JPH06155138A - トリマー刃の寿命予測方法 - Google Patents

トリマー刃の寿命予測方法

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JPH06155138A
JPH06155138A JP33355492A JP33355492A JPH06155138A JP H06155138 A JPH06155138 A JP H06155138A JP 33355492 A JP33355492 A JP 33355492A JP 33355492 A JP33355492 A JP 33355492A JP H06155138 A JPH06155138 A JP H06155138A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trimmer
trimmer blade
metal steel
steel strip
trimming
Prior art date
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Pending
Application number
JP33355492A
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English (en)
Inventor
Shinji Baba
信次 馬場
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP33355492A priority Critical patent/JPH06155138A/ja
Publication of JPH06155138A publication Critical patent/JPH06155138A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トリマー刃の寿命を正確に予測する。 【構成】 サイドトリマーにより金属鋼帯7をトリミン
グするに際し、予め金属鋼帯7の材質、板厚別にトリマ
ー刃3の摩耗度を求めておき、金属鋼帯7をトリミング
するたびに、検出した金属鋼帯7のトリミング長さと、
予め求めた金属鋼帯の材質、板厚別のトリマー刃3の摩
耗度に従ってトリマー刃3の摩耗量を算出して積算摩耗
量を求め、トリマー刃3の寿命を予測する。 【効果】 多種多様な金属鋼帯の製造ラインでのトリマ
ー刃の寿命を正確に予測でき、健全なトリム品質を確保
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、サイドトリマーおよ
びスリッターにおけるトリマー刃の寿命予測方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】熱延鋼帯用サイドトリマーおよびスリッ
ター、冷延鋼帯用サイドトリマーおよびスリッター、さ
らに一般金属鋼帯用サイドトリマーおよびスリッターに
使用されるトリマー刃は、上下一対のトリマー刃によっ
て構成され、トリミング処理対象物の金属鋼帯のトリミ
ング処理によって摩耗が進行する。このトリマー刃の摩
耗は、その刃部分に厚み方向の厚み摩耗と半径方向の径
摩耗とが同時に進行する。
【0003】このトリマー刃の摩耗が進行すると、金属
鋼帯のトリミング端面の剪断面側に“だれ”を生じ、ま
た破断面側に“かえり”を生じ、これが例えば冷間圧延
等の二次塑性加工を受けた場合に、端面荒れや割れを発
生させる原因となる。このため、通常トリマー刃の寿命
(取替)管理は、ミル内のロール回転数検出器で検出し
た回転数から求めた被トリミング鋼帯のトリミング長さ
あるいは処理トン数によってトリマー刃取替基準を設け
ている。
【0004】また、予め金属鋼帯のトリミング処理長さ
とトリマー刃の摩耗量との関係と、ドリマー刃の摩耗量
と上下トリマー刃間のクリアランス量およびオーバーラ
ップ量との関係とをそれぞれ求めておき、金属鋼帯をト
リミングしながら予め求めた関係に従って検出した金属
鋼帯のトリミング処理長さに応じて前記上下トリマー刃
間のクリアランス量およびオーバーラップ量を制御する
トリマー刃制御方法(特開昭62−224516号公
報)が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記被トリミング鋼帯
のトリミング長さあるいは処理トン数に基づくトリマー
刃の取替管理基準は、材質、板厚等の変化しない専用ミ
ルには適しているが、最近の多種多様化した鋼板需要に
対応して多種多様な鋼帯を製造しているミルでは、十分
なトリミング品質を確保することが困難である。また、
上記特開昭62−224516号公報に開示の方法は、
多種多様な鋼帯を製造しているミルでは、トリマー刃の
摩耗量が正確に予測できないといった問題点を有してい
る。
【0006】この発明の目的は、最近の多種多様化した
鋼板需要に対応してトリマー刃の寿命を正確に予測で
き、健全なトリム切断面を確保できるトリマー刃の寿命
予測方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく種々試験検討を重ねた。その結果、被トリ
ミング鋼帯の材質別、板厚別にトリマー刃の摩耗度を予
め求め、トリミング長さを考慮してトリマー刃の寿命を
予測することによって、トリマー刃の寿命を正確に予測
でき、健全なトリム切断面を確保できるとの結論に至
り、この発明に到達した。
【0008】すなわちこの発明は、サイドトリマーによ
り金属鋼帯をトリミングするに際し、予め金属鋼帯の材
質、板厚別にトリマー刃の摩耗度を求めておき、金属鋼
帯をトリミングするたびに、検出した金属鋼帯のトリミ
ング長さと、予め求めた金属鋼帯の材質、板厚別のトリ
マー刃の摩耗度に従ってトリマー刃の摩耗量を算出して
積算摩耗量を求め、トリマー刃の寿命を予測することを
特徴とするトリマー刃の寿命予測方法である。
【0009】
【作用】この発明においては、予め金属鋼帯の材質、板
厚別にトリマー刃の摩耗度を求めておき、金属鋼帯をト
リミングするたびに、検出した金属鋼帯のトリミンク長
さと、予め求めた金属鋼帯の材質、板厚別のトリマー刃
の摩耗度に従ってトリマー刃の摩耗量を算出して積算摩
耗量を求め、トリマー刃の寿命を予測するから、トリマ
ー刃の積算摩耗量を正確に把握することができ、健全な
トリム品質を確保することができる。
【0010】この発明における金属鋼帯の材質、板厚別
のトリマー刃の摩耗度は、例えば被トリミング鋼帯のC
量、Mn量、Si量等の材質別および2.8mm未満、
2.8〜4.5mm、4.5mm以上等の板厚別に、ト
リミング長さとトリマー刃の摩耗度との関係を予め求め
ておき、被トリミング鋼帯の材質別、板厚別のトリミン
グ長さを積算してトリマー刃の積算摩耗量を算出するこ
とによって、多種多様の鋼帯の需要に対応してトリマー
刃の積算摩耗量を正確に把握することができ、健全なト
リム品質を確保することができる。
【0011】
【実施例】以下にこの発明の詳細をこの発明方法を実施
するための構成例を示す図1ないし図3に基づいて説明
する。図1はこの発明方法を実施するための装置構成
図、図2は材質別のトリミング長さとトリマー刃摩耗量
との関係を示すグラフ、図3は板厚別のトリミング長さ
とトリマー刃摩耗量との関係を示すグラフである。図1
において、1はデフレクタロール、2はステアリングロ
ール、3は上トリマー刃4と下トリマー刃5とから構成
されるトリマー刃で、ブライドルロール6で搬送される
金属鋼帯7のトリミングを行い、トリミング屑8はスク
ラップボーラー9によって処理される。金属鋼帯7を搬
送するブライドルロール6には、トリミング処理された
金属鋼帯7の長さを検出するロール回転数検出器10が
設けられ、金属鋼帯7のトリミング長さを検出してい
る。
【0012】ロール回転数検出器10からの検出信号
は、金属鋼帯処理長さ演算器11と記憶装置12とトリ
マー刃摩耗量積算部13とから構成されるトリマー刃寿
命予測部14の金属鋼帯処理長さ演算器11に入力さ
れ、キーボード15から入力される金属鋼帯7の材質、
板厚とに基づいて、金属鋼帯7の材質、板厚別のトリミ
ング処理長さがカウントされ算出される。記憶装置12
には、キーボード15から予め図2に示すような金属鋼
帯の材質別のトリマー刃摩耗量とトリミング長さとの関
係式、図3に示すような板厚(t)別のトリマー刃摩耗
量とトリミング長さとの関係式が入力記憶されている。
トリマー刃摩耗量積算部13は、キーボード15から入
力される材質、板厚に基づいて記憶装置12から該当す
る材質、板厚別のトリマー刃摩耗量とトリミング長さと
の関係式を選択し、金属鋼帯処理長さ演算器11で検出
された金属鋼帯7のトリミング長さと、選択した材質、
板厚別のトリマー刃摩耗量とトリミング長さとの関係式
からトリマー刃摩耗量を演算し、既に記憶しているトリ
マー刃積算摩耗量に加算して限界トリマー刃積算摩耗量
と共にCRT画面16に表示すると共に記録するよう構
成する。
【0013】上記のとおり構成したことにより、金属鋼
帯7の材質別、板厚別にトリミング長さに基づくトリマ
ー刃の摩耗量が順次積算記憶されるから、トリマー刃の
摩耗量を正確に予測することが可能となり、限界トリマ
ー刃積算摩耗量に到達すれば取替えでき、健全なトリム
品質を確保することが可能となり、後工程の二次塑性加
工での端面荒れや割れを解消できる。この発明方法の実
施により、従来はトリマー刃3の摩耗量を正確に予測で
きなかったため生じていたトリミング不良を皆無とする
ことができた。
【0014】なお、トリマー刃3の摩耗量を正確に予測
できるから、トリマー刃の摩耗量と上下トリマー刃4、
5とのクリアランス量およびオーバーラップ量との関係
を予め設定しておけば、トリマー刃の摩耗量に応じて上
下トリマー刃4、5とのクリアランス量およびオーバー
ラップ量を調整でき、トリマー刃3の切れ味を長期間に
亘って良好に維持することができると共に、トリマー刃
3の寿命を伸ばすことができる。
【0015】
【発明の効果】以上述べたとおり、この発明方法によれ
ば、多種多様な金属鋼帯の製造ラインでのトリマー刃の
寿命を正確に予測することが可能となり、健全なトリム
品質を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明方法を実施するための装置構成図であ
る。
【図2】材質別のトリミング長さとトリマー刃摩耗量と
の関係を示すグラフである。
【図3】板厚別のトリミング長さとトリマー刃摩耗量と
の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 デフレクタロール 2 ステアリングロール 3 トリマー刃 4 上トリマー刃 5 下トリマー刃 6 ブライドルロール 7 金属鋼帯 8 トリミング屑 9 スクラップボーラー 10 ロール回転数検出器 11 金属鋼帯処理長さ演算器 12 記憶装置 13 トリマー刃摩耗量積算部 14 トリマー刃寿命予測部 15 キーボード 16 CRT画面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイドトリマーにより金属鋼帯をトリミ
    ングするに際し、予め金属鋼帯の材質、板厚別にトリマ
    ー刃の摩耗度を求めておき、金属鋼帯をトリミングする
    たびに、検出した金属鋼帯のトリミング長さと、予め求
    めた金属鋼帯の材質、板厚別のトリマー刃の摩耗度に従
    ってトリマー刃の摩耗量を算出して積算摩耗量を求め、
    トリマー刃の寿命を予測することを特徴とするトリマー
    刃の寿命予測方法。
JP33355492A 1992-11-18 1992-11-18 トリマー刃の寿命予測方法 Pending JPH06155138A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015025741A (ja) * 2013-07-26 2015-02-05 Jfeスチール株式会社 鋼板端面の欠陥検出方法及び欠陥検出装置
JP2022007575A (ja) * 2020-06-26 2022-01-13 東芝三菱電機産業システム株式会社 サイドガイド部材摩耗管理システムおよびサイドガイド部材摩耗管理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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