JPH0615886A - プラテンローラ - Google Patents

プラテンローラ

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Publication number
JPH0615886A
JPH0615886A JP17292992A JP17292992A JPH0615886A JP H0615886 A JPH0615886 A JP H0615886A JP 17292992 A JP17292992 A JP 17292992A JP 17292992 A JP17292992 A JP 17292992A JP H0615886 A JPH0615886 A JP H0615886A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
platen roller
state
pressure
thermal head
thermal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17292992A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Zenmei
啓一 善明
Masatoshi Takeda
雅俊 竹田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP17292992A priority Critical patent/JPH0615886A/ja
Publication of JPH0615886A publication Critical patent/JPH0615886A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サーマルヘッドの薄型化による反りやプラテ
ンローラの小径化による撓み及び押圧力低減による印字
圧力不足等の不均一圧力状態を発生させることなく装置
の薄型化を図る。 【構成】 プラテンローラ中心軸1-1の円周方向に一定
の間隙を有し前記中心軸を取り囲む状態で弾性部材1-2
を備え、前記間隙内を流動性のある物質1-3で構成した
ものである。これによりプラテンローラ上の圧力分布が
均一な状態を維持したまま押圧力を低減させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンターやスキャナ
ー等に使用されるプラテンローラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のプラテンローラの構成を示
す断面図であり、同図(1)は正面断面図、(2)は長軸方向
の断面図である。図4において、2-1は金属(ステンレス
等)で構成された中心軸、2-2はシリコン等の合成ゴムで
構成された弾性部材で中心軸2-1の外周に接着等の手段
により固定されたものであり、Dはプテランローラの外
径寸法である。
【0003】次に、従来のプラテンローラの使用形態に
ついて図5及び図6に示すサーマルプリンタを例にとり
説明する。図5は、サーマルプリンタの概略構成を示す
斜視図であり、3-1は用紙表面に感熱層が塗布され熱に
より発色する感熱紙、3-2は発熱体が感熱紙3-1の幅方向
Lに一列に配列されたサーマルヘッド、3-3は前記図4
で説明したプラテンローラ、3-4はサーマルヘッド3-2
を、感熱紙3-1を介してプラテンローラ3-3に押圧する押
圧バネ、3-5はプラテンローラ3-3を駆動する駆動モー
タ、3-6は駆動モータ3-5の軸に取り付けられた駆動側プ
ーリ、3-7はプラテンローラ3-3の中心軸に取り付けられ
た従動側プーリ、3-8は駆動モータ3-5の駆動力をプラテ
ンローラ3-3に伝達する駆動伝達ベルト、3-9はプラテン
ローラ3-3を回動自在に保持する軸受け、3-10は駆動モ
ータ3-5及びプラテンローラ3-3を取り付けるベースであ
る。
【0004】また図6は前記図5の断面拡大図であり、
4-1は発熱体、Nはサーマルヘッド3-2の押圧によりプラ
テンローラ3-3の弾性部材2-2が変形した状態のニップ
幅、Tはサーマルヘッド3-2の厚さ、Sは押圧バネ3-4の
高さ、Hは機構構造部の全高を示す。
【0005】以上のように構成されたサーマルプリンタ
について以下にその動作の説明を行なう。図5及び図6
において駆動モータ3-5から駆動側プーリ3-6及び駆動伝
達ベルト3-8、従動側プーリ3-7を経てプラテンローラ3-
3に回転が伝達され感熱紙3-1が、矢印3-aの方向に搬送
される。この搬送動作に同期しサーマルヘッド3-2の発
熱体4-1に通電過熱し押圧バネ3-4によりサーマルヘッド
3-2を感熱紙3-1に所定の圧力で密着させることにより発
熱体4-1の熱を感熱紙3-1に伝達し感熱発色させることに
より1ドットラインずつ印字動作を行なう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように構成された
サーマルプリンタに使用される従来のプラテンローラで
は、以下に示すような問題があった。
【0007】サーマルヘッド3-2は製造時点で図7に示
すような反りが発生し、通常同図(A)に示す方向の反り
でギャップG1=150〜200μm、同図(B)に示す方向の
反りでギャップG2=50〜100μm程度となっている。ま
た反りのないサーマルヘッド3-2に対しても図8に示す
ようにサーマルヘッド押圧状態での構造が軸受け部Fで
支持された両持ち梁となるためプラテンローラ3-3の中
央において押圧による撓みが発生する。
【0008】したがってサーマルヘッド3-2の押圧によ
るプラテンローラ3-3上での圧力分布状態は、図9に示
すように図7の(A)の状態では、実線(A)、図7の(B)
の状態及び図8の状態では一点鎖線(B)のようにより、
印字に必要な圧力P1を印字幅全域において維持するた
めには、極めて高い押圧力を必要とする。
【0009】このような状態において、サーマルプリン
タの薄型化を図るために図6に示す全高Hの低減を目的
としてサーマルヘッドの厚さTやプラテンローラの外径
寸法Dを小さくしていった場合、上記に示すサーマルヘ
ッド3-2の反りやプラテンローラ3-3の撓みがいっそう顕
著になり、また、駆動モータ3-5の小型化を図るため駆
動負荷を減らす目的で押圧力を下げた場合、図10に示す
圧力分布のように領域JやKにおいて印字に必要な圧力
P1が維持できなくなるという問題があった。
【0010】本発明は上記課題を解決するもので、サー
マルヘッドの反りやプラテンローラの撓み及び押圧力低
減による印字圧力の不足等の不均一な圧力状態を発生さ
せることなく装置の薄型化を図ることを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、プリンタやスキャナー等に使用されるプラ
テンローラの中心軸の円周方向に一定の間隙を有し前記
中心軸を取り囲む状態で弾性部材を備え、前記間隙内を
流動性のある物質で構成したことを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明によれば、間隙内に充填された流動性の
ある物質によりプラテンローラ上の圧力分布が均一な状
態を維持したまま押圧力を低減させ装置の薄型化を図る
ことができるものである。
【0013】
【実施例】以下本発明におけるプラテンローラの一実施
例について、図を参照しながら説明する。図1は本発明
の一実施例におけるプラテンローラの構成を示す断面図
であり、同図(1)は正面断面図、同図(2)は長軸方向の断
面図である。図1において、1-1は従来例と同様の金属
で構成されたプラテンローラの中心軸、1-2はプラテン
ローラの外表面を構成する薄い弾性部材、1-3は中心軸1
-1と弾性部材1-2の間隙に所定の圧力で封入されたオイ
ルやガス等の流動性のある流体物質、1-4は前記流体物
質1-3を封入するためのシール部材である。
【0014】次に本実施例のプラテンローラの圧力状態
を説明する。図2は本実施例のプラテンに図7の(A)に
示すような反りの発生したサーマルヘッドを押圧した状
態を表わす状態説明図で、サーマルヘッド3-2の中央は
凸状態により高圧化された流体物質1-3は、その流動性
から両サイドの低圧部を高圧化し、中央部の圧力と両サ
イドの圧力PSが等しい状態を維持しようとするいわゆ
るパスカルの原理が働くため、図3に示すように印字幅
の全領域にわたって圧力分布が均一となる。
【0015】またこれは図7の(B)に示すような反りの
発生したサーマルヘッドや図8のようなプラテンローラ
の撓んだ状態についても同様のことがいえる。さらに圧
力分布が均一化されるため従来のプラテンローラに比べ
て低い押圧力で印字可能となり駆動負荷が低減する。
【0016】また本実施例では、サーマルプリンタを例
にとり説明したが、イメージスキャナ等に使用するイメ
ージセンサーとプラテンローラの関係等においても同様
の効果が得られるものである。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明のプラテンロ
ーラは、プラテンローラの中心軸の円周方向に一定の間
隙を有し前記中心軸を取り囲む状態で弾性部材を備え、
前記間隙内を流動性のある物質で構成したことにより、
サーマルヘッドの薄型化による反りやプラテンローラの
小径化による撓みからくる圧力の不均一状態を防止で
き、かつ圧力の均一化により駆動負荷を低減させること
が出来るため駆動モータを小型化でき、全体的な装置の
薄型化に対して極めて有効なプラテンローラである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるプラテンローラの構
成を示す断面図である。
【図2】本発明におけるプラテンローラを使用した場合
の圧力状態を説明する図である。
【図3】本発明におけるプラテンローラを使用した場合
の圧力分布図である。
【図4】従来のプラテンローラの構成を示す断面図であ
る。
【図5】サーマルプリンタの概略構成を示す斜視図であ
る。
【図6】図5の断面拡大図である。
【図7】サーマルヘッドの反りの状態を説明する図であ
る。
【図8】サーマルヘッド及びプラテンローラの撓み状態
を説明する図である。
【図9】従来のプラテンローラにおける圧力分布図であ
る。
【図10】従来のプラテンローラにおける押圧力を低下
させた状態での圧力分布図である。
【符号の説明】
1-1…中心軸、 1-2…弾性部材、 1-3…流体物質、 1
-4…シール部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリンタやスキャナー等に使用されるプ
    ラテンローラの中心軸の円周方向に一定の間隙を有し前
    記中心軸を取り囲む状態で弾性部材を備え、前記間隙内
    を流動性のある物質で構成したことを特徴とするプラテ
    ンローラ。
JP17292992A 1992-06-30 1992-06-30 プラテンローラ Pending JPH0615886A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17292992A JPH0615886A (ja) 1992-06-30 1992-06-30 プラテンローラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17292992A JPH0615886A (ja) 1992-06-30 1992-06-30 プラテンローラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0615886A true JPH0615886A (ja) 1994-01-25

Family

ID=15950974

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17292992A Pending JPH0615886A (ja) 1992-06-30 1992-06-30 プラテンローラ

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JP (1) JPH0615886A (ja)

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