JPH08206751A - 輪郭断面を持った材料の孔あけ加工機 - Google Patents
輪郭断面を持った材料の孔あけ加工機Info
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- JPH08206751A JPH08206751A JP3939395A JP3939395A JPH08206751A JP H08206751 A JPH08206751 A JP H08206751A JP 3939395 A JP3939395 A JP 3939395A JP 3939395 A JP3939395 A JP 3939395A JP H08206751 A JPH08206751 A JP H08206751A
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 輪郭断面を持つ材料を金型に対して移動位置
決めさせて打抜加工できる孔あけ加工機を提供する。 【構成】 材料Ｗを把持し水平方向に位置決めする装置
と、位置決め完了時に材料をプレス機本体１に固定する
クランプ装置と、上金型を昇降させるプレス装置２と、
前記諸装置を制御する制御装置２１と、上金型３と、材
料の内側に配置し材料の位置決め方向と同方向に摺動可
能な下金型４及び下金型保持装置５とから成り、孔あけ
加工により生じたスクラップＳを下金型又は下金型保持
装置内に収容すると共に、スクラップが材料の内面に接
触しないよう下金型又は下金型保持装置の下部に上下方
向に開閉可能な蓋２９を設け、スクラップの排出に際し
制御装置からの指令による蓋の開放動作により蓋が材料
と干渉しない位置に蓋と材料とを引き離し、蓋を下方に
開くことにより蓋自体がスクラップの滑走面を形成する
ようにした。
決めさせて打抜加工できる孔あけ加工機を提供する。 【構成】 材料Ｗを把持し水平方向に位置決めする装置
と、位置決め完了時に材料をプレス機本体１に固定する
クランプ装置と、上金型を昇降させるプレス装置２と、
前記諸装置を制御する制御装置２１と、上金型３と、材
料の内側に配置し材料の位置決め方向と同方向に摺動可
能な下金型４及び下金型保持装置５とから成り、孔あけ
加工により生じたスクラップＳを下金型又は下金型保持
装置内に収容すると共に、スクラップが材料の内面に接
触しないよう下金型又は下金型保持装置の下部に上下方
向に開閉可能な蓋２９を設け、スクラップの排出に際し
制御装置からの指令による蓋の開放動作により蓋が材料
と干渉しない位置に蓋と材料とを引き離し、蓋を下方に
開くことにより蓋自体がスクラップの滑走面を形成する
ようにした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、角パイプのような断面
が輪郭形状をなす材料の外面に、角穴や丸孔、長丸孔等
をプレスにより加工する孔あけ加工機に関するものであ
る。
が輪郭形状をなす材料の外面に、角穴や丸孔、長丸孔等
をプレスにより加工する孔あけ加工機に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、角パイプのような断面が輪郭形状
をなす材料の外面にプレスにより孔あけ加工する場合、
図５に示すように、下金型又は下金型保持装置の下部に
蓋のない下金型アッセンブリＤＡを前記材料Ｗの内部に
挿入し、該材料Ｗの外面上側に配置した上金型Ｐを押圧
する方法が採られていた。
をなす材料の外面にプレスにより孔あけ加工する場合、
図５に示すように、下金型又は下金型保持装置の下部に
蓋のない下金型アッセンブリＤＡを前記材料Ｗの内部に
挿入し、該材料Ｗの外面上側に配置した上金型Ｐを押圧
する方法が採られていた。
【０００３】然し乍ら、上記従来の方法は、パイプ材Ｗ
を金型に対して移動位置決めさせて打抜加工する場合に
は、打ち抜かれたスクラップＳが下金型アッセンブリＤ
Ａとパイプ材Ｗの内面との隙間に食いつきやすいという
問題があったり、また、図示のように、パイプ材Ｗの下
面側には既に孔加工Waがしてある材料の上面側にプレス
打抜加工をするような場合は、パイプ材Ｗを移動させる
とき、打ち抜かれたスクラップＳが下面側の既に孔加工
された孔Waに部分的に入り込みやすく、パイプ材Ｗと下
金型アッセンブリＤＡとの間で引掛かることが多くなる
ので、パイプ材Ｗを金型に対して移動位置決めさせて打
抜加工するのは極めて困難であった。
を金型に対して移動位置決めさせて打抜加工する場合に
は、打ち抜かれたスクラップＳが下金型アッセンブリＤ
Ａとパイプ材Ｗの内面との隙間に食いつきやすいという
問題があったり、また、図示のように、パイプ材Ｗの下
面側には既に孔加工Waがしてある材料の上面側にプレス
打抜加工をするような場合は、パイプ材Ｗを移動させる
とき、打ち抜かれたスクラップＳが下面側の既に孔加工
された孔Waに部分的に入り込みやすく、パイプ材Ｗと下
金型アッセンブリＤＡとの間で引掛かることが多くなる
ので、パイプ材Ｗを金型に対して移動位置決めさせて打
抜加工するのは極めて困難であった。
【０００４】このことは、孔のピッチやパイプ材の長さ
が異なると、パイプ材を金型に対して移動位置決めさせ
て打抜加工することが困難であることを示し、加工する
ピッチで孔の数と同数の上下の金型を配して加工する方
法を採らざるを得ないので、金型数が多くなるばかりで
なく、金型を交換する手間が増え、必要量だけ生産する
という合理的な生産を行うためには大きな負担を強いる
ものであった。
が異なると、パイプ材を金型に対して移動位置決めさせ
て打抜加工することが困難であることを示し、加工する
ピッチで孔の数と同数の上下の金型を配して加工する方
法を採らざるを得ないので、金型数が多くなるばかりで
なく、金型を交換する手間が増え、必要量だけ生産する
という合理的な生産を行うためには大きな負担を強いる
ものであった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のよう
な従来技術に鑑み、例えばパイプ材のような輪郭断面を
持つ材料を、加工する孔のピッチや被加工材の長さが異
なっても、金型に対して移動位置決めさせて打抜加工で
きる孔あけ加工機を提供することを、その課題とするも
のである。
な従来技術に鑑み、例えばパイプ材のような輪郭断面を
持つ材料を、加工する孔のピッチや被加工材の長さが異
なっても、金型に対して移動位置決めさせて打抜加工で
きる孔あけ加工機を提供することを、その課題とするも
のである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
することを目的としてなされたもので、その構成は、輪
郭断面を持った材料を把持し水平な方向に位置決めする
位置決め装置と、プレス機本体に配置され位置決め完了
時に前記材料をプレス機本体に固定するクランプ装置
と、上金型を昇降させるプレス装置と、前記諸装置を制
御する制御装置と、前記材料の外面上側に配置した上金
型と、前記材料に内包されるように前記材料の内側に配
置し前記材料の位置決め方向と同方向に摺動可能な下金
型及び下金型保持装置とから成り、上金型と下金型とに
よる孔あけ加工により生じたスクラップを下金型又は下
金型及び下金型保持装置内に収容すると共に、前記スク
ラップが前記材料の内面に接触しないよう前記下金型又
は下金型保持装置の下部に上下方向に開閉可能な蓋を設
け、収容されたスクラップの排出に際しては、前記制御
装置からの指令により、少なくとも前記蓋の開放動作に
より該蓋が前記材料と干渉しない位置に該蓋と材料とを
引き離し、前記蓋を下方に開くことにより蓋自体がスク
ラップの滑走面を形成して該スクラップの排出を行うよ
うにしたことを特徴とするものである。
することを目的としてなされたもので、その構成は、輪
郭断面を持った材料を把持し水平な方向に位置決めする
位置決め装置と、プレス機本体に配置され位置決め完了
時に前記材料をプレス機本体に固定するクランプ装置
と、上金型を昇降させるプレス装置と、前記諸装置を制
御する制御装置と、前記材料の外面上側に配置した上金
型と、前記材料に内包されるように前記材料の内側に配
置し前記材料の位置決め方向と同方向に摺動可能な下金
型及び下金型保持装置とから成り、上金型と下金型とに
よる孔あけ加工により生じたスクラップを下金型又は下
金型及び下金型保持装置内に収容すると共に、前記スク
ラップが前記材料の内面に接触しないよう前記下金型又
は下金型保持装置の下部に上下方向に開閉可能な蓋を設
け、収容されたスクラップの排出に際しては、前記制御
装置からの指令により、少なくとも前記蓋の開放動作に
より該蓋が前記材料と干渉しない位置に該蓋と材料とを
引き離し、前記蓋を下方に開くことにより蓋自体がスク
ラップの滑走面を形成して該スクラップの排出を行うよ
うにしたことを特徴とするものである。
【０００７】而して、蓋には、それ自体が回転運動する
ための支点を設け、下金型又は下金型及び下金型保持装
置内に収容するスクラップの重量が作用する力に打ち勝
つバネ力によって前記蓋を閉じると共に、前記バネ力を
前記蓋が下金型又は下金型保持装置に常に密着するよう
作用させ、蓋を下方に開くときは、プレス機本体に設け
た蓋開放装置により強制的に開くようにしたり、また、
上記と同様に、それ自体が回転運動するための支点を蓋
に設け、該蓋の重量が作用する力には打ち勝つが下金型
又は下金型及び下金型保持装置内に収容するある一定量
のスクラップの重量が加わった力が作用する力には負け
るバネ力によって該蓋を閉じ、スクラップがない場合に
は、このバネ力を前記蓋が下金型又は下金型保持装置へ
密着するよう常に作用させ、下金型又は下金型保持装置
に密着するように作用させ、下金型又は下金型及び下金
型保持装置内に収容したある一定量のスクラップの重量
が加わった状態では、前記材料から引き離した時点で自
動的に開くようにしてもよい。
ための支点を設け、下金型又は下金型及び下金型保持装
置内に収容するスクラップの重量が作用する力に打ち勝
つバネ力によって前記蓋を閉じると共に、前記バネ力を
前記蓋が下金型又は下金型保持装置に常に密着するよう
作用させ、蓋を下方に開くときは、プレス機本体に設け
た蓋開放装置により強制的に開くようにしたり、また、
上記と同様に、それ自体が回転運動するための支点を蓋
に設け、該蓋の重量が作用する力には打ち勝つが下金型
又は下金型及び下金型保持装置内に収容するある一定量
のスクラップの重量が加わった力が作用する力には負け
るバネ力によって該蓋を閉じ、スクラップがない場合に
は、このバネ力を前記蓋が下金型又は下金型保持装置へ
密着するよう常に作用させ、下金型又は下金型保持装置
に密着するように作用させ、下金型又は下金型及び下金
型保持装置内に収容したある一定量のスクラップの重量
が加わった状態では、前記材料から引き離した時点で自
動的に開くようにしてもよい。
【０００８】
【作用】即ち、本発明の孔あけ加工機は、角パイプのよ
うな輪郭断面形状を持った材料の外面に角穴，丸孔，長
孔等をプレス機により加工する際に、上金型と下金型と
の作用により打ち抜かれて発生するスクラッを下金型又
は下金型及び下金型保持装置内に収容すると共に、スク
ラップが被加工材の内面と接触しないようにするため
に、前記下金型又は下金型保持装置下部に上下方向に開
閉可能な蓋を設け、収容されたスクラップを排出する際
は、制御装置からの排出指令により、前記の開閉可能な
蓋を下方に開き、収容されたスクラップの排出を行うこ
とによって、被加工材が移動位置決めされるときに、ス
クラップが被加工材と下金型又は下金型保持装置との間
で引掛かりを起こすのを防止できるから、被加工材を金
型に対して移動位置決めさせて打抜加工を行うことがで
きる。
うな輪郭断面形状を持った材料の外面に角穴，丸孔，長
孔等をプレス機により加工する際に、上金型と下金型と
の作用により打ち抜かれて発生するスクラッを下金型又
は下金型及び下金型保持装置内に収容すると共に、スク
ラップが被加工材の内面と接触しないようにするため
に、前記下金型又は下金型保持装置下部に上下方向に開
閉可能な蓋を設け、収容されたスクラップを排出する際
は、制御装置からの排出指令により、前記の開閉可能な
蓋を下方に開き、収容されたスクラップの排出を行うこ
とによって、被加工材が移動位置決めされるときに、ス
クラップが被加工材と下金型又は下金型保持装置との間
で引掛かりを起こすのを防止できるから、被加工材を金
型に対して移動位置決めさせて打抜加工を行うことがで
きる。
【０００９】
【実施例】つぎに、本発明装置の実施の一例を図により
説明する。図１は本発明輪郭断面を持った材料の孔あけ
加工機の一例の正面図、図２は図１のｚ−ｚ線断面図、
図３は図１における本発明の要部の一部を断面にした正
面図、図４は孔あけ加工により生じたスクラップを排出
する状態を示す一部を断面にした正面図、図５は従来の
孔あけ加工機の一部を断面にした正面図である。
説明する。図１は本発明輪郭断面を持った材料の孔あけ
加工機の一例の正面図、図２は図１のｚ−ｚ線断面図、
図３は図１における本発明の要部の一部を断面にした正
面図、図４は孔あけ加工により生じたスクラップを排出
する状態を示す一部を断面にした正面図、図５は従来の
孔あけ加工機の一部を断面にした正面図である。
【００１０】図１において、１はプレス機本体、２は上
金型３を昇降させるプレス装置、４は下金型、５は該下
金型４をその上に配置し保持する下金型保持装置で、プ
レス装置２はプレス機本体１に配置され、連結ブロック
６によりプレス機本体１に配置したパンチプレ−ト７を
介して上金型３と連結されている。８はパイロットア−
ムで、下金型保持装置５を連結し、プレス機本体１に接
合したフレ−ム９上に配置した摺動駆動装置１０に連結
され、シリンダ１０ａの作用による摺動駆動装置１０の
伸縮により、下金型保持装置５をベッド１１上で摺動さ
せるようになっている。
金型３を昇降させるプレス装置、４は下金型、５は該下
金型４をその上に配置し保持する下金型保持装置で、プ
レス装置２はプレス機本体１に配置され、連結ブロック
６によりプレス機本体１に配置したパンチプレ−ト７を
介して上金型３と連結されている。８はパイロットア−
ムで、下金型保持装置５を連結し、プレス機本体１に接
合したフレ−ム９上に配置した摺動駆動装置１０に連結
され、シリンダ１０ａの作用による摺動駆動装置１０の
伸縮により、下金型保持装置５をベッド１１上で摺動さ
せるようになっている。
【００１１】１２はプレス機本体１に配置した蓋開放装
置、１３は排出されたスクラップを収容するバケット、
１４はキャリッジ１５に取付けられ、ワ−クの一例であ
る角パイプＷの端部を把持するクランプで、角パイプＷ
はそれ自体の中に下金型４と下金型保持装置５とパイロ
ットア−ム８を通し、クランプ１４に把持される。
置、１３は排出されたスクラップを収容するバケット、
１４はキャリッジ１５に取付けられ、ワ−クの一例であ
る角パイプＷの端部を把持するクランプで、角パイプＷ
はそれ自体の中に下金型４と下金型保持装置５とパイロ
ットア−ム８を通し、クランプ１４に把持される。
【００１２】図２において、１６はクランプ１４を取付
けたキャリッジ１５を直線的に案内するガイドで、フレ
−ム９上に配置されており、角パイプＷはキャリッジ１
５がフレ−ム９に配置したボ−ルネジ１７とサ−ボモ−
タ１８により位置決め駆動され、ガイド１６に案内され
ることにより、上金型３の下に移動位置決めされる。
けたキャリッジ１５を直線的に案内するガイドで、フレ
−ム９上に配置されており、角パイプＷはキャリッジ１
５がフレ−ム９に配置したボ−ルネジ１７とサ−ボモ−
タ１８により位置決め駆動され、ガイド１６に案内され
ることにより、上金型３の下に移動位置決めされる。
【００１３】１９はプレス機本体１に設けた基準ブロッ
ク、２０はプレス機本体１に配置され、位置決めされた
角パイプＷを基準ブロック１９に押しつけることにより
クランプするクランプシリンダで、角パイプＷの位置決
め完了時にこのクランプシリンダ２０を作用させ、角パ
イプＷをプレス機本体１に固定する。
ク、２０はプレス機本体１に配置され、位置決めされた
角パイプＷを基準ブロック１９に押しつけることにより
クランプするクランプシリンダで、角パイプＷの位置決
め完了時にこのクランプシリンダ２０を作用させ、角パ
イプＷをプレス機本体１に固定する。
【００１４】２１は、角パイプＷの位置決め制御、プレ
ス装置２の制御、摺動駆動装置１０の制御、クランプシ
リンダ２０の制御及び後述するスクラップの排出制御を
行う制御装置で、クランプ１４に把持された角パイプＷ
をサ−ボモ−タ１８により上金型３下に位置決めし、こ
の位置決め完了時にクランプシリンダ２０により基準ブ
ロック１９に押し付けてプレス機本体１に固定した後、
プレス装置２の作用により上金型３が下降して下金型４
との協働により角パイプＷに孔あけ加工を施す作業を連
続的に制御することにより、角パイプＷに指定したピッ
チでの多数の孔あけ加工を行うのである。
ス装置２の制御、摺動駆動装置１０の制御、クランプシ
リンダ２０の制御及び後述するスクラップの排出制御を
行う制御装置で、クランプ１４に把持された角パイプＷ
をサ−ボモ−タ１８により上金型３下に位置決めし、こ
の位置決め完了時にクランプシリンダ２０により基準ブ
ロック１９に押し付けてプレス機本体１に固定した後、
プレス装置２の作用により上金型３が下降して下金型４
との協働により角パイプＷに孔あけ加工を施す作業を連
続的に制御することにより、角パイプＷに指定したピッ
チでの多数の孔あけ加工を行うのである。
【００１５】図３において、２２はプレス機本体１に立
設し前記パンチプレ−ト７を上下方向に摺動可能に案内
するガイドポスト、２３はストリッパプレ−トで、パン
チプレ−ト７に上金型３と共に取付けられ、プレス装置
２の力は、連結ブロック６とパンチプレ−ト７を介して
上金型３とストリッパプレ−ト２３を昇降させる。２４
はストリッパプレ−ト２３とパンチプレ−ト７の間に介
在させたストリップバネ、２５は上金型３のパンチ刃、
２６は下金型４の切り刃部、２７，２８は前記切り刃部
２６から下部に位置する下金型４と下金型保持装置５の
逃げ部でこれら逃げ部２７，２８によりスクラップ収容
部Ａを形成する。２９は下金型保持装置５にピン３０を
介して上下方向回転自在に支持され、バネ３１により下
金型保持装置５の下面に密着するよう付勢されている蓋
である。。
設し前記パンチプレ−ト７を上下方向に摺動可能に案内
するガイドポスト、２３はストリッパプレ−トで、パン
チプレ−ト７に上金型３と共に取付けられ、プレス装置
２の力は、連結ブロック６とパンチプレ−ト７を介して
上金型３とストリッパプレ−ト２３を昇降させる。２４
はストリッパプレ−ト２３とパンチプレ−ト７の間に介
在させたストリップバネ、２５は上金型３のパンチ刃、
２６は下金型４の切り刃部、２７，２８は前記切り刃部
２６から下部に位置する下金型４と下金型保持装置５の
逃げ部でこれら逃げ部２７，２８によりスクラップ収容
部Ａを形成する。２９は下金型保持装置５にピン３０を
介して上下方向回転自在に支持され、バネ３１により下
金型保持装置５の下面に密着するよう付勢されている蓋
である。。
【００１６】而して、プレス装置２が下降すると、上金
型３とストリッパプレ−ト２３が下降し、ストリッパプ
レ−ト２３が角パイプＷの上面に接し、プレス装置２の
下降が進行すると、ストリッパプレ−ト２３とパンチプ
レ−ト７の間に介在するストリップバネ２４が撓み、そ
の反力で角パイプＷを押圧すると共に、パンチ刃２５が
角パイプＷの上面に食いついて、下金型４の切り刃部２
６との協働により孔あけ加工を行い、この孔あけ加工に
より角パイプＷから切り離されたスクラップＳは、下金
型保持装置５の下面に接する蓋２９により遮られて角パ
イプＷの下面内側３２に接することなく、前記スクラッ
プ収容部Ａに収容される。
型３とストリッパプレ−ト２３が下降し、ストリッパプ
レ−ト２３が角パイプＷの上面に接し、プレス装置２の
下降が進行すると、ストリッパプレ−ト２３とパンチプ
レ−ト７の間に介在するストリップバネ２４が撓み、そ
の反力で角パイプＷを押圧すると共に、パンチ刃２５が
角パイプＷの上面に食いついて、下金型４の切り刃部２
６との協働により孔あけ加工を行い、この孔あけ加工に
より角パイプＷから切り離されたスクラップＳは、下金
型保持装置５の下面に接する蓋２９により遮られて角パ
イプＷの下面内側３２に接することなく、前記スクラッ
プ収容部Ａに収容される。
【００１７】尚、次ぎの孔あけ加工のための角パイプＷ
の位置決めは、下金型保持装置５は角パイプＷの位置決
め方向には摺動駆動装置１０により固定されているの
で、角パイプＷのみが位置決め方向に動くことになり、
スクラップＳは蓋２９により遮断され、角パイプＷの下
面内側３２には接触しない。
の位置決めは、下金型保持装置５は角パイプＷの位置決
め方向には摺動駆動装置１０により固定されているの
で、角パイプＷのみが位置決め方向に動くことになり、
スクラップＳは蓋２９により遮断され、角パイプＷの下
面内側３２には接触しない。
【００１８】図４において、３３は蓋開放装置１２に設
けた押圧バ−、３４は同じく孔あけ加工が終わった後に
下金型４の切り刃部２６に残留しているスクラップＳを
強制的に下方に押し出すスクラップ押し出し部材で、押
圧バ−３３にはエア通路３５を設けてあり、蓋２９の開
放時に該エア通路３５の先端部の吐出口３６からエアを
吹き出して、スクラップＳの滑走面となる蓋２９の上面
を清掃すると共にスクラップＳの滑走を補助するように
なっており、一方、スクラップ押し出し部材３４には、
下降すれば下金型４の切り刃部２６に進入できる歯３４
ａを設けて、前記切り刃部２６に残留していいるスクラ
ップＳを排出できるようになっている。
けた押圧バ−、３４は同じく孔あけ加工が終わった後に
下金型４の切り刃部２６に残留しているスクラップＳを
強制的に下方に押し出すスクラップ押し出し部材で、押
圧バ−３３にはエア通路３５を設けてあり、蓋２９の開
放時に該エア通路３５の先端部の吐出口３６からエアを
吹き出して、スクラップＳの滑走面となる蓋２９の上面
を清掃すると共にスクラップＳの滑走を補助するように
なっており、一方、スクラップ押し出し部材３４には、
下降すれば下金型４の切り刃部２６に進入できる歯３４
ａを設けて、前記切り刃部２６に残留していいるスクラ
ップＳを排出できるようになっている。
【００１９】即ち、図３の状態における孔あけ加工が終
了するか、スクラップＳがある一定量溜ってそれを排出
する場合、制御装置２１からの指令により、図４に示す
ように、蓋２９が開放される位置で蓋２９を開放しても
角パイプＷと蓋２９が互いに干渉しない位置まで角パイ
プＷを後退させ、同時に蓋開放装置１２がその駆動装置
１２ａにより下降し、その押圧バ−３３が下金型保持装
置５を通過して蓋２９を付勢するバネ３１の力に打ち勝
ち、蓋２９を下方に押し下げると、スクラップ収容部Ａ
に収容されているスクラップＳは蓋２９上を滑走し、バ
ケット１３内に落下する一方、下金型４の切り刃部２６
に残留しているスクラップＳはスクラップ押し出し部材
３４により押し出されてバケット１３内に落下するので
あり、前記スクラップ押し出し部材３４の下降位置の高
さを検出することにより、スクラップＳの排出を確認す
ることができる。
了するか、スクラップＳがある一定量溜ってそれを排出
する場合、制御装置２１からの指令により、図４に示す
ように、蓋２９が開放される位置で蓋２９を開放しても
角パイプＷと蓋２９が互いに干渉しない位置まで角パイ
プＷを後退させ、同時に蓋開放装置１２がその駆動装置
１２ａにより下降し、その押圧バ−３３が下金型保持装
置５を通過して蓋２９を付勢するバネ３１の力に打ち勝
ち、蓋２９を下方に押し下げると、スクラップ収容部Ａ
に収容されているスクラップＳは蓋２９上を滑走し、バ
ケット１３内に落下する一方、下金型４の切り刃部２６
に残留しているスクラップＳはスクラップ押し出し部材
３４により押し出されてバケット１３内に落下するので
あり、前記スクラップ押し出し部材３４の下降位置の高
さを検出することにより、スクラップＳの排出を確認す
ることができる。
【００２０】尚、上記の例においては、スクラップＳの
排出に際し、角パイプＷを後退させたが、角パイプＷを
前進させた位置でクランプシリンダ２０に保持させ、ク
ランプ１４を後退，退避させてもよい。また、バネ３１
が蓋２９の重量が作用する力には打ち勝つが、スクラッ
プ収容部Ａに収容されたある一定量のスクラップＳの重
量が加わった力が作用する力には負ける場合は、押圧バ
−３３は設けなくてもよい。
排出に際し、角パイプＷを後退させたが、角パイプＷを
前進させた位置でクランプシリンダ２０に保持させ、ク
ランプ１４を後退，退避させてもよい。また、バネ３１
が蓋２９の重量が作用する力には打ち勝つが、スクラッ
プ収容部Ａに収容されたある一定量のスクラップＳの重
量が加わった力が作用する力には負ける場合は、押圧バ
−３３は設けなくてもよい。
【００２１】
【発明の効果】本発明は上述のとおりであって、本発明
の輪郭断面を持った材料の孔あけ加工機は、打ち抜きに
より生じるスクラップを、被加工材の内部に収容される
下金型構造部内に収容するようにしたから、前記スクラ
ップが被加工材の移動位置決め時に、被加工材内部と下
金型構造部に食いつくようなことがなく、安定した被加
工材の移動位置決めを行うことができるので、能率的な
孔あけ加工が可能となりるばかりでなく、孔ピッチの変
換などは、ＮＣ装置を使用した汎用機械で充分に対応で
きる。従って、本発明孔あけ装置は例えばパイプ材のよ
うな輪郭断面を持つ材料を、金型に対して移動位置決め
させて打抜加工できる孔あけ加工機として好適である。
の輪郭断面を持った材料の孔あけ加工機は、打ち抜きに
より生じるスクラップを、被加工材の内部に収容される
下金型構造部内に収容するようにしたから、前記スクラ
ップが被加工材の移動位置決め時に、被加工材内部と下
金型構造部に食いつくようなことがなく、安定した被加
工材の移動位置決めを行うことができるので、能率的な
孔あけ加工が可能となりるばかりでなく、孔ピッチの変
換などは、ＮＣ装置を使用した汎用機械で充分に対応で
きる。従って、本発明孔あけ装置は例えばパイプ材のよ
うな輪郭断面を持つ材料を、金型に対して移動位置決め
させて打抜加工できる孔あけ加工機として好適である。
【図１】本発明輪郭断面を持った材料の孔あけ加工機の
一例の正面図。
一例の正面図。
【図２】図１のｚ−ｚ線断面図。
【図３】図１における本発明の要部の一部を断面にした
正面図。
正面図。
【図４】孔あけ加工により生じたスクラップを排出する
状態を示す一部を断面にした正面図。
状態を示す一部を断面にした正面図。
【図５】従来の孔あけ加工機の一部を断面にした正面
図。
図。
１ プレス機本体 ２ プレス装置 ３ 上金型 ４ 下金型 ５ 下金型保持装置 ６ 連結ブロック ７ パンチプレ−ト ８ パイロットア−ム ９ フレ−ム １０ 下金型保持装置の摺動駆動装置 １１ ベッド １２ 蓋開放装置 １３ スクラップを受け入れるバケット １４ クランプ １５ キャリッジ １６ ガイド １７ ボ−ルネジ １８ サ−ボモ−タ １９ 基準ブロック ２０ クランプシリンダ ２１ 制御装置 ２２ ガイドポスト ２３ ストリッパプレ−ト ２４ ストリップバネ ２５ 上金型のパンチ刃 ２６ 下金型の切り刃部 ２７ 下金型の逃げ部 ２８ 下金型保持装置の逃げ部 ２９ 蓋 ３０ ピン ３１ バネ Ａ スクラップ収容部 Ｓ スクラップ
Claims (3)
- 【請求項１】 輪郭断面を持った材料を把持し水平な方
向に位置決めする位置決め装置と、プレス機本体に配置
され位置決め完了時に前記材料をプレス機本体に固定す
るクランプ装置と、上金型を昇降させるプレス装置と、
前記諸装置を制御する制御装置と、前記材料の外面上側
に配置した上金型と、前記材料に内包されるように前記
材料の内側に配置し前記材料の位置決め方向と同方向に
摺動可能な下金型及び下金型保持装置とから成り、上金
型と下金型とによる孔あけ加工により生じたスクラップ
を下金型又は下金型及び下金型保持装置内に収容すると
共に、前記スクラップが前記材料の内面に接触しないよ
う前記下金型又は下金型保持装置の下部に上下方向に開
閉可能な蓋を設け、収容されたスクラップの排出に際し
ては、前記制御装置からの指令により、少なくとも前記
蓋の開放動作により該蓋が前記材料と干渉しない位置に
該蓋と材料とを引き離し、前記蓋を下方に開くことによ
り蓋自体がスクラップの滑走面を形成して該スクラップ
の排出を行うようにしたことを特徴とする輪郭断面を持
った材料の孔あけ加工機。 - 【請求項２】 蓋には、それ自体が回転運動するための
支点を設け、下金型又は下金型及び下金型保持装置内に
収容するスクラップの重量が作用する力に打ち勝つバネ
力によって前記蓋を閉じると共に、前記バネ力を前記蓋
が下金型又は下金型保持装置に常に密着するよう作用さ
せ、蓋を下方に開くときは、プレス機本体に設けた蓋開
放装置により強制的に開くようにした請求項１に記載の
孔あけ加工機。 - 【請求項３】 蓋には、それ自体が回転運動するための
支点を設け、該蓋の重量が作用する力には打ち勝つが下
金型又は下金型及び下金型保持装置内に収容するある一
定量のスクラップの重量が加わった力が作用する力には
負けるバネ力によって該蓋を閉じ、スクラップがない場
合には、このバネ力を前記蓋が下金型又は下金型保持装
置へ密着するよう常に作用させ、下金型又は下金型及び
下金型保持装置内に収容したある一定量のスクラップの
重量が加わった状態では、前記材料から引き離した時点
で自動的に開くようにした請求項１に記載の孔あけ加工
機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3939395A JPH08206751A (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | 輪郭断面を持った材料の孔あけ加工機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3939395A JPH08206751A (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | 輪郭断面を持った材料の孔あけ加工機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08206751A true JPH08206751A (ja) | 1996-08-13 |
Family
ID=12551762
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3939395A Pending JPH08206751A (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | 輪郭断面を持った材料の孔あけ加工機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08206751A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| DE102020119911B3 (de) | 2020-07-28 | 2021-12-09 | Johannes Hülshorst | Profilrohr-Lochstanze und Arbeitsverfahren |
| CN114682839A (zh) * | 2022-04-18 | 2022-07-01 | 江西中一建工集团有限公司 | 一种建筑铝型材坡口切割装置及其切割方法 |
-
1995
- 1995-02-06 JP JP3939395A patent/JPH08206751A/ja active Pending
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