JPH0415740Y2 - - Google Patents

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JPH0415740Y2
JPH0415740Y2 JP5397386U JP5397386U JPH0415740Y2 JP H0415740 Y2 JPH0415740 Y2 JP H0415740Y2 JP 5397386 U JP5397386 U JP 5397386U JP 5397386 U JP5397386 U JP 5397386U JP H0415740 Y2 JPH0415740 Y2 JP H0415740Y2
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slip
recording paper
plate
clutch plate
feeding
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JP5397386U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、グラフイツクデイスプレイ等の画像
を記録するハードコピー装置に関する。さらに詳
述すれば、カラーハードコピー装置における記録
紙送り装置のクラツチ機構に関する。
〔考案の概要〕
本考案は、固形潤滑剤を均質に分散した炭素質
よりなるクラツチ板と、微細溝を放射状に有する
スリツプ板とで構成したスリツプ機構により、ト
ルク変動を少なくし、耐摩耗性の向上を図つたカ
ラーハードコピー装置における記録紙送り装置の
クラツチ機構を開示したものである。
〔従来の技術〕
本出願人は、実願昭58−151458号にてインクシ
ート巻取り機構をすでに提案しており、この構造
によれば、インクシートコアに係合したフランジ
とバネによつて前記フランジの側面と摺動するス
リツプリングの摩擦力によつて、前記インクシー
トコア外周に設けられたインクシートの周速を一
定に保つていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述のような従来のクラツチ機
構は、鏡面仕上げされた金属製スリツプ板と、ア
スベストベークライト等の耐摩耗製の良いクラツ
チ板とのスリツプによつて一定のトルクを得てい
た為、複数回の往復駆動により高画質の多色印字
を行う熱転写装置の記録紙送り機構においては、
トルクムラを高精度で抑えることが必要であつ
た。
〔問題点を解決するために手段〕
本考案は上記問題点を解決するために、固形潤
滑剤を均質に分散した炭素質よりなるクラツチ板
と微細溝を放射状に有するスリツプ板とで構成さ
れたスリツプ機構を設けて、トルク変動を少なく
するものである。
〔作用〕
初期駆動段階において、スリツプ板に設けた微
細溝にクラツチ板の一部が付着して前記微細溝を
埋めてしまい、クラツチ板内に分散した潤滑剤同
志のスリツプ状態を設定する事により、好適な状
態を保つようにしたものである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図は本考案の紙送り装置に用いたクラツ
チ機構の断面図である。駆動歯車3は、図示しな
い駆動装置にて印字中は常に一方向に回転し、ス
リツプ板2も、結合ピン3′により前記駆動歯車
と一緒に回転する。一方、クラツチ板1は、ロー
ル状の記録紙17のコア17a内周をガイドとし
て、クラツチ板1の外周に設けた止めピン1′に
より記録紙のコア17aに設けた凹部とを係合し
て、記録紙の回転を規制し、さらにピン4′と溝
とにより、軸4に係合している。バネ6はスリツ
プ板2にクラツチ板1を圧接して一定のスリツプ
力を得るものである。5は支持部材であり、反対
側に設けた同一部材とで、装置本体フレームに紙
供給ユニツトとして支持される。第2図a、第2
図bはスリツプ板とクラツチ板のスリツプ面を示
したものであり、スリツプ板には、1.6〜6.4μmの
放射状の溝が設けられている。クラツチ板は傾線
で示すスリツプ面が形成されている。第2図c
は、前記スリツプ板とクラツチ板を圧接させた場
合のスリツプ面の拡大図であり、圧接させた初期
段階で、スリツプ板に設けた微細溝にクラツチ板
の一部が付着して、金属のスリツプ板とクラツチ
板とが直接摺動することを防いでいる。なお、ス
リツプ板に設けた微細溝を放射状に設けたが、本
実施例の効果はこの方向のみに限定されるもので
はない。第3図に記録紙送り機構の概略図を示し
たが、記録紙17は、ピンチローラ13とキヤプ
スタン14に挟持され、往復駆動されることによ
り、サーマルヘツド15おプラテン12により多
色印字が行われるが、記録紙供給ユニツト11は
常に矢印方向に回転するため、スリツプ板2に付
着したクラツチ板の一部は安定して付着している
ことができる。
〔考案の効果〕
以上のように、金属のスリツプ板面と炭素質の
クラツチ板が直接触れることがないため、安定し
たトルクを得ることができ、高画質の多色印字を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の断面図、第2図aはスリツ
プ板平面図、第2図bはクラツチ板のスリツプ面
を表した平面図、第2図cはスリツプ状態の拡大
断面図、第3図は記録紙送り機構の概略平面図で
ある。 1……クラツチ板、2……スリツプ板、3……
駆動歯車、6……バネ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 正逆の紙送り方向に合わせて、正送り時にはそ
    の送り力によりスリツプ状態になり、逆送り時に
    は、一定力によつて記録紙を巻取る記録紙供給装
    置において、記録紙ガイド用の外周部を有し、固
    形潤滑剤を均質に分散した炭素質よりなるクラツ
    チ板と、前記クラツチ板に対し、面摺動するスリ
    ツプ面に微細溝を形成したスリツプ板と、前記ス
    リツプ板に係合し記録紙に対し、常に一定方向に
    張力を与えている駆動歯車と、スリツプ板とクラ
    ツチ板を圧接してトルクを発生させるバネより構
    成されたことを特徴とする紙送り装置。
JP5397386U 1986-04-10 1986-04-10 Expired JPH0415740Y2 (ja)

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JP5397386U JPH0415740Y2 (ja) 1986-04-10 1986-04-10

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Publication Number Publication Date
JPS62168053U JPS62168053U (ja) 1987-10-24
JPH0415740Y2 true JPH0415740Y2 (ja) 1992-04-08

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JPS62168053U (ja) 1987-10-24

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