JP2993050B2 - 射出成形機の製品取出機 - Google Patents
射出成形機の製品取出機Info
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- JP2993050B2 JP2993050B2 JP2140220A JP14022090A JP2993050B2 JP 2993050 B2 JP2993050 B2 JP 2993050B2 JP 2140220 A JP2140220 A JP 2140220A JP 14022090 A JP14022090 A JP 14022090A JP 2993050 B2 JP2993050 B2 JP 2993050B2
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- Japan
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- traveling
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- molding machine
- fixed
- machine
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/40—Removing or ejecting moulded articles
- B29C45/42—Removing or ejecting moulded articles using means movable from outside the mould between mould parts, e.g. robots
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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- B29C45/40—Removing or ejecting moulded articles
- B29C45/42—Removing or ejecting moulded articles using means movable from outside the mould between mould parts, e.g. robots
- B29C2045/4266—Robot grippers movable along three orthogonal axes
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Robotics (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
この発明は、横走行型射出成形機における成形品の自
動取出し、二次加工等に用いられる射出成形機の製品取
出機に関する。
動取出し、二次加工等に用いられる射出成形機の製品取
出機に関する。
一般に、横走行型射出成形機には、例えば、第７図の
（Ａ）及び（Ｂ）に示すように、作業者の安全確保や生
産能率を高めるために射出成形されたワーク（成形品）
の自動取出しを行う製品取出機２が設置されている。 この製品取出機２は、成形型を固定するための射出成
形機（以下単に「成形機」という）４のダイプレート６
上に片支持台８を以て搭載されている。この製品取出機
２には、成形機４から取り出したワークを成形機４外の
コンベア等の搬送手段に整列させる横走行の直交二軸
（Ｘ軸、Ｙ軸）を成すユニット10が設けられており、そ
の荷重は片支持台８を通して成形機４に作用している。 ユニット10は片持ち梁状を成しており、その先端部に
ワークを掴むための把持部12が取り付けられる。
（Ａ）及び（Ｂ）に示すように、作業者の安全確保や生
産能率を高めるために射出成形されたワーク（成形品）
の自動取出しを行う製品取出機２が設置されている。 この製品取出機２は、成形型を固定するための射出成
形機（以下単に「成形機」という）４のダイプレート６
上に片支持台８を以て搭載されている。この製品取出機
２には、成形機４から取り出したワークを成形機４外の
コンベア等の搬送手段に整列させる横走行の直交二軸
（Ｘ軸、Ｙ軸）を成すユニット10が設けられており、そ
の荷重は片支持台８を通して成形機４に作用している。 ユニット10は片持ち梁状を成しており、その先端部に
ワークを掴むための把持部12が取り付けられる。
ところで、このようなユニット10を備えた製品取出機
２をダイプレート６の上に搭載した場合、その構造上、
ユニット10の荷重が片支持台８から局所的に成形機４に
作用するため、非常にバランスが悪く、ユニット10の撓
みを防止して走行精度を高めるため、片支持台８とユニ
ット10のＸ軸側部材であるアーム14に剛性の高い材料を
用いる必要がある。剛性の高い材料を用いた場合、その
片支持台８の重量が必然的に重くなり、その片支持台８
を搭載する成形機４側に荷重が加わり、その運搬時や成
形機４側に取付け施工する際に過大な労力を要すること
になる。また、成形機に加わる荷重は、片持ち梁による
回転モーメントとして作用してねじれ方向の負荷を成
し、成形機４の本体側の剛性にも影響を及ぼし、本体側
も強化しなければならない等の不都合を生じることにな
る。 そこで、この発明は、成形機へ加わる荷重を平衡化す
ることにより、軽量化とともに走行精度の向上を図った
射出成形機の製品取出機の提供を目的とする。
２をダイプレート６の上に搭載した場合、その構造上、
ユニット10の荷重が片支持台８から局所的に成形機４に
作用するため、非常にバランスが悪く、ユニット10の撓
みを防止して走行精度を高めるため、片支持台８とユニ
ット10のＸ軸側部材であるアーム14に剛性の高い材料を
用いる必要がある。剛性の高い材料を用いた場合、その
片支持台８の重量が必然的に重くなり、その片支持台８
を搭載する成形機４側に荷重が加わり、その運搬時や成
形機４側に取付け施工する際に過大な労力を要すること
になる。また、成形機に加わる荷重は、片持ち梁による
回転モーメントとして作用してねじれ方向の負荷を成
し、成形機４の本体側の剛性にも影響を及ぼし、本体側
も強化しなければならない等の不都合を生じることにな
る。 そこで、この発明は、成形機へ加わる荷重を平衡化す
ることにより、軽量化とともに走行精度の向上を図った
射出成形機の製品取出機の提供を目的とする。
即ち、この発明の射出成形機の製品取出機は、成形機
本体（408）上に固定枠（410）と固定側ダイプレート
（402）とを間隔を設けて取り付け、これら固定枠と固
定側ダイプレートとの間にタイバー（404、406）を横架
し、このタイバーに可動側ダイプレート（414）を摺動
可能に支持させて成形型を取り付け、この成形型内に樹
脂を注入する射出装置（42）のノズル（422）を前記固
定側ダイプレート側に臨ませてなる射出成形機（４）の
製品取出機（２）であって、前記固定側ダイプレート上
に設置された第１のシャフトベース（202）と、前記タ
イバーに固定されて前記第１のシャフトベースと離間し
た位置に設けられた第２のシャフトベース（204）と、
これら第１及び第２のシャフトベースに固定され、前記
タイバーと平行に設置された複数の走行シャフト（Ｙ軸
走行シャフト210、212）と、これら走行シャフトに摺動
可動に支持されて走行する走行ベース（Ｘ軸走行ベース
214）と、この走行ベースに設置されて前記走行シャフ
トと直交方向に走行する走行フレーム（Ｘ軸走行フレー
ム224）と、この走行フレームに取り付けられて前記成
形型から取り出されるワーク（44）を保持して昇降させ
る昇降機構（Ｚ軸第２昇降部234）とを備えたことを特
徴とする。
本体（408）上に固定枠（410）と固定側ダイプレート
（402）とを間隔を設けて取り付け、これら固定枠と固
定側ダイプレートとの間にタイバー（404、406）を横架
し、このタイバーに可動側ダイプレート（414）を摺動
可能に支持させて成形型を取り付け、この成形型内に樹
脂を注入する射出装置（42）のノズル（422）を前記固
定側ダイプレート側に臨ませてなる射出成形機（４）の
製品取出機（２）であって、前記固定側ダイプレート上
に設置された第１のシャフトベース（202）と、前記タ
イバーに固定されて前記第１のシャフトベースと離間し
た位置に設けられた第２のシャフトベース（204）と、
これら第１及び第２のシャフトベースに固定され、前記
タイバーと平行に設置された複数の走行シャフト（Ｙ軸
走行シャフト210、212）と、これら走行シャフトに摺動
可動に支持されて走行する走行ベース（Ｘ軸走行ベース
214）と、この走行ベースに設置されて前記走行シャフ
トと直交方向に走行する走行フレーム（Ｘ軸走行フレー
ム224）と、この走行フレームに取り付けられて前記成
形型から取り出されるワーク（44）を保持して昇降させ
る昇降機構（Ｚ軸第２昇降部234）とを備えたことを特
徴とする。
この発明の射出成形機の製品取出機では、射出成形機
上の離間した２点上に射出成形機の部材上に第１及び第
２のシャフトベースが取り付けられて支持され、これら
シャフトベース間に走行シャフトがＹ軸方向に取り付け
られている。この走行シャフトには走行ベースが走行可
能に支持され、この走行ベースに取り付けられた走行フ
レーム上を走行するＸ軸走行台に昇降機構が取り付けら
れている。即ち、第１及び第２のシャフトベースを以て
アーチ型を成す製品取出機が取り付けられ、その荷重が
射出成形機に対して平衡状態で作用しており、成形精度
に影響を与えないものである。
上の離間した２点上に射出成形機の部材上に第１及び第
２のシャフトベースが取り付けられて支持され、これら
シャフトベース間に走行シャフトがＹ軸方向に取り付け
られている。この走行シャフトには走行ベースが走行可
能に支持され、この走行ベースに取り付けられた走行フ
レーム上を走行するＸ軸走行台に昇降機構が取り付けら
れている。即ち、第１及び第２のシャフトベースを以て
アーチ型を成す製品取出機が取り付けられ、その荷重が
射出成形機に対して平衡状態で作用しており、成形精度
に影響を与えないものである。
以下、この発明を図面に示した実施例を参照して詳細
に説明する。 第１図は、この発明の射出成形機の製品取出機の一実
施例を示す。 この製品取出機２には、成形機４の成形型を取り付け
る第１の固定部材であるダイプレート402に設置すべき
第１のベース部材としてシャフトベース202が設置され
ているとともに、ダイプレート402から離間した位置に
設置されている第２の固定部材であるタイバー404、406
に設置すべき第２のベース部材としてシャフトベース20
4が設置されている。各シャフトベース202、204は、成
形機４側の設置幅に対応した幅を備えており、シャフト
ベース204は、タイバー404、406にタイバークランパ20
6、208を以て固定される。 シャフトベース202、204には、移動物体をＹ軸方向に
支持する支持シャフトとして平行する一対のＹ軸走行シ
ャフト210、212が一定の間隔を以て取り付けられてい
る。各Ｙ軸走行シャフト210、212には、Ｙ軸方向に走行
する走行ベースとしてＸ軸走行ベース214が走行可能に
支持されている。このＸ軸走行ベース214には、各Ｙ軸
走行シャフト210、212に対応して支持脚部216、218が形
成されており、支持脚部216側にはＸ軸走行ベース214を
Ｙ軸方向に駆動するためのＹ軸駆動部に設置される駆動
源として例えば、駆動シリンダ220が取り付けられてお
り、そのプランジャ222の先端部がシャフトベース204に
固定されている。したがって、Ｘ軸走行ベース214は、
駆動シリンダ220から進退するプランジャ222の突出長に
よって走行し、その位置が制御される。駆動シリンダ22
0に代わる駆動源としては、電気駆動等を用いることが
できる。 このＸ軸走行ベース214にはＹ軸走行シャフト210、21
2に直交する方向に走行フレームとしてＸ軸走行フレー
ム224が取り付けられ、図中右方に突出している。この
ため、Ｘ軸走行ベース214の支持脚部216は、平衡を取る
ため、支持脚部218に比較して重量が大きく設定されて
おり、その重量はＸ軸走行フレーム224の突出長に応じ
て設定すべきである。 Ｘ軸走行フレーム224には、Ｘ軸走行台226が走行可能
に支持され、Ｘ軸走行台226には、Ｘ軸駆動部228が設置
されてＸ軸方向の駆動力が加えられる。このＸ軸走行台
226には、Ｚ軸方向に立設されたＺ軸走行シャフト230が
立設されており、このＺ軸走行シャフト230には、Ｚ軸
第１走行台232が取り付けられている。このＺ軸第１走
行台232の駆動源として、Ｚ軸第１昇降駆動部235がＸ軸
走行台226に設置されている。Ｚ軸第１走行台232には、
Ｚ軸第２昇降部234が設置され、内部にはＺ軸第２昇降
駆動部236が設置され、その下端側に設けた伸縮自在の
伸縮アーム238の端部にはワークを保持するワーク保持
部240を備えた反転機構242が取り付けられている。 Ｚ軸第１走行台232には、Ｙ軸走行シャフト210、212
に平行する一対のα軸走行シャフト244が取り付けら
れ、このα軸走行シャフト244にはα軸走行台246が走行
自在に支持されている。このα軸走行台246は、Ｚ軸走
行台232に取り付けられているα軸駆動部248によって駆
動され、このα軸走行台246にはワークを処理するため
にβ軸上を昇降する第２の昇降機構としてβ軸昇降部25
0が設置されている。このβ軸昇降部250にはβ軸第２昇
降駆動部254が内部に設置されて下方に垂下され、その
下端側に設けた伸縮自在の伸縮アーム256の端部にはワ
ークに生じているランナーを把持するランナーチャック
258が取り付けられている。また、α軸走行シャフト244
の端部には、α軸走行台252の最長移動点を画するスト
ッパ260が取り付けられている。 このように構成された製品取出機２は、シャフトベー
ス202、204及びＹ軸走行シャフト210、212を以て幅方向
及び長手方向にアーチ型を成しており、第２図ないし第
４図に示すように、成形機４の上部に跨がる形で搭載さ
れる。即ち、シャフトベース202はダイプレート402に設
置され、また、シャフトベース204は、タイバー404、40
6にタイバークランパ206、208を以て固定される。した
がって、製品取出機２は成形機４上に幅方向及び長手方
向に支持されるので、製品取出機２の荷重が成形機４の
荷重許容部に分散して作用し、その固定状態が極めて安
定した平衡状態となる。 そして、成形機４には、成形型を取り付けかつそのキ
ャビティを閉塞する型締め装置41と、成形型に被成形樹
脂を射出注入する射出装置42が成形機本体408に設置さ
れている。即ち、テーブル可動側プレート418に取り付
けられた固定枠410と固定側のダイプレート402との間に
タイバー404、405、406、407が取り付けられ、固定枠41
0の背面側には、型締めシリンダ412が取り付けられてい
る。タイバー404、405には、ダイプレート402に対応す
る可動側のダイプレート414が摺動自在に支持され、ダ
イプレート414に取り付けられる成形型は、型締めシリ
ンダ412の圧力によって強固に固定される。ダイプレー
ト414には、固定側プレート416に対応する可動側プレー
ト418が取り付けられ、固定側プレート416及び可動側プ
レート418の間には中間プレート420が設置されている。 そして、ダイプレート402の背面側には、射出装置42
が設置されてそのノイズ422が臨ませられ、ノズル422に
はホッパー424から供給された樹脂が加熱筒426を経て供
給される。加熱筒426では、ホッパー424を通して供給さ
れた粒状を成す樹脂が、射出成形に最適な液状に加熱さ
れる。 以上の構成に基づいて、成形機４で成形されたワーク
の製品取出機２による取出動作について説明する。 第５図の（Ａ）に示すように、製品取出機２のＺ軸第
２昇降部234及びβ軸昇降部250は、成形機４のダイプレ
ート402の上方で初期設定される。この初期設定は、成
形されたワークの取出しに際し、合目的的に設定される
ものであり、製品取出機２が設置される成形機４の形態
や規模等に対応して任意に設定される。 成形機４でワークの成形が終了すると、可動側プレー
ト418が固定側プレート416から開かれ、ワーク44及びラ
ンナー45の取出しが可能になる。この場合、ワーク44は
可動側プレート418側に、また、ランナー45は固定側プ
レート416側に存在する。 そこで、第５図の（Ｂ）の矢印a1で示すように、Ｚ軸
第２昇降部234側の反対機構242を可動側プレート418と
中間プレート420との間でＺ軸方向に下降させ、次に矢
印b1で示すようにＺ軸第２昇降部234をＹ軸上を移動さ
せ、次に、矢印c1で示すようにワーク保持部240でワー
ク44を吸着して保持した後、矢印d1で示すようにＺ軸第
２昇降部234をＹ軸上を移動させ、次に、矢印e1で示す
ようにＺ軸第２昇降部234を上昇させてワーク44を可動
側プレート418と中間プレート420との間から外部に引き
出す。 このＺ軸第２昇降部234側の動作と平行してβ軸昇降
部250では、矢印a2で示すように、β軸昇降部250側のラ
ンナーチャック258を固定側プレート416と中間プレート
420との間にβ軸上を下降させた後、矢印c2で示すよう
に、ランナーチャック258でランナー45を掴み、次に矢
印b2で示すように、β軸昇降部250をα軸上を移動して
固定側プレート416からランナー45を外し、次に矢印e2
で示すように、β軸昇降部250を以てβ軸上をランナー
チャック258を上昇させ、ランナー45を固定側プレート4
16と中間プレート420との間から外部に引き出す。 次に、第６図（Ｃ）に示すように、成形機４側に引き
出されたワーク44は、矢印ｆで示すようにＺ軸第２昇降
部234のＸ軸上を移動の際、ワーク保持部240を矢印ｈで
示すように90゜回転させて方向を変更させる。このと
き、成形機４の外に引き出されたランナー45は、ランナ
ーチャック258の把持解除によって落下し、例えばラン
ナー用容器に収納される。 次に、第６図の（Ｄ）に示すように、ワーク保持部24
0はＸ軸上を経て搬出コンベア46の上面に移動し、再び
矢印ｉで示すように、Ｚ軸上を下降した後、矢印ｊで示
すようにワーク44の保持が解除される。この結果、その
ワーク44は搬出コンベヤ46の上面に載せられる。次に、
矢印ｋで示すように、ワーク保持部240はＺ軸上を上昇
させ、搬出コンベア46から離間させる。 次に、第６図の（Ｅ）に示すように、ワーク44の搬出
を終了したワーク保持部240は、矢印１で示すように、
Ｚ軸第２昇降部234の反転機構242によって反転ううさせ
た後、矢印ｍで示すように、Ｘ軸上から初期位置に戻
り、成形機４の成形の終了まで待機させる。このとき、
ランナーチャック258は、α軸上を矢印ｎで示すように
移動して初期位置に戻り、成形終了まで待機させる。 以上説明した第５図及び第６図の（Ａ）ないし（Ｅ）
に示す各工程を経て、ワーク44及びランナー45の取出し
を連続的かつ繰り返して行うことができる。 なお、実施例では、射出成形機の成形品取出しを例に
取って説明したが、この発明は、各種の製造装置等で製
造されるワークの自動取出しに用いることができる。
に説明する。 第１図は、この発明の射出成形機の製品取出機の一実
施例を示す。 この製品取出機２には、成形機４の成形型を取り付け
る第１の固定部材であるダイプレート402に設置すべき
第１のベース部材としてシャフトベース202が設置され
ているとともに、ダイプレート402から離間した位置に
設置されている第２の固定部材であるタイバー404、406
に設置すべき第２のベース部材としてシャフトベース20
4が設置されている。各シャフトベース202、204は、成
形機４側の設置幅に対応した幅を備えており、シャフト
ベース204は、タイバー404、406にタイバークランパ20
6、208を以て固定される。 シャフトベース202、204には、移動物体をＹ軸方向に
支持する支持シャフトとして平行する一対のＹ軸走行シ
ャフト210、212が一定の間隔を以て取り付けられてい
る。各Ｙ軸走行シャフト210、212には、Ｙ軸方向に走行
する走行ベースとしてＸ軸走行ベース214が走行可能に
支持されている。このＸ軸走行ベース214には、各Ｙ軸
走行シャフト210、212に対応して支持脚部216、218が形
成されており、支持脚部216側にはＸ軸走行ベース214を
Ｙ軸方向に駆動するためのＹ軸駆動部に設置される駆動
源として例えば、駆動シリンダ220が取り付けられてお
り、そのプランジャ222の先端部がシャフトベース204に
固定されている。したがって、Ｘ軸走行ベース214は、
駆動シリンダ220から進退するプランジャ222の突出長に
よって走行し、その位置が制御される。駆動シリンダ22
0に代わる駆動源としては、電気駆動等を用いることが
できる。 このＸ軸走行ベース214にはＹ軸走行シャフト210、21
2に直交する方向に走行フレームとしてＸ軸走行フレー
ム224が取り付けられ、図中右方に突出している。この
ため、Ｘ軸走行ベース214の支持脚部216は、平衡を取る
ため、支持脚部218に比較して重量が大きく設定されて
おり、その重量はＸ軸走行フレーム224の突出長に応じ
て設定すべきである。 Ｘ軸走行フレーム224には、Ｘ軸走行台226が走行可能
に支持され、Ｘ軸走行台226には、Ｘ軸駆動部228が設置
されてＸ軸方向の駆動力が加えられる。このＸ軸走行台
226には、Ｚ軸方向に立設されたＺ軸走行シャフト230が
立設されており、このＺ軸走行シャフト230には、Ｚ軸
第１走行台232が取り付けられている。このＺ軸第１走
行台232の駆動源として、Ｚ軸第１昇降駆動部235がＸ軸
走行台226に設置されている。Ｚ軸第１走行台232には、
Ｚ軸第２昇降部234が設置され、内部にはＺ軸第２昇降
駆動部236が設置され、その下端側に設けた伸縮自在の
伸縮アーム238の端部にはワークを保持するワーク保持
部240を備えた反転機構242が取り付けられている。 Ｚ軸第１走行台232には、Ｙ軸走行シャフト210、212
に平行する一対のα軸走行シャフト244が取り付けら
れ、このα軸走行シャフト244にはα軸走行台246が走行
自在に支持されている。このα軸走行台246は、Ｚ軸走
行台232に取り付けられているα軸駆動部248によって駆
動され、このα軸走行台246にはワークを処理するため
にβ軸上を昇降する第２の昇降機構としてβ軸昇降部25
0が設置されている。このβ軸昇降部250にはβ軸第２昇
降駆動部254が内部に設置されて下方に垂下され、その
下端側に設けた伸縮自在の伸縮アーム256の端部にはワ
ークに生じているランナーを把持するランナーチャック
258が取り付けられている。また、α軸走行シャフト244
の端部には、α軸走行台252の最長移動点を画するスト
ッパ260が取り付けられている。 このように構成された製品取出機２は、シャフトベー
ス202、204及びＹ軸走行シャフト210、212を以て幅方向
及び長手方向にアーチ型を成しており、第２図ないし第
４図に示すように、成形機４の上部に跨がる形で搭載さ
れる。即ち、シャフトベース202はダイプレート402に設
置され、また、シャフトベース204は、タイバー404、40
6にタイバークランパ206、208を以て固定される。した
がって、製品取出機２は成形機４上に幅方向及び長手方
向に支持されるので、製品取出機２の荷重が成形機４の
荷重許容部に分散して作用し、その固定状態が極めて安
定した平衡状態となる。 そして、成形機４には、成形型を取り付けかつそのキ
ャビティを閉塞する型締め装置41と、成形型に被成形樹
脂を射出注入する射出装置42が成形機本体408に設置さ
れている。即ち、テーブル可動側プレート418に取り付
けられた固定枠410と固定側のダイプレート402との間に
タイバー404、405、406、407が取り付けられ、固定枠41
0の背面側には、型締めシリンダ412が取り付けられてい
る。タイバー404、405には、ダイプレート402に対応す
る可動側のダイプレート414が摺動自在に支持され、ダ
イプレート414に取り付けられる成形型は、型締めシリ
ンダ412の圧力によって強固に固定される。ダイプレー
ト414には、固定側プレート416に対応する可動側プレー
ト418が取り付けられ、固定側プレート416及び可動側プ
レート418の間には中間プレート420が設置されている。 そして、ダイプレート402の背面側には、射出装置42
が設置されてそのノイズ422が臨ませられ、ノズル422に
はホッパー424から供給された樹脂が加熱筒426を経て供
給される。加熱筒426では、ホッパー424を通して供給さ
れた粒状を成す樹脂が、射出成形に最適な液状に加熱さ
れる。 以上の構成に基づいて、成形機４で成形されたワーク
の製品取出機２による取出動作について説明する。 第５図の（Ａ）に示すように、製品取出機２のＺ軸第
２昇降部234及びβ軸昇降部250は、成形機４のダイプレ
ート402の上方で初期設定される。この初期設定は、成
形されたワークの取出しに際し、合目的的に設定される
ものであり、製品取出機２が設置される成形機４の形態
や規模等に対応して任意に設定される。 成形機４でワークの成形が終了すると、可動側プレー
ト418が固定側プレート416から開かれ、ワーク44及びラ
ンナー45の取出しが可能になる。この場合、ワーク44は
可動側プレート418側に、また、ランナー45は固定側プ
レート416側に存在する。 そこで、第５図の（Ｂ）の矢印a1で示すように、Ｚ軸
第２昇降部234側の反対機構242を可動側プレート418と
中間プレート420との間でＺ軸方向に下降させ、次に矢
印b1で示すようにＺ軸第２昇降部234をＹ軸上を移動さ
せ、次に、矢印c1で示すようにワーク保持部240でワー
ク44を吸着して保持した後、矢印d1で示すようにＺ軸第
２昇降部234をＹ軸上を移動させ、次に、矢印e1で示す
ようにＺ軸第２昇降部234を上昇させてワーク44を可動
側プレート418と中間プレート420との間から外部に引き
出す。 このＺ軸第２昇降部234側の動作と平行してβ軸昇降
部250では、矢印a2で示すように、β軸昇降部250側のラ
ンナーチャック258を固定側プレート416と中間プレート
420との間にβ軸上を下降させた後、矢印c2で示すよう
に、ランナーチャック258でランナー45を掴み、次に矢
印b2で示すように、β軸昇降部250をα軸上を移動して
固定側プレート416からランナー45を外し、次に矢印e2
で示すように、β軸昇降部250を以てβ軸上をランナー
チャック258を上昇させ、ランナー45を固定側プレート4
16と中間プレート420との間から外部に引き出す。 次に、第６図（Ｃ）に示すように、成形機４側に引き
出されたワーク44は、矢印ｆで示すようにＺ軸第２昇降
部234のＸ軸上を移動の際、ワーク保持部240を矢印ｈで
示すように90゜回転させて方向を変更させる。このと
き、成形機４の外に引き出されたランナー45は、ランナ
ーチャック258の把持解除によって落下し、例えばラン
ナー用容器に収納される。 次に、第６図の（Ｄ）に示すように、ワーク保持部24
0はＸ軸上を経て搬出コンベア46の上面に移動し、再び
矢印ｉで示すように、Ｚ軸上を下降した後、矢印ｊで示
すようにワーク44の保持が解除される。この結果、その
ワーク44は搬出コンベヤ46の上面に載せられる。次に、
矢印ｋで示すように、ワーク保持部240はＺ軸上を上昇
させ、搬出コンベア46から離間させる。 次に、第６図の（Ｅ）に示すように、ワーク44の搬出
を終了したワーク保持部240は、矢印１で示すように、
Ｚ軸第２昇降部234の反転機構242によって反転ううさせ
た後、矢印ｍで示すように、Ｘ軸上から初期位置に戻
り、成形機４の成形の終了まで待機させる。このとき、
ランナーチャック258は、α軸上を矢印ｎで示すように
移動して初期位置に戻り、成形終了まで待機させる。 以上説明した第５図及び第６図の（Ａ）ないし（Ｅ）
に示す各工程を経て、ワーク44及びランナー45の取出し
を連続的かつ繰り返して行うことができる。 なお、実施例では、射出成形機の成形品取出しを例に
取って説明したが、この発明は、各種の製造装置等で製
造されるワークの自動取出しに用いることができる。
以上説明したように、この発明によれば、成形機の荷
重許容部に対して荷重を分散して作用させ、その荷重を
成形機上で平衡化でき、従来の製品取出機のように荷重
集中を生じることがないので、その軽量化とともに、
Ｘ、Ｙ軸上の走行精度の向上を図ることができ、製品の
取出精度の向上が図られ、従来の製品取出機のワーク取
出しに比較してより重量の大きいワークの取出しを行う
ことができる。
重許容部に対して荷重を分散して作用させ、その荷重を
成形機上で平衡化でき、従来の製品取出機のように荷重
集中を生じることがないので、その軽量化とともに、
Ｘ、Ｙ軸上の走行精度の向上を図ることができ、製品の
取出精度の向上が図られ、従来の製品取出機のワーク取
出しに比較してより重量の大きいワークの取出しを行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】 第１図はこの発明の射出成形機の製品取出機の一実施例
を示す斜視図、 第２図は第１図に示した製品取出機を搭載した射出成形
機を示す正面図、 第３図は第１図に示した製品取出機を搭載した射出成形
機を示す平面図、 第４図は第１図に示した製品取出機を搭載した射出成形
機を示す側面図、 第５図及び第６図は第１図に示した製品取出機の動作を
示す図、 第７図は従来の製品取出機を設置した射出成形機を示
し、（Ａ）はその正面図、（Ｂ）はその側面図である。 ２……製品取出機 ４……射出成形機 42……射出装置 44……ワーク 202……第１のシャフトベース 204……第２のシャフトベース 210、212……Ｙ軸走行シャフト（走行シャフト） 214……Ｘ軸走行ベース（走行ベース） 224……Ｘ軸走行フレーム（走行フレーム） 234……Ｚ軸第２昇降部（昇降機構） 402……ダイプレート 404、406……タイバー 408……成形機本体 410……固定枠 414……ダイプレート 422……ノズル
を示す斜視図、 第２図は第１図に示した製品取出機を搭載した射出成形
機を示す正面図、 第３図は第１図に示した製品取出機を搭載した射出成形
機を示す平面図、 第４図は第１図に示した製品取出機を搭載した射出成形
機を示す側面図、 第５図及び第６図は第１図に示した製品取出機の動作を
示す図、 第７図は従来の製品取出機を設置した射出成形機を示
し、（Ａ）はその正面図、（Ｂ）はその側面図である。 ２……製品取出機 ４……射出成形機 42……射出装置 44……ワーク 202……第１のシャフトベース 204……第２のシャフトベース 210、212……Ｙ軸走行シャフト（走行シャフト） 214……Ｘ軸走行ベース（走行ベース） 224……Ｘ軸走行フレーム（走行フレーム） 234……Ｚ軸第２昇降部（昇降機構） 402……ダイプレート 404、406……タイバー 408……成形機本体 410……固定枠 414……ダイプレート 422……ノズル
フロントページの続き (72)発明者 関戸 典次 大阪府大阪市北区西天満４丁目９番５号 五洋商事株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−132256（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−94442（ＪＰ，Ａ) 実開 平４−13318（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B29C 45/42,33/44 B22D 17/22
Claims (1)
- 【請求項１】成形機本体上に固定枠と固定側ダイプレー
トとを間隔を設けて取り付け、これら固定枠と固定側ダ
イプレートとの間にタイバーを横架し、このタイバーに
可動側ダイプレートを摺動可能に支持させて成形型を取
り付け、この成形型内に樹脂を注入する射出装置のノズ
ルを前記固定側ダイプレート側に臨ませてなる射出成形
機の製品取出機であって、 前記固定側ダイプレート上に設置された第１のシャフト
ベースと、 前記タイバーに固定されて前記第１のシャフトベースと
離間した位置に設けられた第２のシャフトベースと、 これら第１及び第２のシャフトベースに固定され、前記
タイバーと平行に設置された複数の走行シャフトと、 これら走行シャフトに摺動可動に支持されて走行する走
行ベースと、 この走行ベースに設置されて前記走行シャフトと直交方
向に走行する走行フレームと、 この走行フレームに取り付けられて前記成形型から取り
出されるワークを保持して昇降させる昇降機構と、 を備えたことを特徴とする射出成形機の製品取出機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2140220A JP2993050B2 (ja) | 1990-05-30 | 1990-05-30 | 射出成形機の製品取出機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2140220A JP2993050B2 (ja) | 1990-05-30 | 1990-05-30 | 射出成形機の製品取出機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0433821A JPH0433821A (ja) | 1992-02-05 |
| JP2993050B2 true JP2993050B2 (ja) | 1999-12-20 |
Family
ID=15263704
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2140220A Expired - Lifetime JP2993050B2 (ja) | 1990-05-30 | 1990-05-30 | 射出成形機の製品取出機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2993050B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2765471B2 (ja) * | 1994-02-15 | 1998-06-18 | 日本電気株式会社 | 投写型液晶表示装置 |
| DE10150593A1 (de) * | 2001-10-12 | 2003-04-17 | Gosewehr Maschb Gmbh | Vorrichtung zum Greifen und Ablegen von Gegenständen |
-
1990
- 1990-05-30 JP JP2140220A patent/JP2993050B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0433821A (ja) | 1992-02-05 |
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