JPH06165832A - 避難装置における上方、下方蓋開放機構 - Google Patents

避難装置における上方、下方蓋開放機構

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JPH06165832A
JPH06165832A JP4343518A JP34351892A JPH06165832A JP H06165832 A JPH06165832 A JP H06165832A JP 4343518 A JP4343518 A JP 4343518A JP 34351892 A JP34351892 A JP 34351892A JP H06165832 A JPH06165832 A JP H06165832A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 階下側から上方及び下方蓋を開放可能にし
て、階下側から階上側への避難や救援活動を可能にす
る。 【構成】 床、ベランダ等のスラブに穿設された開口部
に取付けられる収納枠2の内側面にアーム21を回転可
能に枢着する。アーム21から垂下される係止片22を
下方蓋4の自由端部に突出する突出ピン28に係脱可能
に係止する。アーム21の一端部に下方蓋4が閉じた状
態で下方に突出する引手23を垂下し、他端部には開放
動作伝達部24を形成する。開放動作伝達部24を上方
蓋3の下面に垂下される上方蓋係止片25の係止面25
a上に係脱可能に係合する。これにより、上方蓋3の開
放動作に伴って下方蓋4を開放することができ、また、
引手23を下方に引き下げることによって下方蓋3を開
放すると共に、上方蓋3を開放することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は避難装置における上
方、下方蓋開放機構に関するもので、更に詳細には、
床、ベランダ等のスラブに穿設された開口部に取付けら
れて上方及び下方から梯子を伸長降下可能にした避難装
置における上方、下方蓋開放機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の避難装置として、床、
ベランダ等のスラブに穿設された開口部に取付けられる
収納枠と、この収納枠の床面側及び天井面側にそれぞれ
枢着される上方蓋及び下方蓋と、上記収納枠内に折畳ま
れて収納されると共に上記上方蓋及び下方蓋が開かれた
とき、階下の床若しくはその付近まで伸長する例えばパ
ンタグラフ式の梯子を具備するものが知られている。
【0003】上記のように構成される避難装置は、プラ
イバシーを考慮して一般に上方蓋の開放に伴って下方蓋
が開放する連動式の構造となっており、階下からの操作
によって下方蓋を開放することができない構造となって
いる。したがって、例えば地下室等の階下側から階上側
への避難や救援者の階下側からの救援活動が十分に行え
ないという問題があった。
【0004】この問題を解決する手段として、例えば、
収納枠の内側面に枢着される回転アームの一端に開放用
引手を取付けると共に、他端を上方蓋に係合させ、そし
て、開放用引手を引き下げることにより、階下側から上
方蓋を開放すると共に、下方蓋を開放して、梯子を降下
させる構造のものが考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の避難装置は下方蓋の開放に伴って梯子を降下さ
せなければならないため、梯子が下方蓋の上面に載置さ
れて自重により降下するものに限られ、下方蓋の上に載
置されずに収納される折畳み式の梯子を有する構造のも
のには適用できないという問題があった。また、階下側
から上方蓋と下方蓋とを同時に開放するため、かなりの
力を必要とし、迅速な救援活動に支障をきたす虞れもあ
った。
【0006】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、階下側から下方蓋と上方蓋を開放可能にした避難装
置における上方、下方蓋開放機構を提供することを目的
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の避難装置における上方、下方蓋開放機構
は、床、ベランダ等のスラブに穿設された開口部に取付
けられる収納枠と、この収納枠の床面側及び天井面側に
開閉可能に枢着される上方蓋及び下方蓋と、上記収納枠
内に折畳まれて収納されると共に上記上方及び下方蓋が
開かれたとき、階下の床若しくはその付近まで伸長する
梯子とを具備する避難装置を前提とし、上記収納枠の内
側面に回転可能に枢着されるアームに、上記下方蓋の自
由端部を係脱可能に係止する係止片を垂下し、上記アー
ムの一端部に、上記下方蓋が閉じたときに、その下方に
突出する開放操作部を垂下し、上記アームの他端には、
上記上方蓋の開放動作の際のみ上方蓋に係合する開放動
作伝達部を形成してなるものである。
【0008】この発明において、収納枠側にアームを水
平に係止するストッパ片を突設し、上記収納枠側とアー
ムとの間に、常時上記アームを上記ストッパ片側に押圧
すべく弾性力を付勢する弾性手段を配設してなる方が好
ましい。この場合、弾性手段は、例えば圧縮ばねあるい
は引張りばね等にて形成することができる。
【0009】
【作用】上記のように構成されるこの発明の避難装置に
おける上方、下方蓋開放機構によれば、上方蓋を開放す
ることにより、アームの端部の開放動作伝達部が係合し
て動作し、これに伴ってアームに垂下する係止片と下方
蓋の自由端部との係止状態が解かれて下方蓋が開放す
る。また、階下側からアームに垂下された開放操作部を
下方に引くことにより、アームに垂下された係止片と下
方蓋の自由端部との係止状態が解かれて下方蓋が開放す
る。したがって、下方蓋を開放する際は上方蓋は動作し
ないため、強い力を要することなく簡単かつ確実に下方
蓋を開放することができ、そして、階下側から梯子を伸
長降下して階下側から階上側への避難や救援活動を行う
ことができる。
【0010】また、収納枠側にアームを水平に係止する
ストッパ片を突設し、上記収納枠側とアームとの間に、
常時上記アームを上記ストッパ片側に押圧すべく弾性力
を付勢する弾性手段を配設することにより、アームを常
時一定の状態に保持して、上方及び下方蓋の開放を確実
に行うことができ、かつ、梯子を収納した後に下方蓋を
閉じる際に弾性手段の弾性力に抗して係止片と下方蓋の
自由端部とを係合させることができ、確実に下方蓋を閉
じることができる。
【0011】
【実施例】以下にこの発明の実施例を図面に基いて詳細
に説明する。
【0012】図1はこの発明の上方、下方蓋開放機構を
有する避難装置の使用状態の斜視図、図2は図1の要部
の拡大断面斜視図、図3は梯子の格納状態の側断面図、
図4及び図5はそれぞれ使用状態の概略側断面図及び概
略正断面図が示されている。
【0013】この発明の避難装置は、床、ベランダ等の
スラブ1に穿設された開口部1aに取付けられる収納枠
2と、この収納枠2の床面側及び天井面側にそれぞれ枢
着される上方蓋3及び下方蓋4と、収納枠2内に折畳ま
れて収納されると共に階下の床若しくはその付近まで伸
長するパンタグラフ式の梯子6と、この梯子6の伸長降
下速度を制御すると共に梯子を引上げ収納する緩降器7
と、収納枠2の内側面に回転可能に枢着される開放操作
用のアーム21を有する下方蓋開放機構20と、緩降器
7の梯子収納解除部に連結する梯子伸長用チェーン30
とで主要部が構成されている。
【0014】この場合、梯子6は、複数の縦桟6a,6
a…をパンタグラフ式に枢着した一対の伸縮体6c,6
c間に複数の足踏み用の横桟6b,6b…を適宜間隔を
おいて横架し、かつ収納枠2内に折畳まれて収納される
と共に、階下の床若しくはその付近まで伸長し得るよう
になっている。また、下部側の縦桟6aの間に横架され
た横杆6cと緩降器7の巻取ドラム(図示せず)との間
には巻上用ワイヤ13が繋着されている。
【0015】上記収納枠2は、図2に示すように、上端
に外向きの上部フランジ2aを有し、かつ下端には外向
きのL形状の下部フランジ2bを折曲した4個の側壁部
材2cを方形状に枠組みしてなり、上部フランジ2aの
上方に断面ほぼクランク状の上枠部材2dを装着した構
造となっている。また、梯子取付側の側壁部材2cの内
側面には固定ボルト10aとナット10bをもって取付
具9が固着され、この取付具9のブラケット9aに梯子
6の最上部の縦桟6aの上端部が枢支ボルト11によっ
て回転可能に枢支されている。この取付具9を固着する
場合に、予め折畳まれた梯子6を取付具9に取付けてお
くことにより、取付具9の固着作業と同時に梯子6の取
付を行うことができる。なお、取付具9のブラケット9
aには梯子6の最上部の縦桟6aを当接支持する傾斜支
持片9bが切起こされ、かつ下端部側には伸長した梯子
6の傾斜状態を維持するための案内部材12が枢支ピン
9cをもって枢着されている。また、収納枠2の側壁部
材2cの外側面にはL字状のアンカ部材2eがスポット
溶接等によって固着されている。
【0016】上記上方蓋3は収納枠2の左右側壁部材2
cに取付けられたリンク機構5によって開閉可能に取付
けられ、開放状態においてほぼ垂直に起立保持されるよ
うになっている。この上方蓋3のほぼ中央内側面には手
掛部14が固設されており、また、上方蓋3の自由端側
の内側面の一側には後述するように下方蓋開放機構20
に係合する上方蓋係止片25が回転可能に垂下されてい
る(図3参照)。
【0017】また、上記収納枠2と下方蓋4との間には
ステーダンパ15が架設されており、このステーダンパ
15によって下方蓋4の開放動作が制御されるようにな
っている。また、下方蓋4と収納枠2との間には開放さ
れた下方蓋4を閉じる際に引上げるための引上げチェー
ン16が連結されている。
【0018】上記緩降器7は、図2及び図5に示すよう
に、巻上用ワイヤ13の巻取ドラムと同軸上に公知のブ
レーキ機構を具備すると共に、巻取ドラムと同軸上に装
着された爪車7aに梯子収納解除部である開放レバー8
が一方向のみに係合し得るラチェット機構を具備してい
る。このように構成される緩降器7において、開放レバ
ー8を押し下げて爪車7aとの係合を解除することによ
り、梯子が自重によって伸長降下するが、この際ブレー
キ機構によって伸長下降速度が制御される。また、開放
レバー8に梯子伸長用チェーン30が繋着されており、
この梯子伸長用チェーン30を下方に引くことによっ
て、開放レバー8と爪車7aとの係合が解かれて梯子6
が自重によって伸長降下する。なお、伸長した梯子6を
収納するには、収納枠2の内側面に取外し可能に配置さ
れた巻上ハンドル17によって巻取ドラムを回転するこ
とによって巻上用ワイヤ13を巻き取って梯子6を収納
することができる。
【0019】一方、上記下方蓋開放機構20は、図6に
示すように、収納枠2の内側面に固着されるアーム取付
座26に回転軸21aをもって垂直方に回転可能に枢着
されるアーム21と、このアーム21から垂下されて下
方蓋4の自由端部に突出する突出ピン28を係脱可能に
係止する係止片22と、アーム21の一端に取付けられ
て垂下する開放操作部である引手23と、上方蓋3の下
面に垂下される上方蓋係止片25の係止面25a上に係
脱可能に係合する開放動作伝達部24とで主要部が構成
されている。
【0020】この場合、アーム取付座26にはアーム2
1の下端と当接するストッパー片26aが突設されてお
り、アーム取付座26とアーム21の開放動作伝達部側
との間に張設される引張りばね27によって常時アーム
21がストッパー片26aに当接して水平状態が維持さ
れるようになっている。したがって、下方蓋4を閉じる
際に、突出ピン28が係止片22の下端に設けられた傾
斜案内面22aにずれることなく当って下方蓋4の収納
を確実にすることができる。この場合、引張りばね27
にかえてストッパー片26aとアーム21の引手23側
との間に圧縮ばねを縮設してもよい。
【0021】なお、引手23はアーム21にヒンジピン
23aをもって枢着されており、下方蓋4が閉じた状態
で下方蓋4の下方に突出するこの引手23の下端部に設
けられた係合穴23bに直接フック部材(図示せず)を
引掛けてアーム21を回転するか、あるいは係合穴23
bに繋着される開放用チェーン29を下方へ引っ張るこ
とによってアーム21を回転して、係止片22と突出ピ
ン28との係止状態を解除することができる。なお、開
放操作用引手23に開放用チェーン29を繋着する場合
には、不使用時に不用意に開放用チェーン29が引っ張
られて階下側から階上側へ侵入される虞れがあるので、
開放用チェーン29がいたずらされないように天井側に
設けた収納ボックス等(図示せず)内に収納しておく必
要がある。
【0022】下方蓋開放機構20の開放動作伝達部24
に係合する上方蓋係止片25は、図3、図7及び図8に
示すように、上方蓋3の下面に固着されたZ状のブラケ
ット25bに回転軸25cをもって垂直方向に回転可能
に枢着されており、下端に設けられたフック状の係止面
25a上にアーム21の開放動作伝達部24の下面が係
合し得るようになっている。したがって、上方蓋3の開
放動作の際のみ作動に連動するアーム21が係合して回
転して下方蓋4が開放される。なお、上方蓋係止片25
の下端には傾斜面25dが設けられており、この傾斜面
25dによってアーム21を乗越えて確実に上方蓋係止
片25がアーム21の開放動作伝達部24に係合し得る
ようになっている。また、この上方蓋係止片25はブラ
ケット25bの下部水平片25eに当接して垂直位置か
ら上方蓋3の外側方向には回転が阻止されている。更
に、上方蓋係止片25の下部側にはおもり25fが固着
されており、このおもり25fによって上方蓋3が閉じ
た際に上方蓋係止片25が自重によって垂下し確実に開
放動作伝達部24の下面に係合する。また、このおもり
25fによって上方蓋3が開放した際に上方蓋係止片2
5が自重によって確実に図8に示す矢印方向すなわち上
方蓋3の内側方向に回転し得るようになっている。な
お、おもり25fの先端には傾斜当接面25gが設けら
れており、上方蓋3が開放して垂直状態となった際に傾
斜当接面25gが上方蓋3の下面に当接し得るようにな
っている。
【0023】なお、突出ピン28は、図6及び図7に示
すように、下方蓋4の折曲縁4aに固着される傾斜滑り
面18aを有する折曲げ部材18に溶接等によって突設
されている。このように折曲げ部材18に傾斜滑り面1
8aを設けることによって、梯子6の巻上用ワイヤ13
や巻上用ワイヤ13を繋着するワイヤーフック13aが
下方蓋4の折曲縁4aに引掛かるのを防止することがで
きる。また、下方蓋4の折曲縁4aには梯子6の昇降の
際の擦過による損傷を防止するためのプラスチック製の
下方蓋緩衝部材19が取付けられている(図6参照)。
【0024】次に、この発明の避難装置の使用操作及び
格納操作について説明する。
【0025】◎階上側から操作する場合 図9(a)に示す不使用状態から上方蓋3を開放する
と、上方蓋3の開放に伴って上方蓋係止片25の係止面
25aが下方蓋開放機構20のアーム21の開放動作伝
達部24を引上げ、外れるまでアーム21を図において
時計方向に回転する。アーム21の時計方向の回転に伴
って係止片22が上昇して突出ピン28との係止状態が
外れると、図9(b)に示すように、下方蓋4は自重に
よって開放する。次に、緩降器7の開放レバー8を押し
下げて爪車7aとの係合を解除すれば梯子6が伸長降下
され、階下へ避難することができる。
【0026】◎階下側から操作する場合 図9(a)に示す不使用状態から開放操作用引手23を
下方へ引っ張ると、アーム21が図において時計方向に
回転する。アーム21の時計方向の回転に伴って係止片
22が上昇して突出ピン28との係止状態が外れると、
上記操作と同様、図9(b)に示すように、下方蓋4は
自重によって開放する。下方蓋4の開放に伴って梯子伸
長用チェーン30が階下側に垂下するので、この梯子伸
長用チェーン30を引っ張って緩降器7の開放レバー8
と爪車7aの係合を解けば梯子6が伸長降下される。梯
子6を上って上方蓋3を押し開いて階下側から階上側へ
出ることができ、階下側から階上側への避難や救援活動
を行うことができる。
【0027】◎梯子を収納する場合 伸長された梯子6を収納する場合には、まず、階上側か
ら巻上ハンドル17をもって巻取用ドラムを回転して巻
上用ワイヤ13を巻き取って梯子6を引上げる。その
後、引上げチェーン16を手繰って下方蓋4を閉じる
と、突出ピン28は係止片22の傾斜案内面22aに当
ってばね27の弾発力に抗して係止片22を押し退けた
後、突出ピン28は係止片22に係止される。そして、
上方蓋3を閉じれば梯子6の収納操作が完了する。
【0028】なお、上記実施例では梯子6がパンタグラ
フ式の場合について説明したが、必ずしも梯子はパンタ
グラフ式である必要はなく、例えばテレスコープ式に伸
縮する形式のものであってもよい。
【0029】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明の避難
装置によれば、上記のように構成されているので、以下
のような効果が得られる。
【0030】1)請求項1記載の避難装置によれば、収
納枠の内側面に回転可能に枢着されるアームに、下方蓋
の自由端部を係脱可能に係止する係止片を垂下し、アー
ムの一端部に、上記下方蓋が閉じたときに、その下方に
突出する開放操作部を垂下すると共に、アームの他端に
は、上方蓋の開放動作の際のみ上方蓋に係合する開放動
作伝達部を形成してなるので、階下側から上方及び下方
蓋を開放することができ、階下側から階上側への避難や
救援活動を可能にすることができる。しかも、強い力を
要することなく簡単かつ確実に上方及び下方蓋を開放す
ることができる。
【0031】2)請求項2記載の避難装置によれば、収
納枠側にアームを水平に係止するストッパ片を突設し、
収納枠側とアームとの間に、常時アームをストッパ片側
に押圧すべく弾性力を付勢する弾性手段を配設するの
で、上方及び下方蓋の開放を確実に行うことができると
共に、梯子を収納する際の下方蓋の閉鎖を確実に行うこ
とができ、取扱いを容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の上方、下方蓋開放機構を有する避難
装置の使用状態を示す斜視図である。
【図2】図1の要部の拡大断面斜視図である。
【図3】この発明における梯子の格納状態を示す断面図
である。
【図4】避難装置の使用状態を示す概略側断面図であ
る。
【図5】図4の正断面図である。
【図6】この発明における上方及び下方蓋と開放機構部
との関係を示す斜視図である。
【図7】この発明における上方及び下方蓋と開放機構部
との係合状態を示す断面図である。
【図8】この発明における上方蓋とアームとの関係を示
す斜視図である。
【図9】上方蓋と下方蓋の開放動作態様を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 スラブ 1a 開口部 2 収納枠 3 上方蓋 4 下方蓋 6 梯子 21 アーム 22 係止片 23 引手(開放操作部) 24 開放動作伝達部 25 上方蓋係止片 25a 係止面 27 引張りばね(弾性手段) 28 突出ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 宏子 東京都千代田区内幸町一丁目1番1号株式 会社ナカ技術研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床、ベランダ等のスラブに穿設された開
    口部に取付けられる収納枠と、この収納枠の床面側及び
    天井面側に開閉可能に枢着される上方蓋及び下方蓋と、
    上記収納枠内に折畳まれて収納されると共に上記上方及
    び下方蓋が開かれたとき、階下の床若しくはその付近ま
    で伸長する梯子とを具備する避難装置において、 上記収納枠の内側面に回転可能に枢着されるアームに、
    上記下方蓋の自由端部を係脱可能に係止する係止片を垂
    下し、 上記アームの一端部に、上記下方蓋が閉じたときに、そ
    の下方に突出する開放操作部を垂下し、 上記アームの他端には、上記上方蓋の開放動作の際のみ
    上方蓋に係合する開放動作伝達部を形成してなることを
    特徴とする避難装置における上方、下方蓋開放機構。
  2. 【請求項2】 収納枠側にアームを水平に係止するスト
    ッパ片を突設し、 上記収納枠側とアームとの間に、常時上記アームを上記
    ストッパ片側に押圧すべく弾性力を付勢する弾性手段を
    配設してなることを特徴とする請求項1記載の避難装置
    における上方、下方蓋開放機構。
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