JPH061544U - 構造物の防水シートの張設構造 - Google Patents

構造物の防水シートの張設構造

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JPH061544U
JPH061544U JP5654991U JP5654991U JPH061544U JP H061544 U JPH061544 U JP H061544U JP 5654991 U JP5654991 U JP 5654991U JP 5654991 U JP5654991 U JP 5654991U JP H061544 U JPH061544 U JP H061544U
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JP
Japan
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waterproof sheet
bottom wall
sheet
flat bottom
waterproof
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Pending
Application number
JP5654991U
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English (en)
Inventor
善通 大川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lonseal Corp
Original Assignee
Lonseal Corp
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Publication date
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Publication of JPH061544U publication Critical patent/JPH061544U/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 防水シートに孔を開けることなく、しかも防
水シートを確実に固定させ、長期に渡り高度な防水性能
を得るための防水シート張設構造である。 【構成】 建物屋上等の平面底壁Aと立上り壁Bとで形
成された区画の絶縁防水構造において、前記平面底壁A
と前記立上り壁Bの下部を覆って展張された塩化ビニル
製防水シート11と、該防水シート11の前記平面底壁Aを
覆う部分において点状に分布されて該シートを貫通して
前記底壁に打込まれた頭付固定具23と、該固定具の頭部
23a の表面を覆って前記防水シートに貼着された保護カ
バー13と、前記底壁と前記立上り壁とで形成された隅角
部において前記防水シート表面に沿って釘着された塩化
ビニル被覆鋼板よりなるL型板材22と、前記立上り壁B
の内側部と前記L型板材22の表面及び前記平面底壁Aに
展張された隅角付近の防水シート11表面まで展延された
増張り防水シート12とを有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は構造物における防水シートの張設構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の張設構造は、例えば特開昭53-31324号公報に示されるように、建 物の屋上等における立上り壁の上端外周部、底壁平面部と立上り部との隅部およ び平面底壁に対して中間固定具を取り付けておき、これらを覆って防水シートを 敷き、該防水シートを貫通する接着剤注入器にて接着剤を前記中間固定具と防水 シートとの間に注入して接着させたものである。
【0003】
【考案が解決する問題点】
前記従来の構造では、中間固定具と防水シートとの接着剤による接着状態が確 認できないので、早期に接着が剥離したり、また、短期間の使用で前記防水シー トの注入器によるピンホールから水漏れが発生したり、ピンホールから亀裂が生 じて防水能力が低下する欠点があった。
【0004】 また防水シートが1枚の長尺状のもので立上り壁と平面底壁を展張した構造の ものは、シートが経時変化によって収縮してしまい、隅角部において張力により 浮き上がりが生じ、やがてその部分のシートに亀裂が発生し漏水の原因となって いた。
【0005】 本考案は上記欠点を取り除き、防水シートに孔を開けることなく、しかも防水 シートを確実に固定させ、長期に渡り高度な防水性能を得るための防水シート張 設構造を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案の構成は、建物屋上等の平面底壁と立上り壁 とで形成された区画の絶縁防水構造において、前記平面底壁と前記立上り壁の下 部を覆って展張された塩化ビニル製防水シートと、該防水シートの前記平面底壁 を覆う部分において点状に分布されて該シートを貫通して前記底壁に打込まれた 頭付固定具と、該固定具の頭の表面を覆って前記防水シートに貼着された保護カ バーと、前記底壁と前記立上り壁とで形成された隅角部において前記防水シート 表面に沿って釘着された塩化ビニル被覆鋼板よりなるL型板材と、前記立上り壁 の内側部と前記L型板材の表面及び前記平面底壁に展張された隅角付近の防水シ ート表面まで展延された増張り防水シートとを有する構造によって解決される。
【0007】
【実施例】
以下本考案を図面に示す一実施例に基づいて説明する。 図1から図4に示す様に、建物屋上等の平面底壁Aと立上り壁Bとで形成され た区画において、平面底壁Aの表面と立上り壁Bの隅角付近までとに亘って塩化 ビニル製防水シート11が展張される。この塩化ビニル製防水シート11は、点状に 分布配置する頭付固定具23の円盤状頭部23a により、平面底壁Aに圧着固定され る。図4に示す様に緩衝や断熱のためにゴムやポリエチレン等の合成樹脂発泡材 からなる補助シート14を前記防水シート11と平面底壁Aとの間に敷設することも できる。
【0008】 頭付固定具23の円盤状頭部23a と塩化ビニル製防水シート11との間に防水シー トの表面の保護と緩衝のために塩化ビニル製の当てシート15を介して固定するこ ともできる。当てシート15と防水シート11は液溶着剤等によって接着される。
【0009】 そして、前記固定具23は図5に示すように上端部が平坦な打込釘部と或る程度 の広さを有する円盤状の頭部23a とからなり、その円盤状の頭部23a の表面を塩 化ビニル製の保護カバー13により密封される。この保護カバー13は円盤状の頭部 13a の大きさよりも大きく、頭部13a を完全に覆うキャップ状のもので、円盤状 の頭部23a を被覆した後その外周面は前記防水シート11の表面と液溶着又は熱融 着等により水密的に密封接着される。
【0010】 前記塩化ビニル製防水シート11の端縁部11a は隅角付近の立上り壁Bまで展延 される。そして、該隅角部には前記防水シート11表面に沿って図6に示すような 塩化ビニル被覆鋼板よりなるL型板材21が押え釘21a によって平面底壁Aに固定 される。
【0011】 また、増張り防水シート12は前記立上り壁Bの内側部と前記L型板材21の表面 を覆い平面底壁A上の防水シート11表面部まで展張される。この増張り防水シー ト12と隅角部に釘着されたL型板材21表面とは液溶着により水密的に接着され、 防水シート11と増張り防水シート12との重なり部も液溶着等により水密的に接着 され、更に増張り防水シート12の端縁部は液溶接剤32でシーリングされ、水密性 を高める。
【0012】 立上り壁Bの上端部においては図1の様に塩化ビニル被覆鋼板よりなるL型板 材22で立上り壁上端外方隅角部を覆って釘部22a により釘着し、このL型板材22 上を覆うように増張り防水シート12を展張して、この増張り防水シート12とL型 板材22とを液溶着させ、増張り防水シート12の端縁部を液溶接材31でシーリング される。
【0013】 また、図2、図3に示される様に、立上り壁Bの上端部まで増張り防水シート 12を展張し、上端外方隅角部の増張り防水シート12上に前記L型板材22を釘着さ せてもよく、この場合、その釘部22a の頭をシーリングしたり、或いは図3の様 に前記増張り防水シート12と同質の他の防水カバー24でL型板材22を水密的に覆 われたものとしてもよい。
【0014】
【効果】
本考案の防水シート張設構造は以上のように構成されるので、防水シートの表 面にピンホールがでることなく、しかも、接着状態を確認しながら張設作業が行 えるので、接着が不完全だったり、早期に漏水するなどの事故を防ぐことができ る。また、平面底壁に敷設された防水シートは立上り壁の下隅角付近まで展延さ れているので、屋上に水が溜った時でも、万一増張り防水シート端縁部から水が 漏水したとしても、防水シート端縁部からの水の侵入を防止できる。更に、防水 シートを固定具の頭及びL型板材の面積全体で押えるので、固着状態が確実で、 その上を増張り防水シートで覆うので極めて水密性に優れ、防水シートと増張り 防水シートの2種のシートで屋上を張設するので、シートの収縮があっても、隅 角部が浮き上がることもない。
【0015】 また、固定具の頭およびL型板材は表面及び上下面がシートやカバーで覆われ ているので、上方及び特に下方のコンクリートからの湿気を受けることがなく、 錆により短期間に腐食することもなく、この点からも防水寿命が大幅に延長され る。
【0016】 本考案はその構造が簡単であるにもかかわらず、水密性が極めて高い防水シー トの張設構造が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図
【図2】他の実施例を示す断面図
【図3】更に他の実施例の断面図
【図4】更に他の実施例の断面図
【図5】防水シートを平面底壁に固定する部分の拡大断
面図
【図6】L型板材の断面図
【符号の説明】
Aは平面底壁 Bは立上り壁 11は塩化ビニル袋防水シート 12は増張り防
水シート 13は保護カバー 22はL型板材 23は頭付固定具 23aは固定具の
頭部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物屋上等の平面底壁と立上り壁と
    で形成された区画の絶縁防水構造において、前記平面底
    壁と前記立上り壁の下部とを覆って展張された塩化ビニ
    ル製防水シートと、該防水シートの前記平面底壁を覆う
    部分において点状に分布されて該シートを貫通して前記
    底壁に打込まれた頭付固定具と、該固定具の頭の表面を
    覆って前記防水シートに貼着された保護カバーと、前記
    底壁と前記立上り壁とで形成された隅角部において前記
    防水シート表面に沿って釘着された塩化ビニル被覆鋼板
    よりなるL型板材と、前記立上り壁の内側部と前記L型
    板材の表面及び前記平面底壁に展張された隅角付近の防
    水シート表面まで展延された増張り防水シートとを有す
    ることを特徴とする構造物の防水シート張設構造。
JP5654991U 1991-07-19 1991-07-19 構造物の防水シートの張設構造 Pending JPH061544U (ja)

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JP5654991U JPH061544U (ja) 1991-07-19 1991-07-19 構造物の防水シートの張設構造

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JPH061544U true JPH061544U (ja) 1994-01-14

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ID=13030181

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08209865A (ja) * 1995-11-30 1996-08-13 Lonseal Corp 構造物の防水シートの施工方法
JP2010185178A (ja) * 2009-02-10 2010-08-26 Lonseal Corp 外断熱防水構造

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56150259A (en) * 1980-04-23 1981-11-20 Yamade Giken Kk Water proofing of building and backing plate
JPS574185U (ja) * 1980-06-06 1982-01-09
JPS5796163A (en) * 1980-12-02 1982-06-15 Asahi Chemical Ind Roofing panel

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