JP2000290338A - ポリウレタンを製造するためのアミド官能性アミン触媒 - Google Patents

ポリウレタンを製造するためのアミド官能性アミン触媒

Info

Publication number
JP2000290338A
JP2000290338A JP2000083578A JP2000083578A JP2000290338A JP 2000290338 A JP2000290338 A JP 2000290338A JP 2000083578 A JP2000083578 A JP 2000083578A JP 2000083578 A JP2000083578 A JP 2000083578A JP 2000290338 A JP2000290338 A JP 2000290338A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dimethylamino
propyl
propionamide
bis
catalyst
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000083578A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3498038B2 (ja
Inventor
Ning Chen
ニン・チェン
Court Carr Richard Van
リチャード・ヴァン・コート・カー
Mark Leo Listemann
マーク・リオ・リステマン
Richard Paul Underwood
リチャード・ポール・アンダーウッド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Air Products and Chemicals Inc
Original Assignee
Air Products and Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Air Products and Chemicals Inc filed Critical Air Products and Chemicals Inc
Publication of JP2000290338A publication Critical patent/JP2000290338A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3498038B2 publication Critical patent/JP3498038B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G71/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a ureide or urethane link, otherwise, than from isocyanate radicals in the main chain of the macromolecule
    • C08G71/04Polyurethanes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/28Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
    • C08G18/40High-molecular-weight compounds
    • C08G18/4009Two or more macromolecular compounds not provided for in one single group of groups C08G18/42 - C08G18/64
    • C08G18/4072Mixtures of compounds of group C08G18/63 with other macromolecular compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/08Processes
    • C08G18/16Catalysts
    • C08G18/18Catalysts containing secondary or tertiary amines or salts thereof
    • C08G18/1841Catalysts containing secondary or tertiary amines or salts thereof having carbonyl groups which may be linked to one or more nitrogen or oxygen atoms
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G2101/00Manufacture of cellular products
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S521/00Synthetic resins or natural rubbers -- part of the class 520 series
    • Y10S521/902Cellular polymer containing an isocyanurate structure

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリウレタンを形成するための反応を触媒す
るのに有用な組成物を提供することである。 【解決手段】 ポリウレタンの製造における触媒とし
て、3−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−プロピオ
ンアミド(式I)および3,3′−{[3−(ジメチルア
ミノ)プロピル]イミノ}ビス−プロパンアミド(式II)
を使用する。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】ポリウレタンは様々な用途で有用であ
る。例えば、ポリウレタンエラストマーは、自動車の部
品、靴底、ならびに強靭性、柔軟性、強度、耐磨耗性お
よび緩衝性が必要な他の製品に使用される。また、ポリ
ウレタンは、塗料、ならびに軟質および硬質フォームに
も使用される。
【0002】一般に、ポリウレタンは、触媒の存在下で
ポリイソシアネートとポリオールとの反応によって製造
される。触媒は、典型的には、低分子量の第三級アミ
ン、例えばトリエチレンジアミンである。
【0003】ポリウレタンフォームは、種々の添加剤の
存在下でポリイソシアネートをポリオールと反応させて
製造される。発泡剤として特に有効なある種の添加剤
は、クロロフルオロカーボン(CFC)である。CFC
は重合中に反応が発熱する結果、蒸発し、重合塊をフォ
ームに形成する。しかしながら、CFCが成層圏のオゾ
ンを消耗することがわかったので、CFCの使用制限が
要求されるようになった。従って、ウレタンフォームを
形成するためのCFCの代替物を開発するために多くの
努力がなされており、水による発泡は、重要な代替物と
して取り上げられてきている。この方法では、水とポリ
イソシアネートが反応することによって生じる二酸化炭
素によって発泡が起こる。フォームは、ワンショット法
によって、またはプレポリマーを形成してから続いてプ
レポリマーを触媒の存在下で水と反応させてフォームを
形成することによって作ることができる。方法にかかわ
らず、気泡が比較的均一で、フォームが予想される用
途、例えば硬質フーム、半硬質フォーム、および軟質フ
ォームに応じた特定の性質を有するポリウレタンフォー
ムを製造するためには、イソシアネートとポリオールの
反応(ゲル化)とイソシアネートと水の反応(発泡)と
のバランスが必要である。
【0004】特定の性質を有するポリウレタンフォーム
を製造するために触媒を選ぶにあたって、発泡またはゲ
ル化のいずれかを選択的に促進する触媒の能力は重要な
要件である。触媒が発泡反応を促進しすぎると、イソシ
アネートとポリオールとの十分な反応が起こる前に二酸
化炭素が放出されてしまう。二酸化炭素が泡立って処方
物の外に出ると、フォームがつぶれ、品質の悪いフォー
ムができる。その反対の極端な場合、触媒がゲル化反応
を強く促進しすぎると、重合がかなりの程度起こった後
に二酸化炭素の実質的な部分が放出される。再び、高密
度の破れたもしくは気泡の区分けに乏しい、または他の
望ましくない特色を特徴とする、品質の悪いフォームが
製造される。ゲル化触媒と発泡触媒は、フォームにおけ
るゲル化と発泡の望ましいバランスを達成するために、
しばしば一緒に使用される。
【0005】第三級アミン触媒は、ポリウレタンの製造
に使用されてきた。第三級アミン触媒は、発泡(二酸化
炭素を生成する水とイソシアネートとの反応)およびゲ
ル化(ポリオールとイソシアネートとの反応)の両方を
促進し、所望の製品を製造するための発泡とゲル化反応
とのバランスをとるのに有効であることがわかってい
る。しかしながら、一般にポリウレタンを製造するため
の触媒として使用される典型的な第三級アミンは、悪臭
があり、そして多くは低分子量のため揮発性が高い。ポ
リウレタン製造中の第三級アミンの放出は、安全性と毒
性の上で著しく問題があり、そして消費者の製品から残
留アミンが放出するのは、一般に望ましくない。
【0006】アミド官能基を含むアミン触媒は、アミド
官能基を含まない関連化合物と比べた時に、分子量と水
素結合が大きく、そして揮発性と臭気が低減されてい
る。ポリウレタンの製造でアミド官能基を有する化合物
を使用する利点は、重合反応中にアミドがウレタンと化
学的に結合するので最終製品から放出されないというこ
とである。しかしながら、アミンとアミドの両方を含む
触媒構造は、典型的には低〜中程度の活性を有し、程度
の差はあれ発泡とゲル化反応の両方を促進する。
【0007】第三級アミンとアミド官能基の両方を有す
る化合物に関する特許の例は、以下に記載されている。
米国特許第3,073,787号(Krakler,1963)に
は、3−ジアルキルアミノプロピオンアミドおよび2−
ジアルキルアミノアセトアミドから製造した触媒を使用
する、イソシアネートフォームの改善された製造法が開
示されている。
【0008】米国特許第4,049,591号(McEntire
等,1977)には、ポリイソシアネートをポリオールと反
応させる時の触媒としてβ−置換されたビス−(N,N
−ジメチルアミノプロピル)アミンの群が開示されてい
る。置換された群は、シアノ、アミド、エステル、また
はケトンであることができる。
【0009】米国特許第4,248,930号(Haas等,
1981)には、ポリウレタン樹脂を製造するためのいくつ
かの第三級アミン触媒が開示されている。実施例では、
PVC/ポリウレタンフォームラミネートを形成するた
めに、ビス(ジメチルアミノ−n−プロピル)アミンと
N−メチル−N′−(3−ホルミルアミノプロピル)ピ
ペラジンの混合物を使用している。
【0010】米国特許第4,548,902号(Hasler
等,1985)には、セルロース染色用途に使用するため、
多塩基性アミノ化合物、例えば3,3′−{[3−(ジ
メチルアミノ)プロピル]イミノ}ビス−プロパンアミ
ドを直接または反応性色素と合わせることが開示されて
いる。
【0011】WO 94/01406(Beller等,199
4)には、磁気共鳴診断用途における造影剤として使用
することができる常磁性錯体を製造するのに適したキレ
ート化剤の群、例えば3−[3−(N′,N′−ジメチ
ルアミノプロピル)−N−メチル]プロピオンアミド、
および3−[3−(ジメチルアミノ)−プロピル]プロ
ピオンアミドが開示されている。
【0012】欧州特許第799,821号(Gerkin等,1
997)には、ポリウレタンを形成するため、アミン/ア
ミド触媒、例えば以下の二つの化合物
【化1】 が開示されている。この触媒は、そのイソシアネートと
の反応性のため不安定さが低いと報告されている。
【0013】
【発明の概要】本発明は、ポリウレタンの製造における
触媒として以下の二つの化合物に関する:3−[3−
(ジメチルアミノ)プロピル]−プロピオンアミド(以
下の式I)および3,3′−{[3−(ジメチルアミノ)
プロピル]イミノ}ビス−プロパンアミド(以下の式I
I)
【化2】
【0014】IおよびIIによって表わされる化合物は、
有機ポリイソシアネートが反応性水素を含む化合物、例
えばアルコール、ポリオール、アミンまたは水と反応す
る、ポリウレタンの製造における有効な触媒である。こ
れらは、特に有機ポリイソシアネートがポリオールと反
応するゲル化反応に特に有用である。ポリウレタンの製
造におけるこの化合物によって得られる利点の中には、 ・ これらは非常に活性な触媒である; ・ これらはゲル化反応、すなわち有機ポリイソシアネ
ートとポリオールとの反応に選択的である;および ・ これらはウレタンと結合するので最終生成物から化
合物が少ししかまたは全く放出されない ということが挙げられる。
【0015】
【発明の詳述】本発明の化合物は、アミノ官能性アミン
のアクリルアミドへのマイケル付加によって容易に製造
される。アミノ官能性アミンおよびアクリルアミドは、
反応混合物中で、約1:10〜約20:1のモル比で、
そして好ましくはアクリルアミドの当量あたりアミノア
ミン1〜2モルの比率で存在する。空気は、アクリルア
ミドのフリーラジカル重合を抑制するために、反応混合
物を飽和させるのに使用する。
【0016】反応は、大気圧で実施するのが好ましい
が、別の圧力を使用することもできる。反応は、0〜1
30℃、好ましくは30から100℃の範囲の温度で実
施することができ、そして0.1から100時間、好ま
しくは2から12時間実施する。
【0017】原則として、試薬モノマーは、バッチ様式
で段階的に、または連続的に加えて反応させることがで
きる。合成は、まぜ物のないモノマーの混合物で実施す
るのが都合がよいが、両方の反応体に不活性な溶媒を使
用することもできる。適切な溶媒の例には、アミドおよ
びエーテルが含まれ、好ましい溶媒はエーテルである。
【0018】本発明の触媒組成物は、(1)イソシアネ
ート官能基と活性水素含有化合物、例えばアルコール、
ポリオール、アミン、または水との間の反応および
(2)ポリイソシアヌレートを形成するためのイソシア
ネート官能基の三量化を触媒することができる。この組
成物は、特に有機ポリイソシアネートとポリオールとの
間の反応において、および発泡剤、例えば水の存在下で
有機ポリイソシアネートがポリオールと反応する、ポリ
ウレタンフォームの製造において触媒として有用であ
る。
【0019】ポリウレタン製品は、例えばヘキサメチレ
ンジイソシアネート、フェニレンジイソシアネート、ト
ルエンジイソシアネート(TDI)および4,4′−ジ
フェニルメタンジイソシアネート(MDI)を含む、当
該分野でよく知られているいずれかの適切な有機ポリイ
ソシアネートを用いて製造する。特に適切なものは、単
独の2,4−および2,6−TDI、またはそれらの商業
的に入手可能な混合物として一緒にしたものである。他
の適切なイソシアネートは、「粗製MDI」として商業
的に知られている、またPAPIとしても知られている
ジイソシアネートの混合物であり、これには約60%の
4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネートと共に他
の異性体および類似のより高級なポリイソシアネートが
含まれる。また、適切なものは、ポリイソシアネートと
ポリエーテルまたはポリエステルポリオールの、部分的
に予備反応させた混合物からなるこれらのポリイソシア
ネートの「プレポリマー」である。
【0020】ポリウレタン組成物の成分として適切なポ
リオールの例は、ポリアルキレンエーテルおよびポリエ
ステルポリオールである。ポリアルキレンエーテルポリ
オールには、ポリ(アルキレンオキシド)ポリマー、例
えばジオールおよびトリオールを含む多価化合物;例え
ば、その中でもエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、
ペンタエリスリトール、グリセロール、ジグリセロー
ル、トリメチロールプロパン、および類似の低分子量ポ
リオールから誘導された末端ヒドロキシル基を有するポ
リ(エチレンオキシド)およびポリ(プロピレンオキシ
ド)ポリマーならびにコポリマーが含まれる。
【0021】本発明の実施においては、単一の高分子量
ポリエーテルポリオールを使用することができる。ま
た、高分子量ポリエーテルポリオールの混合物、例えば
二および三官能性物質、および/または異なる分子量ま
たは異なる化学組成の物質の混合物を使用することがで
きる。
【0022】有用なポリエステルポリオールには、ジカ
ルボン酸を過剰のジオール、例えばアジピン酸をエチレ
ングリコールまたはブタンジオールと反応させるか、ま
たはラクトンを過剰のジオールと、例えばカプロラクト
ンをプロピレングリコールと反応させることによって製
造したものが含まれる。
【0023】ポリエーテルおよびポリエステルポリオー
ルに加えて、マスターバッチまたはプレミックス組成物
には、しばしばポリマーポリオールが含まれる。ポリマ
ーポリオールは、フォームの耐変形性を高める、すなわ
ちフォームの耐力特性を高めるためにポリウレタンフォ
ーム中で使用される。現在では、二つの異なるタイプの
ポリマーポリオールが耐力特性を改善するために使用さ
れている。グラフトポリオールとして示される第一のタ
イプは、ビニルモノマーがグラフト共重合したトリオー
ルからなる。スチレンおよびアクリロニトリルが通常の
モノマーとして選ばれる。第二のタイプであるポリ尿素
改質ポリオールは、ジアミンとTDIの反応によって形
成されたポリ尿素ディスパージョンを含むポリオールで
ある。TDIは過剰に使用されるので、TDIのいくら
かはポリオールとポリ尿素の両方と反応しうる。この第
二のタイプのポリマーポリオールは、ポリオール中でT
DIとアルカノールアミンの系中重合によって形成され
たPIPAと称する変種がある。必要な耐力特性に応じ
て、ポリマーポリオールはマスターバッチのポリオール
部分の20〜80%を構成することができる。
【0024】ポリウレタンフォーム処方物に見られる他
の典型的な剤には、連鎖延長剤、例えばエチレングリコ
ールおよびブタンジオール;架橋剤、例えばジエタノー
ルアミン、ジイソプロパノールアミン、トリエタノール
アミンおよびトリプロパノールアミン;発泡剤、例えば
水、塩化メチレン、トリクロロフルオロメタン等;およ
び気泡安定剤、例えばシリコーンが含まれる。
【0025】ポリウレタン処方物では、触媒として有効
な量の触媒組成物が使用される。触媒組成物の適切な量
は、ポリオール100部当たり約0.01から10部(p
hpp)の範囲でありうる。好ましい量の範囲は、0.05
から1.5phppの範囲である。
【0026】触媒組成物は、ウレタン分野で良く知られ
ている他の第三級アミン、有機スズおよびカルボキシレ
ートウレタン触媒と組み合わせて使用することができ
る。例えば、適切なゲル化触媒には、トリメチルアミ
ン、トリエチルアミン、トリブチル−アミン、トリオク
チルアミン、ジエチルシクロヘキシルアミン、N−メチ
ルモルホリン、N−エチルモルホリン、N−オクタデシ
ルモルホリン(N−ココモルホリン)、N−メチルジエ
タノールアミン、N,N−ジメチルエタノールアミン、
N,N′−ビス(2−ヒドロキシプロピル)ピペラジ
ン、N,N,N′,N′−テトラメチルエチレン−ジアミ
ン、N,N,N′,N′−テトラメチル−1,3−プロパン
ジアミン、トリエチレンジアミン(1,4−ジアザ−ビ
シクロ[2.2.2]オクタン)、1,8−ジアザビシク
ロ(5.4.0)ウンデセン−7,1,4−ビス(2−ヒド
ロキシプロピル)−2−メチルピペラジン、N,N′−
ジメチルベンジルアミン、N,N−ジメチルシクロヘキ
シルアミン、ベンジルトリエチルアンモニウムブロミ
ド、ビス(N,N−ジエチルアミノエチル)アジペー
ト、N,N−ジエチルベンジルアミン、N−エチルヘキ
サメチレンアミン、N−エチルピペリジン、アルファ−
メチルベンジルジメチルアミン、ジメチルヘキサデシル
アミン、ジメチルセチルアミン等が含まれるが、これら
に限定されない。適切な発泡触媒には、ビス(ジメチル
アミノエチル)エーテル、ペンタメチルジエチレントリ
アミン、2−[N−(ジメチルアミノエトキシエチル)
−N−メチルアミノ]エタノール等が含まれるが、これ
らに限定されない。
【0027】以下は、触媒、例えば本発明による触媒組
成物を含む1〜3 lb/ft3(16〜48kg/m3)の密
度を有する一般的ポリウレタン軟質フォーム(例えば、
自動車のシートに用いられるフォーム)の処方物であ
る:
【表1】 本発明を以下の実施例を考察することによってさらに明
らかにするが、これは本発明を単に例証するためのもの
である。
【0028】実施例1 3−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−プロピオン
アミドの製造 50mlの三口丸底フラスコに磁気撹拌機、還流冷却器、
エアーバブラー、および温度制御された油浴を備え付け
た。フラスコに7.1gのアクリルアミドを入れた。3
−ジメチル−1,3−プロパンジアミン(10.2g)を
周囲温度で反応フラスコに一回で入れた。添加した後、
反応混合物を85℃で4時間撹拌した。反応の終わりに
は、液体の粘度が増加した。混合物を周囲温度に冷まし
た。得られた混合物をセライト層を通してろ過した。ろ
液をフォームに適用するために集めた。1H NMRは生
成物が所望の構造を有しており、残留アクリルアミドが
ないことを示した。
【0029】実施例2 3,3′−{[3−(ジメチルアミノ)プロピル]イミ
ノ}ビス−プロパンアミドの製造 50mlの三口丸底フラスコに磁気撹拌機、還流冷却器、
エアーバブラー、および温度制御された油浴を備え付け
た。フラスコに14.2gのアクリルアミドを入れた。
3−ジメチル−1,3−プロパンジアミン(10.2g)
を周囲温度で反応フラスコに一回で入れた。添加した
後、反応混合物を101℃で8時間撹拌し、そして緩や
かな空気流を反応混合物に通して全部で8時間バブリン
グした。混合物を周囲温度に冷ました。得られた混合物
をセライト層を通してろ過した。ろ液をフォームに適用
するために集めた。1H NMRは生成物が所望の構造を
有しており、残留アクリルアミドが6.5%しかなく、
アクリルアミドポリマーが形成している形跡がないこと
を示した。
【0030】ポリウレタンフォームを製造するための一
般的方法 以下のプレミックス処方物を用いて慣用の方法でポリウ
レタンフォームを製造した。 プレミックス処方物
【表2】
【0031】各フォームについて、32オンス(951
ml)の紙コップ中の上記のプレミックス202gに触媒
を添加し、そして直径2インチ(5.1cm)の撹拌パド
ルを具備したオーバーヘッド撹拌機を用いて、5000
RPMで20秒間、処方物を混合した。十分なTDI
80を添加し、105価のフォーム[価=(イソシアネ
ートのモル)/(活性水素のモル)×100]にし、そ
して同じオーバーヘッド撹拌機を用いて5秒間よく混合
した。スタンド上に置かれた128オンス(3804m
l)の紙コップの底の穴を通して32オンスのカップに
落とした。穴は32オンスカップの注ぎ口を受けるよう
に合わせた。フォーム容器の総容積は160オンス(4
755ml)であった。フォーム形成工程の終わりには、
フォームはこの容積に近付いた。混合カップの頂部(T
OC1)、128オンスのカップの頂部(TOC2)、
および最大フォーム高さに達した時間を記録した。
【0032】実施例3 ゲル化触媒として3−[3−(ジメチルアミノ)プロピ
ル]−プロピオンアミドを用いたフォームの製造
【表3】
【0033】実施例4 ゲル化触媒として3,3′−{[3−(ジメチルアミ
ノ)プロピル]イミノ}ビス−プロパンアミドを用いた
フォームの製造
【表4】
【0034】実施例3および4は、3−[3−(ジメチ
ルアミノ)プロピル]−プロピオンアミドおよび3,
3′−{[3−(ジメチルアミノ)プロピル]イミノ}
ビス−プロパンアミドが非常に有効なゲル化触媒である
ことを示している。
フロントページの続き (72)発明者 ニン・チェン アメリカ合衆国ペンシルベニア州18929. ジェイミスン.カーメルドライブ2020 (72)発明者 リチャード・ヴァン・コート・カー アメリカ合衆国ペンシルベニア州18104. アレンタウン.サウス・トウェンティシク ススストリート416 (72)発明者 マーク・リオ・リステマン アメリカ合衆国ペンシルベニア州19530. カツタウン.コーラーズヒルロード128 (72)発明者 リチャード・ポール・アンダーウッド アメリカ合衆国ペンシルベニア州18106. アレンタウン.ケイドライブ1829

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3−[3−(ジメチルアミノ)プロピ
    ル]−プロピオンアミド、3,3′−{[3−(ジメチ
    ルアミノ)プロピル]イミノ}ビス−プロパンアミド、
    および3−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−プロ
    ピオンアミドと3,3′−{[3−(ジメチルアミノ)
    プロピル]イミノ}ビス−プロパンアミドの組み合わせ
    からなる群より選ばれる化合物からなる触媒組成物の存
    在下で、有機ポリイソシアネートを、反応性水素を含む
    化合物と反応させることからなるポリウレタンの製造
    法。
  2. 【請求項2】 反応性水素を含む化合物がポリオールで
    ある、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 触媒組成物が3−[3−(ジメチルアミ
    ノ)プロピル]−プロピオンアミドからなる請求項1記
    載の方法。
  4. 【請求項4】 触媒組成物が3,3′−{[3−(ジメ
    チルアミノ)プロピル]イミノ}ビス−プロパンアミド
    からなる請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 発泡剤ならびに3−[3−(ジメチルア
    ミノ)プロピル]−プロピオンアミド、3,3′−
    {[3−(ジメチルアミノ)プロピル]イミノ}ビス−
    プロパンアミド、および3−[3−(ジメチルアミノ)
    プロピル]−プロピオンアミドと3,3′−{[3−
    (ジメチルアミノ)プロピル]イミノ}ビス−プロパン
    アミドの組み合わせからなる群より選ばれる化合物から
    なる触媒組成物の存在下で、有機ポリイソシアネートを
    ポリオールと反応させることからなるポリウレタンフォ
    ームの製造法。
  6. 【請求項6】 発泡剤が水である請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 化合物が3−[3−(ジメチルアミノ)
    プロピル]−プロピオンアミドである請求項6記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 化合物が3,3′−{[3−(ジメチル
    アミノ)プロピル]イミノ}ビス−プロパンアミドであ
    る請求項6記載の方法。
  9. 【請求項9】 触媒組成物が発泡触媒をも含む請求項6
    記載の方法。
  10. 【請求項10】 発泡触媒がビス(ジメチルアミノエチ
    ル)エーテルである請求項9記載の方法。
JP2000083578A 1999-03-26 2000-03-24 ポリウレタンを製造するためのアミド官能性アミン触媒 Expired - Fee Related JP3498038B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/276962 1999-03-26
US09/276,962 US6156814A (en) 1999-03-26 1999-03-26 Amido functional amine catalysts for the production of polyurethanes

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000290338A true JP2000290338A (ja) 2000-10-17
JP3498038B2 JP3498038B2 (ja) 2004-02-16

Family

ID=23058834

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000083578A Expired - Fee Related JP3498038B2 (ja) 1999-03-26 2000-03-24 ポリウレタンを製造するためのアミド官能性アミン触媒

Country Status (6)

Country Link
US (2) US6156814A (ja)
EP (1) EP1038896A3 (ja)
JP (1) JP3498038B2 (ja)
KR (1) KR100349700B1 (ja)
CN (1) CN1227278C (ja)
BR (1) BR0001378A (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2779149B1 (fr) * 1998-05-29 2000-09-15 Witco Procede de fabrication de mousse de polyurethane, polyester polyol amine utilise dans ce procede et mousse obtenue
US6759447B1 (en) * 2003-01-06 2004-07-06 Air Products And Chemicals, Inc. Physical properties of polyurethane foams using tertiary amino alkyl amide catalysts
US6737446B1 (en) * 2003-01-03 2004-05-18 Air Products And Chemicals, Inc. Tertiary amino alkyl amide catalysts for improving the physical properties of polyurethane foams
US6762211B1 (en) * 2003-01-03 2004-07-13 Air Products And Chemicals, Inc. Tertiary amino alkyl amide polyurethane catalysts derived from long chain alkyl and fatty carboxylic acids
US6747069B1 (en) * 2003-03-10 2004-06-08 Air Products And Chemicals, Inc. Tertiary alkanolamine polyurethane catalysts derived from long chain alkyl and fatty carboxylic acids
US7169823B2 (en) * 2003-03-10 2007-01-30 Air Products And Chemicals, Inc. Tertiary alkanolamine polyurethane catalysts derived from long chain alkyl and fatty carboxylic acids
US20050059749A1 (en) * 2003-09-16 2005-03-17 Huntsman Petrochemical Corporation Catalysts useful in polyurethane foam
US20050143478A1 (en) * 2003-12-24 2005-06-30 Kao Corporation Catalyst for preparing polyurethane
US20070225393A1 (en) * 2006-03-27 2007-09-27 Arnold Allen R Jr Crosslinkers for minimizing deterioration of polyurethane foams
DE102013201829A1 (de) 2013-02-05 2014-08-07 Evonik Industries Ag Amine, geeignet zur Verwendung bei der Herstellung von Polyurethanen
WO2016193474A1 (de) * 2015-06-03 2016-12-08 Byk-Chemie Gmbh Amidoamingruppenhaltige reaktionsprodukte
KR101589111B1 (ko) * 2015-08-27 2016-01-28 주식회사 지앤톡 보안 채팅 서비스 제공 방법 및 이를 실행하는 시스템
WO2024022832A1 (en) * 2022-07-28 2024-02-01 Evonik Operations Gmbh Tertiary amino-amide composition useful in making polyurethane polymers

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3073787A (en) * 1957-03-07 1963-01-15 Du Pont Improved process for preparing resilient isocyanate foams
US3954749A (en) * 1972-11-27 1976-05-04 Union Carbide Corporation Beta-amino carbonyl catalysts for polyurethane preparation
US3821131A (en) 1972-11-27 1974-06-28 Union Carbide Corp Beta-amino carbonyl catalysts for polyurethane preparation
US4049591A (en) * 1976-10-18 1977-09-20 Texaco Development Corporation Foams and elastomers prepared in the presence of high tertiary amine content polyurethane catalysts
US4143071A (en) * 1976-10-18 1979-03-06 Texaco Development Corp. High tertiary amine content compositions useful as polyurethane catalysts
DE2732292A1 (de) * 1977-07-16 1979-02-01 Bayer Ag Verfahren zur herstellung von polyurethankunststoffen
FR2509336A1 (fr) * 1981-02-14 1983-01-14 Sandoz Sa Procede pour ameliorer les solidites au mouille des colorants reactifs ou directs sur un substrat cellulosique et substrat cellulosique obtenu
JPH07508527A (ja) * 1992-07-01 1995-09-21 ビイク グルデン ロンベルク ヒェーミッシェ ファブリーク ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 錯体形成剤
JP3441917B2 (ja) * 1996-04-04 2003-09-02 クロムプトン コーポレイション ポリウレタン重合体に用いられる反応性アミン触媒
US5824711A (en) * 1997-05-05 1998-10-20 Air Products And Chemicals, Inc. N,N,N'-trimethylbis (Aminoethyl) ether substituted urea compostions for the production of polyurethanes

Also Published As

Publication number Publication date
KR20000062980A (ko) 2000-10-25
JP3498038B2 (ja) 2004-02-16
US6156814A (en) 2000-12-05
KR100349700B1 (ko) 2003-01-24
EP1038896A3 (en) 2001-10-31
CN1268524A (zh) 2000-10-04
BR0001378A (pt) 2000-10-17
EP1038896A2 (en) 2000-09-27
CN1227278C (zh) 2005-11-16
USRE38201E1 (en) 2003-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3273132B2 (ja) 水発泡ポリウレタンフォームの性能を改善するための反応性触媒組成物
JP3168457B2 (ja) ポリウレタン製造のためのn,n,n′−トリメチルビス(アミノエチル)エーテル置換尿素組成物
JP2967578B2 (ja) ポリウレタンを製造するためのアミノプロピルビス(アミノエチル)エーテル組成物
KR100255721B1 (ko) 발포 성능을 개선시키기 위한 폴리우레탄 촉매 조성물
JP3498038B2 (ja) ポリウレタンを製造するためのアミド官能性アミン触媒
KR20010051616A (ko) 폴리우레탄 포움의 치수 안정성을 향상시키기 위한 3급아민 함유 활성 메틸렌 화합물
KR100274117B1 (ko) 폴리우레탄 제조용 아미노메틸 피롤리딘 우레아 조성물
JP3852904B2 (ja) ポリウレタンを製造するための3−{n−[2−(n′,n′−ジメチルアミノエトキシ)エチル]−n−メチルアミノ}プロピオンアミド
JP3498037B2 (ja) ポリウレタンを製造するための新しい触媒組成物
MXPA00002795A (es) Catalizadores de amina amido funcionales para la produccion de poliuretanos
MXPA00002793A (en) 3- (n-(2-(n',n'-dimethylamino ethoxy)ethyl) -n-methylamino) propionamide for the production of polyurethanes
MXPA00002794A (en) New catalyst compositions for the production of polyurethanes
MXPA98004006A (es) Composiciones catalizadoras de poliuretano paramejorar desempeño de espuma

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees