JPH06154713A - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

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JPH06154713A
JPH06154713A JP4336600A JP33660092A JPH06154713A JP H06154713 A JPH06154713 A JP H06154713A JP 4336600 A JP4336600 A JP 4336600A JP 33660092 A JP33660092 A JP 33660092A JP H06154713 A JPH06154713 A JP H06154713A
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B3/00Cleaning by methods involving the use or presence of liquid or steam
    • B08B3/02Cleaning by the force of jets or sprays
    • B08B1/32

Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗浄装置において、多面を有する被洗浄物と
洗浄ノズルの先端との距離を常に一定に維持して、洗浄
ノズルからの洗浄液が被洗浄物のすべての洗浄面に効果
的に作用し、より優れた洗浄効果を得るようにする。 【構成】 被洗浄物Wを洗浄槽37に浸漬し、被洗浄物W
を回転させながら洗浄ノズル39により洗浄液を噴出させ
て被洗浄物Wの洗浄を行う洗浄装置において、被洗浄物
Wを回転自在に支持するクランプ装置31の回転軸32に被
洗浄物Wの回転方向の形状と略同形状の倣いカム36を装
着する。そして高圧洗浄ノズル39を被洗浄物Wに向けて
移動自在に配設すると共に高圧洗浄ノズル39を倣いカム
36に係合させる。このように構成したので倣いカム36
に、被洗浄物Wに対して移動自在に配設した洗浄ノズル
39を係合させることにより、洗浄ノズル39の先端と被洗
浄物Wの洗浄面との距離を一定に維持することが可能と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばエンジン部品で
あるシリンダブロック、シリンダヘッド等の被洗浄物の
加工工程において、前記洗浄物に付着した切粉、油脂等
を除去するための洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】この種の洗浄装置としては、例えば、実公
昭63−7344号公報に記載された考案がある。この
洗浄装置は、洗浄装置本体が洗浄室と乾燥室とを別々に
備え、この洗浄室と乾燥室とに回転駆動モータに連結し
た回転駆動軸を水平に差渡して設けると共に洗浄室と乾
燥室内におけるこの回転駆動軸に、外周部に放射状に複
数のクランプ機構を装着した回転板を固着し、さらに、
クランプ機構の周囲近傍位置の洗浄室及び乾燥室に、洗
浄及び乾燥のために個々に目的を持たせた高圧洗浄ノズ
ル及び乾燥ノズルを多数配設したものである。そして、
これら高圧洗浄ノズルからは洗浄液が、乾燥ノズルから
はエアーが吹出すようになっている。
【0003】そして、搬送装置にて間歇送りで送られて
きた被洗浄物をクランプ機構にて把持して前記高圧洗浄
ノズル及び乾燥ノズルの位置に送り、各洗浄液及びエア
ーを吹きつけることによって所望する洗浄及び乾燥を行
うようにしたものである。
【0004】しかしながら、上記説明した洗浄装置にお
いては、洗浄装置本体が洗浄室と乾燥室とを備えて、洗
浄液の噴出による洗浄と、エアーの噴出による乾燥とを
別々に行っていたので、洗浄装置本体が大型化し、広い
設置面積が必要になると共に製作費が高くなる問題があ
った。
【0005】さらに、洗浄室と乾燥室のクランプ機構の
近傍には、個々の目的を持たせた高圧洗浄ノズル及び乾
燥ノズルが多数、例えば、被洗浄物により約1000〜2000
個、配設されて洗浄液及びエアーを噴出させていたの
で、ノズルの目詰まり等によりメンテナンス作業が相当
困難になり製作費も高くなる問題があった。
【0006】また、従来は搬送装置にて送られてきた被
洗浄物をクランプ機構にて把持し、この被洗浄物をクラ
ンプ機構の周囲近傍に配設されたノズルの位置に送り、
個々に目的を持たせて設けられた高圧洗浄ノズルより洗
浄液を噴射させて、被洗浄物を洗浄するようにしている
ので、凹部の内部のような隠れた部分の洗浄がしにくい
問題があり、また、種類の異なった被洗浄物は容易に洗
浄できない問題もあった。
【0007】そこで、これを改良すべく案出したもの
が、本出願人によってすでに提案されている(特願平4-
225158号、特願平4-225159号、実願平4-73940 号および
実願平4-73941 号参照)。
【0008】この提案のものは、洗浄装置本体に洗浄室
を設け、この洗浄室に配設した回転駆動軸に被洗浄物を
把持するクランプ装置を複数個、放射状に装着すると共
に洗浄室には被洗浄物を搬入し搬出する搬入搬出ステー
ションを設け、また、洗浄室の下部には高圧洗浄槽を設
けると共に洗浄槽の内部には高圧洗浄ノズルを装着した
ノズルチャンバを設けた高圧洗浄ステーションを設け、
さらに、洗浄室の上部にはエアーブローノズルを配設し
た水切りステーションを設けたものとなっている。
【0009】そして、洗浄する際には搬入搬出ステーシ
ョンにおいて、クランプ装置により受取られ、把持され
た被洗浄物を高圧洗浄ステーションへ案内し、洗浄槽の
洗浄液内に浸漬すると共にクランプ装置を回転させて被
洗浄物Wを、図10に示すように、回転させながらノズル
チャンバ1に装着した高圧洗浄ノズル2により高圧洗浄
液3を被洗浄物Wに向けて噴出し被洗浄物Wの洗浄を行
う。このように高圧洗浄液3が被洗浄物Wに向けて噴出
されると高圧洗浄液3は高圧洗浄槽内に溜まっている洗
浄液をも巻き込んで強力に被洗浄物Wに当たる。これに
より被洗浄物Wの周辺に溜っている洗浄液は攪拌され、
高圧洗浄液3の圧力と相俟って被洗浄物Wの洗浄が行わ
れる。
【0010】また、図11に示すように被洗浄物Wに貫通
孔W1が穿孔されている場合は、被洗浄物Wに強力に当っ
た高圧洗浄液3はその一部が被洗浄物Wの表面を高速で
流れて、高圧洗浄液3の圧力により貫通孔W1を通って流
れ、確実に貫通孔W1内が洗浄される。また、図12に示す
ように被洗浄物Wにキリ孔、タップ孔等の穿孔W2が穿設
されている場合は、被洗浄物Wに強力に当った洗浄液は
その一部が被洗浄物Wの表面を高速で流れ、穿孔W2を通
過する際に、キャビテーションが生じ、穿孔W2内に溜ま
っている洗浄液に流れを発生させ、確実に穿孔W2内を洗
浄することができる。
【0011】洗浄後は、回転駆動軸を回転させて被洗浄
物Wを水切りステーションに案内し、クランプ装置を回
転させて被洗浄物Wを回転させながらエアーブローノズ
ルによりエアーを被洗浄物Wに向けて噴出させ被洗浄物
Wの水切りを行う。そして、水切り後、回転駆動軸を回
転させて洗浄後の被洗浄物Wを搬入搬出ステーションへ
案内するようにしたものである。
【0012】このようにこの洗浄装置は、1つの洗浄室
で被洗浄物Wの洗浄及び水切りを行うようにしたので、
洗浄装置が小型化され、洗浄装置の設置面積が縮少され
ると共に製作費が低減される。また、従来のもののよう
に高圧洗浄ノズル及び水切りノズルを多数使用しないの
で、洗浄室が極めて簡素なものとなりメンテナンス作業
等を容易に行うことができる。
【0013】さらに、被洗浄物を洗浄液に浸漬し、この
被洗浄物を回転させながら高圧洗浄液を噴出し、それに
よる攪拌、水圧、キャビテーション等の作用を総合して
洗浄するようにしたので、従来のノズル洗浄では洗浄が
困難であった、隠れた部分の凹部内の洗浄も極めて容易
に洗浄することができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した上記洗浄
装置において、円柱状の被洗浄物に対しては、被洗浄物
の洗浄面と高圧洗浄ノズルの先端との距離を常に一定に
維持することができ、即ち、被洗浄物の洗浄面と高圧洗
浄ノズルの先端との距離を、高圧洗浄ノズルから噴出さ
れる高圧洗浄液が被洗浄物の洗浄面に効果的に作用する
ように設定することができるので、本洗浄技術において
は優れた洗浄効果を得ることができる。
【0015】しかしながら、多面を有する被洗浄物につ
いては被洗浄物が回転するので、どうしても被洗浄物の
洗浄面と高圧洗浄ノズルの先端との距離にばらつきが生
じ、被洗浄物の洗浄面と高圧洗浄ノズルの先端との距離
を常に一定に維持することが困難となって洗浄効果が低
減するという問題があった。
【0016】そこで、洗浄結果は被洗浄物の洗浄面に作
用する高圧洗浄ノズルから噴出される高圧洗浄液の水圧
と、被洗浄物の洗浄面と高圧洗浄ノズルの先端との距離
とにより決定されるので、より優れた洗浄効果を得るに
は、被洗浄物の洗浄面と高圧洗浄ノズルの先端との距離
を、高圧洗浄ノズルから噴出される高圧洗浄液が被洗浄
物の全ての洗浄面に均一に効果的に作用するように設定
する必要がある。
【0017】このためには、被洗浄物の全ての洗浄面に
対して高圧洗浄ノズルの先端が所定の距離、即ち、高圧
洗浄液が効果的に作用する距離となるように高圧洗浄ノ
ズルを配設すればよい。そこで、高圧洗浄槽内に被洗浄
物を所定の洗浄姿勢に維持し、被洗浄物の全ての洗浄面
に対して所定の距離にそれぞれ高圧洗浄ノズルを設ける
ことが考えられる。
【0018】しかし、このようにすると下記のような問
題点が生じる。すなわち、被洗浄物の全ての洗浄面に対
して高圧洗浄ノズルを配設するので、狭い高圧洗浄槽内
に多数の高圧洗浄ノズルを設けることになり、高圧洗浄
槽内が複雑なものとなり、高圧洗浄ノズルの目詰り等に
よるメーンテナンス作業が困難になると共に製作費が高
価なものとなる。
【0019】また、高圧洗浄ノズルは被洗浄物の全ての
洗浄面に対してそれぞれがほぼ鉛直となるように配設さ
れるので、高圧洗浄槽内に異なった角度に設定された多
数の高圧洗浄ノズルが設けられることになり、個々の高
圧洗浄ノズルから噴出される高圧洗浄液が互いにぶつか
りあい、高圧洗浄液の威力が低減し、本洗浄技術におけ
る優れた洗浄効果が失われる虞がある。
【0020】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、多面を有する被洗浄物おいて、被洗浄物の
洗浄面と高圧洗浄ノズルの先端との距離を常に一定に維
持することができると共に高圧洗浄ノズルから噴出され
る高圧洗浄液が被洗浄物のすべての洗浄面に効果的に作
用し、より優れた洗浄効果を得ることのできる洗浄装置
を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされたもので、被洗浄物を洗浄槽に浸漬
し、該被洗浄物を回転させながら高圧洗浄ノズルにより
洗浄液を噴出させて前記被洗浄物の洗浄を行う洗浄装置
において、前記被洗浄物を回転自在に支持するクランプ
装置の回転軸に被洗浄物の回転方向の形状と略同形状の
倣いカムを装着し、前記高圧洗浄ノズルを前記被洗浄物
に向けて移動自在に配設すると共に該高圧洗浄ノズルを
前記倣いカムに係合させたことを特徴とするものであ
る。
【0022】
【作用】本発明は、以上説明したように、被洗浄物を洗
浄槽に浸漬して回転させながら高圧洗浄ノズルにより洗
浄液を噴出させて洗浄を行う洗浄装置において、被洗浄
物を回転自在に支持するクランプ装置の回転軸に被洗浄
物の回転方向の形状と略同形状の倣いカムを取付けたの
で、この倣いカムに、被洗浄物に対して移動自在に配設
した高圧洗浄ノズルを係合させることにより、高圧洗浄
ノズルの先端と被洗浄物の洗浄面との距離を一定に維持
することが可能となる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図7に基
づいて説明する。図において、10は洗浄装置本体であ
る。この洗浄装置本体10の前部には被洗浄物Wを洗浄装
置本体10内へ送込む搬入ステーションT1と、送込まれた
被洗浄物Wを洗浄室25内へ引渡し、洗浄後の被洗浄物W
を受取る搬入搬出ステーションT2と、洗浄後の被洗浄物
Wの水切りをするユニットエアーブローステーションT3
と、被洗浄物Wを搬出する搬出ステーションT4とにより
構成された搬送部Tが設けられている。
【0024】11は搬入ステーションT1に架台13上に設け
た入口ローラコンベアで、この入口ローラコンベア11は
駆動モータ12により駆動される。14は被洗浄物受け15,
16,17(図2及び図3参照)を装着したトランスファバ
ーで、このトランスファバー14は図示しないリンク機構
を介して油圧シリンダと連結し、上昇、前進、下降、後
退し被洗浄物Wを間歇送りする。
【0025】18は搬入搬出ステーションT2に設けたマニ
プレータで(図3及び図4参照)、このマニプレータ18
は被洗浄物Wを洗浄室25内へ搬入し搬出するものであ
る。19は洗浄装置本体10に固着したシリンダであり(図
4参照)、このシリンダ19のスライダ19′はFF′方向
に移動する。
【0026】20はシリンダ19のスライダ19′に固着した
支持ブラケットで、21は支持ブラケット20に固着したガ
イドレールで、ガイドレール21にはベアリング22がE
E′方向に移動自在に嵌合している。23はベアリング22
に固着した被洗浄物受けで、24は支持ブラケット20に固
着したリフタシリンダであり、リフタシリンダ24のピス
トンロッド24′は被洗浄物受け23と連結している。
【0027】したがって、被洗浄物受け23はEE′方向
及びFF′方向に移動する。なお、本実施例ではマニプ
レータ18を上記のように構成したが、これに限定される
ものではなく、被洗浄物Wを洗浄室25内へ搬入しかつ搬
出するものであればよい。
【0028】25は洗浄装置本体10に設けた洗浄室で、こ
の洗浄室25の中腹部前部には、図4に示すように、被洗
浄物Wをマニプレータ18から受取り、洗浄後、マニプレ
ータ18へ被洗浄物Wを引渡しする搬入搬出ステーション
S1が、下部には搬入された被洗浄物Wを高圧洗浄する高
圧洗浄ステーションS2が設けられている。また、洗浄室
25の中腹部後部には高圧洗浄後の被洗浄物Wをリンスす
るリンス洗浄ステーションS3が、上部には洗浄後の被洗
浄物Wの水切りをする水切りステーションS4が設けられ
ている。
【0029】26は洗浄室25のほぼ中央部に水平に配設し
た回転駆動軸で、回転駆動軸26は洗浄室25の外部で洗浄
機本体10に固着したベアリング27,28により回転自在に
支持されている。29は洗浄室25内で回転駆動軸26に固着
した回転板で(図4参照)、回転板29には等間隔で4か
所に支持ブラケット30が固着している。
【0030】31は回転駆動軸26を円中心として同一円周
上になるように支持ブラケット30に回転自在に支持され
たクランプ装置で、クランプ装置31の回転軸32(図4及
び図6参照)は支持ブラケット30に固着したベアリング
33(図6参照)に回転自在に嵌合している。即ち、クラ
ンプ装置31は回転駆動軸26を円中心として同一円周上に
なるように回転駆動軸26に放射状に個々に独立して回転
自在に装着されている。
【0031】34はクランプ装置31の一方の回転軸32a に
固着した連結部材で、連結部材34には回転駆動軸26を円
弧中心とする円弧状のガイド溝35が形成されている。36
はクランプ装置31の他方の回転軸32b に装着した倣いカ
ムで、倣いカム36は被洗浄物Wの回転方向の形状と略同
形状に形成されている。
【0032】37は高圧洗浄ステーションS2に配設され、
洗浄室25の下部に設けた洗浄槽すなわち高圧洗浄槽で
(図2、図4及び図6参照)、38は高圧洗浄槽37内に設
けた複数の高圧洗浄ノズル39を装着した高圧ノズルチャ
ンバーで(図4参照)、高圧ノズルチャンバー38は、本
実施例では、高圧洗浄槽37内に2組設けられている。
【0033】40は高圧洗浄槽37内に設けたブラケット41
に固着支持されたガイドホルダで(図6及び図7参
照)、42は高圧ノズルチャンバー38に固着し、ガイドホ
ルダ40のガイド孔40′に摺動自在に嵌合したガイドで、
ガイド42には高圧ノズルチャンバー38に連通する流体路
43が穿設されている。
【0034】また、図6において、44は高圧ノズルチャ
ンバー38に固着したブラケットで、ブラケット44の先端
部には倣いカム36に係合するローラ45を回転自在に装着
している。46は高圧洗浄槽37の外部に設けた押圧シリン
ダで、押圧シリンダ46のピストンロッド46′はガイド42
に連結している。
【0035】したがって、高圧ノズルチャンバー38に装
着した高圧洗浄ノズル39は押圧シリンダ46のピストンロ
ッド46′が伸長することにより高圧ノズルチャンバー3
8、ブラケット44及びローラ45を介して倣いカム36に係
合させられる。
【0036】図6において、47はガイドホルダ40に設け
た連結金具で、連結金具47は図示しない高圧洗浄ポンプ
に連結した高圧洗浄配管48(図2参照)と連結してい
る。
【0037】49はリンス洗浄ステーションS3に配設さ
れ、洗浄室25の中腹部の後部に設けられた複数のリンス
高圧洗浄ノズル50を装着した一対のノズルチャンバー
で、一対のノズルチャンバー49は図示しない低圧洗浄ポ
ンプと連結した低圧洗浄配管51(図2参照)と連結して
いる。
【0038】52は水切りステーションS4に配設され、洗
浄室25の上部に設けたエアーブローノズルで、エアーブ
ローノズル52は図示しないエアー供給源に連結してい
る。
【0039】53はクランプ装置31の一方の回転軸32a に
固着した連結部材34に形成した円弧状のガイド溝35が係
合する、回転駆動軸26を円中心として同一円周上に洗浄
室25の一側壁25′に配設されたガイドレールである(図
5参照)。ガイドレール53は取付金具54により固定され
ている。
【0040】また、図5において、55は搬入搬出ステー
ションS1のガイドレール53の間にガイドレール53の一部
を成すようにガイドレール53と同一円周上に配設した位
置決めガイドレールで、この位置決めガイドレール55は
取付金具56により洗浄室25の一側壁25′に取付けられて
いる。この位置決めガイドレール55はクランプ装置31が
搬入搬出ステーションS1に案内されたとき、クランプ装
置31の一方の回転軸32a に固着した連結部材34の円弧状
のガイド溝35が係合し、クランプ装置31を被洗浄物Wの
搬出入可能な姿勢に位置決めする。
【0041】57は高圧洗浄ステーションS2のガイドレー
ル53の間にガイドレール53の一部を成すようにガイドレ
ール53と同一円周上に配設した回転駆動レールで、回転
駆動レール57は洗浄室25の一側壁25′の外部に設けた駆
動モータ58(図2及び図6参照)の駆動軸58′に取付金
具59によりに取付けられている。60は洗浄室25の一側壁
25′の外部に固着したガイドホルダで、ガイドホルダ60
は駆動モータ58の駆動軸58′を回転自在に支持してい
る。
【0042】また、図5において、61はリンス洗浄ステ
ーションS3にガイドレール53の間にガイドレール53の一
部を成すようにガイドレール53と同一円周上に配設した
回転駆動レールで、回転駆動レール61は洗浄室25の一側
壁25′の外部に設けた駆動モータ62の駆動軸62′に取付
金具63により装着されている。64は洗浄室25の一側壁2
5′の外部に固着したガイドホルダで、ガイドホルダ64
は駆動モータ62の駆動軸62′を回転自在に支持してい
る。
【0043】65は水切りステーションS4にガイドレール
53の間にガイドレール53の一部を成すようにガイドレー
ル53と同一円周上に配設した回転駆動レールで、回転駆
動レール65は洗浄室25の一側壁25′の外部に設けた駆動
モータ66の駆動軸66′に取付金具67により装着されてい
る。68は洗浄室25の一側壁25′の外部に固着したガイド
ホルダで、ガイドホルダ68は駆動モータ66の駆動軸66′
を回転自在に支持している。
【0044】また、図3において、69は洗浄装置本体10
に固着した架台70に取付けた駆動モータで、駆動モータ
69の駆動軸は回転駆動軸26と連結している。71は回転駆
動軸26に固着した割出し板で、割出し板71の外周には切
欠き71′が等間隔で4か所形成されている。72は架台70
に固着したロック装置で、ロック装置72はロックシリン
ダ73のピストンロッド73′が伸縮することによりロック
装置72のロックロッド(図示省略)が出没し、割出し板
71の切欠き71′と係合又は離脱して、割出し板71をロッ
ク又は解除する。
【0045】また、74はスラッジポンプ室75に収納され
たスラッジポンプで、スラッジポンプ74の吸引口は高圧
洗浄槽37の下部に設けた排水口37′とスラッジ管76(図
4参照)を介して連結している。77はスラッジポンプ74
の吐出口と連結したスラッジ管で、スラッジ管77は図示
しない濾過装置へ配管されている。78は洗浄槽37の上部
適所に設けたオーバーフロー管(図2及び図4参照)
で、オーバーフロー管78はスラッジ管77と同様に図示し
ない濾過装置へ配管されている。
【0046】また、図1において、79は搬出ステーショ
ンT4に架台80上に設けた出口ローラコンベアで、出口ロ
ーラコンベア79は駆動モータ81により駆動される。82は
図示しないエアーシリンダにより開閉する入口ドアで、
83は図示しないエアーシリンダにより開閉する出口ドア
である。
【0047】次に、本実施例の作用を説明する。図1乃
至図5に示すように、洗浄装置本体10の全ての装置は元
位置にある。そこで、搬入ステーションT1に設けた入口
ローラコンベア11の上に被洗浄物Wを載置すると、駆動
モータ12が作動し、被洗浄物Wを所定位置まで搬送す
る。被洗浄物Wが所定位置まで搬送されると、被洗浄物
Wは図示しないストッパに当接し、その位置で停止し位
置決めされる。
【0048】被洗浄物Wが所定位置で停止し位置決めさ
れると、図示しない油圧シリンダが作動し、トランスフ
ァーバー14は上昇し、被洗浄物Wを被洗浄物受け15で持
上げその状態で前進し下降する。トランスファーバー14
が下降すると、被洗浄物Wはマニプレータ18の被洗浄物
受け23に載置される。被洗浄物Wがマニプレータ18の被
洗浄物受け23に載置されると、トランスファーバー14は
後退し、元位置に復帰する。
【0049】被洗浄物Wがマニプレータ18の被洗浄物受
け23に載置されると、リフタシリンダ24が作動し、リフ
タシリンダ24のピストンロッド24′が短縮し、被洗浄物
WをE′方向へ上昇させる。被洗浄物Wが上昇すると、
シリンダ19が作動し、スライダ19′をF′方向へ移動さ
せ被洗浄物Wを洗浄室25の方に前進させる。被洗浄物W
が前進すると、リフタシリンダ24が作動し、ピストンロ
ッド24′が伸長し、被洗浄物WをE方向へ下降させる。
【0050】このとき、洗浄室25内においては、搬入搬
出ステーションS1にクランプ装置31がクランプ装置31の
一方の回転軸32a に固着した連結部材34の円弧状のガイ
ド溝35が位置決めガイドレール55に係合し(搬入搬出ス
テーションS1は図4において右側になる)、さらに、図
3に示す、ロック装置72のロックロッドが割出し板71の
切欠き71′に係合して、搬出入可能姿勢に位置決めされ
待機しているので、被洗浄物Wはクランプ装置31に載置
され、クランプ装置31により堅固に把持される。
【0051】被洗浄物Wがクランプ装置31に載置され、
把持されると、シリンダ19(図4参照)が作動し、スラ
イダ19′をF方向へ移動させマニプレータ18の被洗浄物
受け23を元位置に復帰させる。
【0052】被洗浄物Wがクランプ装置31に載置され、
把持されると、ロックシリンダ73(図3参照)が作動
し、ピストンロッド73′が短縮し、ロック装置72のロッ
クロッドを後退させ、割出し板71のロックを解除すると
共に駆動モータ69が作動し、回転駆動軸26をG方向(図
4参照)に回転させる。
【0053】回転駆動軸26がG方向に回転すると、クラ
ンプ装置31の一方の回転軸32a に固着した連結部材34の
円弧状のガイド溝35(図6参照)はガイドレール53(図
5参照)と係合し、クランプ装置31はガイドレール53に
沿って案内され、洗浄槽37の洗浄液に次第に浸漬してい
き、連結部材34の円弧状のガイド溝35は回転駆動レール
57と係合し、高圧洗浄ステーションS2に到達する。
【0054】連結部材34の円弧状のガイド溝35が回転駆
動レール57と係合し、高圧洗浄ステーションS2に到達す
ると、図示しないリミットスイッチがこれを検知し、駆
動モータ69の作動を停止し、回転駆動軸26の回転を停止
すると共にロックシリンダ73が作動し、ピストンロッド
73′が伸長し、ロック装置72のロックロッドが前進し、
割出し板71の切欠き71′と係合し、割出し板71をロック
する。即ち、被洗浄物Wは高圧洗浄ステーションS2の所
定位置に位置決めされる。
【0055】被洗浄物Wが高圧洗浄ステーションS2に位
置決めされると、駆動モータ58が作動し、回転駆動レー
ル57を回転させてクランプ装置31を回転させ、被洗浄物
WをH方向(図4参照)に回転させると共に図示しない
高圧洗浄ポンプが作動し、図示しないクリーン液槽から
洗浄液を汲み上げ、高圧洗浄液は高圧洗浄配管48、ガイ
ド42に設けた流体路43を通って2組の高圧ノズルチャン
バー38に供給され、高圧洗浄ノズル39から被洗浄物Wに
向けて噴出される。
【0056】又、被洗浄物Wが高圧洗浄ステーションS2
に位置決めされると、押圧シリンダ46(図6参照)が作
動して、ピストンロッド46′が伸長し、高圧ノズルチャ
ンバー38を被洗浄物Wの方向へ移動させ、ローラ45を倣
いカム36に当接させ、高圧ノズルチャンバー38に装着し
た高圧洗浄ノズル38を被洗浄物Wの洗浄面に対して所定
位置(高圧洗浄液が被洗浄物Wの洗浄面に最も効果的に
作用する位置)に位置決めする(図7をも参照)。
【0057】ローラ45が倣いカム36に当接すると、倣い
カム36はクランプ装置31の回転に伴って回転するので、
高圧ノズルチャンバー38は倣いカム36の形状にしたがっ
て移動する。即ち、高圧ノズルチャンバー38はクランプ
装置31の回転に同期して移動し、高圧洗浄ノズル38は被
洗浄物Wの洗浄面に対して常に一定の距離(所定位置)
に位置決めされることになる。
【0058】したがって、高圧洗浄ノズル39は被洗浄物
Wの洗浄面に対して常に一定の距離に位置決めされ、即
ち、高圧洗浄液が被洗浄物Wの洗浄面に対して最も効果
的に作用する位置に常に保持され、しかも、被洗浄物W
を回転しながら高圧洗浄液を高圧洗浄ノズル39から被洗
浄物Wの洗浄面に向けて噴出して洗浄するので、加工工
程において被洗浄物Wに付着した切粉、油脂等は確実に
除去され、きれいに洗浄される。
【0059】他方、被洗浄物Wが高圧洗浄ステーション
S2に位置決めされると、スラッジポンプ74が作動し、洗
浄槽37内に溜まった洗浄後の汚液を排出する。即ち、高
圧洗浄ノズル39から被洗浄物Wに向けて噴出され、被洗
浄物Wを洗浄後の切粉、油脂等を含んだ汚液は洗浄槽37
の排水口37′からスラッジ管76を経てスラッジポンプ74
へと流れ、スラッジポンプ74によりスラッジ管77を通っ
て図示しない濾過装置へ送られ、濾過装置により濾過さ
れて図示しないクリーン液槽へ還流される。
【0060】上記したようにして、高圧洗浄槽37内にて
被洗浄物Wの洗浄が完了すると、押圧シリンダ46が作動
し、ピストンロッド46′が短縮し、高圧ノズルチャンバ
ー38を被洗浄物Wとは反対方向へ移動させ、ローラ45の
倣いカム36との係合を解除すると共に図示しないリミッ
トスイッチがこれを検知し、駆動モータ58の作動が停止
し、駆動軸58′をロックし、回転駆動レール57を所定位
置に位置決めする。
【0061】回転駆動レール57が所定位置に位置決めさ
れると、ロックシリンダ73が作動し、ピストンロッド7
3′が短縮し、ロック装置72のロックロッドが後退し、
割出し板71のロックを解除する。割出し板71のロックが
解除されると、駆動モータ69(図3参照)が再び作動
し、回転駆動軸26をG方向(図4参照)に回転させる。
【0062】回転駆動軸26がG方向に回転させられる
と、クランプ装置31の一方の回転軸32に固着した連結部
材34の円弧状のガイド溝35はガイドレール53と係合し、
クランプ装置31はガイドレール53に沿って案内され、連
結部材34の円弧状のガイド溝35は回転駆動レール61と係
合し、リンス洗浄ステーションS3に到達する。
【0063】クランプ装置31がリンス洗浄ステーション
S3に到達すると、図示しないリミットスイッチがこれを
検知し、駆動モータ69の作動を停止し、回転駆動軸26の
回転を停止すると共にロックシリンダ73が作動し、ピス
トンロッド73′が伸長し、ロック装置72のロックロッド
が前進し、割出し板71の切欠き71′と係合し、割出し板
71をロックする。即ち、被洗浄物Wはリンス洗浄ステー
ションS3の所定位置に位置決めされる。
【0064】被洗浄物Wがリンス洗浄ステーションS3の
所定位置に位置決めされると、駆動モータ62が作動し、
回転駆動レール61を回転させてクランプ装置31を回転さ
せ、被洗浄物WをH方向に回転させると共に図示しない
低圧洗浄ポンプが作動し、図示しないクリーン液槽から
洗浄液を汲上げ、低圧洗浄液は低圧洗浄配管51を通って
一対のノズルチャンバー49に供給され、リンス洗浄ノズ
ル50から被洗浄物Wに向けて噴出され、被洗浄物Wのリ
ンス洗浄が行われる。
【0065】なお、高圧洗浄及びリンス洗浄中に高圧洗
浄槽37から溢れた洗浄後の汚液は、オーバーフロー管78
を通って図示しない濾過装置へ送られ、該濾過装置によ
り濾過されて、図示しないクリーン液槽へ還流される。
【0066】なお、本実施例では、一対のノズルチャン
バー49へ低圧洗浄液を供給し、リンス洗浄ノズル50から
被洗浄物Wに向けて低圧洗浄液を噴出し、リンス洗浄を
行うようにしたが、被洗浄物Wの種類及び目的により、
リンス洗浄に代わって他の手段を設けてもよいし、又
は、排除してもよい。
【0067】被洗浄物Wのリンス洗浄が終了すると、図
示しないリミットスイッチがこれを検知し、駆動モータ
62の作動が停止し、駆動モータ62の駆動軸62′をロック
し、回転駆動レール61を所定位置に位置決めする。回転
駆動レール61が所定位置に位置決めされると、ロックシ
リンダ73が作動しピストンロッド73′が短縮し、ロック
装置72のロックロッドが後退し、割出し板71のロックを
解除する。
【0068】割出し板71のロックが解除されると、駆動
モータ69が再び作動し、回転駆動軸26をG方向に回転す
る。回転駆動軸26がG方向に回転させられると、クラン
プ装置31の一方の回転軸32に固着した連結部材34の円弧
状のガイド溝35はガイドレール53と係合し、クランプ装
置31はガイドレール53に沿って案内され、連結部材34の
円弧状のガイド溝35は回転駆動レール65と係合し、水切
りステーションS4に到達する。
【0069】クランプ装置31が水切りステーションS4に
到達すると、図示しないリミットスイッチがこれを検知
し、駆動モータ69の作動を停止し、回転駆動軸26の回転
を停止すると共にロックシリンダ73が作動し、ピストン
ロッド73′が伸長し、ロック装置72のロックロッドが前
進し、割出し板71の切欠き71′と係合し、割出し板71を
ロックする。即ち、被洗浄物Wは水切りステーションS4
の所定位置に位置決めされる。
【0070】洗浄後の被洗浄物Wが水切りステーション
S4の所定位置に位置決めされると、駆動モータ66が作動
し、回転駆動レール65を回転させてクランプ装置31を回
転させ、被洗浄物WをH方向に回転させると共に図示し
ないエアー供給源からエアーが供給され、エアーブロー
ノズル52から洗浄後の被洗浄物Wに向けて噴出され、洗
浄後の被洗浄物Wの水切りを行う。
【0071】洗浄後の被洗浄物Wの水切りが終了する
と、図示しないリミットスイッチがこれを検知し、駆動
モータ66の作動が停止し、駆動モータ66の駆動軸66′を
ロックし、回転駆動レール65を所定位置に位置決めす
る。回転駆動レール65が所定位置に位置決めされると、
ロックシリンダ73が作動し、ピストンロッド73′が短縮
し、ロック装置72のロックロッドが後退し、割出し板71
のロックを解除する。
【0072】割出し板71のロックが解除されると、駆動
モータ69が再び作動し、回転駆動軸26をG方向に回転す
る。回転駆動軸26がG方向に回転させられると、クラン
プ装置31の一方の回転軸32に固着した連結部材34の円弧
状のガイド溝35はガイドレール53と係合し、クランプ装
置31はガイドレール53に沿って案内され、連結部材34の
円弧状のガイド溝35は位置決めガイドレール55と係合
し、搬入搬出ステーションS1に到達する。
【0073】クランプ装置31が搬入搬出ステーションS1
に到達すると、図示しないリミットスイッチがこれを検
知し、駆動モータ69の作動を停止し、回転駆動軸26の回
転を停止すると共にロックシリンダ73が作動し、ピスト
ンロッド73′が伸長し、ロック装置72のロックロッドが
前進し、割出し板71の切欠き71′と係合し、割出し板71
をロックする。即ち、クランプ装置31は搬入搬出ステー
ションS1に所定の搬出入姿勢に位置決めされる。
【0074】このようにして、クランプ装置31が搬入搬
出ステーションS1に所定の搬出入姿勢に位置決めされる
と、クランプ装置31は被洗浄物Wの把持を解除する。被
洗浄物Wの把持が解除されると、マニプレータ18のシリ
ンダ19が作動し、スライダ19′をF′方向へ移動し、被
洗浄物受け23を洗浄室25の方へ前進させる。被洗浄物受
け23が前進すると、リフタシリンダ24が作動し、ピスト
ンロッド24′を短縮し、被洗浄物受け23をE′方向へ上
昇させ、洗浄後の被洗浄物Wを持上げ、クランプ装置31
から受取る。
【0075】洗浄後の被洗浄物Wが持上げられると、シ
リンダ19が作動し、スライダ19′をF方向へ移動し、被
洗浄物受け23を後退させ、洗浄後の被洗浄物Wを後退さ
せる。洗浄後の被洗浄物Wが後退すると、リフタシリン
ダ24が作動しピストンロッド24′を伸長し、被洗浄物受
け23をE方向へ下降させ、洗浄後の被洗浄物Wを下降さ
せる。
【0076】このとき、トランスファバー14はトランス
ファバー14の被洗浄物受け15により搬入ステーションT1
(図3参照)で、次に洗浄する被洗浄物Wを持上げ、上
昇した状態にあるので、被洗浄物受け23が下降すると、
洗浄後の被洗浄物Wはトランスファバー14の被洗浄物受
け16上に載置される。
【0077】洗浄後の被洗浄物Wがトランスファバー14
の被洗浄物受け16上に載置されると、トランスファバー
14は前進し下降するので、次に洗浄する被洗浄物Wは搬
入搬出ステーションT2へ送られ、マニプレータ18の被洗
浄物受け23上に載置され、洗浄後の被洗浄物Wはユニッ
トエアブローステーションT3へ送られ、図示しない受台
上に載置される。
【0078】マニプレータ18の被洗浄物受け23上に載置
された次に洗浄する被洗浄物Wは、前述したようにし
て、洗浄室25の搬入搬出ステーションS1に待機している
クランプ装置31に引渡される。
【0079】ユニットエアブローステーションT3へ送ら
れた洗浄後の被洗浄物Wは図示しない固定エアブローノ
ズルによりエアを噴出して更に水切りが行われる。ユニ
ットエアブローステーションT3において、洗浄後の被洗
浄物Wの水切りが完了すると、洗浄後の被洗浄物Wはト
ランスファバー14の被洗浄物受け17(図3参照)により
持上げられ、トランスファバー14が仮想線で示す14′の
位置に前進し、これにともない洗浄後の被洗浄物Wを載
置している被洗浄物受け17も仮想線で示す17′の位置に
移動し、洗浄後の被洗浄物Wは、トランスファバー14が
下降することにより、搬出ステーションT4の出口コンベ
ア79上へ載置され、駆動モータ81が作動し、次工程へ搬
出される。
【0080】なお、洗浄装置10の入口と出口に設けたド
ア82及び83はトランスファバー14が被洗浄物Wを搬入又
は搬出するときに開き、洗浄中は閉じており、洗浄装置
10からの洗浄ミスト等の飛散を防止すると共に騒音の防
止をする。上記のようにして被洗浄物Wの1洗浄サイク
ルは終了する。以上、1つの被洗浄物に付いて説明した
が、トランスファバー14により逐次被洗浄物Wを搬送し
て順次自動的に洗浄が行われる。
【0081】次に、本発明の他の実施例を図8及び図9
に基づいて説明する。この実施例は洗浄装置本体のクラ
ンプ装置のみの構造を変えたものであり、他の部分は前
述の実施例の説明と同じなのでその説明は省略する。図
において、100 は洗浄装置に設けた洗浄槽すなわち高圧
洗浄槽であり、101 は高圧洗浄槽100 内に設けたクラン
プ装置である。クランプ装置101 の一方の回転軸102a及
び他方の回転軸102bは高圧洗浄槽100 に固着したベアリ
ング103 に回転自在に嵌合している。
【0082】104は高圧洗浄槽100 の外部に設けた回転
駆動モータで、回転駆動モータ104 の駆動軸 104′はカ
ップリング105 を介してクランプ装置101 の一方の回転
軸102aと連結している。したがって、回転駆動モータ10
4 が作動すると、クランプ装置101 はJ方向に回転す
る。
【0083】106はクランプ装置101 の回転軸102a及び1
02bに固着した倣いカムであるカム板で、カム板106 に
は被洗浄物Wの回転方向の形状と略同形状の倣いカム溝
107 が形成されている。108 は高圧洗浄槽100 内に設け
た複数の高圧洗浄ノズル109 を装着した高圧洗浄ノズル
チャンバーである。
【0084】110はカム板106 の倣いカム溝107 に回転
自在に係合した倣いローラで、倣いローラ110 は高圧洗
浄ノズルチャンバー108 に固着したブラケット111 の先
端部に回転自在に装着されている。したがって、高圧洗
浄ノズルチャンバー108 に装着した高圧洗浄ノズル109
は倣いローラ110 を介して倣いカム溝107 に係合するこ
ととなり、被洗浄物Wの洗浄面に対して高圧洗浄液が最
も効果的に作用する位置に位置決めされる。
【0085】112は高圧洗浄槽100 内に設けたブラケッ
ト113 に固着支持されたガイドホルダで、114 は高圧洗
浄ノズルチャンバー108 に固着し、ガイドホルダ112 の
ガイド孔 112′に摺動自在に嵌合したガイドで、ガイド
114 には高圧洗浄ノズルチャンバー108 に連通する流体
路115 が穿設されている。
【0086】116はガイドホルダ112 に設けた連結金具
で、連結金具116 は図示しない高圧洗浄配管と連結して
いる。117 は高圧洗浄槽100 の外部に設けたバランスシ
リンダで、バランスシリンダ117 のピストンロッド 11
7′はガイド114 と連結している。
【0087】このバランスシリンダ117 は倣いローラ11
0 に付加される荷重を支えるもので、カム板106 が回転
し、倣いローラ110 が倣いカム溝107 に沿って倣う際、
倣いローラ110 の追従性をよくするものである。もちろ
ん、倣いローラ110 に付加される荷重が小さいときは、
バランスシリンダ117 を除去してもよい。
【0088】次に、他の実施例の作用を説明する。クラ
ンプ装置101 は、所定の搬出入可能姿勢に位置決めさ
れ、高圧洗浄槽100 内には所定位置まで洗浄液が貯えら
れており、図示しない搬出入装置により被洗浄物Wを洗
浄液に浸漬してクランプ装置101 に載置すると、被洗浄
物Wはクランプ装置101 に堅固に把持される。
【0089】被洗浄物Wがクランプ装置101 に把持され
ると、回転駆動モータ104 が作動し、クランプ装置101
を回転し、被洗浄物Wを回転すると共に図示しない高圧
洗浄ポンプが作動し、図示しないクリーン液槽から洗浄
液を汲上げ、高圧洗浄液を図示しない高圧洗浄配管及び
ガイド114 に設けた流体路115 を経て高圧洗浄ノズルチ
ャンバー108 に供給し、高圧洗浄ノズル109 から高圧洗
浄液を被洗浄物Wに向けて噴出する。
【0090】一方、高圧洗浄ノズル109 を装着している
高圧洗浄ノズルチャンバー108 は倣いローラ110 を介し
て倣いカム溝107 に係合しているので、回転駆動モータ
104が作動し、クランプ装置101 が回転すると、これに
同期してカム板106 も回転し、倣いローラ110 は倣いカ
ム溝107 の形状に沿って倣い、高圧洗浄ノズルチャンバ
ー108 はカム板106 の倣いカム溝107 の形状にしたがっ
て移動する。
【0091】即ち、高圧洗浄ノズルチャンバー108 はク
ランプ装置101 の回転に同期して移動し、高圧洗浄ノズ
ル109 は被洗浄物Wに対して進退動し、被洗浄物Wの洗
浄面に対して高圧洗浄液が最も効果的に作用する位置に
常時保持される。
【0092】したがって、被洗浄物Wは洗浄液に浸漬さ
れ、回転しながら高圧洗浄ノズル109 により最も効果的
に作用する位置から常時高圧洗浄液を被洗浄物Wの洗浄
面に向けて噴出されて洗浄されるので、加工工程におい
て被洗浄物Wに付着した切粉、油脂等は確実に除去さ
れ、きれいに洗浄される。
【0093】なお、洗浄サイクル中は洗浄後の切粉、油
脂等を含んだ汚液は図示しないスラッジポンプにより排
出され、図示しない濾過装置へ送られ、濾過装置により
濾過され、図示しないクリーン液槽へ還流される。
【0094】このようにして、被洗浄物Wの洗浄が終了
すると、図示しないリミットスイッチがこれを検知し、
回転駆動モータ104 の作動が停止して、回転駆動モータ
104の駆動軸 104′がロックされ、クランプ装置101 を
所定の搬出入可能な姿勢に位置決めする。
【0095】クランプ装置101 は、所定の搬出入可能な
姿勢に位置決めされると、被洗浄物Wの把持を解除し、
図示しない搬出入装置が被洗浄物Wを搬出して一洗浄サ
イクルは終了する。
【0096】なお、この実施例では、高圧洗浄槽100 内
に前もって所定位置まで洗浄液を貯え、図示しない搬出
入装置により被洗浄物Wを洗浄液に浸漬してクランプ装
置101 に載置するよう説明したが、これに限定されるも
のではなく、被洗浄物Wをクランプ装置101 に載置し、
高圧洗浄ノズル109 から高圧洗浄液を噴出し、噴出した
洗浄液で被洗浄物Wを浸漬するようにしてもよい。
【0097】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、クラン
プ装置の回転軸に被洗浄物の回転方向の形状と略同形状
の倣いカムを装着し、該倣いカムに追従して高圧洗浄ノ
ズルを被洗浄物の洗浄面に対して同期して進退動可能に
設けたので、高圧洗浄ノズルを被洗浄物の洗浄面に対し
て常時最適位置、即ち、高圧洗浄液が被洗浄物の洗浄面
に最も効果的に作用する位置に保持することができ洗浄
効果を一層向上させることができる。
【0098】クランプ装置の回転軸に被洗浄物の回転方
向の形状と略同形状の倣いカムを装着し、該倣いカムに
追従して高圧洗浄ノズルを被洗浄物の洗浄面に対して同
期して進退動可能に設けたので、被洗浄物の変更に対し
て倣いカムを取替えるのみでよく対応が極めて容易であ
る。
【0099】クランプ装置の回転軸に被洗浄物の回転方
向の形状と略同形状の倣いカムを装着し、該倣いカムに
高圧洗浄ノズルを係合させる構成としたので、構成が極
めて簡素なものとなり製作費が廉価なものとなると共に
メーンテナンス作業が容易である。
【00100】クランプ装置の回転軸に被洗浄物の回転
方向の形状と略同形状の倣いカムを装着し、該倣いカム
に高圧洗浄ノズルを係合させる構成としたので、高圧洗
浄ノズルを高圧洗浄槽内の任意の位置に配設することが
できる。
【00101】クランプ装置の回転軸に被洗浄物の回転
方向の形状と略同形状の倣いカムを装着し、該倣いカム
に高圧洗浄ノズルを係合させる構成としたので、従来の
装置を容易に改造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正面図である。
【図2】図1のものの右側面図である。
【図3】図1のものの平面図である。
【図4】図1のもののA−A線に沿う断面図である。
【図5】図1のもののB−B線に沿う断面図である。
【図6】図4のもののC矢視図である。
【図7】図6のもののD矢視図である。
【図8】本発明の他の実施例を示す正面図である。
【図9】図8のものをI−I線に沿って視た図である。
【図10】従来の洗浄技術を説明する図である。
【図11】図10に示す被洗浄物に貫通孔が穿設されて
いる場合の洗浄説明図である。
【図12】図10に示す被洗浄物にキリ孔、タップ孔等
が穿設されている場合の洗浄説明である。
【符号の説明】
31 クランプ装置 36 倣いカム 37 洗浄槽 39 高圧洗浄ノズル 100 洗浄槽 101 クランプ装置 102 回転軸 106 カム板 109 高圧洗浄ノズル W 被洗浄物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 敬一 愛知県豊田市細谷町5丁目16番地 鬼頭工 業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被洗浄物を洗浄槽に浸漬し、該被洗浄物
    を回転させながら高圧洗浄ノズルにより洗浄液を噴出さ
    せて前記被洗浄物の洗浄を行う洗浄装置において、前記
    被洗浄物を回転自在に支持するクランプ装置の回転軸に
    被洗浄物の回転方向の形状と略同形状の倣いカムを装着
    し、前記高圧洗浄ノズルを前記被洗浄物に向けて移動自
    在に配設すると共に該高圧洗浄ノズルを前記倣いカムに
    係合させたことを特徴とする洗浄装置。
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