JPH06159426A - 減衰力調整式油圧緩衝器 - Google Patents
減衰力調整式油圧緩衝器Info
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- JPH06159426A JPH06159426A JP4335359A JP33535992A JPH06159426A JP H06159426 A JPH06159426 A JP H06159426A JP 4335359 A JP4335359 A JP 4335359A JP 33535992 A JP33535992 A JP 33535992A JP H06159426 A JPH06159426 A JP H06159426A
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- passage
- damping force
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16F9/00—Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
- F16F9/10—Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium using liquid only; using a fluid of which the nature is immaterial
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G17/00—Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load
- B60G17/06—Characteristics of dampers, e.g. mechanical dampers
- B60G17/08—Characteristics of fluid dampers
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F9/00—Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
- F16F9/32—Details
- F16F9/3207—Constructional features
- F16F9/3235—Constructional features of cylinders
- F16F9/325—Constructional features of cylinders for attachment of valve units
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F9/00—Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
- F16F9/32—Details
- F16F9/44—Means on or in the damper for manual or non-automatic adjustment; such means combined with temperature correction
- F16F9/46—Means on or in the damper for manual or non-automatic adjustment; such means combined with temperature correction allowing control from a distance, i.e. location of means for control input being remote from site of valves, e.g. on damper external wall
- F16F9/466—Throttling control, i.e. regulation of flow passage geometry
- F16F9/467—Throttling control, i.e. regulation of flow passage geometry using rotary valves
- F16F9/468—Throttling control, i.e. regulation of flow passage geometry using rotary valves controlling at least one bypass to main flow path
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2500/00—Indexing codes relating to the regulated action or device
- B60G2500/10—Damping action or damper
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
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- B60G2600/02—Retarders, delaying means, dead zones, threshold values, cut-off frequency, timer interruption
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
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- B60G2600/16—Integrating means, i.e. integral control
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 減衰力調整式油圧緩衝器において、ピストン
ロッド伸縮ストロークを大きくする。 【構成】 シリンダ2内に主油液通路13,14 とバルブ機
構15,16 を有しピストンロッド8を連結したピストン7
を嵌装する。シリンダ2の外側に内筒3と外筒4を設
け、シリンダ2と内筒3の間にバイパス通路B1、内筒3
と外筒4の間にリザーバ室6を形成する。シリンダ2の
側面に、バイパス通路B1を開閉するガイド部材22および
シャッタ34と、バイパス通路B1の油液の流動により減衰
力を発生させるバルブ機構33とを有する減衰力調整機構
Aを設ける。ロータリアクチュエータ35でシャッタ34を
回転させて減衰力を切換える。減衰力調整機構Aをシリ
ンダ2の側面部に設け、ピストン7には主油液通路13,1
4 とバルブ機構15,16 のみを設けているのでピストン部
の寸法が大きくならないためピストンロッド8のストロ
ークを大きくすることができる。
ロッド伸縮ストロークを大きくする。 【構成】 シリンダ2内に主油液通路13,14 とバルブ機
構15,16 を有しピストンロッド8を連結したピストン7
を嵌装する。シリンダ2の外側に内筒3と外筒4を設
け、シリンダ2と内筒3の間にバイパス通路B1、内筒3
と外筒4の間にリザーバ室6を形成する。シリンダ2の
側面に、バイパス通路B1を開閉するガイド部材22および
シャッタ34と、バイパス通路B1の油液の流動により減衰
力を発生させるバルブ機構33とを有する減衰力調整機構
Aを設ける。ロータリアクチュエータ35でシャッタ34を
回転させて減衰力を切換える。減衰力調整機構Aをシリ
ンダ2の側面部に設け、ピストン7には主油液通路13,1
4 とバルブ機構15,16 のみを設けているのでピストン部
の寸法が大きくならないためピストンロッド8のストロ
ークを大きくすることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車両の懸架
装置に装着される減衰力調整式油圧緩衝器に関するもの
である。
装置に装着される減衰力調整式油圧緩衝器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両の懸架装置に装着される
油圧緩衝器には、路面状況、走行状況等に応じて乗り心
地や操縦安定性をよくするために減衰力を適宜調整でき
るようにした減衰力調整式油圧緩衝器がある。
油圧緩衝器には、路面状況、走行状況等に応じて乗り心
地や操縦安定性をよくするために減衰力を適宜調整でき
るようにした減衰力調整式油圧緩衝器がある。
【0003】一般に、この種の油圧緩衝器は、油液を封
入したシリンダ内に、ピストンロッドが連結されたピス
トンを摺動可能に嵌装し、このピストンにより画成され
るシリンダ内の2室を主油液通路およびバイパス通路で
連通させ、主油液通路には大きな減衰力を発生させる減
衰力発生機構(オリフィス、ディスクバルブ等)を設
け、バイパス通路には小さな減衰力を発生させる減衰力
発生機構(オリフィス、ディスクバルブ等)およびバイ
パス通路を開閉する減衰力調整弁を設けた構成となって
いる。
入したシリンダ内に、ピストンロッドが連結されたピス
トンを摺動可能に嵌装し、このピストンにより画成され
るシリンダ内の2室を主油液通路およびバイパス通路で
連通させ、主油液通路には大きな減衰力を発生させる減
衰力発生機構(オリフィス、ディスクバルブ等)を設
け、バイパス通路には小さな減衰力を発生させる減衰力
発生機構(オリフィス、ディスクバルブ等)およびバイ
パス通路を開閉する減衰力調整弁を設けた構成となって
いる。
【0004】この構成により、減衰力調整弁を開いた場
合、ピストンロッドの伸縮にともなうピストンの摺動に
よって、シリンダ内の油液が主にバイパス通路を流通し
て小さな減衰力が発生するため、減衰力特性はソフト特
性となる。また、減衰力調整弁を閉じた場合、ピストン
ロッドの伸縮にともなうピストンの摺動によって、シリ
ンダ内の油液が主油液通路のみを流通して大きな減衰力
が発生するため、減衰力特性はハード特性となる。この
ように、減衰力調整弁を開閉することにより減衰力特性
を切換えることができる。
合、ピストンロッドの伸縮にともなうピストンの摺動に
よって、シリンダ内の油液が主にバイパス通路を流通し
て小さな減衰力が発生するため、減衰力特性はソフト特
性となる。また、減衰力調整弁を閉じた場合、ピストン
ロッドの伸縮にともなうピストンの摺動によって、シリ
ンダ内の油液が主油液通路のみを流通して大きな減衰力
が発生するため、減衰力特性はハード特性となる。この
ように、減衰力調整弁を開閉することにより減衰力特性
を切換えることができる。
【0005】ところで、上記のような減衰力調整式油圧
緩衝器において、その減衰力特性をハード側、ソフト側
共に、ピストン速度に応じて減衰力が直線的に変化する
バルブ特性とする場合、従来、例えば特開平4−543
39号公報に記載されたもののような構成がとられてい
る。すなわち、シリンダ内に嵌装されたピストンおよび
ピストンに連結されたピストンロッドに主油液通路、バ
イパス通路およびバイパス通路を開閉する減衰力調整弁
を設け、主油液通路とバイパス通路のそれぞれにバルブ
機構を設けた構成がとられている。そして、減衰力調整
弁の操作ロッドは、ピストンロッド内に挿通されてピス
トンロッドの端部から外部に突出されており、当該油圧
緩衝器の外部からアクチュエータ等によって操作ロッド
を操作することにより減衰力を切換えられるようになっ
ている。
緩衝器において、その減衰力特性をハード側、ソフト側
共に、ピストン速度に応じて減衰力が直線的に変化する
バルブ特性とする場合、従来、例えば特開平4−543
39号公報に記載されたもののような構成がとられてい
る。すなわち、シリンダ内に嵌装されたピストンおよび
ピストンに連結されたピストンロッドに主油液通路、バ
イパス通路およびバイパス通路を開閉する減衰力調整弁
を設け、主油液通路とバイパス通路のそれぞれにバルブ
機構を設けた構成がとられている。そして、減衰力調整
弁の操作ロッドは、ピストンロッド内に挿通されてピス
トンロッドの端部から外部に突出されており、当該油圧
緩衝器の外部からアクチュエータ等によって操作ロッド
を操作することにより減衰力を切換えられるようになっ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のピストン部にバイパス通路および減衰力調整弁を設
けた減衰力調整式油圧緩衝器では次のような問題があ
る。すなわち、ピストン部にバイパス通路を設け、さら
に、バイパス通路に減衰力を調整する調整弁等を設けて
いるため、ピストン部の寸法が大きくなり、ピストンロ
ッドの伸縮ストロークが短くなるという問題がある。
来のピストン部にバイパス通路および減衰力調整弁を設
けた減衰力調整式油圧緩衝器では次のような問題があ
る。すなわち、ピストン部にバイパス通路を設け、さら
に、バイパス通路に減衰力を調整する調整弁等を設けて
いるため、ピストン部の寸法が大きくなり、ピストンロ
ッドの伸縮ストロークが短くなるという問題がある。
【0007】また、減衰力調整弁の操作ロッドを操作す
るアクチュエータは、通常、車両の車体側に連結される
ピストンロッドの先端部に取付けられるので、車体側の
ピストンロッド取付部(ストラットマウント等)にアク
チュエータを取付けるためのスペースを設ける必要があ
り、車体側のスペース効率が悪化する。よって、乗用車
の前輪側のピストンロッド取付部においては、エンジン
フードを低くするとういう要求に反するという問題があ
る。特に、走行中に油圧緩衝器の減衰力特性をリアルタ
イムに制御するサスペンション装置(いわゆるセミアク
ティブサスペンション装置)においては、減衰力特性を
迅速に切換えるため大型のアクチュエータを必要とする
のでスペース効率の悪化が大きな問題となる。
るアクチュエータは、通常、車両の車体側に連結される
ピストンロッドの先端部に取付けられるので、車体側の
ピストンロッド取付部(ストラットマウント等)にアク
チュエータを取付けるためのスペースを設ける必要があ
り、車体側のスペース効率が悪化する。よって、乗用車
の前輪側のピストンロッド取付部においては、エンジン
フードを低くするとういう要求に反するという問題があ
る。特に、走行中に油圧緩衝器の減衰力特性をリアルタ
イムに制御するサスペンション装置(いわゆるセミアク
ティブサスペンション装置)においては、減衰力特性を
迅速に切換えるため大型のアクチュエータを必要とする
のでスペース効率の悪化が大きな問題となる。
【0008】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、ピストン部を小型化することにより伸縮ストロ
ークを大きくした減衰力調整式油圧緩衝器を提供するこ
とを目的とする。
であり、ピストン部を小型化することにより伸縮ストロ
ークを大きくした減衰力調整式油圧緩衝器を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、第1の発明に係る減衰力調整式油圧緩衝器は、油
液が封入されたシリンダと、該シリンダ内に摺動可能に
嵌装され前記シリンダ内を2室に画成するピストンと、
一端側が該ピストンに連結され他端側が前記シリンダの
外部まで延ばされたピストンロッドと、前記シリンダに
連通し前記ピストンロッドのシリンダ内への侵入、退出
を補償するリザーバ室と、前記ピストンに設けられ前記
シリンダ内の2室を連通させる主油液通路と、前記ピス
トンロッドが伸び側と縮み側の少なくとも一方に移動し
たときに前記主油液通路の油液の流動を制御して減衰力
を発生させる第1のバルブ機構と、前記シリンダの外部
に設けられ該シリンダ内の2室を連通させるバイパス通
路と、前記ピストンロッドが伸び側と縮み側の少なくと
も一方に移動したときに前記バイパス通路の油液の流動
を制御して減衰力を発生させる第2のバルブ機構と、前
記バイパス通路の通路面積を調整する減衰力調整弁とを
備えてなることを特徴とする。
めに、第1の発明に係る減衰力調整式油圧緩衝器は、油
液が封入されたシリンダと、該シリンダ内に摺動可能に
嵌装され前記シリンダ内を2室に画成するピストンと、
一端側が該ピストンに連結され他端側が前記シリンダの
外部まで延ばされたピストンロッドと、前記シリンダに
連通し前記ピストンロッドのシリンダ内への侵入、退出
を補償するリザーバ室と、前記ピストンに設けられ前記
シリンダ内の2室を連通させる主油液通路と、前記ピス
トンロッドが伸び側と縮み側の少なくとも一方に移動し
たときに前記主油液通路の油液の流動を制御して減衰力
を発生させる第1のバルブ機構と、前記シリンダの外部
に設けられ該シリンダ内の2室を連通させるバイパス通
路と、前記ピストンロッドが伸び側と縮み側の少なくと
も一方に移動したときに前記バイパス通路の油液の流動
を制御して減衰力を発生させる第2のバルブ機構と、前
記バイパス通路の通路面積を調整する減衰力調整弁とを
備えてなることを特徴とする。
【0010】また、第2の発明に係る減衰力調整式油圧
緩衝器は、油液が封入されたシリンダと、該シリンダ内
に摺動可能に嵌装され前記シリンダ内を2室に画成する
ピストンと、一端側が該ピストンに連結され他端側が前
記シリンダの外部まで延ばされたピストンロッドと、前
記シリンダに連通し前記ピストンロッドのシリンダ内へ
の侵入、退出を補償するリザーバ室と、前記ピストンに
設けられ前記シリンダ内の2室を連通させる主油液通路
と、該主油液通路の油液の流動を制御して減衰力を発生
させる第1のバルブ機構と、前記シリンダの外部に設け
られ該シリンダ内の2室を連通させるバイパス通路と、
該バイパス通路に直列に設けられ、互いに逆方向の流通
を許容する第1の逆止弁と第2の逆止弁と、該第1の逆
止弁をバイパスする第1の油液通路と、前記第2の逆止
弁をバイパスする第2の油液通路と、前記第1の油液通
路の通路面積を可変とする第1の減衰力調整弁と、前記
第2の油液通路の通路面積を可変とする第2の減衰力調
整弁とを備えてなることを特徴とする。
緩衝器は、油液が封入されたシリンダと、該シリンダ内
に摺動可能に嵌装され前記シリンダ内を2室に画成する
ピストンと、一端側が該ピストンに連結され他端側が前
記シリンダの外部まで延ばされたピストンロッドと、前
記シリンダに連通し前記ピストンロッドのシリンダ内へ
の侵入、退出を補償するリザーバ室と、前記ピストンに
設けられ前記シリンダ内の2室を連通させる主油液通路
と、該主油液通路の油液の流動を制御して減衰力を発生
させる第1のバルブ機構と、前記シリンダの外部に設け
られ該シリンダ内の2室を連通させるバイパス通路と、
該バイパス通路に直列に設けられ、互いに逆方向の流通
を許容する第1の逆止弁と第2の逆止弁と、該第1の逆
止弁をバイパスする第1の油液通路と、前記第2の逆止
弁をバイパスする第2の油液通路と、前記第1の油液通
路の通路面積を可変とする第1の減衰力調整弁と、前記
第2の油液通路の通路面積を可変とする第2の減衰力調
整弁とを備えてなることを特徴とする。
【0011】
【作用】このように構成したことにより、第1の発明に
よれば、バイパス通路がシリンダの外部に設けられてお
り、第2のバルブ機構および減衰力調整弁がシリンダの
外部に設けられるため、これらをピストンおよびピスト
ンロッドに設ける必要がなくピストン部の寸法が大きく
なることがないので、ピストンロッド伸縮ストロークを
大きくとることができる。
よれば、バイパス通路がシリンダの外部に設けられてお
り、第2のバルブ機構および減衰力調整弁がシリンダの
外部に設けられるため、これらをピストンおよびピスト
ンロッドに設ける必要がなくピストン部の寸法が大きく
なることがないので、ピストンロッド伸縮ストロークを
大きくとることができる。
【0012】また、第2の発明によれば、バイパス通路
がシリンダの外部に設けられており、第1、第2の逆止
弁、第1、第2の油液通路および第1、第2の減衰力調
整弁がシリンダの外部に設けられるため、これらをピス
トンおよびピストンロッドに設ける必要がなくピストン
部の寸法が大きくなることがないので、ピストンロッド
伸縮ストロークを大きくとることができる。さらに、第
1、第2の減衰力調整弁により、第1、第2の油液通路
の通路面積が調整され、該第1、第2の油液通路が開い
た状態では、第1、第2の油液通路を介してバイパス通
路が連通され、伸び、縮み行程共に油液が主油液通路お
よびバイパス通路を流通して小さな減衰力が発生する。
また、第1、第2の減衰力調整弁により通路面積を縮小
して閉じた場合、第1、第2の逆止弁および第1、第2
の減衰力調整弁によってバイパス通路が閉鎖され、伸
び、縮み行程共に油液が主油液通路のみを流通して大き
な減衰力が発生する。第1、第2の減衰力調整弁の一方
を開き、他方を閉じた場合、閉じた側の逆止弁によって
バイパス通路は一方向のみの油液の流通を許容するの
で、バイパス通路に許容方向の油液の流通させる行程で
は、油液が主油液通路およびバイパス通路を流通して比
較的小さな減衰力が発生し、この反対の行程では、前記
逆止弁によってバイパス通路が閉鎖され、油液が主油液
通路のみを流通して大きな減衰力が発生する。
がシリンダの外部に設けられており、第1、第2の逆止
弁、第1、第2の油液通路および第1、第2の減衰力調
整弁がシリンダの外部に設けられるため、これらをピス
トンおよびピストンロッドに設ける必要がなくピストン
部の寸法が大きくなることがないので、ピストンロッド
伸縮ストロークを大きくとることができる。さらに、第
1、第2の減衰力調整弁により、第1、第2の油液通路
の通路面積が調整され、該第1、第2の油液通路が開い
た状態では、第1、第2の油液通路を介してバイパス通
路が連通され、伸び、縮み行程共に油液が主油液通路お
よびバイパス通路を流通して小さな減衰力が発生する。
また、第1、第2の減衰力調整弁により通路面積を縮小
して閉じた場合、第1、第2の逆止弁および第1、第2
の減衰力調整弁によってバイパス通路が閉鎖され、伸
び、縮み行程共に油液が主油液通路のみを流通して大き
な減衰力が発生する。第1、第2の減衰力調整弁の一方
を開き、他方を閉じた場合、閉じた側の逆止弁によって
バイパス通路は一方向のみの油液の流通を許容するの
で、バイパス通路に許容方向の油液の流通させる行程で
は、油液が主油液通路およびバイパス通路を流通して比
較的小さな減衰力が発生し、この反対の行程では、前記
逆止弁によってバイパス通路が閉鎖され、油液が主油液
通路のみを流通して大きな減衰力が発生する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
【0014】第1実施例について、図1ないし図3を用
いて説明する。図1ないし図3に示すように、減衰力調
整式油圧緩衝器1は、シリンダ2の外側に内筒3を設
け、さらに、内筒3の外側に外筒4を設けた3重筒構造
になっており、シリンダ2と内筒3との間には環状通路
5が形成され、内筒3と外筒4との間にはリザーバ室6
が形成されている。
いて説明する。図1ないし図3に示すように、減衰力調
整式油圧緩衝器1は、シリンダ2の外側に内筒3を設
け、さらに、内筒3の外側に外筒4を設けた3重筒構造
になっており、シリンダ2と内筒3との間には環状通路
5が形成され、内筒3と外筒4との間にはリザーバ室6
が形成されている。
【0015】シリンダ2内には、ピストン7が摺動可能
に嵌装されており、このピストン7によってシリンダ2
内がシリンダ上室2aとシリンダ下室2bとの2室に画成さ
れている。ピストン7には、ピストンロッド8の一端が
ナット9によって連結されており、ピストンロッド8の
他端側は、シリンダ2の上端部に設けられたロッドガイ
ド10およびシール部材11を貫通してシリンダ2の外部ま
で延ばされている。シリンダ2の下端部には、ベースバ
ルブ12が設けられており、このベースバルブ12を介して
シリンダ下室2bとリザーバ室6とが、ピストンロッド8
の伸び行程時にはほとんど抵抗なく、縮み行程時には抵
抗をもって連通されている。そして、シリンダ2内には
油液が封入され、リザーバ室6内には油液およびガスが
封入されており、ピストンロッド8が伸縮してシリンダ
2内に侵入、退出した分の油液の出入をリザーバ室6内
のガスの圧縮、膨張によって吸収するようになってい
る。
に嵌装されており、このピストン7によってシリンダ2
内がシリンダ上室2aとシリンダ下室2bとの2室に画成さ
れている。ピストン7には、ピストンロッド8の一端が
ナット9によって連結されており、ピストンロッド8の
他端側は、シリンダ2の上端部に設けられたロッドガイ
ド10およびシール部材11を貫通してシリンダ2の外部ま
で延ばされている。シリンダ2の下端部には、ベースバ
ルブ12が設けられており、このベースバルブ12を介して
シリンダ下室2bとリザーバ室6とが、ピストンロッド8
の伸び行程時にはほとんど抵抗なく、縮み行程時には抵
抗をもって連通されている。そして、シリンダ2内には
油液が封入され、リザーバ室6内には油液およびガスが
封入されており、ピストンロッド8が伸縮してシリンダ
2内に侵入、退出した分の油液の出入をリザーバ室6内
のガスの圧縮、膨張によって吸収するようになってい
る。
【0016】ピストン7には、シリンダ上室2aとシリン
ダ下室2bとを連通させる主油液通路13,14が設けられて
おり、ピストン7の両端面には、第1のバルブ機構(減
衰力大)として、それぞれピストンロッド8の伸び行程
時に主油液通路13の油液の流動を制御して減衰力を発生
させるバルブ機構15および縮み行程時に主油液通路14の
油液の流動を制御して減衰力を発生させるバルブ機構16
が設けられている。
ダ下室2bとを連通させる主油液通路13,14が設けられて
おり、ピストン7の両端面には、第1のバルブ機構(減
衰力大)として、それぞれピストンロッド8の伸び行程
時に主油液通路13の油液の流動を制御して減衰力を発生
させるバルブ機構15および縮み行程時に主油液通路14の
油液の流動を制御して減衰力を発生させるバルブ機構16
が設けられている。
【0017】シリンダ2の下端部よりの外周には、略円
筒状の通路部材17の下部の内側小径部17a が嵌合され、
通路部材17の上部の内側大径部17b の上端部に内筒3の
下端部が嵌合されており、シリンダ2と大径部17b との
間に環状通路5が延びている。また、通路部材17の上端
部の外側に外筒4が嵌合されており、通路部材17の側壁
を軸方向に貫通するリザーバ通路18によって、リザーバ
室6がベースバルブ12を介してシリンダ下室2bに連通さ
れている。
筒状の通路部材17の下部の内側小径部17a が嵌合され、
通路部材17の上部の内側大径部17b の上端部に内筒3の
下端部が嵌合されており、シリンダ2と大径部17b との
間に環状通路5が延びている。また、通路部材17の上端
部の外側に外筒4が嵌合されており、通路部材17の側壁
を軸方向に貫通するリザーバ通路18によって、リザーバ
室6がベースバルブ12を介してシリンダ下室2bに連通さ
れている。
【0018】通路部材17の側面部には、減衰力調整機構
Aが取付けられている。減衰力調整機構Aについて説明
する。通路部材17の側面部には、有底筒状のバルブケー
ス19がT字形のパイプ部材20を外嵌させ溶接することに
よって取付けられている。バルブケース19内には、仕切
部材21が嵌合され、仕切部材21には有底筒状のガイド部
材22が嵌合されており、バルブケース19の開口部にはプ
ラグ23が嵌合されて、バルブケース19内が仕切部材21お
よびガイド部材22によって室19a と室19b の2室に画成
されている。
Aが取付けられている。減衰力調整機構Aについて説明
する。通路部材17の側面部には、有底筒状のバルブケー
ス19がT字形のパイプ部材20を外嵌させ溶接することに
よって取付けられている。バルブケース19内には、仕切
部材21が嵌合され、仕切部材21には有底筒状のガイド部
材22が嵌合されており、バルブケース19の開口部にはプ
ラグ23が嵌合されて、バルブケース19内が仕切部材21お
よびガイド部材22によって室19a と室19b の2室に画成
されている。
【0019】室19b は、ガイド部材22の側壁のポート24
と底部の通路25と、バルブケース19の底部の通路26と、
通路部材17の大径部17b の側壁の通路27とによって環状
通路5に連通されており、さらに、環状通路5はシリン
ダ2の上端部付近の側壁に設けられた通路28によってシ
リンダ上室2aに連通されている。室19a は、バルブケー
ス19の底部の通路29と、通路部材17の小径部17a に設け
られた環状溝30と、シリンダ2の下端部付近の側壁の通
路31によってシリンダ下室2bに連通されている。仕切部
材21には、室19a と室19b とを連通させる油液通路32が
設けられ、また、油液通路32の室19b 側から室19a 側へ
の油液の流動を制御して減衰力を発生させ、その反対方
向の油液の流通を阻止する第2のバルブ機構(減衰力
小)としてバルブ機構33が設けられている。すなわち、
通路28、環状通路5、通路27,26,25および室19b と、
通路31、環状溝30、通路29および室19a により油液通路
32を介してシリンダ上室2aとシリンダ下室2bとを連通さ
せるバイパス通路B1 が構成されている。
と底部の通路25と、バルブケース19の底部の通路26と、
通路部材17の大径部17b の側壁の通路27とによって環状
通路5に連通されており、さらに、環状通路5はシリン
ダ2の上端部付近の側壁に設けられた通路28によってシ
リンダ上室2aに連通されている。室19a は、バルブケー
ス19の底部の通路29と、通路部材17の小径部17a に設け
られた環状溝30と、シリンダ2の下端部付近の側壁の通
路31によってシリンダ下室2bに連通されている。仕切部
材21には、室19a と室19b とを連通させる油液通路32が
設けられ、また、油液通路32の室19b 側から室19a 側へ
の油液の流動を制御して減衰力を発生させ、その反対方
向の油液の流通を阻止する第2のバルブ機構(減衰力
小)としてバルブ機構33が設けられている。すなわち、
通路28、環状通路5、通路27,26,25および室19b と、
通路31、環状溝30、通路29および室19a により油液通路
32を介してシリンダ上室2aとシリンダ下室2bとを連通さ
せるバイパス通路B1 が構成されている。
【0020】ガイド部材22内には、円筒状のシャッタ34
が回転可能に嵌装されている。シャッタ34の側壁には、
ガイド部材22のポート24に対向させてポート34a が設け
られており、シャッタ34を回転させることにより、通路
25と室19b との間の通路面積を調整できるようになって
いる。すなわち、ガイド部材22とシャッタ34とで減衰力
調整弁が構成されており、シャッタ34の回転によってバ
イパス通路B1 の連通、遮断および通路面積の調整を行
うようになっている。シャッタ34は、プラグ23に挿通さ
れたロッド35a を介してバルブケース19の開口部に取付
けられたステッピングモータよりなるロータリアクチュ
エータ35に連結されており、外部からロータリアクチュ
エータ35を作動させることにより回転するようになって
いる。
が回転可能に嵌装されている。シャッタ34の側壁には、
ガイド部材22のポート24に対向させてポート34a が設け
られており、シャッタ34を回転させることにより、通路
25と室19b との間の通路面積を調整できるようになって
いる。すなわち、ガイド部材22とシャッタ34とで減衰力
調整弁が構成されており、シャッタ34の回転によってバ
イパス通路B1 の連通、遮断および通路面積の調整を行
うようになっている。シャッタ34は、プラグ23に挿通さ
れたロッド35a を介してバルブケース19の開口部に取付
けられたステッピングモータよりなるロータリアクチュ
エータ35に連結されており、外部からロータリアクチュ
エータ35を作動させることにより回転するようになって
いる。
【0021】なお、図中、36,37は取付アイ、38はダス
トカバーである。
トカバーである。
【0022】以上のように構成した第1実施例の作用に
ついて次に説明する。ロータリアクチュエータ35によっ
てシャッタ34を回転させ、バイパス通路B1 の連通を遮
断した場合、ピストンロッド8の伸縮にともなうピスト
ン7の摺動によりシリンダ2内の油液が、伸び行程時に
はピストン7の主油液通路13を流通することによりバル
ブ機構15によって大きな減衰力が発生し、縮み行程時に
はピストン7の主油液通路14を流通することによりバル
ブ機構16によって大きな減衰力が発生する。よって減衰
力特性は、伸び側、縮み側共に大きな減衰力が発生する
ハード特性となる。
ついて次に説明する。ロータリアクチュエータ35によっ
てシャッタ34を回転させ、バイパス通路B1 の連通を遮
断した場合、ピストンロッド8の伸縮にともなうピスト
ン7の摺動によりシリンダ2内の油液が、伸び行程時に
はピストン7の主油液通路13を流通することによりバル
ブ機構15によって大きな減衰力が発生し、縮み行程時に
はピストン7の主油液通路14を流通することによりバル
ブ機構16によって大きな減衰力が発生する。よって減衰
力特性は、伸び側、縮み側共に大きな減衰力が発生する
ハード特性となる。
【0023】シャッタ34の回転させ、バイパス通路B1
を連通させた場合、ピストン7の摺動によりシリンダ2
内の油液が、伸び行程時にはバイパス通路B1 を通って
仕切部材21の油液通路32を流通することによりバルブ機
構33によって小さな減衰力が発生し、縮み行程時は、バ
ルブ機構33が油液通路32の流通を阻止するのでピストン
7の主油液通路14を流通することによりバルブ機構15に
よって大きな減衰力が発生する。よって減衰力特性は、
伸び側が小さな減衰力を発生し、縮み側が大きな減衰力
を発生するハード特性となる。さらに、シャッタ34のに
よりバイパス通路B1 の通路面積を調整することにより
ソフト特性時の伸び側の減衰力のオリフィス特性を調整
することができる。
を連通させた場合、ピストン7の摺動によりシリンダ2
内の油液が、伸び行程時にはバイパス通路B1 を通って
仕切部材21の油液通路32を流通することによりバルブ機
構33によって小さな減衰力が発生し、縮み行程時は、バ
ルブ機構33が油液通路32の流通を阻止するのでピストン
7の主油液通路14を流通することによりバルブ機構15に
よって大きな減衰力が発生する。よって減衰力特性は、
伸び側が小さな減衰力を発生し、縮み側が大きな減衰力
を発生するハード特性となる。さらに、シャッタ34のに
よりバイパス通路B1 の通路面積を調整することにより
ソフト特性時の伸び側の減衰力のオリフィス特性を調整
することができる。
【0024】また、バイパス通路B1 がシリンダ2の外
部に設けられ、減衰力調整機構Aがシリンダ2の側面部
に設けられており、ピストン7には、主油液通路13,14
およびバルブ機構15,16のみが設けられているため、上
記従来例のようにピストン部の寸法が大きくなることが
ないのでピストンロッド8の伸縮ストロークを充分大き
く設定することができる。また、ロータリアクチュエー
タ35がシリンダ2の側面部に設けられているため、車体
側のピストンロッド取付部(ストラットマウント等)に
アクチュエータを取付けるためのスペースを設ける必要
がないので、車体側のスペース効率が向上する。
部に設けられ、減衰力調整機構Aがシリンダ2の側面部
に設けられており、ピストン7には、主油液通路13,14
およびバルブ機構15,16のみが設けられているため、上
記従来例のようにピストン部の寸法が大きくなることが
ないのでピストンロッド8の伸縮ストロークを充分大き
く設定することができる。また、ロータリアクチュエー
タ35がシリンダ2の側面部に設けられているため、車体
側のピストンロッド取付部(ストラットマウント等)に
アクチュエータを取付けるためのスペースを設ける必要
がないので、車体側のスペース効率が向上する。
【0025】なお、上記第1実施例では、仕切部材21の
バルブ機構33によって伸び行程時のみ油液通路32の油液
の流通を許容するようにしているが、バルブ機構33に代
えて油液通路32の両方向の油液の流通に対して減衰力を
発生させるバルブ機構を設けることにより、バイパス通
路B1 を連通させるソフト特性時に伸び側、縮み側共に
小さな減衰力を発生させるようにすることもできる。
バルブ機構33によって伸び行程時のみ油液通路32の油液
の流通を許容するようにしているが、バルブ機構33に代
えて油液通路32の両方向の油液の流通に対して減衰力を
発生させるバルブ機構を設けることにより、バイパス通
路B1 を連通させるソフト特性時に伸び側、縮み側共に
小さな減衰力を発生させるようにすることもできる。
【0026】次に、本発明の第2実施例について図4を
用いて説明する。なお、第2実施例は上記第1実施例に
対してシリンダ2、内筒3および外筒4に取付けられた
通路部材および通路部材の側面部に取付けられた減衰力
調整機構が異なるのみであるから、以下、上記第1実施
例のものと同様の部材には同一の番号を付し、異なる部
分についてのみ詳細に説明する。
用いて説明する。なお、第2実施例は上記第1実施例に
対してシリンダ2、内筒3および外筒4に取付けられた
通路部材および通路部材の側面部に取付けられた減衰力
調整機構が異なるのみであるから、以下、上記第1実施
例のものと同様の部材には同一の番号を付し、異なる部
分についてのみ詳細に説明する。
【0027】図4に示すように、減衰力調整式油圧緩衝
器39は、シリンダ2の下端部よりの外周に、筒状の通路
部材40の下部の内側小径部40a が嵌合され、通路部材40
の上部の内側大径部40b の上端部に内筒3の下端部が嵌
合されており、シリンダ2と大径部40b との間に環状通
路5が延びている。また、通路部材40の上端部の外側に
外筒4が嵌合されており、通路部材40の側壁を軸方向に
貫通するリザーバ通路41によって、リザーバ室6がベー
スバルブ12を介してシリンダ下室2bに連通されている。
器39は、シリンダ2の下端部よりの外周に、筒状の通路
部材40の下部の内側小径部40a が嵌合され、通路部材40
の上部の内側大径部40b の上端部に内筒3の下端部が嵌
合されており、シリンダ2と大径部40b との間に環状通
路5が延びている。また、通路部材40の上端部の外側に
外筒4が嵌合されており、通路部材40の側壁を軸方向に
貫通するリザーバ通路41によって、リザーバ室6がベー
スバルブ12を介してシリンダ下室2bに連通されている。
【0028】通路部材40の側面部には、減衰力調整機構
Bが設けられている。減衰力調整機構Bについて説明す
る。通路部材40の側面部には、筒状のバルブケース42が
一体に設けられており、バルブケース42の開口端部にプ
ラグ43が取付けられ、バルブケース42内に室が形成され
ている。バルブケース42内の室は、バルブケース42の側
壁に設けられた通路44によって環状通路5に連通され、
また、通路部材40の小径部40a の側壁に設けられた通路
45、環状溝46およびシリンダ2の側壁の通路31によって
シリンダ下室2bに連通させれている。そして、通路28、
環状通路5、バルブケース内の室、通路45、環状溝46お
よび通路31によってシリンダ上室2aとシリンダ下室2bと
を連通させるバイパス通路B2 が構成されている。
Bが設けられている。減衰力調整機構Bについて説明す
る。通路部材40の側面部には、筒状のバルブケース42が
一体に設けられており、バルブケース42の開口端部にプ
ラグ43が取付けられ、バルブケース42内に室が形成され
ている。バルブケース42内の室は、バルブケース42の側
壁に設けられた通路44によって環状通路5に連通され、
また、通路部材40の小径部40a の側壁に設けられた通路
45、環状溝46およびシリンダ2の側壁の通路31によって
シリンダ下室2bに連通させれている。そして、通路28、
環状通路5、バルブケース内の室、通路45、環状溝46お
よび通路31によってシリンダ上室2aとシリンダ下室2bと
を連通させるバイパス通路B2 が構成されている。
【0029】バルブケース42内には、仕切部材47および
略円筒状のガイド部材48が嵌合されており、ガイド部材
48によってバルブケース42内が通路44側(シリンダ上室
2a側)の室42a と通路45側(シリンダ下室2b側)の室42
b との2室に画成され、室42a と室42b とがガイド部材
48の内部を介して連通されている。ガイド部材48の室42
a 側の端部には、ガイド部材48内から通路44側への油液
の流通を許容し、その反対方向の流通を阻止する第1の
逆止弁49が設けられており、室42b 側の端部にはガイド
部材48内から通路45側への油液の流通を許容し、その反
対方向の流通を阻止する第2の逆止弁50が設けられてい
る。また、ガイド部材48の側壁には、室42a 内に開口さ
れ第1の逆止弁49をバイパスしてガイド部材48内と通路
44側とを連通させる第1の油液通路としてポート51と、
室42b 内に開口され第2の逆止弁50をバイパスしてガイ
ド部材48内と通路45側とを連通させる第2の油液通路と
してポート52が設けられている。
略円筒状のガイド部材48が嵌合されており、ガイド部材
48によってバルブケース42内が通路44側(シリンダ上室
2a側)の室42a と通路45側(シリンダ下室2b側)の室42
b との2室に画成され、室42a と室42b とがガイド部材
48の内部を介して連通されている。ガイド部材48の室42
a 側の端部には、ガイド部材48内から通路44側への油液
の流通を許容し、その反対方向の流通を阻止する第1の
逆止弁49が設けられており、室42b 側の端部にはガイド
部材48内から通路45側への油液の流通を許容し、その反
対方向の流通を阻止する第2の逆止弁50が設けられてい
る。また、ガイド部材48の側壁には、室42a 内に開口さ
れ第1の逆止弁49をバイパスしてガイド部材48内と通路
44側とを連通させる第1の油液通路としてポート51と、
室42b 内に開口され第2の逆止弁50をバイパスしてガイ
ド部材48内と通路45側とを連通させる第2の油液通路と
してポート52が設けられている。
【0030】ガイド部材48内には、円筒状のシャッタ53
が回転可能に嵌装されている。シャッタ53の側壁には、
ガイド部材48のポート51,52にそれぞれ対向させてポー
ト54,55が設けられている。シャッタ53のポート54,55
は、それぞれシャッタの中心から異なる方向に向かって
開口する複数の開口部からなり、シャッタ53の回転によ
ってガイド部材48のポート51,52を両方と開、両方とも
閉、一方を開き他方を閉じ、または一方を閉じ他方を開
くように選択的に開閉できるように配置されており、ま
た、それぞれの状態においてポート51,52との整合状態
に応じて通路面積を調整できるようになっている。すな
わち、ガイド部材48とシャッタ53とで第1の油液通路と
してのポート51の通路面積を調整する第1の減衰力調整
弁および第2の油液通路としてのポート52の通路面積を
調整する第2の減衰力調整弁が構成されている。
が回転可能に嵌装されている。シャッタ53の側壁には、
ガイド部材48のポート51,52にそれぞれ対向させてポー
ト54,55が設けられている。シャッタ53のポート54,55
は、それぞれシャッタの中心から異なる方向に向かって
開口する複数の開口部からなり、シャッタ53の回転によ
ってガイド部材48のポート51,52を両方と開、両方とも
閉、一方を開き他方を閉じ、または一方を閉じ他方を開
くように選択的に開閉できるように配置されており、ま
た、それぞれの状態においてポート51,52との整合状態
に応じて通路面積を調整できるようになっている。すな
わち、ガイド部材48とシャッタ53とで第1の油液通路と
してのポート51の通路面積を調整する第1の減衰力調整
弁および第2の油液通路としてのポート52の通路面積を
調整する第2の減衰力調整弁が構成されている。
【0031】仕切部材47には、ガイド部材48内から第2
の逆止弁50を通して通路45側へ流れる油液を流通させて
減衰力を発生させる油液通路56および第2のバルブ機構
としての内周がクランプされたディスクバルブよりなる
バルブ機構57(減衰力小)が設けられている。また、通
路45側からガイド部材48のポート52への油液の流通させ
て減衰力を発生させる油液通路58および第2のバルブ機
構としてのディスクバルブと該ディスクバルブを付勢す
るばねよりなるバルブ機構59が設けられている。
の逆止弁50を通して通路45側へ流れる油液を流通させて
減衰力を発生させる油液通路56および第2のバルブ機構
としての内周がクランプされたディスクバルブよりなる
バルブ機構57(減衰力小)が設けられている。また、通
路45側からガイド部材48のポート52への油液の流通させ
て減衰力を発生させる油液通路58および第2のバルブ機
構としてのディスクバルブと該ディスクバルブを付勢す
るばねよりなるバルブ機構59が設けられている。
【0032】シャッタ53は、プラグ43に挿通されたロッ
ド60を介してバルブケース42の開口部に取付けられたロ
ータリアクチュエータ61に連結されており、外部からロ
ータリアクチュエータ61を作動させることにより回転す
るようになっている。
ド60を介してバルブケース42の開口部に取付けられたロ
ータリアクチュエータ61に連結されており、外部からロ
ータリアクチュエータ61を作動させることにより回転す
るようになっている。
【0033】以上のように構成した第2実施例の作用に
ついて次に説明する。ロータリアクチュエータ61によっ
てシャッタ53を回転させ、ガイド部材48のポート51およ
びポート52を共に開いた場合、ポート51によって第1の
逆止弁49がバイパスされ、ポート52によって第2の逆止
弁50がバイパスされるのでバイパス通路B2 が常時連通
される。このため、ピストンロッド8の伸縮にともなう
ピストン7の摺動によりシリンダ2内の油液が伸び縮み
行程共にバイパス通路B2 を流通して、伸び行程時は仕
切部材47のバルブ機構57によって小さな減衰力が発生
し、縮み行程時は仕切部材47のバルブ機構59によって小
さな減衰力が発生する。すなわち、減衰力特性は、伸び
縮み側共にソフト特性となる。
ついて次に説明する。ロータリアクチュエータ61によっ
てシャッタ53を回転させ、ガイド部材48のポート51およ
びポート52を共に開いた場合、ポート51によって第1の
逆止弁49がバイパスされ、ポート52によって第2の逆止
弁50がバイパスされるのでバイパス通路B2 が常時連通
される。このため、ピストンロッド8の伸縮にともなう
ピストン7の摺動によりシリンダ2内の油液が伸び縮み
行程共にバイパス通路B2 を流通して、伸び行程時は仕
切部材47のバルブ機構57によって小さな減衰力が発生
し、縮み行程時は仕切部材47のバルブ機構59によって小
さな減衰力が発生する。すなわち、減衰力特性は、伸び
縮み側共にソフト特性となる。
【0034】シャッタ53を回転させ、ガイド部材48のポ
ート51を開き、ポート52を閉じた場合、第1の逆止弁49
がポート51によってバイパスされるため、バイパス通路
B2が第2の逆止弁50を介して連通されることになるの
で、バイパス通路B2 はシリンダ上室2a側からシリンダ
下室2b側への油液の流通を許容し、その反対方向の流通
を阻止することになる。よって、ピストンロッド8の伸
び行程時はシリンダ2内の油液がバイパス通路B2 を流
通して仕切部材47のバルブ機構57によって小さな減衰力
が発生し、縮み行程時はシリンダ2内の油液がピストン
7の主油液通路14を流通してバルブ機構16によって大き
な減衰力が発生する。すなわち、減衰力特性は、伸び側
がソフト特性で縮み側がハード特性となる。
ート51を開き、ポート52を閉じた場合、第1の逆止弁49
がポート51によってバイパスされるため、バイパス通路
B2が第2の逆止弁50を介して連通されることになるの
で、バイパス通路B2 はシリンダ上室2a側からシリンダ
下室2b側への油液の流通を許容し、その反対方向の流通
を阻止することになる。よって、ピストンロッド8の伸
び行程時はシリンダ2内の油液がバイパス通路B2 を流
通して仕切部材47のバルブ機構57によって小さな減衰力
が発生し、縮み行程時はシリンダ2内の油液がピストン
7の主油液通路14を流通してバルブ機構16によって大き
な減衰力が発生する。すなわち、減衰力特性は、伸び側
がソフト特性で縮み側がハード特性となる。
【0035】シャッタ53を回転させ、ガイド部材48のポ
ート51を閉じ、ポート52を開いた場合、第2の逆止弁50
がポート52によってバイパスされるため、バイパス通路
B2が第1の逆止弁49を介して連通されることになるの
で、バイパス通路B2 はシリンダ下室2b側からシリンダ
上室2a側への油液の流通を許容し、その反対方向の流通
を阻止することになる。よって、ピストンロッド8の伸
び行程時はシリンダ2内の油液がピストン7の主油液通
路13を流通してバルブ機構15によって大きな減衰力が発
生し、縮み行程時はシリンダ2内の油液がバイパス通路
B2 を流通してバルブ機構59により小さな減衰力が発生
する。すなわち、減衰力特性は、伸び側がハード特性で
縮み側がソフト特性となる。
ート51を閉じ、ポート52を開いた場合、第2の逆止弁50
がポート52によってバイパスされるため、バイパス通路
B2が第1の逆止弁49を介して連通されることになるの
で、バイパス通路B2 はシリンダ下室2b側からシリンダ
上室2a側への油液の流通を許容し、その反対方向の流通
を阻止することになる。よって、ピストンロッド8の伸
び行程時はシリンダ2内の油液がピストン7の主油液通
路13を流通してバルブ機構15によって大きな減衰力が発
生し、縮み行程時はシリンダ2内の油液がバイパス通路
B2 を流通してバルブ機構59により小さな減衰力が発生
する。すなわち、減衰力特性は、伸び側がハード特性で
縮み側がソフト特性となる。
【0036】シャッタ53を回転させ、ガイド部材48のポ
ート51およびポート52を共に閉じた場合、第1の逆止弁
49および第2の逆止弁50によってバイパス通路B2 が常
時遮断されることになる。よって、ピストンロッド8の
伸縮にともなうピストン7の摺動によりシリンダ2内の
油液が、伸び行程時にはピストン7の主油液通路13を流
通することによりバルブ機構15によって大きな減衰力が
発生し、縮み行程時にはピストン7の主油液通路14を流
通することによりバルブ機構15によって大きな減衰力が
発生する。すなわち、減衰力特性は、伸び縮み側共にハ
ード特性となる。
ート51およびポート52を共に閉じた場合、第1の逆止弁
49および第2の逆止弁50によってバイパス通路B2 が常
時遮断されることになる。よって、ピストンロッド8の
伸縮にともなうピストン7の摺動によりシリンダ2内の
油液が、伸び行程時にはピストン7の主油液通路13を流
通することによりバルブ機構15によって大きな減衰力が
発生し、縮み行程時にはピストン7の主油液通路14を流
通することによりバルブ機構15によって大きな減衰力が
発生する。すなわち、減衰力特性は、伸び縮み側共にハ
ード特性となる。
【0037】以上のようにして、シャッタ53を回転させ
てその位置を変化させることにより、減衰力特性を伸
び縮み側共にソフト特性、伸び側がソフト特性で縮み
側がハード特性、伸び側がハード特性で縮み側がソフ
ト特性、伸び縮み側共にハード特性の4種類の組合わ
せの中から選択的に切換えることができる。
てその位置を変化させることにより、減衰力特性を伸
び縮み側共にソフト特性、伸び側がソフト特性で縮み
側がハード特性、伸び側がハード特性で縮み側がソフ
ト特性、伸び縮み側共にハード特性の4種類の組合わ
せの中から選択的に切換えることができる。
【0038】また、第1実施例と同様に、バイパス通路
B2 がシリンダ2の外部に設けられ、減衰力調整機構B
がシリンダ2の側面部に設けられており、ピストン7に
は、主油液通路13,14およびバルブ機構15,16のみが設
けられているため、上記従来例のようにピストン部の寸
法が大きくなることがないのでピストンロッド8の伸縮
ストロークを充分大きく設定することができる。また、
ロータリアクチュエータ61がシリンダ2の側面部に設け
られているため、車体側のピストンロッド取付部(スト
ラットマウント等)にアクチュエータを取付けるための
スペースを設ける必要がないので、車体側のスペース効
率が向上する。
B2 がシリンダ2の外部に設けられ、減衰力調整機構B
がシリンダ2の側面部に設けられており、ピストン7に
は、主油液通路13,14およびバルブ機構15,16のみが設
けられているため、上記従来例のようにピストン部の寸
法が大きくなることがないのでピストンロッド8の伸縮
ストロークを充分大きく設定することができる。また、
ロータリアクチュエータ61がシリンダ2の側面部に設け
られているため、車体側のピストンロッド取付部(スト
ラットマウント等)にアクチュエータを取付けるための
スペースを設ける必要がないので、車体側のスペース効
率が向上する。
【0039】なお、上記第2実施例では、仕切部材47に
バルブ機構57,59を設け、ソフト側ではバルブ特性の減
衰力を発生させるものを示したが、これに限らず、バル
ブ機構57,59を省略し、ガイド部材48のポート51,52の
通路面積によってオリフィス特性の減衰力を発生させる
ようにしてもよい。
バルブ機構57,59を設け、ソフト側ではバルブ特性の減
衰力を発生させるものを示したが、これに限らず、バル
ブ機構57,59を省略し、ガイド部材48のポート51,52の
通路面積によってオリフィス特性の減衰力を発生させる
ようにしてもよい。
【0040】次に上記実施例の減衰力調整式油圧緩衝器
をセミアクティブサスペンション装置に適用する場合の
制御例について説明する。
をセミアクティブサスペンション装置に適用する場合の
制御例について説明する。
【0041】減衰力を伸び側の一方しか調整できない第
1実施例の油圧緩衝器を適用する場合について図5を用
いて説明する。自動車の車体には、上下の加速度を測定
する加速度センサが設けられ、この加速度センサで得ら
れた加速度信号は、図5に示すブロックI〜III により
構成されるコントローラに送信される。コントローラに
送信された信号は、ブロックIで積分され車体の上下方
向の絶対速度(地面に対する速度)が計算されてブロッ
クIIに送られる。(ブロックIに記載される「S」はラ
プラス変換で使用されるラプラス演算子である。)ブロ
ックIIではブロックIの計算結果にゲインKV を乗じて
減衰係数の目標値Cを求めブロックIIIに送られる。こ
こで、目標値Cは車体が上方に移動しているときに正の
値を示し、下方に移動しているときに負の値を示す。ブ
ロックIII では、目標値Cから前記シャッタ34の回転角
θを求め、ステッピングモータからなるロータリアクチ
ュエータ35に制御信号を出力する。回転角θは、θ≦0
のとき、通路25と室19b の通路面積が最大となり、θが
大きくなるにつれて該通路面積が減少するように設定さ
れている。このような制御を行うことにより、効果的に
車体の振動を抑えることが可能となる。
1実施例の油圧緩衝器を適用する場合について図5を用
いて説明する。自動車の車体には、上下の加速度を測定
する加速度センサが設けられ、この加速度センサで得ら
れた加速度信号は、図5に示すブロックI〜III により
構成されるコントローラに送信される。コントローラに
送信された信号は、ブロックIで積分され車体の上下方
向の絶対速度(地面に対する速度)が計算されてブロッ
クIIに送られる。(ブロックIに記載される「S」はラ
プラス変換で使用されるラプラス演算子である。)ブロ
ックIIではブロックIの計算結果にゲインKV を乗じて
減衰係数の目標値Cを求めブロックIIIに送られる。こ
こで、目標値Cは車体が上方に移動しているときに正の
値を示し、下方に移動しているときに負の値を示す。ブ
ロックIII では、目標値Cから前記シャッタ34の回転角
θを求め、ステッピングモータからなるロータリアクチ
ュエータ35に制御信号を出力する。回転角θは、θ≦0
のとき、通路25と室19b の通路面積が最大となり、θが
大きくなるにつれて該通路面積が減少するように設定さ
れている。このような制御を行うことにより、効果的に
車体の振動を抑えることが可能となる。
【0042】第2実施例の減衰力調整式油圧緩衝器をセ
ミアクティブサスペンション装置に適用した場合の制御
は、本出願人が出願した特願平4−17915号に示し
た制御と同様に制御すればよい。
ミアクティブサスペンション装置に適用した場合の制御
は、本出願人が出願した特願平4−17915号に示し
た制御と同様に制御すればよい。
【0043】なお、上記第1実施例の減衰力調整式油圧
緩衝器を用いた場合の制御は、特願平4−17915号
の制御を伸び側のみ行うようにしたものである。このよ
うに、伸び側のみの制御を行うようにしたものでも、制
御効果はかなり高いものを得ることが可能であり、車重
の軽いリヤ側に第1実施例の油圧緩衝器(伸び側のみ減
衰力調整可能)を用い、車重の重いフロント側に第2実
施例の油圧緩衝器(伸縮両側で減衰力調整可能)を用い
ることにより、フロントおよびリヤに伸縮両側で減衰力
調整可能な油圧緩衝器を用いた場合と同様の効果を得る
ことができる。
緩衝器を用いた場合の制御は、特願平4−17915号
の制御を伸び側のみ行うようにしたものである。このよ
うに、伸び側のみの制御を行うようにしたものでも、制
御効果はかなり高いものを得ることが可能であり、車重
の軽いリヤ側に第1実施例の油圧緩衝器(伸び側のみ減
衰力調整可能)を用い、車重の重いフロント側に第2実
施例の油圧緩衝器(伸縮両側で減衰力調整可能)を用い
ることにより、フロントおよびリヤに伸縮両側で減衰力
調整可能な油圧緩衝器を用いた場合と同様の効果を得る
ことができる。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、第1の発明の減衰
力調整式油圧緩衝器によれば、バイパス通路がシリンダ
の外部に設けられており、バイパス通路のバルブ機構、
減衰力調整弁がシリンダの外部に設けられるため、ピス
トン部の寸法が大きくなることがないので、ピストンロ
ッド伸縮ストロークを大きくとることができる。さら
に、減衰力調整弁のを切換えるアクチュエータをシリン
ダの側面部に設けることにより、車体側のピストンロッ
ド取付部にアクチュエータを取付けるためのスペースが
不要になるので、車体側のスペース効率が向上する。ま
た、第2の発明の減衰力調整式油圧緩衝器によれば、上
記に加えて、減衰力特性を伸び行程と縮み行程とで異な
る組合わせの中から選択的に切換えることができるとい
う優れた効果を奏する。
力調整式油圧緩衝器によれば、バイパス通路がシリンダ
の外部に設けられており、バイパス通路のバルブ機構、
減衰力調整弁がシリンダの外部に設けられるため、ピス
トン部の寸法が大きくなることがないので、ピストンロ
ッド伸縮ストロークを大きくとることができる。さら
に、減衰力調整弁のを切換えるアクチュエータをシリン
ダの側面部に設けることにより、車体側のピストンロッ
ド取付部にアクチュエータを取付けるためのスペースが
不要になるので、車体側のスペース効率が向上する。ま
た、第2の発明の減衰力調整式油圧緩衝器によれば、上
記に加えて、減衰力特性を伸び行程と縮み行程とで異な
る組合わせの中から選択的に切換えることができるとい
う優れた効果を奏する。
【図1】本発明の第1実施例の正面の縦断面図である。
【図2】図1のC−C線による横断面図である。
【図3】図1の装置の正面図である。
【図4】本発明の第2実施例の正面の縦断面図である。
【図5】本発明の減衰力調整式油圧緩衝器を適用したセ
ミアクティブサスペンション装置のコントローラを示す
ブロック図である。
ミアクティブサスペンション装置のコントローラを示す
ブロック図である。
1 減衰力調整式油圧緩衝器 2 シリンダ 2a シリンダ上室 2b シリンダ下室 6 リザーバ室 7 ピストン 8 ピストンロッド 13,14 主油液通路 15,16 バルブ機構(第1のバルブ機構) 33 バルブ機構(第2のバルブ機構) 22 ガイド部材(減衰力調整弁) 34 シャッタ(減衰力調整弁) 39 減衰力調整式油圧緩衝器 48 ガイド部材(第1、第2の減衰力調整弁) 49 第1の逆止弁 50 第2の逆止弁 53 シャッタ(第1、第2の減衰力調整弁) B1 バイパス通路 B2 バイパス通路
Claims (2)
- 【請求項1】 油液が封入されたシリンダと、該シリン
ダ内に摺動可能に嵌装され前記シリンダ内を2室に画成
するピストンと、一端側が該ピストンに連結され他端側
が前記シリンダの外部まで延ばされたピストンロッド
と、前記シリンダに連通し前記ピストンロッドのシリン
ダ内への侵入、退出を補償するリザーバ室と、前記ピス
トンに設けられ前記シリンダ内の2室を連通させる主油
液通路と、前記ピストンロッドが伸び側と縮み側の少な
くとも一方に移動したときに前記主油液通路の油液の流
動を制御して減衰力を発生させる第1のバルブ機構と、
前記シリンダの外部に設けられ該シリンダ内の2室を連
通させるバイパス通路と、前記ピストンロッドが伸び側
と縮み側の少なくとも一方に移動したときに前記バイパ
ス通路の油液の流動を制御して減衰力を発生させる第2
のバルブ機構と、前記バイパス通路の通路面積を調整す
る減衰力調整弁とを備えてなることを特徴とする減衰力
調整式油圧緩衝器。 - 【請求項2】 油液が封入されたシリンダと、該シリン
ダ内に摺動可能に嵌装され前記シリンダ内を2室に画成
するピストンと、一端側が該ピストンに連結され他端側
が前記シリンダの外部まで延ばされたピストンロッド
と、前記シリンダに連通し前記ピストンロッドのシリン
ダ内への侵入、退出を補償するリザーバ室と、前記ピス
トンに設けられ前記シリンダ内の2室を連通させる主油
液通路と、該主油液通路の油液の流動を制御して減衰力
を発生させる第1のバルブ機構と、前記シリンダの外部
に設けられ該シリンダ内の2室を連通させるバイパス通
路と、該バイパス通路に直列に設けられ、互いに逆方向
の流通を許容する第1の逆止弁と第2の逆止弁と、該第
1の逆止弁をバイパスする第1の油液通路と、前記第2
の逆止弁をバイパスする第2の油液通路と、前記第1の
油液通路の通路面積を可変とする第1の減衰力調整弁
と、前記第2の油液通路の通路面積を可変とする第2の
減衰力調整弁とを備えてなることを特徴とする減衰力調
整式油圧緩衝器。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33535992A JP3146392B2 (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 減衰力調整式油圧緩衝器 |
US08/154,466 US5431259A (en) | 1992-11-20 | 1993-11-18 | Damping force control type hydraulic shock absorber |
KR1019930024692A KR0144659B1 (ko) | 1992-11-20 | 1993-11-19 | 댐핑력 제어형 유압완충기 |
DE4339530A DE4339530C2 (de) | 1992-11-20 | 1993-11-19 | Hydraulischer Schwingungsdämpfer mit Dämpfungskraftsteuerung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33535992A JP3146392B2 (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 減衰力調整式油圧緩衝器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06159426A true JPH06159426A (ja) | 1994-06-07 |
JP3146392B2 JP3146392B2 (ja) | 2001-03-12 |
Family
ID=18287651
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33535992A Expired - Fee Related JP3146392B2 (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 減衰力調整式油圧緩衝器 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5431259A (ja) |
JP (1) | JP3146392B2 (ja) |
KR (1) | KR0144659B1 (ja) |
DE (1) | DE4339530C2 (ja) |
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