JP2001040055A - 硬質ポリウレタンフォーム - Google Patents

硬質ポリウレタンフォーム

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JP2001040055A
JP2001040055A JP11217369A JP21736999A JP2001040055A JP 2001040055 A JP2001040055 A JP 2001040055A JP 11217369 A JP11217369 A JP 11217369A JP 21736999 A JP21736999 A JP 21736999A JP 2001040055 A JP2001040055 A JP 2001040055A
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JP
Japan
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rigid polyurethane
polyurethane foam
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water
copolymer
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JP11217369A
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English (en)
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Kazuhiko Mizuta
和彦 水田
Masashi Ishii
正史 石井
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発泡剤としてHCFC−141bやHFC等
のフロン系発泡剤を全く使用しない完全水発泡の硬質ポ
リウレタンフォームであって、施工性、作業性、寸法安
定性に優れる上に、フロン系発泡剤を用いた場合と同等
ないしより一層の低密度化が可能な硬質ポリウレタンフ
ォームを提供する。 【解決手段】 ポリイソシアネート成分と、ポリオール
成分、水、触媒及びその他の助剤を混合した配合液とを
ミキシングヘッドで混合し、ポリイソシアネート成分と
水との反応で発生する炭酸ガスを発泡剤として発泡させ
るエアレススプレー発泡で得られる硬質ポリウレタンフ
ォームであって、ポリオール成分100重量部に対する
水の割合が3〜12重量部であり、ポリイソシアネート
成分及び/又は配合液中にアルキルシロキサン共重合体
及び/又は水酸基誘導アルキルシロキサン共重合体を含
む硬質ポリウレタンフォーム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は硬質ポリウレタンフ
ォームに係り、特に、ポリイソシアネート成分と、ポリ
オール成分、発泡剤、触媒及びその他の助剤を混合した
配合液とをミキシングヘッドで混合して発泡させるエア
レススプレー発泡で得られる硬質ポリウレタンフォーム
に関する。
【0002】
【従来の技術及び先行技術】硬質ポリウレタンフォーム
は、断熱性及び自己接着性に優れることから、住宅、冷
蔵庫等の断熱材として広く利用されている。
【0003】これらの用途に用いられる硬質ポリウレタ
ンフォームは、一般にポリイソシアネート成分と、ポリ
オール成分、発泡剤、触媒、整泡剤及びその他の助剤を
混合した配合液とをミキシングヘッドで混合して発泡さ
せるエアレススプレー発泡で得られ、この方法であれ
ば、施工対象物に直接吹き付け施工するという簡単な作
業で、良好な硬質ポリウレタンフォームの断熱層を形成
することができる。
【0004】硬質ポリウレタンフォームにおいては、現
在、主たる発泡剤として用いられているジクロロモノフ
ルオロエタン(HCFC−141b)にはオゾン層破壊
の問題がある。これに代る次世代の発泡剤として、オゾ
ン層を破壊することのないハイドロフルオロカーボン
(HFC)が候補に挙げられているが、一方で、このも
のは強い地球温暖化作用が問題となる。このようなこと
から、これらのフロン系発泡剤を用いることなく、発泡
を行う技術の開発が一つの課題とされている。
【0005】一方、水とイソシアネートとを反応させて
生成する炭酸ガスを発泡剤として用いる方法も提案され
ているが、従来の硬質ポリウレタンフォームでは、泡化
反応速度が遅いために、スプレーパタンが狭い、液ダレ
があるなどの欠点があり、エアレススプレー発泡におけ
る重要な要素である施工性に劣る上に、作業性が施工環
境温度に大きく影響され、作業の安定性に劣るという問
題点がある。また、通常の密度範囲(25〜35kg/
3)ではフォームの寸法安定性が著しく劣り、商品化
が困難であるという問題点もあった。
【0006】本出願人は上記従来の問題点を解決し、発
泡剤としてHCFC−141bやHFC等のフロン系発
泡剤を全く使用しない完全水発泡の硬質ポリウレタンフ
ォームであって、施工性、作業性、寸法安定性に優れた
硬質ポリウレタンフォームとして、ポリイソシアネート
成分と、ポリオール成分、水、触媒及びその他の助剤を
混合した配合液とをミキシングヘッドで混合し、ポリイ
ソシアネート成分と水との反応で発生する炭酸ガスを発
泡剤として発泡させるエアレススプレー発泡で得られる
硬質ポリウレタンフォームであって、ポリオール成分1
00重量部に対する水の割合が3〜9重量部であり、ポ
リオール成分中にアクリロニトリルと酢酸ビニルとの共
重合体を0.5〜5重量%含む硬質ポリウレタンフォー
ムを先に開発した(特願平11−60350号。以下
「先願」という。)。
【0007】このように配合液の含水率が上記範囲であ
り、かつ、全ポリオール成分中に所定量のアクリロニト
リル−酢酸ビニル共重合体を含む硬質ポリウレタンフォ
ームであれば、完全水発泡の硬質ポリウレタンフォーム
であって、施工性、作業性、寸法安定性に優れた硬質ポ
リウレタンフォームを実現することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、硬質ポリウレ
タンフォームのより一層の低コスト化、軽量化、高機能
化の観点からは、フォームをより低密度化しても良好な
寸法精度と十分な強度を備える硬質ポリウレタンフォー
ムが望まれる。
【0009】なお、特開平5−194862号公報で
は、硬質ポリウレタンフォームの発泡剤に水や代替フロ
ンを用いた場合のフォームの寸法安定性を改良する手段
として、本発明で用いるものと類似の有機珪素化合物か
らなる整泡剤組成物を用いる方法が提案されているが、
その適用分野は硬質ポリウレタンフォームの原液を空隙
又は型に注入するものであって、フォームの寸法安定性
の改良が最も困難とされていたスプレー吹き付け発泡に
関するものではなく、スプレー発泡での効果は明確にな
っていなかった。
【0010】本発明は、上記先願の硬質ポリウレタンフ
ォームを更に改良し、発泡剤としてHCFC−141b
やHFC等のフロン系発泡剤を全く使用しない完全水発
泡の硬質ポリウレタンフォームであって、施工性、作業
性、寸法安定性に優れる上に、フロン系発泡剤を用いた
場合と同等ないしより一層の低密度化が可能な硬質ポリ
ウレタンフォームを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の硬質ポリウレタ
ンフォームは、ポリイソシアネート成分と、ポリオール
成分、水、触媒及びその他の助剤を混合した配合液とを
ミキシングヘッドで混合し、ポリイソシアネート成分と
水との反応で発生する炭酸ガスを発泡剤として発泡させ
るエアレススプレー発泡で得られる硬質ポリウレタンフ
ォームであって、ポリオール成分100重量部に対する
水の割合が3〜12重量部であり、ポリイソシアネート
成分及び/又は配合液中にアルキルシロキサン共重合体
及び/又は水酸基誘導アルキルシロキサン共重合体より
なる気泡改良剤を含むことを特徴とする。
【0012】先願の硬質ポリウレタンフォームにおいて
は、発泡剤である水の投入量を増やしてフォームを低密
度化すると、気泡中の炭酸ガスが系外へ移動することに
よるフォームの収縮を、樹脂強度で抑えきれない傾向が
あった。これに対して、本発明に従って、アルキルシロ
キサン共重合体及び/又は水酸基誘導アルキルシロキサ
ン共重合体を配合することにより、スプレー発泡におい
て、気泡のオープン化を効率良く進めることによって、
低密度でも収縮し難く、しかも施工性、フォーム強度、
寸法精度に優れた、フロン系発泡剤不使用で完全水発泡
の環境配慮型の硬質ポリウレタンフォームを実現するこ
とができる。
【0013】本発明において用いられるアルキルシロキ
サン共重合体は、一般にハードコート材で用いられるも
ので、コロイダルシリカなどを基礎原料として製造され
るものである。
【0014】本発明において、気泡改良剤としてはメチ
ルシロキサン共重合体及び/又は水酸基誘導メチルシロ
キサン共重合体が好ましく、その使用量はポリオール成
分100重量部に対して、0.01〜5重量部とするの
が好ましい。
【0015】特に、気泡改良剤としては、主な構造単位
が(Cn2n+13SiO1/2(1官能性)及びSiO
2(4官能性)であって、(Cn2n+12SiO(2官
能性)を含むものが好ましい。
【0016】本発明の硬質ポリウレタンフォームにおい
ても、先願の硬質ポリウレタンフォームと同様に、ポリ
オール成分中にアクリロニトリルと酢酸ビニルとの共重
合体を0.5〜5重量%含むことが好ましい。
【0017】また、反応速度を高めて施工性を向上させ
るために、ポリオール成分中に開始剤としてピペラジン
及び/又はアミノアルキルピペラジンを用いたポリオー
ルを含むことが好ましい。
【0018】また、ポリイソシアネート成分としては、
炭酸ガスを速やかに発生させてスプレー施工に必要な施
工性を維持するために、水との親和性が高いイソシアネ
ート成分を用いることが重要であり、該ポリイソシアネ
ート成分は、当該ポリイソシアネート成分100重量部
と水5重量部とをいずれも温度20℃で混合して得られ
た混合物の混合当初30分間の平均昇温速度(以下、単
に「平均昇温速度」と称す。)が0.2〜3.0℃/m
inであるような、水との反応性の高いポリイソシアネ
ート成分であることが好ましい。
【0019】更に、本発明では、前記気泡改良剤を配合
するために、ポリエーテル変性シリコーン整泡剤を含む
ことが好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を詳細
に説明する。
【0021】本発明において、発泡剤として用いる水の
使用量が、ポリオール成分100重量部に対し3重量部
よりも低いと、得られるフォームが高密度となりコスト
アップを招き実用的でない。この水の割合が12重量部
よりも高いとフライアビリティーが顕著になり、エアレ
ススプレー発泡の施工に当り、躯体面との接着性が低下
する他、フォームの収縮傾向が顕著になるなど、好まし
くない。従って、水の使用量はポリオール成分100重
量部に対して3〜12重量部、好ましくは4〜8重量部
とする。
【0022】本発明では、気泡改良剤としてアルキルシ
ロキサン共重合体及び/又は水酸基誘導アルキルシロキ
サン共重合体を添加することにより、気泡のオープン化
をより一層促進させて、フォームを低密度化しても気泡
内炭酸ガスの拡散による収縮・変形の影響を抑え、良好
なフォームを形成する。なお、水酸基誘導アルキルシロ
キサン共重合体とは、珪素原子に結合するアルキル基の
一部又は全部が水酸基に置換し、シラノール基、シラン
ジオール基、シラントリオール基などを有するものや、
アルキル基末端の水素原子の一部又は全部が水酸基に置
換されているアルキルシロキサン共重合体を意味する。
本発明では、特に反応が速いために独立気泡になり易い
スプレーフォームにおいて、アルキルシロキサン共重合
体及び/又は水酸基誘導アルキルシロキサン共重合体に
よる上記作用効果で気泡のオープン化を効果的に進行さ
せて、低密度であっても寸法精度、フォーム強度に優れ
た硬質ポリウレタンフォームを実現することができる。
【0023】本発明で用いるアルキルシロキサン共重合
体及び/又は水酸基誘導アルキルシロキサン共重合体の
アルキル基はメチル基であることが好ましい。また、該
アルキルシロキサン共重合体及び水酸基誘導アルキルシ
ロキサン共重合体の構造単位は、(Cn2n+13SiO
1/2:1官能性,(Cn2n+12SiO:2官能性,
(Cn2n+1)SiO3/2:3官能性,SiO2:4官能
性からなり、各構造単位の含有比率は特に限定するもの
ではないが、主な構成単位が1官能性と4官能性である
とスプレーにおける連続気泡化が効率的に進むので好ま
しい。ただし、4官能性含有量のみが増大するとポリマ
ー分子が強固になり、原料成分に溶解し難くなるという
不具合が生じるため、本発明で用いるアルキルシロキサ
ン共重合体は、構造単位に(Cn2n+12SiO(2官
能性)を導入して該共重合体の可撓性を調整しながら配
合液に溶解させ易くすることが好ましい。
【0024】また、アルキルシロキサン共重合体及び水
酸基誘導アルキルシロキサン共重合体の分子量は、可撓
性維持の面から、ポリスチレン換算のピークトップの分
子量として5000〜50000の範囲であることが好
ましい。
【0025】このようなアルキルシロキサン共重合体及
び/又は水酸基誘導アルキルシロキサン共重合体の添加
割合が、ポリオール成分100重量部に対して0.01
重量部未満では、アルキルシロキサン共重合体及び/又
は水酸基誘導アルキルシロキサン共重合体による気泡の
オープン化効果が十分に得られない。しかし、この添加
割合が5重量部を超えても、気泡のオープン化の効果が
頭打ちである。即ち、フォームの耐収縮性は連続気泡化
促進効果により既に十分な水準に到達しているので、5
重量部より多い量を添加しても意味がない。従って、ア
ルキルシロキサン共重合体及び/又は水酸基誘導アルキ
ルシロキサン共重合体の添加割合はポリオール成分10
0重量部に対して0.01〜5重量部、特に0.2〜
2.0重量部とするのが好ましい。
【0026】なお、アルキルシロキサン共重合体及び/
又は水酸基誘導アルキルシロキサン共重合体はイソシア
ネート成分に含有させても良く、ポリオール成分等を含
む配合液に含有させても良いが、一般的には、予め該ア
ルキルシロキサン共重合体及び/又は水酸基誘導アルキ
ルシロキサン共重合体とポリエーテル変性シリコーン整
泡剤を混合しておき、いずれかの成分に含有させるのが
好ましい。
【0027】本発明において、ポリオール成分中のアク
リロニトリル−酢酸ビニル共重合体には、フォームの気
泡の一部をオープン化する作用があり、フォームの収縮
を抑制することに効果を発揮する。即ち、セル内の炭酸
ガスはセル膜を透過し空気と置換しやすい性質を持つこ
とから、独立気泡の割合が高いとフォームが収縮すると
いう現象となって現れる。これに対して、アクリロニト
リル−酢酸ビニル共重合体を用いることで、フォームの
独立気泡の割合を低くして炭酸ガスの空気置換によるフ
ォームの収縮を防止することができる。特に、本発明で
は、アルキルシロキサン共重合体及び/又は水酸基誘導
アルキルシロキサン共重合体とこのアクリロニトリル−
酢酸ビニル共重合体とを併用することにより、より一層
の気泡のオープン化を効果的に行うことができ、特に環
境温度の低い条件下での施工における連続気泡化を速や
かに進行させるために有効である。
【0028】このポリオール成分中のアクリロニトリル
−酢酸ビニル共重合体の割合が0.5重量%未満ではフ
ォームの独立気泡の割合が増大し、フォームは収縮する
傾向が顕著となる。この割合が5重量%より大きい場合
には、アクリロニトリル−酢酸ビニル共重合体が配合液
中で安定して分散状態を保つことが難しくなり、短時間
で沈降してしまい、配合液の貯蔵安定性に欠けるものと
なる。従って、ポリオール成分中のアクリロニトリル−
酢酸ビニル共重合体の割合は、0.5〜5重量%、特に
1.0〜3.0重量%とするのが好ましい。
【0029】また、この配合液の粘度は、低温環境下で
良好な霧化状態を保つには温度20℃で500cps以
下であることが好ましく、この粘度が500cpsより
大きいと環境温度が比較的高い場合(夏期)には問題が
ないが、低い場合(冬期)には霧化幅が狭くなり良好な
スプレーパタンが得られない。特に、低温環境温度下で
も良好な霧化幅を維持しようとする場合には、温度20
℃において配合液の粘度は300cps以下であること
が望ましい。
【0030】また、本発明に係るポリオール成分中に
は、下記構造式(I)で表されるピペラジンや下記一般
式(II)で表されるアミノアルキルピペラジンを開始剤
とするポリオールを含むことが好ましい(なお、下記一
般式(II)において、nは1以上の整数であり、好まし
くは2〜3である。)。
【0031】
【化1】
【0032】即ち、スプレー発泡では高い活性が要求さ
れるため、従来はエチレンジアミンやエタノールアミ
ン、トリレンジアミンなどを開始剤として用い、エチレ
ンオキサイドやプロピレンオキサイドを開環付加重合さ
せて得られるポリオールが用いられてきたが、炭酸ガス
を発泡剤として利用する場合には、水とイソシアネート
が反応して炭酸ガスを生成する反応が緩やかなため、こ
の反応を促進するために、ポリオールにはより高い活性
を持たせることが好ましい。そこで、通常は触媒として
用いられるピペラジン或いはアミノアルキルピペラジン
をポリオールの開始剤とすることで、ポリオールとイソ
シアネートとからウレタン結合を生成する樹脂化反応、
水とイソシアネートとから炭酸ガスを生成する泡化反応
を速やかに進めることができる。特に、ピペラジン系化
合物は泡化作用が強いので、水を発泡剤とする場合に
も、速やかな炭酸ガス発生作用が期待でき、スプレー施
工には有効である。
【0033】このようなピペラジンやアミノアルキルピ
ペラジンを開始剤としてエチレンオキサイド(EO)や
プロピレンオキサイド(PO)を開環付加重合させて得
られるポリオールの全ポリオール成分中の割合は、20
〜90重量%であることが好ましい。この割合が20重
量%未満では、この特定の開始剤を用いたポリオールを
配合することによる反応の促進効果が十分に得られず、
90重量%を超えると反応が速くなり独立気泡傾向が強
くなり、好ましくない。
【0034】本発明において用いるポリイソシアネート
成分は、炭酸ガスを速やかに発生させてスプレー施工に
必要な施工性を維持するために、水との親和性が高いイ
ソシアネート成分を用いることが好ましい。本発明で
は、水と混合した場合の平均昇温速度により、このポリ
イソシアネート成分の親水性を定量化した。即ち、通常
のポリイソシアネートは水と混合しても殆ど発熱しな
い。平均昇温速度が0.2℃/min未満の通常のポリ
イソシアネートでは反応が遅くなり、特にスプレー施工
するときの環境温度が低い場合には良好なスプレーパタ
ンが得られず、発泡速度が遅くなるなどの不具合を生じ
る。平均昇温速度が3.0℃/minより大きい場合に
は、ポリイソシアネートの液表面が大気中の水分と反応
して固化し易くなり、安定性が悪化して実使用に耐えら
れなくなる。従って、用いるポリイソシアネート成分の
平均昇温速度は0.2〜3.0℃/min、特に0.3
〜2.5℃/minであることが好ましい。
【0035】本発明において、ポリイソシアネート成分
としては、ジフェニルメタンジイソシアネート、トリレ
ンジイソシアネート等の芳香族系ポリイソシアネート化
合物、イソホロンジイソシアネート等の脂環族系ポリイ
ソシアネート類、ヘキサメチレンジイソシアネート等の
脂肪族系ポリイソシアネート類等の1種又は2種以上を
使用することができ、上述のような水との親和性に優れ
たポリイソシアネート成分は、例えば粗製ジフェニルメ
タンジイソシアネートで言えば、ベンゼン環の周囲を親
水性の高い基で置換する、或いはベンゼン環間のアルキ
レン部分に親水性の高い変性基を導入することにより実
現することができる。なお、ポリイソシアネート成分の
イソシアネート指数は100〜200であることが好ま
しい。
【0036】本発明の硬質ポリウレタンフォームは、上
述した条件を満たすようにポリイソシアネート成分と、
アルキルシロキサン共重合体及び/又は水酸基誘導アル
キルシロキサン共重合体、ポリオール成分、水、触媒及
びその他の助剤を混合した配合液とをミキシングヘッド
で混合して吹き付け発泡させることにより製造される。
【0037】本発明で使用されるその他の原料について
は、以下に示す通りである。
【0038】(1) ポリオール成分 アクリロニトリル−酢酸ビニル共重合体及びピペラジン
又はアミノアルキルピペラジンを開始剤とするポリオー
ル以外のポリオール成分としては、エチレンジアミン、
グリセリン、ソルビトール、トリメチロールプロパン、
シュークローズなどの多価アルコールを主体としたポリ
エーテル又はポリエステルの1種又は2種以上を使用す
ることができる。なお、本発明に係るポリオール成分の
水酸基価は250〜350mg−KOH/gであること
が好ましい。
【0039】(2) 触媒 触媒としては、トリエチレンジアミン、ペンタメチルジ
エチレントリアミン、テトラメチルヘキサメチレンジア
ミン等のアミン触媒や、ジブチル錫ジラウレート、オク
チル酸鉛、スタナスオクトエート、オクチル酸カリウム
(2−エチルヘキシル酸カリウム)、酢酸カリウムなど
の有機金属系触媒の1種又は2種以上を使用することが
できる。
【0040】(3) 発泡剤 水を添加し、水とイソシアネート成分との尿素化反応で
生成する炭酸ガスを発泡剤とする。
【0041】(4) 整泡剤 整泡剤はポリエーテル変性シリコーン化合物など一般に
用いられているものが適用でき、特に限定するものでは
ない。
【0042】また、本発明においては、上記以外の任意
の成分、例えば難燃剤、充填剤等も本発明の目的を妨げ
ない範囲で使用することができる。
【0043】本発明の硬質ポリウレタンフォームは、発
泡剤としての水、触媒、アルキルシロキサン共重合体及
び/又は水酸基誘導アルキルシロキサン共重合体並びに
その他の助剤を所定量のアクリロニトリル−酢酸ビニル
共重合体を含むポリオール成分、好ましくは更に開始剤
としてピペラジン又はアミノアルキルピペラジンを含む
ポリオール成分に混合した配合液と、ポリイソシアネー
ト成分、好ましくは、前述の平均昇温速度を満たす親水
性のポリイソシアネート成分とを前記配合液の水重量部
数を満たすように、30〜50℃でミキシングヘッドを
用いて混合し、施工対象面に吐出圧力40〜80kg/
cm2で吹き付け、所定の厚さとなるまで吹き付けを繰
り返して発泡させることにより製造することができる。
【0044】このようにして製造される本発明の硬質ポ
リウレタンフォームは、特に、後述の実施例の方法で測
定されるフォームの独立気泡率が40〜70%であり、
コア密度が20〜35kg/cm3であることが好まし
い。
【0045】
【実施例】以下に実験例、実施例及び比較例を挙げて本
発明をより具体的に説明する。
【0046】実験例1 下記3種類のポリイソシアネート成分1〜3を準備し、
下記方法に従って、その親水性及び安定性の評価を行っ
た。
【0047】 ポリイソシアネート1: 日本ポリウレタン工業(株)製 「DRC−592」 粗製ジフェニルメタンジイソシアネート (NCO%:30.9) ポリイソシアネート2: 日本ポリウレタン工業(株)製 「C−1156」(汎用品) 粗製ジフェニルメタンジイソシアネート (NCO%:30.2) ポリイソシアネート3: 日本ポリウレタン工業(株)製 「DRC−594」 粗製ジフェニルメタンジイソシアネート (NCO%:30.4) [親水性]容積500ccのビーカーにいずれも液温20
℃のイソシアネート成分200gと水10gを採り、十
分攪拌した後熱伝対を挿入し、攪拌30分後の混合物の
温度を測り、平均昇温速度を求めた。このときの混合液
の状態と平均昇温速度を表1に示す
【0048】
【表1】
【0049】[安定性]容積200ccのビーカーに各イ
ソシアネート成分を100g採り、温度22℃、相対湿
度55%、及び、温度35℃、相対湿度85%に調整し
た恒温槽内にそれぞれ投入し、それぞれ一定の時間毎に
試験体の状態を観察し、下記基準で評価して結果を表
2,3に示した。
【0050】<評価基準> ○:問題なし △:液面に薄皮発生 ×:液面全体が固化して使用不能
【0051】
【表2】
【0052】
【表3】
【0053】表2,3より明らかなように、平均昇温速
度が大きく、親水性の高いポリイソシアネートほど雰囲
気中の水分と反応して固化し易い。
【0054】実使用に際しては、開封したドラム缶にス
プレー発泡機のエアーポンプを挿入してポリイソシアネ
ート成分を吸い上げるので、ポリイソシアネート成分の
保管状態は完全な密閉状態とは言えない。このような状
況での実使用において、ポリイソシアネート2(汎用)
は実際には問題なく使用できる実績があることから、安
定性評価で同性状を示すポリイソシアネート1について
は問題なく使用できると考えられる。
【0055】ポリイソシアネート3は可使時間が温度2
2℃、相対湿度55%では一日分の作業時間である8時
間を超えていることから、使用は可能であるが、実際に
使用できる温湿度条件は限定されるので、これを超える
親水性は実用途上の十分な安定性を損なうので好ましく
ない。
【0056】従って、表1〜3の結果から、ポリイソシ
アネート1〜3のうち、平均昇温速度0.6℃/min
のポリイソシアネート1が最も好適であることがわか
る。
【0057】実施例1〜3、比較例1〜3 表4に示した配合処方に従って、まず配合液Aを調製し
た。また、実験例1で試料として用いたポリイソシアネ
ート1,2を用意した。
【0058】配合液Aに用いた原料は次の通りである。
なお、発泡剤としては、水とHCFC−141bを用い
た。 ポリオールA: 旭硝子(株)製 アミノエチルピペラジン/モノエタノールアミンベースポリ エーテルポリオール 水酸基価 :312mg−KOH/g アミノエチルピペラジンPO付加体 :約50重量%含有 アクリロニトリル−酢酸ビニル共重合体成分:2.7重量%含有 ポリオールB: 旭硝子(株)製 アミノエチルピペラジン/モノエタノールアミンベースポリ エーテルポリオール 水酸基価 :312mg−KOH/g アミノエチルピペラジンPO付加体 :約50重量%含有 アクリロニトリル−酢酸ビニル共重合体成分:未導入 ポリオールC: 旭硝子(株)製 シュークロース/アミンベースポリエーテルポリオール 水酸基価 :440mg−KOH/g シュークロース,芳香族アミン,脂肪族アミンのEO/PO付加体 :計100重量%含有 ポリオールD: 武田薬品工業(株)製 エチレンジアミンベースポリエーテルポリオール 水酸基価 :750mg−KOH/g エチレンジアミンのEO付加体 :100重量%含有 ポリオールE: 武田薬品工業(株)製 エチレンジアミンベースポリエーテルポリオール 水酸基価 :750mg−KOH/g エチレンジアミンのPO付加体 :100重量%含有 難燃剤A:アクゾノーベル製 トリブチルフォスフェー
ト 難燃剤B:大八化学(株)製「TCPP」 整泡剤:信越化学工業(株)製 ポリエーテル変性シリ
コン整泡剤「X−20−1747」 シリコンレジン:信越化学工業(株)製 メチルシロキ
サン共重合体「X−20−1784」(50重量%デカ
メチルシクロペンタシロキサン溶液、ピークトップ分子
量15300(ポリスチレン換算) 触媒A:花王(株)製 トリエチレンジアミン33重量
%溶液 触媒B:花王(株)製 テトラメチルヘキサメチレンジ
アミン 触媒C:花王(株)製 ペンタメチルジエチレントリア
ミン 触媒D:日本化学産業(株)製 オクチル酸鉛のフタル
酸ジオクチル溶液(鉛濃度17重量%) エアレス混合タイプの高圧スプレー発泡機システムとし
てガスマーモデルFF1600(ガスマー社製)を用
い、配合液A及び表1に示す量のポリイソシアネートを
メインポンプから圧送し、躯体(珪酸カルシウム板)に
吹き付けて硬質ポリウレタンフォームを形成した。な
お、表4に示す施工環境温度とし、躯体温度は環境温度
と等しく設定し、発泡機における吐出液温は35℃で、
エアポンプの空気圧は5kg/cm2とした。
【0059】調製された配合液Aの粘度と、得られた硬
質ポリウレタンフォームのコア密度や施工性等を、下記
方法により調べ、結果を表4に示した。
【0060】 配合液Aの粘度 B型粘度計を用いて20℃における粘度を測定した。 コア密度 JIS A9526に従って測定した。 独立気泡の割合 ASTM D2856による。3層で総厚味30〜35
mmになるように積層したものから、試験体(表皮2層
を含む)を採取して測定した。 寸法変化率 3層で総厚味30〜35mmになるよう積層したものか
ら、躯体付の状態で幅100mm×100mmに裁断
し、厚みは成形時のままで表皮を残して採取したものを
高湿熱環境下(温度50℃・湿度RH95%)に24時
間投入し、前後の変化率を調べた。 施工性 スプレーパタン: 試験体作製条件にて、躯体面から1
mの位置から吐出しフォーム付着部分の径を測定し、径
が40〜60cmのとき「良好」、40cm未満のとき
「狭い」とした。 発 泡 性: 各施工環境温度下(躯体も同温度)
で吐出液温35℃で1秒間吹き付けてスプレー発泡させ
たときの液化速度(原料が発泡を開始して白色化するま
での時間)を測定し、5秒以内を「良好」、5秒を超え
る場合を「遅い」とした。
【0061】
【表4】
【0062】表4より、本発明の硬質ポリウレタンフォ
ームは、独立気泡の割合が比較的低く、低密度でも施工
性、作業性に優れ、寸法精度も良好であることがわか
る。
【0063】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の硬質ポリウ
レタンフォームによれば、発泡剤としてHCFC−14
1bやHFC等のフロン系発泡剤を全く使用しない完全
水発泡の硬質ポリウレタンフォームであって、低密度で
も収縮し難く、良好な寸法精度とフォーム強度を有し、
しかも、泡化速度が速く、スプレーパタンも安定して広
く、施工性、作業性に優れた硬質ポリウレタンフォーム
が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F074 AA41A AA49A AA79A AA80A AA90A BA34 BB08 BC01 CA11 CA13 CC22X CC22Y DA02 DA32 4J034 BA03 DC50 DF01 DG01 HA01 HA07 HC03 HC12 HC22 HC61 HC64 HC71 KA01 KB02 KC02 KC17 KD12 KE02 MA22 MA24 NA03 NA08 QB12 QB16 QC01 QD06 RA19

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリイソシアネート成分と、ポリオール
    成分、水、触媒及びその他の助剤を混合した配合液とを
    ミキシングヘッドで混合し、ポリイソシアネート成分と
    水との反応で発生する炭酸ガスを発泡剤として発泡させ
    るエアレススプレー発泡で得られる硬質ポリウレタンフ
    ォームであって、 ポリオール成分100重量部に対する水の割合が3〜1
    2重量部であり、 ポリイソシアネート成分及び/又は配合液中にアルキル
    シロキサン共重合体及び/又は水酸基誘導アルキルシロ
    キサン共重合体よりなる気泡改良剤を含むことを特徴と
    する硬質ポリウレタンフォーム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、該気泡改良剤がメチ
    ルシロキサン共重合体及び/又は水酸基誘導メチルシロ
    キサン共重合体であることを特徴とする硬質ポリウレタ
    ンフォーム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、該気泡改良剤
    をポリオール成分100重量部に対して0.01〜5重
    量部含むことを特徴とする硬質ポリウレタンフォーム。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項におい
    て、該気泡改良剤の主な構造単位が(Cn2n+13Si
    1/2(1官能性)及びSiO2(4官能性)であること
    を特徴とする硬質ポリウレタンフォーム。
  5. 【請求項5】 請求項4において、該気泡改良剤の構造
    単位中には(Cn2n+12SiO(2官能性)を含むこ
    とを特徴とする硬質ポリウレタンフォーム。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1項におい
    て、ポリオール成分中にアクリロニトリルと酢酸ビニル
    との共重合体を0.5〜5重量%含むことを特徴とする
    硬質ポリウレタンフォーム。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか1項におい
    て、該ポリオール成分中に、ピペラジン及び/又はアミ
    ノアルキルピペラジンを開始剤とするポリオールを含む
    ことを特徴とする硬質ポリウレタンフォーム。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれか1項におい
    て、該ポリイソシアネート成分は、当該ポリイソシアネ
    ート成分100重量部と水5重量部とを温度20℃で混
    合して得られた混合物の混合当初30分間の平均昇温速
    度が0.2〜3.0℃/minとなるポリイソシアネー
    ト成分であることを特徴とする硬質ポリウレタンフォー
    ム。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれか1項におい
    て、該ポリイソシアネート成分及び/又は配合液はポリ
    エーテル変性シリコーン整泡剤を含むことを特徴とする
    硬質ポリウレタンフォーム。
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