JPH06160553A - ワークの支持装置 - Google Patents

ワークの支持装置

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Publication number
JPH06160553A
JPH06160553A JP31673392A JP31673392A JPH06160553A JP H06160553 A JPH06160553 A JP H06160553A JP 31673392 A JP31673392 A JP 31673392A JP 31673392 A JP31673392 A JP 31673392A JP H06160553 A JPH06160553 A JP H06160553A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support
shaft
work
center axis
fitted
Prior art date
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Pending
Application number
JP31673392A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichi Takeda
栄一 竹田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Machine Works Ltd
Original Assignee
Sanyo Machine Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Machine Works Ltd filed Critical Sanyo Machine Works Ltd
Priority to JP31673392A priority Critical patent/JPH06160553A/ja
Publication of JPH06160553A publication Critical patent/JPH06160553A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一対の支軸が偏心又は偏角を生じた状態で
も、一対の支軸によりワークをその中心軸線回りに安定
的に支持可能にし、また一対の支軸により2つのワーク
を支持した状態で両支軸を接近させて2つのワークを中
心軸線に沿って相互嵌合すること。 【構成】 中心軸線を有するブレーキディスク15の一
側面に、前記中心軸線を中心とする軸孔15aと、前記
軸孔の外側にあって前記中心軸線を中心とするリング状
の被係合部15bとを形成し、軸端に支持ボール17を
半露出状態で遊嵌保持した支軸9によって、前記支持ボ
ール17を前記ブレーキディスクの軸孔に嵌合させると
共に、前記支軸の軸端部外周に摺動自在に遊嵌し且つば
ね21によって軸端方向に付勢した筒状係合部材18
を、前記ブレーキディスクのリング状の被係合部に弾圧
的に係合させて前記ブレーキディスクの一側部を支持す
る。ワークの中心軸線と支軸9の軸線とが偏心偏角状態
であっても、該偏心偏角を支持ボール17及び筒状係合
部材18が許容する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はワークの支持装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ワークをその中心軸線で支持して回転さ
せつつ該ワークに関する各種データを測定する測定装置
では、ワークの両側を支持する一対の支軸を予め同軸状
に整合しておく必要がある。また、2つのワークを中心
軸線で整合して相互に接近させ嵌合する自動組立装置な
どでは、2つのワークを保持する一対の支軸を互いに平
行又は同軸状に整合しておく必要がある。このような支
軸の整合作業は、各種計器を使用して手作業で行なわれ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】支軸の整合作業は煩雑
であり一般に技術的にも困難を伴う。
【0004】本発明の目的は2つの支軸の同軸度ないし
平行度が完全でなくともワークを中心軸線で保持できる
ワークの支持装置を提供し、もって支軸の整合作業を不
要化することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、中心軸線を有
するワークの一側面に、前記中心軸線を中心とする被嵌
合孔と、前記被嵌合孔の外側にあって前記中心軸線を中
心とするリング状の被係合部とを形成し、軸端に支持ボ
ールを半露出状態で遊嵌保持した支軸によって、前記支
持ボールを前記ワークの被嵌合孔に嵌合させると共に、
前記支軸の軸端部外周に摺動自在に遊嵌し且つばねによ
って軸端方向に付勢した筒状係合部材を前記ワークのリ
ング状の被係合部に弾圧的に係合させて前記ワークの一
側部を支持したワークの支持装置を提供する。
【0006】
【作用】支軸の軸端の支持ボールと筒状係合部材を介し
てワークの一側部が支持される。支持ボールは支軸軸端
に遊嵌保持され、筒状係合部材は支軸に遊嵌されている
ので、ワークの一側部は支軸の軸線に対して前記遊嵌の
間隙分だけ傾動及び横動を許容した状態で支持される。
このため、ワークを回転支持する測定装置などではワー
クの両側部を一対の支軸で支持するが、いずれか一方の
支軸に本発明を適用し、他方の支軸はワークの中心軸線
と同軸にすれば、両支軸の同軸度が完全でなくてもワー
クが中心軸線で安定支持される。また、2つのワークを
中心軸線で整合して相互に接近させ嵌合する自動組立装
置などでは2つのワークを相互に接近離反する一対の支
軸で支持するが、いずれか一方の支軸に本発明を適用
し、他方の支軸は一のワークの中心軸線と同軸にすれ
ば、両支軸の同軸度ないし平行度が完全でなくても2つ
のワークが中心軸線を一致して嵌合されることになる。
【0007】
【実施例】以下に本発明をブレーキディスクの面振れ測
定装置に適用した一実施例を図に基づき説明する。図1
はブレーキディスクの面振れ測定装置1を示す。同図に
おいて1aは縦型の装置本体、2は装置本体1の前面に
配設された上下方向に延びるガイドレール、3は同ガイ
ドレール2に沿って油圧シリンダ4にて上下動可能な上
ユニット、5は該上ユニットの下端部に取付けられモー
タ6にて回転可能な回転駆動支軸、7は同じくガイドレ
ール2に沿って油圧シリンダ8にて上下動可能な下ユニ
ット、9は該下ユニット7の上端部に取付けられ自由回
転可能な回転従動支軸である。
【0008】ワークとしてのブレーキディスク15は、
図2(a)に示すように回転従動支軸9の両側に固定的
に配設された支持脚16の上端部に水平にセットされ
る。ブレーキディスク15はその中心軸線を中心として
アクスルを挿通するための軸孔15aを有し、該軸孔1
5aは後述の支持ボールが嵌合するための被嵌合孔とな
る。ブレーキディスク15はまた、前記中心軸線を中心
とするリング状の被係合部15bを有し、該係合部15
bに後述の筒状係合部材が係合する。
【0009】回転従動支軸9は軸本体9aの先端に筒状
のホルダ9bが同軸的に一体に突設され、該ホルダ9b
の内側に支持ボール17が遊嵌的に保持されている。す
なわち支持ボール17はホルダ9b内にあって転動自在
かつ中心軸線を横断する方向に若干移動可能とされてい
る。なおホルダ9bの先端内周部は支持ボール17が抜
け出ないように内側がやや肉盛りされている。一方、ホ
ルダ9bの外周には筒状の係合部材18が回転従動支軸
9に対して軸線方向に摺動自在に装着されている。該係
合部材18はホルダ9b外周のフランジ部19にて軸端
方向へ抜け出るのが阻止されている。係合部材18の基
端部と軸本体9aの段部20との間にはばね21が介装
され、該ばね21にて係合部材18が軸端方向に附勢さ
れている。係合部材18の、フランジ部19と当接する
部分はテーパが形成され、係合部材18がフランジ部1
9と当接しているときは、前記テーパの作用により係合
部材18と軸本体9aの各軸線が互いに整合するように
構成されている。一方、軸本体9aの、ばね21が装着
されている部分は直径がやや小さくされ、これにより、
係合部材18は、ばね21に抗して下降した位置では、
図2(c)に示すように係合部材18の下端部と軸本体
9aの外周面との間に間隙を生じ、軸本体9aの中心軸
線を横断する方向に約1mmだけ偏心移動でき、また軸
本体9aの中心軸線に対して若干傾動できるように構成
されている。
【0010】次に、本実施例の面振れ測定装置の作動に
つき説明する。ブレーキディスク15を支持脚16の上
に図2(a)に示すように水平に載置し、回転駆動支軸
5を下降させると共に、回転従動支軸9を上昇させ、図
2(b)(c)に示すように両支軸5、9にてブレーキ
ディスク15を支持し、支持脚16からブレーキディス
ク15を浮かせる。回転従動支軸9を上昇させると、ま
ず筒状係合部材18の先端がブレーキディスク15の被
係合部15bの外周に係合する。係合部材18の先端部
の内周にはテーパが形成されているので、被係合部15
bへの係合がスムーズになされる。回転従動支軸9をば
ね21に抗してさらに上昇させると、係合部材18が軸
本体9aに対して相対的に後退し、係合部材18の下端
部と軸本体9aとの間に間隙が形成され、係合部材18
が軸本体9aに対して半径方向に約1mmだけ偏心移動
可能となり、かつ軸本体9aの中心軸線に対して僅かに
傾動可能となる。同時に、係合部材18が相対的に後退
する結果、支持ボール17の先端部が係合部材18の前
方に突出しブレーキディスク15の軸孔15aに嵌合す
る。支持ボール17が軸孔15aに嵌合すると、ブレー
キディスク15がその中心部を支持ボール17により位
置決め支持され、該中心部の周辺を筒状係合部材18に
より位置決め支持された状態となり、ブレーキディスク
15が安定的に支持される。この際、係合部材18は偏
心移動及び傾動可能であり、かつ支持ボール17も遊嵌
されて偏心移動可能であり、またブレーキディスク15
は支持ボール17を中心として傾動可能であるから、回
転駆動支軸5及びブレーキディスク15の中心軸線が、
回転従動支軸9の中心軸線に対して偏心ないし偏角を生
じていても、これら偏心及び偏角が支持ボール17及び
係合部材18の偏心移動及び傾動にて吸収されるため、
ブレーキディスク15を安定的に支持可能である。
【0011】以上、本発明の一実施例につき説明した
が、本発明は前記実施例に限定されることなく種々の変
形が可能であり、例えば前記実施例はワークとしてのブ
レーキディスクを一対の支軸にて回転可能に支持する測
定装置に本発明を適用したが、2つのワークを別々の支
軸で支持し、両支軸の相互接近にて2つのワークを相互
嵌合する自動組立装置などにも本発明を適用可能であ
る。
【0012】
【発明の効果】前述の如く、本発明は、ワークの一側部
を支軸端部に遊嵌的に装着された支持ボール及び筒状係
合部材を介して支持しているので、ワークの中心軸線と
支軸の中心軸線とが偏心又は偏角を生じていても、該偏
心偏角を前記支持ボールと筒状係合部材が許容し、ワー
クを安定的に支持することができ、従って、ワークの他
側部を別の支軸でワークと同軸に支持しワークを回転さ
せるような装置や、2つのワークを別々の支軸で支持
し、両支軸を互いに同軸又は平行状態を維持しつつ接近
させて2つのワークを相互嵌合させる自動組立装置など
において、支軸同士の同軸度ないし平行度が完全でなく
ても、ワークの安定支持ないしワークの相互嵌合に全く
支障が生じず、従来の同軸度や平行度を出すための前作
業が不要になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用したブレーキディスクの面振れ
測定装置の側面図。
【図2】 (a)は支軸がブレーキディスクから離れて
いる状態の縦断面図、(b)は支軸とブレーキディスク
が半分係合している状態の縦断面図、(c)は支軸とブ
レーキディスクが完全に係合している状態の縦断面図。
【符号の説明】
1 ブレーキディスクの面振れ測定装置 2 ガイドレール 3 上ユニット 4 油圧シリンダ 5 回転駆動支軸 6 モータ 7 下ユニット 8 油圧シリンダ 9 回転従動支軸 9a 軸本体 9b ホルダ 15 ブレーキディスク 15a 軸孔 15b 被係合部 16 支持脚 17 支持ボール 18 筒状係合部材 19 フランジ部 20 段部 21 ばね

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心軸線を有するワークの一側面に、前
    記中心軸線を中心とする被嵌合孔と、前記被嵌合孔の外
    側にあって前記中心軸線を中心とするリング状の被係合
    部とを形成し、軸端に支持ボールを半露出状態で遊嵌保
    持した支軸によって、前記支持ボールを前記ワークの被
    嵌合孔に嵌合させると共に、前記支軸の軸端部外周に摺
    動自在に遊嵌し且つばねによって軸端方向に付勢した筒
    状係合部材を前記ワークのリング状の被係合部に弾圧的
    に係合させて前記ワークの一側部を支持したワークの支
    持装置。
JP31673392A 1992-11-26 1992-11-26 ワークの支持装置 Pending JPH06160553A (ja)

Priority Applications (1)

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JP31673392A JPH06160553A (ja) 1992-11-26 1992-11-26 ワークの支持装置

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JP31673392A JPH06160553A (ja) 1992-11-26 1992-11-26 ワークの支持装置

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Publication Number Publication Date
JPH06160553A true JPH06160553A (ja) 1994-06-07

Family

ID=18080300

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31673392A Pending JPH06160553A (ja) 1992-11-26 1992-11-26 ワークの支持装置

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JP (1) JPH06160553A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105330137A (zh) * 2015-09-03 2016-02-17 刘晨 一种自动化双层玻璃杯封口机

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