JPH0616281Y2 - 排熱回収装置 - Google Patents

排熱回収装置

Info

Publication number
JPH0616281Y2
JPH0616281Y2 JP1988112806U JP11280688U JPH0616281Y2 JP H0616281 Y2 JPH0616281 Y2 JP H0616281Y2 JP 1988112806 U JP1988112806 U JP 1988112806U JP 11280688 U JP11280688 U JP 11280688U JP H0616281 Y2 JPH0616281 Y2 JP H0616281Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
chamber
outlet
exhaust
exhaust gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988112806U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0236730U (ja
Inventor
中島  勝
利光 一ノ瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP1988112806U priority Critical patent/JPH0616281Y2/ja
Publication of JPH0236730U publication Critical patent/JPH0236730U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0616281Y2 publication Critical patent/JPH0616281Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、コジエネレーシヨンプラントにおける燃焼排
ガスあるいは家庭用や産業用の気体浄化装置における浄
化ガス等より熱回収を行う排熱回収装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の装置としては、本出願人が出願した昭和62年実
用新案登録願第119288号があるが、本装置は第3図に示
すように本体4の内部に輻射変換体6、7で囲まれた加
熱室2と同加熱室2の外側に配設されたヒートパイプ9
が設けられたおり、上方の入口室1に入つた汚れた空気
1は加熱室2で加熱され完全燃焼し、ヒートパイプ9
の間を通り抜け、出口室3から完全燃焼排ガスA2とし
て排出されていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の装置においては、完全燃焼排ガスがヒートパイプ
9の間を通り抜けるときに熱回収が行われるが、この熱
回収は完全でなく、排ガスA2は熱エネルギーを若干保
有したまま放出されるので熱効率が低かつた。
本考案は、上記排ガスが保有する熱エネルギーを従来よ
りも多く回収できる装置を提供することを目的としてい
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の排熱回収装置は、中央に開口部が設けられた仕
切板により内部が入口室と出口室に仕切られた本体、上
記仕切板の開口部に配設されて固定され周囲が通気性多
孔質材料からなる輻射変換体に囲まれて形成された加熱
室、および上記仕切板を貫通し端部がそれぞれ上記入口
室と出口室に配設された複数本のヒートパイプを備えた
排熱回収装置において、上記出口室の端部に設けられた
排出口に同排出口から排出する排気ガスを遮断するよう
に配設された通気性多孔質材料からなる排出口輻射変換
体を備えたことを特徴としている。
〔作用〕
上記において、入口室に入った汚れた空気は加熱室内に
入り、加熱室で加熱されて完全燃焼し浄化され、この燃
料浄化された排気ガスは加熱室を形成する輻射変換体を
透過して出口室に至り、ヒートパイプの間を通り抜け
る。
上記ヒートパイプは出口室内の部分が吸熱部であり、入
口室内の部分が放熱部であって、出口室に至った排気ガ
スの保有する熱をヒートパイプの吸熱部が吸熱して放熱
部へ輸送し、入口室内へ放熱して入口室に供給される空
気を加熱し、熱回収を行う。
従来の装置におけるヒートパイプの吸熱部による吸熱
は、この吸熱部に接触した排気ガスのみから行われ、そ
の割合の多い吸熱部に接触しない排気ガスは熱を奪わず
に外部に放出されるため、熱回収率が必ずしも良好では
なかった。
本発明においては、出口室の排出口に通気性多孔質材料
からなる排出口輻射変換体が設けられており、上記出口
室に至りヒートパイプの間を通り抜けた排気ガスは全て
排出口輻射変換体を透過して外部に放出される。
上記排出口輻射変換体は、排気ガスが排出口ではほゞ常
温となるところまでその保有量を回収し、回収した熱を
輻射熱として放出する。
上記排出口輻射体が放出した輻射熱は、ヒートパイプの
吸熱部により吸熱され、放熱部まで輸送されて入口室内
に放熱され、入口室内の空気を加熱するため、排気ガス
が保有する熱はほとんど回収される。
上記により、排気ガスの保有する熱量の大部分が排出口
輻射熱変換体によって回収されるため、外部への熱放出
が少なくなり、熱回収が大幅に向上する。
〔実施例〕
本考案の一実施例を第1図に示す。
第1図に示す本実施例は、外側が断熱材10で覆われ内
部がドーナツ状の仕切板5によつて二分され同仕切板5
の上側に入口室1が形成され下側に出口室3が形成され
た本体4、上記仕切板5の上面に設けられた平板状の入
口輻射変換体6と下面に設けられた縦断面形状がU字形
の出口輻射変換体7によつて形成され内部にヒータ8が
設けられた加熱室2、同加熱室2の外側に出口室3と入
口室1をつなぐように配設されたヒートパイプ9、およ
び上記出口室3の下部に設けられた排出口輻射変換体1
1を備えており、上記輻射変換体6、7、11はコージ
ライトとアルミナまたはムライトとアルミナ等よりなり
通気性があり、入口輻射変換体6と出口輻射変換体7と
排出口輻射変換体11はそれぞれ6〜20個/625mm
2、20〜30個/625mm2、6〜30個/625mm2
の気孔を有している。
上記において、汚れた空気A1が図示していないフアン
によつて入口室1に送り込まれ、加熱室2を通過する。
上記加熱室2の内部はヒータ8によつて加熱され800
〜1200℃に保たれており、上記加熱室2を通過した
空気は加熱され燃焼して浄化される。上記加熱室2には
複数のヒートパイプ9がその外面に沿つて配置され、上
記ヒートパイプは、出口室3から入口室1へと上方へ伸
びていて、加熱室2から出口室3へ出た空気の熱を回収
して入口室1内へ放熱し、入口室1内の汚れた空気A1
の温度を高めている。
上記加熱室2を通過し浄化された空気は、排出口輻射変
換体11を通過し完全燃焼排気ガスA2となつて排出口
より排出される。上記排出口輻射体11は、上記排気ガ
スA2が排出口ではほゞ常温となるところまでその保有
熱量を回収し、回収した熱を輻射熱として上記ヒートパ
イプへ向けて放出する。
上記により、排出口輻射変換体を配設しているために、
排気ガスの保有する熱量の大部分が第2図に示すように
上記変換体によつて回収され、ヒートパイプにより入口
室へ伝達され、外部への熱放出が少なくなり、熱回収率
が大幅に向上した。
〔考案の効果〕
本考案の排熱回収装置は、ヒートパイプより下流側の排
気ガスの排出口を遮断するように通気性多孔質の排出口
輻射変換体を配設したことによって、排気ガスの保有す
る熱量の大部分が排出口輻射変換体によって回収される
ため、外部への熱放出が少なくなり、熱回収率が大幅に
向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の説明図、第2図は熱回収装
置内部の温度分布図、第3図は従来の装置の説明図であ
る。 1……入口室、2……加熱室、3……出口室、 4……本体、5……仕切板、 6……入口輻射変換体、 7……出口輻射変換体、8……ヒータ、 9……ヒートパイプ、10……断熱材、 11……排出口輻射変換体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央に開口部が設けられた仕切板により内
    部が入口室と出口室に仕切られた本体、上記仕切板の開
    口部に配設されて固定され周囲が通気性多孔質材料から
    なる輻射変換体に囲まれて形成された加熱室、および上
    記仕切板を貫通し端部がそれぞれ上記入口室と出口室に
    配設された複数本のヒートパイプを備えた排熱回収装置
    において、上記出口室の端部に設けられた排出口に同排
    出口から排出する排気ガスを遮断するように配設された
    通気性多孔質材料からなる排出口輻射変換体を備えたこ
    とを特徴とする排熱回収装置。
JP1988112806U 1988-08-30 1988-08-30 排熱回収装置 Expired - Lifetime JPH0616281Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988112806U JPH0616281Y2 (ja) 1988-08-30 1988-08-30 排熱回収装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988112806U JPH0616281Y2 (ja) 1988-08-30 1988-08-30 排熱回収装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0236730U JPH0236730U (ja) 1990-03-09
JPH0616281Y2 true JPH0616281Y2 (ja) 1994-04-27

Family

ID=31352081

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988112806U Expired - Lifetime JPH0616281Y2 (ja) 1988-08-30 1988-08-30 排熱回収装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0616281Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62155497A (ja) * 1985-12-27 1987-07-10 Kobe Steel Ltd 熱交換器の低温腐食防止装置
JPS63126722U (ja) * 1987-02-10 1988-08-18

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0236730U (ja) 1990-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN209968110U (zh) 一种高效有机气体催化净化装置
ES2031354T3 (es) Unidad de calefaccion y ventilacion para un sistema de ventilacion de aire caliente.
JPH0616281Y2 (ja) 排熱回収装置
JPH0345311B2 (ja)
CN209279179U (zh) 一种有机废气处理用催化燃烧腔室
CN218328196U (zh) 一种蓄热式催化燃烧炉
JPH0159520B2 (ja)
CN218459095U (zh) 烟气净化装置及排烟设备
JPH0443704Y2 (ja)
JPS63163792A (ja) 放射管の廃熱回収装置
CN218178912U (zh) 一种应用于人造板甲醛净化舱的热交换系统
CN213811810U (zh) 一种蒸汽供热节能设备
CN211739152U (zh) 一种可调多回程高温空气预热器除尘一体化装置
CN213713096U (zh) 一种废气催化燃烧处理设备
JPS5935108Y2 (ja) 海苔乾燥機用外気加熱装置
CN105509456B (zh) 烘干用集热燃烧炉
JPS63163791A (ja) 放射管の廃熱回収装置
JPS6261643B2 (ja)
JPH0451316Y2 (ja)
JPS62175069U (ja)
JPH0118965B2 (ja)
SU958794A1 (ru) Контактный водоподогреватель
JPS5517045A (en) Roof for solar energy heater and construction therefor
JPS5812815Y2 (ja) 輻射伝熱式活性炭再生装置
JPH0113204Y2 (ja)