JPH0615379A - 絞り部品の全周をトリミングしかつ切り離される廃棄条片を同時に横切断するトリミング工具 - Google Patents

絞り部品の全周をトリミングしかつ切り離される廃棄条片を同時に横切断するトリミング工具

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JPH0615379A
JPH0615379A JP5121827A JP12182793A JPH0615379A JP H0615379 A JPH0615379 A JP H0615379A JP 5121827 A JP5121827 A JP 5121827A JP 12182793 A JP12182793 A JP 12182793A JP H0615379 A JPH0615379 A JP H0615379A
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blade
trimming
shearing
shear
tool
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JP5121827A
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Karl Weisser
カルル・ヴアイセル
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Daimler Benz AG
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Daimler Benz AG
Mercedes Benz AG
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26—HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26D—CUTTING; DETAILS COMMON TO MACHINES FOR PERFORATING, PUNCHING, CUTTING-OUT, STAMPING-OUT OR SEVERING
    • B26D7/00—Details of apparatus for cutting, cutting-out, stamping-out, punching, perforating, or severing by means other than cutting
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工作物の導入及び取出しのための空間を制限
することなくかつ少ない保守で信頼性のあるトリミング
工具により，廃棄条片の完全な破片なし横切断を行う。 【構成】 工作物２０の全周をトリミングしかつ切り離
される廃棄条片２１を同時に横切断するトリミング工具
において，廃棄条片２１の横切断が，上部トリミングせ
ん断刃１２による工作物２０のトリミングに続いて，上
部工具１０に固定的に一体化される上部横切断刃１３の
引続く直線状運動により行われ，この上部横切断刃１３
のせん断縁が，充填刃１４の制御される退避運動により
適時に露出される。充填刃１４は，工作物２０の完全か
つきれいなトリミング切断を行うのを可能にすると共
に，上部横切断刃１３のせん断縁をトリミングせん断刃
のせん断縁の所まで延ばすのを可能にする。上部横切断
刃１３の直線状下方運動により，廃棄条片２１はきれい
にかつ裂けることなく最も内側のトリミングせん断縁ま
で切り離される。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は，絞り部品の全周をトリ
ミングしかつ切り離される廃棄条片を同時に横切断する
トリミング工具に関する。
【０００２】
【従来の技術】このようなトリミング工具はドイツ連邦
共和国特許出願公開第４０３４２７８号明細書から公知
である。ここに示されているトリミング工具は，絞り部
品を位置ぎめして受入れる下部工具と，この下部工具へ
挿入されるトリミングすべき絞り部品上へ下降可能な２
分割上部工具とから成つている。下部工具には，トリミ
ング輪郭に従つて延びかつ上に載る絞り部品の縁形状に
三次元的に一致する下部トリミングせん断刃が一体に形
成され，下部トリミングせん断刃上へ絞り部品を載せる
のに用いられる載置面が，下部トリミングせん断刃のせ
ん断縁のなす閉じた線内にある。２分割上部工具は押さ
え片と下部トリミングせん断刃とから構成されている。
押さえ片は，その平面図形状及び表面形状において下部
トリミングせん断刃に対応し，まず最初に絞り部品に接
触している。押さえ片の接触面を外方に対して区画する
最も外側の輪郭線は，下部トリミングせん断刃のせん断
縁の曲線に一致している。上部トリミングせん断刃は押
さえ片を包囲し，この押さえ片に対してせん断方向に可
動に案内されている。この上部トリミングせん断刃のせ
ん断縁も同様に下部トリミングせん断刃のせん断縁の曲
線に一致しているが，挿入されている絞り部品への押さ
え片の接触に対して時間的にずれてこの絞り部品に接触
し，下部トリミングせん断刃と共同作用して絞り部品の
トリミングすべき縁を周囲にわたつて切り離す。廃棄条
片を横切断するため，下部トリミングせん断刃のせん断
縁の外側に，この下部トリミングせん断刃に対して直角
に複数の横切断刃が固定的に設けられ，下方へずれたせ
ん断縁を持つている。上部工具には，横切断刃に対して
周方向にずれて，揺動可能なせん断体が設けられ，横切
断刃のせん断縁に一致するせん断縁がせん断体に一体に
形成されている。廃棄条片が絞り部品から切り離された
後，この廃棄条片を横切断するため，上部工具の下降に
より，せん断体が戻し手段の作用に抗して揺動されて，
廃棄条片を横方向に切断する。しかし廃棄条片を横切断
するこの装置は費用がかかる。即ち揺動可能なせん断体
の所要場所が大きく，それにより工具へ工作物を挿入し
たり取出すために近づくことも妨げられ，またせん断体
の揺動軸受及び戻し手段が極めて強く荷重を受けるの
で，頻繁な保守や修理が必要になる。既存の工具にこの
ような横切断装置を後で設けることは，可能であつて
も，複雑かつ高価である。
【０００３】ドイツ連邦共和国特許出願公開第４０３５
８５７号明細書から，横切断装置を一体化された他のト
リミング工具が公知である。ここでは横切断刃が上部工
具のトリミングせん断刃に揺動可能に支持されている。
横切断刃はトリミングせん断刃の所まで延びて，そのせ
ん断縁がトリミング切断用せん断縁の一部を形成してい
る。横切断刃の揺動軸線は，切断作用する端面のせん断
縁と同じ高さの所にある。絞り部品から切り離される廃
棄条片の横切断のため，揺動可能なせん断刃が上部工具
の下方運動と一致する方向へ下方揺動され，廃棄条片が
下側の固定横切断刃へ向かつて切り離される。しかしこ
の固定横切断刃を上部工具の下死点に対して下方へずれ
て設けて，工作物の最初に行うべき周囲トリミングを妨
げないようにせねばならない。横切断刃の揺動運動のた
め，横切断刃のせん断縁の最も外側の工作物側端部は，
下方運動につれてますます廃棄条片の内縁から離れる円
弧上を動く。それにより廃棄条片の横切断刃が，周囲に
わたつて延びる内側切断縁の所まで完全にせん断を行う
ことは不可能である。しかも公知のトリミシグ工具で
は，切断部の一部が裂ける。しかしこのように裂ける
際，小さい工作物小片が廃棄条片の分離個所から剥離し
て，手に負えないように飛散し，それによりこれらの小
片が工具の中や工作物上へ達し，引続く加工の際そこ
に，全く除去できないか又は耐えられないほど高い後加
工費でのみ除去できる圧痕を残す。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は，僅か
な保守ですみかつ工作物を導入し取出すための空間を制
限せずしかも信頼性のある工具により，廃棄条片の完全
な破片なし横切断を行うことである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
本発明によれば，トリミング工具が，絞り部品を位置ぎ
めして受入れる下部工具を含み，この下部工具が，トリ
ミングの所望の輪郭に従つて延びかつ上に載る絞り部品
の縁形状に三次元的に一致する下部トリミングせん断刃
を持ち，絞り部品を下部トリミングせん断刃上に載せる
ために用いられる載置面が，下部トリミングせん断刃の
せん断縁のなす閉じた線内にあり，トリミング工具が更
に２分割上部工具を含み，下部工具へ挿入されるトリミ
ングすべき絞り部品上へこの上部工具が下降可能であ
り，上部工具が，平面図形状及び表面形状において下部
トリミングせん断刃に対応しかつまず最初に所定の力で
絞り部品へ接触する押さえ片を持ち，この押さえ片の接
触面を外方に対して区画する最も外側の輪郭線が，下部
トリミングせん断刃のせん断縁の曲線に一致し，上部工
具が，更に押さえ片を包囲しかつこの押さえ片に対して
せん断方向に可動に案内される上部トリミングせん断刃
を持ち，この上部トリミングせん断刃のせん断縁も同様
に下部トリミングせん断刃のせん断縁の曲線に一致する
が，挿入されている絞り部品への押さえ片の接触に対し
て時間的にずれてこの絞り部品に接触して，下部トリミ
ングせん断刃との共同作用により絞り部品のトリミング
すべき廃棄条片を周囲にわたつて切り離し，下部トリミ
ングせん断刃のせん断縁の外側に周囲にわたつて分布し
て，この下部トリミングせん断刃に対して横方向にある
複数の下部横切断刃が固定的に設けられ，この下部横切
断刃のせん断縁が下部トリミングせん断刃のせん断縁の
所まで延びているが，この下部トリミングせん断刃のせ
ん断縁に対して下方へずれて位置し，上部トリミングせ
ん断刃に複数の上部横切断刃が設けられ，それらのせん
断縁が下部横切断刃のせん断縁にそれぞれ一致して位置
し，これらの下部横切断刃の刃本体が周方向に互いにず
れて位置し，上部横切断刃のせん断縁も同様に上部トリ
ミングせん断刃のせん断縁の所まで延び，上部トリミン
グせん断刃のせん断縁が，各上部横切断刃の範囲で，下
部横切断刃の刃本体の厚さに少なくとも一致する寸法だ
け中断されており，上部トリミングせん断刃のせん断縁
の中断範囲に，中断範囲を満たして上部トリミングせん
断刃内でせん断方向に可動に案内されるが制御可能な支
持片により上部トリミングせん断刃に対して下部不動作
位置に保たれる充填刃が設けられ，不動作位置において
この充填刃のせん断縁が，せん断方向及びそれに対して
横方向に見て，上部トリミングせん断刃の輪郭曲線に従
つており，それにより上部トリミングせん断刃のせん断
縁の中断なし曲線を生じ，充填刃の支持片が行程に関係
して制御可能に又は可撓的に構成され，遅くとも上部横
切断刃の充填刃が下部横切断刃上に載る際，支持片が充
填刃を自由にして，この充填刃が上部トリミングせん断
刃内で自動的に上方へ退避できるようにし，それにより
上部横切断刃のせん断縁がその全長で上部トリミングせ
ん断刃のせん断縁の所まで露出可能である。
【０００６】
【発明の効果】こうして横切断は，上部工具に固定的に
一体化される上部横切断刃の引続く直線運動により行わ
れ，充填刃の退避運動により上部横切断刃のせん断縁が
適時に露出される。この退避運動は，制御されて行い，
また蓄勢素子特にばねによつても行うとができる。充填
刃は工作物の完全かつきれいなトリミング切断を行うの
を可能にすると共に，上部横切断刃せん断縁をトリミン
グせん断縁の所まで延ばすのを可能にする。上部横切断
刃の直線状下方運動のため，廃棄条片はきれに亀裂なく
最も内側のトリミング切断縁の所まで切り離される。上
部横切断刃を上部工具へ固定的に一体化するため，故障
のない運転も可能となる。
【０００７】なお廃棄条片の横切断は，従来の技術にお
いて示されている横切断装置に比較して著しく小さい部
材によつて行われる。それにより工具を開く際，工作物
の取扱いが妨げられることはない。本発明の別の利点
は，本発明による装置が安価に製造され，既存の工具に
も安価に設けられることである。
【０００８】
【実施態様】本発明の適当な構成は従属請求項に示され
ている。
【０００９】
【実施例】図面に示されている実施例により本発明を以
下に説明する。
【００１０】図１ないし４に示されているトリミング工
具は，絞り部品２０を全周にわたつてトリミシグし，切
り離される廃棄条片を同時に横切断するのに用いられ
る。図１及び２において，工具は廃棄条片の横切断直前
の位置で示されている。絞り部品２０は下部工具１内に
位置ぎめされている。下部工具１は，トリミングの所望
の輪郭に従つて延びかつその上に載る絞り部品２０の縁
形状に三次元的に一致する下部トリミングせん断刃２を
持つている。絞り部品２０を下部トリミングせん断刃２
上に載せるのに役立つ載置面３は，下部トリミングせん
断刃２のせん断縁のなす閉じた線内にある。２分割上部
工具１０は，下部工具１へ挿入されてトリミングすべき
絞り部品２０上へ下降されている。平面図形状及び表面
形状において下部トリミングせん断刃２に対応する押さ
え片１１は，まず最初に所定の力で絞り部品２０に接触
する。載置面３を外方に対して区画する押さえ片１１の
最も外側の輪郭線は，下部トリミングせん断刃２のせん
断縁のなす曲線に一致している。押さえ片１１を包囲し
かつこれに対してせん断方向に可動に案内される上部ト
リミングせん断刃１２のせん断縁も，同様に下部トリミ
ングせん断刃２のせん断縁のなす曲線に一致し，挿入さ
れている絞り部品２０への押さえ片１１の接触に対して
時間的にずれてこの絞り部品２０に接触する。この上部
トリミングせん断刃１２は，下部トリミシグせん断刃２
との共同作用により，絞り部品２０のトリミングすべき
廃棄条片２１を周囲にわたつて切り離す。下部トリミン
グせん断刃２の外側に周囲に分布して，それに対し横方
向にある複数の下部横切断刃４が固定的に設けられ，最
も簡単な場合水平に延びるせん断縁，ただしいかなる場
合にも縁範囲における絞り部品の形状により規定される
位置に延びるせん断縁を持ち，このせん断縁は下部トリ
ミングせん断刃２のせん断縁の所まで延びているが，下
部トリミングせん断刃２のせん断縁に対して下方へずれ
ている。上部トリミングせん断刃１２には複数の上部横
切断刃１３が設けられ，それらのせん断縁は下部横切断
刃４のせん断縁に対してそれぞれ一致しているが，下部
横切断刃４の刃本体は周方向に互いにずれている。上部
横切断刃１３のせん断縁も同様に上部トリミングせん断
刃１２のせん断縁の所まで延びている。
【００１１】上部トリミングせん断刃１２のせん断縁
は，各上部横切断刃１３の範囲で，下部横切断刃４の刃
本体の少なくとも厚さだけ中断されている。上部トリミ
ングせん断刃１２のせん断縁の中断範囲に，この中断範
囲を満たしかつ上部トリミングせん断刃１２内でせん断
方向に可動に案内される充填刃１４が設けられ，制御可
能な支持片により上部トリミングせん断刃１２に対して
下部不動作位置に保たれている。充填刃１４は，この充
填刃１４の断面輪郭に従う円錐状の線電触切断により，
上部トリミングせん断刃１２から分離されている。充填
刃１４のせん断縁は，不動作位置において，せん断方向
及びそれに対して直角に上部トリミングせん断刃１２の
輪郭の曲線に従い，それにより上部トリミングせん断刃
１２のせん断縁の中断のない曲線を生ずる。上部トリミ
ングせん断刃１２内における充填刃１４の案内部は下方
へ先細になつているので，下端位置にある充填刃１４の
せん断縁は，先細になる案内部内で上部トリミングせん
断刃１２のせん断縁と同一面をなし，このせん断縁に対
して遊隙がない。充填刃１４の制御可能な支持片は，上
部横切断刃１３のせん断縁に対してほぼ平行に上部トリ
ミングせん断刃１２内に可動に案内されかつ充填刃１４
の退避運動に対する阻止体として役立つ楔片１５により
形成され，その移動位置が，押さえ片１１に対する上部
横切断刃１３の行程に関係して制御される。それにより
上部トリミングせん断刃１２内の充填刃１４は，上部横
切断刃１３のせん断縁がその全長で上部トリミングせん
断刃１２のせん断縁の所まで露出されるように，上方へ
退避するとができる。楔片１５の制御は，押さえ片１１
に設けられる制御カム１６によつて行われる。
【００１２】図１に示す上部トリミングせん断刃１２の
位置で，上方へ充填刃１４に作用する力は，楔片１５の
斜め動作面１５′へ導入され，それによりこの力が垂直
成分と水平成分とに分割される。力の垂直成分は上部工
具１０により受止められ，水平成分は楔片１５を側方に
押さえ片１１の方向へ押す。この方向における楔片１５
の運動は，絞り部品２０から廃棄条片２１を切断する間
制御カム１６により阻止される。上部トリミングせん断
刃１２が更に下方へ動くと，制御カム１６が楔片１５の
側方運動を自由にする。図３及び４に示すように，下部
横切断刃４が廃棄条片２１を充填刃１４に当てると，充
填刃１４が楔片１５を側方へ移動させながら上方へ退避
する。上部横切断刃１３と下部横切断刃４とがせん断運
動を行い，廃棄条片２１を横方向に切断する。両方の横
切断刃１３，４は，下部トリミングせん断刃２のせん断
縁の所まで延びているので，廃棄条片２１はその幅全体
にわたつて切断され，従つて裂けることにより屑を形成
することがない。
【００１３】横切断後上部工具１０の上方運動が行われ
る。制御カム１６と共同作用する楔片１５の範囲は，充
填刃１４と共同作用する動作面１５′に対して平行に面
取りされているので，押さえ片１１に対する上部トリミ
ングせん断刃１２の上方へ向く運動中に，楔片１５は制
御カム１６により初期位置へ押し戻される。それにより
充填刃１４は，いずれにせよ重力の作用により図１及び
２に示す位置へ再び戻らない場合，再び下方へ移動せし
められ，それにより上部トリミングせん断刃１２の輪郭
を再び閉じる。
【００１４】充填刃１４は，線電蝕加工により上部トリ
ミングせん断刃１２から分離される。分離間隙１７は，
案内部中における充填刃１４の遊隙を規定する。充填刃
１４の案内部は下方へ先細に構成され，そのせん断縁は
上部トリミングせん断刃１２のせん断縁と同一面をなし
ている（同一面となるように研削されている）ので，こ
の位置で充填刃１４は遊隙なしにされる。それにより，
上部トリミングせん断刃１２による廃棄条片２１の屑な
しのせん断が，絞り部品２０の輪郭全体にわたつて保証
される。
【図面の簡単な説明】
【図１】廃棄条片の横切断直前の位置にあるトリミング
工具を図２の切断線Ｉ−Ｉに沿つて切断した断面図であ
る。
【図２】図１の切断線ＩＩ−ＩＩに沿うトリミング工具
の断面図である。
【図３】廃棄条片の横切断後の位置にあるトリミング工
具を図４のＩＩＩ−ＩＩＩ線に沿つて切断した断面図で
ある。
【図４】図３の切断線ＩＶ−ＩＶに沿うトリミング工具
の断面図である。
【符号の説明】
１ 下部工具 ２ 下部トリミングせん断刃 ３ 載置面 ４ 下部横切断刃 １０ 上部工具 １１ 押さえ片 １２ 上部トリミングせん断刃 １３ 上部横切断刃 １４ 充填刃 ２０ 絞り部品 ２１ 廃棄条片

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】トリミング工具が，絞り部品（２０）を位
    置ぎめして受入れる下部工具（１）を含み，この下部工
    具（１）が，トリミングの所望の輪郭に従つて延びかつ
    上に載る絞り部品（２０）の縁形状に三次元的に一致す
    る下部トリミングせん断刃（２）を持ち，絞り部品（２
    ０）を下部トリミシグせん断刃（２）上に載せるために
    用いられる載置面（３）が，下部トリミングせん断刃
    （２）のせん断縁のなす閉じた線内にあり，トリミング
    工具が更に２分割上部工具（１０）を含み，下部工具
    （１）へ挿入されるトリミングすべき絞り部品（２０）
    上へこの上部工具（１０）が下降可能であり，上部工具
    （１０）が，平面図形状及び表面形状において下部トリ
    ミングせん断刃（２）に対応しかつまず最初に所定の力
    で絞り部品（２０）へ接触する押さえ片（１１）を持
    ち，この押さえ片（１１）の接触面を外方に対して区画
    する最も外側の輪郭線が，下部トリミングせん断刃
    （２）のせん断縁の曲線に一致し，上部工具（１０）
    が，更に押さえ片（１１）を包囲しかつこの押さえ片に
    対してせん断方向に可動に案内される上部トリミングせ
    ん断刃（１２）を持ち，この上部トリミングせん断刃の
    せん断縁も同様に下部トリミングせん断刃（２）のせん
    断縁の曲線に一致するが，挿入されている絞り部品（２
    ０）への押さえ片（１１）の接触に対して時間的にずれ
    てこの絞り部品（２０）に接触して，下部トリミングせ
    ん断刃（２）との共同作用により絞り部品（２０）のト
    リミングすべき廃棄条片（２１）を周囲にわたつて切り
    離し，下部トリミングせん断刃（２）のせん断縁の外側
    に周囲にわたつて分布して，この下部トリミングせん断
    刃に対して横方向にある複数の下部横切断刃（４）が固
    定的に設けられ，この下部横切断刃（４）のせん断縁が
    下部トリミングせん断刃（２）のせん断縁の所まで延び
    ているが，この下部トリミングせん断刃（２）のせん断
    縁に対して下方へずれて位置し，上部トリミングせん断
    刃（１２）に複数の上部横切断刃（１３）が設けられ，
    それらのせん断縁が下部横切断刃（４）のせん断縁にそ
    れぞれ一致して位置し，これらの下部横切断刃（４）の
    刃本体が周方向に互いにずれて位置し，上部横切断刃
    （１３）のせん断縁も同様に上部トリミングせん断刃
    （１２）のせん断縁の所まで延び，上部トリミングせん
    断刃（１２）のせん断縁が，各上部横切断刃（１３）の
    範囲で，下部横切断刃（４）の刃本体の厚さに少なくと
    も一致する寸法だけ中断されており，上部トリミングせ
    ん断刃（１２）のせん断縁の中断範囲に，中断範囲を満
    たして上部トリミングせん断刃（１２）内でせん断方向
    に可動に案内されるが制御可能な支持片により上部トリ
    ミングせん断刃（１２）に対して下部不動作位置に保た
    れる充填刃（１４）が設けられ，不動作位置においてこ
    の充填刃（１４）のせん断縁が，せん断方向及びそれに
    対して横方向に見て，上部トリミングせん断刃（１２）
    の輪郭曲線に従つており，それにより上部トリミングせ
    ん断刃（１２）のせん断縁の中断なし曲線を生じ，充填
    刃（１４）の支持片が行程に関係して制御可能に又は可
    撓的に構成され，遅くとも上部横切断刃（１３）の充填
    刃（１４）が下部横切断刃（４）上に載る際，支持片が
    充填刃（１４）を自由にして，この充填刃（１４）が上
    部トリミングせん断刃（１２）内で自動的に上部へ退避
    できるようにし，それにより上部横切断刃（１３）のせ
    ん断縁がその全長で上部トリミングせん断刃（１２）の
    せん断縁の所まで露出可能であることを特徴とする，絞
    り部品の全周をトリミングしかつ切り離される廃棄条片
    を同時に横切断するトリミング工具。
  2. 【請求項２】 充填刃（１４）の制御可能な支持片が上
    部横切断刃（１３）のせん断縁に対してほぼ平行に上部
    トリミングせん断刃（１２）に可動に案内されかつ充填
    刃（１４）の退避運動の阻止体として役立つ楔片（１
    ５）により形成され，この楔片（１４）の移動位置が，
    押さえ片（１１）に対する上部トリミングせん断刃（１
    ２）の行程に関係して制御可能であることを特徴とす
    る，請求項１に記載のトリミング工具。
  3. 【請求項３】 押さえ片（１１）に設けられる制御カム
    （１６）により楔片（１５）の制御が行われることを特
    徴とする，請求項２に記載のトリミング工具。
  4. 【請求項４】 上部工具（１０）内の充填刃（１４）の
    案内部が下方へ先細になり，この先細になる案内部内の
    遊隙なし下端位置で，充填刃（１４）のせん断縁が上部
    トリミングせん断刃（１２）のせん断縁に対して同一の
    面にあることを特徴とする，請求項１に記載のトリミン
    グ工具。
  5. 【請求項５】 充填刃（１４）が，この充填刃（１４）
    の断面輪郭に従う線電蝕間隙，レーザ切削間隙又は電子
    ビーム切削間隙の形の分離間隙により，上部トリミング
    せん断刃（１２）から分離されていることを特徴とす
    る，請求項４に記載のトリミング工具。
  6. 【請求項６】 充填刃（１４）及び上部工具（１０）に
    近い方にある楔片（１５）の斜め動作面（１５′）の傾
    斜角（α）が約４５゜であることを特徴とする，請求項
    ２に記載のトリミング工具。
  7. 【請求項７】 制御カム（１６）と共同作用する楔片
    （１５）の範囲が，充填刃（１４）と共同作用する楔片
    （１５）の動作面（１５′）に対して平行に斜めに面取
    りされていることを特徴とする，請求項３に記載のトリ
    ミング工具。
JP5121827A 1992-04-16 1993-04-14 絞り部品の全周をトリミングしかつ切り離される廃棄条片を同時に横切断するトリミング工具 Pending JPH0615379A (ja)

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