JP2014108846A - 糸巻取機及び糸巻取機を備えた繊維機械 - Google Patents

糸巻取機及び糸巻取機を備えた繊維機械 Download PDF

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Abstract

【課題】パッケージの不具合を防止できる糸巻取機を提供する。
【解決手段】ワインダユニット10は、糸20を巻き取ってパッケージ30を形成する巻取装置16と、前記パッケージ30側の糸を吸引捕捉し、当該糸を案内する第1捕捉案内装置26と、前記第1捕捉案内装置26により、前記パッケージ30側の前記糸を捕捉領域で吸引捕捉させる第1次捕捉動作と、前記第1捕捉案内装置26によって前記パッケージ30側の前記糸を捕捉領域で再度吸引捕捉させる第2次捕捉動作と、を行うように前記第1捕捉案内装置を制御する制御部50と、前記第1捕捉案内装置の第2次捕捉動作の調整に関する制御値を設定する設定部91と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、糸巻取機および糸巻取機を備えた繊維機械に関する。
従来、このような分野の技術として、特許文献1に記載の巻取パッケージの口出し方法が知られている。この巻取パッケージの口出し方法では、巻取パッケージの糸端を吸引するサクションマウスがパッケージに近接したときに、巻取ドラムを低速で逆回転させる初期駆動を開始し、その回転が設定した回数だけ行われた後に、より高速な定常逆回転に切り替えている。
特開平2−75674号公報
糸巻取機では、パッケージから糸端を吸引捕捉する際、パッケージの表面の糸も吸引捕捉する二重引き出しが生じることがあり、これにより、パッケージに不具合が生じるおそれがある。
本発明の目的は、パッケージの不具合を防止できる糸巻取機を提供することである。
本発明に係る糸巻取機は、
糸を巻き取ってパッケージを形成する巻取装置と、前記パッケージ側の糸を吸引捕捉し、当該糸を案内する第1捕捉案内装置と、前記第1捕捉案内装置により、前記パッケージ側の前記糸を捕捉領域で吸引捕捉させる第1次捕捉動作と、前記第1捕捉案内装置が吸引捕捉した糸を前記パッケージの表面から引き出すために、前記第1捕捉案内装置を前記捕捉領域よりも前記パッケージから離間させる離間動作と、前記第1捕捉案内装置によって、目的領域に前記糸を案内させる案内動作と、前記離間動作と前記案内動作の間で、前記第1捕捉案内装置によって前記パッケージ側の前記糸を捕捉領域で再度吸引捕捉させる第2次捕捉動作と、を行うように前記第1捕捉案内装置を制御する制御部と、前記第1捕捉案内装置の第2次捕捉動作の調整に関する制御値を設定する設定部と、を備えることを特徴。
この糸巻取機では、制御部は、捕捉領域でパッケージ側の糸を吸引捕捉する捕捉動作として最初の捕捉動作である第1次捕捉動作と、再度の捕捉動作である第2次捕捉動作とを実行している。この第2次捕捉動作により、二重引き出し発生後の糸切断により発生した糸屑を上糸捕捉部材26により吸引除去し、また、第1次捕捉動作によって吸引捕捉ミスが発生した場合に、捕捉ミスした糸端を捕捉することができる。さらに、第2次捕捉動作を調整するための設定部を備えているので、糸巻取条件に合った最適条件で第2次捕捉動作を実行させることができる。これにより、好適に屑糸除去と、捕捉ミスした糸端の捕捉をすることが可能となる。
一実施形態においては、糸巻取機は、前記パッケージに巻き取られる前記糸を供給する給糸部と、前記給糸部側の糸を捕捉し、当該糸を案内する第2捕捉案内装置と、前記給糸部と前記パッケージの間の前記糸の連続状態が分断されたときに、前記第1捕捉案内装置により案内された前記パッケージ側の糸と、前記第2捕捉案内装置により案内された前記給糸部側の糸とを継ぐ糸継装置と、糸巻取作業時の糸走行経路に設けられ前記第1捕捉案内装置による前記糸継装置へのパッケージ側の糸案内の成否を判断する糸検出装置と、をさらに備え、前記目的領域は、前記糸継装置が糸を受け取る受け取り位置であることを特徴とする。この構成により、前記糸継装置へのパッケージ側の糸案内の成否を判断することが可能となり、次工程である糸継装置の糸継実行可否を判断できる。また、上述のように構成することにより、2回の捕捉動作、離間動作、待機動作、案内動作の実行後に成否判断をまとめて実施するので、各動作間で成否判断する構成に対し待ち時間を省略できる。さらに、捕捉動作を2回実行することにより糸捕捉の成功率が向上するので、成否判断をまとめて実施することにより全体的な作業効率が向上する。失敗が多い場合は、成否判断をまとめて実施すると作業効率が低下する場合があるが、その場合は設定部により第2次捕捉動作の調整し成功率を向上させれば、全体的な作業効率を向上させることができる。
一実施形態においては、前記制御部は、前記糸検出装置により前記第1捕捉案内装置による前記糸継装置へのパッケージ側の糸案内が失敗したと判断された場合に、前記第1捕捉案内装置による前記第1次捕捉動作、離間動作、第2次捕捉動作、案内動作のそれぞれを再度繰り返す繰り返し動作を前記第1捕捉案内装置に実行させることを特徴とする。この構成により、前記糸継装置へのパッケージ側の糸案内が失敗した場合に、前記第1捕捉案内装置による前記第1次捕捉動作、離間動作、第2次捕捉動作、案内動作のそれぞれを再度繰り返す繰り返し動作が実行されるのでオペレータの手を介さずに、パッケージ側の糸案内を再実行することができる。
一実施形態においては、前記設定部は、前記繰り返し動作実行時の前記第1捕捉案内装置の第2次捕捉動作の調整に関する制御値を設定可能に構成されていることを特徴とする請求項3に記載の糸巻取装置。この構成により前記糸継装置へのパッケージ側の糸案内が失敗した場合、前記第1次捕捉動作、離間動作、第2次捕捉動作、案内動作のそれぞれを再度繰り返す繰り返し動作を実行する再に、前記第1捕捉案内装置を異なった条件で制御することができる。これにより、パッケージ側の糸案内の成功率が向上する。
前記設定部は、第2次捕捉動作を実行させる時間を設定する時間設定部と、第2次捕捉動作を実行させる回転回数を設定する回転回数設定部と、のすくなくともいずれか一方を備え、前記制御部は、第2次捕捉動作の調整に関する制御値として、前記時間設定部により設定された時間設定と、前記回転回数設定部により設定された回転回数設定と、のすくなくともいずれか一方を基に第2次捕捉動作を実行させることを特徴とする。これにより、生産目的に合った最適な条件で第2次捕捉動作を実行させることができる。
一実施形態においては、前記制御部は、前記設定部により前記時間設定部による時間設定と前記回転回数設定部による回転回数設定の両方が設定された場合には、前記時間設定を優先して第2次捕捉動作を実行させることを特徴とする。この構成により、時間設定が優先適用され、第2次捕捉動作が必要以上に時間が長くなることがないので生産効率が向上する。
一実施形態においては、前記制御部は、前記設定部により前記時間設定部による時間設定と前記回転回数設定による回転回数設定の両方が設定された場合には、前記回転回数設定を優先して第2次捕捉動作を実行させることを特徴とする。この構成により、前記回転回数設定を優先適用され、第2次捕捉動作実行時に必要なだけパッケージを回転させることができるので、屑糸の混入の防止、糸捕捉ミスの防止を実現することができるので製品品質が向上する。
一実施形態においては、前記糸検出装置は、前記パッケージに巻き取られる前記糸に糸欠陥が含まれている場合に、その糸欠陥を検出する糸欠陥検出部であることを特徴とする。
この構成により、糸検出装置と糸欠陥検出部を兼ねることが可能となり、糸巻取機の装置構成が簡易化される。
一実施形態においては、前記給糸部は、糸が巻かれている給糸ボビンをセット可能に構成されていることを特徴とする。この構成により、糸巻取機では、自動ワインダにおいて、糸継作業を適切に行い、パッケージでの糸の巻取りスムーズに再開できる。
一実施形態においては、糸巻取機を複数備えた繊維機械であって、前記繊維機械は、各糸巻取機を制御するための機台設定装置をさらに備え、前記設定部は、前記機台設定装置に設けられていることを特徴とする。この構成により、複数備えられた糸巻取機を機台設定装置の設定部でまとめて設定変更することができるので、糸巻取機毎に設定変更する必要がなく、オペレータの手間を省くことができる。
本発明によれば、パッケージの不具合を防止できる。
一実施形態に係るワインダユニットを備えた自動ワインダの模式図である。 ワインダユニットの概略的な構成を示した模式図及びブロック図である。 ワインダユニットのトラバース装置近傍の拡大した左側面図である。 ワインダユニットのクレードル近傍を拡大して示す右側面図である。 ワインダユニットの左側面図である。 ワインダユニットの左側面図である。 ワインダユニットの左側面図である。 非接触位置又は接触位置に移動するパッケージを示す左側面図である。 パッケージの回転速度と上糸捕捉部材の動作との関係を示す図である。 パッケージの回転速度と上糸捕捉部材の動作との他の形態の関係を示す図である。 パッケージの回転速度と上糸捕捉部材の動作との他の形態の関係を示す図である。 パッケージの回転速度と上糸捕捉部材の動作との他の形態の関係を示す図である。 パッケージの回転速度と上糸捕捉部材の動作との他の形態の関係を示す図である。 ワインダユニットと機台設定装置の概略的な構成を示したブロック図である。 図13の実施形態の概略動作図である。(a)上糸捕捉部材の第1次捕捉動作を示す。(b)上糸捕捉部材の離間動作を示す。(c)上糸捕捉部材の第2次捕捉動作を示す。(d)上糸捕捉部材の待機動作を示す。(e)上糸捕捉部材の案内動作を示す。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図1を参照して、本実施形態のワインダユニット(糸巻取機)10を備える自動ワインダ1の全体的な構成について説明する。なお、本明細書において「上流」及び「下流」とは、糸巻取時での糸の走行方向における上流及び下流を意味するものとする。
図1に示すように、自動ワインダ1は、並べて配置された複数のワインダユニット10と、自動玉揚装置80と、機台設定装置90と、を主要な構成として備えている。
それぞれのワインダユニット10は、給糸ボビン21から解舒された糸20を綾振り(トラバース)しながら巻き取り、パッケージ30を形成できる。
自動玉揚装置80は、各ワインダユニット10においてパッケージ30が満巻となった際に、当該ワインダユニット10の位置まで走行し、満巻のパッケージ30を当該ワインダユニット10から取り外す。自動玉揚装置80は、パッケージ30を取り外した後に、ワインダユニット10に空ボビンを供給してもよい。
機台設定装置90は、設定部(入力部)91と、表示部92と、を主要な構成として備えている。設定部91は、オペレータが所定の設定値(制御値)を入力したり適宜の制御方法を選択したりすることで、各ワインダユニット10に対する設定を行うことができる。表示部92は、各ワインダユニット10の糸20の巻取状況及び発生したトラブルの内容等を表示可能に構成されている。
次に、図2〜8を参照して、ワインダユニット10の構成を具体的に説明する。それぞれのワインダユニット10は、図2に示すように、巻取ユニット本体(巻取装置)16と、ユニット制御部(制御部)50と、を備えている。
巻取ユニット本体16は、給糸ボビン21と接触ローラ29との間の糸走行経路中に、給糸ボビン21側から順に、糸解舒補助装置12と、テンション付与装置13と、スプライサ装置(糸継装置)14と、クリアラ(糸欠陥検出部)15と、を配置した構成となっている。
機台高さ方向において、巻取ユニット本体16の下部には、巻取ボビン22側へ糸20を供給するための給糸部11が備えられている。この給糸部11は、図略のボビン搬送システムによって搬送されてきた給糸ボビン21を所定の位置に保持できる。
糸解舒補助装置12は、給糸ボビン21の芯管に被さる規制部材40を給糸ボビン21からの糸20の解舒と連動して下降させることにより、給糸ボビン21からの糸20の解舒を補助する。規制部材40は、給糸ボビン21から解舒された糸20の回転と遠心力によって給糸ボビン21上部に形成されたバルーンに対し接触し、当該バルーンを適切な大きさに制御することによって糸20の解舒を補助する。規制部材40の近傍には給糸ボビン21のチェース部を検出するための図略のセンサが備えられており、このセンサがチェース部の下降を検出すると、それに追従して規制部材40を例えばエアシリンダ(図略)によって下降させることができる。
テンション付与装置13は、走行する糸20に所定のテンションを付与する。テンション付与装置13としては、例えば、固定の櫛歯に対して可動の櫛歯を配置するゲート式のものを用いることができる。可動側の櫛歯は、櫛歯同士が噛合せ状態又は解放状態になるように、ロータリ式のソレノイドにより回動することができる。なお、テンション付与装置13には、上記ゲート式のもの以外にも、例えば、ディスク式のものを採用することができる。
スプライサ装置14は、クリアラ15が糸欠陥を検出して行う糸切断時、又は給糸ボビン21からの解舒中の糸切れ時等に、給糸ボビン21側の下糸と、パッケージ30側の上糸とを糸継ぎする。このような上糸と下糸とを糸継ぎする糸継装置としては、機械式のもの又は、圧縮空気等の流体を用いるもの等を使用することができる。
クリアラ15は、糸20の太さを検出するための図略のセンサが配置されたクリアラヘッド49と、このセンサからの糸太さ信号を処理するアナライザ52と、を備えている。クリアラ15は、上記センサからの糸太さ信号を監視することにより、スラブ等の糸欠陥を検出する。クリアラヘッド49の近傍には、クリアラ15が糸欠陥を検出したときに直ちに糸20を切断するためのカッタ39が設けられている。クリアラ15は、糸欠陥の有無として、糸20に含まれる異物の有無を検出するようにしてもよい。
スプライサ装置14の下側及び上側には、給糸ボビン21側の糸端を捕捉してスプライサ装置14に案内する下糸捕捉部材(第2捕捉案内装置)25と、パッケージ30側の糸端を捕捉してスプライサ装置14に案内する上糸捕捉部材(第1捕捉案内装置)26と、がそれぞれ設けられている。下糸捕捉部材25は、下糸パイプアーム33と、この下糸パイプアーム33の先端に形成された下糸吸引口32と、を備えている。上糸捕捉部材26は、上糸パイプアーム36と、この上糸パイプアーム36の先端に形成された上糸吸引口(吸引口)35と、を備えている。
また、下糸パイプアーム33と上糸パイプアーム36は、それぞれ軸34と37を中心にして回動可能に構成されている。下糸パイプアーム33及び上糸パイプアーム36には適宜の負圧源がそれぞれ接続されており、下糸吸引口32及び上糸吸引口35に吸引流を発生させて、上糸及び下糸の糸端を吸引捕捉できる。上糸捕捉部材26は、モータ38により下糸捕捉部材25とは独立して回動される。なお、モータ38は、サーボモータ、ステップモータ、インダクションモータといった各種のモータを採用することができる。
図5〜図7に示すように、上糸捕捉部材26は、捕捉領域R1と、待機領域R2と、糸継領域(目的領域)R3と、に上糸吸引口35が位置するように移動可能に設けられている。捕捉領域R1は、パッケージ30に近接し、パッケージ30の糸端30aを捕捉し得る領域である。待機領域R2は、上糸捕捉部材26の上糸パイプアーム36が捕捉領域R1よりもパッケージ30から離間する方向に回動し、上糸吸引口35が捕捉領域R1よりもパッケージ30から上糸吸引口35が離間した領域である。糸継領域R3は、捕捉領域R1で捕捉した糸端30aをスプライサ装置14に案内し、スプライサ装置14が糸端30aを受け取って糸継可能な領域である。待機領域R2と糸継領域R3とは、上糸捕捉部材26が捕捉領域R1からスプライサ装置14に移動するときに位置する領域である。
図2に示すように、巻取ユニット本体16は、巻取ボビン22を着脱可能に支持するクレードル23と、巻取ボビン22の周面又はパッケージ30の周面に接触して回転可能な接触ローラ29と、を備えている。また、巻取ユニット本体16は、糸20をトラバースさせるためのアーム式のトラバース装置70をクレードル23近傍に備えており、このトラバース装置70によって糸20をトラバースしながらパッケージ30に糸20を巻き取ることが可能である。
トラバース箇所のやや上流にはガイドプレート28が設けられ、上流側の糸20をトラバース箇所へと案内している。このガイドプレート28の更に上流には、セラミック製のトラバース支点部27が設けられ、トラバース装置70は、このトラバース支点部27を支点としてパッケージ30の巻幅方向(図2の矢印に示す方向)に、糸20をトラバースさせている。
クレードル23は回動軸48を中心に回動可能に構成されており、巻取ボビン22への糸20の巻取に伴う糸層径の増大を、クレードル23が回動することによって吸収できる。
クレードル23には、例えば、サーボモータで構成されるパッケージ駆動モータ41が取り付けられている。ワインダユニット10は、このパッケージ駆動モータ41によって巻取ボビン22を回転駆動して糸20を巻き取る。パッケージ駆動モータ41は、巻取ボビン22を(パッケージ30を)巻取方向に回転駆動可能であると共に、反巻取方向Aにも回転駆動可能である。
パッケージ駆動モータ41のモータ軸は、巻取ボビン22をクレードル23に支持させたときに、当該巻取ボビン22と相対回転不能に連結されるようになっている(いわゆるダイレクトドライブ方式)。このパッケージ駆動モータ41の動作はパッケージ駆動制御部(制御部)42により制御され、このパッケージ駆動制御部42はユニット制御部50からの駆動信号を受けてパッケージ駆動モータ41の運転及び停止を制御する。なお、パッケージ駆動モータ41としては、サーボモータに限られず、ステップモータ、インダクションモータといった各種のモータを採用することができる。
回動軸48には、クレードル23の角度を検出するための角度センサ(径取得部)44が取り付けられている。この角度センサ44は例えばロータリエンコーダからなり,クレードル23の角度に応じた角度信号をユニット制御部50に対して送信する。クレードル23はパッケージ30が巻き太るに従って角度が変化するので、クレードル23の回動角を角度センサ44によって検出することにより、パッケージ30の径を検出することができる。なお、パッケージ30の径を検出する方法としては、角度センサ44以外にも、ホールICを用いたもの又はアブソリュート型エンコーダ等、パッケージ30の径を検出できるものであれば、適宜の構成を用いることができる。
次に、図3を参照して、トラバース装置70の構成とトラバース装置70近傍の構成のレイアウトについて説明する。なお、本実施形態では接触ローラ29は、軸方向が巻取ユニット本体16の側方を向くように配置されているため、例えば図3のような側面図は、接触ローラ29の軸方向に見た図であるということができる。また、パッケージ30の巻取方向の回転は、図3において時計回りであり、パッケージ30の反巻取方向の回転は、図3において反時計回りである。
図3に示すように、トラバース装置70は、トラバース駆動モータ76と、出力軸77と、トラバースアーム(トラバースガイド)74と、を備える。
トラバース駆動モータ76は、トラバースアーム74を駆動するためのものであって、サーボモータ等により構成されている。このトラバース駆動モータ76の作動は、図2に示すように、トラバース制御部78により制御されている。なお、トラバース駆動モータ76は、ステップモータ又はボイスコイルモータ等の他のモータであってもよい。
このトラバース制御部78は、専用のマイクロプロセッサによるハードウエア等から構成されており、ユニット制御部50からの信号を受けてトラバース駆動モータ76の運転及び停止を制御する。
トラバース駆動モータ76の動力は、図3に示す出力軸77を介して、トラバースアーム74の基端部に伝達されている。トラバース駆動モータ76のロータが正逆回転することで、トラバースアーム74が、図3の紙面垂直方向(図2の左右方向(綾振り方向))に往復旋回運動を行う。なお、図3におけるトラバースアーム74は、トラバースの端部における位置を示している。
トラバースアーム74の先端部にはフック形状の糸ガイド部73が形成されており、この糸ガイド部73によって糸20を保持及び案内できる。この糸ガイド部73が糸20を保持した状態で往復旋回運動を行うことにより、糸20をトラバースさせることができる。
続いて、図4を参照してクレードル23の構成について更に詳細に説明する。図4に示すように、巻取ユニット本体16は、回動軸48を中心に回転可能な回転プレート17を有している。また、クレードル23は、回動軸48を中心として回転プレート17と一体的に回動する。回転プレート17には、引張バネとして構成された接圧漸減のためのスプリング18と、エアシリンダ60と、が接続されている。このスプリング18及びエアシリンダ60により、クレードル23に対して所定の回動トルクを加えることができる。
エアシリンダ60はピストン601を内部に備えた複動形シリンダとして構成されている。図4において、ピストン601の図面右側のシリンダ室には空気圧P1の圧縮空気が、ピストン601の図面左側のシリンダ室には空気圧P2の圧縮空気がそれぞれ供給されている。
空気圧P2の圧縮空気をエアシリンダ60に供給するためのパイプには電空レギュレータ61が接続されている。この電空レギュレータ61によって空気圧P2を無段階に調節可能である。電空レギュレータ61による空気圧P2の制御は、ユニット制御部50から入力される制御信号に基づいて行われる。
図4の構成で空気圧P2を減少させると、エアシリンダ60がクレードル23を引っ張る力が増大するので、回動軸48を中心にして巻取ユニット本体16の正面側へクレードル23を回動させるトルクが増大する。接触ローラ29は回動軸48よりも巻取ユニット本体16の正面側に配置されているので、空気圧P2の減少により、パッケージ30と接触ローラ29との接圧を高めることができる。逆に空気圧P2を増加させれば、エアシリンダ60がクレードル23を引っ張る力が弱まるので、回動軸48を中心にして巻取ユニット本体16の背面側へクレードル23を回動させるトルクが増大する。これにより、パッケージ30と接触ローラ29との接圧を弱めることができる。また、空気圧P2を更に増加させることにより、パッケージ30を接触ローラ29表面から離間させることもできる。
エアシリンダ60はクレードル23を回動させパッケージ30を移動させることができる。この場合、パッケージ30は、接触ローラ29から離間した位置(接触ローラ29に非接触である位置)と、接触ローラ29に接触する位置と、に移動することができる。
ユニット制御部50は、例えば、CPUと、RAMと、ROMと、I/Oポートと、通信ポートと、を備えて構成されている。上記ROMには、巻取ユニット本体16の各構成を制御するためのプログラムが記録されている。I/Oポートと通信ポートには、当該巻取ユニット本体16が備える上記各部及び機台設定装置90が接続されており、制御情報等の通信ができる。これにより、ユニット制御部50は、巻取ユニット本体16が備える各部の動作を制御することができる。
ユニット制御部50は、パッケージ駆動制御部42に駆動信号を送信し、パッケージ駆動モータ41の回転駆動(回転速度)を制御する。ユニット制御部50は、下糸捕捉部材25及び上糸捕捉部材26の動作(下糸パイプアーム33と上糸パイプアーム36の回動)を制御する。具体的には、ユニット制御部50は、捕捉領域R1で吸引捕捉する捕捉動作と、待機領域R2で待機する待機動作と、糸継領域R3に糸を案内する案内動作と、を行うように上糸捕捉部材26のモータ38を制御する。
ユニット制御部50は、角度センサ44により検出されるパッケージ30のパッケージ径、クリアラ15で検出される糸20に含まれる糸欠陥の長さ、及び、パッケージ30の回転速度に応じて、上糸捕捉部材26の待機領域R2での待機動作を調整する。ユニット制御部50は、待機領域R2での上糸吸引口35の停止位置、待機領域R2で停止している時間、捕捉領域R1から待機領域R2に上糸捕捉部材26が移動する速度、及び捕捉領域R1から待機領域R2に上糸捕捉部材26が移動する加速度の少なくとも何れかを調整する。
具体的には、ユニット制御部50は、例えば上糸捕捉部材26の待機領域R2での待機時間(停止時間)を、クリアラ15により検出された糸20の糸欠陥の長さに基づいて設定する。ユニット制御部50は、角度センサ44により検出されたパッケージ30の径の増大に応じて、パッケージ30と捕捉領域R1との離間距離と、パッケージ30と上糸吸引口35の定期領域R2での停止位置との離間距離と、を大きく設定する。すなわち、ユニット制御部50は、パッケージ30の径が大きくなるほど、上糸吸引口35をパッケージ30から離間させるように上糸捕捉部材26を制御する。ユニット制御部50は、パッケージ30の回転速度(糸案内速度)に応じて、待機領域R2での上糸吸引口35の停止位置を設定する。
図1に示す機台設定装置90の設定部91は、クリアラ15が糸欠陥を検出して行う糸切断又は給糸ボビン21からの解舒中の糸切れといった糸20の連続状態の分断(以下「糸切断等」という)が発生したときに、パッケージ30を反巻取方向Aに糸端捕捉速度(詳細は後述)で回転させる回転回数を設定する。設定部91は、例えば角度センサ44により検出されたパッケージ30の径等に基づいて、パッケージ30の回転回数を設定する。設定部91は、例えば、パッケージ30の径が小さい場合には、糸端30aがパッケージ30の表面から剥がれ難いため、回転回数を多く設定し、パッケージ30の径が大きい場合には、糸端30aがパッケージ30の表面から剥がれ易いため、回転回数を少なく設定する。設定部91は、設定したパッケージ30の回転回数をユニット制御部50に送信する。
また、設定部91は、事前に設定入力された情報に基づき、糸切断等が発生したときにおけるパッケージ30の反巻取方向Aへの回転回数を設定してもよい。すなわち、設定部91は、オペレータのキー操作等により設定部91から入力された情報に基づいて、パッケージ30の回転回数を設定する。このような構成では、オペレータは、パッケージ30の上記回転回数を所望の回数に設定することができる。
以上説明したワインダユニット10において、糸切断等が発生した場合には、スプライサ装置14で下糸と上糸とを糸継ぎする必要がある。このため、下糸吸引口32で給糸ボビン21側の下糸を捕捉すると共に、上糸吸引口35でパッケージ30側の上糸を捕捉して引き出す必要がある。ワインダユニット10で行われる上糸の引き出し動作の制御及び糸引き出し方法について、図2〜9を参照して詳細に説明する。
まず、図3に示すように、糸切断等が発生する前の巻取動作中には、パッケージ30の表面は接触ローラ29に接触している。このように、接触ローラ29に接触するようなパッケージ30の位置を、以下「接触位置」と称し、図4及び図8において符号「Q2」で表す。
巻取動作中に糸切断等が発生した直後には、ユニット制御部50は、電空レギュレータ61に駆動信号を送信する。駆動信号に基づく電空レギュレータ61の駆動により、エアシリンダ60の空気圧P2が変更され、図5及び図8に示すように、クレードル23が接触ローラ29から離れる向きに駆動される。また、ユニット制御部50は、トラバース制御部78に駆動信号を送信してトラバース駆動モータ76を駆動し、トラバースアーム74を綾振り方向の一端部側の位置に待機させる。
パッケージ30は、接触ローラ29から離間し、接触ローラ29と非接触である所定の位置に保持される。このときの移動先のパッケージ30の位置を、以下「非接触位置」と称し、図8において符号「Q1」で表す。同時に、ユニット制御部50は、パッケージ駆動制御部42に対して駆動信号を送信し、パッケージ30の回転を減速停止させ、パッケージ30の反巻取方向(矢印A方向)への回転を開始させる。このとき、ユニット制御部50は、図9に示すように、パッケージ駆動モータ41を糸端捕捉速度(第1速度)で回転駆動させる。
ユニット制御部50は、上記の糸端捕捉速度を例えば以下のように設定する。ユニット制御部50は、パッケージ30の径が小さい場合、糸端30aがパッケージ30の表面から剥がれ難いため、パッケージ30をゆっくりと回転させるように糸端捕捉速度を設定する。ユニット制御部50は、パッケージ30の径が大きい場合、糸端30aがパッケージ30の表面から剥がれ易いため、パッケージ30の径が小さい場合に比べて、糸端捕捉速度を速く設定する。
更に、ユニット制御部50は、上糸捕捉部材26に駆動信号を送ることで、上糸パイプアーム36を回動させ、図5及び図9に示されるように、上糸吸引口35をパッケージ30の表面近傍の捕捉領域R1の位置に移動させる。そして、非接触位置Q1のパッケージ30が反巻取方向Aに糸端捕捉速度で回転している状態で、上糸吸引口35の捕捉動作が行われる。上記捕捉動作によって、パッケージ30に連なる上糸の糸端30aが上糸吸引口35に吸引捕捉され得る。
ユニット制御部50は、パッケージ30が糸端捕捉速度で且つ設定部91で設定された回数だけ回転し、上記捕捉動作により糸端30aが上糸吸引口35に吸引捕捉されると、クレードル23を接触ローラ29に近づく向きに駆動させる。これにより、パッケージ30は、接触ローラ29に接触する接触位置Q2に戻る。このとき、パッケージ30の反巻取方向Aへの回転は継続されるので、パッケージ30は接触ローラ29に接触しながら反巻取方向Aへ回転し、接触ローラ29がパッケージ30に従動回転する。
ユニット制御部50は、パッケージ30の糸端30aが上糸吸引口35に吸引捕捉されると、上糸捕捉部材26を制御して上糸パイプアーム36を回動させ、図6及び図9に示されるように、上糸吸引口35をパッケージ30から離間した待機領域R2の位置に移動させて停止させる。これと同時に、ユニット制御部50は、パッケージ駆動制御部42に対して駆動信号を送信し、図9に示すように、パッケージ30を糸端捕捉速度よりも高速の糸案内速度(第2速度)で反巻取方向Aに回転駆動させる。上記待機動作によって、パッケージ30の上糸が上糸吸引口35に更に吸引捕捉される。
その後、ユニット制御部50は、上糸捕捉部材26を制御して上糸パイプアーム36を回動させ、図7及び図9に示されるように、上糸吸引口35を糸継領域R3に移動させる。同時に、ユニット制御部50は、パッケージ駆動制御部42に対して駆動信号を送信し、パッケージ30の回転を減速停止させる。これにより、パッケージ30の回転駆動が停止される。以上のように、パッケージ30の糸端30aが上糸吸引口35で捕捉され、スプライサ装置14に糸20が案内される。
パッケージ30の糸端30aがスプライサ装置14に案内されるとほぼ同時に、案内された糸はクリアラ15にも案内される。クリアラ15は糸巻取作業時の糸走行経路に沿って設けられているので、同じく糸走行経路に沿って設けられているスプライサ装置14に上糸捕捉部材26によって、上糸が案内されると同時にクリアラ15に案内されるためである。それゆえクリアラ15は、上糸捕捉部材26によるスプライサ装置14へのパッケージ側の糸案内の成否を判断する糸検出装置として利用される。より具体的には、上記案内動作終了後に案内された上糸をクリアラ15が検出することができれば、パッケージ30の糸端30aのスプライサ装置14への案内が成功したと判断できる。逆に上記案内動作終了後に案内された上糸をクリアラ15が検出することができなければ、パッケージ30の糸端30aのスプライサ装置14への案内が失敗したと判断できる。案内の失敗は、前記捕捉動作の失敗、案内動作の失敗などがある。案内が失敗したと判断された場合は、ユニット制御部50は、上糸捕捉部材26を制御して、捕捉動作、待機動作、案内動作を再度実行させ、スプライサ装置14へパッケージ30の糸端30aを案内させる。
以上説明したように、本実施形態のワインダユニット10では、ユニット制御部50は、捕捉領域R1でパッケージ30の糸端30aを吸引捕捉する捕捉動作の後に、捕捉領域R1よりもパッケージ30から離間する待機領域R2で停止して待機する待機動作を行なうように上糸捕捉部材26を制御する。上糸捕捉部材26の待機動作は、パッケージ30の径、糸20に含まれる糸欠陥の長さ、及びパッケージ30の回転速度に応じて調整される。これにより、ワインダユニット10では、パッケージ30の糸端30aを確実に捕捉しつつ、パッケージ30から糸端30aを吸引する際にパッケージ30の表面の糸20も吸引して捕捉する二重引き出しを抑制できる。したがって、ワインダユニット10では、パッケージ30の不具合を防止できる。
本実施形態では、ユニット制御部50は、上糸捕捉部材26が捕捉領域R1において糸端捕捉速度で回転するパッケージ30の糸端30aを捕捉した後、上糸捕捉部材26が待機領域R2に位置するときには、糸端捕捉速度よりも高速の糸案内速度でパッケージ30を回転駆動させるようにパッケージ駆動モータ41を制御する。これにより、ワインダユニット10では、上糸捕捉部材26によって高速で糸20をスプライサ装置14に案内でき、時間の短縮が図れる。したがって、ワインダユニット10では、運転効率の向上を図ることができる。
本実施形態では、ユニット制御部50は、設定部91で設定された回転回数だけ糸端捕捉速度でパッケージ30を回転駆動させ、パッケージ30を回転回数だけ回転させた後に、パッケージ30を糸案内速度で回転駆動させる動作に移行するようにパッケージ駆動モータ41を制御する。このように、ワインダユニット10では、センサ等を用いずに上糸捕捉部材26がパッケージ30の糸端30aを捕捉したことを予測することで、簡易な構成及び制御で糸端捕捉速度から糸案内速度への切り替えを実施できる。
本実施形態では、ユニット制御部50は、糸20の連続状態が分断されたときに、トラバースアーム74を綾振り方向の一端側で待機させるようにトラバースアーム74を制御する。そのため、ワインダユニット10では、糸20の連続状態が分断されて糸継作業等が行われる際に、トラバースアーム74に糸20が引っ掛かることを抑制できる。これにより、トラバースアーム74の破損及び/又は上糸捕捉部材26により案内する糸の切断が防止できる。
本実施形態では、ワインダユニット10のエアシリンダ60は、上糸捕捉部材26がパッケージ30の糸端30aを捕捉するとき、すなわち上糸捕捉部材26の上糸吸引口35が捕捉領域R1に位置するときには、パッケージ30と接触ローラ29とを非接触状態とする。これにより、ワインダユニット10では、パッケージ30の糸端30aを捕捉する際、糸端30aがパッケージ30と接触ローラ29とに挟まれてパッケージ30に表面に貼り付くことを防止できる。したがって、ワインダユニット10では、パッケージ30の糸端30aを確実に捕捉できる。
本実施形態では、上糸捕捉部材26は、単独で設けられたモータ38により駆動される。これにより、ワインダユニット10では、上糸捕捉部材26の動作を独立して精度良く制御できる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。図10に示すように、ユニット制御部50は、パッケージ30が糸端捕捉速度において2段階で回転速度を変化させるように、パッケージ駆動モータ41を制御してもよい。糸端捕捉速度は、上糸捕捉部材26がパッケージ30の糸端30aの捕捉を開始する第1速度と、第1速度よりも高速の第2速度と、を含んでいる。
ユニット制御部50は、第1速度でパッケージ30を回転駆動させた後に、第2速度でパッケージ30を回転させるようにパッケージ駆動モータ41を制御する。これにより、パッケージ30の糸端30aを上糸捕捉部材26上糸吸引口35でより確実に捕捉することができる。
図11に示すように、ユニット制御部50は、糸端捕捉速度で反巻取方向Aにパッケージ30を回転駆動させると共に、上糸捕捉部材26の上糸吸引口35を捕捉領域R1に位置させてパッケージ30の糸端30aを捕捉させる。ユニット制御部50は、パッケージ30を所定の回数だけ反巻取方向に回転駆動させた後、上糸捕捉部材26の上糸吸引口35をパッケージ30から離間する方向に移動させると共に、パッケージ30を巻取方向に回転駆動させる。そして、ユニット制御部50は、パッケージ30を巻取方向に所定の回数だけ回転駆動させた後、糸端捕捉速度で反巻取方向Aにパッケージ30を回転駆動させると共に、上糸捕捉部材26の上糸吸引口35を捕捉領域R1に再度位置させる。
続いて、ユニット制御部50は、糸案内速度で反巻取方向Aにパッケージ30を回転駆動させると共に、上糸捕捉部材26の上糸吸引口35を待機領域R2に位置させる。これにより、パッケージ30において糸20の弛みが除去できるため、パッケージ30の表層の糸を上糸捕捉部材26が捕捉することを防止できる。
図12に示すように、ユニット制御部50は、上糸捕捉部材26が捕捉領域R1及び待機領域R2に位置しているときに、パッケージ駆動モータ41の回転速度を一定に制御してもよい。
上記実施形態では、パッケージ駆動モータ41でパッケージ30を直接回転駆動しているが、本発明では、接触ローラを回転駆動してパッケージ30を従動させる方式としてもよい。この場合、パッケージ30を非接触位置Q1に移動させてパッケージ30を反巻取方向Aへ回転させるのであれば、パッケージ30を反巻取方向へ回転させる機構をワインダユニット10に更に備える。また、パッケージ30を従動させる方式の場合、パッケージ30の回転速度を直接制御するのではなく、接触ローラの回転速度を制御する。
上記実施形態では、アーム式のトラバース装置70を一例に説明したが、トラバース装置は、綾振り溝付ドラム、ベルト式トラバース、又はロッド式トラバースでもよい。また、綾振り溝付ドラムでトラバースする場合は、パッケージ駆動モータ41は綾振り溝付ドラムを直接駆動する。この場合パッケージは、駆動される綾振り溝付ドラムに接触することにより、綾振り溝付ドラムから駆動力を受けて従動的に回転することになる。それゆえ、前述の上糸の引き出し動作の際には、パッケージは綾振り溝付ドラムに接触した状態を維持しつつパッケージ30を反巻取方向へ回転させる。
上記実施形態により、パッケージからの二重引き出しを防止することが可能となるが、二重引き出しが完全に解消されるわけではない。特に二重引き出し発生後に糸が切断され、切断された糸端である糸屑がパッケージに巻き込まれてしまうと、後の処理工程で大きな問題となってしまう。また、上記捕捉動作によって、パッケージ30の上糸が上糸吸引口35に吸引捕捉できない場合や、上糸吸引口35に吸引捕捉した上糸が上糸吸引口35から外れてしまうような吸引捕捉ミスが発生した場合は、前述のように再度の糸継サイクル(捕捉動作、待機動作、案内動作)を繰り返すことになるので作業効率の低下につながるため好ましくない。
以下他の実施形態として、パッケージ30の上糸が上糸吸引口35に吸引捕捉できない場合や、上糸吸引口35に吸引捕捉した上糸が上糸吸引口35から外れてしまうような吸引捕捉ミスが発生した場合に、再度の糸継サイクルを繰り返すことを予防するための上糸の引き出し動作を説明する。なお、上記実施形態と共通する構成に関しては記載を省略する。
図13、図15に示すように、ユニット制御部50は、糸端捕捉速度で反巻取方向Aにパッケージ30を回転駆動させると共に、上糸捕捉部材26の上糸吸引口35を捕捉領域R1に位置させてパッケージ30の糸端30aの第1次捕捉動作を実行させる(図15a)。次に、ユニット制御部50は、前記第1次捕捉動作においてパッケージ30を所定の回数だけ反巻取方向Aに回転駆動させた後、上糸捕捉部材26の上糸吸引口35をパッケージ30から離間する方向に移動させ、パッケージ30から離間させる離間動作を実行させる(図15b)。本実施形態では、前述の離間動作において上糸吸引口35を待機領域R2まで移動させる。この移動によりパッケージ30の表面に張り付いたパッケージ30の糸端30aをパッケージ表面から引きはがすことができる。この離間動作により、上糸の引き出し動作をすることができるが、糸の種類や状態によっては、前述したような二重引き出し発生後の糸切断が発生することがある。また、上糸吸引口35に吸引捕捉できない場合や、上糸吸引口35に吸引捕捉した上糸が上糸吸引口35から外れてしまうような吸引捕捉ミスも発生することがある。
それゆえ、ユニット制御部50は離間動作の後であり、待機動作の前に再度の捕捉動作である第2次捕捉動作(図15c)を実行させる。第2次捕捉動作では、上糸吸引口35を再度捕捉領域R1まで移動させ、上糸吸引口35により捕捉動作を実行させる。本実施形態では最初の捕捉動作である第1次捕捉動作と、再度の捕捉動作である第2次捕捉動作とを実行している。この第2次捕捉動作でも、第1次捕捉動作と同様により、捕捉領域R1で、上糸吸引口35により捕捉動作を実行させるので、二重引き出し発生後の糸切断により発生した糸屑を上糸捕捉部材26により吸引除去し、さらに第1次捕捉動作によって吸引捕捉ミスが発生した場合には、捕捉ミスした糸端を捕捉することができる。
続いて、ユニット制御部50は、捕捉領域R1よりもパッケージ30から離間する待機領域R2で停止して待機する待機動作を行なうように上糸捕捉部材26を制御する(図15d)。上糸捕捉部材26の待機動作は、パッケージ30の径、糸20に含まれる糸欠陥の長さ、及びパッケージ30の回転速度に応じて調整される。これにより、ワインダユニット10では、パッケージ30の糸端30aを確実に捕捉しつつ、パッケージ30から糸端30aを吸引して糸欠陥を除去する際にパッケージ30の表面の糸20も吸引して捕捉する二重引き出しを抑制できる。その後、ユニット制御部50は、案内動作を実行する(図15e)。
上記実施形態では、離間動作において待機領域R2に上糸吸引口35を停止させているが、離間動作は、この移動によりパッケージ30の表面に張り付いたパッケージ30の糸端30aをパッケージ表面から引きはがすことができれば十分であるので、上糸吸引口35は待機領域R2でなく、別途離間動作において上糸吸引口35が停止する離間領域を設けてもよい。この離間領域は、糸端30aをパッケージ表面から引きはがすことができる領域であり、かつ第1次捕捉動作によって吸引捕捉した糸端30aが上糸吸引口35から外れない位置であれば、オペレータが任意に決定可能である。
また、本実施形態では、第2次捕捉動作により屑糸除去および糸端捕捉を確実に行うために、第2次捕捉動作の調整に関する制御値を設定部91により詳細に設定することができる。
図14に示すように設定部91を備える機台設定装置90には、複数のワインダユニット10のユニット制御部50が接続されている。図14では、2台のワインダユニット10しか記載していないが、数十台のワインダユニット10を接続することも可能である。前述したように、ユニット制御部50にはモータ38が接続されており、そのモータ38により上糸捕捉部材26を駆動している。
設定部91には、第2次捕捉動作を実行させる時間を設定する時間設定部911と、第2次捕捉動作を実行させる回転回数を設定する回転回数設定部912とを備えている。
そして、ユニット制御部50は、第2次捕捉動作の調整に関する制御値として、前記時間設定部911により設定された時間設定と、前記回転回数設定部912により設定された回転回数設定と、のすくなくともいずれか一方を基に第2次捕捉動作を実行させている。
また、設定部91に、第2次捕捉動作の調整に関する制御値として、、時間設定と回転回数設定の両方が設定された場合、どちらの設定を優先して適用するかを決定することができる。たとえば、生産効率を重視する場合は時間設定を優先適用し、製品品質を重視する場合は回転回数設定を優先適用する。回転回数設定を優先適用する場合、既定の回転回数だけ回転させることにより、確実に屑糸を除去することができる。さらに、パッケージは糸を巻き取る程に直径が大きくなるので、巻取作業が進むにつれ、パッケージを1回転させるための時間が長くなる。それゆえ、パッケージの巻取量が少なく1回転させるための時間が短い小径時には回転回数設定を適用し、パッケージの巻取量が多くなり1回転させるための時間が長い大径時には時間設定を適用するようにしてもよい。
案内動作終了後に案内された上糸をクリアラ15が検出することができなければ、パッケージ30の糸端30aのスプライサ装置14への案内が失敗したと判断できる。案内の失敗は、前記第1次捕捉動作、前記第2次捕捉動作の失敗、案内動作の失敗などがある。案内が失敗したと判断された場合は、ユニット制御部50は、上糸捕捉部材26を制御して、捕捉動作、待機動作、案内動作を再度実行させる繰り返し動作を実行させる。この構成により、前記糸継装置へのパッケージ側の糸案内が失敗した場合に、前記第1捕捉案内装置による前記各動作を再度繰り返す繰り返し動作が実行されるのでオペレータの手を介さずに、パッケージ側の糸案内を再実行することができる。また、ユニット制御部50は、繰り返し動作実行時の前記上糸捕捉部材26の第2次捕捉動作の調整に関する制御値を設定可能に構成されている。この構成により前記糸継装置へのパッケージ側の糸案内が失敗した場合、前記各動作を再度繰り返す繰り返し動作が実行時に、上糸捕捉部材26による第2次捕捉動作を異なった条件で制御することができる。たとえば、第2次捕捉動作の時間設定ないしは回転回数設定を十分に大きくすることができる。これにより、パッケージ側の糸案内の成功率が向上する。さらに、繰り返し動作は、糸案内が失敗時のみ実行されるので第2次捕捉動作の時間設定、ないしは回転回数設定を十分に大きくしても、作業時間が大きく延長されることはない。
上記実施形態では、クレードル23の回動角を角度センサ44によって検出することにより、パッケージ30の径を検出しているが、パッケージ30の径は、他の方法により検出されてもよい。パッケージ30の径は、例えば、パッケージ30に巻き取られた糸20の総長と、糸20の巻取速度と、糸種類(糸20の太さ等)と、に基づいて取得することができる。
また、パッケージ30の径は、糸の巻き始めからの時間を計測することにより取得してもよい。巻取速度及び糸種類(糸20の太さ等)が分かっている場合、糸20の巻き始めからの経過時間に基づいて、パッケージ30の径を計算にて取得することができる。巻き始めからの経過時間と、パッケージ30の径との関係を予めユニット制御部50に記憶しておくことにより、経過時間に基づいてパッケージ30の径を取得することができる。糸切断時や糸継作業時などの巻取中断時には、巻き始めからの経過時間の測定を中断する。
また、パッケージ30径は、糸20の走行速度に基づいて算出してもよい。具体的には、糸20の走行速度と、トラバース速度とにより綾角を算出する。更に、綾角と糸走行速度とに基づいて、パッケージ30の周速を求める。そして、パッケージ30の回転速度と、パッケージ30の周速とに基づいて、パッケージ30の径を算出する。
10…ワインダユニット(糸巻取機)、11…給糸部、14…スプライサ装置(糸継装置)、15…クリアラ(糸欠陥検出部)、16…巻取ユニット本体(巻取装置)、20…糸、25…下糸捕捉部材(第2捕捉案内装置)、26…上糸捕捉部材(第1捕捉案内装置)、29…接触ローラ、30…パッケージ(巻取パッケージ)、30a…糸端、35…上糸吸引口、38…モータ、50…ユニット制御部(制御部)、74…トラバースアーム(トラバースガイド)、91…設定部(入力部)。

Claims (10)

  1. 糸を巻き取ってパッケージを形成する巻取装置と、
    前記パッケージ側の糸を吸引捕捉し、当該糸を案内する第1捕捉案内装置と、
    前記第1捕捉案内装置により、前記パッケージ側の前記糸を捕捉領域で吸引捕捉させる第1次捕捉動作と、
    前記第1捕捉案内装置が吸引捕捉した糸を前記パッケージの表面から引き出すために、前記捕捉領域にある前記第1捕捉案内装置を前記パッケージから離間させる離間動作と、
    前記第1捕捉案内装置によって、目的領域に前記糸を案内させる案内動作と、
    前記離間動作と前記案内動作の間で、前記第1捕捉案内装置によって前記パッケージ側の前記糸を捕捉領域で再度吸引捕捉させる第2次捕捉動作と、
    を行うように前記第1捕捉案内装置を制御する制御部と、
    前記第1捕捉案内装置の前記第2次捕捉動作の調整に関する制御値を設定する設定部と、
    を備えることを特徴とする糸巻取機。
  2. 前記パッケージに巻き取られる前記糸を供給する給糸部と、
    前記給糸部側の糸を捕捉し、当該糸を案内する第2捕捉案内装置と、
    前記給糸部と前記パッケージの間の前記糸の連続状態が分断されたときに、前記第1捕捉案内装置により案内された前記パッケージ側の糸と、前記第2捕捉案内装置により案内された前記給糸部側の糸とを継ぐ糸継装置と、
    糸巻取作業時の糸走行経路に設けられ、前記第1捕捉案内装置による前記糸継装置へのパッケージ側の糸案内の成否を判断する糸検出装置と、
    を更に備え、
    前記目的領域は、前記糸継装置が糸を受け取る受け取り位置であることを特徴とする請求項1に記載の糸巻取機。
  3. 前記制御部は、前記糸検出装置により前記第1捕捉案内装置による前記糸継装置へのパッケージ側の糸案内が失敗したと判断された場合に、前記第1捕捉案内装置による第1次捕捉動作、離間動作、第2次捕捉動作、案内動作のそれぞれを再度繰り返す繰り返し動作を前記第1捕捉案内装置に実行させることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の糸巻取機。
  4. 前記設定部は、前記繰り返し動作実行時の前記第1捕捉案内装置の第2次捕捉動作の調整に関する制御値を設定可能に構成されていることを特徴とする請求項3に記載の糸巻取装置。
  5. 前記設定部は、第2次捕捉動作を実行させる時間を設定する時間設定部と、第2次捕捉動作を実行させる回転回数を設定する回転回数設定部と、のすくなくともいずれか一方を備え、
    前記制御部は、第2次捕捉動作の調整に関する制御値として、前記時間設定部により設定された時間設定と、前記回転回数設定部により設定された回転回数設定と、のすくなくともいずれか一方を基に第2次捕捉動作を実行させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の糸巻取機。
  6. 前記制御部は、前記設定部により前記時間設定部による時間設定と前記回転回数設定部による回転回数設定の両方が設定された場合には、前記時間設定を優先して第2次捕捉動作を実行させることを特徴とする請求項5に記載の糸巻取機。
  7. 前記制御部は、前記設定部により前記時間設定部による時間設定と前記回転回数設定による回転回数設定の両方が設定された場合には、前記回転回数設定を優先して第2次捕捉動作を実行させることを特徴とする請求項5に記載の糸巻取機。
  8. 前記糸検出装置は、前記パッケージに巻き取られる前記糸に糸欠陥が含まれている場合に、その糸欠陥を検出する糸欠陥検出部であることを特徴とする請求項2〜7のいずれか一項に記載の糸巻取機。
  9. 前記給糸部は、糸が巻かれている給糸ボビンをセット可能に構成されていることを特徴とする請求項8に記載の糸巻取機。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の糸巻取機を複数備えた繊維機械であって、
    前記繊維機械は、各糸巻取機を制御するための機台設定装置をさらに備え、
    前記設定部は、前記機台設定装置に設けられていることを特徴とする。
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