JPH06164702A - 人体検知センサー付き電話機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電話機にその使用者の在、不在を検知し、不
在のときに自動的に所定の不在機能を作動させることが
できる人体検知センサー付き電話機を得ること。 【構成】 不在機能を有する電話機１にその使用者の
在、不在を検知する人体検知センサー４を設置するとと
もに、同人体検知センサー４が使用者の在、不在を検知
したとき、所定の不在機能をオン・オフする制御手段１
５を具備してなる人体検知センサー付き電話機。又、前
記電話機１に人体検知センサー４が使用者の在を検知
し、不在機能の作動解除を表示する確認ランプ５を設け
てなる人体検知センサー付き電話機。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、留守録音、ボイスメー
ル、転送、不在案内、不応答転送等の機能（このような
機能を本発明では不在機能という）を有する電話機であ
って、特に事務所等の机上に置いて使用する電話機に有
効に利用でき、その使用者の在、不在を検知し、自動的
に所定の不在機能をオン・オフさせることができる人体
検知センサー付き電話機に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】最近の電話システムは多機能でその１つ
に不在機能がある。このような不在機能を有する電話機
を事務所等の電話システムに使用し、各電話機の使用者
が席を離れて不在にするときにその機能を利用するよう
にしている。

【０００３】しかしながら、これらの不在機能は席を離
れて不在にする前に電話機を操作してその機能が作動す
るようにしておく必要があり、もし使用者がその操作を
行わずに席を離れて不在にした場合に不在機能は作動せ
ず、電話機は着信ベルの鳴動等で着信を知らせることに
なる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】従来の電話システムの
不在機能は上記したように構成されているので、席を離
れて不在にする前にその都度電話機を操作しなければな
らない煩わしさがあるとともに、操作を行わずに席を離
れて不在にした場合、静寂を求められる場所や不在率の
高い人の周囲では、在席者が電話機の着信ベルによる騒
音や交換業務に悩まされることになる問題がある。

【０００５】本発明は上記した問題を解消するためにな
されたもので、電話機にその使用者の在、不在を検知
し、不在のときに自動的に所定の不在機能を作動させる
ことができる人体検知センサー付き電話機を得ることを
目的とするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ため、本発明に係る人体検知センサー付き電話機は、不
在機能を有する電話機にその使用者の在、不在を検知す
る人体検知センサーを設置するとともに、同人体検知セ
ンサーが使用者の在、不在を検知したとき、所定の不在
機能をオン・オフする制御手段を具備してなることを特
徴とするものである。

【０００７】又、前記電話機に人体検知センサーが使用
者の在席を検知したとき、使用者の在席及び不在機能の
解除を表示する確認ランプを設けてなることを特徴とす
るものである。

【０００８】

【作用】本発明に係る人体検知センサー付き電話機は、
上記のように構成されているので、電話機の使用者が席
を離れて不在にすると、人体検知センサーが使用者の不
在を検知し、制御手段を介して自動的に所定の不在機能
を作動させるとともに、使用者が在席すると、人体検知
センサーがそれを検知して自動的に不在機能の作動を解
除する。

【０００９】又、使用者が在席すると、人体検知センサ
ーがそれを検知し、使用者の在席及び不在機能の作動解
除を確認ランプに表示するので、使用者はそれを目視で
確認することができる。

【００１０】

【実施例】以下に本発明の実施例を図１乃至図４に基づ
いて説明する。図１は電話機の平面図（Ａ）と側面図
（Ｂ）、図２は電話機の機能ブロック図、図３は電話シ
ステムの構成図、図４は人体検知センサーの正面図
（Ａ）と側面図（Ｂ）である。電話機１は前記した不在
機能を有するもので、送受話器２、操作部３の他に使用
者の在、不在を検知する人体検知センサー４、使用者の
在席及び不在機能の作動解除を表示する確認ランプ５、
人体検知センサー４の感度を調整するセンサー感度可変
ダイヤル６及び使用者が不在であることを判断するため
の時間を設定する不在時間設定ダイヤル７を備えてい
る。

【００１１】人体検知センサー４は電話機１の前にいる
使用者の在、不在を検知するもので、図４に示すように
前面に投光及び受光部８を有する光電センサー９を支持
ポール１０を介して電話機１に上下及び回動自在に設置
し、光電センサー９の向き及び光の投光範囲を任意に設
定して検知範囲を調整できるように構成され、信号線１
１を介して電話機１に接続されている。又、センサー感
度可変ダイヤル６によりその感度が調整できるようにな
っている。

【００１２】電話機１は上記以外に、図２の機能ブロッ
ク図に示すように内部に従来の電話機と同様の主装置１
２及びインターフェース１３を有するとともに、人体検
知センサー４が使用者の在、不在を検知したとき、その
信号をインターフェース１３、電話線１４を経て自動交
換機１７に送って、電話機１の不在機能をオン・オフ制
御し、又、人体検知センサー４が使用者の在席を検知
し、不在機能の作動が解除されたとき、それを表示する
確認ランプ５に出力信号を出す制御手段１５を有してい
る。

【００１３】又、電話機１は人体検知センサー４が使用
者の不在を検知した時刻からの時間を計時し、所定時間
経過後に上記制御手段１５に不在機能のオン信号を出力
させるタイマー１６を有しており、このタイマー１６は
不在時間設定ダイヤル７により設定時間が調整できるよ
うになっている。

【００１４】更に、電話機１は図３に示すようにそれぞ
れ電話線１４を介して自動交換機１７に接続されてお
り、自動交換機１７は電話機１から不在機能のオン・オ
フ信号が送信されてくると、不在機能を作動又は解除す
る機能を有している。

【００１５】しかして、上記実施例によると、電話の使
用者が在席している場合、人体検知センサー４がそれを
検知し、制御手段１５を介して電話機１の不在機能を解
除するとともに、使用者の在席及び不在機能の解除を確
認ランプ５に表示する。

【００１６】一方、使用者が席を離れ不在にすると、人
体検知センサー４がそれを検知するとともに、タイマー
１６使用者が不在になった時刻からの時間を計時し、所
定時間経過後に制御手段１５が不在機能のオン信号を自
動交換機１７に送信する。これによって不在機能が自動
的に作動し、以後の電話機に対してその機能が発揮され
る。

【００１７】尚、自動交換機１７がなく、電話交換手に
よる場合は、交換手がその操作を行うことになる。

【００１８】

【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る人
体検知センサー付き電話機によると、不在機能を自動的
にオン・オフさせることができるため、使用者が不在に
する都度電話機を操作しなければならない煩わしさから
解放されるとともに、操作を行わずに不在にすることに
よって、周囲の在席者を電話機の着信ベルによる騒音や
交換業務で悩ますような問題をなくすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例を示す電話機の平面図（Ａ）と
側面図（Ｂ）である。

【図２】本発明の実施例を示す電話機の機能ブロック図
である。

【図３】本発明の実施例に係る電話機を用いた電話シス
テムの構成図である。

【図４】本発明の実施例に用いる人体検知センサーの正
面図（Ａ）と側面図（Ｂ）である。

【符号の説明】

１ 電話機 ２ 送受話器 ３ 操作部 ４ 人体検知センサー ５ 確認ランプ ６ センサー感度可変ダイヤル ７ 不在時間設定ダイヤル ８ 投光及び受光部 ９ 光電センサー １０ 支持ポール １１ 信号線 １２ 主装置 １３ インターフェース １４ 電話線 １５ 制御手段 １６ タイマー １７ 自動交換機

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 不在機能を有する電話機にその使用者の
   在、不在を検知する人体検知センサーを設置するととも
   に、同人体検知センサーが使用者の在、不在を検知した
   とき、所定の不在機能をオン・オフする制御手段を具備
   してなることを特徴とする人体検知センサー付き電話
   機。
2. 【請求項２】 前記電話機に人体検知センサーが使用者
   の在席を検知したとき、使用者の在席及び不在機能の解
   除を表示する確認ランプを設けてなることを特徴とする
   請求項１記載の人体検知センサー付き電話機。