JP6421810B2 - 鋼帯のせん断方法および装置 - Google Patents

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Description

本発明は、鋼帯(鋼板とも称する)をサイドトリミングによりせん断する方法および装置に関し、特に鋼帯裏面の凸部を生ずることなくせん断する、鋼帯のせん断方法および装置に関するものである。
金属帯(熱延鋼帯、冷延鋼帯などの鋼帯、その他金属帯も含む)の連続処理ラインでは、圧延などによる幅端部の形状の乱れを除去したり、金属帯の幅を最終の製品寸法に切り揃えたりする目的で、金属帯の両側端部をサイドトリマー(以下、トリマーとも略記する)を用いて切り落とす作業が行われる。
その際に、トリミング加工後の金属帯のせん断面には、かえり(刃がえり、バリとも呼ばれる)が生じる。かえりは加工硬化しており、かつ鋭利なため、金属帯を取り扱う際に危険であるとともに、金属帯をコイル状に巻き取る際に、金属帯に疵を付ける可能性がある。
この対策として、これまで、例えば、特許文献1〜5に開示の技術がある。
図1は、特許文献1に開示の技術を説明する図である。図1(a)は斜視図、(b)はA−A方向の断面図である。図中、1は金属帯、2はかえり、11はサイドトリマー、12はマッシャーロールをそれぞれ表す。
金属帯1の幅を製品幅に揃えるために、サイドトリマー11を用いてトリミング加工(せん断加工)を行うが、その際に、トリミング加工後の金属帯1のせん断面には、かえり2が生じる。そこで、トリミング加工後の金属帯1のエッジ(幅端部)をマッシャーロール12で押しつぶして、かえり2を精整する。
マッシャーロール表面にTi(C,N)、TiC、TiN、(Ti,Al)N、CrN、DLC(ダイヤモンドライクカーボン)の1種又は2種以上からなるコーティングを施すことで、靭性とロール表面の鏡面度を保持するとともに、耐摩耗性と耐焼付き性に優れたマッシャーロールを提供している。
また、特許文献2に開示の技術は、サイドトリマーにより切り込みを入れたのちロールで強圧し切り離すことによりトリミングする方法である。この技術は、上側の狭圧ロールを金属帯の全幅にわたる1本のロールとし、下側の狭圧ロールを金属帯のそれぞれの端部を押圧する2本のロールとすることを特徴としている。
そして、サイドトリマー内にロールを設置する技術としては、特許文献3に開示の技術がある。この技術は、サイドトリマー内にロールを設置し、サイドトリミング中の鋼帯のばたつきを抑えることで、サイドトリミングの安定性向上を目的としたものである。したがって、パスラインをサイドトリマー下刃頂点と同等の位置に固定することを特徴としている。この他に特許文献4に開示の技術もあるものの、サイドトリミングの安定性向上を目的としており、特許文献3に開示の技術と同様に、パスラインを変化させないことを特徴としている。
さらに、特許文献5に開示の技術は、上下ナイフ間のマイナスオーバーラップ量LおよびギャップCを被切断材の板厚t1 の如何によって変化させることを特徴とする薄鋼板のかえりなしサイドトリミングを達成している。
特開2013−86096号公報 特開平11−90724号公報 特開2004−181594号公報 特開2011−161569号公報 特開平05−8113号公報
しかしながら、上記先行技術は、かえり、刃がえり、バリとも呼ばれる、金属帯のエッジ(幅端部)に生成されるかえり(図1参照)には効果はあるものの、該かえりとは異なる、後述する突起(鋼帯裏面の凸部とも称する)に対しては効果がないという問題点がある。
図2は、鋼帯裏面の凸部およびトリム圧痕疵を示す図である。本発明が対象とする突起、すなわち鋼帯裏面のエッジ近傍に生成する鋼帯裏面の凸部と、この鋼帯裏面の凸部により生じるトリム圧痕疵を示している。図2(a)はコイル状に巻かれた製品を、(b)はコイルエッジ部断面の拡大を、(c)は製品表面のトリムエッジ近傍に生じたトリム圧痕疵を、それぞれ表す。
トリム圧痕疵とは、図2に示すようにトリムエッジ近傍(トリムエッジからX(数ミリ)の内側)に発生する裏面凸部がコイル巻取り時に製品表面で線状の押し疵となる欠陥である。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、トリム圧痕疵を生じさせることのないように、鋼帯裏面の凸部無しでサイドトリミングできる、鋼帯のせん断方法および装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明は以下の特徴を有している。
[1] 鋼帯のサイドトリミングにおける鋼帯のせん断方法であって、
サイドトリム時のパスラインをサイドトリマー下刃の上面より低くすることを特徴とする鋼帯のせん断方法。
[2] 上記[1]に記載の鋼帯のせん断方法において、
サイドトリマー入側のロール高さを下げて、前記パスラインをサイドトリマー下刃の上面より低くすることを特徴とする鋼帯のせん断方法。
[3] 上記[2]に記載の鋼帯のせん断方法において、
前記パスラインの下げ量を10mm以上とすることを特徴とする鋼帯のせん断方法。
[4] 上記[1]に記載の鋼帯のせん断方法において、
サイドトリマー内に設置された押さえロールを押し下げて、前記パスラインをサイドトリマー下刃の上面より低くすることを特徴とする鋼帯のせん断方法。
[5] 上記[4]に記載の鋼帯のせん断方法において、
前記パスラインの下げ量を10mm以上とすることを特徴とする鋼帯のせん断方法。
[6] 上記[1]〜[5]のいずれかに記載の鋼帯のせん断方法において、
サイドトリマーの回転負荷を低減することを特徴とする鋼帯のせん断方法。
[7] 上記[6]に記載の鋼帯のせん断方法において、
サイドトリマー刃の回転の駆動側と非駆動側での回転負荷の差を5%以下に低減することを特徴とする鋼帯のせん断方法。
[8] 上記[1]〜[7]のいずれかに記載の鋼帯のせん断方法を用いて、
トリム圧痕疵の発生を抑制した熱延鋼板を製造することを特徴とする熱延鋼板の製造方法。
[9] 上記[1]〜[7]のいずれかに記載の鋼帯のせん断方法を適用するための鋼帯のせん断装置であって、
サイドトリマー入側に設置されたホールドダウンロール、
サイドトリマー内に設置された押さえロール、
サイドトリマー刃の回転の駆動側と非駆動側での回転負荷の差を低減する装置、のいずれかまたはこれら2以上の組合せを具備することを特徴とする鋼帯のせん断装置。
本発明によれば、パスラインの変更または回転負荷の軽減を行うようにしたので、鋼帯裏面の凸部無し、または凸部低減してサイドトリミングでき、トリム圧痕疵の発生を防ぐことができるようになった。
特許文献1に開示の技術を説明する図である。 鋼帯裏面の凸部およびトリム圧痕疵を示す図である。 トリム圧痕疵の原因である鋼帯裏面の凸部の発生を説明する図である。 裏面凸部の定量評価指標としての凸高さを示す図である。 本発明の一実施形態を示す図である。 トリマー前パスライン高さと凸高さの関係例を示す図である。 サイドトリマーの構成例を示す図である。 本発明の他の一実施形態を示す図である。 シミュレーション結果の一例を示す図である。 サイドトリマー内パスライン高さと凸高さの関係例を示す図である。
本発明は、前記課題を解決するための方法を模索していたところ、パスラインの変更または回転負荷の低減により裏面凸部の低減効果があるという新知見が得られ本発明に想到したものである。
図3は、トリム圧痕疵の原因である鋼帯裏面の凸部の発生を説明する図である。図3(a)は、通板素材である鋼帯をサイドトリマーの上刃と下刃でせん断している様子を示す斜視図を、図3(b)および(c)は、せん断が終わる直前およびせん断が終わった直後の断面図をそれぞれ表す。
サイドトリマーではせん断初めに上刃が鋼板に接触し、その後下刃に鋼板が押さえつけられながらせん断が行われる。この時に、鋼板裏面の下刃との接触部分が塑性変形することで凸部(図3(b)で破線円形で裏面凸部と表示)が発生する。
図4は、裏面凸部の定量評価指標としての凸高さを示す図である。前記図2(b)との同様のコイルエッジ部断面を示している。図4に示したように、鋼板の裏面と表面のエッジ部それぞれの傾き線の鋼板エッジでの距離を凸高さと定義し、裏面凸部の定量評価指標とする。
せん断を模擬したFEMを用いたシミュレーションより、板厚が厚くなるほど、凸高さが大きくなるという結果が得られており、実際の現象としても厚物材(例えば、板厚t>4.0mm)になるほど圧痕疵の発生率が高くなっている。そして、実機調査からは、凸高さ0.5mm以下がトリム圧痕疵の品質上問題とならないレベルであり、加えて、凸高さ0.4mmがより好ましいレベルであることを確認した。
図5は、本発明の一実施形態を示す図である。トリマー付近の側面図であり、図中、3はテーブルロール、4は鋼帯、5はホールドダウンロール、7押さえロール、11はサイドトリマーをそれぞれ表す。
鋼帯4のパスラインを、通常のパスラインより下げている様子を示している。これには、サイドトリマー11の前(入側)で、テーブルロール3からの破線で示す水平位置からホールドダウンロール5により下げる、および/または、サイドトリマー11の内で押さえロール7で鋼帯4を押えることにより行う。
パスラインをトリマー下刃の上面より低くすることにより、サイドトリマー11でのせん断時に下刃と鋼帯4の接触面積が大きくなり、裏面凸部が低減する。
図6は、トリマー前パスライン高さと凸高さの関係例を示す図である。オペ(OPまたは非駆動)側とドライブ(DRまたは駆動)側とも、トリマー前パスライン高さを下げて、パスラインを下刃の上面より下げるようにしたから、下刃との接触面が広くなり前述の凸高さが低減できている。トリマー前パスライン下げ量は10mm以上が好ましい。
なお、本発明はこれに限るものでなく、トリマー前のロールを下げるか、ホールドダウンロール5の上ロールを押さえつけることでもよい。
また、トリマー前パスライン下げをトリマーへのパスライン入り角度で規定すると、パスラインが上側から進入する場合を正とした場合、0°〜−1°の範囲が好ましい。
図7は、サイドトリマーの構成例を示す図である。図7(a)は、サイドトリマー正面図であり、図7(b)は、サイドトリマーによるせん断の様子をそれぞれ示す図である。図中、4は鋼帯、6aは上ゴムリング、6bは下ゴムリング、7は押さえロール、11aはサイドトリマー上刃、11bはサイドトリマー下刃をそれぞれ表す。
鋼板のせん断は、サイドトリマー上刃11aおよびサイドトリマー下刃11bで実施される。図7に示すように、サイドトリマーにはサイドトリマー刃付近での板拘束・パスライン調整は、サイドトリマー刃に沿う形で設置する上ゴムリング6a、下ゴムリング6bで行うことができる。サイドトリマー上下刃は定期的な交換の容易さ、せん断荷重による変形でトリミング不良が発生することを防ぐため、15mm以上の厚みがあることが望ましい。上下ゴムリングは、サイドトリマー刃内縁と板が接触することによる疵を防止する上でも重要であるが、トリム断面でのパスラインを可能な限り低下させることも重要である。そのため、下ゴムリング6bの径はサイドトリマー下刃11bの径+2mm以下にすることが望ましい。
押さえロール7は図7(b)に示すように、DR・OP側サイドトリマー刃に挟まれる形でDR・OP側それぞれに配置することで、トリム刃近傍でパスラインを低下させることができる。また、トリマー入出方向に複数のロールを設けることで、トリマー内でのパスライン低下の効果を大きくすることができる。単一の押さえロールの寸法は、トリマー内に複数設置できることを考慮し、直径Dは200mm以下、幅Wは100mm以下とすることが望ましい。
また、押さえロール7に水平方向(DR・OP方向)の位置調整機能と垂直方向の位置調整機能があることで、パスライン低下量を調整することができる。水平方向の位置調整機能としては、押さえロール端面とサイドトリマーゴムリング端面の距離Lが0〜100mmであれば十分である。垂直方向の位置(X)調整機能としては、押さえロール下端がパスライン−40mmの範囲で調整できれば十分である。
さらに、FEMを用いたシミュレーションより、サイドトリマーの回転負荷低減が凸高さの抑制に有効だという新しい知見が得られた。
図8は、本発明の他の一実施形態を示す図である。サイドトリマー本体を模式的に示す図であり、図中、11aはサイドトリマー上刃、11bはサイドトリマー下刃、8は同調ギア、9は同調軸をそれぞれ表す。
点線で示す同調軸9と同調ギア8で構成される同調機構に注目した。この同調機構は、OP側とDR側のサイドトリマーの回転を同調して両サイドをトリミングするものである。
しかしながら、この同調機構が存在することで、OP側とDR側で回転が干渉して回転負荷(駆動側と非駆動側での回転負荷の差)が増大することに着目し、同調機構の撤去を行い効果の評価を行った。
同調機構を撤去したことによって、トリマー刃の回転の駆動側と非駆動側での回転負荷の差がなくなることにより、サイドトリマー下刃11bと鋼帯(図示せず)との接触面圧が低下し、凸高さが低くなり、それにより鋼帯の裏面凸部が低減するという良好な結果が得られた。
なお、ここでは同調機構撤去の場合について説明したが、本発明はこれに限るものでなく、軸受けの変更など他の方法および装置による回転負荷の差低減方法および装置を用いるようにしても良い。また、サイドトリマー刃の回転の駆動側と非駆動側での回転負荷の差については、後述する実施例1に示すように、5%以下とする必要がある。
[実施例1]
本発明の効果を確かめるべく、FEMを用いたシミュレーションにて回転負荷の影響を検討した。
刃の受けるせん断力と刃の所要回転力には正の相関関係があり、余分な回転負荷が掛かると仮定するとせん断力は通常よりも大きくなり、板の裏面に高い面圧を受けることで局所的に塑性変形し凸が発生する。そこで、回転負荷低減による面圧低減が有効だと結論付け、FEMを用いたシミュレーションでの検証を行ないました。
刃半径200mm、鋼板厚み6mmを対象に、シミュレーションを行った。図9は、シミュレーション結果の一例を示す図である。図9(a)および(b)は、回転負荷0%および10%でのせん断後のライン方向の面イメージをそれぞれ示している。なお、回転負荷10%とは、トリマー刃の回転の駆動側と非駆動側での回転負荷の差が10%であり、回転負荷0%とは、駆動側と非駆動側での回転負荷の差がないことをいう。
裏面のせん断端部から同じ2.6mmのところに凸部が発生しているものの、図4で定義した凸部高さで比べてみると、(a)では0.30mm、(b)では0.50mmと差がでており、余分な回転負荷無しのほうが裏面凸部高さが小さくなるという結果が得られた。
さらに、図9(c)に、図9(a)と(b)の結果を、回転負荷vs凸部高さでプロットしたものである。これから、凸部高さ0.4mm以下に抑えようとすれば、回転負荷は5%以下に低減する必要があることが分る。
[実施例2]
本発明の効果を確かめるべく、実際の製造工程にて本発明を適用した。先ず、SPHC規格の板厚6.0mmの鋼帯を対象に、図5に示す装置構成にてパスライン変更前後による比較を行った。その結果を表1に示す。
裏面凸部の定量評価指標である、OP側とDR側でのそれぞれの平均凸高さを、従来(通常のパスライン:比較例)とパスライン変更(ホールドダウンロールを通常のパスラインより5mm低く変更:発明例1)で比べている。従来では、0.8mm程あった平均凸高さが、パスライン変更によって0.3mm程低くなった。
さらに、これに加えて、同調機構の撤去前後を比べた結果が、表2である。
同調機構の撤去前(発明例1)の平均凸高さが、OP側とDR側でそれぞれ0.47、0.53mmであったものが、撤去後(発明例2)では、それぞれ0.26、0.27mmと、OP側で45%、DR側で51%まで凸高さを低減することができた。なお、撤去後(発明例2)では、回転負荷(駆動側と非駆動側での回転負荷の差)は5%以下であった。
以上、パスラインの変更と回転負荷軽減を行うようにしたので、鋼帯裏面の凸部無しでサイドトリミングでき、トリム圧痕疵の発生を防ぐことができるようになった。
さらに、以上に加えて、トリマー内パスライン変更(低下)を比べた結果が、表3である。
前記発明例2の平均凸高さが、OP側とDR側でそれぞれ0.26、0.27mmであったものが、発明例3では、それぞれ0.24、0 .25mmとそれぞれ0.02mmずつ凸高さを低減することができた。
図10は、サイドトリマー内パスライン高さと凸高さの関係例を示す図である。これまでの実施例が板厚6.0mmのものに対して行っているが、ここでは板厚4.5mmの鋼板に行った結果である。
下刃頂点を基準高さとして、押さえロール最下点を0〜−20mmで変化させ、そのときの凸高さで評価した。図10から、凸部高さを0.4mm以下とするには、トリマー内でのパスライン高さを−10〜−20mmとするのが望ましいことが分る。すなわち、押さえロールによるトリマー内パスライン下げ量は10mm以上が必要である。
1 金属帯
2 かえり
3 テーブルロール
4 鋼帯
5 ホールドダウンロール
6a 上ゴムリング
6b 下ゴムリング
7 押さえロール
8 同調ギア
9 同調軸
11 サイドトリマー
11a サイドトリマー上刃
11b サイドトリマー下刃
12 マッシャーロール

Claims (4)

  1. サイドトリマーを用いた鋼帯のサイドトリミングにおける鋼帯のせん断方法であって、
    サイドトリマー入側で、サイドトリマー前のロール高さを下げて、サイドトリム時のパスラインをサイドトリマー下刃の上面より低く、かつ、前記パスラインの下げ量を10mm以上とし、
    さらに、前記サイドトリマーにおいて、鋼帯の幅方向の一方の端部をせん断するサイドトリマー刃を駆動側のサイドトリマー刃、鋼帯の幅方向の他方の端部をせん断するサイドトリマー刃を非駆動側のサイドトリマー刃としたとき、前記駆動側のサイドトリマー刃と前記非駆動側のサイドトリマー刃の回転負荷の差を5%以下に低減することを特徴とする鋼帯のせん断方法。
  2. サイドトリマーを用いた鋼帯のサイドトリミングにおける鋼帯のせん断方法であって、
    サイドトリマー内に設置された水平方向の位置調整機能と垂直方向の位置調整機能を有する押さえロールを押し下げて、サイドトリム時のパスラインをサイドトリマー下刃の上面より低く、かつ、前記パスラインの下げ量を10mm以上とし、
    さらに、前記サイドトリマーにおいて、鋼帯の幅方向の一方の端部をせん断するサイドトリマー刃を駆動側のサイドトリマー刃、鋼帯の幅方向の他方の端部をせん断するサイドトリマー刃を非駆動側のサイドトリマー刃としたとき、前記駆動側のサイドトリマー刃と前記非駆動側のサイドトリマー刃の回転負荷の差を5%以下に低減することを特徴とする鋼帯のせん断方法。
  3. 請求項1または2に記載の鋼帯のせん断方法を用いて、
    トリム圧痕疵の発生を抑制した熱延鋼板を製造することを特徴とする熱延鋼板の製造方法。
  4. 請求項1または2に記載の鋼帯のせん断方法に用いる鋼帯のせん断装置であって、
    サイドトリマー入側で、サイドトリマー前に設置されたホールドダウンロール、および/または、サイドトリマー内に設置された水平方向の位置調整機能と垂直方向の位置調整機能を有する押さえロールと、
    駆動側のサイドトリマー刃と非駆動側のサイドトリマー刃の回転負荷の差を低減する装置を具備することを特徴とする鋼帯のせん断装置。
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