JPH06156530A - 密閉二重袋用包装材 - Google Patents

密閉二重袋用包装材

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Publication number
JPH06156530A
JPH06156530A JP33256292A JP33256292A JPH06156530A JP H06156530 A JPH06156530 A JP H06156530A JP 33256292 A JP33256292 A JP 33256292A JP 33256292 A JP33256292 A JP 33256292A JP H06156530 A JPH06156530 A JP H06156530A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film layer
bag
layer
side film
surface side
Prior art date
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Pending
Application number
JP33256292A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Imoto
義典 井元
Kazuhiro Nagata
和裕 永田
Kaoru Watanabe
薫 渡辺
Hideharu Yamagishi
秀春 山岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP33256292A priority Critical patent/JPH06156530A/ja
Publication of JPH06156530A publication Critical patent/JPH06156530A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Bag Frames (AREA)
  • Packages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】真空包装体を得る場合に、包装体内の内填物の
凹凸が包装袋の表面にそのまま凹凸として現出するよう
なことのない密閉袋が得られる密閉二重袋用包装材を提
供する。 【構成】表面側フィルム層と内面側フィルム層とが重ね
合わされ、その縁辺部のうちの少なくとも1部に形成さ
れている貼着部によって両者が接合されている密閉二重
袋用包装材において、前記貼着部の1部がシール抜け部
とされており、表面側フィルム層と内面側フィルム層と
の間が該シール抜け部において大気と連通している密閉
二重袋用包装材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば茶葉やコーヒー
豆等の真空包装体を得る際の密閉袋に製袋される密閉二
重袋用包装材に関する。
【0002】
【従来の技術】内填物の新鮮さを保持する真空包装体
は、真空による減容のために内填物に対して包装材がタ
イト接当し、内填物の凹凸が包装袋の表面にそのまま凹
凸として現出してしまう。
【0003】このことにより、内填物が充填されている
真空包装体の流通工程中に、該真空包装体に、擦れ,
傷,ピンホール等が発生し易く、真空包装体としての機
能を十分に果たし得なくなることがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、真空
包装体を得る場合において、包装体内の内填物の凹凸が
包装袋の表面にそのまま凹凸として現出するようなこと
のない密閉袋が製袋される密閉二重袋用包装材を提供す
ることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の密閉二重袋用包
装材は、表面側フィルム層と内面側フィルム層とが重ね
合わされ、その縁辺部のうちの少なくとも1部に形成さ
れている貼着部によって両者が接合されてなるもので、
前記貼着部の1部がシール抜け部とされており、表面側
フィルム層と内面側フィルム層との間が該シール抜け部
において大気と連通している構成からなる。
【0006】かかる構成による密閉二重袋用包装材は、
表面側フィルム層と内面側フィルム層とを接合している
貼着部に形成されているシール抜け部、すなわち、表面
側フィルム層と内面側フィルム層とが重ね合わされ、そ
の縁辺部のうちの少なくとも1部に形成されている貼着
部に形成されているシール抜け部が閉塞されることのな
いようにして、内填物が充填されている真空包装体の密
閉袋に製袋される。
【0007】また、表面側フィルム層と内面側フィルム
層とを重ね合わせた2枚重ねの包装材の縁辺部同士のう
ちの接合されていない部分は、密閉袋の封緘部を形成す
る際に同時に接合され、表面側フィルム層と内面側フィ
ルム層との間の貼着部として形成される。
【0008】前記構成による本発明の密閉二重袋用包装
材において、表面側フィルム層としては、通常裏刷りに
よる印刷化粧加工が施されているポリプロピレン,ポリ
エステル,ナイロン等による厚さ10〜30μ程度の延
伸プラスチックフィルムあるいはこれらの延伸延伸プラ
スチックフィルムとその他の熱可塑性樹脂フィルムとの
積層フィルム等が利用される。
【0009】また、内面側フィルム層としては、ポリプ
ロピレン,ポリエステル,ナイロン等による厚さ10〜
30μ程度の延伸プラスチックフィルムと、バリヤー層
と、シーラント用樹脂層とが順次積層されてなる積層フ
ィルムが利用され、通常、酸素ガス透過量が10cc/
2 ・24hrs・atm(20℃,dry)以下の酸
素ガスバリヤー性を有するものが利用される。
【0010】内面側フィルム層におけるシーラント用樹
脂層は、密閉袋の封緘部を形成するためのもので、例え
ば、低密度ポリエチレン,線状低密度ポリエチレン,ポ
リプロピレン,エチレン−酢酸ビニル共重合体等で形成
することができる。なお、本発明の密閉二重袋用包装材
は、この内面側フィルム層におけるシーラント用樹脂層
が内填物と接する側となるようにして製袋される。
【0011】内面側フィルム層の積層構成材料として利
用されるバリヤー層は、内面側フィルム層に酸素ガス透
過量が10cc/m2 ・24hrs・atm(20℃,
dry)以下の酸素ガスバリヤー性を具備させるもので
あり、例えば、Al箔等の金属箔、酸化亜鉛,酸化珪
素,酸化インジウム,酸化チタン,酸化Al等の無機酸
化物や両性金属類の酸化物の蒸着フィルム、エチレン−
ビニルアルコール共重合体や塩化ビニリデン等によるバ
リヤー性プラスチックフィルム、エチレン−ビニルアル
コール共重合体や塩化ビニリデン等の樹脂等のバリヤー
性樹脂をコーティングしたプラスチックフィルム等が使
用される。
【0012】本発明の密閉二重袋用包装材の縁辺部にお
いて、表面側フィルム層と内面側フィルム層とを接合し
ている貼着部は、表面側フィルム層の裏面と内面側フィ
ルム層の表面との間に介在するヒートシール層を利用す
るヒートシールや、ドライラミネート等によって形成さ
れる。表面側フィルム層の裏面と内面側フィルム層の表
面との間に介在するこのヒートシール層は、前述のシー
ラント用樹脂層と同様に、例えば、低密度ポリエチレ
ン,線状低密度ポリエチレン,ポリプロピレン,エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体等で形成することができる。
【0013】表面側フィルム層と内面側フィルム層とを
重ね合わせた後の縁辺部同士の間の貼着部に形成されて
いるシール抜け部は、縁辺部の長さの1〜4割程度の割
合で形成されていれば十分であり、通常3mm以上の長
さのシール抜け部として形成されるのが好ましい。
【0014】以上の通りの構成による本発明の密閉二重
袋用包装材による包装袋は、L型製袋方式,三方製袋方
式,ピロー型製袋方式,ガセット型製袋方式等による製
袋方法によって二重袋に製袋される。そして、これに続
く内填物の充填及び減圧と開口部の封緘とによる真空包
装体の製造工程が一連の連続工程で行なわれ、密閉袋が
形成される。
【0015】
【実施例】以下、本発明の密閉二重袋用包装材の具体的
な構成を製造実施例に基づいて説明する。
【0016】実施例1 「表面側フィルム層の形成」裏刷りによる化粧加工印刷
が付されている厚さ12μの2軸延伸ポリエチレンテレ
フタレートフィルムの印刷化粧加工面の長さ方向の1対
の縁辺部に、幅5mmに亙って、低密度ポリエチレン樹
脂の溶融押し出し層からなるヒートシール層を、途中に
長さ5mmのヒートシール層の無い部分を25mmの間
隔を置いて形成することにより、4周縁辺部のうちの対
向する2辺の縁辺部の裏面に、その1部が抜けているヒ
ートシール層を有する表面側フィルム層を得た。
【0017】「内面側フィルム層の形成」厚さ12μの
2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムとAl箔
とを低密度ポリエチレン樹脂の溶融押し出し層を介して
積層した後、Al箔面に対して低密度ポリエチレンフィ
ルムを同じく低密度ポリエチレン樹脂の溶融押し出し層
を介して積層することにより、低密度ポリエチレンフィ
ルムによるシーラント層を有する内面側フィルム層を得
た。
【0018】「密閉二重袋用包装材の製造」表面側フィ
ルム層の裏面と内面側フィルム層における2軸延伸ポリ
エチレンテレフタレートフィルム面とを重ね合わせ、長
さ方向の縁辺部同士をヒートシール層を利用して接合す
ることにより、貼着部を形成した。
【0019】かくして、表面側フィルム層と内面側フィ
ルム層とが重ね合わされ、その長さ方向の縁辺部で接合
し、かつ、該縁辺部の1部にシール抜け部が形成されて
いる包装材からなり、表面側フィルム層と内面側フィル
ム層との間が、前記シール抜け部を通して大気と連通し
ている本発明の1実施例品である密閉二重袋用包装材を
得た。
【0020】比較例1 裏刷りによる化粧加工印刷が付されている厚さ12μの
2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの化粧加
工印刷面と、Al箔とを低密度ポリエチレン樹脂の溶融
押し出し層を介して積層した後、Al箔面に対して低密
度ポリエチレンフィルムを同じく低密度ポリエチレン樹
脂の溶融押し出し層を介して積層することにより、低密
度ポリエチレンフィルムによるシーラント層を有する比
較のための袋用包装材を得た。
【0021】「実験」前記実施例1による密閉二重袋用
包装材と比較例1による袋用包装材とを利用し、包装材
の長さ方向の縁辺部が背シール部に位置するガセット型
の包装袋を、各包装材の低密度ポリエチレンフィルムに
よるシーラント層を利用するヒートシール方式によっ
て、包装袋の内周面層が低密度ポリエチレンフィルムの
シーラント層によって形成されている包装袋を得た。
【0022】なお、包装材の幅方向の縁辺部同士の貼着
は、包装袋の封緘部の形成と同時に行なった。また、ガ
セット型の包装袋の背シール部はドライラミネー法によ
って形成した。
【0023】得られたガセット型の包装袋の開口部から
コーヒー豆を充填し、真空密封包装することにより、2
種類の真空包装体を得た。
【0024】実施例品による包装材を利用した真空包装
体には、包装材の表面フィルム層と裏面フィルム層との
間に、表面フィルム層と裏面フィルム層との間の貼着部
に形成されているシール抜け部を通して空気が侵入し、
表面フィルム層と裏面フィルム層との間に空気層からな
る緩衝層が生成したため、コーヒー豆による凹凸が包装
体の表面に現出されることなく、表面側フィルム層に付
されている印刷化粧加工が整然として視認されたが、比
較例品による真空密封包装体には、コーヒー豆による凹
凸が包装材の表現に現出され、これによって、包装材に
付されていた印刷化粧加工印刷が歪んでしまい、見苦し
い外観の包装体になった。
【0025】
【発明の作用,効果】本発明の密閉二重袋用包装材を利
用して得られる真空包装体には、該真空包装体の密閉袋
を構成している包装材の内面側フィルム層と表面側フィ
ルム層との間に空気の緩衝層が形成されるため、内面側
フィルム層のみが密閉袋内の内填物とタイトに接し、表
面側フィルム層は包装体内の内填物に対してはフリーの
状態に維持される。
【0026】このため、内填物の凹凸が包装袋の表面側
フィルム層に現出することがなく、真空包装体の流通工
程中における擦れ,傷,ピンホール等が発生がなくな
り、真空包装体としての機能が良好に果たされる。
【0027】また、本発明の密閉二重袋用包装材を利用
して得られる真空包装体は、内面側フィルム層と表面側
フィルム層との間に存在する空気の緩衝層によって、表
面側フィルム層が内填物の形状の影響を受けることなく
整然とした状態を保持するため、表面側フィルム層に付
されている印刷化粧加工が歪むようなことがなく、美麗
な印刷模様が現出される。
フロントページの続き (72)発明者 山岸 秀春 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面側フィルム層と内面側フィルム層
    とが重ね合わされ、その縁辺部のうちの少なくとも1部
    に形成されている貼着部によって両者が接合されている
    密閉二重袋用包装材において、前記貼着部の1部がシー
    ル抜け部とされており、表面側フィルム層と内面側フィ
    ルム層との間が該シール抜け部において大気と連通して
    いることを特徴とする密閉二重袋用包装材。
JP33256292A 1992-11-18 1992-11-18 密閉二重袋用包装材 Pending JPH06156530A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33256292A JPH06156530A (ja) 1992-11-18 1992-11-18 密閉二重袋用包装材

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JP33256292A JPH06156530A (ja) 1992-11-18 1992-11-18 密閉二重袋用包装材

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JPH06156530A true JPH06156530A (ja) 1994-06-03

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JP (1) JPH06156530A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002066227A1 (en) * 2001-02-21 2002-08-29 Gul-Joo Lee Method of manufacturing film for vacuum packaging bag, and vacuum packaging bag manufactured using the film
JP2012012082A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Dainippon Printing Co Ltd 包装材及びその製造方法

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WO2002066227A1 (en) * 2001-02-21 2002-08-29 Gul-Joo Lee Method of manufacturing film for vacuum packaging bag, and vacuum packaging bag manufactured using the film
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