JPH0615704A - 横型射出成形機の金型交換方法及び金型交換装置 - Google Patents

横型射出成形機の金型交換方法及び金型交換装置

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JPH0615704A
JPH0615704A JP6265093A JP6265093A JPH0615704A JP H0615704 A JPH0615704 A JP H0615704A JP 6265093 A JP6265093 A JP 6265093A JP 6265093 A JP6265093 A JP 6265093A JP H0615704 A JPH0615704 A JP H0615704A
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    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 種々のサイズの金型をそのセンターが金型固
定盤のセンターに合致する状態に搬送し得るような金型
交換方法及びその装置を提供する。 【構成】 金型搬送台車16に1対の金型セッティグ装
置20を設け、セッティグ装置20の1対の金型固定補
助盤21,22に1対の補助基板7,8を着脱自在に固
定し、この補助基板7,8間に金型6を上方より挿入し
て金型6をクランプ装置30により補助基板7,8に着
脱自在に固定し、金型6を固定した1対の補助基板7,
8を横型射出成形機IMの盤間空間11に搬送し、補助
基板7,8を固定盤1,2に夫々クランプ装置10によ
り固定する。使用済の金型6は、補助基板7,8に固定
した状態でセッティグ装置20へ搬出し、クランプ装置
30を解除後、金型6を上方へ吊り上げて外部へ搬出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形機の金型交換
方法と金型交換装置に関し、特に金型を補助基板に固定
した状態で補助基板と共に交換するようにした技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、横型射出成形機においては、
1対の金型固定盤に雌雄の金型を夫々固定した状態で成
形加工がなされるが、1対の金型固定盤を案内する4本
のガイドロッドが金型固定盤の4隅部を挿通しているこ
とから、金型の交換を自動化することは容易ではない。
従来の金型交換方法としては、射出成形機で使用済の雌
雄の金型を、天井走行クレーンで吊持して上方へ外し、
次に使用予定の雌雄の金型を、天井走行クレーンで吊持
して上方から吊り下ろして1対の金型固定盤に夫々固定
する交換方法が最も一般的に採用されている。
【0003】その他に、特公昭55−48535号公報
に記載のように、金型搬送台車に2面の金型乗載部を設
け、各金型乗載部に水平な金型交換方向に金型を移送す
るローラコンベアと、金型の係合部に係合するフックを
有するキャリアと、このキャリアを金型交換方向に駆動
するプッシュ・プルチェーンと、このチェーンを駆動す
る駆動装置とからなる金型移送駆動装置とを設け、プレ
ス機械の前側に金型搬送台車の空の金型乗載部を位置さ
せた状態で、プレス機械側の使用済の金型を、金型移送
駆動装置で金型乗載部へ移送し、次に、プレス機械の前
側に、使用予定の金型を乗せた金型乗載部を位置させた
状態で、その金型を、金型移送駆動装置でプレス機械の
金型固定盤上に移送する方法も実用に供されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記クレーンで吊持し
て金型を交換する技術においては、種々のサイズの金型
に適用可能であるが、金型交換作業を自動化できないこ
と、作業能率を高めにくいこと、作業の安全上も好まし
くないこと、交換中の金型で射出成形機を損傷しやすい
こと、等の問題がある。前記公報の金型交換技術を横型
射出成形機の金型交換装置に適用する場合、金型固定盤
の盤面の下部に金型の下端を支持する支持部材を設け、
この支持部材上を金型を移動させることになるが、金型
交換時の金型の搬送レベルが一定であるため、種々のサ
イズの金型をそのセンターが金型固定盤のセンターに合
致する状態に搬送することが出来ないという問題があ
る。本発明の目的は、種々のサイズの金型をそのセンタ
ーが金型固定盤のセンターに合致する状態に搬送し得る
ような金型交換方法及び金型交換装置を提供することで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の横型射出成形
機の金型交換方法は、横型射出成形機の1対の金型固定
盤に対して金型を交換する方法において、射出成形機の
金型固定盤に着脱自在に固定される補助基板を予め設
け、前記金型を補助基板に予め着脱自在に固定し、金型
を補助基板に固定した状態で補助基板と共に交換するも
のである。
【0006】請求項2の横型射出成形機の金型交換方法
は、横型射出成形機の1対の金型固定盤に対して金型を
交換する方法において、射出成形機の1対の金型固定盤
に夫々着脱自在に固定される1対の補助基板を予め設
け、一体的に組合わせた雌雄の金型の一方を一方の補助
基板にまた他方を他方の補助基板に夫々予め着脱自在に
固定し、雌雄の金型を1対の補助基板に固定した状態で
1対の補助基板と共に交換するものである。
【0007】請求項3の横型射出成形機の金型交換装置
は、横型射出成形機の1対の金型固定盤に対して金型を
交換する装置において、一体的に組合わせた雌雄の金型
の一方と他方が夫々固定される1対の補助基板と、前記
1対の補助基板に雌雄の金型を夫々着脱自在に固定する
為のクランプ手段と、前記1対の金型固定盤に1対の補
助基板を夫々着脱自在に固定する為のクランプ装置とを
備え、前記雌雄の金型を1対の補助基板に固定した状態
で1対の補助基板と共に交換するように構成したもので
ある。
【0008】請求項4の横型射出成形機の金型交換装置
は、請求項3に記載の装置において、前記1対の金型固
定盤の盤面の下部に、各対応する補助基板の下端を支持
して盤面と直交する水平方向へ移送可能な1対の移送手
段を設けたものである。請求項5の横型射出成形機の金
型交換装置は、請求項4の装置において、前記各移送手
段が複数の遊転ローラからなるものである。請求項6の
横型射出成形機の金型交換装置は、請求項3に記載の装
置において、前記射出成形機の金型を搬送する搬送台車
に、金型固定盤と平行な少なくとも1対の金型固定補助
盤と、この1対の金型固定補助盤を相対接近・離隔方向
に駆動する駆動手段とを設け、前記1対の金型固定補助
盤に1対の補助基板を夫々着脱自在に固定する為のクラ
ンプ手段を設けたものである。
【0009】
【作用】請求項1の横型射出成形機の金型交換方法にお
いては、射出成形機の金型固定盤に着脱自在に固定され
る補助基板を予め設け、前記金型を補助基板に予め着脱
自在に固定し、金型を補助基板に固定した状態で補助基
板と共に交換する。従って、金型のサイズが種々変化し
ても、射出成形機側の搬送機構に適合した共通の補助基
板を用い、金型固定盤のセンターに金型のセンターが一
致するように、補助基板に金型を固定した状態で搬送す
ることにより、種々のサイズの金型を能率的に交換する
ことができる。そして、種々の金型に対して共通の補助
基板を用いることができるため、設備経済的に有利であ
る。
【0010】請求項2の横型射出成形機の金型交換方法
においては、射出成形機の1対の金型固定盤に夫々着脱
自在に固定される1対の補助基板を予め設け、一体的に
組合わせた雌雄の金型の一方を一方の補助基板にまた他
方を他方の補助基板に夫々予め着脱自在に固定し、雌雄
の金型を1対の補助基板に固定した状態で1対の補助基
板と共に交換する。従って、請求項1と同様の作用が得
られるうえ、1対の補助基板に雌雄の金型を固定した状
態で搬送できるため、金型を安定的に搬送できる。
【0011】請求項3の横型射出成形機の金型交換装置
においては、雌雄の金型を射出成形機の金型固定盤に固
定する際には、先ず、射出成形機外において、1対の補
助基板に一体的に組合わせた雌雄の金型を夫々クランプ
手段を介して着脱自在に固定し、次に、前記雌雄の金型
を1対の補助基板に固定した状態で1対の補助基板と共
に、射出成形機の1対の金型固定盤間に移送し、次に、
1対の金型固定盤にクランプ装置により1対の補助基板
を夫々着脱自在に固定する。この状態において、射出成
形を行うことが出来る。前記射出成形機において使用済
の雌雄の金型を射出成形機の金型固定盤から搬出する際
には、1対の金型固定盤を接近させて雌雄の金型を組合
せて一体的に連結し、次に、クランプ装置を解除状態に
してから雌雄の金型を1対の補助基板に固定した状態で
1対の補助基板と共に、射出成形機外へ移送し、次に、
射出成形機外において、1対の補助基板から雌雄の金型
を取り外す。
【0012】ここで、請求項1と同様に、金型のサイズ
が種々変化しても、射出成形機側の搬送機構に適合した
共通の補助基板を用い、金型固定盤のセンターに金型の
センターが一致するように、補助基板に金型を固定した
状態で搬送することにより、種々のサイズの金型を能率
的に交換することができる。そして、種々の金型に対し
て共通の補助基板を用いることができるため、設備経済
的に有利である。
【0013】請求項4の金型交換装置においては、請求
項3の装置において、前記1対の金型固定盤の盤面の下
部に、各対応する補助基板の下端を支持して盤面と直交
する水平方向へ移送可能な1対の移送手段を設けたの
で、雌雄の金型を固定した1対の補助基板を射出成形機
に対して能率的に搬出入できる。
【0014】請求項5の金型交換装置においては、請求
項4の装置において、前記各移送手段が複数の遊転ロー
ラからなるので、移送手段の構成が簡単化する。
【0015】請求項6の金型交換装置においては、請求
項3の装置において、雌雄の金型を1対の補助基板に夫
々固定する際に、金型搬送用の搬送台車上の平行な1対
の金型固定補助盤を、駆動手段により離隔状態にする。
次に、この1対の金型固定補助盤に、クランプ手段によ
り1対の補助基板を夫々着脱自在に固定し、その後、1
対の補助基板間に一体化した雌雄の金型をセットして固
定し、次に、1対の補助基板の固定を解除してから、雌
雄の金型を固定した1対の補助盤を射出成形機の金型固
定盤間へ移送する。前記射出成形機から1対の補助基板
に固定した状態で搬出した雌雄の金型についても、前記
同様に、1対の金型固定補助盤間に移送後、補助基板に
対する金型の固定を解除して雌雄の金型を1対の補助基
板から分離する。このように、搬送台車に1対の金型固
定補助盤と駆動手段とを設け、1対の金型固定補助盤に
1対の補助基板を夫々着脱自在に固定する為のクランプ
手段を設けたので、1対の補助基板に対する雌雄の金型
の固定と固定解除とを能率的に行うことが出来る。
【0016】
【発明の効果】前記作用の欄で説明したように、本発明
によれば次の効果が得られる。請求項1の横型射出成形
機の金型交換方法によれば、金型のサイズが種々変化し
ても、射出成形機側の搬送機構に適合した共通の補助基
板を用い、金型固定盤のセンターに金型のセンターが一
致するように、補助基板に金型を固定した状態で搬送す
ることにより、種々のサイズの金型を能率的に交換する
ことができ、また、種々の金型に対して共通の補助基板
を用いることができるため、設備経済的に有利である。
【0017】請求項2の横型射出成形機の金型交換方法
によれば、請求項1と同様の作用が得られるうえ、1対
の補助基板に雌雄の金型を固定した状態で搬送できるた
め、金型を安定的に搬送できる。
【0018】請求項3の横型射出成形機の金型交換装置
によれば、請求項1と同様に、金型のサイズが種々変化
しても、射出成形機側の搬送機構に適合した共通の補助
基板を用い、金型固定盤のセンターに金型のセンターが
一致するように、補助基板に金型を固定した状態で搬送
することにより、種々のサイズの金型を能率的に交換す
ることができ、種々の金型に対して共通の補助基板を用
いることができるため、設備経済的に有利である。
【0019】請求項4の金型交換装置によれば、前記1
対の金型固定盤の盤面の下部に、各対応する補助基板の
下端を支持して盤面と直交する水平方向へ移送可能な1
対の移送手段を設けたので、雌雄の金型を固定した1対
の補助基板を射出成形機に対して能率的に搬出入でき
る。
【0020】請求項5の金型交換装置によれば、前記各
移送手段が複数の遊転ローラからなるので、移送手段の
構成が簡単化する。
【0021】請求項6の金型交換装置によれば、搬送台
車に少なくとも1対の金型固定補助盤と駆動手段とを設
け、1対の金型固定補助盤に1対の補助基板を夫々着脱
自在に固定する為のクランプ手段を設けたので、1対の
補助基板に対する雌雄の金型の固定と固定解除とを能率
的に行うことが出来る。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1〜図3、図5に示すように、横型
射出成形機IMは、左右方向に向けて配設され、その固
定された金型固定盤1(以下、固定盤1という)と可動
の金型固定盤2(以下、固定盤2という)とは相対向し
ていて、固定盤1と固定盤2は4本のガイドロッド3に
より案内され、固定盤1のセンターの右方に射出ノズル
4が設けられ、固定盤1のセンターには射出孔5が開口
されている。更に、図5に示すように、固定盤1の盤面
1aの下部には、金型6を固定した後述の補助基板7の
下端を支持して前後方向へ水平に移送する為の複数の遊
転ローラ19が同一レベルに片持ち状に設けられ、盤面
1aの下部の中央部には補助基板7の下端中央部の係合
凹部7aに係合する係合具9aを上下方向に出退可能な
センタリング装置9が設けられている。更に、固定盤1
の盤面1aの下部と上部には、夫々補助基板7の下端部
と上端部を固定解除可能に固定する為の1対のクランプ
装置10が設けられている。この各クランプ装置10
は、クランプ本体の1対の枢支ブラケットにピン部材を
介して枢支された揺動アーム10aの基端側をクランプ
本体に組み込んだ油圧シリンダで押上げ駆動して揺動ア
ーム10aの先端側の作用点部でクランプ対象物を固定
する形式の一般的な構成のもので、各クランプ装置10
のクランプ本体がボルトにて盤面1a,2aに固定され
ている。前記固定盤2の盤面2aには、固定盤1の盤面
1aの複数の遊転ローラ19と対称に位置する複数の遊
転ローラ19と、固定盤1の盤面1aの4組のクランプ
装置10と対称に位置する4組のクランプ装置10が設
けられている。
【0023】この横型射出成形機IMの金型交換装置
は、基本的に、固定盤1に設けた複数の遊転ローラ1
9、センタリング装置9及び4組のクランプ装置10
と、固定盤2に設けた複数の遊転ローラ19及び4組の
クランプ装置10と、雌雄の金型6a,6bを固定する
為の1対の補助基板7,8と、射出成形機IMの固定盤
1と固定盤2間の盤間空間11の前方近くに設けた中間
搬送台12と、中間搬送台12の前側の左右方向に延び
るレール15上を移動可能な金型搬送台車16であって
中間搬送台12の前方近くに位置した金型搬送台車16
と、この金型搬送台車16に設けられた左右1対の金型
セッティング装置20等から構成されている。
【0024】前記盤間空間11には、金型6とその左右
両端に固定した1対の補助基板7,8が配設され、雌金
型6aを固定した補助基板7を、固定盤1の盤面1aに
固定し、また雄金型6bを固定した補助基板8を、固定
盤2の盤面2aに固定した状態において、雌雄の金型6
a,6bにより成形することになる。前記中間搬送台1
2には、金型交換時の固定盤1の複数の遊転ローラ19
の前方に同一レベルとなる複数のローラ13と、金型交
換時の固定盤2の複数の遊転ローラ19の前方に同一レ
ベルとなる複数のローラ14とが設けられている。
【0025】前記金型搬送台車16について、図1、図
2に基いて説明する。この金型搬送台車16の台車本体
17は、左右方向に細長く形成され、その4つの車輪1
8のうち例えば左側の2つの車輪18はモータで駆動さ
れる駆動輪であり、駆動輪を正転又は逆転駆動すること
により金型搬送台車16は、左方又は右方へ自走するよ
うに構成してある。この金型搬送台車16上には、左右
に直列状に2組の金型セッティング装置20が設けられ
ている。この金型セッティング装置20は、射出成形用
の雌雄の金型6a,6b(これらは、金型交換の際には
ボルトやピン部材により一体的に連結されている)を1
対の補助基板7,8に固定したり、或いは雌雄の金型6
a,6b1対の補助基板7,8から取り外したりすると
ともに、一体的に連結した雌雄の金型6a,6bを固定
した1対の補助基板7,8を射出成形機IMの盤間空間
11に対して搬出入する為のものである。
【0026】前記左右の金型セッティング装置20は、
同一構成のものであるので、その一方について説明する
と、台車本体17の上面に、前記固定盤1,2と平行で
立て向きの左右1対の金型固定補助盤21,22(以
下、補助盤21,22という)が相対向状に設けられて
いる。前記補助盤21の下端のベース部材21aは台車
本体17に固定され、また前後1対の補強ブラケット2
1bにより補強されている。これに対して、補助盤22
も1対のブラケット22bにより補強され、補助盤22
の下端のベース部材22aには、左右方向向きの前後1
対の倒立T溝22cが形成され、台車本体17の上面に
は、1対の倒立T溝22cに摺動自在に係合した前後1
対の左右方向に延びるT形断面のガイド部材23が固定
され、これにより補助盤22は補助盤21に対して相対
的に接近・離隔する方向へ移動可能に構成され、補助盤
22を左右に往復駆動する為の油圧シリンダ24が設け
られている。
【0027】前記補助盤21,22の盤面の下部には、
固定盤1,2の複数のローラ19及び中間搬送台12の
ローラ13,14の搬送面と同一レベルの5つの遊転ロ
ーラ25が片持ち状に夫々設けられ、また補助盤21,
22の前後方向中央部の上段部と下段部には、補助基板
7,8のT溝26に係合する係合具27aを有するクラ
ンプ装置27が横向き状態に固定され、それらの各係合
具27aが盤面から突出している。このクランプ装置2
7は、図4に示すように油圧シリンダのロッドの先端部
に小判状金具を固着した構造であり、ロッドを退入駆動
することで補助基板7,8を固定するように構成してあ
る。
【0028】次に、補助基板7,8について説明する。
補助基板7は、所定の厚さを有し、上下のガイドロッド
3間間隔よりもやや小さい高さで固定盤1,2の前後幅
よりもやや小さい幅の矩形板状に形成され、複数の遊転
ローラ19上に支持してセンタリングした時に固定盤1
の射出穴5に対応する射出穴28が、補助基板7のセン
ターに形成されている。更に、この補助基板7に種々の
サイズの金型6を着脱自在に固定できるように、補助基
板7の盤面7aの前部と後部には、上下1対のクランプ
装置30が前後方向に位置調節可能に夫々設けられてい
る。これらクランプ装置30は、前記クランプ装置10
と同様のものであるが、図5に示すように、そのクラン
プ本体30aの断面T形の脚部30bが盤面7aの前後
方向向きのT溝31に摺動自在に係合され、前後方向に
自由に位置調節自在で、クランプした状態ではその位置
を保持するように構成してあり、前側の2つのクランプ
装置30の揺動アーム30cの作用点部により補助基板
7の前端部を固定し、また後側の2つのクランプ装置3
0の揺動アーム30cの作用点部により補助基板7の後
端部を固定するようになっている。
【0029】更に、補助基板7の盤面7aと反対側の背
面近傍部の上段部、中段部、下段部には、前後方向に延
び且つ全幅にわたるT溝26が形成され、上段部と下段
部のT溝26には前記クランプ装置27の係合具27a
が摺動自在に係合され、補助基板7を遊転ローラ25上
に支持した状態において2つのクランプ装置27により
補助基板7を補助盤21に固定できるように構成してあ
る。更に、雌金型6aの右端面の中央部には、その射出
穴6cの周囲に位置する円形凸部6dが形成されている
が、雌金型6aを上方より吊り下ろしてくるときに円形
凸部6dを案内する為に、補助基板7の盤面7aの上段
部の中央部には、案内用凹部32が形成され、案内用凹
部32の上端部の前後端部は傾斜状に形成してある。前
記補助基板8は、基本的には、補助基板7と同様に構成
してあるが、雄金型6bには円形凸部6dが形成されて
いないため、補助基板8には案内用凹部32が形成され
ていない。尚、雄金型6bに円形凸部6dが形成される
場合には、雌金型6aが補助基板8に固定され、また雄
金型6bが補助基板7に固定されることになる。
【0030】以上説明した横型射出成形機IMの金型交
換装置を用いて一体的に連結された雌雄の金型6(6
a,6b)を交換する方法について説明する。先ず、第
1工程において、予め、左側の金型セッティング装置2
0に図1に示すように、次に使用する予定の金型6を準
備する。この場合、補助盤21には補助基板7をまた補
助盤22には補助基板8を夫々固定しておき、補助基板
7,8間の間隔が金型6の左右幅よりも数mm大きくな
るように油圧シリンダ24を介して補助盤22の位置を
調節し、且つ4つのクランプ装置30をセンターから遠
のく方向へ後退させた状態において、図6に示すよう
に、使用予定の金型6を天井走行クレーンで吊持して補
助基板7,8間に上方より挿入する。この時、案内用凹
部32で円形凸部6dを案内して、金型6のセンターを
補助基板7のセンターに正確に一致させる。
【0031】次に、油圧シリンダ24により補助盤22
を右方へ移動させて、補助基板7,8間に金型6を挟持
した状態とし、次に4つのクランプ装置30を金型6側
へ移動させてからクランプ駆動して金型6を補助基板
7,8に固定すると、図1、図7に示す状態となる。次
に、第2工程において、射出成形に供した使用済の金型
6を金型搬送台車16の右側の金型セッティング装置2
0へ移送する。この場合、金型搬送台車16を図1に示
すように設定し、固定盤2を図1に示すように位置さ
せ、雌雄の金型6a,6bを組合せて一体的に連結した
状態において、固定盤2を数mmだけ左方へ移動させ、
固定盤1,2のクランプ装置10をクランプ解除した状
態において、金型6を固定した状態の補助基板7,8を
固定盤1,2の複数の転動ローラ19上を移動させて中
間搬送台12上へ送り、中間搬送台12上を前方移動さ
せて金型セッティング装置20の補助盤21,22の複
数の遊転ローラ25上へ送り込む。この時、補助盤21
のクランプ装置27の係合具27aは、補助基板7の対
応するT溝26に嵌まり込み、また補助盤22のクラン
プ装置27の係合具27aは、補助基板8の対応するT
溝26に嵌まり込むので、金型6と補助基板7,8が補
助盤21,22間に停止後、4つのクランプ装置27に
より補助基板7,8を補助盤21,22に夫々固定す
る。
【0032】次に、第3工程において、金型搬送台車1
6を右方へ移動させて、左側の金型セッティング装置2
0を盤間空間11の前方に対応させ、左側の金型セッテ
ィング装置20に予め準備した金型6とそれを固定した
状態の補助基板7,8を、補助盤21,22の複数の転
動ローラ25と、中間搬送台12と、固定盤1,2の複
数の転動ローラ19を介して前記第2工程とは反対方向
へ移動させて、盤間空間11に送り込み、その後、セン
タリング装置9により金型6と補助基板7,8をセンタ
リングし、次に固定盤2を右方へ少し移動させて固定盤
1,2間に金型6と補助基板7,8とを挟持した状態に
してから、固定盤1のクランプ装置10により補助基板
7を固定盤1に固定し、また固定盤2のクランプ装置1
0により補助基板8を固定盤2に固定すると、図8に示
す状態となる。尚、その後雌雄の金型6a,6bの連結
を解除すると、射出成形できる状態となる。
【0033】次に、第4工程において、第3工程と並行
して、又は第3工程の後に、必要に応じて、使用済の金
型6をクレーンで吊持して金型保管場所へ搬送する。こ
の場合、補助盤21,22の8つのクランプ装置30の
固定を解除後、クランプ装置30を補助基板7,8から
遠のく方向へ後退させた状態で、上方へ吊り上げること
ができる。
【0034】以上説明した金型交換装置においては、前
記補助基板7,8には、クランプ装置30を前後方向に
位置調節可能に設けてあるので、種々のサイズの金型6
を補助基板7,8にセンター同士を合致させた状態で固
定できる。また、補助基板7に案内用凹部32を形成し
てあるため、金型6のセンターを補助基板7のセンター
に容易に一致させることができる。特に、金型6を1対
の補助基板7,8に固定した状態で盤間空間11に対し
て搬出入するので、種々のサイズの金型6に対して共通
ないし同一の補助基板7,8を適用し、補助基板7,8
の下端の搬送レベルを一定化できるため、金型6の交換
を能率的に行うことが出来る。
【0035】また、金型搬送台車16に1対の金型セッ
ティング装置20を設けたので、補助基板7,8に対し
て金型6の着脱を能率的に行うことができる。次に、種
々の変更例について説明する。 (1)前記固定盤1,2に設けたクランプ装置10の代
わりに、補助盤21、22に設けたクランプ装置27と
同様のクランプ装置を固定盤1,2に設けてもよく、ま
たその他の形式のクランプ装置を設けてもよいし、また
クランプ装置10の代わりにボルトにより補助基板7,
8を固定盤1,2に固定解除可能に固定するように構成
してもよい。 (2)補助基板7,8に設けたクランプ装置30の代わ
りに、ボルトにより金型6を補助基板7,8に固定する
ように構成してもよく、その他種々の形式のクランプ装
置又は固定手段により金型6を補助基板7,8に固定解
除可能に固定するように構成してもよい。
【0036】(3)図9に示すように、金型6を固定し
た補助基板7,8を金型セッティング装置20と盤間空
間11とに亙って自動的に搬送駆動する搬送駆動装置4
0として、金型搬送台車16の台車本体17に、各金型
セッティング装置20の補助盤21,22間に対応する
前側部にキャリア駆動装置41と、倒立T溝状のキャリ
アガイド溝を有する案内部材42とを設け、この案内部
材42と同様のキャリアガイド溝を有する案内部材43
中間搬送台12に設け、案内部材42,43のキャリア
ガイド溝に沿って前後移動自在のキャリア44を設け、
キャリア駆動装置41からキャリアガイド溝内に延びて
キャリア44をキャリアガイド溝に沿って進退駆動する
プッシュ・プルチェーンをキャリア44に連結し、キャ
リア44を金型6に着脱自在に連結する為の連結部材と
してのフック部材45(又は係合部材やマグネット等)
をキャリア44に設け、この搬送駆動装置41により金
型6を固定した補助基板7,8を前後方向に搬送駆動す
るように構成することもできる。尚、この種の搬送駆動
装置40は公知の一般的なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る横型射出成形機の要部と金型交換
装置の平面図である。
【図2】前記金型交換装置の金型搬送台車の正面図であ
る。
【図3】前記射出成形機の要部の正面図である。
【図4】前記金型交換装置の補助盤に設けたクランプ装
置の斜視図である。
【図5】前記金型交換装置の補助基板に設けたクランプ
装置の斜視図である。
【図6】前記金型交換装置の金型セット時の図1のA−
A線断面相当図である。
【図7】前記金型交換装置の金型セット後の図5相当図
である。
【図8】前記金型交換装置の固定盤に金型と補助基板を
固定時の図5相当図である。
【図9】変形に係る搬送駆動装置を設けた金型交換装置
の要部平面図である。
【符号の説明】
IM 横型射出成形機 1,2 金型固定盤 6 金型 6a 雌金型 6b 雄金型 7,8 補助基板 10 クランプ装置 19 遊転ローラ 21,22 金型固定補助盤 24 油圧シリンダ 27 クランプ装置 30 クランプ装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横型射出成形機の1対の金型固定盤に対
    して金型を交換する方法において、 射出成形機の金型固定盤に着脱自在に固定される補助基
    板を予め設け、前記金型を補助基板に予め着脱自在に固
    定し、金型を補助基板に固定した状態で補助基板と共に
    交換することを特徴とする横型射出成形機の金型交換方
    法。
  2. 【請求項2】 横型射出成形機の1対の金型固定盤に対
    して金型を交換する方法において、 射出成形機の1対の金型固定盤に夫々着脱自在に固定さ
    れる1対の補助基板を予め設け、一体的に組合わせた雌
    雄の金型の一方を一方の補助基板にまた他方を他方の補
    助基板に夫々予め着脱自在に固定し、雌雄の金型を1対
    の補助基板に固定した状態で1対の補助基板と共に交換
    することを特徴とする横型射出成形機の金型交換方法。
  3. 【請求項3】 横型射出成形機の1対の金型固定盤に対
    して金型を交換する装置において、 一体的に組合わせた雌雄の金型の一方と他方が夫々固定
    される1対の補助基板と、 前記1対の補助基板に雌雄の金型を夫々着脱自在に固定
    する為のクランプ手段と、 前記1対の金型固定盤に1対の補助基板を夫々着脱自在
    に固定する為のクランプ装置とを備え、 前記雌雄の金型を1対の補助基板に固定した状態で1対
    の補助基板と共に交換するように構成したことを特徴と
    する横型射出成形機の金型交換装置。
  4. 【請求項4】 前記1対の金型固定盤の盤面の下部に、
    各対応する補助基板の下端を支持して盤面と直交する水
    平方向へ移送可能な1対の移送手段を設けたことを特徴
    とする請求項3に記載の横型射出成形機の金型交換装
    置。
  5. 【請求項5】 前記各移送手段が複数の遊転ローラから
    なることを特徴とする請求項4に記載の横型射出成形機
    の金型交換装置。
  6. 【請求項6】 前記射出成形機の金型を搬送する搬送台
    車に、金型固定盤と平行な少なくとも1対の金型固定補
    助盤と、この1対の金型固定補助盤を相対接近・離隔方
    向に駆動する駆動手段とを設け、前記1対の金型固定補
    助盤に1対の補助基板を夫々着脱自在に固定する為のク
    ランプ手段を設けたことを特徴とする請求項3に記載の
    横型射出成形機の金型交換装置。
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