JPH0615610Y2 - 入賞装置 - Google Patents

入賞装置

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JPH0615610Y2
JPH0615610Y2 JP1985169525U JP16952585U JPH0615610Y2 JP H0615610 Y2 JPH0615610 Y2 JP H0615610Y2 JP 1985169525 U JP1985169525 U JP 1985169525U JP 16952585 U JP16952585 U JP 16952585U JP H0615610 Y2 JPH0615610 Y2 JP H0615610Y2
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信男 松原
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、一対の翼を間欠的に開閉させるようにしたパ
チンコ機の入賞装置に関し、より詳しくは、特別入賞口
とこれに近接して配置される一般入賞口とを備えて、こ
れらの特別入賞口または一般入賞口に対するパチンコ球
の入賞に応じて入賞条件を変えるようにした入賞装置の
改良に関するものである。
(従来の技術) 近年のパチンコ機の入賞装置にあっては、パチンコ遊技
を面白くするために、一定の特別入賞口に入賞すると特
別入賞条件が整うようにしたものが数多く提案されてき
ている。ここでいう特別入賞条件とは、一個の入賞球で
一回の賞球排出のみがなされる場合以外の全てをいい、
例えば賞球の排出とともに可変表示体の作動を開始する
こと、あるいは所謂ワイド・アタッカー等の他の入賞装
置を作動させること等をいう。このようなパチンコ機の
入賞装置の中には、例えば第5図及び第6図に示したよ
うに、特別入賞口に入賞すると入賞条件が連続し得るよ
うにしたものがある。これらの図に示した入賞装置(30)
は、所定の入賞条件が整うと開閉する一対の翼(31)を備
えており、この翼(31)によって拾われた入賞球が特別入
賞口(32)(所謂V−スポット)に入ると所定回数各翼(3
1)が連続開閉するようになっているものである。
ところで、この入賞装置(30)にあっては、翼(31)によっ
て拾われた入賞球が続けて特別入賞口(32)に入ってしま
うと、短期間内に特別入賞条件が多数回整うことにな
る。通常、この特別入賞条件の連続回数は一定の回数に
限られているから、短時間内にこの特別入賞条件の連続
が終わってしまうと、遊技者の興味が半減する。このよ
うなことを回避するために、この入賞装置(30)にあって
は、次のような構成にしてある。
すなわち、特別入賞口(32)の左右に一般入賞口(33)を配
置するとともに、これらの特別入賞口(32)及び一般入賞
口(33)の上方に進路変更部材(34)が配置してある。この
進路変更部材(34)は、第6図に示したように、当該入賞
装置(30)の奥に向かって長く延在させてあり、この進路
変更部材(34)の左右に配置した一対の固定板(35)の後側
にも一般入賞口(33)が形成してある。つまり、一個の特
別入賞口(32)に対して合計四個の一般入賞口(33)を形成
することによって、パチンコ球の特別入賞口(32)への入
賞確率を低下させているのである。このようにすること
によって、従来の入賞装置(30)にあっては、翼(31)によ
って拾われた入賞球が続けて特別入賞口(32)に入ってし
まうのを回避しているのである。
しかしながら、以上のような構成とするためには、次の
ような犠牲を当該入賞装置に払っているのである。
何といっても進路変更部材(34)及び固定翼(35)を必要
とし、構成が複雑化する。
進路変更部材(34)や固定板(35)を配置するためには、
当該入賞装置(30)を奥深いものとしなければならず、そ
のスペースの確保は絶対に必要である。
入賞を表示するランプを当該入賞装置(30)の基板の後
側に組込む形式のものにあっては、上述した進路変更部
材(34)を配置しなければならない関係で、この表示ラン
プを複数用いる必要がある。
従来の翼(31)を開閉させる形式のこの種の入賞装置にあ
っては、以上のような犠牲を払うことによって、翼(31)
により拾われた入賞球が続けて特別入賞口(32)に入って
しまうのを回避しているのであるが、この犠牲は、翼(3
1)を有しておらずしかも上記の各種特別入賞条件を整え
る特別入賞口(32)と一般入賞口(33)とが近接して配置さ
れているような他の形式の入賞装置にあっても当然払わ
れているのである。このような実状に鑑みて、本考案の
考案者は上述した犠牲を払わないようにすることができ
る入賞装置を開発すべく鋭意研究してきたのである。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は以上のような経緯に基づいてなされたもので、
その解決しようとする問題点は、特別入賞口と一般入賞
口とが近接して配置されている形式の入賞装置におい
て、その特別入賞口への入賞確率を低下させるための手
段の構造の複雑さである。
そして、本考案の目的とするところは、一対の翼を間欠
的に開閉させるようにしたパチンコ機において、入賞球
が続けて特別入賞口に入ってしまうのを簡単な構成によ
って回避することのできる入賞装置を提供することにあ
る。
(問題点を解決するための手段) 以上の問題点を解決するために、本考案が採った手段
は、実施例に対応する第1図〜第4図を参照して説明す
ると、 「所定の入賞条件が整うと開閉する一対の翼(11)と、こ
れらの翼(11)間下部に配置された特別入賞口(12)と、こ
の特別入賞口(12)に近接して配置される一般入賞口(13)
とを備えて、これらの特別入賞口(12)または一般入賞口
(13)に対するパチンコ球(P)の入賞に応じて入賞条件を
変えるようにした入賞装置(10)において、 基部(21)と、これから垂直に立ち上がる複数の壁部(22)
と、これら各壁部(22)によって形成されて前方が開放さ
れた複数のパチンコ球通路(23)と、入賞装置(10)の基板
(14)に固定されて基部(21)の中心を回転自在に支持する
軸(24)とにより回転振り分け体(20)を構成し、 この回転振り分け体(20)の基部(21)を、入賞装置(10)を
構成している基板(14)の中央表面であって、翼(11)間下
部で特別入賞口(12)の上方に位置する前面側に、軸(24)
によって回転自在に設けたことを特徴とする入賞装置(1
0)」 である。
(考案の作用) 本考案が以上のような構成を採ることによって次のよう
な作用がある。
まず、入賞装置(10)の基板(14)の前面側であって、特別
入賞口(12)の上方に位置する部分に回転振り分け体(20)
を設けたから、この回転振り分け体(20)の上方から落下
してきたパチンコ球(P)は直接特別入賞口(12)内に落下
することはなく、回転振り分け体(20)によって左右に振
り分けられることになるのである。換言すれば、回転振
り分け体(20)を、入賞装置(10)を構成している基板(14)
の中央表面であって、翼(11)間下部で特別入賞口(12)の
上方に位置する前面側に配置したので、翼(11)が開閉作
動したときに、パチンコ球(P)が翼(11)間下部に配置さ
れた特別入賞口(12)に連続して入らないように振り分け
られるのである。
すなわち、パチンコ球(P)が最初特別入賞口(12)に向け
て落下してきても、その途中に回転振り分け体(20)が存
在しているから、この回転振り分け体(20)によってパチ
ンコ球(P)の進行方向が特別入賞口(12)の左右側へ変え
られるのであり、これによりパチンコ球(P)が例え特別
入賞口(12)に向けて落下してきても、直接特別入賞口(1
2)内に入賞することはない。従って、パチンコ球(P)が
連続して特別入賞口(12)内に入ってしまうことはなく、
特別入賞口(12)に対するパチンコ球(P)の入賞確率は低
下するのである。
また、入賞装置(10)の基板(14)に回転振り分け体(20)を
回転自在に取付けるのみで、特別入賞口(12)への入賞確
率を所定のものとすることができるから、従来の入賞装
置(30)における進路変更部材(34)や固定板(35)は全く不
要であり、当該入賞装置(10)は極めて簡単な構成となっ
ている。しかも、基板(14)自体を垂直に屹立する単なる
平面状のものを使用することができるようになっている
から、当該基板(14)の背面側の空間は特別入賞口(12)へ
の入賞確率を所定のものとすために確保しておく必要は
全くなく、この基板(14)の背面側の空間は他の機構を組
込むめに自由に使える状態となっている。
特に、本考案に係る回転振り分け体(20)にあっては、こ
れを基部(21)と、これから垂直に立ち上がる複数の壁部
(22)と、これら各壁部(22)によって形成されて前方が開
放された複数のパチンコ球通路(23)と、入賞装置(10)の
基板(14)に固定されて基部(21)の中心を回転自在に支持
する軸(24)とにより構成したので、その構造が非常に簡
単なものとなっているだけでなく、この回転振り分け体
(20)によるパチンコ球(P)の一般入賞口(13)に向けての
振り分けは、パチンコ球(P)の特別入賞口(12)への入賞
をある程度確保しながら確実になされる。
そして、この入賞装置(10)の具体的作用は、図面に示し
た実施例に従って順次説明すると、当該回転振り分け体
(20)の一つのパチンコ球通路(23)が第4図の(A)に示し
たように略垂直上方に向いているような状態の場合に、
回転振り分け体(20)の上方から入賞したパチンコ球(P)
はこの垂直上方に向いているパチンコ球通路(23)から回
転振り分け体(20)内に案内され、このパチンコ球(P)の
重量によって当該回転振り分け体(20)が回転し、当該パ
チンコ球(P)は回転振り分け体(20)の直下に位置してい
る特別入賞口(12)内に入賞する確率が高くなり得るよう
になっているのである。これに対して、当該回転振り分
け体(20)のパチンコ球通路(23)が第4図の(B)または(C)
に示したように垂直上方に向いていないような状態の場
合には、パチンコ球(P)は回転振り分け体(20)の回転に
よって左右方向に落下方向を変更させられるから、特別
入賞口(12)ではなく左右の一般入賞口(13)内に入賞する
確率が高くなり、従って特別入賞口(12)に入る確率が低
く押えられるようになっている。
以上のようにして、特別入賞口(12)の近傍に一般入賞口
(13)を配置した形式の入賞装置であっても、従来の進路
変更部材(34)及び固定板(35)を別途設けたり、あるいは
特別入賞口(12)の数に比して一般入賞口(13)の数を必要
以上に増加させることは全く要さず、当該入賞装置(10)
にあってはパチンコ球(P)の特別入賞口(12)への入賞確
率が簡単に低下されているのである。
なお、回転振り分け体(20)の各パチンコ球通路(23)の一
つの状態、すなわち各パチンコ球通路(23)が略垂直上方
に向いているか否かは、当該回転振り分け体(20)が回転
自在となっているから、パチンコ球(P)の入賞毎に変更
される。しかも、この回転振り分け体(20)はこれを基板
(14)に取付けている軸(24)の部分が重心となるような形
状にしてあるから、当該回転振り分け体(20)はパチンコ
球(P)が落下してくることによってのみその方向が変更
される。
勿論、以上の作用は、以下に示す実施例の入賞装置(10)
のように、特別入賞口(12)がパチンコ球通路(23)を有し
ている場合は勿論、このパチンコ球通路(23)を有してな
い回転振り分け体、例えば所謂風車であっても同様に言
えることである。
(実施例) 次に以上のような本考案の構成を、図面に示した実施例
に従って詳細に説明する。
第1図には本考案に係る入賞装置(10)を採用したパチン
コ機の正面が示してあり、この入賞装置(10)は基板(14)
に設けた一対の翼(11)が所定の入賞条件に応じて開閉す
る形式のものである。入賞装置(10)は、第2図に示した
ように、基板(14)を介して遊技盤に取付けられるもの
で、この基板(14)はその下方部分に特別入賞口(12)及び
一般入賞口(13)用の穴を除いて平板状のものである。ま
た、この基板(14)の左右両側には一対の翼(11)が開閉可
能に組付けてあり、これらの翼(11)の間に位置する基板
(14)上に回転振り分け体(20)が軸(24)を介して回転自在
に取付けてある。
なお、本実施例にあっては、各翼(11)の上方は入賞表示
ランプ(16)を有する笠部材(17)によって覆われており、
この笠部材(17)の中央下部に特別入賞口(12)及び一般入
賞口(13)に対する入賞球数等を表示する表示部(15)が設
けてあるとともに、この笠部材(17)と各翼(11)の間には
パチンコ球(P)が侵入し得る間隙(S)が形成されている。
なお、第2図中の符号(18)は、特別入賞口(12)への入賞
回数を表示するランプである。この実施例において示し
た入賞装置(10)にあっては、上述したように笠部材(17)
と各翼(11)の間にパチンコ球(P)が侵入し得る間隙(S)が
形成してある。勿論、本考案は、以上のような笠部材(1
7)と各翼(11)間にパチンコ球(P)が侵入し得る間隙(S)を
形成した形式のものに限らず、このような間隙(S)を全
く有しない入賞装置にも適用できるものである。なお、
第2図中の符号(18)は、特別入賞口(12)への入賞回数を
表示するランプである。
この実施例において示した入賞装置(10)にあっては、上
述したように笠部材(17)と各翼(11)の間にパチンコ球
(P)が侵入し得る間隙(S)が形成してある。この間隙(S)
は、パチンコ球(P)が通過し得る程度のものであり、こ
の間隙(S)内に入ったパチンコ球(P)が各翼(11)の上端部
に案内されて特別入賞口(12)または一般入賞口(13)に向
けて落下するのを許容するのである。従って、この間隙
(S)は、翼(11)の開閉を開始するために別の入賞口ある
いは装置を設ける必要を無くするものであり、当該入賞
装置(10)のみによって多様な入賞条件の形成を可能にす
ることができるのである。
また、回転振り分け体(20)は、第2図に示したように、
略六角形状のもので、その基部(21)の中心にて軸(24)を
利用して基板(14)に取付けてある。また、この回転振り
分け体(20)は、その基部(21)にこれから垂直に立ち上が
る複数(本実施例にあっては三個)の壁部(22)を有して
おり、これら各壁部(22)によって複数(本実施例にあっ
ては三個)のパチンコ球通路(23)が形成されている。こ
れら各パチンコ球通路(23)は、本実施例の場合、基部(2
1)の中心において120度の角度で互いに交差してお
り、これによって各壁部(22)は基部(21)の中心にて互い
に連通したものとなっている。そして、この回転振り分
け体(20)は、基部(21)の背面側に配置したスペーサ(25)
を介して上述した軸(24)により入賞装置(10)の基板(14)
に回転自在に取付けられている。
そして、この入賞装置(10)にあっては、当該回転振り分
け体(20)の一つのパチンコ球通路(23)が第4図の(A)に
示したように、略垂直上方に向いているような状態の場
合に、回転振り分け体(20)の上方から入賞したパチンコ
球(P)はこの垂直上方に向いているパチンコ球通路(23)
から回転振り分け体(20)内に案内され、このパチンコ球
(P)の重量によって当該回転振り分け体(20)が回転し、
当該パチンコ球(P)は回転振り分け体(20)の直下に位置
している特別入賞口(12)内に入賞する確率が高くなり得
るようになっているのである。これに対して、当該回転
振り分け体(20)のパチンコ球通路(23)が第4図の(B)ま
たは(C)に示したように垂直上方に向いていないような
状態の場合には、パチンコ球(P)は回転振り分け体(20)
の回転によって左右方向に落下方向を変更させられるか
ら、特別入賞口(12)ではなく左右の一般入賞口(13)内に
入賞する確率が高くなり、従ってパチンコ球(P)の特別
入賞口(12)内に入る確率を低く押さえることができるの
である。
なお、回転振り分け体(20)の各パチンコ球通路(23)の一
つの状態、すなわち各パチンコ球通路(23)が略垂直上方
に向いているか否かは、当該回転振り分け体(20)が回転
自在となっいるから、パチンコ球(P)の入賞毎に変更さ
れる。しかも、この回転振り分け体(20)は、これを基板
(14)に取り付けている軸(24)の部分が重心となるような
形状にしてあるから、当該回転振り分け体(20)はパチン
コ球(P)が落下してくることによってのみその方向が変
更されるのである。
また、本実施例にあっては、入賞装置(10)の基板(14)は
着色された光透過性の材料によって形成されている。そ
して、パチンコ球(P)が入賞したとき点灯する表示ラン
プが基板(14)の背後に配置してある。この基板(14)は垂
直に屹立する平板状のものとなっているので、その背後
には十分な空間が存在している。従って、当該基板(14)
の背後においては何等の邪魔ものがないから、上記の表
示ランプからの光は基板(14)から前方に十分散光し得
る。つまり、この表示ランプからの光は、この表示ラン
プの数が比較的少なくて光量が少ない場合であっても、
入賞を表示するために前方に十分散光可能となっている
のである。
なお、本実施例における入賞装置(10)にあっては、その
各翼(11)の上方に配置した笠部材(17)に鳥や獣等の動物
の顔の模様を付すとともに、この動物の顔や目の部分に
入賞表示ランプ(16)が設けてある。この入賞表示ランプ
(16)は、例えば各翼(11)の開閉作動に連動して点灯する
ものであって、各翼(11)に動物の腕や羽の模様を付して
おくことにより、パチンコ球(P)の所定の入賞に応じた
各翼(11)の開閉とこの入賞表示ランプ(16)との点灯が連
動してなされる場合に、各翼(11)、笠部材(17)の顔及び
その目となる表示部(15)全体によって構成されている動
物が生き生きとした表情をするから、当該入賞装置(10)
は所定の入賞条件が整った場合に遊技者に非常に素晴ら
しい雰囲気を与えるのである。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案に係る入賞装置(10)によれ
ば、この入賞装置(10)を構成している基板(14)の中央で
あって、特別入賞口(12)の上方に位置する前面側に、回
転振り分け体(20)を回転自在に設けたことにその特徴が
あり、これにより、特別入賞口(12)に入賞する確率を簡
単な構成によって低く押えることができて、特別入賞条
件が頻繁に発生し得ないようにすることができる。
特に、この入賞装置(10)によれば、その回転振り分け体
(20)を、入賞装置(10)を構成している基板(14)の中央表
面であって、翼(11)間下部で特別入賞口(12)の上方に位
置する前面側に配置したので、翼(11)が開閉作動したと
きに、パチンコ球(P)が翼(11)間下部に配置された特別
入賞口(12)に連続して入らないように振り分けることが
できるのである。また、回転振り分け体(20)を、基部(2
1)と、これから垂直に立ち上がる複数の壁部(22)と、こ
れら各壁部(22)によって形成されて前方が開放された複
数のパチンコ球通路(23)と、入賞装置(10)の基板(14)に
固定されて基部(21)の中心を回転自在に支持する軸(24)
とにより構成したので、その構成を非常に簡単なものと
することができるだけでなく、この回転振り分け体(20)
によるパチンコ球(P)の一般入賞口(13)に向けての振り
分けは、パチンコ球(P)の特別入賞口(12)への入賞をあ
る程度確保しながら確実に行なうことができるのであ
る。さらに、回転振り分け体(20)は、これを一体的なも
のとして形成できるだけでなく、その基部(21)を軸(24)
により入賞装置(10)を構成している基板(14)の中央表面
に回転自在に設ければよいから、基板(14)そのものを平
面的なものとすることができて、結果として入賞装置(1
0)全体の構成を非常に簡単なものとすることができる。
また、本考案に係る入賞装置(10)にあっては、例えば従
来の入賞装置のような進路変更部材(34)や固定板(35)を
全く必要としないから、その分構成が簡単になっている
だけでなく、製造コストを低減することができるのであ
る。それとともに、当該入賞装置(10)は部品点数が少な
くなっているから、その組立作業をも簡単にすることが
できるのである。
さらに、上記実施例にて説明したように、この入賞装置
(10)における基板(14)の背後は自由な空間とすることが
できて、他の部品を容易に組み付けることもできるので
ある。
さらにまた、上記実施例に示したように、回転振り分け
体(20)が複数のパチンコ球通路(23)を有したものとして
構成した場合には、このパチンコ球通路(23)内をPが通
過することによって回転振り分け体(20)の回転がより確
実になされ、Pの振り分け方に複雑さを増すことができ
るのである。
なお、この入賞装置(10)にあっては、その特別入賞口(1
2)の回転位置がパチンコ球(P)の落下によって常に変化
させられるため、落下してきたパチンコ球(P)が特別入
賞口(12)に入るか一般入賞口(13)に入るかの予測がほと
んどできないから、意外性が高く遊技を面白くすること
もできるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る入賞装置を採用したパチンコ機の
正面図、第2図は本考案に係る入賞装置の拡大正面図、
第3図は第2図のII−II線に沿って見た縦断面図、第4
図は回転振り分け体の作用を説明する正面図である。 また、第5図及び第6は従来の入賞装置の正面図及び第
5図のVI−VI線に沿って見た縦断面図である。 符号の説明 10……入賞装置、11……翼、12……特別入賞口、13……
一般入賞口、14……基板、20……回転振り分け体、21…
…基部、22……壁部、23……パチンコ球通路、24……
軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の入賞条件が整うと開閉する一対の翼
    と、これらの翼間下部に配置された特別入賞口と、この
    特別入賞口に近接して配置される一般入賞口とを備え
    て、これらの特別入賞口または一般入賞口に対するパチ
    ンコ球の入賞に応じて入賞条件を変えるようにした入賞
    装置において、 基部と、これから垂直に立ち上がる複数の壁部と、これ
    ら各壁部によって形成されて前方が開放された複数のパ
    チンコ球通路と、当該入賞装置の基板に固定されて前記
    基部の中心を回転自在に支持する軸とにより回転振り分
    け体を構成し、 この回転振り分け体の前記基部を、当該入賞装置を構成
    している前記基板の中央表面であって、前記翼間下部で
    前記特別入賞口の上方に位置する前面側に、前記軸によ
    って回転自在に設けたことを特徴とする入賞装置。
JP1985169525U 1985-11-02 1985-11-02 入賞装置 Expired - Lifetime JPH0615610Y2 (ja)

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JP1985169525U JPH0615610Y2 (ja) 1985-11-02 1985-11-02 入賞装置

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JP1985169525U JPH0615610Y2 (ja) 1985-11-02 1985-11-02 入賞装置

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JPS6278973U JPS6278973U (ja) 1987-05-20
JPH0615610Y2 true JPH0615610Y2 (ja) 1994-04-27

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ID=31103412

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985169525U Expired - Lifetime JPH0615610Y2 (ja) 1985-11-02 1985-11-02 入賞装置

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