JPH06161628A - コマンド選択入力装置 - Google Patents

コマンド選択入力装置

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JPH06161628A
JPH06161628A JP4310419A JP31041992A JPH06161628A JP H06161628 A JPH06161628 A JP H06161628A JP 4310419 A JP4310419 A JP 4310419A JP 31041992 A JP31041992 A JP 31041992A JP H06161628 A JPH06161628 A JP H06161628A
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JP
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command
user
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input device
storage means
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Application number
JP4310419A
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English (en)
Inventor
Toru Fujii
徹 藤井
Fujiki Fujii
藤樹 藤居
Hiroshi Kumamoto
浩 熊本
Shinya Matsuoka
信也 松岡
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユーザーのレベルやコマンド選択傾向に合
わせて表示コマンド(選択肢)を変えることにより、所
望するコマンドを容易に選択することができるコマンド
選択入力装置を提供することを目的とする。 【構成】 ユーザーのレベルおよび多用するコマンド
が、ユーザーレベル記憶手段2とコマンド記憶手段3に
記憶されている。ユーザー認識手段1はユーザー番号等
の入力を受けてユーザーを特定し、コマンド階層修正手
段5は該ユーザーのレベルやコマンド選択傾向にあわせ
てコマンドの階層(ネスト)を修正する。その結果、該
ユーザーのレベルにあった使用頻度の高いコマンドが優
先度に選択肢に表示されて、コマンド選択が容易にな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はコマンド入力装置に関
するものであり、特に、ユーザーの習熟度やコマンドの
使用頻度に応じて容易にコマンドを選択することができ
る装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、マンマシンインターフェイスに
おいては、機械の操作性を向上させるために、機械と操
作者との接点であるインターフェイス、すなわち、機械
の制御用ソフトウェアに種々の工夫がなされている。
【0003】例えば、パーソナルコンピュータを使用し
た文書作成のためのソフトウェア(以下、「ワープロソ
フト」と略す)における操作を、図を参照して説明す
る。
【0004】パーソナルコンピュータを使用してワープ
ロソフトを起動すると、初期画面として図16Aに示す
画面42がCRTに表示される。画面42には、ワープロソ
フトを使用して文書作成を進める上で必要とされる次の
作業が選択肢として準備されいる。例えば、画面42中の
各選択肢において、(1)「新規作成」は、文書を新規
に作成する場合の選択肢、(2)「文書修正」は、パー
ソナルコンピュータの記憶装置に保存されている作成済
あるいは作成途中にある文書を読み出して追加・修正を
行う場合の選択肢、(3)「文書印刷」は、作成済文書
を印刷する場合の選択肢、(4)「用語登録」は、ワー
プロソフトに用意されていない特許用語、医学用語等の
特殊用語を登録する場合の選択肢、(5)「画像登録」
は、電話番号、郵便番号、注意印等を表現するために文
書に挿入する記号・マーク類を作成して登録する場合の
選択肢である。
【0005】ユーザーは、目的に応じて希望する選択肢
を選択する。例えば、前日に途中まで作成した文書を当
日に引き続いて作成する場合には、(2)「文書修正」
を選択し、パーソナルコンピュータのキーボードあるい
はマウスを使用して入力する。(2)「文書修正」が選
択され入力されると、CRTの表示は図16Bの画面44
になる。
【0006】画面44では、文書修正の修正方法が一覧表
の形式で表示される。この画面においても、ユーザーは
希望の選択肢を選択するようになっている。ここで、希
望の選択肢として(1)「文字複写」を入力すると、さ
らに図16Cの画面46に移る。画面46では、文字の複写
方法が一覧表の形式で表示されるので、ユーザーは希望
の複写方法を選択する。このような操作を何度か繰り返
した後、希望する修正を文書に加える。
【0007】このようにして、ワープロソフトの使用者
は、パーソナルコンピュータのCRTに表示された画面
の選択肢に順次答える(すなわち、コマンドを順次選択
・入力する)形式で操作を進めるため、自らの使用目的
から逸脱することなく、確実に操作を行うことができ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のマンマシンインターフェイスのコマンド選
択方法においては、次のような問題があった。
【0009】次に想定される作業項目が多いと、CRT
の一画面には、多数の選択肢が表示されることになる。
このような状況下では、希望のコマンドを捜し出して入
力するのに時間と集中力が要求され、場合によっては、
誤選択をも起こしかねない。これでは、マンマシンイン
ターフェイスの本来の目的である簡便さの追求から逸脱
することになる。
【0010】さらに、次のような問題もある。必要とさ
れるコマンドは、入門者、初心者、中級者、上級者とユ
ーザーの習熟度によって異なることが多い。例えば、上
記の画面42において、(4)「用語登録」や(5)「画
像登録」のコマンドは、入門者にとっては不要である。
また、同じ上級者であっても、一般的な文書のみを扱う
ユーザーと特許・医学分野等の専門的文書を扱うユーザ
ーでは、(4)「用語登録」のコマンドの選択回数は大
きく異なる。これらのユーザーの差異を考慮せず、どの
ユーザーにも画一的にコマンドを表示していたのでは、
簡便な操作性が実現されない。
【0011】この発明は、上記のような問題を解決し
て、ユーザーの習熟度やコマンド選択傾向に合わせて表
示コマンド(選択肢)を変えることにより、所望するコ
マンドを容易に選択することができるコマンド選択入力
装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1のコマンド選択
入力装置は、ユーザーレベル記憶手段からのユーザーの
習熟度とコマンド記憶手段からの各コマンドの難易度に
基づいて各コマンドの階層構造を修正し、コマンド記憶
手段に更新記憶させるコマンド階層修正手段、を備えた
ことを特徴とする。
【0013】請求項2のコマンド選択入力装置は、さら
に、ユーザーにより選択されたコマンドの難易度をコマ
ンド記憶手段から取得する動作をコマンドが入力される
度に行って、過去に使用されたコマンドの難易度に基づ
いてユーザーの習熟度を推論し、該習熟度をユーザーレ
ベル記憶手段に記憶するユーザーレベル判定手段を備え
たことを特徴とする。
【0014】請求項3のコマンド選択入力装置は、さら
に、コマンド記憶手段に各ユーザー毎のコマンドの使用
頻度を記憶しておくとともに、コマンド階層修正手段は
記憶されたコマンドの使用頻度も加味して階層構造を修
正することを特徴とする。
【0015】
【作用】請求項1のコマンド選択入力装置は、コマンド
階層修正手段によって、ユーザーレベル記憶手段から出
力されたユーザーの習熟度とコマンド記憶手段から出力
された各コマンドの難易度に基づいて各コマンドの階層
構造を修正する。これにより、ユーザーの習熟度と関連
の深いコマンドが選別されて優先度が高い階層に修正さ
れる。したがって、ユーザーの習熟度と関連するコマン
ドが優先的に表示される。
【0016】請求項2のコマンド選択入力装置は、ユー
ザーレベル判定手段によって、ユーザーにより選択され
たコマンドの難易度をコマンド記憶手段から取得する動
作をコマンドが入力される度に行って、過去に使用され
たコマンドの難易度に基づいてユーザーの習熟度を推論
する。これにより、ユーザーの習熟度が正確に求められ
る。
【0017】請求項3のコマンド選択入力装置は、コマ
ンド記憶手段に各ユーザー毎のコマンドの使用頻度を記
憶しておくとともに、コマンド階層修正手段は記憶され
たコマンドの使用頻度も加味して階層構造を修正する。
これにより、ユーザーの使用頻度が高いコマンドが選別
されて優先度が高い階層に修正される。したがって、ユ
ーザーの使用頻度が高いコマンドが優先的に表示され
る。
【0018】
【実施例】この発明の一実施例によるコマンド選択入力
装置について図面に基づいて説明する。図1は、コマン
ド選択入力装置の構成を表わすブロック図である。コマ
ンド選択入力装置はユーザー認識手段1、ユーザーレベ
ル記憶手段2、コマンド記憶手段3、ユーザーレベル判
定手段4、省略履歴記憶手段5、推論手段6により構成
される。
【0019】ユーザー認識手段1は、ユーザーを認識す
るための信号を受けて、コマンド選択入力装置を使用し
ているユーザーを特定する。ユーザーレベル記憶手段2
は、初級レベル、中級レベル、上級レベル等のようなユ
ーザーの習熟度(以下「ユーザーレベル」とする)を記
憶する。コマンド記憶手段3は、コマンドの難易度、コ
マンドの階層構造、コマンドのユーザー毎の使用頻度等
を記憶する。ユーザーレベル判定手段4は、ユーザーが
使用するコマンドの難易度等に基づいてユーザーレベル
を求める。求められたユーザーレベルはユーザーレベル
記憶手段2に記憶される。
【0020】コマンド階層修正手段5は、ユーザーの習
熟度とコマンドの使用頻度に基づいてコマンドの階層構
造を修正する。修正された階層構造はコマンド記憶手段
3に記憶される。処理手段6は、ユーザーからの指令を
受けて指令に対応するコマンドをコマンド記憶手段3か
ら階層毎に読み出して出力する。表示手段7は、処理手
段6によって読み出されたコマンドを表示する。
【0021】図1の各ブロックの機能を、CPUを用い
て実現した場合のハードウェア構成の一例を図2に示
す。CPU10には、ROM12、RAM14、キーボード1
6、CRT18が接続されている。CPU10は、ROM12
に格納されたプログラムにしたがって各部を制御する。
ROM12には、ユーザーレベルを判断するためのプログ
ラム、ユーザーの習熟度やコマンドの使用傾向に応じて
コマンドの階層を修正する方法を定めたプログラムも記
憶されている。RAM14は、ユーザーおよびそのユーザ
ーレベル、コマンドの難易度や使用頻度等を記憶する。
キーボード16は、コマンドを入力するのに使用される。
CRT18は、コマンド選択入力装置によるコマンドの選
択や入力等を進める上で必要な画面等を表示する。
【0022】次に、本発明のコマンド選択入力装置を用
いたコマンドの入力方法について、ワープロソフトを例
に図3〜7に基づいて説明する。説明する。図3、4
は、ワープロソフトを使用した場合にパーソナルコンピ
ュータのCRT18に表示される画面を示し、図5は、R
AM14に記憶されたコマンドの難易度および階層構造を
示す。
【0023】ワープロソフトはキーボード16から起動コ
マンドを入力することにより起動される(図11ステッ
プS1)。ワープロソフトが起動すると、図3Aに示す
ように、起動画面である画面20には、ユーザーを認識す
るための信号であるユーザー番号の入力を促すメッセー
ジがコマンド表示部21に表示される。これを受けて、ユ
ーザーは各人のユーザー番号をキーボード16から入力す
る(図11ステップS2)。この実施例では、ユーザー
番号として「0001」を入力している(図3Bの画面
22)。
【0024】入力されたユーザー番号は、RAM14に記
憶される。また、CPU10はRAM14に記憶されたユー
ザー番号に基づいて、そのユーザーのユーザーレベルを
認識する(図11ステップS3)。ユーザーレベルは、
0から1.0までの数値で表わされており、上級ユーザ
ーほど数値が大きくなる。このユーザー「0001」の
ユーザーレベルは、1.0(最上級)である。
【0025】ユーザー番号が入力されると、図3Cの画
面24に示すように、次に想定される作業として(1)
「新規作成」、(2)「文書修正」、(3)「文書印
刷」、(4)「用語登録」、(5)「画像登録」のコマ
ンドが準備されてコマンド表示部12に表示される(図1
1ステップS5)。
【0026】RAM14には、図5に示すように、上記
(1)から(5)の各コマンドの難易度が設定されて記
憶されている。(1)「新規作成」が0、(2)「文書
修正」が0.1、(3)「文書印刷」が0.3、(4)
「用語登録」が0.8、(5)「画像登録」が0.9で
ある。コマンドの難易度はユーザーレベルに対応するよ
うに0から1.0までの数値として設定されている。す
なわち、難易度が0.5のコマンドは、ユーザーレベル
が0.5以上のユーザーに適していることを意味してい
る。したがって、数値が大きいほどコマンドの難易度は
高くなる。
【0027】また、これらのコマンドは、最も上位の階
層(第1階層)に位置付けられている。各コマンドの下
位には、第2階層のコマンド群が準備されている。例え
ば、(2)「文書修正」の第2階層には、(1)「文字
複写」(難易度0.2)、(2)「文字削除」(難易度
0.2)、(3)「文字検索」(難易度0.4)、
(4)「文字置換」(難易度0.4)、(5)「文字修
飾」(難易度0.6)のコマンド群が存在する。
【0028】さらに、(1)「文字複写」の下位には、
(1)「カーソル位置の1語を複写」(難易度0.
2)、(2)「指定範囲の文字を複写」(難易度0.
2)、(3)「カーソル位置の1行を複写」(難易度
0.3)、(4)「指定範囲の行を複写」(難易度0.
3)のコマンド群が存在する。
【0029】ところで、ワープロソフトの初心者にとっ
ては、(4)「用語登録」や(5)「画像登録」は不要
であり、これらのコマンドが表示されることで初心者に
は無用な混乱が生じかねない。そこで、この実施例で
は、コマンド表示部12に表示されるコマンドは、そのユ
ーザーのユーザーレベル以下のものに限定されている。
例えば、このユーザーのユーザーレベルが0.3である
場合、CPU10は、上記(1)から(5)の各コマンド
のなかからコマンドの難易度が0.3以下であるコマン
ドのみを選別する。その結果、図3Dの画面26に示すよ
うに、表示されるコマンドは、(1)「新規作成」、
(2)「文書修正」、(3)「文書印刷」に限定され
る。なお、画面26で「その他」を指定すると、「用語登
録」と「画像登録」の選択肢が表示される(図3Eの画
面28)。
【0030】コマンド表示部12に表示された第1階層の
コマンド群から希望のコマンドを入力すると(図11ス
テップS6)、第2階層のコマンド群がコマンド表示部
12に表示される。ここでも表示されるコマンドの基準は
上記と同じである。
【0031】例えば、(2)「文書修正」で文書の修正
を行う場合、ユーザーレベルが1.0であると、文書を
修正するための作業として(1)「文字複写」、(2)
「文字削除」、(3)「文字検索」、(4)「文字置
換」、(5)「文字修飾]のコマンドが準備されて、コ
マンド表示部21に表示される(図3Fの画面30)。
【0032】一方、ユーザーレベルが0.3であると、
表示されるコマンドは(1)「文字複写」、(2)「文
字削除」および「その他」になる(図4Aの画面32)。
画面32で「その他」を指定すると、「文字検索」、「文
字置換」、「文字修飾」の選択肢が表示される(図4B
の画面34)。
【0033】このような表示形態の変更は、ユーザーレ
ベルに合せてコマンド階層を修正することによって行わ
れる。例えば、ユーザーレベルが0.3である場合、図
5に示した階層構造が図6のように修正される。すなわ
ち、そのユーザーレベル0.3を越えた難易度(0.4
以上)を持つコマンドは1階層だけ下位に下げられる。
図7には、ユーザーレベル0.5のユーザーに対するコ
マンドの階層構造を示した。図5において、難易度0.
6以上のコマンドが1階層だけ下位に下げられている。
【0034】これら修正はCPU10が行う。CPU10は
ユーザーレベルを認識した後、RAM14に記憶された各
コマンドの階層構造を読み出してユーザーレベルと比較
し、ユーザーレベルを越えた難易度を持つコマンドを1
階層だけ下位に下げる。修正されたコマンドの階層構造
は、RAM14に記憶される。なお、後述するように、こ
の修正は1回/1ヶ月行われるため、前回修正時から1
ヶ月が経過していない場合は、記憶されている直近の階
層構造が読み出されて表示されることになる(図11ス
テップS4)。
【0035】次に、ユーザーレベルの求め方について説
明する。RAM14には、図8に示すように、キー操作速
度、ワープロ使用時間、上級コマンド選択率、ユーザー
レベルが個々のユーザー毎に個人データとして記憶され
ている。
【0036】キー操作速度は、1分間あたりにキーボー
ドのキーを叩いた回数である。ワープロ使用時間は、1
日あたりのワープロソフトの使用時間である。上級コマ
ンド選択率は、(難易度0.6〜1.0のコマンドの使
用回数)/(難易度0〜0.5のコマンドの使用回数)
で表わされる数値である。ユーザーレベルは既述の通り
である。キー操作速度、ワープロ使用時間、上級コマン
ド選択率は直近3ヶ月間の平均値、ユーザーレベルは直
近値である。これらのデータは1ヶ月単位で更新され
る。
【0037】ワープロソフトを初めて使用するユーザー
のユーザーレベルは0に設定される。使用経験があるユ
ーザーのユーザーレベルは、キー操作速度、ワープロ使
用時間、上級コマンド選択率に基づいてファジィ推論に
より求める。
【0038】すなわち、コマンドや文字等が入力される
と、キー操作速度、ワープロ使用時間、上級コマンド選
択率の各個人データが更新される(図11ステップS
7)。前回ユーザーレベルを更新してから1ヶ月以上が
経過している場合(図11ステップS8でYESの方
向)、CPU10はRAM14に記憶されたユーザーのキー
操作速度、ワープロ使用時間、上級コマンド選択率を読
み出す。
【0039】この後、図9のメンバシップ関数に基づい
て図10に示す各ルールの前件部の成立する度合いを求
め、次に各ルールの後件部メンバシップ関数を求め、そ
れらを重ね合わせる。各ルールについてのメンバシップ
関数を重ねたもの(総合メンバシップ関数)の重心を求
めることによって、ユーザーレベルの変化量を求める。
この変化量を直近のユーザーレベルに加算して最新のユ
ーザーレベルを求める。最新のユーザーレベルはRAM
14に記憶される(図11ステップS9)。
【0040】引続いて、最新のユーザーレベルに基づい
てコマンドの階層構造が修正される(図11ステップS
10)。コマンド等をさらに入力する場合には、ステッ
プS5からステップS11を繰り返す。なお、図9のメ
ンバシップ関数や図10の各ルールはROM12に格納さ
れている。
【0041】以下に第2の実施例を示す。この実施例で
は、コマンドの階層構造の修正はユーザーレベルの他に
コマンドの使用頻度も加味して行う。手順は図15に示
した。
【0042】図12は、ユーザーレベル1.0のユーザ
ーに対して初期設定されたコマンドの階層構造を示すも
のである。コマンドの階層構造には、コマンドととも
に、コマンドの難易度、コマンドの使用回数(ユーザー
毎)が記憶されている(コマンドの使用回数は初期設定
値ではない)。
【0043】コマンドの使用回数は、そのコマンドが選
択され使用された回数である。例えば、第1階層の「新
規作成」、「文書修正」、「文書印刷」、「用語登
録」、「画像登録」の各コマンドは、このユーザーの場
合それぞれ5回、50回、30回、10回、5回使用さ
れている。
【0044】各コマンドの使用回数はRAM14に記憶さ
れ、直近3ヶ月間の使用回数に基づいてコマンドの使用
頻度が算出される。コマンドの使用頻度は、(そのコマ
ンドの使用回数)/(同一の選択肢として表示された各
コマンドの使用回数の合計)で求められる。コマンドの
使用頻度は、ユーザーレベルの更新時期にあわせて、1
ヶ月毎に更新される。
【0045】この更新時に、使用頻度が切下値(この実
施例では15%)以下であるコマンドは、1階層だけ下
位に下げられる。一方、使用頻度が切上値(この実施例
では50%)以上であるコマンドは、1階層だけ上位に
上げられる。なお、各コマンドの階層の変動は、初期設
定された階層に対し1階層のみに限られ、初期設定から
2階層以上移動することはない。
【0046】この階層構造の修正は、ユーザーレベルに
基づいた階層構造の修正の後に行われる。CPU10は、
まずユーザーレベルに基づいて階層構造を修正する(図
15ステップS10)。この後、RAM14に記憶された
各コマンドの使用回数を読み出して、コマンド毎に使用
頻度を算出する(図15ステップS11)。各コマンド
の使用頻度を切下値と比較し、使用頻度が切下値以下で
あるコマンドを1階層だけ下位に下げ、使用頻度が切上
値以上であるコマンドを1階層だけ上位に上げる(図1
5ステップS12)。
【0047】このようにして、コマンド使用頻度も加味
して修正した階層構造を図13に示した。また、図14
には、CRTに表示された第1階層のコマンド群(図1
4A画面36)および文書修正に対する第2階層のコマン
ド群(図14B画面38)を示した。
【0048】上記の実施例では、ユーザーを認識するた
めの信号にユーザー番号が使用されたが、パスワード等
を使用しても良い。
【0049】また、上記の実施例では、ユーザーレベル
はキー操作速度、ワープロ使用時間、上級コマンド選択
率に基づいて推論したが、上級コマンド選択率のみによ
って推論しても良く、また、上級コマンド選択率とこれ
ら以外のデータに基づいて推論しても良い。
【0050】さらに、ユーザーレベルを推論するための
ルールおよびメンバシップ関数は、上記実施例のみに限
定されない。
【0051】なお、上記の実施例では、コマンド選択入
力装置をパーソナルコンピュータを使用して文書作成を
行うワープロソフトに用いたが、他のマンマシンインタ
ーフェイスに応用しても良い。
【0052】また、上記の実施例ではコマンドの階層構
造は第4階層まで設けたが、必要に応じて階層を増減さ
せても良い。
【0053】さらに、コマンドの階層構造の修正は、ユ
ーザレベル(第1の実施例)またはユーザーレベルとコ
マンドの使用頻度(第2の実施例)に基づいて行った
が、コマンドの使用頻度のみに基づいて行っても良い。
【0054】
【発明の効果】請求項1のコマンド選択入力装置は、コ
マンド階層修正手段によって、ユーザーレベル記憶手段
から出力されたユーザーの習熟度とコマンド記憶手段か
ら出力された各コマンドの難易度に基づいて各コマンド
の階層構造を修正するため、ユーザーの習熟度に関連の
深いコマンドが選別されて優先度が高い階層に修正され
表示される。したがって、ユーザーの習熟度に関連のあ
るコマンドを容易に選択・入力することができる。
【0055】請求項2のコマンド選択入力装置は、ユー
ザーレベル判定手段によって、過去に使用されたコマン
ドの難易度に基づいてユーザーの習熟度を推論するた
め、ユーザーの習熟度が正確に求められる。
【0056】請求項3のコマンド選択入力装置は、コマ
ンド記憶手段に各ユーザー毎のコマンドの使用頻度を記
憶しておくとともに、コマンド階層修正手段は記憶され
たコマンドの使用頻度も加味して階層構造を修正するた
め、ユーザーの使用頻度が高いコマンドが選別されて優
先度が高い階層に修正され表示される。したがって、ユ
ーザーの使用頻度が高いコマンドを容易に選択・入力す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるコマンド選択入力装
置の構成を表わすブロック図である。
【図2】この発明の一実施例によるコマンド選択入力装
置のハードウェア構成を示す図である。
【図3】コマンド選択入力装置を用いたコマンドの選択
・入力方法を説明するための図である。
【図4】コマンド選択入力装置を用いたコマンドの選択
・入力方法を説明するための別の図である。
【図5】ユーザーレベル1.0のユーザーに対するコマ
ンドの階層構造を示す図である。
【図6】ユーザーレベル0.3のユーザーに対するコマ
ンドの階層構造を示す図である。
【図7】ユーザーレベル0.5のユーザーに対するコマ
ンドの階層構造を示す図である。
【図8】ユーザーレベルを推論するためにRAMに記憶
された個人データの一例を示す図である。
【図9】ユーザーレベルを推論するためのメンバシップ
関数の一例を示す図である。
【図10】ユーザーレベルを推論するためのルールの一
例を示す図である。
【図11】コマンド選択入力装置によりコマンドの階層
構造を修正し、ユーザーレベルに応じたコマンドの選択
・入力を促す手順を示すフローチャートである。
【図12】ユーザーレベル1.0のユーザーに対し初期
設定されたコマンドの階層構造を示す図である(ただ
し、コマンドの使用頻度を除く)。
【図13】図12の階層構造をコマンドの使用頻度に基
づいて修正した階層構造を示す図である。
【図14】図12の階層構造に基づいてコマンド選択入
力装置に表示された画面を示す図である。
【図15】コマンド選択入力装置によりコマンドの階層
構造を修正し、ユーザーレベルおよびコマンドの使用頻
度に応じたコマンドの選択・入力を促す手順を示すフロ
ーチャートである。
【図16】従来のコマンドの選択・入力方法を説明する
ための図である。
【符号の説明】
1・・・・ユーザー認識手段 2・・・・ユーザーレベル記憶手段 3・・・・コマンド記憶手段 4・・・・ユーザーレベル判定手段 5・・・・コマンド階層修正手段 6・・・・処理手段 7・・・・表示手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
フロントページの続き (72)発明者 松岡 信也 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ユーザーを認識するための信号を受けて、
    ユーザーを認識するユーザー認識手段、 ユーザーの習熟度を記憶しており、ユーザー認識手段が
    認識したユーザーの習熟度を出力するユーザーレベル記
    憶手段、 各コマンドをその難易度とともに記憶するとともに、各
    コマンドの階層構造を記憶するコマンド記憶手段、 ユーザーからの指令を受けて指令に対応するコマンドを
    コマンド記憶手段から階層毎に読み出して出力する処理
    手段、 処理手段から出力されたコマンドを表示する表示手段、
    を備えたコマンド選択入力装置において、 ユーザーレベル記憶手段からのユーザーの習熟度とコマ
    ンド記憶手段からの各コマンドの難易度に基づいて各コ
    マンドの階層構造を修正し、コマンド記憶手段に更新記
    憶させるコマンド階層修正手段、を備えたことを特徴と
    する。
  2. 【請求項2】請求項1のコマンド選択入力装置におい
    て、さらに、 ユーザーにより選択されたコマンドの難易度をコマンド
    記憶手段から取得する動作をコマンドが入力される度に
    行って、過去に使用されたコマンドの難易度に基づいて
    ユーザーの習熟度を推論し、該習熟度をユーザーレベル
    記憶手段に記憶するユーザーレベル判定手段、を備えた
    ことを特徴とするコマンド選択入力装置。
  3. 【請求項3】請求項1のコマンド選択入力装置におい
    て、さらに、コマンド記憶手段に各ユーザー毎のコマン
    ドの使用頻度を記憶しておくとともに、コマンド階層修
    正手段は記憶されたコマンドの使用頻度も加味して階層
    構造を修正することを特徴とするコマンド選択入力装
    置。
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