JPH083073B2 - 塗料用樹脂組成物および塗料 - Google Patents

塗料用樹脂組成物および塗料

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JPH083073B2
JPH083073B2 JP22797388A JP22797388A JPH083073B2 JP H083073 B2 JPH083073 B2 JP H083073B2 JP 22797388 A JP22797388 A JP 22797388A JP 22797388 A JP22797388 A JP 22797388A JP H083073 B2 JPH083073 B2 JP H083073B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は,塗料用樹脂組成物及び塗料に関する。
(従来の技術) 従来からアルキルエーテル化アミノ樹脂とアルキド樹
脂,アクリル樹脂,エポキシ樹脂等を組合せてなる熱硬
化性樹脂組成物が,塗料に用いられている。最近,自動
車,産業機械,鋼製家具,電気製品,建築物等の被覆用
塗料に対して省力・省資源・省エネルギー等の要求及び
作業合理化等の要求が強い。
これらの問題を解決するには90〜110℃×20分の低温
で硬化すること,あるいは,200〜250℃等の高温で短時
間焼付け可能なことが望ましい。
従来のアミノアルキド樹脂,アミノアクリル樹脂又は
アミノーエポキシ樹脂において,使用されるアルキルエ
ーテル化アミノ樹脂は,数平均分子量が比較的小さく
(縮合度が小さく)該樹脂中に結合ホルムアルデヒド及
びブチルエーテル基が比較的多く含有されるものであ
り,分子内にトリアジン核を1個〜数十個有するもの
(縮合度1〜数十のもの)の混合物であり,分子内にト
リアジン核を1個有するもの(縮合度1のもの)は15〜
20重量%含んでいる。
(発明が解決しようとする課題) このような樹脂を用いた塗料は,硬化反応時に加熱減
量が大きい。すなわち,有機溶剤と共に低分子部分が揮
散し,乾燥炉内に付着しあるいは炉の出入口,ダスト内
壁,ダクト漏れ部などの低温雰囲気との接触によつて飛
散物が凝集固化していく。これら飛散物質は炉の出入口
部等での被塗物への落下による製品不良の発生,及び堆
積物の着火,発火等の問題,更には炉管理にあたり清掃
管理の増大等の問題が生じる。
(課題を解決するための手段) 本発明は, (A)スピログアナミンを含むアミノ樹脂原料,ホルム
アルデヒド及びアルコールを反応させて得られるアルキ
ルエーテル化アミノ樹脂であつて,縮合度が1のアルキ
ルエーテル化アミノ樹脂成分の含有量が80重量%以下で
あり,かつ遊離のホルムアルデヒド含有量が2.0重量%
以下であるアルキルエーテル化アミノ樹脂 並びに (B)(A)のアルキルエーテル化アミノ樹脂と反応し
硬化可能な樹脂 を含有してなる塗料用樹脂組成物及びこれを用いた塗料
に関する。
本発明の(A)アルキルエーテル化アミノ樹脂の製造
法は既に公知であり,条件を適宜選択することにより容
易に合成できる。例えば,スピログアナミンを含むアミ
ノ樹脂原料を,水又はメタノール,ブタノール等のアル
コール中でホルムアルデヒドと付加反応させ,ついで酸
性条件下で縮合反応及びアルコールによりエーテル化反
応を行なうことにより製造できる。上記,付加反応,縮
合反応及びエーテル化反応は,同時に行なつてもよく,
また適宜の順序でも行なえる。更にメタノール,ブタノ
ール等のアルコールを添加し,加熱して低粘度化させて
もよい。また,最後に目的の固形分になるように脱溶剤
を行なつてもよい。
酸性条件は,例えば,塩酸,硫酸,リン酸,パラトル
エンスルホン酸,フタル酸,シユウ酸,ギ酸等の酸性触
媒を添加することで達成できる。酸性度はpH2〜6とす
ることが好ましい。3〜5とすることがより好ましい。
縮合反応及びアルコールによりエーテル化反応を行なう
温度は,アルコールの還流温度が好ましく,ブタノール
の例を上げれば90〜120℃にするのが好ましい。
また,原料の仕込みは,スピログアナミンを含むアミ
ノ樹脂原料1当量に対し,ホルムアルデヒドを2〜20当
量,アルコールを2〜30当量とすることが好ましい。
本発明において,スピログアナミンを含むアミノ樹脂
原料は,スピログアナミンを必須成分とし,他の成分と
して必要に応じてメラミン,ベンゾグアナミン,アセト
グアナミン,フタログアナミン,尿素等を含むものであ
る。他の成分を併用する場合,スピログアナミンの含量
がアミノ樹脂原料全量に対して10重量%以上とすること
が好ましく,30重量%以上とすることがより好ましい。
本発明の(A)アルキルエーテル化アミノ樹脂は,縮
合度が1のアルキルエーテル化アミノ樹脂成分の含有量
が80重量%以下とされる。
ここで,縮合度が1のアルキルエーテル化アミノ樹脂
成分とは,i)アミノ樹脂原料としてスピログアナミンの
みを使用した場合は,スピログアナミンの1核体であ
り,ii)アミノ樹脂原料としてスピログアナミンに例え
ばベンゾグアナミンを併せて使用した場合,スピログア
ナミンの1核体とベンゾグアナミンの1核体との総和で
ある。
縮合度が1のアルキルエーテル化アミノ樹脂成分の含
有量が80重量%を越えると,塗料用樹脂組成物の熱硬化
時に揮発物が多くなり,この揮発物が乾燥炉内に付着し
問題となる。
縮合度が1のアルキルエーテル化アミノ樹脂成分の含
有量は,製造した(A)アルキルエーテル化アミノ樹脂
を,ゲルパーミエーシヨンクロマトグラフイー法により
知ることができる。すなわち,縮合度が1のアルキルエ
ーテル化アミノ樹脂成分の含有量は,クロマトグラムか
ら対応する成分の面積及び全成分の面積を調べ面積比と
して算出することができる。
縮合度が1のアルキルエーテル化アミノ樹脂成分の含
有量を80重量%以下とすることは,例えば,前記した酸
性条件下で縮合反応及びアルコールによりエーテル化反
応を行なう際,i)反応時間を8時間以上,好ましくは10
時間以上とすること,また,ii)最終工程で脱溶剤を行
ない,この際,最終到達温度を125〜150℃とすること等
により達成することができる。
本発明の(A)アルキルエーテル化アミノ樹脂は,遊
離のホルムアルデヒドの含有量が2.0重量%以下とされ
る。この含有量は1.0重量%以下であることが好まし
い。
2.0重量%を越えると,硬化時に付着・臭気の問題を
生じる。
遊離のホルムアルデヒドの含有量は,亜硫酸ソーダ法
等の公知の方法により知ることができる。
遊離のホルムアルデヒドの含有量を2.0重量%以下と
することは,前記i),ii)に示した方法等により達成
することができる。
なお,スピログアナミンは,2,4,8,10−テトラオキサ
スピロ〔5,5〕ウンデカン−3,9−ビス(2−エチルグア
ナミン)を意味しその構造は下式で示される。このもの
は,例えば味の素(株)製商品名CTUグアナミンとして
入手することができる。
本発明において,上記アルキルエーテル化アミノ樹脂
と反応し,硬化可能な樹脂としては,アクリル樹脂,ア
ルキド樹脂,アルキド樹脂変性アクリル樹脂,エポキシ
樹脂等,従来公知のものが使用できる。これらは,上記
アルキルエーテル化アミノ樹脂と反応するために,水酸
基価が15〜200のものが好ましい。
上記アルキド樹脂は,例えば多価カルボン酸,多価ア
ルコール及び必要に応じて油脂若しくはこれの脂肪酸を
反応させて得られる樹脂である。多価カルボン酸として
はフタル酸,イソフタル酸,テレフタル酸,テトラヒド
ロフタル酸,マレイン酸,フマル酸,コハク酸,アジピ
ン酸,セバシン酸,トリメリツト酸,ピロメリツト酸な
どがある。これらは,酸無水物,メチルエステル等のエ
ステル形成性誘導体の形で使用してもよい。多価アルコ
ールとしてはエチレングリコール,ジエチレングリコー
ル,トリエチレングリコール,プロピレングリコール,
ジプロピレングリコール,ネオペンチルグリコール,1,4
−ブタンジオール,1,6−ヘキサンジオール,トリメチレ
ングリコール,グリセリン,トリメチロールプロパン,
トリメチロールエタン,ペンタエリスリトールなどがあ
る。油としては桐油,亜麻仁油,大豆油,脱水ヒマシ
油,サフラワ油,ヒマシ油,ヤシ油,トール油等があ
る。アルキド樹脂の製造は,公知の方法により行なうこ
とができ,油を使用するとは,油と多価アルコールを水
酸化リチウム等のエステル交換触媒の存在下200〜260℃
で反応させたのち,多塩基酸,残りの多価アルコールを
加えて180〜250℃で反応させる方法,油を使用しないと
きは,原料を混合して180〜250℃で反応させる方法等が
ある。
またアクリル樹脂は,アクリル酸2−ヒドロキシエチ
ル,アクリル酸2−ヒドロキシプロピル,メタクリル酸
2−ヒドロキシエチル,メタクリル酸2−ヒドロキシプ
ロピルなどのヒドロキシ基を有するα,β−エチレン性
不飽和単量体およびその他の不飽和単量体を共重合させ
て得られるものである。その他の不飽和単量体として
は,アクリル酸,メタクリル酸,マレイン酸,イタコン
酸等のα,β−モノエチレン性不飽和カルボン酸,アク
リル酸メチル,アクリル酸エチル,アクリル酸n−ブチ
ル,アクリル酸2−エチルヘキシル,メタクリル酸メチ
ル,メタクリル酸n−ブチルなどのα,β−モノエチレ
ン性不飽和カルボン酸のアルキルエステル,アクリルア
ミド,メタクリルアミド,N−メチロ−ルアクリルアミ
ド,N−メチロールメタクリルアミド,ジアセトンアクリ
ルアミドなどのアクリルアミド誘導体,アクリル酸グリ
シジル,メタクリル酸グリシジルなどのα,β−モノエ
チレン性不飽和カルボン酸のグリシジルエステル,酢酸
ビニル,プロピオン酸ビニルなどの飽和カルボン酸のビ
ニルエステル,スチレン,α−メチルスチレン,ビニル
トルエンなどの芳香族不飽和単量体などがある。上記共
重合は,アゾビスイソブチロニトリル,ベンゾイルパー
オキサイド,ジブチルパーオキサイド,クメンヒドロパ
ーオキサイドなどのラジカル触媒の存在下に,90〜160℃
に加熱して行なうことができる。
上記アルキド樹脂変性アクリル樹脂は上記アルキド樹
脂の存在下に上記アクリル樹脂の原料であるモノマーを
重合させて得ることができる。
上記アルキド樹脂,アクリル樹脂およびアルキド樹脂
変性アクリル樹脂の原料配合は水酸基価が15〜200にな
るように調整されるのが好ましい。なお,水酸基価が小
さすぎると硬化性が劣り,大きすぎると塗膜の耐水性が
劣る。
本発明において,ブチルエーテル化メラミン・ホルム
アルデヒド樹脂及び該樹脂と反応し硬化可能な樹脂は前
者/後者が重量比で10/90〜60/40になるように配合され
るのが好ましい。10/90未満では,硬化性能が劣る傾向
があり,60/40を越えると塗膜の可とう性が劣る傾向があ
る。
本発明に係る熱硬化性樹脂組成物には,塩酸,リン
酸,パラトルエンスルホン酸等の触媒を添加してもよ
い。使用量はブチルエーテル化メラミン・ホルムアルデ
ヒド樹脂に対して1重量%以下が好ましい。
また,本発明に係る熱硬化性樹脂組成物は,キシレ
ン,トルエン,ブチルセロソルブ,エチルセロソルブ,n
−ブタノール,イソブタノール,イソプロパノール,メ
タノール等の有機溶剤により,適当な固形分にして使用
できる。
本発明に係る熱硬化性樹脂組成物を塗料とするには,
目的に応じて,チタン白等の顔料,その他の添加剤を添
加してもよい。
また,塗装方法としては,スプレー塗装,デイツピン
グ等が採用できる。
(実施例) 次に本発明に関する製造例および実施例を示す。
以下,部および%はそれぞれ重量部及び重量%を示す。
製造例1 かきまぜ機,還流冷却器,温度計のついたフラスコに
スピログアナミン434.2g,80%パラホルムアルデヒド
(水分を20%含む)562.5g,メタノール640g,30%水酸化
ナトリウム2.6gを秤り取り,還流温度(83℃)にて4時
間付加反応を行なつた。その後62%硝酸を2.0g加え,pH
調整し,70℃にて10時間アルキルエーテル化反応を行な
つた。反応終了後再び30%水酸化ナトリウムで反応液を
アルカリ性にして減圧濃縮を行なつた。この時の生成量
は約650gであつた。この樹脂をブチルセロソルブにて不
揮発分75%に調整した。粘度はZ4(カードナ25℃)であ
つた。
製造例2 製造例1と同様の装置を用い,80%パラホルムアルデ
ヒド300g,1−ブタノール592g,スピログアナミン434.2g
及び30%水酸化ナトリウム0.1gを秤り取り還流温度(10
5℃)にて1時間付加反応を行なつた。その後62%硝酸
を0.10g添加し,再び加熱し,還流しながら脱水を3時
間行なつた。その後,同温度で脱溶剤をはじめ(還流を
とめて)フラスコ内容物の温度が130℃になつた時点で
脱溶剤の終点とした。この後,加熱残分が60%になるよ
うにブチルセロソルブ/ソルベツソ−150にて調整し
た。この時の粘度(ガードナ,25℃)はZ2であつた。
製造例3 スピログアナミン217.1g,ベンゾグアナミン93.5g,80
%パラホルムアルデヒド300g,1−ブタノール592gを製造
例1と同様のフラスコに仕込み,90℃で2時間付加反応
を行なつた。ついで硝酸でpHを5.0に調整後,再び加熱
をし,還流しながら脱水を2時間行なつた。この後1−
ブタノールを74g添加し,還流しながら脱水を1時間行
ない,ひきつづいて,還流をとめて脱溶剤し,フラスコ
内容物の温度が135℃になつた時,脱溶剤を止めた。こ
のうちブチルセロソルブ/ソルベツソ150にて,加熱残
分が60%になるように調整した。この時の粘度(ガード
ナ,25℃)はVであつた。
製造例4 スピログアナミン217.1g,メラミン63g,80%パラホル
ムアルデヒド375g,1−ブタノール592gを製造例1と同様
のフラスコに仕込み,90℃で2時間付加反応を行なつ
た。ついで硝酸にてpHを5.5に調整し再び加熱をし,還
流しながら脱水を2時間行なつた。ひきつづいて還流を
とめて脱溶剤し,フラスコ内容物の温度が130℃になつ
たとき,脱溶剤を止めた。こののちブチルセロソルブ/
ソルベツソ150にて加熱残分が60%になるように調整し
た。この時の粘度(ガードナ,25℃)はWであつた。
製造比較例1 製造例1と同様の装置を用い,スピログアナミン434.
2g,パラホルムアルデヒド750g,メタノール960g,水酸化
ナトリウム2.6gを秤り取り,70℃にて10時間付加反応を
行なつた。その後,62%硝酸を2.6g加え,70℃にて15時間
アルキルエーテル化反応を行なつた。反応終了後,再び
30%水酸化ナトリウムでpHを10.5に調整後,減圧下で脱
溶剤を行なつた。終点は内容物温度が120℃になつたと
き,脱溶剤を止めた。こののちブチルセロソルブ/ソル
ベツソ150にて不揮発分75%になるように調整した。こ
の時の粘度はV(ガードナ,25℃)であつた。
製造比較例2 製造例1と同様の装置を用い,ベンゾグアナミン187
g,パラホルムアルデヒド225g,メタノール320g,水酸化ナ
トリウム1.0gを秤り取り,60℃にて6時間付加反応を行
なつた。その後,62%硝酸を1.2g加え,60℃にて2時間エ
ーテル化反応を行ない,反応終了後,再び30%水酸化ナ
トリウムでpHを10.3に調整後,減圧下で脱溶剤を行なつ
た。フラスコ内容物の温度が115℃になつたときに脱溶
剤の終点とした。このときの加熱残分は95%で粘度はZ3
(ガードナ,25℃)であつた。
製造例1〜4及び製造比較例1〜2で得られた(A)
アルキルエーテル化アミノ樹脂について,縮合度が1の
アルキルエーテル化アミノ樹脂成分の含有量(スピログ
アナミンの1核体,ベンゾグアナミンの1核体及びメラ
ミンの1核体の各々についての含有量も示した)を表1
に示した。
これらは,下記の測定条件によるゲルパーミエーシヨ
ンクロマトグラフイーによりクロマトグラムの対応する
各成分を決定し,その各成分のクロマトグラムの面積比
により求めた。
測定条件 カラム;日立化成工業(株)商品名,ゲルパツク(Gelp
ack)R−420,R−430,R−440,3本を直列に結合,理論段
数17,000段/本 溶媒;テトラヒドロフラン 流量;1.77ml/min 温度;40℃ サンプル濃度;600mg/5ml 注入量;200μl 検出器;示差屈析計 また,遊離のホルムアルデヒドの含有量を表1に示し
た。これらは亜硫酸ソーダ法によつて測定した。
実施例1 製造例1のメチルエーテル1tスピログアナミン樹脂溶
液50重量部およびアルキド樹脂(日立化成工業(株)商
品名,フタルキツド804-70A,固形分の水酸基価80,固形
分70%)40重量部を秤り取りソルベツソ−100を15.5g加
え,塗装固形分55%になるように調整した。この塗料を
ブリキ板(10cm×10cm)に重量測定後にパーコータ#60
で塗布した。このブリキ板を108℃×30分乾燥させ冷却
後塗膜板重量を測定する。その後150℃で20分,180℃で1
0分,200℃で3分及び200℃で10分別々に,焼付けを行な
い,冷却後再び重量を測定した。加熱減量は,各々,同
一の試験を5回行ない,その平均値を求めた。結果を表
3に示す。なお,加熱減量は,下記の式に従い求めた。
表2に示す配合で実施例1と同様にして加熱減量を求
めた。その結果を表3に示す。
(発明の効果) 本発明に係る塗料用樹脂組成物は,塗膜の硬化反応時
(焼付け時)に加熱減量が小さく,飛散物が少ない塗料
用組成物である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)スピログアナミンを含むアミノ樹脂
    原料,ホルムアルデヒド及びアルコールを反応させて得
    られるアルキルエーテル化アミノ樹脂であつて,縮合度
    が1のアルキルエーテル化アミノ樹脂成分の含有量が80
    重量%以下であり,かつ遊離のホルムアルデヒド含有量
    が2.0重量%以下であるアルキルエーテル化アミノ樹脂 並びに (B)(A)のアルキルエーテル化アミノ樹脂と反応し
    硬化可能な樹脂 を含有してなる塗料用樹脂組成物。
  2. 【請求項2】請求項1記載の樹脂組成物を用いた塗料。
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