JPH06159873A - 製氷機 - Google Patents
製氷機Info
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- JPH06159873A JPH06159873A JP31839492A JP31839492A JPH06159873A JP H06159873 A JPH06159873 A JP H06159873A JP 31839492 A JP31839492 A JP 31839492A JP 31839492 A JP31839492 A JP 31839492A JP H06159873 A JPH06159873 A JP H06159873A
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- Japan
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- ice making
- ice
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- water tank
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25C—PRODUCING, WORKING OR HANDLING ICE
- F25C1/00—Producing ice
- F25C1/04—Producing ice by using stationary moulds
- F25C1/045—Producing ice by using stationary moulds with the open end pointing downwards
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Production, Working, Storing, Or Distribution Of Ice (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 所謂逆セル型の製氷機において、予冷過程を
早く終了させ、且つ、窪みの小さい氷を生成することに
より、製氷能力を向上させる。 【構成】 水タンク内の水を循環ポンプPMにより水皿
表面に形成した噴水孔から各製氷室に噴水する。制御装
置20により実質的に水タンク内の水の温度に基づいて
循環ポンプPMの運転を制御する。制御装置20は、水
タンク内の水の温度が所定の低温度に低下するまでの予
冷過程においては、循環ポンプPMにより多量の水を循
環すると共に、予冷過程に続く所定期間の製氷過程にお
いては、循環ポンプPMによる循環水量を減少させる。
早く終了させ、且つ、窪みの小さい氷を生成することに
より、製氷能力を向上させる。 【構成】 水タンク内の水を循環ポンプPMにより水皿
表面に形成した噴水孔から各製氷室に噴水する。制御装
置20により実質的に水タンク内の水の温度に基づいて
循環ポンプPMの運転を制御する。制御装置20は、水
タンク内の水の温度が所定の低温度に低下するまでの予
冷過程においては、循環ポンプPMにより多量の水を循
環すると共に、予冷過程に続く所定期間の製氷過程にお
いては、循環ポンプPMによる循環水量を減少させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所謂逆セル型製氷機と
称される製氷機に関するものである。
称される製氷機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種製氷機は、例えば特公平3−
32715号公報(F25C1/04)に示されるよう
に、下向きに開口する多数の製氷室を区画形成した冷却
器の下側に傾復動可能な水皿を設け、水皿が製氷室を閉
塞している状態において水皿表面に形成した噴水孔から
各製氷室に噴水し、製氷行程を行うと共に、前記冷却器
にホットガスを流して加熱し、水皿により製氷室を開放
して離氷行程を行うよう構成されている。
32715号公報(F25C1/04)に示されるよう
に、下向きに開口する多数の製氷室を区画形成した冷却
器の下側に傾復動可能な水皿を設け、水皿が製氷室を閉
塞している状態において水皿表面に形成した噴水孔から
各製氷室に噴水し、製氷行程を行うと共に、前記冷却器
にホットガスを流して加熱し、水皿により製氷室を開放
して離氷行程を行うよう構成されている。
【0003】そして、離氷行程は冷却器の所定の離氷終
了温度にて終了し、その後は水皿にて製氷室を再び閉塞
し、水タンクに水を給水する給水行程を実行して満水と
なった時点から製氷行程に移行する。この製氷行程にお
いては、循環ポンプを運転することによって水タンク内
の水を汲み上げ、水皿表面に形成した噴水孔より下から
各製氷室に噴水すると共に、落下した水は水タンクに回
収して再び汲み上げることにより水タンク内の水を冷却
器に循環させ、製氷室内に矩形状の氷を生成するもので
あり、係る製氷行程は水タンクに給水した水を予冷する
予冷過程と、この予冷過程の終了後から所定期間実行さ
れる製氷過程とに大別することができる。
了温度にて終了し、その後は水皿にて製氷室を再び閉塞
し、水タンクに水を給水する給水行程を実行して満水と
なった時点から製氷行程に移行する。この製氷行程にお
いては、循環ポンプを運転することによって水タンク内
の水を汲み上げ、水皿表面に形成した噴水孔より下から
各製氷室に噴水すると共に、落下した水は水タンクに回
収して再び汲み上げることにより水タンク内の水を冷却
器に循環させ、製氷室内に矩形状の氷を生成するもので
あり、係る製氷行程は水タンクに給水した水を予冷する
予冷過程と、この予冷過程の終了後から所定期間実行さ
れる製氷過程とに大別することができる。
【0004】前記予冷過程は、循環ポンプの運転によっ
て循環される水を製氷室に噴水し、冷却器と熱交換させ
ることによって冷却し、0℃等の所定温度の水を生成す
るものであり、この水の温度が前記0℃に降下した段階
で終了する。そして、製氷過程は予冷過程の終了後、タ
イマーの積算によって所定期間同様に水タンク内の水を
循環することにより実行され、この期間中に製氷室内に
矩形状の氷が生成される。このとき、給水された水の温
度にばらつきがあっても、製氷過程の開始時点(予冷過
程の終了時)での水の温度は前記0℃等の一定の温度と
されていることにより、その後所定期間実行される製氷
過程による氷の大きさは、給水された水の温度に係わら
ず略一定となるものである。
て循環される水を製氷室に噴水し、冷却器と熱交換させ
ることによって冷却し、0℃等の所定温度の水を生成す
るものであり、この水の温度が前記0℃に降下した段階
で終了する。そして、製氷過程は予冷過程の終了後、タ
イマーの積算によって所定期間同様に水タンク内の水を
循環することにより実行され、この期間中に製氷室内に
矩形状の氷が生成される。このとき、給水された水の温
度にばらつきがあっても、製氷過程の開始時点(予冷過
程の終了時)での水の温度は前記0℃等の一定の温度と
されていることにより、その後所定期間実行される製氷
過程による氷の大きさは、給水された水の温度に係わら
ず略一定となるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、製氷機の製氷
能力(単位時間当たりに生成できる氷の量)は前記製氷
行程を早く終了させることにより向上させることができ
る。そして、製氷行程に費やされる時間は前記予冷過程
を早く終了させることによって短縮することができ、更
に、予冷過程の時間は循環ポンプによって循環される水
量を多くすることによって短縮できる。しかしながら、
従来では製氷行程の全期間に渡って一定水量の水を循環
していたために予冷過程に長く時間が費やされ、製氷能
力を上げることができなかった。
能力(単位時間当たりに生成できる氷の量)は前記製氷
行程を早く終了させることにより向上させることができ
る。そして、製氷行程に費やされる時間は前記予冷過程
を早く終了させることによって短縮することができ、更
に、予冷過程の時間は循環ポンプによって循環される水
量を多くすることによって短縮できる。しかしながら、
従来では製氷行程の全期間に渡って一定水量の水を循環
していたために予冷過程に長く時間が費やされ、製氷能
力を上げることができなかった。
【0006】一方、製氷過程においては下から噴水され
た水が製氷室内壁面に徐々に氷結して行って氷が生成さ
れるものであるから、循環される水の量が多過ぎると、
逆にこの水の勢いによって製氷室内に生成された氷が削
り取られてしまい、所謂窪みの大きい(従って、容積が
小さい)氷となってしまう。従って、前記予冷過程を早
く終了させるように循環ポンプの吐出量を多く設定し、
循環水量を多くしてしまうと、製氷過程で生成される氷
の窪みが大きくなってしまう問題があった。
た水が製氷室内壁面に徐々に氷結して行って氷が生成さ
れるものであるから、循環される水の量が多過ぎると、
逆にこの水の勢いによって製氷室内に生成された氷が削
り取られてしまい、所謂窪みの大きい(従って、容積が
小さい)氷となってしまう。従って、前記予冷過程を早
く終了させるように循環ポンプの吐出量を多く設定し、
循環水量を多くしてしまうと、製氷過程で生成される氷
の窪みが大きくなってしまう問題があった。
【0007】本発明は係る従来技術の課題を解決するた
めに成されたものであり、所謂逆セル型の製氷機におい
て、予冷過程を早く終了させ、且つ、窪みの小さい氷を
生成することにより、製氷能力を向上させることを目的
とする。
めに成されたものであり、所謂逆セル型の製氷機におい
て、予冷過程を早く終了させ、且つ、窪みの小さい氷を
生成することにより、製氷能力を向上させることを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の製氷機I
は下向きに開口する多数の製氷室1Aを区画形成した冷
却器1と、各製氷室1Aを閉塞する傾復動可能な水皿5
と、水タンク6と、この水タンク6内の水を水皿5表面
に形成した噴水孔3から各製氷室1Aに噴水する循環ポ
ンプPMと、実質的に水タンク6内の水の温度に基づい
て循環ポンプPMの運転を制御する制御装置20とを備
えており、この制御装置20は、水タンク6内の水の温
度が所定の低温度に低下するまでの予冷過程において
は、循環ポンプPMにより多量の水を循環すると共に、
予冷過程に続く所定期間の製氷過程においては、循環ポ
ンプPMによる循環水量を減少させることを特徴とす
る。
は下向きに開口する多数の製氷室1Aを区画形成した冷
却器1と、各製氷室1Aを閉塞する傾復動可能な水皿5
と、水タンク6と、この水タンク6内の水を水皿5表面
に形成した噴水孔3から各製氷室1Aに噴水する循環ポ
ンプPMと、実質的に水タンク6内の水の温度に基づい
て循環ポンプPMの運転を制御する制御装置20とを備
えており、この制御装置20は、水タンク6内の水の温
度が所定の低温度に低下するまでの予冷過程において
は、循環ポンプPMにより多量の水を循環すると共に、
予冷過程に続く所定期間の製氷過程においては、循環ポ
ンプPMによる循環水量を減少させることを特徴とす
る。
【0009】
【作用】本発明の製氷機Iによれば、予冷過程において
循環ポンプPMにより多量の水を循環させるので、水と
冷却器1との熱交換量を多くして水タンク6内の水の温
度を迅速に所定の低温度まで低下させることができる。
従って、予冷過程を早く終了させて製氷全体の所要時間
を短縮することができる。
循環ポンプPMにより多量の水を循環させるので、水と
冷却器1との熱交換量を多くして水タンク6内の水の温
度を迅速に所定の低温度まで低下させることができる。
従って、予冷過程を早く終了させて製氷全体の所要時間
を短縮することができる。
【0010】また、この予冷過程に続く所定期間の製氷
過程においては、循環ポンプPMによる循環水量を減少
させるので、噴水される水が製氷室1A内の氷を削り取
る作用を低減させることができ、従って、製氷室1A内
において窪みの小さい氷を生成することができるように
なり、全体として製氷機Iの製氷能力の向上が図れる。
過程においては、循環ポンプPMによる循環水量を減少
させるので、噴水される水が製氷室1A内の氷を削り取
る作用を低減させることができ、従って、製氷室1A内
において窪みの小さい氷を生成することができるように
なり、全体として製氷機Iの製氷能力の向上が図れる。
【0011】
【実施例】次に、図面に基づき本発明の実施例を詳述す
る。図1は本発明の製氷機Iの制御装置20の電気回路
のブロック図、図2は製氷機Iの一部切欠側面図であ
る。製氷機Iは所謂逆セル型製氷機と称されるものであ
り、下向きに開口した多数の製氷室1Aを有し、上壁外
面に冷凍系の蒸発パイプ2を配設した冷却器1と、各製
氷室1Aを下方から余裕をもって閉塞し、表面には各製
氷室1A下方に対向する噴水孔3及び戻り孔4を形成し
た水皿5と、該水皿5に固定され、戻り孔4に連通する
水タンク6と、水タンク6内の水を送水管7、更に分配
管8を経て噴水孔3から各製氷室1Aへ噴水し、循環せ
しめる循環ポンプPMと、水皿5を傾動及び復動せしめ
る正逆回転可能な減速モータ10と、水タンク6内に給
水する給水電磁弁12と、水タンク6の傾動によって流
出する残留水を受けて排水管11より排出する受け皿1
3等にて構成されている。
る。図1は本発明の製氷機Iの制御装置20の電気回路
のブロック図、図2は製氷機Iの一部切欠側面図であ
る。製氷機Iは所謂逆セル型製氷機と称されるものであ
り、下向きに開口した多数の製氷室1Aを有し、上壁外
面に冷凍系の蒸発パイプ2を配設した冷却器1と、各製
氷室1Aを下方から余裕をもって閉塞し、表面には各製
氷室1A下方に対向する噴水孔3及び戻り孔4を形成し
た水皿5と、該水皿5に固定され、戻り孔4に連通する
水タンク6と、水タンク6内の水を送水管7、更に分配
管8を経て噴水孔3から各製氷室1Aへ噴水し、循環せ
しめる循環ポンプPMと、水皿5を傾動及び復動せしめ
る正逆回転可能な減速モータ10と、水タンク6内に給
水する給水電磁弁12と、水タンク6の傾動によって流
出する残留水を受けて排水管11より排出する受け皿1
3等にて構成されている。
【0012】そして、支持梁15に固定した前記減速モ
ータ10の出力軸には、相互に逆方向に延出した第1及
び第2のアーム17A及び17Bを有する駆動カム17
を連結されており、該駆動カム17の第1のアーム17
Aの端部に取り付けたコイルバネ18の他端が水皿5の
側部に連結され、水皿5の後部は回動軸19に支持され
ている。
ータ10の出力軸には、相互に逆方向に延出した第1及
び第2のアーム17A及び17Bを有する駆動カム17
を連結されており、該駆動カム17の第1のアーム17
Aの端部に取り付けたコイルバネ18の他端が水皿5の
側部に連結され、水皿5の後部は回動軸19に支持され
ている。
【0013】次に、図1の制御装置20において、汎用
マイクロコンピュータ16の入力には前記冷却器1に設
けたセンサーETの出力と、前記水タンク6内に設けた
センサーWTの出力と、前記第1及び第2のアーム17
A、17Bによって切り換えられる水皿位置検出スイッ
チASWの出力及び水タンク6内の水量を検出する水位
センサー25の出力が接続され、マイクロコンピュータ
16の出力には前記給水電磁弁12と、冷凍系を構成す
る圧縮機CMと、凝縮器冷却用ファンFMが接続される
と共に、前記減速モーター10が正逆回路23を介して
接続され、また、前記循環ポンプPMが回転数制御回路
24を介して接続されている。更に、マイクロコンピュ
ータ16の出力には圧縮機CMからの高温冷媒(ホット
ガス)を凝縮器ではなく、直接蒸発パイプ2に流入させ
るためのホットガス電磁弁26が接続されている。
マイクロコンピュータ16の入力には前記冷却器1に設
けたセンサーETの出力と、前記水タンク6内に設けた
センサーWTの出力と、前記第1及び第2のアーム17
A、17Bによって切り換えられる水皿位置検出スイッ
チASWの出力及び水タンク6内の水量を検出する水位
センサー25の出力が接続され、マイクロコンピュータ
16の出力には前記給水電磁弁12と、冷凍系を構成す
る圧縮機CMと、凝縮器冷却用ファンFMが接続される
と共に、前記減速モーター10が正逆回路23を介して
接続され、また、前記循環ポンプPMが回転数制御回路
24を介して接続されている。更に、マイクロコンピュ
ータ16の出力には圧縮機CMからの高温冷媒(ホット
ガス)を凝縮器ではなく、直接蒸発パイプ2に流入させ
るためのホットガス電磁弁26が接続されている。
【0014】次に、図3のマイクロコンピュータ16の
プログラムを示すフローチャートに基づき、図4に示し
たセンサーWTの検知温度の時間推移を参照しながら本
発明の製氷機Iの製氷行程における動作を詳述する。
尚、先ず最初に製氷行程以外の離氷行程及び給水行程に
ついて説明して置くと、離氷行程においてはマイクロコ
ンピュータ16は正逆回路23により減速モータ10を
正転させて水皿5を傾動させると共に、圧縮機CMを起
動し、ホットガス電磁弁26を開いて蒸発パイプ2にホ
ットガスを循環させることにより冷却器1を加熱し、製
氷室1Aに生成された矩形状の氷の離氷を行う。一方、
水皿5が所定の傾斜開放位置まで傾動すると、駆動カム
17の第2のアーム17Bが前記水皿位置検出用スイッ
チASWを押圧してそれを閉状態に反転させるので、マ
イクロコンピュータ16は減速モータ10を停止させて
水皿5の傾動を停止させる。
プログラムを示すフローチャートに基づき、図4に示し
たセンサーWTの検知温度の時間推移を参照しながら本
発明の製氷機Iの製氷行程における動作を詳述する。
尚、先ず最初に製氷行程以外の離氷行程及び給水行程に
ついて説明して置くと、離氷行程においてはマイクロコ
ンピュータ16は正逆回路23により減速モータ10を
正転させて水皿5を傾動させると共に、圧縮機CMを起
動し、ホットガス電磁弁26を開いて蒸発パイプ2にホ
ットガスを循環させることにより冷却器1を加熱し、製
氷室1Aに生成された矩形状の氷の離氷を行う。一方、
水皿5が所定の傾斜開放位置まで傾動すると、駆動カム
17の第2のアーム17Bが前記水皿位置検出用スイッ
チASWを押圧してそれを閉状態に反転させるので、マ
イクロコンピュータ16は減速モータ10を停止させて
水皿5の傾動を停止させる。
【0015】係る離氷行程で冷却器1の温度が所定の離
氷終了温度(+9℃等)に達すると、マイクロコンピュ
ータ16はセンサーETにより冷却器1の当該離氷終了
温度を取り込み、製氷室1Aより氷が落下したと判断
し、正逆回路23により減速モータ10を逆転させて水
皿5の復動を開始する。また、前記ホットガス電磁弁2
6を閉じ、蒸発パイプ2に減圧冷媒を供給して冷却器1
の冷却を開始する。そして、水皿5が図2に示す所定の
水平閉塞位置まで復動して製氷室1Aを閉じると、駆動
カム17の第1のアーム17Aが水皿位置検出用スイッ
チASWを押圧してそれを開状態に反転させるので、マ
イクロコンピュータ16は減速モータ10を停止させて
水皿5の復動を停止させ、離氷行程を終了する。
氷終了温度(+9℃等)に達すると、マイクロコンピュ
ータ16はセンサーETにより冷却器1の当該離氷終了
温度を取り込み、製氷室1Aより氷が落下したと判断
し、正逆回路23により減速モータ10を逆転させて水
皿5の復動を開始する。また、前記ホットガス電磁弁2
6を閉じ、蒸発パイプ2に減圧冷媒を供給して冷却器1
の冷却を開始する。そして、水皿5が図2に示す所定の
水平閉塞位置まで復動して製氷室1Aを閉じると、駆動
カム17の第1のアーム17Aが水皿位置検出用スイッ
チASWを押圧してそれを開状態に反転させるので、マ
イクロコンピュータ16は減速モータ10を停止させて
水皿5の復動を停止させ、離氷行程を終了する。
【0016】一方、水皿5が製氷室1Aを閉じた時点で
マイクロコンピュータ16は凝縮器冷却用ファンFMを
運転すると共に、給水電磁弁12を開いて水タンク6に
給水する給水行程に移行する。そして、水位センサー2
5によって水タンク6内の水位を検出し、満水となった
ら給水電磁弁12を閉じて給水行程を終了すると共に、
製氷行程に移行する。
マイクロコンピュータ16は凝縮器冷却用ファンFMを
運転すると共に、給水電磁弁12を開いて水タンク6に
給水する給水行程に移行する。そして、水位センサー2
5によって水タンク6内の水位を検出し、満水となった
ら給水電磁弁12を閉じて給水行程を終了すると共に、
製氷行程に移行する。
【0017】製氷行程では図3に示すように先ず予冷過
程が行われる。即ち、マイクロコンピュータ16はステ
ップS1で圧縮機CM、凝縮器冷却用ファンFMを運転
(ON)し、蒸発パイプ2により冷却器1の冷却を行う
と共に、循環ポンプPMを運転(ON)して水タンク6
内の水を汲み上げ、噴水孔3から各製氷室1Aへ噴水す
る。この噴水された水は製氷室1Aから落下し、戻り孔
4から水タンク6内に回収されるが、このとき、マイク
ロコンピュータ16は回転数制御回路24により循環ポ
ンプPMを高速で回転させ、その吐出量を増して図3中
実線で示す如く製氷室1Aへの循環水量を従来のものよ
りも増加させる。尚、図3に実線で示すのが本発明の場
合の循環水量であり、破線は従来の循環水量である。
程が行われる。即ち、マイクロコンピュータ16はステ
ップS1で圧縮機CM、凝縮器冷却用ファンFMを運転
(ON)し、蒸発パイプ2により冷却器1の冷却を行う
と共に、循環ポンプPMを運転(ON)して水タンク6
内の水を汲み上げ、噴水孔3から各製氷室1Aへ噴水す
る。この噴水された水は製氷室1Aから落下し、戻り孔
4から水タンク6内に回収されるが、このとき、マイク
ロコンピュータ16は回転数制御回路24により循環ポ
ンプPMを高速で回転させ、その吐出量を増して図3中
実線で示す如く製氷室1Aへの循環水量を従来のものよ
りも増加させる。尚、図3に実線で示すのが本発明の場
合の循環水量であり、破線は従来の循環水量である。
【0018】また、マイクロコンピュータ16はステッ
プS2でセンサーWTの検知する温度を判断しており、
検知温度が例えば+3℃(そのとき水タンク6内の水温
は0℃となる)等の設定温度より低い場合はステップS
3に進むが、+3℃より低くなっていない場合には予冷
過程を続行する。しかしながら、このとき冷却器1の製
氷室1Aには循環ポンプPMにより多量の水が循環され
ているため、水と冷却器1との熱交換量が増加してお
り、水タンク6内の水の温度は迅速に降下して行き、セ
ンサーWTの検知する温度は短時間で前記+3℃以下に
降下する。
プS2でセンサーWTの検知する温度を判断しており、
検知温度が例えば+3℃(そのとき水タンク6内の水温
は0℃となる)等の設定温度より低い場合はステップS
3に進むが、+3℃より低くなっていない場合には予冷
過程を続行する。しかしながら、このとき冷却器1の製
氷室1Aには循環ポンプPMにより多量の水が循環され
ているため、水と冷却器1との熱交換量が増加してお
り、水タンク6内の水の温度は迅速に降下して行き、セ
ンサーWTの検知する温度は短時間で前記+3℃以下に
降下する。
【0019】センサーWTの検知する温度が+3℃より
低くなった時点では水タンク6内の水の温度は0℃若し
くはその付近まで低下しており、マイクロコンピュータ
16は予冷過程を終了してステップS3に進み、その機
能として有する製氷タイマーを積算して製氷過程を開始
すると共に、回転数制御回路24により循環ポンプPM
の回転数を減じ、循環ポンプPMを低速で回転させてそ
の吐出量を低下させ、図3中実線で示す如く製氷室1A
への循環水量を従来のものよりも減少させ、以後は時間
の経過と共に更に徐々に減少させて行く。
低くなった時点では水タンク6内の水の温度は0℃若し
くはその付近まで低下しており、マイクロコンピュータ
16は予冷過程を終了してステップS3に進み、その機
能として有する製氷タイマーを積算して製氷過程を開始
すると共に、回転数制御回路24により循環ポンプPM
の回転数を減じ、循環ポンプPMを低速で回転させてそ
の吐出量を低下させ、図3中実線で示す如く製氷室1A
への循環水量を従来のものよりも減少させ、以後は時間
の経過と共に更に徐々に減少させて行く。
【0020】次に、マイクロコンピュータ16はステッ
プS4で前記製氷タイマーの積算が終了したか否か判断
し、終了していなければ製氷過程を続行する。この製氷
過程では製氷室1Aの内壁面に水皿5から噴水された水
が氷結し、徐々に氷が生成されて行くが、このとき循環
ポンプPMによる循環水量は少なくなっているので、噴
水孔3から噴水される水の勢いも減じられ、製氷室1A
内の氷を削り取る作用も減少している。従って、この噴
水によって削り取られる製氷室1Aの内壁面の氷の量が
少なくなり、それによって製氷室1A内の氷の窪みが小
さくなってその容積が拡大される。
プS4で前記製氷タイマーの積算が終了したか否か判断
し、終了していなければ製氷過程を続行する。この製氷
過程では製氷室1Aの内壁面に水皿5から噴水された水
が氷結し、徐々に氷が生成されて行くが、このとき循環
ポンプPMによる循環水量は少なくなっているので、噴
水孔3から噴水される水の勢いも減じられ、製氷室1A
内の氷を削り取る作用も減少している。従って、この噴
水によって削り取られる製氷室1Aの内壁面の氷の量が
少なくなり、それによって製氷室1A内の氷の窪みが小
さくなってその容積が拡大される。
【0021】係る製氷が進行して前記製氷タイマーの積
算が終了すると、マイクロコンピュータ16は製氷過程
(製氷行程)を終了してステップS4から離氷行程に移
行する。即ち、マイクロコンピュータ16は凝縮器冷却
用ファンFM及び循環ポンプPMを停止させると共に、
正逆回路23によって減速モータ10を正転させて水皿
5の傾動を開始し、同時にホットガス電磁弁26を開い
て蒸発パイプ2にホットガスを流し、冷却器1を加熱す
る前述同様の離氷行程を実行する。
算が終了すると、マイクロコンピュータ16は製氷過程
(製氷行程)を終了してステップS4から離氷行程に移
行する。即ち、マイクロコンピュータ16は凝縮器冷却
用ファンFM及び循環ポンプPMを停止させると共に、
正逆回路23によって減速モータ10を正転させて水皿
5の傾動を開始し、同時にホットガス電磁弁26を開い
て蒸発パイプ2にホットガスを流し、冷却器1を加熱す
る前述同様の離氷行程を実行する。
【0022】尚、実施例では水タンク6に設けたセンサ
ーWTによって水タンク6内の水の温度を検出したが、
それに限らず、冷却器1の温度を検出するセンサーET
により、間接的に水タンク6内の水の温度を検出しても
良い。即ち、マイクロコンピュータ16が実質的に水タ
ンク6内の水の温度に基づいて循環ポンプPMの運転を
制御することができれば、その検知位置或いは方法は適
宜選択して差し支えない。また、実施例で示した各種時
間及び温度はそれに限られるものではなく、製氷機Iの
能力や容量に応じて適宜設定して良い。
ーWTによって水タンク6内の水の温度を検出したが、
それに限らず、冷却器1の温度を検出するセンサーET
により、間接的に水タンク6内の水の温度を検出しても
良い。即ち、マイクロコンピュータ16が実質的に水タ
ンク6内の水の温度に基づいて循環ポンプPMの運転を
制御することができれば、その検知位置或いは方法は適
宜選択して差し支えない。また、実施例で示した各種時
間及び温度はそれに限られるものではなく、製氷機Iの
能力や容量に応じて適宜設定して良い。
【0023】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、水タ
ンク内の水を所定の低温度まで冷却する予冷過程におい
て、循環ポンプにより多量の水を循環させるので、水と
冷却器との熱交換量が多くなり、それによって水タンク
内の水の温度を迅速に所定の低温度まで低下させること
ができるようになる。従って、予冷過程を早く終了させ
ることができるので、製氷に費やされる全体の時間を短
縮することができる。
ンク内の水を所定の低温度まで冷却する予冷過程におい
て、循環ポンプにより多量の水を循環させるので、水と
冷却器との熱交換量が多くなり、それによって水タンク
内の水の温度を迅速に所定の低温度まで低下させること
ができるようになる。従って、予冷過程を早く終了させ
ることができるので、製氷に費やされる全体の時間を短
縮することができる。
【0024】また、この予冷過程に続く所定期間の製氷
過程においては、循環ポンプによる循環水量を減少させ
るので、噴水される水が製氷室内の氷を削り取る作用を
低減させることができ、従って、製氷室内において窪み
が小さく容積が大きい氷を生成することができるように
なり、総じて製氷機の製氷能力の向上を図ることができ
るようになるものである。
過程においては、循環ポンプによる循環水量を減少させ
るので、噴水される水が製氷室内の氷を削り取る作用を
低減させることができ、従って、製氷室内において窪み
が小さく容積が大きい氷を生成することができるように
なり、総じて製氷機の製氷能力の向上を図ることができ
るようになるものである。
【図1】本発明の製氷機の制御装置の電気回路のブロッ
ク図である。
ク図である。
【図2】製氷機の一部切欠側面図である。
【図3】マイクロコンピュータのプログラムを示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図4】水タンクに設けたセンサーの検知する温度の時
間推移を示す図である。
間推移を示す図である。
I 製氷機 1 冷却器 1A 製氷室 2 蒸発パイプ 3 噴水孔 5 水皿 6 水タンク 16 マイクロコンピュータ 20 制御装置 24 回転数制御回路 CM 圧縮機 PM 循環ポンプ WT センサー
Claims (1)
- 【請求項1】 下向きに開口する多数の製氷室を区画形
成した冷却器と、前記各製氷室を閉塞する傾復動可能な
水皿と、水タンクと、該水タンク内の水を前記水皿表面
に形成した噴水孔から各製氷室に噴水する循環ポンプ
と、実質的に前記水タンク内の水の温度に基づいて前記
循環ポンプの運転を制御する制御装置とを備え、該制御
装置は、前記水タンク内の水の温度が所定の低温度に低
下するまでの予冷過程においては、前記循環ポンプによ
り多量の水を循環すると共に、前記予冷過程に続く所定
期間の製氷過程においては、前記循環ポンプによる循環
水量を減少させることを特徴とする製氷機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31839492A JPH06159873A (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 製氷機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31839492A JPH06159873A (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 製氷機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06159873A true JPH06159873A (ja) | 1994-06-07 |
Family
ID=18098669
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31839492A Pending JPH06159873A (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 製氷機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06159873A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011145025A (ja) * | 2010-01-15 | 2011-07-28 | Hoshizaki Electric Co Ltd | ドラム式製氷機 |
KR20160107174A (ko) * | 2014-01-08 | 2016-09-13 | 트루 매뉴팩쳐링 코., 인크. | 각 얼음 제빙기용 가변 동작점 구성 요소 |
-
1992
- 1992-11-27 JP JP31839492A patent/JPH06159873A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011145025A (ja) * | 2010-01-15 | 2011-07-28 | Hoshizaki Electric Co Ltd | ドラム式製氷機 |
KR20160107174A (ko) * | 2014-01-08 | 2016-09-13 | 트루 매뉴팩쳐링 코., 인크. | 각 얼음 제빙기용 가변 동작점 구성 요소 |
JP2017503995A (ja) * | 2014-01-08 | 2017-02-02 | トゥルー・マニュファクチュアリング・カンパニー・インコーポレイテッドTrue Manufacturing Co., Inc. | 角氷製氷機の可変動作点構成要素 |
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