JPH0616649U - 膜体の接続構造 - Google Patents

膜体の接続構造

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JPH0616649U
JPH0616649U JP5433892U JP5433892U JPH0616649U JP H0616649 U JPH0616649 U JP H0616649U JP 5433892 U JP5433892 U JP 5433892U JP 5433892 U JP5433892 U JP 5433892U JP H0616649 U JPH0616649 U JP H0616649U
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JP
Japan
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membrane
film
tension member
hook
bodies
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JP5433892U
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宣夫 川崎
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Obayashi Corp
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Obayashi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 膜体どうしの接続を簡単かつ確実に行うこと
ができる膜体の接続構造を提供する。 【構成】 固定部材30の上,下円弧片30a,30b
でケーブル20の外周を挟持し、上,下円弧片30a,
30bの取付部30c,30dを、ボルト36,ナット
36aで締め付け固定する。引張部材32の上,下掴持
片32a,32bで、膜体14aの接続端部に巻回した
紐体38を掴持し、ボルト42,ナット42aで締め付
け固定する。一端部に取付部34a、他端部にフック3
4bを形成してフック部材34を構成する。取付部34
aを、上,下円弧片30a,30bの取付部30c,3
0d間に介挿して、ボルト36,ナット36aで共締め
する。膜体14aの接続時に、フック34bを引張部材
32の取付穴32eに掛止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、膜体どうしを互いに接続するための接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ドーム等の無柱構造となった大空間施設等の構築物の屋根を膜屋根とし て構築するものが出現している。この膜体の接続構造は、大空間施設を取り囲む 外壁の上端部を防水性の可撓膜で形成された膜体で覆うようになっている。そし て、前記膜屋根は、施設内部に空気を注入することによりインフレート(膨脹) し、このインフレート状態で中央部が膨出したドーム状の屋根が構成される。
【0003】 ところで、前記膜屋根は大空間施設を連続して覆う必要があることから、その 面積は著しく大きくなる。このため、前記膜屋根は複数の膜体を互いに接続する ことにより、その全体が構成されるようになっている。
【0004】 ところで、膜体どうしの接続は図4に示すように、膜体1,1の各端部に一定 間隔をもって交互に鳩目3,3…を設け、この鳩目3,3…を紐4で縫うように した、謂わゆるレイシング法が一般的に知られている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来の膜体の接合構造にあっては、前述したように膜体 1,1どうしをレイシング法により結合する際、膜体1,1の接続端部全長に亘 って紐4の縫い力を均等にして、膜体1,1に作用する張力を各鳩目3で均等に 受け持たせる必要がある。このため、前記鳩目3間を紐4で縫っていく際に、端 から順序よく均等な力で縫って行かなければならず、この縫い合わせ作業が著し く困難になってしまうと共に、多大な時間を要してしまうという課題があった。 そこで、本考案はかかる従来の課題に鑑みて、膜体どうしの接続を簡単かつ確 実に行うことができる膜体の接続構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために本考案は、互いに接続しようとする膜体の接続端 部間に膜体支持用のケーブルを配索し、このケーブルに適宜間隔をもって固定さ れる固定部材を設ける一方、この固定部材に対応して前記膜体の接続端部に引張 部材を取り付けると共に、固定部材または引張部材の一方にフック部材を取り付 け、このフック部材を介して固定部材と引張部材とを掛止することにより、膜体 どうしを互いに接続する構成とする。
【0007】 また、前記端部を紐体に巻回して補強すると共に、この紐体を前記引張部材の 取付部分で露出させ、この露出した紐体に引張部材を取り付けることが望ましい 。
【0008】
【作用】
以上の構成により本考案の膜体の接続構造にあっては、ケーブルに固定された 固定部材または膜体に取り付けられた引張部材の一方に、予めフック部材を取り 付けておき、膜体の接続時に、このフック部材を固定部材または引張部材の他方 に単に掛止することにより、膜体どうしの接続を完了することができる。従って 、膜体どうしの接続を簡単に行うことができると共に、このようにフック部材を 介して固定部材と引張部材とを確実に掛止できることにより、膜体どうしの接続 を確実に行い、膜体に作用する大きな張力にも十分に耐えることができる。
【0009】 また、前記膜体の接続端部を紐体に巻回して補強すると共に、この紐体を前記 引張部材の取付部分で露出させ、この露出した紐体に引張部材を取り付けること により、膜体と引張部材との結合を確実に行い、より大きな張力が膜体に作用し た際にも、膜体の接続端部が破損されるのを防止して、膜体の耐久性を大幅に向 上することができる。
【0010】
【実施例】 以下、本考案の実施例を図に基づいて詳細に説明する。図1から図3は本考案 にかかる膜体の接続構造の第1実施例を示し、図1は本考案が適用される屋根膜 を用いた大空間施設の断面を示す概略構成図、図2は図1中A−A線に対応した 膜体の接続部分の拡大断面図、図3は接続部材の要部の取付け状態を示す平面図 である。
【0011】 即ち、図1に示した大空間施設は屋内人工スキー場10として用いたもので、 両側に図中紙面直角方向に連続する外壁12,12が構築され、これら外壁12 ,12の上端部間に膜屋根14が張架される。そして、前記外壁12,12およ び膜屋根14で構成される大空間部16の床面18は、これら外壁12,12の 延設方向に連続して傾斜され、この傾斜された床面18に人工雪を積もらせてゲ レンデを構成し、その積雪上を滑走できるようになっている。
【0012】 前記膜屋根14は、図1中実線状態では大空間部16の内部に空気が注入され てインフレート(膨脹)された状態を示し、また、2点鎖線状態では内部の空気 圧が排除されてデフレート(収縮)された状態を示す。前記膜屋根14は外壁1 2,12の上端部間に架設される複数のケーブル20(図2,3参照)で支持さ れる。また、前記外壁12,12の外側には機械室24およびリフト室26が設 けられ、機械室24には空調機,人工造雪機およびスノーガン等が設置される。 前記膜屋根14は、図2,3に示したように複数の膜体14a,14aを互い に接続することによりその全体が構成される。これら膜体14a,14aどうし の接続は、前記ケーブル20にそれぞれの膜体14a,14aの接続端部を取り 付けることにより行われる。即ち、前記ケーブル20と前記膜体14a,14a との接続は、ケーブル20に固定される固定部材30と、膜体14a,14aの 接続端部に取り付けられる引張部材32と、これら固定部材30と引張部材32 とを連結するフック部材34とを介して行われる。
【0013】 前記固定部材30は、ケーブル20の外周を上下側から挟持して固定される上 ,下円弧片30a,30bを備え、これら上,下円弧片30a,30bの両端に 形成された取付部30c,30dを、それぞれボルト36,ナット36aを介し て締め付けることにより、固定部材30がケーブル20に固定される。尚、前記 固定部材30は、ケーブル20に適宜間隔をもって複数取り付けられる。
【0014】 前記引張部材32は、膜体14a,14aの接続端部に設けられた紐体38を 掴持する上,下掴持片32a,32bを備える。即ち、前記膜体14a,14a の接続端部は、前記紐体38を巻回して折り返され、この折り返し部分を互いに 接着または融着するようになっている。そして、前記紐体38の巻回部分は、前 記ケーブル20に固定された複数の固定部材30に対応して切除され、この切除 部分40に紐体38は露出される。
【0015】 そして、前記上,下掴持片32a,32bの一端部に形成された円弧部32c ,32dで前記露出された紐体38を掴持し、この状態でこれら上,下掴持片3 2a,32bをボルト42,ナット42aで締め付けることにより固定されるよ うになっている。また、上方の掴持片32aの他端部は下方の掴持片32bより 長く形成して突出され、この突出部分に前記フック部材34の取付穴32e(図 3参照)が形成される。
【0016】 前記フック部材34は、一端部(ケーブル20側)に前記上,下円弧片30a ,30bを固定したボルト36を挿通する取付部34a(図2参照)が形成され ると共に、他端部にフック34bが形成される。そして、前記取付部34aを、 上,下円弧片30a,30bの取付部30c,30d間に介挿して、ボルト36 ,ナット36aで共締めされるようになっている。また、前記フック34bの先 端部と前記取付部34aとの間には、常時閉止方向に付勢されたクリップ44が 回動可能に取り付けられる。そして、フック34bに掛止する際に図2中二点鎖 線に示したように、フック34bの内方に回動したクリップ44が付勢力で自動 的に閉止位置に復帰されるようになっている。
【0017】 ところで、本実施例にあっては前記膜体14a,14aの接続端部の折り返し 部分先端側を延設し、この延設部分を膜体14a,14aの外側面から二股状に 分岐して継手膜46,46としてある。そして、前記継手膜46,46で前記膜 体14a,14aどうしの接続部分を覆って、各継手膜46,46の先端部を融 着または接着剤により接合し、膜屋根14が気密構造として構成されるようにな っている。尚、接合された継手膜46,46の先端部は、断面U字状の連続した ファスナー48で挟持される。
【0018】 以上の構成により本実施例の膜体の接続構造にあっては、まず、ケーブル20 に固定部材30を取り付ける一方、膜体14a,14aに引張部材32を取り付 けるのであるが、前記固定部材30を取り付ける際、この固定部材30の取付部 30c,30d間にフック部材34の取付部34aを挟持して、ボルト36,ナ ット36a固定する。一方、前記引張部材32は、膜体14a,14aの切除部 分40から露出した紐体38を掴持して、ボルト42,ナット42a固定してお く。そして、膜体14a,14aを接続する際に、膜体14a,14aの端部を 引張りつつ前記フック部材34のフック34bを、前記引張部材32の取付穴3 2eに掛止する。
【0019】 従って、前記膜体14a,14aの接続は、ケーブル20に固定された固定部 材30に予め取り付けられたフック部材34を、膜体14a,14aに取り付け た引張部材32に単に掛止するという簡単な作業で完了することができる。この ため、膜体14a,14aの接続を迅速に行い、膜屋根14を構築するための工 期の短縮化を達成すると共に、この接続作業のための大幅な省力化を図ることが できる。
【0020】 また、このようにフック部材34を介して固定部材30と引張部材32とを掛 止することにより、膜体14a,14aどうしの接続を確実に行うことができる 。このため、強風等により屋根膜14がフラッタリングして、膜体14a,14 a間に大きな張力が作用した場合にも、膜体14a,14a間が分離されること なく、十分な耐久性を発揮することができる。
【0021】 更に、前記引張部材32を取り付けた膜体14a,14aの接続端部は、紐体 38を巻回して補強したので、当該接続端部の強度を増大することができると共 に、切除部分40から露出した紐体38に引張部材32を取り付けたので、膜体 14a,14aと引張部材32との結合を確実に行うことができ、延いては、膜 体14a,14aの耐久性を大幅に向上することができる。
【0022】 尚、本実施例ではフック部材34を固定部材30に予め取り付けて、膜体14 a,14aの接続時にこのフック部材34を引張部材32に掛止する場合を開示 したが、これとは逆にフック部材を引張部材側に予め取り付けておき、このフッ ク部材を固定部材に掛止するようにしても良い。また、膜屋根14を構成する膜 体14a,14aの接続部分に本考案を適用した場合を開示したが、これに限る ことなく一般の膜体の接続にあっても本考案を適用できることはいうまでも無い 。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように本考案の請求項1に示す膜体の接続構造にあっては、膜体 支持用のケーブルに固定部材を固定すると共に、接続しようとする膜体に引張部 材を取り付け、これら固定部材または引張部材の一方に予め取り付けたフック部 材を、膜体の接続時に、固定部材または引張部材の他方に掛止する構成としたの で、膜体どうしの接続を簡単に行うことができると共に、このようにフック部材 を介して固定部材と引張部材とを確実に掛止できる。従って、膜体どうしの迅速 な接続作業を可能とすると共に、確実な膜体どうしの接続により接続部分の強度 を増大し、膜体に作用する大きな張力にも十分に耐えることができる。
【0024】 また、本考案の請求項2にあっては、前記膜体の接続端部を紐体に巻回して補 強すると共に、この紐体を前記引張部材の取付部分で露出させ、この露出した紐 体に引張部材を取り付けたので、膜体と引張部材との結合を更に確実に行い、よ り大きな張力が膜体に作用した際にも、膜体の接続端部が破損されるのを防止し て、膜体の耐久性を大幅に向上することができるという各種優れた効果を奏する 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案が適用される屋根膜を用いた大空間施設
の断面を示す概略構成図である。
【図2】本考案の一実施例を示す図1中A−A線に対応
した拡大断面図である。
【図3】本考案の一実施例を示す接続部材の要部の取付
け状態を示す平面図である。
【図4】従来の膜体の接続構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
14 膜屋根 14a 膜体 20 ケーブル 30 固定部材 32 引張部材 34 フック部材 38 紐体

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに接続しようとする膜体の接続端部
    間に膜体支持用のケーブルを配索し、このケーブルに適
    宜間隔をもって固定される固定部材を設ける一方、この
    固定部材に対応して前記膜体の接続端部に引張部材を取
    り付けると共に、固定部材または引張部材の一方にフッ
    ク部材を取り付け、このフック部材を介して固定部材と
    引張部材とを掛止することにより、膜体どうしを互いに
    接続することを特徴とする膜体の接続構造。
  2. 【請求項2】 膜体の接続端部を紐体に巻回して補強す
    ると共に、この紐体を前記引張部材の取付部分で露出さ
    せ、この露出した紐体に引張部材を取り付けたことを特
    徴とする請求項1に記載の膜体の接続構造。
JP5433892U 1992-08-03 1992-08-03 膜体の接続構造 Pending JPH0616649U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100852460B1 (ko) * 2007-05-31 2008-08-18 주식회사 타이가 지붕막 연결장치

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