JPH0512337A - ハツシユ法を用いたデータ検索方式 - Google Patents

ハツシユ法を用いたデータ検索方式

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JPH0512337A
JPH0512337A JP3161367A JP16136791A JPH0512337A JP H0512337 A JPH0512337 A JP H0512337A JP 3161367 A JP3161367 A JP 3161367A JP 16136791 A JP16136791 A JP 16136791A JP H0512337 A JPH0512337 A JP H0512337A
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data
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subgroup
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memory
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JP3161367A
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Toshiharu Ueda
敏晴 上田
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハッシュ法を用いたデータ検索において、サ
ブグループ内検索データ数の偏りによる検索時間の偏り
を解消する。 【構成】 あらかじめ、全検索データを第1のハッシュ
演算によりサブグループに分類し、各サブグループを第
2ハッシュ演算によりスモールサブグループに分類し
て、検索メモリ4bに格納しておく。そして、データ検
索時には、検索キーデータy2に対して、演算器1b,
1cにより第1,第2のハッシュ演算を行って分類デー
タo2,o3を生成し、分類データo2,o3を用い
て、アドレス変換器2b,加算器7b及びセレクタ8b
により検索メモリ4bに格納されているスモールサブグ
ループの先頭番地を指定し、その先頭番地から順次その
サブグループ内のデータを読出し、比較器5bで検索キ
ーデータy2と比較する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多次元ハッシュ法を用
いたハードウェアによるデータ検索方式に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、大量の数値表現されたデータから
なるデータグループの中から1つのデータ要素を検索す
る場合に使用される手法の1つにハッシュ法がある。下
記にその概要を述べる。まず、数値表現され、数値表現
でだぶりのないN個のデータxi(1≦i≦N)からな
るグループAと同じく数値表現された一つのデータyが
ある。ここでキーデータyと同じ数値表現をもつデータ
xiがグループA内に存在するか否かを検索することを
考える。
【0003】この時、あらかじめデータAのN個のデー
タxiをある一定の規則に基づき複数個のサブグループ
に分類しておく。データxiは数値表現されているた
め、上記の分類規則をここでは数値演算結果とする。例
えば、分類規則を定数K(1≦K)でデータxiを余算
した剰余Rxで分類すると、剰余Rxは0からK−1の
値をとるため、データグループAはK個のサブグループ
zj(1≦j≦K)に分類できる。
【0004】ここで、目的の検索処理を行うには、ま
ず、キーデータyに対しても、上記分類規則と同じ数値
演算、すなわち定数Kによる余算を行い剰余Ryを得
る。当然、Ryも0からK−1の間でK通りの値を得
る。そして、K個のサブグループzj内の1つのサブグ
ループをj=Ryで特定し、そのサブグループzi(i
=Ry)内の全要素とキーデータの数値表現を比較し、
一致する要素があればグループA内にキーデータyと同
じ数値表現を持つデータxiが存在することになり、一
致する要素がなければグループA内にキーデータyと同
じ数値表現をもつデータxiは存在しないと判定するこ
とができる。
【0005】以上の検索手法をハッシュ法と言い、デー
タ検索処理が1つのサブグループzj(j=Ry)内に
特定されるため、グループA内の全要素xiに対して単
純検索を行う方法に比べ、格段に高速な検索処理が可能
となる。図4は上記の検索処理をハードウェアで実現す
る従来のデータ検索方式の構成を示すブロック図、図5
は従来のデータ検索方式におけるアドレス変換器の構成
を示すブロック図である。以下、従来のデータ検索方式
の構成を説明する。
【0006】検索メモリ4aは全検索データ格納してお
くのに充分なアドレス空間をもつメモリであり、その1
語は検索データx1とフラグf1を格納する二つのフィ
ールドからなる。全検索データは、あらかじめ、1つの
分類規則に基づきサブグループに分類され、サブグルー
プ単位に検索メモリ4a内に配置格納されている。図に
おけるサブグループz1はその内の1つである。フラグ
f1はサブグループz1の最後の語のみ論理”1”が設
定され、他の語における論理値は”0”に設定されてい
る。つまり、フラグf1が論理値=”1”をもつ語はサ
ブグループz1の最終語であることを示す。
【0007】演算器1aは検索メモリ4aでの検索デー
タの分類規則と同一規則による分類機能をもつ演算器で
あり、入力である外部回路から入力されるキーデータy
1から分類データo1を生成し、アドレス変換器2aへ
入力する。アドレス変換器2aは、図5に示すように、
分類データo1をアドレスとし、分類データo1でアド
レスされた1語にサブグループアドレスがあらかじめ書
込まれているメモリである。すなわち、アドレス変換器
2aは入力される分類データo1をアドレスとしてメモ
リの1語を読出し、そのデータをサブグループアドレス
p1として出力する。図4では、アドレス変換器2aは
分類データo1から検索メモリ4a内の1つのサブグル
ープz1の先頭番地を示すサブグループアドレスp1を
生成し、アドレスカウンタ3aへ出力する。サブグルー
プアドレスp1と分類データo1は1対1に対応する。
【0008】アドレスカウンタ3aは制御回路6aから
入力されるロード信号l1の指示でサブグループアドレ
スp1を取込み、検索メモリアドレスa1として検索メ
モリ4aへ出力する。また、制御回路6aから入力され
るカウント信号e1の指示により、検索メモリアドレス
a1をカウントアップ、つまり+1する機能を有する。
検索メモリ4aの出力データである検索データx1は比
較器5aに入力される。 比較器5aには、同時に演算
器1aに入力されているのと同一のキーデータy1が入
力されている。比較器5aは検索データx1とキーデー
タy1とを比較して一致信号c1を生成し、制御回路6
aへ出力する。一致信号c1は検索データx1とキーデ
ータy1とが一致すれば、論理値”1”、そうでなけれ
ば論理値”0”をとる。
【0009】制御回路6aは一致信号c1とフラグf1
の状態を監視することにより、検索メモリ4aを用いた
検索処理を行い、その結果をヒット信号h1及び検索終
了信号s1として出力する。検索終了信号s1は検索処
理中は論理値”0”、検索処理完了時は論理値”1”と
なる。ヒット信号h1は検索終了信号が論理値”1”の
時のみ意味を持ち、その論理値”1”は検索メモリ4a
の中にキーデータy1と同一値をもつ検索データが存在
することを、論理値”0”はその逆を示す。また、制御
回路6aは外部回路から入力される起動信号g1の論理
値が”0”から”1”への遷移を起こすことを検出する
ことで検索処理を開始する。
【0010】以下、前記従来のデータ検索方式の動作を
説明する。まず、外部回路はキーデータy1を演算器1
aに入力し、起動信号g1の論理値に対し、”0”か
ら”1”の遷移を与える。制御回路6aは起動信号g1
の上記遷移を検出すると、検索終了信号s1を論理値”
0”とすると同時にロード信号l1によりアドレスカウ
ンタ3aにサブグループアドレスp1をロードするよう
指示を与える。
【0011】アドレスカウンタ3aはサブグループアド
レスp1を取り込み、検索メモリアドレスa1として検
索メモリ4aへ出力するが、このとき検索メモリアドレ
スa1の値は検索メモリ4aの中の一つのサブグループ
z1の先頭番地を示すことになる。検索メモリ4aは検
索メモリアドレスa1で指定された1語を読出し、検索
データx1を比較器5aへ、フラグf1を制御回路6a
へ引き渡す。
【0012】比較器5aは検索データx1とキーデータ
y1との一致/不一致を検査し、一致信号c1として制
御回路6aへ出力する。ここで、制御回路6aは以下の
処理を行う。まず、一致信号c1=論理値”0”で、な
おかつ、フラグf1=論理値”0”であれば、サブグル
ープz1の次の検索データを検索するため、カウント信
号e1でアドレスカウンタ3aへ検索メモリアドレスa
1をカウントアップする指示を出す。カウントアップさ
れた検索メモリアドレスa1が検索メモリへ与えられ、
次の一語が読み出される。以下同様の動作を繰り返し、
サブグループz1内のすべての検索データとキーデータ
y1を比較していく。サブグループ内のすべての検索デ
ータとの比較処理が完了したことはフラグf1=論理
値”1”で検出することができる。
【0013】そして、フラグf1=論理値”1”を検出
するまで、上記比較動作を繰り返しても一致信号c1=
論理値”1”を検出できない場合は、特定したサブグル
ープz1内にキーデータy1と一致する検索データが存
在しないことになり、ヒット信号h1=論理値”0”と
して検索終了信号s1を論理値”1”とし、外部回路に
通知する。
【0014】また、フラグf1=論理値”1”を検出す
る以前に一致信号c1=”1”を検出すれば、サブグル
ープz1内にキーデータy1と一致する検索データが存
在することが判明したことになり、その時、すべて検索
処理は完了となり、ヒット信号h1,検索終了信号s1
共論理値”1”として外部回路に通知する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ハッシ
ュ法は検索データに演算(ハッシュ演算)を行い、その
結果が一種の関数となることを利用して、検索データを
サブグループに分類するため、1つのサブグループに分
類される検索データ数には偏りが生じてしまう。そのた
め、図4に示した従来のデータ検索方式では検索時間に
偏りがでてしまう。
【0016】図6はハッシュ法を使って検索グループを
8種のサブグループに分類した場合のサブグループ中の
検索データ数の偏りを示す説明図であり、横軸にサブグ
ループ番号、縦軸に各サブグループ内の検索データ数を
とり、グラフ化したものである。図6において、各サブ
グループのデータ数の代表値(統計的に集中している
値)にほぼ等しい数をRとすると、サブグループ5以外
はR個以下のデータ(ノーマル検索データ:ND)が存
在し、サブグループ5にのみRを越える数のデータ(あ
ふれ検索データ:OFD)が存在する。したがって、図
6の検索データを図4に示した従来のデータ検索方式で
検索した場合、サブグループ番号5を除いてR回以下で
検索終了となるが、サブグループ番号5の検索では、他
のサブグループに比べ検索時間が長くかかり、検索性能
が低下する。
【0017】このようなサブグループ内の検索データ数
の偏りは、ハッシュ演算にその検索データを均一に分類
できる演算、又は演算定数を用いることで、ある程度は
緩和できるが、完全に偏りをなくすことはできない。本
発明は、前記問題点を解決して、高速なデータ検索処理
を可能とするハッシュ法を用いたデータ検索方式を提供
することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記問題点を解決するた
めに、本発明は、ハッシュ法を用いたデータ検索方式に
おいて、互いに異なる複数のハッシュ演算により全検索
データを多次元に分類して検索データグループを形成
し、その検索データグループを検索メモリにあらかじめ
配置しておき、データ検索時には、検索キーデータに全
検索データを分類したものと同じ複数のハッシュ演算を
行い、その結果から検索メモリ上に格納されている1つ
の検索データグループの先頭番地を特定し、その先頭番
地から順次検索データグループ内の検索データを読出
し、検索キーデータと比較していくことによりデータ検
索を行うように構成した。
【0019】
【作用】本発明によれば、以上のようにハッシュ法を用
いたデータ検索方式を構成したので、全検索データを第
1のハッシュ演算によりサブグループに分類し、各サブ
グループを第1のハッシュ演算と異なるハッシュ演算に
よりスモールサブグループに分類して、検索メモリに格
納する。そして、データ検索時には、検索キーデータに
対して、前記第1のハッシュ演算及びそれと異なるハッ
シュ演算を行うことにより、前記スモールサブグループ
の先頭番地を特定し、その先頭番地から順次そのサブグ
ループ内のデータを読出し、検索キーデータと比較す
る。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の実施例によるデ
ータ検索方式の構成を示すブロック図である。以下、図
1を参照して、本発明の実施例によるデータ検索方式の
構成を説明する。
【0021】キーデータy2は検索のキーとなるデータ
であり、演算器1b,演算器1c,比較器5bへ接続さ
れている。演算器1bと演算器1cは、互いに異なる演
算機能を有し、検索データを分類するためのハッシュ演
算を行う。演算器1bは演算結果として、分類データo
2を出力し、アドレス変換器2bへ引き渡す。
【0022】アドレス変換器2bは図4のアドレス変換
器2aと同様な、分類データo2をアドレスとしたメモ
リであり、その1語の構成はポインタpx,オフセット
d1〜d4,フラグf3の各フィールドからなる。アド
レス変換器2bは分類データo2でアドレスされた1語
を読出し、ポインタpxを加算器7bへ,オフセットd
1〜d4,フラグf3をセレクタ8bへ入力する。
【0023】セレクタ8bは、フラグf3の値が論理値
=‘1’の時、演算器1cの出力である分類データo3
の論理値の組合せによって指定されるd1〜d4の中の
1つをオフセットdxとして出力し、加算器7bへ入力
するが、f3の値が論理値‘0’の場合は、オフセット
dxの値を強制的に論理値‘0’にする機能を持つ。本
実施例では、セレクタ8bは4者択一のセレクタである
ので、分類データo3は2ビットの幅を持つ。
【0024】加算器7bはポインタpxとオフセットd
xをバイナリ加算し、スモールサブグループアドレスp
2としてアドレスカウンタ3bへ入力する。このアドレ
スp2が検索メモリ4b内の1つのスモールサブグルー
プz2の先頭アドレスを指す。ただし、フラグf4の論
理値が‘0’の場合は、サブグループアドレスz3の先
頭アドレスを指示する。
【0025】アドレスカウンタ3bは図4のアドレスカ
ウンタ2aと同一機能を有し、制御回路6bから入力さ
れるロード信号l2の指示でスモールサブグループサブ
アドレスp2を取込み、検索メモリアドレスa2として
検索メモリ4bへ入力するが、その検索メモリアドレス
a2は制御回路6bから入力されるカウント信号e2の
指示により、カウントアップする。
【0026】検索メモリ4bは図1の検索メモリ4aと
同様の機能を有するが、その語構成が異なる。検索メモ
リ4bの1語の構成は、検索データx2,フラグf2,
を格納する2つのフィールドから構成される。検索メモ
リ4bは検索メモリアドレスa2によりアドレスされた
1語を読出し、検索データx2を比較器5bへ、フラグ
f2をそれぞれ制御回路6bへ入力する。
【0027】比較器5bはキーデータy2と検索データ
x2を比較し、その結果を一致信号c2として制御回路
6bへ入力するが、その意味を論理値の関係は、図4の
一致信号c1と同一である。制御回路6bはヒット信号
h2、検索終了信号s2、起動信号g1を使って外部回
路とインタフェースするが、その意味と論理値の関係は
図4のヒット信号h1、検索終了信号s1、起動信号g
1と同一であり、制御回路6b自体の動作も図4の制御
回路6aと同一である。
【0028】図2は本発明の実施例における検索データ
の分類方法の説明図である。以下、図2を参照して、本
実施例における検索データの分類方法について説明す
る。全検索データはまず演算器1bと同一演算でサブグ
ループに分類される。この時、各サブグループ内の検索
データ数は図6に示した通り偏りがある。この時、図6
に示すあふれ検索データ(OFD)を含むサブグループ
内の検索データは、さらに演算器1cと同一演算によ
り、4つのスモールサブグループへ分類される。図2は
以上の分類の様子を示したもので、図6に示した分類例
に本発明の分類方法を適用した時の分類の概念を示した
ものである。あふれ検索データを持つサブグループ番号
5は演算器1cと同一演算により、さらにスモールサブ
グループ1〜4に分類される。サブグループ、スモール
サブグループに分類された検索データは、検索メモリ4
b内に配置格納されるが、その場合の配置規制、フラグ
f2,フラグf3の設定、アドレス変換メモリ2bの内
容との関係を以下に説明する。 (1)各サブグループは、サブグループ単位で検索メモ
リ4b上に配置される。各サブグループの最終語のフラ
グf2には論理値‘1’を、それ以外の語のフラグf2
には論理値‘0’を設定する。 (2)各スモールサブグループはサブグループ格納領域
内でスモールサブグループ単位で配置されるが、その配
置順序は演算器1cと同一演算で計算された分類番号順
に行われる。各スモールサブグループの最終語のフラグ
f2には論理値‘1’を、それ以外の語のフラグf2に
は、論理値‘0’を設定する。 (3)アドレス変換器2bの分類データo2でアドレス
された1語のポインタpxには、分類データo2の値で
分類された検索メモリ4b上のサブグループの先頭アド
レスを設定する。また、フラグf3には指定されたサブ
グループが、さらにスモールサブグループに分類されて
いる場合に論理値‘1’を、そうでない場合論理値
‘0’を設定する。
【0029】図3は本発明の実施例におけるオフセット
の設定規則の説明図である。オフセットd1〜d4はサ
ブグループ内の分類番号順に配置されたスモールサブグ
ループの先頭アドレスを生成するために用いられるフィ
ールドである。スモールサブグループ1〜4内の検索デ
ータ数をそれぞれw1〜w4とした場合、各オフセット
にはオフセットd1=0、オフセットd2=w1、オフ
セットd3=w1+w2、オフセットd4=w1+w2
+w3の値を設定する。したがって、スモールサブグル
ープの先頭アドレスはポインタpxとオフセットd1〜
d4の内の1つをバイナリ加算することによって求める
ことができる。オフセットd1〜d4の選択は演算器1
cの演算結果による。
【0030】以上、(1)〜(3)で説明した検索デー
タの分類と検索メモリ4b上への配置、フラグf2の設
定、及びアドレス変換メモリ2bのポインタpx、オフ
セットd1〜d4、フラグf3の設定は事前に設定が行
われている。次に、図1を参照して、本発明の実施例に
おけるデータ検索方式の動作について説明する。
【0031】まず、サブグループにあふれ検索データを
含まない場合の検索処理について説明する。外部回路が
キーデータy2を設定すると、演算器1bはキーデータ
y2に所定の演算をおこない、分類データo2としてア
ドレス変換器2bへ引き渡す。アドレス変換器2bは分
類データo2でアドレスされる1語を読み出してポイン
タpxを加算器7bへ、オフセットd1〜d4、フラグ
f4をセレクタ8bへ入力するが、この時フラグf3の
値は論理値‘0’となっているため、分類データo3、
オフセットd1〜d4の値にかかわらず、オフセットd
xの値はバイナリ‘0’の値をとる。
【0032】そのため、加算器7bはスモールサブグル
ープアドレスp2にポインタpxの値をそのまま出力
し、アドレスカウンタ3bへ引き渡す。外部回路はその
後、起動信号g2に論理値‘0’から‘1’の遷移を与
える。制御回路6aは上記遷移を検出すると、検索終了
信号を論理値‘0’とすると同時にロード信号l2によ
りアドレスカウンタ3bへスモールサブグループアドレ
スp2をロードするよう指示を与える。
【0033】アドレスカウンタ3bは、スモールサブグ
ループp2を取込み、検索メモリアドレスa2として検
索メモリ4bへ入力するが、この時の検索メモリアドレ
スa2の値はポインタpxの値、すなわち演算器1bの
演算結果で特定された1つのサブグループz3の先頭ア
ドレスを指す。検索メモリ4bは検索メモリアドレスa
2でアドレスされた1語を読出し、検索データx2を比
較器5bへ、フラグf2を制御回路6bへ入力する。
【0034】制御回路6bは図4の構成例と同じく一致
信号c2、フラグf2の状態を監視し、カウント信号e
2制御しながらサブグループz3の中を検索する。検索
の結果、フラグf2の論理値‘1’を検出する前に一致
信号c2の論理値‘1’を検出した場合は、サブグルー
プz3の中にキーデータy2と一致するデータが存在す
ることになり、図4の構成例と同じくヒット信号h2、
検索終了信号s2を使って外部回路にその旨通知する。
また、一致信号c2の論理値‘1’を検出する前に、フ
ラグf2の論理値‘1’を検出した場合は、キーデータ
y2と一致する検索データがサブグループz3内に存在
しないことになり、その旨外部回路へヒット信号h2、
検索終了信号s2を使って通知する。
【0035】次に、サブグループにあふれ検索データを
含む場合の検索処理を説明する。外部回路がキーデータ
y2を設定し、アドレス変換器2bから分類データo2
でアドレスされた1語が読出され、加算器7bへポイン
タpxが、セレクタ8bにオフセットd1〜d4とフラ
グf3が入力されるまでは、サブグループ内にあふれ検
索データを持たない場合の検索処理と同一である。
【0036】しかし、サブグループ内にあふれ検索デー
タを持つ場合は、フラグf3の論理値‘1’に設定され
ているため、セレクタ8bは演算器1cの出力である分
類データo3の制御を受ける。すなわち、セレクタ8b
は2ビットの分類データo3の論理値によって指定され
るオフセットd1〜d4の内の1つのオフセットをオフ
セットdxとして加算器7bへ引き渡す。
【0037】加算器7bはポインタpxとオフセットd
xをバイナリ加算し、スモールサブグループアドレスp
2としてアドレスカウンタ3bへ出力するが、スモール
サブグループアドレスp2は演算器1bと演算器1cの
それぞれの演算結果で特定された1つのスモールサブグ
ループz2の先頭番地を指すことになる。制御回路6b
は起動信号g2の指示により、アドレスカウンタ3bに
スモールサブグループアドレスp2を取り込む指示を出
し、以降サブグループz3内の検索と同一の処理を行
い、特定されたスモールサブグループz2内を検索し、
その結果をヒット信号h2、検索終了信号s2により外
部回路へ通知する。
【0038】なお、上記実施例では、演算器1cによる
第2のハッシュ演算は4通りの分類しか行わなかった
が、分類数は4通りに限定するものではなく、さらに増
すことも可能であり、そうすればスモールサブグループ
内の検索データ数が少なくなる傾向にあるので、さらに
検索処理回数を削減できる。また、上記実施例では、第
1,第2ハッシュ演算による2次元分類を行ったが、さ
らに、第3,第4…のハッシュ演算による検索データの
多次元分類を実施してスモールサブグループとして検索
メモリ内へ格納し、そのスモールサブグループの先頭ア
ドレスを特定する機能を設けることにより、検索処理回
数を大幅に削減できる。
【0039】さらに、上記実施例では、多次元ハッシュ
分類による検索をあふれ検索データを含むサブグループ
のみに適用したが、すべてのサブグループに適用し、全
検索データをサブグループより少ない検索データを含む
スモールサブグループに分類することにより(例えば、
図6において、各サブグループの検索データ中、検索回
数がR´回(R´<R)を越える部分に対して第2のハ
ッシュ演算を実施する)、検索処理回数を大幅に削減で
きる。
【0040】その他、本発明の趣旨に基づき種々の変形
が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するもの
ではない。
【0041】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、第1のハッシュ演算により分類されたサブグル
ープの内、検索データが多くなるように偏って分類され
たサブグループが存在しても、そのサブグループ内をさ
らに第1のハッシュ演算と異なるハッシュ演算でスモー
ルサブグループに分類しているため、いずれのサブグル
ープを検索しても必ず所定回数以下の処理でデータの検
索が終了する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるデータ検索方式の構成を
示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例における検索データの分類方法
の説明図である。
【図3】本発明の実施例におけるオフセットの設定規則
の説明図である。
【図4】従来のデータ検索方式の構成を示すブロック図
である。
【図5】従来のデータ検索方式におけるアドレス変換器
の構成を示すブロック図である。
【図6】ハッシュ法によるサブグループ中の検索データ
数の偏りを示す説明図である。
【符号の説明】
1b,1c 演算器 2b アドレス変換器 3b アドレスカウンタ 4b 検索メモリ 5b 比較器 6b 制御回路 7b 加算器 8b セレクタ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ハッシュ法を用いたデータ検索方式にお
    いて、 (a)互いに異なる複数のハッシュ演算により全検索デ
    ータを多次元に分類して検索データグループを形成し、
    該検索データグループを検索メモリにあらかじめ配置し
    ておき、 (b)データ検索時には、検索キーデータに前記全検索
    データを分類したものと同じ複数のハッシュ演算を行
    い、その結果から前記検索メモリ上に格納されている1
    つの検索データグループの先頭番地を特定し、該先頭番
    地から順次、該検索データグループ内の検索データを読
    出し、前記検索キーデータと比較していくことを特徴と
    するハッシュ法を用いたデータ検索方式。
JP3161367A 1991-07-02 1991-07-02 ハツシユ法を用いたデータ検索方式 Withdrawn JPH0512337A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015187814A (ja) * 2014-03-27 2015-10-29 Kddi株式会社 複数のハッシュテーブルを用いて検索するプログラム、装置及び方法
US11144236B2 (en) 2017-01-19 2021-10-12 Fujitsu Limited Information processing apparatus, information processing method, and non-transitory computer-readable storage medium for storing program

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