JP3318009B2 - 低密度軟質ポリウレタンフォーム及びその製造方法 - Google Patents

低密度軟質ポリウレタンフォーム及びその製造方法

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は軟質ポリウレタンフォー
ムに関する。詳しくは、特定の低温安定性に優れたポリ
イソシアネート組成物を用いることを特徴とする、低密
度軟質ポリウレタンフォーム及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】軟質ポリウレタンフォーム(以下、軟質
フォームと略称。)は、車両用クッションとして使用さ
れてきたが、製造コストの低減、車両軽量化による燃費
の改善等の要望から低密度化による軽量化が課題となっ
ている。低密度の軟質フォームを製造する方法には、処
方上使用する水の量を多くする方法がある。しかしなが
ら、この方法では軟質フォームの基本的クッション特性
の指標である反発弾性が低下する欠点がある。また、従
来より発泡剤として、CFC−11、メチレンクロライ
ドのような発泡剤が使用されてきたが、地球環境の保
護、作業環境の改善等の理由から好ましくない。
【0003】軟質フォームの低密度化の方法として、特
公昭58−458号公報には有機ポリイソシアネート1
00重量部中に、3重量部以上30重量部未満の2,
4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(以下2,
4’−MDIと略称。)を配合して使用する方法が提案
されている。しかしながら2,4’−MDIの使用部数
が多い場合には、キュア時間、即ち反応混合液を金型内
に充填、型締め後、成形物が脱型できるまで硬化するの
に要する時間が長く生産性を低下させる欠点を有する。
さらに、成形物に多量のバリが発生するため、バリ切り
行程が必要であり、生産性をさらに悪化させる。他の欠
点として成形物の硬度が低下し、ポリマーポリオールの
使用や、水の増量により硬度を補う必要が生ずる。その
結果、反発弾性の低下、座り心地性及び触感の悪化とい
う軟質フォームの基本的性能の低下をもたらす。4,
4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(以下4,
4’−MDIと略称。)を併用すれば、フォームの硬度
は大きくなるが、ポリイソシアネートの低温安定性が悪
化するほか、フォームの物性が低下する。
【0004】他の軟質フォーム低密度化の方法としては
特開昭62−172011号公報に、TDI−80
(2,4−トルエンジイソシアネートと2,6−トルエ
ンジイソシアネートの80/20混合物)を使用する方
法がある。しかしながらTDI−80を使用した場合に
は、硬度が低下し、キュア時間が長く生産性が悪いほ
か、TDI−80の臭気が作業者の健康を阻害するとい
う欠点を有する。したがって、軟質フォームの基本的性
能低下を伴わず、かつ生産性及び、作業環境良好な低密
度軟質フォームの製造技術が要請されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】低密度軟質フォームの
開発は、軟質フォーム製造コスト削減のほか、車両用ク
ッションの軽量化により車両重量を低減させ、燃費改善
に寄与するものである。本発明は、軟質フォームの低密
度化を行うとき生ずる問題点、即ち低密度化に伴う硬度
の低下、反発弾性の低下、生産性の低下、臭気による作
業環境の悪化、有機ポリイソシアネート組成物の低温安
定性の悪化等の問題を改善した軟質フォームの製造技術
の確立を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の問
題点を解決するために種々検討した結果、軟質フォーム
の製造に当たり、特定のジイソシアネートを配合したポ
リイソシアネート組成物を使用することにより、軟質フ
ォームの低密度化を行うとき生ずる問題点が解決できる
ことを見出し、本発明を完成した。
【0007】即ち、本発明は次の通りである。 (1)ポリイソシアネート、ポリオール、水、必要によ
り他の発泡剤、触媒、整泡剤、架橋剤、助剤等を反応さ
せて得られる軟質ポリウレタンフォームにおいて、ポリ
イソシアネートとして、式1(化3)で表わされる4,
4’−ジフェニルエーテルジイソシアネート誘導体を1
0〜70重量%含有するポリイソシアネート組成物を使
用することを特徴とする低密度軟質ポリウレタンフォー
ム。
【化3】 (式中Rは水素原子または低級アルキル基を表わす。) (2)ポリイソシアネート、ポリオール、水、必要によ
り他の発泡剤、触媒、整泡剤、架橋剤、助剤等を反応さ
せて軟質ポリウレタンフォームを製造する方法におい
て、ポリイソシアネートとして、式1(化4)で表わさ
れる4,4’−ジフェニルエーテルジイソシアネート誘
導体を10〜70重量%含有するポリイソシアネート組
成物を使用することを特徴とする低密度軟質ポリウレタ
ンフォームの製造方法。
【化4】 (式中Rは水素原子または低級アルキル基を表わす。)
【0008】ポリイソシアネートは式1に示した構造を
有する化合物を10〜70重量%含んで成るものであ
り、Rは水素原子または低級アルキル基である。Rの低
級アルキル基として特に好ましいものはメチル基または
エチル基である。式1のジイソシアネートと混合して使
用される有機ポリイソシアネートは公知のものが使用で
きるが、特に好ましいものは式2(化5)で表わされ
る、いわゆるMDI系のポリイソシアネート、即ち、
4,4’−MDI、2,4’−MDI、ポリメチレンポ
リフェニルイソシアネート(粗製MDI、例えば三井東
圧化学社製コスモネートM200)等の1種又は2種以
上の混合物である。
【化5】 ポリイソシアネート組成物中の式1のジイソシアネート
の配合量は10〜70重量%、特に20〜50重量%の
範囲が好ましい。また、当然のことながら、本発明のポ
リイソシアネート組成物は公知のポリオールからのNC
O基末端のプレポリマーとして使用してもよい。ポリイ
ソシアネートの使用量はイソシアネート基と活性水素の
当量比(NCO/H)0.70〜1.40が好ましい。
【0009】ポリオールとしては従来公知のものが使用
できる。例えば水、エチレングリコール、トリエチレン
グリコール、ショ糖等の多価ヒドロキシ化合物、エチレ
ンジアミン、トリエチレンテトラミン等のポリアミン
類、トリエタノールアミン、等のアルカノールアミン類
にエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレ
ンオキサイドなどの一種または二種以上を付加させて得
られるポリエーテルポリオール類である。なお、エチレ
ングリコール、プロピレングリコール、グリセリンなど
の少くとも2個のヒドロキシル基を有する化合物の一種
または二種以上とマロン酸、シュウ酸、アジピン酸等の
少くとも2個のカルボキシル基を有する化合物の一種ま
たは二種以上とから得られる、公知のポリエステルポリ
オール類を使用することもできる。また、上記のポリエ
ーテルポリオールまたはポリエステルポリオール中でエ
チレン性不飽和化合物をグラフト重合させて得られる、
商品名ポリマーポリオールも好適に使用できる。以上述
べた各種のポリオールの水酸基価の好ましい範囲は15
〜150mgKOH/gであって、これらのポリオール
は単独で、または混合して用いることができる。
【0010】触媒としては公知のアミン系、有機金属系
等のウレタン化触媒が使用できる。これらの触媒は単独
で、または混合して用いることができ、その使用量はポ
リオール100重量部当たり0.0001〜10.0重
量部が適当である。水は、ポリイソシアネートと反応し
て、ポリ尿素成分を形成するほか、炭酸ガスを発生し発
泡剤として作用するものであり、軟質フォームの製造上
不可欠なものである。水の使用量としては特に制限はな
いが、好ましくはポリオール成分100重量部に対して
1〜8重量部、さらに好ましくは1.5〜6重量部使用
される。水以外の発泡剤としては公知のハロカーボン類
を発泡剤として使用してもよい。しかしながら地球環境
保護のためオゾン破壊係数(ODP)が0.1より大き
いハロカーボン類は好ましくない。これらハロカーボン
類の使用量としては特に制限は無いが、好ましくは使用
するポリオール成分100重量部に対して0.1〜30
重量部が適当である。
【0011】整泡剤として好ましいものは、公知のシリ
コーン系界面活性剤で、例えば、日本ユニカー社製のL
−5309,L−5710、東レ・ダウコーニング社製
のSRX−274C,SF−2961,SF−296
9,SRX−280A等がある。これらの界面活性剤は
単独または混合して用い、その使用量はポリオール10
0重量部に対して0.1〜5.0重量部が適当である。
架橋剤としては公知のものが使用できる。例えばトリエ
タノールアミン、ジエタノールアミン等のアルカノール
アミン類、トリエチレンテトラミン等の脂肪族ポリアミ
ン等がある。これらの架橋剤は単独で、または混合して
用い、その使用量はポリオール100重量部に対して
0.1〜15.0重量部が適当である。以上の他に、必
要に応じて、公知の安定剤、充填剤、着色剤、難燃剤等
を使用することができる。
【0012】
【実施例】以下に実施例、比較例により本発明を具体的
に説明する。 (1)ポリイソシアネート組成物の低温安定性評価 まず、本発明のポリイソシアネート組成物の低温安定性
を比較評価した。即ち、所定量の4,4’−MDIと粗
製MDI(三井東圧化学社、M−200)とを混合後、
予め溶解された3−メチル−4,4’−ジフェニルエー
テルジイソシアネートと2,4’−MDIの所定量を混
合し、ポリイソシアネート組成物を調製した。これらを
密閉できるガラス瓶に入れ窒素雰囲気下に密閉し、5℃
に調整された恒温層中にて24時間静置し、目視により
内容物の低温貯蔵安定性評価を行った。結果は表1の通
りで、番号7、8のように3−メチル−4,4’−ジフ
ェニルエーテルジイソシアネートを配合しない場合には
4,4’−MDIが析出する。一方、番号1〜6では析
出物はなく、3−メチル−4,4’−ジフェニルエーテ
ルジイソシアネートを配合することにより、ポリイソシ
アネート組成物の低温安定性が改良されることがわか
る。
【0013】
【表1】
【0014】(2)レジンプレミックスの調製:3官能
で分子量6000、エチレンオキサイド含量15wt%
でOHV28mgKOH/gのポリエーテルポリオール
90部、3官能で分子量5000、OHV34mgKO
H/gのエチレンオキサイド含量15wt%のポリエー
テルポリオール中でスチレン及びアクリロニトリルをグ
ラフト重合させて得られたOHV28mgKOH/gの
ポリマーポリオール10部、蒸留水またはイオン交換水
3.4部、ジエタノールアミン(三井東圧化学社製)
1.0部、SRX−274C(東レ・ダウコーニング社
製シリコーン界面活性剤)1.0部、L−1020(活
材ケミカル社製アミン触媒)0.6部、TMDA(活材
ケミカル社製アミン触媒)0.1部の割合で攪拌混合し
たものをレジンプレミックスとした。
【0015】(3)ポリイソシアネート組成物の調製:
溶解された4,4’−MDIに粗製MDI(コスモネー
トM−200)を混合しておき、これに、予め溶解され
た3−メチル−4,4’−ジフェニルエーテルジイソシ
アネートと2,4’−MDIを混合し、ポリイソシアネ
ート組成物を調製した。
【0016】(4)フリー発泡:レジンプレミックス及
びポリイソシアネート組成物を25℃に調節しておき、
レジンプレミックスとポリイソシアネート組成物の総量
が170部で、NCO/H当量比1.00の割合で使用
した。容器中にレジンプレミックスを予め計量してお
き、続いてポリイソシアネート組成物を投入後直ちに6
秒間激しく撹はん混合を行った。使用した撹はん装置は
直径5cmの撹はん羽根のついた3000RPMのミキ
サーである。撹はん開始より軟質フォームの立ち上がり
までの時間(クリームタイム)、フォームのセルが連通
化するまでの時間(ライズタイム)、発泡中の最大到達
高さ(フォーム最大高さ)を読み取った。
【0017】(5)モールド発泡:レジンプレミックス
とポリイソシアネート組成物をNCO/H当量比1.0
0の割合で使用し、反応混合液を60±2℃に調節され
た金型に投入し、4分間反応固化させた。4分後成形物
を脱型し成形物の形状変化が無い場合キュア性良好とし
た。使用した金型は350×350×100mmの上型
と下型よりなるアルミ性テストモールドで、上型4隅に
は直径3mmのベントホールが開けられている。このベ
ントホールより溢れ出た団子状の成形物と上型と下型の
隙間に生じる余分な成形物の和をバリ重量とした。また
バリ重量を差し引いた成形物重量をモールド容積で割っ
た値をオーバーオール密度とした。得られた軟質フォー
ムは24時間後に切断し、フォーム中心部から100×
100×50mmのサンプルを切り出し反発弾性(JI
S K−6401準拠)を測定した。
【0018】実施例1〜6,比較例A〜D ポリイソシアネート組成物の組成を変化させて実施した
実施例1〜6及び比較例A〜Dの結果を表2に示す。
【0019】
【表2】 ─────────────────────────────────── 実施例 比較例 ───────────────── ─────────── 1 2 3 4 5 6 A B C D ─────────────────────────────────── 有機ポリイソシアネート組成物 4,4'-MDI 50 50 40 30 20 0 50 50 40 30 M-2001) 30 30 30 30 30 30 50 30 30 30 Me-EDI2) 10 20 30 40 50 70 0 0 0 0 2,4'-MDI 10 0 0 0 0 0 0 20 30 40 ─────────────────────────────────── フリー発泡結果 CT3)sec. 15 15 14 14 14 14 15 15 16 18 RT4)sec. 80 73 69 70 72 70 74 81 87 89 フォーム最大高さ, cm 14.8 14.9 17.4 17.6 17.9 19.8 12.4 14.8 16.9 17.6 モールド発泡結果 25%ILD硬度,kg/314cm2 16.8 20.9 21.2 19.8 20.0 19.5 22.0 14.2 12.1 10.7 キュア性 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 × × バリ重量,g 3.5 2.4 3.2 3.3 3.3 3.6 2.4 5.1 6.9 8.2 ─────────────────────────────────── 1) コスモネートM−200(三井東圧化学社製ポリメ
リックMDI) 2) 3−メチル−4,4’−ジフェニルエーテルジイソ
シアネート 3) クリームタイム 4) ライズタイム
【0020】フリー発泡の結果より3−メチル、4,
4’−ジフェニルエーテルジイソシアネートを使用した
実施例1〜6は、比較例Aに比べてフォーム最大高さが
大きく、低密度のフォームを与えることがわかる。3−
メチル−4,4’−ジフェニルエーテルジイソシアネー
トを使用した実施例2〜4では、これらと同一部数の
2,4’−MDIを使用した比較例B〜Dとほぼ同等の
発泡高さを示し、発泡効率には特に差がない。また、3
−メチル−4,4’−ジフェニルエーテルジイソシアネ
ートを使用した実施例1〜6に比べて、2,4’−MD
I使用部数の多い比較例C,Dは、25%ILD硬度が
低く、車両用クッションとして使用できないほか、キュ
ア性が悪く、バリ重量が大きい等の欠点があり、3−メ
チル−4,4’−ジフェニルエーテルジイソシアネート
の効果が大きいことがわかる。
【0021】実施例2,7,比較例B,E,F,G 次に主としてポリオール成分を変化させて実施した実施
例7及び比較例E、FGを、表2に示した実施例2及び
比較例Bと共に表3に示す。
【0022】
【表3】 ─────────────────────────────────── 比較例 実施例 ─────────────── ─────── B E F G 2 7 ─────────────────────────────────── レジンプレミックス PPG-A1) 90 80 70 60 90 80 POP-A2) 10 20 30 40 10 20 H2O 3.4 ← ← ← ← ← ジエタノールアミン 1.0 ← ← ← ← ← SRX-274C3) 1.0 ← ← ← ← ← L-10204) 0.6 ← ← ← ← ← TMDA 0.1 ← ← ← ← ← 有機ポリイソシアネート組成物 ← ← ← ← ← イソシアネートA5) 58.4 58.4 58.4 58.4 − − イソシアネートB6) − − − − 59.1 59.1 ──────────────────────────────────── 25%ILD硬度 Kg/314cm2 14.2 16.0 18.3 20.8 20.9 22.8 反発弾性,% 57 56 53 50 56 55 ─────────────────────────────────── 1) 3官能で分子量6000、エチレンオキサイド含量
15wt%のOHV28mgKOH/gのポリエーテル
ポリオール 2) 3官能で分子量50、OHV34mgKOH/g、
エチレンオキサイド含量15wt%のポリエーテルポリ
オール中でスチレン及びアクリロニトリルをグラフと重
合させて得られたOHV28mgKOH/gのポリマー
ポリオール 3) 東レ・ダウコーニング社製シリコーン界面活性剤 4) 活材ケミカル社製アミン触媒 5) 4,4’−MDI50重量部、コスモネートM−2
00(三井東圧化学社製ポリメリックMDI)30重量
部、2,4’−MDI20重量部の混合物 6) 4,4’−MDI50重量部、コスモネートM−2
00(三井東圧化学社製ポリメリックMDI)30重量
部、3−メチル−4,4’−ジフェニルエーテルジイソ
シアネート20重量部の混合物
【0023】一般に軟質フォームを車両用クッションに
使用する場合、適当な25%ILD硬度は15〜25
(kg/314cm2 、以下同じ。)である。ポリマー
ポリオール使用部数が同一の実施例2を比較例Bと比較
すれば、比較例Bでは25%ILD硬度が14.2と低
い。ポリマーポリオールを増量するに伴って比較例E〜
Gの通り25%ILD硬度は上昇するが、反発弾性は低
下する。3−メチル−4,4’−ジフェニルエーテルジ
イソシアネートを使用した実施例2は比較例Gと同等の
25%ILD硬度を示し、反発弾性も優れることがわか
る。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば軟質フォームの低密度化
に伴う問題点である硬度の低下、キュア性の悪化、反発
弾性の低下、バリ量の増大、ポリイソシアネート組成物
の低温安定性等が改善され、その効果は顕著である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−339226(JP,A) 特開 昭61−200952(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 18/00 - 18/87

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリイソシアネート、ポリオール、水、
    必要により他の発泡剤、触媒、整泡剤、架橋剤、助剤等
    を反応させて得られる軟質ポリウレタンフォームにおい
    て、ポリイソシアネートとして、式1(化1)で表わさ
    れる4,4’−ジフェニルエーテルジイソシアネート誘
    導体を10〜70重量%含有するポリイソシアネート組
    成物を使用することを特徴とする低密度軟質ポリウレタ
    ンフォーム。 【化1】 (式中Rは水素原子または低級アルキル基を表わす。)
  2. 【請求項2】 ポリイソシアネート、ポリオール、水、
    必要により他の発泡剤、触媒、整泡剤、架橋剤、助剤等
    を反応させて軟質ポリウレタンフォームを製造する方法
    において、ポリイソシアネートとして、式1(化2)で
    表わされる4,4’−ジフェニルエーテルジイソシアネ
    ート誘導体を10〜70重量%含有するポリイソシアネ
    ート組成物を使用することを特徴とする低密度軟質ポリ
    ウレタンフォームの製造方法。 【化2】 (式中Rは水素原子または低級アルキル基を表わす。)
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