JPH06157980A - 塗料用樹脂組成物 - Google Patents

塗料用樹脂組成物

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JPH06157980A
JPH06157980A JP30742192A JP30742192A JPH06157980A JP H06157980 A JPH06157980 A JP H06157980A JP 30742192 A JP30742192 A JP 30742192A JP 30742192 A JP30742192 A JP 30742192A JP H06157980 A JPH06157980 A JP H06157980A
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JP
Japan
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resin
amino resin
alkyl etherified
acid
formaldehyde
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JP30742192A
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Takashi Iijima
隆 飯島
Toshiyuki Hachiya
利幸 八矢
Toshio Oshikubo
寿夫 押久保
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Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低温で焼付け可能で、強靱で硬度、耐溶剤
性、耐温水性等にすぐれる塗料用樹脂組成物を提供す
る。 【構成】 (A)スピログアナミンを含むアミノ樹脂原
料、ホルムアルデヒド及びアルコールを反応させて得ら
れるアルキルエーテル化アミノ樹脂であって、縮合度が
1であるアルキルエーテル化アミノ樹脂成分の含有量が
40重量%未満であり、またアミノ樹脂原料に付加する
ホルムアルデヒド数がアミノ基の活性水素に対し30〜
80モル%、かつ付加したホルムアルデヒドの40〜8
0モル%がアルキルエーテル化されたアルキルエーテル
化アミノ樹脂及び(B)(A)のアルキルエーテル化ア
ミノ樹脂と反応し硬化可能な樹脂を含有してなる塗料用
樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗料用樹脂組成物に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来からアルキルエーテル化アミノ樹脂
とアルキド樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂等とを組
み合わせてなる熱硬化性樹脂組成物が、塗料に用いられ
ている。最近、自動車、産業機械、、鋼製家具、電気製
品、建築物等の被覆用塗料に対して省力、省資源、省エ
ネルギー等の要求及び作業合理化の要求が強い。
【0003】これらの問題を解決するには90〜120
℃×20分の低温で硬化すること、あるいは200℃〜
250℃等の高温で短時間焼付け可能なことが望まし
い。従来のアミノアルキド樹脂、アミノアクリル樹脂又
はアミノ−エポキシ樹脂において、使用されるアルキル
エーテル化アミノ樹脂は、数平均分子量が比較的小さく
(縮合度が小さく)該樹脂中に縮合ホルムアルデヒド及
びブチルエーテル基が比較的多く含有されている。また
特願昭63−122848号公報には、スピログアナミ
ン樹脂が示されているが、縮合ホルムアルデヒド及びブ
チルエーテル基が多く、硬化反応性が遅いという欠点を
有している。また分子量の観点からみると、分子内にト
リアジン核を1個〜数十個有するもの(縮合度が1〜数
十のもの)の混合物であり、分子内にトリアジン核を1
個有するもの(縮合度1のもの)を、50重量%以上含
んでいるものが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような樹脂を用い
た塗料は、硬化反応性が遅い。すなわち90〜120℃
×20分焼付条件においては塗膜の硬度が低く、塗膜表
面に粘着性が残るなどの欠点がある。また高温短時間焼
付けでも同様の傾向にあり、塗料としての充分な機能を
発揮しないという欠点がある。本発明は、このような欠
点を解決し、省資源、省力に適した低温で焼付け可能な
塗料を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、(A)スピロ
グアナミンを含むアミノ樹脂原料、ホルムアルデヒド及
びアルコールを反応させて得られるアルキルエーテル化
アミノ樹脂であって、縮合度が1であるアルキルエーテ
ル化アミノ樹脂成分の含有量が40重量%未満であり、
またアミノ樹脂原料に付加するホルムアルデヒド数がア
ミノ基の活性水素に対し30〜80モル%、かつ付加し
たホルムアルデヒドの40〜80モル%がアルキルエー
テル化されたアルキルエーテル化アミノ樹脂及び(B)
(A)のアルキルエーテル化アミノ樹脂と反応し硬化可
能な樹脂を含有してなる塗料用樹脂組成物に関する。
【0006】本発明におけるアミノ樹脂、例えば、次の
ようにして合成できる。スピログアナミンを含むアミノ
樹脂原料を、水又はメタノール、ブタノール等のアルコ
ール中でホルムアルデヒドと付加反応させ、ついで酸性
条件下で縮合反応及びアルコールによりエーテル化反応
を行うことにより製造できる。上記、付加反応、縮合反
応及びエーテル化反応は、同時に行ってもよく、また適
宜の順序でも行なえる。更にメタノール、ブタノール等
のアルコールを添加し、加熱して低粘度化させてもよ
い。また、最後に目的の固形分になるように脱溶剤を行
ってもよい。
【0007】酸性条件は、例えば、塩酸、硫酸、リン
酸、パラトルエンスルホン酸、フタル酸、シュウ酸、ギ
酸等の酸性触媒を添加することで達成できる。酸性度は
pH2〜6とすることが好ましい。3〜5とすることがよ
り好ましい。縮合反応及びアルコールによりエーテル化
反応を行う温度は、アルコールの還流温度が好ましく、
ブタノールの例を上げれば90〜120℃にするのが好
ましい。また、原料の仕込みは、スピログアナミンを含
むアミノ樹脂原料1当量に対し、ホルムアルデヒドを2
〜20当量、アルコールを2〜30当量とすることが好
ましい。
【0008】本発明において、スピログアナミンを含む
アミノ樹脂原料は、スピログアナミンを必須成分とし、
他の成分として必要に応じてメラミン、ベンゾグアナミ
ン、アセトグアナミン、フタログアナミン、尿素等を含
むものである。他の成分を併用する場合、スピログアナ
ミンの含量がアミノ樹脂原料全量に対して10重量%以
上とすることが好ましく、30重量%以上とすることが
より好ましい。本発明における(A)アルキルエーテル
化アミノ樹脂は、縮合度が1のアルキルエーテル化アミ
ノ樹脂成分の含有量が40重量%未満とされる。
【0009】ここで縮合度が1のアルキルエーテル化ア
ミノ樹脂成分とは、I)アミノ樹脂原料としてスピログ
アナミンのみを使用した場合は、スピログアナミンの1
核体であり、II)アミノ樹脂原料としてスピログアナミ
ンに例えばメラミンを併せて使用した場合、スピログア
ナミンの1核体とメラミンの1核体の総和である。縮合
度1のアルキルエーテル化アミノ樹脂成分の含有量が4
0重量%以上であると、低温あるいは短時間塗料焼付け
時の硬化反応性が遅くなり、耐水性、硬度等の特性が充
分発揮されない。この含有量の下限は、通常、10重量
%である。
【0010】縮合度が1のアルキルエーテル化アミノ樹
脂成分の含有量は、製造した(A)アルキルエーテル化
アミノ樹脂をゲルパーミエーションクロマトグラフィー
法で測定することにより知ることができる。すなわち、
縮合度が1のアルキルエーテル化アミノ樹脂成分の含有
量は、クロマトグラムから対応する成分の面積及び全成
分の面積を調べ面積比として算出することができる。
【0011】縮合度が1のアルキルエーテル化アミノ樹
脂成分の含有量を40重量%以下とすることは、例え
ば、前記した酸性条件下で縮合反応及びアルコールによ
りエーテル化反応を行う際、i)反応時間を2時間以
上、好ましくは3時間以上とすること、また、ii)最終
工程で脱溶剤を行い、この際、最終到達温度を125〜
150℃とすること等により達成できる。
【0012】また本発明における(A)アルキルエーテ
ル化アミノ樹脂は、アミノ樹脂原料に付加するホルムア
ルデヒド数がアミノ基の活性水素に対し30〜80モル
%かつホルムアルデヒド付加数の40〜80モル%がア
ルキルエーテル化される。これらは例えば、まず付加工
程時のホルムアルデヒド配合量により達成される。すな
わち、アミノ樹脂原料のアミノ基の活性水素数に対し
0.5〜2.5倍モルのホルムアルデヒド数を使用す
る。好ましくは0.6〜2.0倍モルを使用すること。
またアルキルエーテル化反応に用いられるアルエール
は、付加モル数と同量以上を使用する、好ましくは付加
モル数の1.0〜2.0倍使用すること。これらの配合
にて、配合時間、反応温度を制御することにより容易に
達成できる。
【0013】付加ホルムアルデヒド数が活性水素に対し
30モル%未満であると、樹脂の安定性が悪く経時にて
増粘する。あるいは合成時白濁し樹脂化が困難となる。
また80モル%を越えると、アルキルエーテル化を抑制
した場合は安定性、アルキルエーテル化反応を促進させ
ると、塗膜の硬化性に問題が生じる。また付加モル数に
対するアルキルエーテル化の度合いについても40モル
%未満であると安定性、80モル%を越えると硬化性が
低下するという欠点がある。
【0014】なお、スピログアナミンは、2,4,8,
10−テトラオキサスピロ〔5,5〕ウンデカン−3,
9−ビス(2−エチルグアナミン)を意味しその構造は
下式で示される。このものは、例えば味の素(株)製商
品名CTUグアナミンとして入手することができる。
【化1】
【0015】本発明において、上記アルキルエーテル化
アミノ樹脂と反応し、硬化可能な樹脂としては、アクリ
ル樹脂、アルキド樹脂、アルキド樹脂変性アクリル樹
脂、エポキシ樹脂等、従来公知のものが使用できる。こ
れらは、上記アルキルエーテル化アミノ樹脂と反応する
ために、水酸基価が15〜200のもの、好ましくは8
0〜150のものが好ましい。
【0016】上記アルキド樹脂は、例えば多価カルボン
酸、多価アルコール及び必要に応じて油脂若しくはこれ
の脂肪酸を反応させて得られる樹脂である。多価カルボ
ン酸としてはフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、
テトラヒドロフタル酸、マレイン酸、フマル酸、コハク
酸、アジピン酸、セバシン酸、トリメリット酸、ピロメ
リット酸などがある。これらは、酸無水物、メチルエス
テル等のエステル形成性誘導体の形で使用してもよい。
多価アルコールとしてはエチレングリコール、ジエチレ
ングリコール、トリエチレングリコール、プロピレング
リコール、ジプロピレングリコール、ネオペンチルグリ
コール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジ
オール、トリメチレングリコール、グリセリン、トリメ
チロールプロパン、トリメチロールエタン、ペンタエリ
スリトールなどがある。油としては桐油、亜麻仁油、大
豆油、脱水ヒマシ油、サフラワ油、ヒマシ油、ヤシ油、
トール油等がある。アルキド樹脂の製造は、公知の方法
により行うことができ、油を使用するとは、油と多価ア
ルコールを水酸化リチウム等のエステル交換触媒の存在
下200〜260℃で反応させたのち、多塩基酸、残り
の多価アルコールを加えて180〜250℃で反応させ
る方法、油を使用しないときは、原料を混合して180
〜250℃で反応させる方法等がある。
【0017】またアクリル樹脂は、アクリル酸2−ヒド
ロキシエチル、アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、メ
タクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸2−ヒ
ドロキシプロピルなどのヒドロキシ基を有するα,β−
エチレン性不飽和単量体およびその他の不飽和単量体を
共重合させて得られるものである。その他の不飽和単量
体としては、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、
イタコン酸等のα,β−モノエチレン性不飽和カルボン
酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸
n−ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリ
ル酸メチル、メタクリル酸n−ブチルなどのα,β−モ
ノエチレン性不飽和カルボン酸のアルキルエステル、ア
クリルアミド、メタクリルアミド、N−メチロールアク
リルアミド、N−メチロールメタクリルアミド、ジアセ
トンアクリルアミドなどのアクリルアミド誘導体、アク
リル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジルなどのα,
β−モノエチレン性不飽和カルボン酸のグリシジルエス
テル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどの飽和カル
ボン酸のビニルエステル、スチレン、α−メチルスチレ
ン、ビニルトルエンなどの芳香族不飽和単量体などがあ
る。上記共重合は、アゾビスイソブチロニトリル、ベン
ゾイルパーオキサイド、ジブチルパーオキサイド、クメ
ンヒドロパーオキサイドなどのラジカル触媒の存在下
に、90〜160℃に加熱して行うことができる。
【0018】上記アルキド樹脂変性アクリル樹脂は上記
アルキド樹脂の存在下に上記アクリル樹脂の原料である
モノマーを重合させて得ることができる。上記アルキド
樹脂、アクリル樹脂およびアルキド樹脂変性アクリル樹
脂の原料配合は水酸基価が15〜200になるように調
整されるのが好ましい。なお、水酸基価が小さすぎると
硬化性が劣り、大きすぎると塗膜の耐水性が劣る。
【0019】本発明において、アルキルエーテル化され
たアミノ樹脂及び該樹脂と反応し硬化可能な樹脂は前者
/後者が重量比で10/90〜60/40になるように
配合されるのが好ましい。10/90未満では、硬化性
が劣る傾向があり、60/40を越えると塗膜の可とう
性が劣る傾向がある。本発明に係る熱硬化性樹脂組成物
には、塩酸、リン酸、パラトルエンスルホン酸等の触媒
を添加してもよい。使用量はアルキルエーテル化アミノ
樹脂に対して1重量%以下が好ましい。
【0020】また、本発明の塗料用樹脂組成物は、キシ
レン、トルエン、ブチルセロソルブ、エチルセロソル
ブ、n−ブタノール、イソブタノール、イソプロパノー
ル、メタノール等の有機溶剤により、適当な固形分にし
て使用できる。本発明の塗料用樹脂組成物を塗料とする
には、目的に応じて、チタン白等の顔料、その他の添加
剤を添加してもよい。また、塗装方法としては、スプレ
ー塗装、デイッピング等が採用できる。
【0021】
【実施例】次に本発明に関する製造例及び実施例を示
す。以下、部及び%はそれぞれ重量部及び重量%を示
す。
【0022】製造例1 かきまぜ機、還流冷却器、温度計のついたフラスコにス
ピログアナミン434.2g、80%パラホルムアルデ
ヒド(水分を20%含む)375g、ブタノール444
gを秤り取り、90℃にて3時間付加反応を行った。そ
の後62%硝酸を0.3g加え、pH調整し、還流脱水を
行いながらアルキルエーテル化反応を3時間行った。引
き続いて、フラスコ内の温度が135℃になるまで脱溶
剤を行った。こののちブチルセロソルブ/ソルベッソ1
00=1/1(重量比、以下同じ)にて加熱残分が60
%になるように調整した。この時の粘度(ガードナ/2
5℃)は、Zであった。
【0023】製造例2 製造例1と同様の装置を用い、スピログアナミン21
7.2g、メラミン63g、80%パラホルムアルデヒ
ド487.5g、ブタノール444gを秤り取り、90
℃にて3時間付加反応を行った。その後62%硝酸を
0.2g加え、還流脱水を行いながら4時間アルキルエ
ーテル化反応を行った。引き続いて、フラスコ内の温度
が135℃になるまで脱溶剤を行った。こののちブチル
セロソルブ/ソルベッソ100にて加熱残分が60%に
なるように調整した。この時の粘度(ガードナ/25
℃)は、Zであった。
【0024】製造例3 スピログアナミン217.2g、ベンゾグアナミン9
3.5g、80%パラホルムアルデヒド375g及びブ
タノール444gを製造例1と同様のフラスコに仕込
み、90℃で3時間付加反応を行った。ついで62%硝
酸を0.3g加え、還流脱水を行いながら4時間アルキ
ルエーテル化反応を行った。引き続き、フラスコ内の温
度が140℃になるまで脱溶剤を行った。こののちブチ
ルセロソルブ/ソルベッソ100にて加熱残分が60%
になるように調整した。この時の粘度(ガードナ/25
℃)は、Y〜Zであった。
【0025】製造例4 スピログアナミン217.2g、メラミン63g、80
%パラホルムアルデヒド487.5g、ブタノール44
4g、メタノール192gを製造例1と同様のフラスコ
に仕込み、70℃で3時間付加反応を行った。その後
0.3gの62%硝酸を加え、70℃にてアルキルエー
テル化反応を行った。引き続いて減圧下(70tor
r)フラスコ内の温度が120℃になるまで脱溶剤を行
い、この後ブチルセロソルブ/ソルベッソ100にて加
熱残分が60%になるよう調整した。この時の粘度(ガ
ードナ/25℃)は、W〜Xであった。
【0026】製造比較例1 かきまぜ機、還流冷却器、温度計のついたフラスコにス
ピログアナミン434.2g、80%パラホルムアルデ
ヒド(水分を20%含む)750g、メタノール640
g、30%水酸化ナトリウム2.6gを秤り取り、還流
温度(83℃)にて4時間付加反応を行った。その後6
2%硝酸を2.0g加え、pH調整し、70℃にて10時
間アルキルエーテル化反応を行った。反応終了後再び3
0%水酸化ナトリウムで反応液をアルカリ性にして減圧
濃縮(100torr)を行った。反応温度140℃にて終
点とした。この樹脂をブチルセロソルブにて不揮発分7
5%に調整した。粘度はZ4(ガードナ/25℃)であ
った。以上の製造例で得られたアルキルエーテル化アミ
ノ樹脂の物性値を表1に示した。
【0027】
【表1】
【0028】実施例1 製造例1のブチルエーテル化スピログアナミン樹脂30
重量部、半乾性油変性アルキド樹脂(日立化成工業
(株)商品名及びフタルキド237−60、水酸基価1
10、酸価8)70部に、チタン白100gを添加し、
ロール混練した後、シンナー(組成キシレン/イソブタ
ノール=70/30(重量比))を添加して粘度を調整
し、膜厚が35〜40μmになるようスプレー塗装機
で、試験板(ボンデライト#144)に吹きつけ、室温
で20分間放置後、110℃で20分間焼きつけた。得
られた塗膜の性能を表2に示した。
【0029】実施例2〜4及び比較例1〜2 表2に示す配合で実施例1と同様にして、塗料を作成
し、塗膜板作成後、性能試験を行った。その結果を表3
に示した。
【0030】
【表2】
【0031】
【表3】
【0032】試験方法は次の通りである。 (1)光沢:60度鏡面反射率で測定 (2)鉛筆硬度:三菱ユニで判定 (3)クロスカット:塗膜面をカッターナイフで1mm
の間隔で100個のます目を切り、その後セロテープは
くりし、残ったゴバン目の数をもって判断 (4)エリクセン値:JIS K 7777に準じた (5)インパクト:デュポン式衝撃試験器1/2″−5
00gにより、センチメートルで判定 (6)耐溶剤性:試験板をキシレンラビング100回し
て、その塗膜状態を肉眼で測定した。 ○:変化なし、×:激しく浸される (7)耐温水性:試験板をRH98%以上の50℃温水
試験機に入れ、10日後の塗膜状態を肉眼で判定した。 ○:変化なし、×:激しく浸される
【0033】
【発明の効果】本発明の塗料用樹脂組成物は、従来より
も低温で硬化が可能となり、得られる被膜は強靱で硬
度、耐溶剤性、耐温水性等にすぐれた塗料用材料として
利用価値の高いものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)スピログアナミンを含むアミノ樹
    脂原料、ホルムアルデヒド及びアルコールを反応させて
    得られるアルキルエーテル化アミノ樹脂であって、縮合
    度が1であるアルキルエーテル化アミノ樹脂成分の含有
    量が40重量%未満であり、またアミノ樹脂原料に付加
    するホルムアルデヒド数がアミノ基の活性水素に対し3
    0〜80モル%、かつ付加したホルムアルデヒドの40
    〜80モル%がアルキルエーテル化されたアルキルエー
    テル化アミノ樹脂及び(B)(A)のアルキルエーテル
    化アミノ樹脂と反応し硬化可能な樹脂を含有してなる塗
    料用樹脂組成物。
JP30742192A 1992-11-18 1992-11-18 塗料用樹脂組成物 Pending JPH06157980A (ja)

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