片7,7と側面パ
ネル6,6の側部に形成された段部8,8とが係合する
ようになっている。なお、前記当接面4a,4aにはそ
れぞれ逃げ部5,5が形成されており、コーナーパネル
1を屈曲させた際に屈曲部3が所定の曲率にて屈曲され
るようになっている。
【0009】次に、本実施例のコーナーパネル1を使用
した簡易トイレの組み立て手順を図4によって説明す
る。 (1)まず、工事現場等にて簡易トイレを設置する設置
場所へ基台11を設置する。 (2)設置された基台11のコーナーへコーナーパネル
1,1…を屈曲部3にて屈曲させて立設させる。 (3)屈曲されたコーナーパネル1,1…同士の間へ側
面パネル6,6…をはめ込み、この側面パネル6,6…
とコーナーパネル1,1…との間へシール材を充填させ
る。
【0010】ここで、屈曲されたコーナーパネル1,1
…は、弾性変形された屈曲部3の復元力により図3中矢
印ロ方向へ広がる力が発生し、この力によってコーナー
パネル1,1の側部の接合片7,7と側面パネル6,6
…の段部8,8とが確実に当接して係合するようになっ
ている。 (4)開口された一つの側面の上方に上壁板12を取り
付け、この上壁板12の下部及びコーナーパネル1,1
の側部にシール部材13,13…を取り付け、ドア14
を開閉自在に取り付ける。 (5)上方より、屋根シール部材15を介して屋根16
を取り付ける。上記(1)ないし(5)の作業により極
めて容易に、図5(A),(B),(C)に示すよう
な、簡易トイレが組み立てられる。
【0011】このように、上記実施例のコーナーパネル
1によれば、側面パネル6,6の側部と接合される硬質
合成樹脂からなる接合パネル部2,2と、これら接合パ
ネル部2,2同士を連結する軟質合成樹脂からなる屈曲
部3とを同時押出成形により一体成形したものであるの
で、このコーナーパネル1を屈曲部3にて単に屈曲させ
て設置することにより、極めて容易にシール性が確実に
確保されたコーナーを構成することができる。また、多
大な手間を要するコーナーへのシール材の充填作業を省
略することができ、簡易トイレ等の組み立て作業の効率
を大幅に向上させることができる。また、コーナーパネ
ル1,1…が屈曲部3と接合パネル部2,2とを一体成
形した強度の高いものであるので、例えば、風等の外力
により側面パネル6,6…が変動しても、従来のような
シール性の劣化を招くことなく確実なシール性を維持さ
せることができる。しかも、このコーナーパネル1,1
は、組み立てる際に屈曲させるもの、つまり、運搬時に
は平坦な板状にして他の側面パネル6,6…等と重ねる
ことができるので、極めて優れた取扱い性を有するコー
ナー材とすることができる。なお、上記実施例では、軽
量化を図るために、コーナーパネル1の接合パネル部
2,2及び側面パネル6を中空状にしたが、これら接合
パネル2,2及び側面パネル6の構造は中空状に限定さ
れることはない。また、上記簡易トイレの組み立て手順
及び具体的な構造は、実施例に限定されない。
【0012】
【考案の効果】以上、説明したように、本考案のコーナ
ー材によれば、下記の効果を得ることができる。側面板
の側部と接合される硬質合成樹脂からなる接合部と、こ
れら接合部同士を連結する軟質合成樹脂からなる屈曲部
とを一体成形したものであるので、屈曲部にて単に屈曲
させて設置することにより、極めて容易にシール性が確
実に確保されたコーナーを構成することができる。ま
た、多大な手間を要するコーナーへのシール材の充填作
業を省略することができ、簡易トイレ等の組み立て作業
の効率を大幅に向上させることができる。また、コーナ
ー材が屈曲部と接合部とを一体成形した強度の高いもの
であるので、例えば、風等の外力により側面板が変動し
ても、従来のようなシール性の劣化を招くことなく確実
なシール性を維持させることができる。しかも、このコ
ーナー材は、組み立てる際に屈曲させるもの、つまり、
運搬時には平坦な板状にして他の側面板等と重ねること
ができる極めて優れた取扱い性を有するコーナー材とす
ることができる。また、接合部の端部近傍に、屈曲部を
形成する軟質合成樹脂を積層させたので、接合部と屈曲
部との接合強度を確実に得ることができるとともに、こ
れら接合部と屈曲部との間の良好なシール性を確実に確
保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例のコーナーパネルの構造を説明
するコーナーパネルの断面図である。
【図2】コーナーパネルの屈曲部を説明する屈曲部の断
面図である。
【図3】コーナーパネルの屈曲状態を説明する屈曲され
たコーナーパネル及び側面パネルの断面図である。
【図4】簡易トイレの組み立て手順を説明する簡易トイ
レの分解斜視図である。
【図5】組み立てられた簡易トイレの外観をそれぞれ示
す図であって、(A)は正面図、(B)は側面図、
(C)は後面図である。
【符号の説明】
1 コーナーパネル(コーナー材) 2 接合パネル部(接合部) 3 屈曲部 6 側面パネル(側面板)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小林 俊幸 福井県福井市三十八社町33字66番地 フ クビ化学工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭60−130938(JP,U) 実開 昭59−67435(JP,U) 実開 昭61−176355(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定角度に配置される複数の側面板の側
    部同士の間に設けられるコーナー材であって、前記側面
    板の側部に各々接合される硬質合成樹脂からなる接合部
    と、これら接合部同士の間に設けられた軟質合成樹脂か
    らなる屈曲部とを一体成形してなり、 これら接合部の端部近傍には、前記屈曲部を形成する軟
    質合成樹脂が積層されている ことを特徴とするコーナー
    材。
JP1991090276U 1991-11-01 1991-11-01 コーナー材 Expired - Lifetime JP2534575Y2 (ja)

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JP1991090276U JP2534575Y2 (ja) 1991-11-01 1991-11-01 コーナー材

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0587152U JPH0587152U (ja) 1993-11-22
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Family

ID=13993998

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS57162967A (en) * 1981-03-31 1982-10-06 Tohoku Metal Ind Ltd Separately-excited dc/dc converter
JPS5919438A (ja) * 1982-07-23 1984-01-31 Hitachi Ltd デイジタル同調制御装置

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