JP3633438B2 - 鋼帯の走間幅替方法および走間幅替部切断方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鋼帯同士を溶接した部分、特にその両端に圧延により伸びたノッチが存在する部分を連続してトリミングする時に必要な鋼帯の走間幅替方法およびその走間幅替部切断方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
熱延鋼板や冷延鋼板の製造においては、製品の幅寸法を整えるために精整ラインでトリミングが施される場合が多い。近年、このトリミングには、生産性の向上を図る目的で、鋼帯を走行させながら連続的に幅替を行う、いわゆる走間幅替法が採用されている。
【0003】
ところが、鋼帯同士を溶接した部分を連続的に走間幅替すると、鋼帯を走行させながら行うため、幅が連続的に変化している幅替部が生じる。この走間幅替部は所定の製品幅へ移行している部分であるため、この幅替部はトリミング後切断・除去される必要がある。また、酸洗時に幅の異なる熱延鋼板同士を溶接し、その後冷間圧延して製造される冷延鋼板の場合には、圧延時の破断防止のために溶接部両端には円弧状ノッチが加工されており、単純な走間幅替だけを行うとノッチ部分でトリム屑が分断されたり、ノッチ部分を製品部分として出荷される恐れがある。
【0004】
最近、特開平6−512号公報には、走間幅替時にトリマースタンドの幅方向位置を検出し、トリマーの幅替開始点から幅替完了点まで鋼帯をトラッキングして切断位置を特定してから切断して、生産性や歩留まりの向上を図る方法が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平6−512号公報に記載された方法では、幅替部の両端に圧延による伸びたノッチが存在する場合のトリマー幅替開始点および幅替完了点の判断基準がなく、そのため幅替部を正確に切断できないので、歩留まりの向上を図ることができない。また、幅替開始点および幅替完了点の判断基準がないので、トリム屑が分断され、トリム屑先端のシュートでの引っかかりやシュート飛び出しが発生する恐れがある。もしくは、幅替開始点と幅替完了点とノッチ部分とが合致せず、幅不良部として出荷する恐れがある。
【0006】
上記課題を解決する方法として、圧延前のノッチ長に対して圧延機で用いられる最大の伸率にて圧延されたとして、見込んで走間幅替を行う方法がある。しかしながら、上記方法では最大の伸率を見込んで走間幅替を行うので、製品幅が確保できる部分も幅不良となり、切断・スクラップ処理しなければならないので、歩留まりの低下が著しい。
【0007】
逆に最大の伸率を考慮しないで走間幅替を行うと、前述したトリム屑分断によるトリム屑先端のシュートでの引っかかりやシュート飛び出し、もしくは幅不良部を出荷してしまう恐れがある。
【0008】
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、鋼帯同士を溶接した部分の両端に圧延により伸びたノッチが存在する部分を走間幅替を行う際に、歩留まり良く、かつ引っかかりや飛び出しがない走間幅替方法および走間幅替部切断方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するための本発明の特徴は以下の通りである。
(1)先行する鋼帯と後行する鋼帯との接合部両端にノッチが施された鋼帯の幅替方法において、圧延前のノッチ長と鋼帯の圧延時の伸率とから圧延後のノッチ長を計算する工程と、前記計算された圧延後のノッチ長とノッチ深さおよびトリム代とから走間幅替軌跡を計算する工程と、該走間幅替軌跡に沿ってトリミングを行う工程と、を有することを特徴とする鋼帯の走間幅替方法。
【0010】
(2)(1)に記載の走間幅替軌跡から切断すべき走間幅替部の長さを計算し、該計算値に基づき走間幅替部を切断する工程を有することを特徴とする鋼帯の走間幅替部切断方法。
【0011】
圧延前の鋼帯同士の溶接部両端に加工されたノッチ長とその鋼帯の圧延時に用いられた実際の伸率とから圧延後のノッチ長を計算し、ノッチ深さおよびトリム代と圧延後のノッチ長とから走間幅替軌跡を計算するので、幅替部を正確に判断でき、切断すべき走間幅替部の長さである走間幅替軌跡長を最小限に抑えられて歩留まりの向上が図れる。
【0012】
そして、走間幅替軌跡に沿ってトリミングを行い、走間幅替軌跡長だけ切断すればトリム屑が分断されず、シュートでの飛び出しや引っかかりを防止できる。
【0013】
なお、鋼帯同士の溶接部の前後またはどちらか一方には圧延前に開けられた溶接部検出用の穴が設けられており、その穴の中心位置に対しても伸率を計算しているので、トリミング時および切断時の位置決めも正確かつ容易に行え、正確に走間幅替および走間幅替部の自動切断が行える。これらにより、幅不良部分であるノッチ部分を確実に切断・スクラップ処理するため、幅不良部を出荷してしまう心配もない。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1に、本発明方法の実施の形態の一例を模式的に示す。まず、圧延前の鋼帯同士の溶接部両端に加工されたノッチ長と圧延時の伸率とから圧延後のノッチ長を計算する。次に、計算された圧延後のノッチ長とノッチ深さおよびトリム代とから走間幅替軌跡を計算し、走間幅替部を正確に求める。
【0015】
図2に、このようにして計算した走間幅替軌跡の一例を示す。
溶接部検出用の穴を用いて位置決めを正確に行った後、算出された走間幅替軌跡に沿ってトリマー1によりトリミングする。その後、再度溶接部検出用の穴を用いて位置決めを正確に行った後、鋼帯3の幅替部をその走間幅替軌跡から求まる走間幅替軌跡長だけ切断装置2により切断する。
【0016】
ただし、実際の切断では切断装置2の能力により単位の走間切断長さが設定されるので、走間幅替軌跡長よりも若干長く切断することがある。
【0017】
表1に従来技術による走間幅替軌跡(スクラップ)長の一例を、表2に本発明による走間幅替軌跡(スクラップ)長の一例を示す。このような方法で切断することにより、予想される最大ノッチ長に基づいて走間幅替部切り捨てを行っていた従来のスクラップ長約10mから平均約7mに短縮でき、歩留まりを大きく向上できた。また、トリム屑が分断されず、シュートでの飛び出しや引っかかりが発生しなかった。
【0018】
【表1】
Figure 0003633438
【0019】
【表2】
Figure 0003633438
【0020】
【発明の効果】
本発明は以上説明したように構成されているので、鋼帯同士を溶接した部分の両端に圧延により伸びたノッチが存在する部分を走間幅替を行う際に、歩留まり良く、かつ引っかかりや飛び出しがない走間幅替方法および走間替部切断方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の実施の形態の一例を模式的に示す図。
【図2】圧延後のノッチ部における計算された走間幅替軌跡の一例を示す図。
【符号の説明】
1 トリマー
2 切断装置
3 鋼帯

Claims (2)

  1. 先行する鋼帯と後行する鋼帯との接合部両端にノッチが施された鋼帯の幅替方法において、圧延前のノッチ長と鋼帯の圧延時の伸率とから圧延後のノッチ長を計算する工程と、前記計算された圧延後のノッチ長とノッチ深さおよびトリム代とから走間幅替軌跡を計算する工程と、該走間幅替軌跡に沿ってトリミングを行う工程と、を有することを特徴とする鋼帯の走間幅替方法。
  2. 請求項1記載の走間幅替軌跡から切断すべき走間幅替部の長さを計算し、該計算値に基づき走間幅替部を切断する工程を有することを特徴とする鋼帯の走間幅替部切断方法。
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