JPH06154446A - 刺繍データ処理装置 - Google Patents

刺繍データ処理装置

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JPH06154446A
JPH06154446A JP4314793A JP31479392A JPH06154446A JP H06154446 A JPH06154446 A JP H06154446A JP 4314793 A JP4314793 A JP 4314793A JP 31479392 A JP31479392 A JP 31479392A JP H06154446 A JPH06154446 A JP H06154446A
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JP
Japan
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embroidery
work cloth
operator
area
characters
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Application number
JP4314793A
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English (en)
Inventor
Fumiaki Asano
史明 浅野
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 刺繍データ処理装置において、文字等の配列
及び拡大,縮小等を指定する際の、オペレータの入力作
業を効率的に行える。 【構成】 RAMの刺繍形成可能領域記憶エリアに記憶
された刺繍形成可能領域及び刺繍データ記憶エリアによ
り記憶された1つの刺繍の領域とに基づいて、表示装置
に加工布の所定の方向に文字などの刺繍をいくつ並べて
形成することが可能であるかを表示する(S4,S
5)。これにより、オペレータは、その画面を見て形象
的に配列可能な個数を知覚することができ、それに基づ
いて、制限内に収まるように文字等の刺繍の配列や拡
大,縮小を指定できる(S6)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加工布に文字,記号,
マーク等の刺繍を形成する刺繍ミシンにおける、刺繍形
成動作に必要な刺繍データを作成する刺繍データ処理装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば作業着の胸ポケットに
ネーム等を刺繍するための刺繍ミシンは、ミシンベッド
上に、加工布(ポケット布)を張渡し状態に保持する例
えば矩形枠状の刺繍枠を設け、水平移動機構によりその
刺繍枠を自在に移動させるように構成されている。そし
て、刺繍ミシンの制御装置は、例えば一針毎の針落ち点
を指示する刺繍データに基づいて、前記水平移動機構及
び針棒等を制御し、加工布に対する刺繍形成動作を自動
的に実行するようになっている。
【0003】前記刺繍データは、刺繍データ処理装置に
よって作成,編集等がなされ、前記刺繍ミシンの制御装
置に転送されるようになっている。この刺繍データ処理
装置は、例えば汎用のパーソナルコンピュータ本体に、
キーボード,CRTディスプレイ,ハードディスクドラ
イブ等を接続して構成されている。
【0004】この場合、前記ハードディスクドライブに
は、例えば、かな,漢字,ローマ字等の文字や、数字,
各種記号,マーク等(以下「文字等」という)の刺繍を
標準の大きさで形成するために必要な多数の標準刺繍デ
ータが、予め作成されて記憶されている。そして、オペ
レータがCRTディスプレイを見ながらキーボードを操
作して、前記文字等の配列(例えばA,B,Cの3文字
を横に並べるなど)を指定すると共に、刺繍の大きさ
(標準に対する拡大,縮小率)を指定することにより、
刺繍データ処理装置は、前記標準刺繍データを編集,加
工して必要な刺繍データを作成するようになっている。
【0005】ところで、上記刺繍ミシンにおける刺繍枠
は一定の大きさを有し、1回の縫製作業において刺繍を
形成することができる加工布の領域も決っている。従っ
て、複数個の文字等からなるネーム刺繍を行う場合、所
定方向に配列することができる文字等の数や、その拡大
率に自ずと制限が存することになる。
【0006】そこで、従来の刺繍データ処理装置では、
オペレータにより文字等の配列及び拡大,縮小率が入力
されると、実際の刺繍が加工布を占める領域の大きさを
演算し、加工布の刺繍形成可能領域に収まるかどうかを
チェックするようにしていた。そして、刺繍形成可能領
域に収まらない場合には、その旨が表示され、オペレー
タは、それを見て、文字等の配列あるいは拡大,縮小率
を変更するような入力作業を改めて行うようにしてい
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものでは、オペレータにより文字等の配列を入力さ
せた後、加工布の刺繍形成可能領域に収まるかどうかを
チェックするようにしているため、特に大きな刺繍を形
成したい場合など、一度の入力作業では済まずに、オペ
レータが何度も同様の入力作業を繰返さなければならな
い虞があり、入力作業の効率が悪くて使い勝手に劣る欠
点があった。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、文字等の配列及び拡大,縮小等を指定
する際の、オペレータの入力作業を効率的に行うことが
できる刺繍データ処理装置を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の刺繍データ処理装置は、加工布における刺
繍形成可能領域を記憶する刺繍領域記憶手段と、刺繍デ
ータによる1個の刺繍が前記加工布を占める単位領域を
記憶する単位領域記憶手段と、前記刺繍形成可能領域及
び単位領域に基づいて、前記加工布の所定の方向に刺繍
をいくつ並べて形成することが可能であるかを表示する
表示手段とを具備している。
【0010】この場合、前記表示手段を、画面に、前記
単位領域に相当する1個以上のブロックを所定の方向に
並べて表示するように構成すれば効果的である。また、
前記表示手段を、前記加工布の所定の方向に並べて形成
することが可能な刺繍の個数を表示するように構成して
も良い。
【0011】
【作用】上記構成を有する本発明の刺繍データ処理装置
によれば、刺繍領域記憶手段に記憶された刺繍形成可能
領域及び単位領域記憶手段により記憶された単位領域に
基づいて、表示手段により、加工布の所定の方向に文字
等の刺繍をいくつ並べて形成することが可能であるかが
表示される。従って、オペレータは、その表示により、
文字等の刺繍の配列可能な個数を容易に知ることがで
き、それに基づいて、制限内に収まるように文字等の刺
繍の配列や拡大,縮小を指定することができる。
【0012】この場合、表示手段を、単位領域に相当す
る1個以上のブロックを所定の方向に並べて画面に表示
するように構成すれば、オペレータは、その画面を見て
形象的に配列可能な個数を知覚することができる。ま
た、表示手段を、加工布の所定の方向に並べて形成する
ことが可能な刺繍の個数を表示するように構成しても、
オペレータは、刺繍の配列可能な個数を容易に知ること
ができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照して説明する。尚、本実施例は、請求項2に対応して
いる。まず、図2は刺繍システムの全体の外観構成を示
しており、この刺繍システムは、いわゆる卓上形の刺繍
ミシン1と、この刺繍ミシン1の動作に必要な刺繍デー
タの作成,編集等を行うための本実施例に係る刺繍デー
タ処理装置2とを、データ転送のためのRS−232C
ケーブル3にて接続して構成されている。
【0014】このうち、まず、前記刺繍ミシン1につい
て簡単に述べるに、刺繍ミシン1は、ミシンベッド4の
上方にアーム部5を一体的に備えて構成され、そのアー
ム部5の先端部には縫針6を有する針棒7が設けられて
いる。詳しく図示はしないが、前記ミシンベッド4には
前記縫針6との協働により加工布に縫目を形成する釜機
構が設けられ、前記針棒7及び釜機構は、主軸モータに
より駆動機構を介して同期駆動されるようになってい
る。
【0015】そして、前記ミシンベッド4上には、例え
ば作業着の胸ポケットとなるポケット布よりなる加工布
を張渡し状態に保持するための、例えば矩形枠状の刺繍
枠8が設けられている。この刺繍枠8は、図示しないX
軸モータやY軸モータ等からなる水平移動機構9によ
り、ミシンベッド4の上方を水平方向に自在に移動され
るようになっている。
【0016】尚、図示はしないが、前記刺繍枠8として
は、図2に示すような矩形枠状のもの(標準の刺繍枠)
の他にも、形状や大きさ等の異なる数種類のものが用意
されており、付替えが可能とされている。これら複数種
類の刺繍枠8は、夫々形状や大きさが異なることによ
り、保持した加工布における刺繍形成可能領域が相違す
ることになる。
【0017】さらに、前記アーム部5の前面には、スタ
ートキー等のミシンの動作を指示するための各種のキー
10が設けられていると共に、各種のメッセージなどを
表示するための液晶パネル11が設けられている。そし
て、刺繍ミシン1には、マイコンを主体とした制御装置
(図示せず)が内蔵されている。
【0018】この制御装置は、制御プログラム及び後述
の刺繍データ処理装置2から転送される刺繍データ等に
基づいて、前記主軸モータや水平移動機構9等を制御
し、もって、前記針棒7を上下駆動させつつ前記刺繍枠
8(加工布)を水平方向に自在に移動させ、例えば、か
な,漢字,ローマ字等の文字や、数字,各種の記号,マ
ーク等(文字等)の刺繍を、加工布に形成するようにな
っている。尚、刺繍データをフロッピーディスクから読
込むこともできるようになっている。
【0019】さて、本実施例に係る刺繍データ処理装置
2について、図3及び図4も参照して述べる。この刺繍
データ処理装置2は、例えば汎用のパーソナルコンピュ
ータ本体からなる本体12に、キーボード13,カラー
CRTディスプレイからなる表示装置14,ハードディ
スクドライブからなる外部記憶装置15等を接続して構
成されている。このうち、本体12は、図3に示すよう
に、CPU16,ROM17,RAM18,FDD(フ
ロッピーディスクドライブ)19をバス20により相互
に接続して構成されていると共に、入出力インタフェー
ス21を備えている。
【0020】前記入出力インタフェース21には、前記
キーボード13及び外部記憶装置15が接続されている
と共に、前記表示装置14を駆動するための表示駆動回
路22、及び、前記刺繍ミシン1に刺繍データを転送す
るためのRS−232C用入出力回路23が接続されて
いる。
【0021】この場合、前記外部記憶装置15には、前
記文字等の刺繍を標準の大きさで形成するために必要な
多数の標準刺繍データが、予め作成されて記憶されてい
る。そして、刺繍データ処理装置2は、オペレータが表
示装置14を見ながらキーボード13を操作して、前記
文字等の配列(例えばA,B,Cの3文字を横に並べる
など)を指定すると共に、刺繍の大きさ(この場合標準
に対する拡大,縮小率)を指定することにより、前記標
準刺繍データを編集,加工して必要な刺繍データを作成
し、前記刺繍ミシン1に転送するようになっている。
【0022】そして、後のフローチャートの説明にて明
らかとなるように、刺繍データ処理装置2は、そのソフ
トウエア構成により、前記オペレータによる文字等の刺
繍の配列及び拡大,縮小率の入力の際に、加工布の刺繍
形成可能領域及び1個の刺繍が加工布を占める単位領域
に基づいて、加工布の所定の方向に文字等の刺繍をいく
つ並べて形成することが可能であるかを、前記表示装置
14の画面14aに表示するようになっている。従っ
て、表示装置14などから、本発明にいう表示手段が構
成されているのである。
【0023】このとき、前記RAM18には、図4に示
すように、文字等の大きさ(単位領域)を記憶する文字
サイズ記憶領域18a、前記刺繍枠8の形状を記憶する
枠種類記憶エリア18b、表示装置14のカーソルの位
置を記憶するためのカーソル位置記憶エリア18c、刺
繍枠8の種類により決まる刺繍形成可能領域を記憶する
刺繍形成可能領域記憶エリア18d、指示された文字等
の刺繍データを記憶する刺繍データ記憶エリア18e
が、カウンタ18fやワーキングエリアなどと共に設け
られている。従って、RAM18が、本発明にいう刺繍
領域記憶手段及び単位領域記憶手段として機能するので
ある。
【0024】尚、本実施例では、刺繍データ処理装置2
は、標準刺繍データとしてブロックデータ(刺繍図形を
複数個の四角形等のブロックに分割した各ブロックの頂
点の座標等を示すデータ)を記憶しており、そのブロッ
クデータについての編集,加工を行うように構成されて
いる。そして、編集,加工後に、そのブロックデータ
を、刺繍ミシン1の動作に最終的に必要なステッチデー
タ(1針毎の刺繍枠8の移動量を指示するデータ)への
展開を行うようになっている。
【0025】次に、上記のように構成された刺繍データ
処理装置2の動作について、図1及び図5も参照して説
明する。刺繍ミシン1による例えばネーム刺繍等の縫製
作業を実行するにあたっては、オペレータは、刺繍デー
タ処理装置2を操作して必要な刺繍データを作成させ
る。このとき、刺繍データ処理装置2が実行する処理の
手順は、図1のフローチャートに示す通りである。
【0026】即ち、まず、ステップS1にて、文字等の
刺繍の大きさの標準からの倍率(拡大,縮小率)を指定
する変数Nに1(標準サイズ)が代入され、次のステッ
プS2では、表示装置14の画面14aに、標準サイズ
に相当するメッシュM(図5に点線で示す)が表示され
る。図5に示すように、このメッシュMの一目(1個の
四角形のブロックB)が、1個の文字等の刺繍の大きさ
即ち単位領域を表すようになっている。ステップS3で
は、カーソル(図示せず)が初期位置(画面14aの左
上)に表示される。
【0027】続いて、ステップS4にて、表示装置14
の画面14aに、標準の刺繍枠8の形状、言換えれば加
工布における刺繍形成可能領域Eが表示される(図5に
太い実線で示す)。そして、ステップS5にて、その刺
繍形成可能領域E内に包含されるブロックBのバックカ
ラーが変更される(図5にハッチングを付して示す)。
これにて、図5(a)に示すように、画面14aにおい
ては、例えば縦に4個、横に3個の計12個のブロック
Bが、色違いで表示されることになり、オペレータはそ
れを見て、標準の刺繍枠8にあっては、標準サイズの刺
繍が縦には4個、横には3個並べて形成することが可能
であることを知ることができる。
【0028】ここで、刺繍データ処理装置1はキー入力
待ちの状態となり(ステップS6)、オペレータは、キ
ーボード13を操作して形成したい刺繍の文字等の配列
や倍率を指示する。このキー入力待ちの状態(ステップ
S6)で、まず、矢印キーが操作されると、ステップS
7にてその操作に応じてRAM18に記憶されたカーソ
ル位置が更新されると共に、ステップS8にて画面14
a上でカーソルが移動される。オペレータは、例えば色
違いのブロックBのうち左端列の上から2段目にカーソ
ルを移動させる。尚、このとき、カーソルは刺繍形成可
能領域E内でのみ移動できるようになっている。
【0029】そして、オペレータが刺繍したい文字等及
びその配列を指示するには、文字キーを操作する。文字
キーが操作されると、ステップS9にて画面14aの現
在のカーソル位置(ブロックB内)に入力文字Cが表示
され、ステップS10にてカーソル位置が1個右側のブ
ロックB(もし右側にブロックBがなければ1行下がっ
た左端のブロックB)に更新され、ステップS11にて
入力文字CがRAM18に記憶される。オペレータが例
えばA,B,Cの3文字を横に並べた刺繍を形成したい
場合には、「A」,「B」,「C」の順に文字キーを操
作すれば良く、これにて、画面14aには図5(a)に
示される文字Cの表示がなされる。刺繍の大きさが標準
サイズで良い場合には、そのまま終了キーを操作すれば
良い。
【0030】一方、オペレータが標準サイズとは異なる
大きさの刺繍を形成したい場合には、文字サイズ変更キ
ーを操作し、倍率を指定する。すると、ステップS12
にて変数Nが指定された倍率に更新され、ステップS1
3にて標準サイズのN倍にてメッシュM及びブロックB
のバックカラーが再表示され、ステップS14にて文字
Cの表示もメッシュMに合せてN倍に再表示される(図
5(b)参照)。
【0031】これにて、オペレータは、画面14aを見
て、倍率Nの刺繍が刺繍形成可能領域(刺繍枠8)内に
収まるかどうかを知ることができる。図5(b)は、例
えば倍率を1.6倍とした場合、刺繍が縦横共に2個し
か形成することができないことを示しており、従って、
オペレータは、A,B,Cの3文字を横に並べた刺繍が
形成できないことを知ることができる。このような場合
には、オペレータは、倍率を改めて変更するあるいは刺
繍の配列を変更するように、改めてキー入力し直すよう
にする。尚、先に倍率を入力しておき、その後文字等を
入力するようにしても良い。
【0032】さらに、標準以外の刺繍枠8を使用する場
合には、オペレータは、枠変更キーを操作し、刺繍枠8
の種類を入力する(ステップS15)。すると、ステッ
プS16にて、画面14aにおける刺繍形成可能領域E
の表示が対応する刺繍枠8の形状のものに更新され、ス
テップS17にてその刺繍形成可能領域E内に包含され
るブロックBの表示(バックカラー)が更新されるので
ある。
【0033】このような入力の作業が終了すると、オペ
レータは終了キーを操作する。すると、ステップS18
にて、入力された各文字等の標準刺繍データ(ブロック
データ)が、外部記憶装置15から読出され、ステップ
S19にてその標準刺繍データがN倍されたブロックデ
ータが求められる。この演算は、例えばブロックの頂点
の座標をN倍したものに変換することにより行われる。
【0034】そして、ステップS20では、N倍に加工
されたブロックデータがいわゆる一針展開されてステッ
チデータが求められ、ステップS21にて、そのステッ
チデータが刺繍ミシン1に転送される。これにより、刺
繍ミシン1は、そのステッチデータに基づいて、オペレ
ータが指定した配列及び拡大,縮小率の文字等の刺繍
を、加工布に形成する作業を自動的に実行するのであ
る。
【0035】このように本実施例によれば、オペレータ
が文字等の配列及び拡大,縮小率を指定する際に、表示
装置14の画面14aに、加工布の所定の方向に文字等
の刺繍をいくつ並べて形成することが可能であるかが表
示されるので、オペレータは、その表示を見て、文字等
の刺繍の配列可能な個数を容易に知ることができ、それ
に基づいて、制限内に収まるように文字等の刺繍の配列
や拡大,縮小を容易に指定することができる。
【0036】従って、入力された文字等が加工布の刺繍
形成可能領域に収まるかどうかを後でチェックするた
め、一度の入力作業では済まずにオペレータが何度も同
様の入力作業を繰返さなければならない虞があった従来
のものと異なり、オペレータの使い勝手が向上し、入力
ミスもなく入力作業を効率的に行うことができるように
なるものである。
【0037】しかも、特に本実施例では、表示装置14
の画面14aに、刺繍形成可能領域E及びメッシュMを
表示すると共に、配列可能な単位領域に相当するブロッ
クBを色違いに表示するようにしたので、オペレータ
は、その画面14aを見て一目で配列可能な個数を知る
ことができるという利点も得ることができる。
【0038】尚、上記実施例では、画面14aにブロッ
クB(メッシュM)によって配列可能な単位領域を表示
するようにしたが、例えば縦4個,横3個といったよう
に、加工布の所定の方向に並べて形成することが可能な
刺繍の個数を表示するように構成しても良く、この場合
でも、上記実施例と同様の効果を得ることができるもの
である(請求項3の発明)。
【0039】そして、上記実施例では、単位領域(ブロ
ック)を全ての文字等に関して同等の大きさとしたが、
例えば「I」の文字の刺繍は加工布を占める単位領域の
幅が狭くて済むなど、文字等の種類によって単位領域の
大きさを変更するようにしても良い。また、文字等を斜
めに傾ける斜体刺繍を行う場合には、メッシュMの縦線
を傾斜させるようにすれば良く、斜め方向に文字等を配
列する場合には、メッシュMの横線を傾斜させるように
すれば良い。さらには、文字等の刺繍の倍率でなく絶対
的な大きさを指定するように構成しても良い。
【0040】その他、刺繍枠の種類をセンサ等により自
動判別する構成としても良く、また、刺繍ミシンと別体
でなく一体になっていても良いなど、本発明は要旨を逸
脱しない範囲内で適宜変更して実施することができるも
のである。
【0041】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
の刺繍データ処理装置によれば、加工布における刺繍形
成可能領域を記憶する刺繍領域記憶手段と、刺繍データ
による1個の刺繍が前記加工布を占める単位領域を記憶
する単位領域記憶手段と、前記刺繍形成可能領域及び単
位領域に基づいて、前記加工布の所定の方向に刺繍をい
くつ並べて形成することが可能であるかを表示する表示
手段とを具備しているので、文字等の配列及び拡大,縮
小等を指定する際の、オペレータの入力作業を効率的に
行うことができるという優れた実用的効果を奏するもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、処理手順を示
すフローチャート
【図2】刺繍ミシンを含む刺繍システム全体の外観を示
す斜視図
【図3】電気的構成を示すブロック図
【図4】RAMの内容を示す図
【図5】表示の一例を示す図
【符号の説明】
図面中、1は刺繍ミシン、2は刺繍データ処理装置、8
は刺繍枠、9は水平移動機構、12は本体、13はキー
ボード、14は表示装置、14aは画面、15は外部記
憶装置、16はCPU、17はROM、18はRAM、
Mはメッシュ、Bはブロック、Eは刺繍形成可能領域を
示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刺繍データに基づいて、加工布に文字,
    記号,マーク等の刺繍を形成する刺繍ミシンにおける、
    前記各文字,記号,マーク等の刺繍を標準の大きさで形
    成するための標準刺繍データを記憶すると共に、前記刺
    繍の配列や拡大,縮小等をオペレータが指示することに
    より前記標準刺繍データの編集,加工を行って前記刺繍
    ミシンの刺繍形成動作に必要な刺繍データを作成する刺
    繍データ処理装置であって、 前記加工布における刺繍形成可能領域を記憶する刺繍領
    域記憶手段と、 前記刺繍データによる1個の刺繍が前記加工布を占める
    単位領域を記憶する単位領域記憶手段と、 前記刺繍形成可能領域及び単位領域に基づいて、前記加
    工布の所定の方向に刺繍をいくつ並べて形成することが
    可能であるかを表示する表示手段とを具備することを特
    徴とする刺繍データ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記表示手段は、画面に、前記単位領域
    に相当する1個以上のブロックを所定の方向に並べて表
    示するように構成されていることを特徴とする請求項1
    記載の刺繍データ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記表示手段は、前記加工布の所定の方
    向に並べて形成することが可能な刺繍の個数を表示する
    ように構成されていることを特徴とする請求項1記載の
    刺繍データ処理装置。
JP4314793A 1992-11-25 1992-11-25 刺繍データ処理装置 Pending JPH06154446A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010029583A (ja) * 2008-07-31 2010-02-12 Janome Sewing Mach Co Ltd スティップリング模様縫い装置及びミシン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010029583A (ja) * 2008-07-31 2010-02-12 Janome Sewing Mach Co Ltd スティップリング模様縫い装置及びミシン

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