JPH06156809A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH06156809A
JPH06156809A JP4319157A JP31915792A JPH06156809A JP H06156809 A JPH06156809 A JP H06156809A JP 4319157 A JP4319157 A JP 4319157A JP 31915792 A JP31915792 A JP 31915792A JP H06156809 A JPH06156809 A JP H06156809A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
original
exposure
exposure table
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4319157A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Matsuo
和徳 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mita Industrial Co Ltd filed Critical Mita Industrial Co Ltd
Priority to JP4319157A priority Critical patent/JPH06156809A/ja
Publication of JPH06156809A publication Critical patent/JPH06156809A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ジャム状態になった転写紙P1 ′に起因して
不一致となり得る原稿D1 〜D4 の積載順とこれらに対
応した画像形成後の転写紙P1 〜P4 (不図示)の積載
順とを確実且つ迅速に一致させる。 【構成】 原稿トレイ21から原稿露光台3上まで搬送
された原稿D1 は露光走査された後,搬送経路19を経
て原稿排出口20近傍の排出ローラ5の停止により原稿
トレイ21に戻される前に一時保持される。次の原稿D
2 は原稿露光台3上に搬送されている。原稿D1 に対応
して画像形成された転写紙P1 ′のジャム状態が検出さ
れると,次の原稿D2 は退避経路10に搬入され,その
後原稿D1 はその保持状態が解除されて原稿露光台3ま
で逆送された後,再度露光走査される。原稿P1に対応
する転写紙のジャム状態が検出されなくなった時,即
ち,この転写紙が,例えば装置内に正常に搬出されて初
めて原稿D1 は原稿排出口20から原稿トレイ21上に
戻される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,原稿トレイに積載され
た複数枚の原稿を,下から順に1枚毎に原稿露光台まで
搬送した後上記原稿トレイ上に元の積載順に戻す循環搬
送路を有する,例えば自動原稿送り装置を備えた画像形
成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来,この種の画像形成装置では,自動
原稿送り装置の原稿トレイ上に複数枚の原稿が積載さ
れ,その枚数(原稿セット枚数)が外部から設定入力さ
れたりあるいは上記原稿を1回りから空送りさせること
により計数されて設定される。そして,原稿画像の画像
形成動作が開始されると,原稿トレイ上の原稿が下から
順に1枚毎に送り出され,原稿トレイと画像形成装置本
体上面の原稿露光台との間に形成された循環搬送路を通
って,上記原稿露光台の所定の露光位置まで搬送され停
止する。そして,上記原稿露光台上で露光走査された原
稿に対応する転写紙(用紙の一例)に,上記原稿画像が
正常に画像形成されると,この原稿は上記循環搬送路を
経て原稿トレイ上の最上位の原稿上に戻され,同時に原
稿処理枚数に1が加算される。このような一連の自動原
稿搬送・露光走査・転写紙画像形成動作は,原稿処理枚
数が上記原稿セット枚数に達するまで繰り返される。こ
れによって最終的に,上記原稿は原稿トレイ上で当初の
積載順に戻され,転写紙も例えば転写紙受け上に上記原
稿の積載順に対応して積載されるようになっている。こ
のような画像形成装置としては,例えば特開平1−26
5267号公報に開示されたものがある。上記開示の画
像形成装置では,画像形成装置本体内で転写紙のジャム
が発生しても,この転写紙に対応した原稿は原稿トレイ
の最上部の原稿上に戻される。そこで,使用者によっ
て,ジャム転写紙が取り除かれた後,原稿トレイ上の全
ての原稿が循環搬送路を空送りされる。これによって,
上記ジャム転写紙に対応した原稿が原稿露光台上に戻さ
れて再度露光走査され,新たに給紙された転写紙に画像
形成処理が施される。このように,転写紙のジャムが発
生しても,上記原稿の積載順とこれに対応して画像形成
された転写紙の積載順とを一致させるように構成されて
いる。一方,特開昭58−179873号公報に開示の
画像形成装置では,上記原稿トレイを迂回する迂回経路
が上記循環搬送路に設けられている。そして,転写紙の
ジャムが検出されると,上記原稿露光台からの原稿の搬
送経路を上記迂回経路に切り換え,上記ジャム転写紙に
対応する原稿を原稿トレイに戻さないようにして迂回経
路を経て原稿露光台上に戻して新たな転写紙に対して画
像形成動作をやり直すように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが,上記特開平
1−265267号公報に開示された画像形成装置によ
れば,転写紙にジャムが発生した場合,この転写紙に対
応する原稿を再度原稿露光台上に戻すために,他の残り
の原稿を空送りして一巡させる必要があり,ジャム処理
に時間がかかる。特に,原稿セット枚数が多い場合に
は,このような不具合が一層顕著になる。また,一般に
画像形成装置本体上部に開閉自在に配備される自動原稿
送り装置の重量は,その取扱上の観点から制約がある。
そのため上記自動原稿送り装置は比較的小型に構成され
ている場合が多い。しかしながら,上記特開昭58−1
79873号公報に開示の画像形成装置では,原稿のジ
ャム発生による転写紙の積載順の不一致を解消するため
に,上記循環搬送路に加えて上記迂回経路とこの迂回経
路に原稿を案内するための経路切り換え機構を必要とす
るために複雑な構成が必要であった。また,上記したよ
うに,自動原稿搬送装置内のスペースは一般に小さくさ
れているため,この画像形成装置では,上記原稿露光台
から上記迂回経路への分岐位置までの循環搬送路の距離
を短くせざるをえない場合が多い。そのため,上記原稿
露光台からの原稿を一定以上の搬送速度で搬送した場
合,転写紙のジャム状態を検出した時点では,当該原稿
が上記迂回経路への分岐位置を越え,そのまま原稿トレ
イ上に排出されることもある。そのため,この画像形成
装置によれば,ジャム転写紙による不具合を確実に解消
するためには,原稿露光台からの原稿を比較的高速で搬
送することができなかった。したがって,本発明の第1
の目的は簡単な構成により,例えば転写紙のジャムが生
じても原稿の積載順(並び順)とこれらに対応した転写
紙の積載順(並び順)とを確実かつ迅速に一致させるこ
とのできる画像形成装置を提供することである。
【0004】ところで,近年事務処理効率の向上化を図
るために,画像形成装置に関しても画像形成動作の高速
化が要求されている。そこで,上記原稿露光台上の原稿
の露光走査が終了して,この原稿が原稿トレイに向けて
原稿露光台から循環搬送路に搬出されると,その直後に
次の原稿を原稿露光台上まで搬送することにより,上記
画像形成動作の高速化を図る構成が考えられる。このよ
うな構成においては,上記原稿露光台からすでに搬出さ
れた原稿に対応する転写紙ジャムが発生した場合上記し
たような,当該原稿を原稿露光台上に再度戻さなければ
ならない。しかしながら,この時点では原稿露光台上に
は,次の原稿が送り込まれているため,このままでは,
ジャム転写紙に対応した原稿を上記原稿露光台へ搬入す
る動作が阻害されるといった問題がある。したがって,
本発明の第2の目的は,露光走査後に原稿露光台から搬
出された原稿に対応する転写紙のジャムが発生し,次の
原稿が原稿露光台上に送り込まれた場合であっても,上
記ジャム転写紙に対応する原稿を支障なく原稿露光台上
に迅速に戻すことのできる画像形成装置を提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために,第1の発明は,複数の原稿を積載可能の原稿
トレイと,上記原稿を載置し,露光走査するための原稿
露光台と,上記原稿トレイより1枚づつ送り出された原
稿を上記原稿露光台まで搬送した後排出するための排出
搬送路とを備えてなる画像形成装置において,上記露光
走査された原稿に対応して画像形成処理された用紙のジ
ャム状態を検出するジャム検知手段と,上記排出される
前の原稿を一時保持する原稿保持手段と,上記ジャム検
知手段により上記用紙のジャム状態が検出されないと
き,上記原稿保持手段による原稿の保持状態を解除して
当該原稿を排出する原稿排出手段と,上記用紙のジャム
状態が検出されたとき,上記原稿の保持状態を解除して
当該原稿を上記原稿露光台まで逆送させた後再度露光走
査させる第1の再露光走査手段とを具備してなることを
特徴とする画像形成装置として構成されている。また上
記第2の目的を達成するために,第2の発明は,複数の
原稿を積載可能の原稿トレイと,上記原稿を載置し,露
光走査するための原稿露光台と,上記原稿トレイより1
枚づつ送り出された原稿を上記原稿露光台まで搬送した
後排出するための排出搬送路とを備えなる画像形成装置
において,上記露光操作された原稿に対応して画像形成
処理された用紙のジャム状態を検出するジャム検知手段
と,排出戻される前の原稿を一時保持する原稿保持手段
と,上記循環搬送路に接続され,上記一時保持された原
稿の次に上記原稿露光台に搬送された原稿を上記原稿露
光台から退避させるための退避経路と,上記ジャム検知
手段により上記用紙のジャム状態が検出されないとき,
上記原稿保持手段による原稿の保持状態を解除して当該
原稿を排出する原稿排出手段と,上記用紙のジャム状態
が検出されたとき,上記原稿露光台の次の原稿を上記退
避経路に退避させるとともに,上記一時保持された原稿
を上記原稿露光台まで逆送して再度露光走査させた後,
上記退避経路に退避している次の原稿を上記原稿露光台
に戻す第2の再露光走査手段とを具備してなることを特
徴とする画像形成装置として構成されている。
【0006】
【作用】上記第1の発明に係る画像形成装置において
は,原稿トレイから循環搬送路を通して原稿露光台まで
搬送された原稿は,露光走査後に上記原稿トレイに向け
て戻される。そして,当該原稿は上記循環搬送路に設け
られた簡素な構成たる原稿保持手段により排出される前
に一時保持される。ここで,上記露光走査された原稿に
対応して画像形成された用紙のジャム状態が検出される
と,当該原稿はその保持状態が解除されて原稿露光台ま
で逆送された後,再度露光走査される。そして,上記用
紙のジャム状態が検出されなくなった時,即ち,当該原
稿に対応する用紙が,装置外に正常に搬出されるまで,
当該原稿が原稿トレイに戻されることはない。従って,
上記用紙にジャムが発生しても,原稿の積載順とこれら
に対応した用紙の積載順とを確実且つ迅速に一致させる
ことができる。また,上記第2の発明に係る画像形成装
置においては,上記搬送路に加えて,この搬送路に接続
され,上記一時保持された原稿の次に上記原稿露光台に
搬送された原稿を上記原稿露光台から退避させるための
退避経路が設けられている。そして,上記一時保持され
た原稿に対応する用紙のジャム状態が検出されると,上
記原稿露光台上の次の原稿は上記原稿露光台から搬出さ
れて退避経路に退避される。続いて,上記一時保持され
た原稿が,上記原稿露光台まで逆送され,再度露光走査
された後,搬送路をもどって再び上記原稿保持手段によ
り一時保持される。その後,上記退避経路に退避してい
る次の原稿が原稿露光台に戻されて露光走査される。
【0007】
【実施例】以下添付図面を参照して,本発明を具体化し
た実施例につき説明し,本発明の理解に供する。尚,以
下の実施例は,本発明を具体化した一例であって,本発
明の技術的範囲を限定する性格のものではない。ここ
に,図1は本発明の一実施例に係る自動原稿送り装置を
備えた複写機を示す概略構成図,図2は上記複写機の制
御系統を示すブロック図,図3は上記複写機の動作の処
理手順を示すフローチャート,図4は上記複写機による
原稿画像の正常の複写動作(転写紙ジャムを生じない動
作)を示す状態説明図(その(a)は露光走査後の原稿
が排出ローラに一時保持されこの原稿画像転写後の転写
紙が定着ローラの手前にある状態を示す状態説明図,そ
の(b)は(a)における用紙が定着処理後に転写紙受
けに排出され,上記原稿が原稿トレイに排出された状態
を示す状態説明図),図5は画像転写後の転写紙がジャ
ム状態になった場合の一連の動作を示す状態説明図
((a)は上記排出ローラにより保持中の原稿D1に対
応する転写紙が定着ローラ手前でジャム状態P1 ′にな
り,次の原稿D2 が原稿露光台上にある状態を示す状態
説明図,(b)は(a)における原稿D2 が退避経路に
退避し,上記原稿D1 が原稿露光台上に戻された状態を
示す状態説明図,(c)は(b)における原稿D1 が排
出ローラに保持されこの原稿D1 に対応する転写紙P1
が正常に画像形成された後,転写紙受けに排出されると
共に,退避経路に退避していた原稿D2 が原稿露光台上
に戻された状態を示す状態説明図,(d)は(c)にお
ける原稿D1 が原稿トレイに排出され,上記原稿D2
排出ローラに一時保持されると共に,その次の原稿D3
が原稿露光台上に搬送された状態を示す状態説明図)で
ある。
【0008】以下の実施例では原稿が原稿トレイから原
稿露光台を経て再び原稿トレに戻される循環型の搬送経
路を備えた装置について説明しているが,本発明はこれ
に限らず,原稿トレイとは別個に原稿用排出トレイ等の
排出部を備えた装置にも適用可能である。本実施例に係
る複写機1は,図1に示すように,上面に原稿Dを載置
して露光走査するための原稿露光台3を上部に有してな
る複写機本体30と,この複写機本体30の上面に上記
原稿露光台3に対し開閉自在に設けられた自動原稿送り
装置2とを備えてなっている。上記自動原稿送り装置2
の上部には,上面に複数枚の原稿Dを積載可能の原稿ト
レイ21が設けられている。また,上記自動原稿送り装
置2の内部には,上記原稿トレイ21の下端部近傍に形
成された原稿搬入口11と連通し,上記原稿トレイ21
上の原稿Dを装置内に1枚づつ搬入するための搬送経路
16と,この搬送経路16と連通し,上記原稿露光台3
の上方に形成される搬送経路17と,この搬送経路17
と連通し,上記原稿露光台3上の原稿Dを排出するため
の搬送経路18と,この搬送経路18と連通し,上記原
稿トレイ21の上方に形成された原稿排出口20に向け
て原稿Dを案内するための搬送経路19とが形成されて
いる。即ち,上記各搬送経路16〜19より,本発明に
いう循環搬送路が構成されている。そして,上記搬送経
路17の上方には,駆動ローラ14と従動ローラ15と
の間に巻き掛けられた搬送ベルト22が配備されてい
る。この搬送ベルト22によって,上記搬送経路16か
らの原稿Dは,原稿露光台3上の所定の露光位置まで搬
送されて停止されると共に,露光走査後にこの原稿Dは
原稿露光台3上から搬送経路18に向けて搬出される。
また,上記原稿搬入口11の近傍には,原稿トレイ21
上の原稿Dを下から順に1枚づつ適時のタイミングで搬
送経路16に搬入する原稿送り込みローラ13が設けら
れている。そして,上記搬送経路18からの原稿Pを搬
送経路19に搬送する反転ローラ4が上記搬送経路18
と搬送経路19との連通部分に設けられている。一方,
上記原稿排出口20の近傍には,上記搬送経路19から
の原稿を一時停止させて保持し,この原稿Dに対応して
画像形成される転写紙P(用紙の一例)のジャム有無の
状態に応じて上記原稿Dの保持を解除し原稿トレイ21
上に排出するか原稿露光台3上に戻す一対の排出ローラ
5が設けられている。更に,上記搬送経路17の従動ロ
ーラ15側端部には,この搬送経路17と連通し,原稿
露光台3上の原稿Dを必要に応じて一時退避させるため
の退避経路10が形成されている。この退避経路10の
入口近傍には上記搬送経路17からの原稿Dを上記退避
経路10に搬入・排出する搬送ローラ6が設けられてい
る。そして,上記排出ローラ5,搬送ローラ6により搬
送される原稿を検出し,これらの原稿Dの後端が通過し
た時,検出信号を出力する原稿検知センサ7,8が,上
記排出ローラ5の原稿排出方向上流側,上記搬送ローラ
6の退避経路10への原稿搬入方向上流側にそれぞれ配
備されている。
【0009】一方,上記複写機本体30は,汎用の複写
機とほぼ同様に構成されている。従って,この複写機本
体30では,給紙カセット24に収容された転写紙Pが
図中一点鎖線で示す転写紙搬送軌跡Cに沿って搬送され
る。そこで,原稿露光台3上の原稿Bの露光走査により
得た原稿画像に基づいて,感光体ドラム23上に形成さ
れたトナー画像は,所定の始動タイミングで駆動される
レジストローラ26により送り出された転写紙P上に転
写される。このようにトナー画像転写後の転写紙Pは搬
送中に転写紙検知センサ27により検出され,その後端
が上記転写紙検知センサ27を通過した時,この転写紙
検知センサ27から検出信号が出力される。その後,上
記転写紙Pは,定着ローラ12によりトナー画像の定着
処理を施された後,機外の転写紙受け25上に排出され
る。この時,上記転写紙Pは定着ローラ12の直後に設
けた転写紙検知センサ9により検出され,その後端の通
過時に検出信号が上記転写紙検知センサ9から出力され
る。尚,当該装置においては上記レジストローラ26か
ら転写紙検知センサ27まで,又はこの転写紙検知セン
サ27から次の転写紙検知センサ9までの上記転写紙P
の搬送速度はそれぞれ所定の速度に決められている。そ
のため,それぞれの搬送区間において,上記転写紙Pの
搬送状態が正常であれば,レジストローラ26の起動タ
イミングと転写紙検知センサ27からの検出信号の出力
タイミングとの間で計時される時間又は各転写紙検知セ
ンサ27,9からのそれぞれの検出信号の出力信号の間
で計時される時間もそれぞれ所定の時間である。逆言す
れば,各用紙搬送区間にて計時された時間が,それぞれ
の所定の時間よりも長くなると,該当する用紙搬送区間
にて転写紙Pがジャム状態になったと判断することがで
きる。また,上記複写機1の動作を制御する制御部40
は複写機本体30内に配備され,図2に示すように,中
央演算処理装置CPUを中心として構成されている。そ
して,上記制御部40の入力側には,上記原稿検知セン
サ7,8,上記転写紙検知センサ9,27,複写機動作
開始用のプリントボタンPB,図示せぬ露光走査部の走
行開始・往復動後の帰還状態を検出するホームポジショ
ンスイッチHPSW及び各種スイッチ・センサ,その他
が接続されている。また,上記制御部40の出力側に
は,上記反転ローラ4,排出ローラ5,搬送ローラ6,
駆動ローラ14,レジストローラ26とこれらを駆動す
るそれぞれの駆動源とを断続可能に接続するクラッチ4
a ,5a ,6a ,14a ,26a がそれぞれ接続され,
更には,その他の駆動クラッチ,上記露光走査部41の
光源(不図示),各種モータ,その他が接続されてい
る。
【0010】本実施例に係る複写機1は上記したように
構成されている。引続き,上記複写機1による自動原稿
送り動作及び転写紙Pの搬送状態につき,図3のフロー
チャートを中心とし,図4及び図5を併用し,更には,
図1及び図2を参照しつつ以下説明する。尚,図3中の
S1,S2,…はそれぞれ動作ステップを示す。また,
図3のフローチャートとして表された処理手順はプログ
ラムデータとして,上記制御部40のメモリMに予め,
記憶されている。最初に上記原稿トレイ21上に例えば
4枚の原稿D(下から順にD1 〜D4 で示す)が使用者
によりセット(積載)され(S1)た場合を想定する。
続いて,上記原稿Dの原稿セット枚数N(ここではN=
4)が使用者により入力スイッチ(図外)から設定入力
される(S2)。そこで,プリントボタンPBがONさ
れると(S3),上記複写機1は自動原稿送り動作及び
転写紙Pへの原稿画像の複写動作を開始する。先ず,上
記原稿トレイ21上の一番下の原稿D1 が原稿送り込み
ローラ13の駆動により搬送経路16に送り込まれ,同
時に駆動クラッチ14a の接続動作によって駆動される
駆動ローラ14及び搬送ベルト22により搬送経路17
に搬入され,原稿露光台3の所定の露光位置まで搬送さ
れて停止する(S4)。そこで,上記露光走査部41に
よる原稿D1 の露光走査が実行され,この動作の開始・
終了は上記ホームポジションスイッチHPSWにより検
出される(S5)。そして,上記露光走査により得た原
稿画像は,感光体ドラム23上でトナー像として現像化
される。
【0011】そして,上記感光体ドラム23の回転速度
に同期して,レジストローラ26が駆動クラッチ26a
の接続により起動・回転駆動され,最初の転写紙P1
送り出す(S6)。同時に計時が開始される。上記転写
紙P1 がトナー像を転写するため,矢印G方向に搬送さ
れ,上記転写紙検知センサ27を通過する。この時,転
写紙P1 に対する検出信号が転写紙検知センサ27から
出力され,この信号出力時点までに計時された時間と予
め設定された当該搬送区間の正常な搬送に要する所定時
間とが比較され,上記計時された時間が上記所定時間よ
りも長い時(S7,Y),露光走査時の転写紙P1 がジ
ャム状態になったと判断される。即ち,上記ステップS
7において転写紙のジャム状態を検出する機能を実現す
る手段が本発明にいうジャム検知手段の一例である。そ
こで,使用者によってジャム状態の転写紙Pが除去処理
された後(S8),再度プリントボタンPBがONされ
る(S9)。これによって処理手順はステップS5に戻
り,ステップS6及びステップS7の処理が繰り返し実
行される。そして,露光走査時の転写紙P1 がジャム状
態でないと判断されると(S7,N),上記原稿D1
露光走査処理が完了しているか否かが上記ホームポジシ
ョンスイッチHPSWからの露光走査部41の期間検出
信号の出力によって判断される(S10)。上記露光走
査部41による露光走査処理が完了するまで(S10,
N),ステップS7〜S10の処理が繰り返される。そ
して,上記露光走査処理が完了した場合(S10,
Y),駆動ローラ14の逆転駆動,搬送ベルト22の矢
印R方向への逆送りにより,上記原稿D1 は原稿露光台
3から搬送経路18に排出され,更に搬送経路19を経
て原稿排出口20まで搬送される(S11,図4(a)
参照)。ここで,上記原稿検知センサ7により原稿D1
の後端通過時に検出信号が出力されると,排出ローラ5
は上記原稿D1 の後端を保持した状態で駆動停止される
(S12図4(a)参照)。上記のように原稿トレイに
戻される前の原稿を一時的に保持する排出ローラ5が原
稿保持手段を構成する。
【0012】続いて,ステップS13において,上記退
避経路10に別の原稿があるか否かが判断される。この
時点では1枚目の原稿D1 を循環搬送路内に搬入してい
る状態であるので,対比経路10には原稿が無い。従っ
て処理手順はS14に移る。そこで,原稿トレイ21の
次の原稿D2 が原稿露光台3上に搬送される(図5
(a)参照)。そして,各転写紙検知センサ9,27間
にて計時された時間が予め設定された転写紙Dを正常に
搬送するのに要する所定の時間を越えるか否かによって
当該転写紙搬送区間における転写紙のジャム状態が判断
される(S15)。即ち,ステップS15において実行
されるジャム有無の判断処理の機能を実現する手段が本
発明にいうジャム検知手段の別例である。この場合,上
記計時された時間と上記所定時間とがほぼ一致して(ジ
ャムが発生していないために)上記転写紙P1 が転写紙
受け25上に排出されれば(S15,N),一時保持中
の原稿D1 は排出ローラ15の起動により原稿トレイ2
1上へ排出される(S20,図4(b)),(上記排出
ローラ5によって原稿D1の保持状態を解除して原稿D
1 を原稿トレイ21上へ排出する機能を実現するのが原
稿排出手段の例である。同時に,上記原稿セット枚数n
が一つデクリメントされ(S21),ステップS22の
処理に移行する。ところで,上記ステップS15におい
て,画像転写後の転写紙がジャム状態であると判断され
た時(Y)(図5(a)参照),この時点で原稿露光台
3上にある次の原稿D2 は搬送ベルト22の駆動により
矢印F方向に搬送され,更に搬送ローラ6の駆動により
その後端が上記原稿検知センサ8を通過するまで退避経
路10内に搬入され,上記搬送ローラの停止によって係
止される(S16,図5(b)参照)。そこで,上記排
出ローラ5に保持されている原稿D1 は排出ローラ5,
反転ローラ4の逆転駆動及び搬送ベルト22の駆動によ
り搬送経路19,18を逆送された後,上記原稿露光台
3上の搬送経路17に送られる(S17)。その後,上
記ジャム状態の転写紙P1 ′が使用者により除去処理さ
れ(S18),プリントボタンPBがONされることに
より(S23),上記のように戻された原稿D1が再度
露光走査され(S5),以下上記したと同様の処理(ス
テップS6〜S13)が実行される。
【0013】この場合,上記退避経路10には,原稿D
2 があるので(S13,Y),この原稿D2 は搬送ロー
ラ6の逆転駆動により上記退避経路10から排出され,
搬送ベルト22の駆動によって原稿露光台3の所定の露
光位置に再送りされて(S19),図5(c)参照),
この原稿D2 に対する露光走査(S5)が開始される。
そして,図5(c)に示すように,原稿D1 に対応する
転写紙P1 が,ジャム状態を生じることなく,上記転写
紙受け25上に排出されると,図5(d)に示すよう
に,この原稿D1 は排出ローラ5の駆動により原稿排出
口20から上記原稿トレイ21上に排出され,次の原稿
2 が続いて上記排出ローラによって一時保持される。
この時,更に次の原稿D3 が搬送経路16を経て上記原
稿露光台3上に搬送されている。上記のように 上記用
紙のジャム状態が検出されたとき,上記原稿露光台の次
の原稿を上記退避経路に退避させるとともに,上記一時
保持された原稿を上記原稿露光台まで逆送して再度露光
走査させた後,上記退避岐路に退避している次の原稿を
上記原稿露光台に戻す機能を実現するのが第2の再露光
操作手段の一例である。上記したようなステップS4〜
S23における処理は全ての原稿D1 〜D4 に対応する
それぞれの転写紙P1 〜P4 が原稿の露光走査時につい
ても,また画像転写時についてもジャム状態を生じるこ
となく,正常な状態で上記転写紙受け25上に全て排出
されるまで(S22,Y)繰り返し実行される。即ち,
上記ステップS15(Y)〜S18,S23,S5〜S
13(Y),S19)による処理の機能を実現する手段
が,本発明にいう第2の再露光走査手段の一例である。
尚,上記した実施例装置では,図1に示すように,原稿
Dの循環経路として,原稿Dを原稿露光台3上で矢印F
方向とこの方向と反対の矢印R方向とに搬送・逆送させ
る経路を採用したが,このような循環搬送路に限定され
るのではなく,例えば図中原稿トレイ21の右端上方に
原稿排出口を配備し,矢印F方向にのみ用紙を循環搬送
させる循環搬送路を採用すことも可能である。このよう
な構成においては,上記実施例の退避経路10に相当す
る経路はこの循環搬送路から分岐して接続される。
【0014】
【発明の効果】第1の発明は,上記したように構成され
ているので,周知の原稿搬送路に対し,露光走査後の原
稿を原稿トレイに戻される前に一時保持する原稿保持手
段を主として設けた簡単な構成とすることができる。そ
して,このような簡単な構成により,例えば用紙のジャ
ム発生に起因して不一致となる原稿の積載順とこれらに
対応した画像形成後の用紙の積載順とを確実且つ迅速に
一致させることができる。また,高速の画像形成処理に
役立つ第2の発明は,上記したように構成されているの
で,露光走査後に原稿露光台から排出される原稿に対応
する転写紙にジャムが発生し,次の原稿が原稿露光台上
に送り込まれるような構成であっても,転写紙がジャム
状態になった時,当該ジャム状態の転写紙に対応する原
稿を支障なく原稿露光台へ迅速に戻すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る自動原稿送り装置を
備えた複写機を示す概略構成図。
【図2】 上記複写機の制御系統を示すブロック図。
【図3】 上記複写機の動作の処理手順を示すフローチ
ャート。
【図4】 上記複写機による原稿画像の正常の複写動作
(転写紙ジャムを生じない動作)を示す状態説明図(そ
の(a)は露光走査後の原稿が排出ローラに一時保持さ
れこの原稿画像転写後の転写紙が定着ローラの手前にあ
る状態を示す状態説明図,その(b)は(a)における
用紙が定着処理後に転写紙受けに排出され,上記原稿が
原稿トレイに排出された状態を示す状態説明図)。
【図5】 画像転写後の転写紙がジャム状態になった場
合の一連の動作を示す状態説明図((a)は上記排出ロ
ーラにより保持中の原稿D1 に対応する転写紙が定着ロ
ーラ手前でジャム状態P1 ′になり,次の原稿D2 が原
稿露光台上にある状態を示す状態説明図,(b)は
(a)における原稿D2 が退避経路に退避し,上記原稿
1 が原稿露光台上に戻された状態を示す状態説明図,
(c)は(b)における原稿D1 が排出ローラに保持さ
れこの原稿D1 に対応する転写紙P1が正常に画像形成
された後,転写紙受けに排出されると共に,退避経路に
退避していた原稿D2 が原稿露光台上に戻された状態を
示す状態説明図,(d)は(c)における原稿D1 が原
稿トレイに排出され,上記原稿D2 が排出ローラに一時
保持されると共に,その次の原稿D3 が原稿露光台上に
搬送された状態を示す状態説明図)。
【符号の説明】
1…複写機 2…自動原稿送り装置 3…原稿露光台 4…反転ローラ 5…排出ローラ 6…搬送ローラ 7,8…原稿検知センサ 9…転写紙検知センサ 10…退避経路 16〜19…搬送経路 21…原稿トレイ 22…搬送ベルト 27…転写紙検知センサ 40…制御部 D…原稿 P…転写紙(用紙)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/00 108 K 7046−5C

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の原稿を積載可能の原稿トレイと,
    上記原稿を載置し,露光走査するための原稿露光台と,
    上記原稿トレイより1枚づつ送り出された原稿を上記原
    稿露光台まで搬送した後排出するための搬送路とを備え
    てなる画像形成装置において, 上記露光走査された原稿に対応して画像形成処理された
    用紙のジャム状態を検出するジャム検知手段と, 上記排出される前の原稿を一時保持する原稿保持手段
    と, 上記ジャム検知手段により上記用紙のジャム状態が検出
    されないとき,上記原稿保持手段による原稿の保持状態
    を解除して当該原稿を排出する原稿排出手段と, 上記用紙のジャム状態が検出されたとき,上記原稿の保
    持状態を解除して当該原稿を上記原稿露光台まで逆送さ
    せた後再度露光走査させる第1の再露光走査手段とを具
    備してなることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 複数の原稿を積載可能の原稿トレイと,
    上記原稿を載置し,露光走査するための原稿露光台と,
    上記原稿トレイより1枚づつ送り出された原稿を上記原
    稿露光台まで搬送した後排出するための搬送路とを備え
    なる画像形成装置において, 上記露光走査された原稿に対応して画像形成処理された
    用紙のジャム状態を検出するジャム検知手段と, 排出される前の原稿を一時保持する原稿保持手段と, 上記搬送路に接続され,上記一時保持された原稿の次に
    上記原稿露光台に搬送された原稿を上記原稿露光台から
    退避させるための退避経路と, 上記ジャム検知手段により上記用紙のジャム状態が検出
    されないとき,上記原稿保持手段による原稿の保持状態
    を解除して当該原稿を排出する原稿排出手段と, 上記用紙のジャム状態が検出されたとき,上記原稿露光
    台の次の原稿を上記退避経路に退避させるとともに,上
    記一時保持された原稿を上記原稿露光台まで逆送して再
    度露光走査させた後,上記退避経路に退避している次の
    原稿を上記原稿露光台に戻す第2の再露光走査手段とを
    具備してなることを特徴とする画像形成装置。
JP4319157A 1992-11-30 1992-11-30 画像形成装置 Pending JPH06156809A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4319157A JPH06156809A (ja) 1992-11-30 1992-11-30 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4319157A JPH06156809A (ja) 1992-11-30 1992-11-30 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06156809A true JPH06156809A (ja) 1994-06-03

Family

ID=18107075

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4319157A Pending JPH06156809A (ja) 1992-11-30 1992-11-30 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06156809A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07120984A (ja) 画像形成装置の用紙搬送装置
JPH03179463A (ja) 画像形成装置の制御方法
JPS5982247A (ja) シ−ト収納搬送装置
JPH06156809A (ja) 画像形成装置
JP4227559B2 (ja) 画像形成装置及び画像読取装置
JP3018823B2 (ja) 非循環式シート材搬送装置
JPH04144885A (ja) 原稿自動循環給送装置
JP3617533B2 (ja) 原稿搬送装置
JP3556421B2 (ja) 画像形成装置
JPH06148978A (ja) 循環式原稿搬送装置
JP2006201658A (ja) 画像形成装置
JP3098833B2 (ja) 自動原稿搬送装置の制御方法
JP2005132616A (ja) 用紙後処理装置
JP2003076072A (ja) 画像形成装置
JPS6158378B2 (ja)
JP2930617B2 (ja) 原稿自動循環装置
JP2000016662A (ja) シート搬送装置及びこれを備える画像形成装置
JPH0398059A (ja) 複合画像形成装置
JP2837535B2 (ja) 原稿自動循環給送装置及びその原稿セツト異常処理方法
JP2584142B2 (ja) 自動原稿搬送装置
JP2735424B2 (ja) 原稿送り装置
JP3498002B2 (ja) 画像形成装置の用紙揃え装置および用紙揃え方法
JPH063010Y2 (ja) シート整合装置
JPH08133588A (ja) 循環式原稿自動送り装置
JPS6214172A (ja) 自動両面複写機