JPH0616698Y2 - カッタ装置 - Google Patents

カッタ装置

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JPH0616698Y2
JPH0616698Y2 JP1987133435U JP13343587U JPH0616698Y2 JP H0616698 Y2 JPH0616698 Y2 JP H0616698Y2 JP 1987133435 U JP1987133435 U JP 1987133435U JP 13343587 U JP13343587 U JP 13343587U JP H0616698 Y2 JPH0616698 Y2 JP H0616698Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
cutter
paper
path
moving means
cutter device
Prior art date
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JP1987133435U
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English (en)
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JPS6438287U (ja
Inventor
普一 北川
Original Assignee
三田工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は移動可能に配された連続用紙を切断するカッタ
装置に関するものである。
従来の技術 このようなカッタ装置として例えば特開昭61-241197号
の第2図(ロ)に示されたものがある。そのカッタ装置
はカッタの高さ位置が一定である。そのため停止させた
用紙に対しカッタを走らせて切断すると共に同一の経路
を通してカッタを元の位置へ戻し、しかる後、用紙を一
定の長さ分だけ移動させて停止させるようになってい
る。
考案が解決しようとする問題点 上記従来例では用紙を切断する場合には用紙を一たん停
止させて行うが、その停止はカッタが元の位置に戻る
(復帰する)まで続けなければならないため切断に要す
る時間が長くかかることになる。また、カッタの駆動系
はカッタを同一の移動経路において切断時と復帰時とで
逆の方向に移動させなければならないため駆動モータを
正転させたり逆転させたりしなければならず、駆動系の
動作負担が大きくなる。
尚、カッタをエンドレスなベルト等に取り付けて一方向
に移動させるものも既に提案されているが、この場合、
カッタをベルトに固定しただけでは、取り付けが緩んだ
りベルトの振動等により切断動作に影響が出てしまう。
本考案はこのような点に鑑みなされたものであって、用
紙の切断に要する時間を短縮することが可能で且つカッ
タの駆動系をシンプルにできるだけでなく、エンドレス
方式において、カッタを安定に保持できる構造のカッタ
装置を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 上記の目的を達成する本考案のカッタ装置は、一対の回
転体間に懸架されると共に往路と復路が上下方向に離間
して形成され一方向に移動するエンドレスな移動手段
と、前記移動手段に固定されて移動手段と共に移動し前
記往路と復路のいずれか一方における移動中に前記連続
用紙を切断するカッタとからなり、該カッタは前記移動
手段と共に移動する案内板に設けた上下動許容の規制部
(例えば長孔)に沿って上下動できるようになっていて
前記連続用紙に対して直角方向に移動でき、前記案内板
はガイド部材によってガイドされている。
作用 カッタは移動手段によってエンドレスに移動でき、その
往路と復路では上下方向に差があるため、いずれか一方
に存して移動するとき用紙を切断し、他方に存して移動
するときは用紙からは離れて用紙に対し何の作用もしな
い。従って、カッタがこの他方の位置に存している間は
用紙を移動させることができ、その分だけ用紙の切断の
ために要する時間が短縮される。
また、カッタの移動は移動手段をエンドレスに駆動する
だけでよいので例えば駆動モータは一方向に回転するだ
けで足りる。
更に、カッタは案内板の上下動許容の規制部に沿って上
下動することにより往路と復路とで同じ姿勢を取り、し
かも用紙に対しては往路方向や復路方向の振れがなく安
定した形で作用する。
実施例 第1図において、(1)はモータ(図示せず)の駆動力が
与えられる第1のチェーンホイールであり、周辺に複数
の歯が形成されている。(2)は第2のチェーンホイール
であって第1のチェーンホイール(1)と同一の形状を成
しているが、図では簡略化して示している。(3)は前記
第1、第2のチェーンホイール(1)(2)間に懸架されたチ
ェーンであり、その構造は(A)部分に一部のみを示し、
残りは二点鎖線(B)で示しているが、このチェーンは矢
印(C)方向に進む往路(4)と逆方向(D)に進む復路(5)を上
下方向に離間して形成している。
(6)はカッタであり、このカッタ(6)は第2図に示すよう
に固定部材(7)と軸受(8)及びシャフト(9)を介してチェ
ーン(3)に固定されており、チェーン(3)と共に移動す
る。カッタ(6)と固定部材(7)はビス(10)によって連結さ
れている。本実施例ではカッタ(6)は固定部材(7)と共に
案内板(11)に設けた長孔(12)内を上下に移動できるよう
になっていると共に、図1から分かるように(C)方向や
(D)方向に関しては案内板(11)に対してずれないように
長孔(12)によって規制されている。案内板(11)は円環部
(13)を介してガイド棒(14)に遊嵌しており、チェーン
(3)の移動に伴なって移動するときガイド棒(14)によっ
てガイドされる。
第1図において連続用紙(15)は紙面に垂直方向に移動す
るものとし、その用紙(15)を停止させた状態で駆動モー
タを所定方向に回転すると、チェーン(3)が矢印(C)(D)
方向に移動し案内板(11)が往路(4)の右端から左方に向
けて移動する。このとき、カッタ(6)の刃(6a)は用紙(1
5)を切断していく。左端に至るとカッタ(6)が用紙(15)
から分離すると共に引き続く移動動作に伴なってチェー
ン(3)は第2のチェーンホイール(2)に沿って半回転して
上方に上がり復路(5)に至る。この間、軸受(8)が回転す
ると共に固定部材(7)と共にカッタ(6)が案内板(11)の長
孔(12)内を上方にスライドし、その長孔(12)における上
端に位置する。この状態でチェーン(3)の引き続く移動
によって案内板(11)が復路(5)を左方から右方に向けて
移動するに伴ない、カッタ(6)も右方へ移動するが、こ
の間にカッタ(6)は用紙(15)からは完全に離れて上方へ
離間しており、何ら作用しない。従って、この間に用紙
(15)は第1図の紙面に対し垂直方向に移動し、前記カッ
タ(6)が右端で点線図形で示す如く下方に下りて再び往
路(4)に至ったタイミングに同期して停止する。尚、用
紙(15)の移動・停止は予めチェーンの速度(従って駆動
モータの回転速度)等から割り出して決定され所定の検
出センサ等の出力をも加味してマイクロコンピュータで
管理できる。
尚、用紙(15)とカッタ(6)の移動方向を直角でなく斜め
にすることによって用紙を連続的に移動させながら切断
しても同等の切断効果が得られる。また、本実施例では
カッタ(6)を下方に向け、用紙(15)もそれに対応して下
方に配しているが、カッタ(6)を上方に向け、用紙(15)
を上方に配してもよい。そのようにした場合には、カッ
タ(6)がチェーン(3)の復路(5)に存するときに用紙(15)
を切断することになる。
尚、前記チェーンホイール(1)(2)とチェーン(3)の代わ
りにプーリとベルト、又はプーリとワイヤを用いてもよ
い。
第3図は本考案のカッタ装置の適用例を示す電子複写機
全体の模式図である 図において、(16)は定速度で(E)方向に回転する感光体
ドラムであり、該ドラム(16)はアルミニウム等の材料で
形成されたドラム基体の表面に例えばセレン系の感光体
材料を蒸着して形成されている。このドラム(16)の周辺
にはその回転方向に沿って主帯電部(17)、露光部(18)、
現像部(19)、転写部(20)、分離部(21)、クリーニング部
(22)、除電部(23)がこの順序で設けられている。
(24)は自動原稿送り装置であり、送りローラ(25)(26)を
有している。(27)は原稿受けである。(28)(29)は露光ラ
ンプであり、その出力光はコンタクトガラス(30)上に施
された原稿で反射した後、レンズアレイ(31)を通して露
光部(18)へ至る。前記ドラム(16)に対し転写用紙は転写
前ローラ(41)を介して供給されるが、その用紙は予めロ
ール状に巻装された連続用紙(32)を送りローラ(33)から
(34)へ搬送する経路において前述したカッタ装置のカッ
タ(6)によって所定長に切断してから送りローラ(34)及
びレジストローラ(35)を通して転写前ローラ(41)へ与え
られるようになっている。このとき、コピーすべき用紙
の長さが操作キーによって指定されると、内部のマイク
ロコンピュータがそれに応じた長さになるように用紙(3
2)の移動等を制御する。いずれにしても、ロール状の連
続用紙(32)を用い、その用紙をカッタ装置で切断する構
成は電子複写機の小型化に有利となるのである。
転写部(20)で転写され且つ分離部(21)で分離された用紙
はガイド(36)を通して定着部(37)で定着され、更に排出
ローラ(38)によってコピー受け(39)へ排出される。尚、
(40)は定着部(37)で発生した熱を逃がすためのファンで
ある。
本考案のカッタ装置はこのような電子複写機だけでなく
ファクシミリやプリンタ等の他の画像形成装置にも適用
できるものである。
考案の効果 本考案によれば、カッタは用紙を切断した後、元の位置
へ復帰する際に用紙から離間した経路を通るので、その
間に用紙を移動させることができ、全体としての切断時
間が短縮され、しかも連続的に動かすだけでよいので、
駆動系の動作負担も軽減されると共に連続的な切断が可
能となり、その効果は大である。また、本考案によれ
ば、カッタは案内板の上下動許容の規制部に沿って上下
動することにより往路と復路とで同じ姿勢を取り、しか
も用紙に対しては往路方向や復路方向の振れがなく安定
した形で作用する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施したカッタ装置の概略図であり、
第2図はその要部断面図である。第3図はカッタ装置の
適用例を示す電子複写機の模式図である。 (1)……第1チェーンホイール(回転体), (2)……第2チェーンホイール(回転体), (3)……チェーン(移動手段), (4)……往路,(5)……復路、 (6)……カッタ,(7)……固定部材, (11)……案内板,(14)……ガイド棒, (15)(32)……連続用紙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動可能に配された連続用紙を所定位置に
    おいて切断するカッタ装置において、一対の回転体間に
    懸架されると共に往路と復路が上下方向に離間して形成
    され一方向に移動するエンドレスな移動手段と、前記移
    動手段に固定されて移動手段と共に移動し前記往路と復
    路のいずれか一方における移動中に前記連続用紙を切断
    するカッタとからなり、該カッタは前記移動手段と共に
    移動する案内板に設けた上下動許容の規制部に沿って上
    下動できるようになっていて前記連続用紙に対して直角
    方向に移動でき、前記案内板はガイド部材によってガイ
    ドされていることを特徴とするカッタ装置。
JP1987133435U 1987-08-31 1987-08-31 カッタ装置 Expired - Lifetime JPH0616698Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987133435U JPH0616698Y2 (ja) 1987-08-31 1987-08-31 カッタ装置

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JP1987133435U JPH0616698Y2 (ja) 1987-08-31 1987-08-31 カッタ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6438287U JPS6438287U (ja) 1989-03-07
JPH0616698Y2 true JPH0616698Y2 (ja) 1994-05-02

Family

ID=31391291

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JP1987133435U Expired - Lifetime JPH0616698Y2 (ja) 1987-08-31 1987-08-31 カッタ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69115651T3 (de) * 1990-11-13 2000-09-07 Ishikawa Gasket Co., Ltd. Geschichtete Stahlblechabdichtung mit Schutzteil

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62120996A (ja) * 1985-11-21 1987-06-02 帝人製機株式会社 薄帯体の切断方法およびその実施装置

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JPS6438287U (ja) 1989-03-07

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