JPH06162095A - パラメータ検索方式 - Google Patents

パラメータ検索方式

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Publication number
JPH06162095A
JPH06162095A JP4316732A JP31673292A JPH06162095A JP H06162095 A JPH06162095 A JP H06162095A JP 4316732 A JP4316732 A JP 4316732A JP 31673292 A JP31673292 A JP 31673292A JP H06162095 A JPH06162095 A JP H06162095A
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data
pointer
parameter element
key
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JP4316732A
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Inventor
Takeshi Murata
雄志 村田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】データに付随したパラメータを検索する方式に
関し、高速検索を可能にし、CPUの負担を軽減するこ
とを目的とする。 【構成】キー演算部1で、データによって演算を行って
検索のキーを求め、キーテーブル2に、複数のパラメー
タエレメントグループの先頭ポインタをキーごとに格納
し、求められたキーに応じて特定のパラメータエレメン
トグループの先頭ポインタを読み出し、パラメータテー
ブル3に、複数のパラメータエレメントグループをキー
ごとに格納し、読み出された先頭ポインタに応じて特定
のパラメータエレメントグループにおけるチェーンされ
た複数のパラメータエレメントを先頭から順次読み出
し、データ比較部4で、読み出されたパラメータエレメ
ントにおけるデータを検索すべきデータと比較して、比
較一致時、読み出されたパラメータエレメントにおける
パラメータを検出結果として出力することで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データに付随したパラ
メータを検索する方式に関し、特に、パラメータ検索を
ハードウェア化することによって、中央処理装置(CP
U)の負荷を軽減し高速検索を可能にした、パラメータ
検索方式に関するものである。
【0002】データによって検索を行って、データに付
随する固有の変数であるパラメータを求めるパラメータ
検索方式は、例えば、通信システムにおいて、端末アド
レスによって、その端末が属する伝送路の番号を検索す
るような場合に、多く用いられている。
【0003】このようなパラメータ検索方式は、ハード
ウェア化して行えるようにすることによって、CPUの
負荷を軽減するとともに、高速検索を可能にすることが
要望されている。
【0004】
【従来の技術】パラメータ検索方式は、一般にハッシュ
アクセス法によって行われることが多い。ハッシュアク
セス法では、検索するデータをバイト単位に足し算する
ことによって、検索のキーを求める。
【0005】図9は、検索データの例を示したものであ
って、バイト0〜バイトNに対応するデータX0〜XN
からなることが示されている。これに対する検索キー
は、次式のようにして求められる。 検索キー(KEY)=X0+X1+X2+X3+X4+
X5+…+XN 従って、検索キーは00〜FFの256個あることにな
る。
【0006】図10は、検索テーブルの例を示したもの
である。検索テーブルはキーテーブルと、256個に分
割されたパラメータエレメントグループ00〜FFから
なっている。キーテーブルは256個の検索キーをポイ
ンタとするものであって、それぞれパラメータエレメン
トグループ00〜FFの先頭ポインタを表している。
【0007】各パラメータエレメントの内容は、データ
と、次パラメータエレメントのポインタと、パラメータ
とからなっている。データは、検索するデータと比較す
るためのものである。次パラメータエレメントのポイン
タは、パラメータエレメントをチェーンするものであっ
て、オール1の場合、最後のパラメータエレメントであ
ることを示す。パラメータは、検索したいデータに付随
する、固有の変数である。
【0008】従来のパラメータ検索方式では検索動作
を、CPUと、メモリと、CPUを動かすプログラムと
によって実現している。まず、CPUで、検索したいデ
ータについて前述の演算を行って、検索キーを求める。
次にCPUは、求められた検索キーによって、メモリ上
に割り付けられたキーテーブルを読みだして、検索する
パラメータエレメントグループの先頭ポインタを求め
る。
【0009】CPUは、求められたパラメータエレメン
トグループの先頭ポインタによって、先頭パラメータエ
レメントを読みだし、検索したいデータとパラメータエ
レメント中のデータとを比較する。一致すれば、パラメ
ータエレメントに記載されているパラメータによって、
検索したいデータのパラメータを得ることができる。
【0010】一致しなければ、次パラメータエレメント
のポインタによって、次のパラメータエレメントを読み
だして、同様な処理を行う。このような動作を繰り返し
て、検索したいデータを見いだすまで行うことによっ
て、所望のパラメータを得ることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のパラメータ検索
方式では、上述のように、CPUがそのソフトウェアに
よって、パラメータを検索していた。CPUによるパラ
メータ検索では、パラメータの検索能力は、CPUの処
理能力によって定まる。
【0012】しかしながら、パラメータ検索能力に対す
る要求は、次第に増大しており、現在では、CPUの処
理能力以上の速度でパラメータ検索を行うことが必要と
なっている。また、検索したいデータが大きい場合や、
検索する回数が増加した場合には、CPUに対する負荷
が重くなり、検索処理以外の処理を行うことができなく
なるという問題がある。
【0013】本発明は、このような従来技術の課題を解
決しようとするものであって、パラメータ検索方式にお
いて、検索処理をCPUによって行うのでなく、ハード
ウェア的に行うことによって、CPUの処理能力以上の
速度でパラメータ検索を行えるようにするとともに、C
PUの検索負荷を解消することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
(1) 本発明は、データによって検索を行ってデータに付
随するパラメータを検出するパラメータ検索方式におい
て、データによって演算を行って検索のキーを求めるキ
ー演算部1と、複数のパラメータエレメントグループの
先頭ポインタをキーごとに格納し、求められたキーに応
じて特定のパラメータエレメントグループの先頭ポイン
タを読み出すキーテーブル2と、複数のパラメータエレ
メントグループをキーごとに格納し、読み出された先頭
ポインタに応じて特定のパラメータエレメントグループ
におけるチェーンされた複数のパラメータエレメントを
先頭から順次読み出すパラメータテーブル3と、読み出
されたパラメータエレメントにおけるデータを検索すべ
きデータと比較するデータ比較部4とを備え、比較一致
時、読み出されたパラメータエレメントにおけるパラメ
ータを検出結果として出力するものである。
【0015】(2) また本発明は(1) において、各パラメ
ータエレメントが、データと、チェーンされている次パ
ラメータエレメントのポインタと、データに付随するパ
ラメータとからなり、先頭パラメータエレメントが、キ
ーテーブル2から与えられる先頭ポインタに対応するア
ドレスを有するとともに、最終パラメータエレメント
が、次パラメータエレメントのポインタとして特定の値
を設定されているものである。
【0016】(3) また本発明は(2) において、各パラメ
ータエレメントグループが、初期状態において次パラメ
ータエレメントのポインタとして特定の値を設定された
先頭パラメータエレメントのみからなり、登録すべきデ
ータが増加するごとに、キーテーブル2に設定されてい
たポインタを次パラメータエレメントのポインタとして
有するパラメータエレメントを新たな先頭パラメータエ
レメントとして追加するととにも、キーテーブル2にお
けるパラメータエレメントグループの先頭ポインタを新
たな先頭パラメータエレメントのポインタに変更するも
のである。
【0017】
【作用】図1は、本発明の原理的構成を示したものであ
って、11は検索しようとするデータを設定する検索デ
ータレジスタ、12は検索キーの演算を行うキー演算
部、13はキーテーブルのアドレスを選択するキーアド
レスセレクト部、14はパラメータエレメントグループ
の先頭アドレスを設定するキーテーブル、15はパラメ
ータエレメントのポインタをロードするパラメータアド
レスカウンタ部、16はパラメータ検索結果のステータ
スを設定するステータスレジスタ、17はパラメータ検
索の制御を行うコントロールレジスタ、18はパラメー
タ検索のタイミングを発生するタイミング生成部であ
る。
【0018】また19はパラメータエレメントのアドレ
スを選択するパラメータアドレスセレクト部、20はパ
ラメータエレメントを設定するパラメータテーブル、2
1はパラメータエレメントのデータを設定するエレメン
トデータレジスタ、22はデータの比較を行うデータ比
較部、23はパラメータエレメントのポインタを設定す
るエレメントポインタレジスタ、24はパラメータエレ
メントのポインタの終了を判定するポインタ終了検出部
である。
【0019】パラメータの検索に先立って、図示されな
いCPUから、キーテーブル14とパラメータテーブル
20とに対して初期設定を行う。初期設定の方法は、C
PUからコントロールレジスタ17に指示を行うことに
よって、キーアドレスセレクト部13と、パラメータア
ドレスセレクト部19とにおいて、CPUアドレスバス
を選択させることによって行われる。
【0020】初期設定は、図10の場合と同様に、キー
テーブル14に、256個のパラメータエレメントグル
ープの先頭ポインタを設定し、パラメータテーブル20
に、各パラメータエレメントごとに、データと次パラメ
ータエレメントのポインタとパラメータとを設定するこ
とによって行われる。設定終了時、CPUは再びコント
ロールレジスタ17に指示して、キーアドレスセレクト
部13と、パラメータアドレスセレクト部19とにおけ
る、CPUアドレスバスの選択を解除させる。
【0021】パラメータ検索時、まずCPUから検索し
たいデータ値を、検索データレジスタ11に設定する。
次に、コントロールレジスタ17に検索の起動を設定す
ることによって、タイミング生成部18に起動の通知が
行われる。タイミング生成部18は、起動通知を受けた
とき、各ブロックに必要なタイミングを供給する。
【0022】キー演算部12では、検索データレジスタ
11に設定されたデータ値から、前述のバイト単位の足
し算を行って8ビットのデータからなる検索キーを求
め、キーアドレスセレクト部13は、これをキーテーブ
ル14にアドレスとして与える。キーテーブル14で
は、キー演算部12からのアドレス通知によって、25
6個のパラメータエレメントグループの先頭ポインタの
うちの指定されたポインタ値を、パラメータアドレスカ
ウンタ部15に通知する。
【0023】パラメータアドレスカウンタ部15では、
タイミング生成部18からのタイミングに従って、キー
テーブル14から通知されたポインタ値をロードし、パ
ラメータアドレスセレクト部19は、これをパラメータ
テーブル20にアドレスとして与える。また、パラメー
タエレメントが複数のバイトからなる場合には、タイミ
ング生成部18からのタイミングに従って、パラメータ
エレメントの内容を読みだすのに必要なだけ、アドレス
をインクリメントする。
【0024】パラメータテーブル20では、パラメータ
アドレスカウンタ部15から供給されたアドレスに従っ
て、パラメータエレメントの内容を読みだして、エレメ
ントデータレジスタ21とエレメントポインタレジスタ
23とに与え、パラメータをCPUデータバスに出力し
たままで停止する。
【0025】エレメントデータレジスタ21では、タイ
ミング生成部18から供給されるタイミングによって、
パラメータテーブル20から出力されるデータをラッチ
し、ラッチした値をデータ比較部22に通知する。エレ
メントポインタレジスタ23では、タイミング生成部1
8から供給されるタイミングによって、パラメータテー
ブル20から出力される次パラメータエレメントのポイ
ンタ値をラッチし、ラッチした値をポインタ終了検出部
24に通知する。
【0026】データ比較部22では、検索データレジス
タ11からのデータ値と、エレメントデータレジスタ2
1からのデータ値とを比較して、比較結果をタイミング
生成部18に通知する。比較結果の一致は、検索したい
データのパラメータエレメントが見いだされたことを表
している。比較結果の不一致は、検索したいデータのパ
ラメータエレメントが見いだされなかったことを表して
いる。
【0027】ポインタ終了検出部24では、エレメント
ポインタレジスタ23からのポインタ値がオール1の場
合、最終のパラメータエレメントと判断して、タイミン
グ生成部18に通知する。
【0028】タイミング生成部18では、データ比較部
22からの比較結果の通知と、ポインタ終了検出部24
からのポインタ終了検出結果とによって、次のような動
作を行う。
【0029】(1) データ比較結果が一致の場合は、検索
したいデータのパラメータエレメントが見いだされたの
で、ポインタ終了検出結果に無関係に、タイミングの供
給を停止して、ステータスレジスタ16に終了フラグを
通知し、CPUに割り込み要求を通知する。
【0030】(2) データ比較結果が不一致であって、ポ
インタ終了検出結果が終了のときは、検索したいデータ
のパラメータエレメントが見いだされなかったので、タ
イミングの供給を停止して、ステータスレジスタ16に
終了フラグを通知し、CPUに割り込み要求を通知す
る。
【0031】(3) データ比較結果が不一致であって、ポ
インタ終了検出結果が終了でないときは、現在検索中の
パラメータエレメントは該当しないので、次位にチェー
ンされているパラメータエレメントを検索させるよう
に、各ブロックにタイミングを供給する。
【0032】パラメータアドレスカウンタ部15では、
タイミング生成部18から供給されるタイミングに従っ
て、エレメントポインタレジスタ23の出力である次パ
ラメータエレメントのポインタ値をロードして、パラメ
ータテーブル20にアドレスを供給する。
【0033】パラメータテーブル20では、パラメータ
アドレスカウンタ部15から供給されるアドレスに従っ
て、以下、前述と同様に、パラメータエレメントの内容
を読みだして、エレメントデータレジスタ21と、エレ
メントポインタレジスタ23でこれをラッチして、デー
タ比較部22と、ポインタ終了検出部24へ通知してパ
ラメータエレメントの検索を行う。このような動作を繰
り返して、検索したいデータのパラメータエレメントに
なるか、または最後のパラメータエレメントになるまで
行う。
【0034】CPUは、割り込み要求に応答して、ステ
ータスレジスタ16の読みだしを行い、データ比較部2
2の比較結果の通知と、ポインタ終了検出部24からの
ポインタ終了検出結果の通知と、タイミング生成部18
からの検索終了の通知とによって、次の判断を行う。
【0035】(a) 検索が終了し、かつデータ比較結果が
一致の場合は、検索したいデータのパラメータエレメン
トが見いだされたので、ポインタ終了検出結果に無関係
に、パラメータが検索できたと判断する。CPUは、パ
ラメータテーブル20から出力されているパラメータ
を、CPUデータバスを介して読みだすことによって、
所望のパラメータを求める。
【0036】(b) 検索が終了し、かつデータ比較結果が
不一致の場合であって、ポインタ終了検出結果が終了で
あったときは、検索したいデータのパラメータエレメン
トが見いだされなかったので、所望のパラメータが検索
できなかったと判断する。
【0037】本発明においては、図1に示されたよう
に、パラメータの検索をハードウェア構成によって行っ
ているので、従来のCPUを用いたプログラムによるパ
ラメータ検索と比較して、処理速度が速い。またパラメ
ータ検索をCPUが行う必要がないので、CPUの負荷
を軽減し、CPU時間を他の処理にふり向けることが可
能となる。
【0038】
【実施例】図2は、本発明の一実施例におけるルーティ
ング装置の構成を示したものであって、それぞれ端末が
接続された4個の伝送路間の通信を中継するルーティン
グ装置を例示している。図中において、30はルーティ
ング装置を示し、これに物理的に独立した伝送路0〜3
が接続されるとともに、伝送路0には端末A0,A1が
接続され、伝送路1には端末B0,B1が接続され、伝
送路2には端末C0,C1が接続され、伝送路3には端
末D0,D1が接続されている。各端末は、パケット通
信を行うものであって、各端末固有のアドレスを有して
いる。
【0039】ルーティング装置30において、31は装
置の制御を行う中央処理装置(CPU)、32は装置の
制御を行うプログラムを格納するリードオンリメモリ
(ROM)、33はCPU31がプログラムを実行する
際のワーク領域であるランダムアクセスメモリ(RA
M)、34は本発明のパラメータ検索方式を実行する検
索部、35は端末からのパケットデータを格納する通信
用メモリ、360,361,362,363 はルーティング装
置30と各伝送路0〜3との間におけるパケットの相互
の転送を行うインタフェース(IF)部である。
【0040】37はCPUバスであって、CPU31の
データバス,アドレスバス,バスの制御線からなり、R
OM32,RAM33,検索部34,通信用メモリ35
をアクセスして制御するために設けられている。38は
メモリバスであって、各IF部360,361,362,36
3 と、通信用メモリ35とを接続して、パケットデータ
の転送を行う。
【0041】図3は、代表的なパケットフォーマットを
示したものであって、宛先アドレス(DA)領域と、発
信元アドレス(SA)領域と、パケット長領域と、イン
フォメーション領域と、チェック(FCS)領域とから
なることが示されている。
【0042】通信を行う際は、送信する端末が送ろうと
する端末のアドレスをDAに設定し、自端末のアドレス
をSAに設定し、送りたいデータをインフォメーション
領域に記載して、パケット長と、FCSとを付加して、
伝送路へ送信する。各端末では、送信されたパケットデ
ータをモニタしていて、DAと自端末のアドレスとが一
致したら、自端末宛のパケットとして受信する。受信し
たパケットを、FCSによってチェックして、異常なけ
れば、インフォメーション領域のデータを取り出す。こ
のようにして取り出したデータが、端末からのメッセー
ジとなる。
【0043】図4は、本発明の一実施例におけるパラメ
ータエレメントの構成を示したものであって、端末のア
ドレスを設定する端末アドレス領域と、次位のパラメー
タエレメントのポインタを設定する次パラメータエレメ
ントのポインタ領域と、端末が接続されている伝送路の
番号を設定する伝送路番号領域とからなっている。
【0044】図5は、本発明の一実施例の検索テーブル
初期化を示したものである。ルーティング装置において
は、ルーティング動作を行う前に、検索部34のキーテ
ーブルと、パラメータテーブルの初期化を行う。初期化
は、キーテーブルにおける256個の領域に、それぞれ
のパラメータエレメントグループの先頭ポインタを設定
し、各パラメータエレメントの次パラメータエレメント
のポインタをオール1にすることによって行われる。
【0045】図2の実施例におけるルーティング動作
は、次のようにして行われる。図6は、本発明の一実施
例の検索テーブル登録(1)を示したものであって、端
末から同一伝送路に属する他の端末に対して最初に送信
した場合を示している。
【0046】例えば端末A0から端末A1にパケットを
転送する場合、端末A0は、DAにアドレス00A1を
書き込み、SAにアドレス00A0を書き込んで、パケ
ットを伝送路0に送信する。ルーティング装置30で
は、伝送路0に接続されているIF部360 で受信す
る。受信したパケットデータは、通信用メモリ35へ転
送される。
【0047】CPU31は、受信したパケットデータの
DAとSAとを読みだして、DAを検索部34で検索す
る。最初なので、検索部34にはDAの示すアドレス0
0A1が登録されていないので、検索することができな
い。そのため、受信したパケットデータを、どの伝送路
に転送すればよいかわからないので、通信用メモリ35
から、とりあえず、伝送路0以外の伝送路である、伝送
路1と伝送路2と伝送路3とに、対応するIF部を経由
して転送する。
【0048】SAについても同様にして検索を行うが、
登録されていないので、検索を行うことができない。そ
こでCPU31は、SAの登録を行う。
【0049】SAの登録は、パラメータエレメントグル
ープA0にパラメータエレメントを追加することによっ
て行われる。この際、キーテーブルのパラメータエレメ
ントグループの先頭ポインタを、追加するパラメータエ
レメントのポインタに変えて、このパラメータエレメン
トの端末アドレスにSAの示すアドレス00A0を書き
込み、次パラメータエレメントのポインタとして、それ
までキーテーブルに設定されていたパラメータエレメン
トグループの先頭ポインタを設定する。
【0050】さらに伝送路番号として、伝送路0からの
受信なので、0を設定する。これによってSAの登録が
完了する。このような登録は、各伝送路に接続されてい
る各端末のアドレスを記憶するために行われるものであ
る。
【0051】図7は、本発明の一実施例の検索テーブル
登録(2)を示したものであって、同一伝送路に属する
他の端末から最初に返答があった場合を示している。
【0052】端末A0からの通信に対して、同じ伝送路
0に接続された端末から返答があるので、端末A1から
端末A0に対する通信もある。このときも、同様にし
て、通信用メモリ35へパケットデータが転送される。
この際、DAはアドレス00A0なので、検索部34で
検索を行うことによって、検索されて伝送路番号0が検
出される。
【0053】これは、伝送路0から転送されたパケット
データを、伝送路0に転送することを示している。そこ
で、この通信は、伝送路0で閉じた、端末A0と端末A
1の間の通信と判断されるので、通信用メモリ35か
ら、どの伝送路にもパケットデータを転送することな
く、これを廃棄する。この際、端末A0の場合と同様に
して、端末A1の端末アドレスであるSAの登録が行わ
れる。
【0054】この場合のSAの登録は、パラメータエレ
メントグループA1に図6の場合と同様にして、パラメ
ータエレメントを追加することによって行われる。この
際、キーテーブルのパラメータエレメントグループの先
頭ポインタを、追加するパラメータエレメントのポイン
タに変えて、このパラメータエレメントの端末アドレス
にSAの示すアドレス00A1を書き込み、次パラメー
タエレメントのポインタとして、それまでキーテーブル
に設定されていた、パラメータエレメントグループの先
頭ポインタを設定する。さらに伝送路番号として、伝送
路0からの受信なので、0を設定することによってSA
の登録が完了する。
【0055】このようにして、現在のパラメータエレメ
ントグループには、端末2個が登録され、次の通信から
は、端末A0と端末A1の間の通信は、伝送路0で閉ざ
され、ルーティング装置30に入力されるパケットデー
タはすべて廃棄される。
【0056】図8は、本発明の一実施例の検索テーブル
登録(3)を示したものであって、異なる伝送路に属す
る端末間の通信の場合を示している。
【0057】いま、端末A0が既に登録されていた場合
に、端末A0から端末B0へパケットデータを送信した
ときは、ルーティング装置30では、端末B0が登録さ
れていないので、伝送路1と伝送路2と伝送路3とに、
パケットを転送する。
【0058】伝送路1を介して端末B0から端末A0に
対する返答があった場合には、端末A0の端末アドレス
はルーティング装置30に登録されているので、伝送路
0へパケットデータを転送する。
【0059】そしてこの際、端末B0の端末アドレスが
SAとして送られてくるので、これを検索部34に登録
する。以後の通信では、両端末のアドレスが登録されて
いて検索できるので、端末A0と端末B0間の通信にお
いては、伝送路0と伝送路1に対してのみパケットデー
タを転送する。
【0060】このように、ルーティング装置30では、
各伝送路に接続されている未登録の端末の端末アドレス
を、その端末が発信元となる通信ごとに登録してゆく。
そしてパケットデータのDAによって、ルーティングす
る伝送路を見いだして、パケットデータの転送を行う。
【0061】ルーティング装置30におけるルーティン
グルールは、次のようにまとめて表すことができる。 (1) DA検索を行って検索できなかった場合は、受信し
た伝送路以外のすべての伝送路へパケットを転送する。
【0062】(2) DA検索を行った結果、受信した伝送
路番号と転送先の伝送路番号が一致した場合は、パケッ
トを廃棄する。 (3) DA検索を行った結果、受信した伝送路番号と転送
先の伝送路番号が一致しない場合は、転送先の伝送路へ
パケットを転送する。 (4) SA検索を行って検索できなかった場合は、検索テ
ーブルに、パケットエレメントとして、端末アドレス
と、次パラメータエレメントのポインタと、受信した伝
送路番号とを登録する。 (5) SA検索を行って検索できた場合は、なにもしな
い。
【0063】ルーティング装置30の性能は、アドレス
検索に要する処理時間によって左右され、この処理時間
が短いほど、より多くのパケットデータのルーティング
を行うことが可能である。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、デ
ータによって検索を行って、データに付随する固有の変
数であるパラメータを求めるパラメータ検索方式におい
て、検索の処理をハードウエア化して行うようにしたの
で、高速検索が可能になるとともに、CPUの負担を軽
減することができるので、CPUの処理余裕を増加させ
ることができ、システムの性能向上に寄与するところが
大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理的構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施例におけるルーティング装置の
構成を示す図である。
【図3】代表的なパケットフォーマットを示す図であ
る。
【図4】本発明の一実施例におけるパラメータエレメン
トの構成を示す図である。
【図5】本発明の一実施例の検索テーブル初期化を示す
図である。
【図6】本発明の一実施例の検索テーブル登録(1)を
示す図である。
【図7】本発明の一実施例の検索テーブル登録(2)を
示す図である。
【図8】本発明の一実施例の検索テーブル登録(3)を
示す図である。
【図9】検索データの例を示す図である。
【図10】検索テーブルの例を示す図である。
【符号の説明】
1 キー演算部 2 キーテーブル 3 パラメータテーブル 4 データ比較部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データによって検索を行って該データに
    付随するパラメータを検出するパラメータ検索方式にお
    いて、 前記データによって演算を行って検索のキーを求めるキ
    ー演算部(1)と、 複数のパラメータエレメントグループの先頭ポインタを
    キーごとに格納し、前記求められたキーに応じて特定の
    パラメータエレメントグループの先頭ポインタを読み出
    すキーテーブル(2)と、 複数のパラメータエレメントグループを前記キーごとに
    格納し、前記読み出された先頭ポインタに応じて特定の
    パラメータエレメントグループにおけるチェーンされた
    複数のパラメータエレメントを先頭から順次読み出すパ
    ラメータテーブル(3)と、 該読み出されたパラメータエレメントにおけるデータを
    前記検索すべきデータと比較するデータ比較部(4)と
    を備え、 該比較一致時、該読み出されたパラメータエレメントに
    おけるパラメータを検出結果として出力することを特徴
    とするパラメータ検索方式。
  2. 【請求項2】 前記各パラメータエレメントが、データ
    と、チェーンされている次パラメータエレメントのポイ
    ンタと、該データに付随するパラメータとからなり、先
    頭パラメータエレメントが前記キーテーブル(2)から
    与えられる先頭ポインタに対応するアドレスを有すると
    ともに、最終パラメータエレメントが次パラメータエレ
    メントのポインタとして特定の値を設定されていること
    を特徴とする請求項1に記載のパラメータ検索方式。
  3. 【請求項3】 前記各パラメータエレメントグループ
    が、初期状態において次パラメータエレメントのポイン
    タとして前記特定の値を設定された先頭パラメータエレ
    メントのみからなり、登録すべきデータが増加するごと
    に、キーテーブル(2)に設定されていたポインタを次
    パラメータエレメントのポインタとして有するパラメー
    タエレメントを新たな先頭パラメータエレメントとして
    追加するととにも、キーテーブル(2)におけるパラメ
    ータエレメントグループの先頭ポインタを該新たな先頭
    パラメータエレメントのポインタに変更することを特徴
    とする請求項2に記載のパラメータ検索方式。
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