JPH0615602B2 - 表皮付きポリウレタンフオ−ム製造用触媒 - Google Patents

表皮付きポリウレタンフオ−ム製造用触媒

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JPH0615602B2
JPH0615602B2 JP60139121A JP13912185A JPH0615602B2 JP H0615602 B2 JPH0615602 B2 JP H0615602B2 JP 60139121 A JP60139121 A JP 60139121A JP 13912185 A JP13912185 A JP 13912185A JP H0615602 B2 JPH0615602 B2 JP H0615602B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、表皮付きポリウレタンフォームの製造に有用
なアミン触媒に関する。更に詳しくは、表皮付きポリウ
レタンフォームの製造において悪臭が無く、成形性に優
れ、かつ表皮の劣化,塗膜の変色を起こし難い有用なア
ミン触媒に関する。
「従来の技術」 ポリウレタンフォームは、通常、ポリオール,発泡剤,
界面活性剤,触媒および他の助剤を含むA液とポリイソ
シアネートのB液とを高速混合撹拌して反応させて製造
されている。
表皮付きポリウレタンフォームは、多くの製品に広く利
用されている。特に自動車用内装材としてクッションア
ームレスト,ヘッドレスト,ダッシュボードなどに利用
されているが、これらの製品は、通常、表皮にウレタン
エラストマー,塩化ビニル樹脂もしくはABS樹脂と塩
化ビニル樹脂の複合体が使用されており、しばしば一体
成型品として製造されている。
一方、ポリウレタンフォームの製造において、第三級ア
ミン触媒が用いられるが、これはフォーム生成時に一部
蒸発して飛散し、一部はフォーム内に残留する。アミン
化合物は通常独特のアミン臭をもち、ガスとして飛散し
たときは悪臭を放ち、作業環境を悪化させたり、悪臭公
害の原因となったりする。また、フォーム内にアミン化
合物が残留すると時間の経過と共に残留アミン化合物が
フォームの外へブリードし、表皮の塩化ビニルに作用し
脱塩酸を促進させる結果、表皮を変色させる。また、フ
ォーム処方に使用されるハロゲン化合物例えば、難燃剤
などは残留アミン化合物と反応し、ハロゲン化物を発生
する結果、塩化ビニルなどの表皮をしばしば変色させ
る。
従来、このような表皮の変色を避けるため、表皮の厚さ
を増し、アミン触媒のブリードを防ぎ変色を少なくする
手法が取られているが、コスト上多大の不利益となって
いる。また、アミン触媒に関しても、例えば、原料イソ
シアネートと反応性の触媒を使用する方法(特開昭58
−17115),分子量が大きくブリードしにくい触媒
を用いる方法(特開昭54−20099)等の方法が提
案されている。しかし、表皮の劣化や変色させにくいア
ミン触媒は必ずしも良いフォーム物性が得られないなど
の問題があり、これらの問題を解決するアミン触媒が強
く望まれていた。
4−メチル−1−(2−ヒドロキシアルキル)ピペラジ
ンは既に本願発明者らの一部により開示されており、公
知の第三級アミン触媒である。しかし、4−メチル−1
−(2−ヒドロキシアルキル)ピペラジンが、表皮付き
ポリウレタン製品の劣化,変色に有用な触媒となる旨の
記載はなく、該化合物をこの分野に応用した例は見当ら
ない。
「発明が解決しようとする問題点」 これら前記事情に鑑み、本発明は、表皮付きウレタンフ
ォームの製造において、表皮の劣化,変色が極めて少な
く、また、悪臭がなく、かつフォーム物性,成形性が優
れたアミン触媒を提供しようとするものである。
「問題点を解決する為の手段及び作用」 本発明者らは、永らく第三級アミンの触媒作用について
深く検討を重ねてきた。その結果、ウレタンフォームの
製造にあたり、フォームのセル構造を連通化させるため
には第三級アミンの使用は必要不可欠であるので、上述
の表皮付きウレタン製品の変色という重大な現象に対し
ては、その対策として次の4つの手法 (1) 極めて低沸点のアミン触媒を利用する法 (2) 反応基をもつアミン触媒を利用する法 (3) 分子量の大きいアミン触媒を利用する法 (4) 沸点の高いアミン触媒を利用する法 を列挙することができる。
(1)法は極めて低沸点のアミン触媒を利用することによ
って、ウレタンフォーム製造の際にほとんど揮散させ、
残留アミン触媒を残さない方法である。しかし、前述し
たようにこの種のアミン化合物は耐えがたい悪臭を持
ち、作業環境を悪化し、極端な場合は悪臭公害を引き起
す。また、このような低沸点のアミン触媒をプレミック
ス液中に配合して保存すると、アミン触媒が避散する結
果、しばしば所定の反応速度が得られなくなる。従っ
て、(1)法は有効な手法とは成り難い。
(3)法は、アミン触媒が大きい分子量を持つのでブリー
ドしにくく、また分子量が大きいことから高い沸点をも
つ。従って、悪臭を発する恐れはなく有望な手法と考え
られる。しかし、アミン触媒が大きい分子量を持つと単
位重量当りの活性が非常に低くなり、使用する部数が大
きくなる。また相溶性が悪くなり、常温下で固体のもの
が多いなど必ずしも有効な手法とは成り難い。
本発明者らは、イソシアネートと反応性をもつ第三級ア
ミン化合物で、かつ反応性をもつ官能基が水素結合によ
り沸点の高いアミン触媒を形成する化合物に着目した。
即ち(2)と(4)の手法によって、上述した表皮の劣化,変
色という問題を解決できると考え、これら反応基をもつ
第三級アミン触媒について鋭意検討した。その結果、4
−メチル−1−(2−ヒドロキシアルキル)ピペラジン
(以後MHAPと略記する)と限定された量の他の第三
級アミン化合物の混合体を触媒として使用すると、ポリ
ウレタン製品の表皮の劣化,変色が極めて小さく、更に
フォーム物性や成形性も良いという新規な事実を見い出
し、本発明を完成するに至ったものである。
即ち、本発明は有機ポリイソシアネートとポリオールを
発泡剤および他の助剤の存在下に反応させ、ポリウレタ
ンフォームを製造するに当り、MHAPと限定された量
の他の第三級アミン化合物の混合体を触媒として使用す
ることを特徴とする表皮の劣化,変色が極めて少ない、
またフォーム物性や成形性に優れた表皮付きポリウレタ
ンフォーム製造用触媒を提供するものである。本発明の
触媒はイソシアネートと反応する水酸基をもつため、ウ
レタンフォーム成型の際、イソシアネートと反応し、フ
ォーム中に固定され、ブリードしない。また、本発明の
触媒は沸点が高く、悪臭を発せず、フォームよりブリー
ドしにくい。従ってMHAPが表皮付きポリウレタン製
品の発泡触媒として使用されると表皮の劣化,変色が極
端に小さくなる。また、本発明の触媒は、ウレタン生成
反応に於て競争反応である泡化と樹脂化の反応をバラン
スよく進行させる。その結果、ポリオールと助剤を含む
A液とイソシアネートB液は混合された後、泡の流れ性
がよく、複雑なモールドの角々まで流れ、成形性に優れ
た性質を示す。また、得られたポリウレタン製品は、物
性上従来の製品と変りなく、従って、配合上の変更,工
夫をすることなく、本発明の触媒を使用することが出来
る。
次に本発明を詳細に説明する。
本発明で使用するMHAPは公知の方法、例えば特開昭
58−162625に記載の反応により製造できる。
MHAPのヒドロキシアルキル基のアルキル基はエチ
ル,n−プロピル,n−ブチル,iso−ブチルである
が、好ましくはエチル,n−プロピルである。
本発明のMHAPと併用できる他の第三級アミン化合物
としては、トリエチレンジアミンおよび/又はビス−
(2−ジメチルアミノエチル)エーテルが上げられる。
第三級アミン化合物として、トリエチレンジアミンを使
用する場合、トリエチレンジアミンの濃度は2〜20重
量%であり、好ましくは4〜15重量%である。第三級
アミン化合物としてビス−(2−ジメチルアミノエチ
ル)エーテルを使用する場合は、1〜50重量%であ
り、好ましくは2〜40重量%である。また、第三級ア
ミン化合物としてトリエチレンジアミンとビス(2−ジ
メチルアミノエチル)エーテルを使用する場合は、トリ
エチレンジアミンの濃度が1〜8%ビス−(2−ジメチ
ルアミノエチル)エーテルの濃度が1〜25重量%であ
る。
第三級アミン化合物がこれ以上多くなると、ポリウレタ
ン製品中に残留した第三級アミン化合物がプリードし
て、表皮の劣化や変色を起す。また、第三級アミン化合
物によっては悪臭がひどくなり労働環境を悪化させるの
で好ましくない。
本発明の触媒は必要があれば水および有機溶剤を使用で
きる。溶剤としては水および2〜4個の水酸基を有する
ポリオール、例えばエチレングリコール,ジエチレング
リコール,プロピレングリコール,ジプロピレングリコ
ール,ブタンジオール類,1,6−ヘキサンジオール,
グリセリンなどを例示できるが、好ましくは水,エチレ
ングリコール,ジプロピレングリコール,1,4−ブタ
ンジオールである。水は本発明の触媒の融点を降下させ
るので好ましい溶剤の一つであるが、その混合割合は2
0%以下が良く、好ましくは15%以下が良い。これ以
上の範囲では本発明の触媒の融点を降下させる効果がな
く、また水を殆んど配合しないフォ−ミュレーションで
は使用できない事となり好ましくない。一方、有機溶剤
量は特に制限はないが通常5〜70重量%の範囲であれ
ばよい。有機溶剤量が多くなると触媒中のアミン濃度が
小さくなりすぎたり、製品物性に対して有機溶剤の影響
が無視できないことになり好ましくない。
本発明の触媒は、通常MHAPと共触媒である第三級ア
ミン化合物および必要に応じて使用される溶剤をあらか
じめ混合した触媒として用いられるが、ウレタンフォー
ムの製造にあたり、MHAPと第三級アミンを各々別々
に発泡液に混合しても良い。
MHAPと共触媒である第三級アミン化合物の混合方法
は、例えば窒素雰囲気下にMHAPと必要に応じて添加
する有機溶剤を混合し、しかるのちに共触媒である第三
級アミン化合物を添加すればよい。
このようにして調製された本発明の触媒はポリウレタン
フォームの製造に使用できる。通常、本発明の触媒の使
用量は、ポリオール100部としたとき0.01〜10
部であるが、好ましくは0.05〜5部である。0.0
1部未満では触媒活性が低く、反応の終結までに長時間
を必要とする。また10部より多い使用量ではウレタン
フォームの物性、特に圧縮強度(ILD)が低下する。
本発明の触媒でポリウレタンフォームを製造するために
使用できるポリイソシアネートは公知のポリイソシアネ
ートであれば良く、例えばトルエンジイソシアネート,
ジフェニルメタン−4,4′−ジイソシアネート,重合
イソシアネート,脂肪族ポリイソシアネートおよびこれ
らとポリオールとの反応による遊離イソシアネート含有
プレポリマーがあげられる。
また、本発明で使用できるポリオールは公知のポリエス
テルポリオール,ポリエーテルポリオール,ポリマーポ
リオールおよびそれらの混合物が使用できる。公知のポ
リエステルポリオールは通常二塩基酸と多価アルコール
より誘導される化合物が含まれる。公知のポリオールは
例えばグリコール,グリセリン,ペンタエリスリトー
ル,トリメチロールプロパン,蔗糖などの多価アルコー
ルにエチレンオキシドやプロピレンオキシドの付加反応
により得られるポリエーテルポリオール類およびアミン
化合物、例えばアンモニア,脂肪族系アミン化合物,芳
香族アミン化合物よりエチレンオキシドやプロピレンオ
キシドを付加して誘導されるアミンポリオール類が含ま
れる。公知のポリマーポリオールは該ポリエーテルポリ
オールとエチレン性不飽和単量体、例えばブタジエン,
アクリロニトリル,スチレンなどをラジカル重合触媒の
存在下に反応させた重合体ポリオールが含まれる。本発
明において、必要があれば架橋剤もしくは鎖延長剤を添
加することが出来る。架橋剤もしくは鎖延長剤として
は、低分子量の多価アルコール、例えばエチレングリコ
ール,1,4−ブタンジオール,グリセリン,低分子量
のアミンポリオール例えばジエタノールアミン,トリエ
タノールアミンおよびポリアミン、例えばエチレンジア
ミン,キシリレンジアミン,メチレンビスオルソクロル
アニリンなどが例示される。
本発明において必要であれば発泡剤としてハロゲン化メ
タン類、例えばフレオン11,フレオン12や塩化メチ
レンおよび水が使用できる。
また、必要に応じて界面活性剤として有機シリコン化合
物,着色剤,難燃剤,その他公知の添加剤なども使用で
きる。これらの添加剤の種類,添加量は公知の形式と手
順を逸脱しないならば、通常使用される範囲で十分使用
できる。
本発明の触媒が使用できるポリウレタン製造法は従来公
知の方法でよくワンショット法,プレポリマー法のいず
れにも適用できる。本発明のポリウレタンフォームの製
造法は特に表皮付きポリウレタンフォーム成型品の製造
に有用であるが、これら以外のホットモールド,セミホ
ットモールドフォーム,HRモールドフォーム,RIM
法による成型にも適用できる。
表皮が塩化ビニルである場合のポリウレタンフォームの
製造法としては謂ゆる真空成型法やスラッシュモールド
法が知られているが、このいずれの製造方法にも適用で
きる。また、表皮がポリウレタンエラストマーである場
合には、インデグラルスキンウレタンフォーム製造法が
最も良く知られた方法であり、近年このフォームの成型
法は、ほとんどRIM成型法となっているが、この成型
法にも適用できる。
「発明の効果」 表皮付きポリウレタン製品は、多くの工業製品に応用さ
れてきたが、従来、これらの製品は黒色のものが多く、
変色が著しい問題とならなかった。しかしながら、最近
の工業製品は色合いが重視され、鮮明になりつつある。
これまで、アミン触媒について、有効な解決手段は提案
されていなかったが、本発明により、表皮付きポリウレ
タンの変色の問題が解決される。同時に、これまで表皮
変色を避けるため、不本意ながら用いられてきた悪臭の
するアミン触媒を代替できるため、労働環境の改善が可
能である。また、これまで変色のトラブルを避けるた
め、厚みを増していた製品の表皮が薄くできる。従っ
て、コスト削減に役立つことができる。
「実施例」 以下、実施例,比較例に基づいて説明するが、本発明は
これら実施例のみに限定されるものではない。
〔触媒の調合例〕
撹拌機を備えた500mlの四ツ口フラスコを用い、窒素
雰囲気下に第三級アミンおよび溶媒を添加して、Teble
1に示す触媒を調合した。
〔フォーム発泡試験例〕 実施例1,2,3,4 Table1に示したO,P,Q,T触媒を用い以下に示す
フォーミュレーションにより発泡試験を行い、Table2
に示す結果を得た。
(1) フォーミュレーション pbw ポリオールI 100 ポリオールII 5.0 水 2.0 トリエタノールアミン 5.0 触媒 変化 イソシアネートI 57.5 (インデックス105) 注) ポリオールI: 住友バイエルウレタン社製 商品名 Sumiphen3063 OH価 28mgKOH/g ポリオールII: 住友バイエルウレタン社製 商品名 SBU−Polyol0480 OH価 550mgKOH/g イソシアネートI: 住友バイエルウレタン社製 商品名 Sumidure44v20 クルードMDIでNCO基有量31%のもの (2) 発泡条件 原料液温度 20±1℃ 撹拌速度 5000rpm(5秒間) モールド温度 35〜38℃ (3) 測定項目 1) フォーム密度 2のポリエチレン製ビーカーに所定量発泡し、フォー
ムの中心部を7cm×7cm×6cm切り取り測定した。
2) フォーム硬度 上述のフォームサンプルを用いて、フォームを40%圧
縮したときの応力を測定。
3) 流れ性 長さ50cm,巾12cm,厚さ0.5cmのアルミニウム製
モールドを傾斜25゜とし、下部より混合液を一定量注
入し発泡させ、生成したフォームの流れた距離を測定し
た。
4) 変色テスト 塩化ビニル樹脂(GR−20:プラステク社製)の上に
ポリウレタン原料を注ぎ発泡させて変色テスト用テスト
ビースを得た。これをオープンに入れ80℃に加熱、4
00時間後の変色の割合を色度計で測定し色差値(Δ
E)で表わした。
5) 臭気 発泡試験に用いた触媒について、触媒の臭気を次のよう
に表わした。
◎:非常に弱い ○:弱い ×:強い ××:非常に強い 比較例1,2 触媒をTEDA−L33(トリエチレンジアミン33.
3%のジプロピレングリコール溶液、東洋曹達工業斜
製)およびTEA(トリエチルアミン)とし、実施例1
と同じ発泡試験を行った。結果をTable2に示す。
実施例5,6 Table1に示したR,S触媒を用い、以下のフォーミュ
レーションにより発泡試験を行いTable3に示す結果を
得た。
(1) フォーミュレーション pbw ポリオールIII 60 ポリオールIV 40 水 2.7 シリコーン 2.0 触媒 変化 イソシアネートII 34.0 (インデックス105) 注) ポリオールIII; 三洋化成社製 商品名 FA−703 OH価 33mgKOH/g ポリオールIV: 三洋化成社製 商品名 FA−728 OH価 28mgKOH/g シリコーンI: 東レシリコーン社製 商品名 SRX−274C 整泡剤 イソシアネートII; 日本ポリウレタン社製 T−81/MR−200=80/20TDIとクルード
MDIをブレンドしたもの (2) 発泡条件 原料液温度 20±1℃ 撹拌速度 6000rpm(5秒) モールド温度 50±2℃ (3) 測定項目 1)反応速度 2のポリエチレン製ビーカーに発泡させ、CT,G
T,RTを測定した。
2)変色テスト 2のポリエチレン製ビーカーに発泡させたフォームに
灰色の塩化ビニル樹脂をはりつけ80℃,400時間後
の変化を目視観察した。
比較例3,4 触媒をTEDA−L33およびTMHMDA(N,N,
N′,N′−テトラメチルヘキサメチレンジアミン)と
し、実施例4と同じ発泡試験を行った、結果をTable3
に示す。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)4−メチル−1−(2−ヒドロキシア
    ルキル)ピペラジンと (B)トリエチレンジアミンおよび/又はビス−(2−ジ
    メチルアミノエチル)エーテル からなることを特徴とする有機ポリイソシアネートとポ
    リオールを反応させて表皮付きポリウレタンフォームを
    製造するための触媒。
  2. 【請求項2】4−メチル−1−(2−ヒドロキシアルキ
    ル)ピペラジンのアルキル基の炭素数が2または3であ
    る特許請求の範囲第(1)項記載の触媒。
  3. 【請求項3】4−メチル−1−(2−ヒドロキシアルキ
    ル)ピペラジンの濃度が98〜80重量%,トリエチレ
    ンジアミンの濃度が2〜20重量%である特許請求の範
    囲第(1)項記載の触媒。
  4. 【請求項4】4−メチル−1−(2−ヒドロキシアルキ
    ル)ピペラジンの濃度が99〜50重量%,ビス−(2
    −ジメチルアミノエチル)エーテルの濃度が1〜50重
    量%である特許請求の範囲第(1)項記載の触媒。
  5. 【請求項5】4−メチル−1−(2−ヒドロキシアルキ
    ル)ピペラジンの濃度が98〜67重量%,トリエチレ
    ンジアミンの濃度が1〜8重量%,ビス−(2−ジメチ
    ルアミノエチル)エーテルの濃度が1〜25重量%であ
    る特許請求の範囲第(1)項記載の触媒。
  6. 【請求項6】表皮がポリウレタンエラストマーである特
    許請求の範囲第(1)項記載の触媒。
  7. 【請求項7】表皮が塩化ビニール樹脂である特許請求の
    範囲第(1)項記載の触媒。
JP60139121A 1985-06-27 1985-06-27 表皮付きポリウレタンフオ−ム製造用触媒 Expired - Fee Related JPH0615602B2 (ja)

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