JPH06153613A - 水田作業機の泥土よけ構造 - Google Patents

水田作業機の泥土よけ構造

Info

Publication number
JPH06153613A
JPH06153613A JP4314465A JP31446592A JPH06153613A JP H06153613 A JPH06153613 A JP H06153613A JP 4314465 A JP4314465 A JP 4314465A JP 31446592 A JP31446592 A JP 31446592A JP H06153613 A JPH06153613 A JP H06153613A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
transmission belt
muddy soil
pulley
working machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4314465A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Otsubo
寛 大坪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP4314465A priority Critical patent/JPH06153613A/ja
Priority to KR1019930021543A priority patent/KR0124315B1/ko
Publication of JPH06153613A publication Critical patent/JPH06153613A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Agricultural Machines (AREA)
  • Transplanting Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 泥土のベルト伝動機構への付着を抑制できな
がらも、ベルト伝動機構の放熱性能を高いものにできる
水田作業機の泥土よけ構造を提供する。 【構成】 走行機体に前後に並設した駆動がわプーリ1
0と従動がわプーリ11とを、それぞれベルト巻掛径を
変更自在に構成し、駆動がわプーリ11と従動がわプー
リ11とにわたって伝動ベルト12を張設し、伝動ベル
ト12の下がわ移動経路の下方箇所に、泥土が伝動ベル
ト12がわへ付着することを抑制する泥土よけカバー2
2を配設し、伝動ベルト12の下がわ移動経路の中間位
置に近接又は接触する状態で伝動ベルト12に付着した
泥土を掻き取る掻き取り部材23を、上方に向けて泥土
よけカバー22に突設し、泥土よけカバー22における
掻き取り部材23の配設箇所の伝動ベルト12の移動上
手がわ箇所に、掻き取られた泥土を排出する開口部24
を形成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行機体に前後に並設
した駆動がわプーリと従動がわプーリとを、それぞれベ
ルト巻掛径を変更自在に構成し、これら駆動がわプーリ
と従動がわプーリとにわたって伝動ベルトを張設した水
田作業機の泥土よけ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の水田作業機の泥土よけ構
造としては、圃場での走行機体の沈み込み等に伴って、
その駆動がわプーリ、従動がわプーリ及び伝動ベルトで
構成されたベルト伝動機構に対して泥土が付着したりし
て、ベルトの回転移動により泥土をエンジンボンネット
の内面に跳ね付けてこびり付かせてしまう等の不具合が
あるため、ベルト伝動機構の全体を密閉カバーで閉塞す
る構造のものが提案されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにベルト伝動機構を密閉する泥土よけ構造にあって
は、ベルト伝動機構内で発生した摩擦熱等により高温に
なったときのベルト伝動機構からの放熱性能が小さいも
のとなるため、ベルト伝動機構が不当に高温状態となる
虞れがあって、ベルト等の耐久性を低下させ易いもので
あった。本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであ
って、泥土のベルト伝動機構への付着を抑制できながら
も、ベルト伝動機構の放熱性能を高いものにできる水田
作業機の泥土よけ構造の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる水田作業
機の泥土よけ構造は、上記目的を達成するために、冒記
構造のものにおいて、前記伝動ベルトの下がわ移動経路
の下方箇所に、泥土が伝動ベルトがわへ付着することを
抑制する泥土よけカバーを配設するとともに、前記伝動
ベルトの下がわ移動経路の中間位置に近接又は接触する
状態で前記伝動ベルトに付着した泥土を掻き取る掻き取
り部材を、上方に向けて前記泥土よけカバーに突設し、
前記泥土よけカバーにおける前記掻き取り部材の配設箇
所の前記伝動ベルトの移動上手がわ箇所に、掻き取られ
た泥土を排出する開口部を形成してあることを特徴構成
とする。かかる特徴構成による作用・効果は次の通りで
ある。
【0005】
【作用】即ち、駆動がわプーリ、従動がわプーリ及び伝
動ベルトで構成されるベルト伝動機構に対する泥土よけ
としては、単に伝動ベルトの下がわ移動経路の下方箇所
にのみ泥土よけカバーを設けるだけで良く、又、駆動が
わプーリや従動がわプーリでベルト巻掛径の変更があっ
ても、ベルトの下がわ移動経路においてベルト位置の変
化の最も少ない中間位置に近接又は接触する状態で泥土
を掻き取る掻き取り部材を設けてあるから、泥土カバー
でベルト伝動機構に泥土が付着することが十分に抑制で
きなくて、例え伝動ベルトに泥土が付着するようなこと
があっても、ベルトに付着した泥土は掻き取り部材で掻
き取られ、泥土カバーの開口部からその掻き取られた泥
土は排出されることになる。
【0006】
【発明の効果】従って、ベルト伝動機構の上方部分は泥
土カバーで閉塞されることなく開放されているから、ベ
ルト伝動機構からの放熱が十分なされ得る状態となり、
その放熱性能は高い状態に維持できるとともに、掻き取
り部材によってほぼ確実に伝動ベルトに付着した泥土に
ついては排除でき、再び伝動ベルト等に付着することを
回避できるようにその掻き取った泥土を開口部から排出
できるから、泥土のベルト伝動機構への付着の抑制が十
分なされ、かつ、伝動ベルトから他の箇所に泥土を跳ね
付ける等の不具合も解消できるに至った。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1に、本発明にかかる水田作業機の一例として
の乗用型田植機を示している。この乗用型田植機は、左
右一対の前輪1,1と後輪2,2とに走行可能に支持さ
れた走行機体3の後部に平行4連リンク機構4を介して
苗植付装置5を装着するとともに、走行機体3の前後中
間部に搭乗座席6を設け、かつ、走行機体3の前部に、
エンジン7、ベルト伝動機構8、ミッションケース9を
配置しており、ミッションケース9からの動力が前輪
1,1、後輪2,2及び苗植付装置5に伝達されるよう
に構成している。
【0008】図1乃至図4に示すように、ベルト伝動機
構8はベルト式無段変速装置を構成するものであって、
エンジン7の出力軸7Aに設けた駆動がわプーリ10
と、エンジン7より後方に位置するミッションケース9
の入力軸9Aに設けた従動がわプーリ11とにわたって
伝動ベルト12を張設している。そして、駆動がわプー
リ10と、従動がわプーリ11とは、それぞれ、回転軸
芯方向にプーリ間隔を変更できる割りプーリ式に構成
し、かつ、これらのプーリ間隔を背反的に変更させて無
段階に変速操作可能に構成している。ここで、駆動がわ
プーリ10のプーリ間隔調節構造について説明する。
尚、従動がわプーリ11の間隔調節構造も同様構造であ
るので説明を省略する。図3に示すように、駆動がわプ
ーリ10における一方の固定シーブ13を出力軸7Aに
対して一体回転自在並びに軸芯方向に位置固定状態で外
嵌するとともに、他方の可動シーブ14を出力軸7Aに
対して咬合部15を介して一体回動自在並びに軸芯方向
にスライド自在に外嵌し、可動シーブ14を、これらと
固定部16との間に介装した乗り上がりカム機構17に
より軸芯方向にスライド操作してベルト巻掛径を変更す
るように構成している。乗り上がりカム機構17は、固
定部16に形成された傾斜カム面と可動シーブ14にベ
アリング支持された操作具18に形成された傾斜カム面
とが操作具18の回動操作により乗り上がり、軸芯方向
に沿って相対的にスライドするように構成している。エ
ンジン7がわ及びミッションケース9がわそれぞれの操
作具18,18はロッド19を介して連動連結し、か
つ、電動シリンダ20により一体的に回動操作して変速
操作するように構成している。又、駆動がわプーリ10
と従動がわプーリ11の各可動シーブ14,14は互い
に反対がわに位置し、ベルト巻掛径が背反的に変更され
るようにしている。図中、21は伝動ベルト12に張力
を与えるテンションプーリである。
【0009】図1、図2、図4及び図5に示すように、
走行機体3の機体フレーム3Aに、圃場でこの乗用型田
植機が沈み込むようなことがあっても泥土が伝動ベルト
12がわへ付着することを抑制する泥土よけカバー22
を設けている。この泥土よけカバー22は、板金をプレ
ス加工したものであって、伝動ベルト12の下がわ移動
経路の下方箇所に、その下がわ移動経路に沿う状態で配
設している。そして、泥土よけカバー22の上面には、
上端が伝動ベルト12の下がわ移動経路の前後方向での
中間位置Pに近接する状態で上方に向けて、伝動ベルト
12に付着した泥土を掻き取る掻き取り部材としての掻
き取り片23を突設するように、泥土よけカバー22か
ら立ち上げている。この掻き取り片23を立ち上げるこ
とで、泥土よけカバー22には、掻き取り片23におけ
る伝動ベルト12の下がわ移動経路の上手がわ、つまり
掻き取り片23の後方がわには開口部24が形成されて
いる。上記構成により、泥土よけカバー22はベルト伝
動機構8の下方がわにのみ配設されていて、上方がわは
開放状態となっているから、ベルト伝動機構8で発熱が
あっても放熱され易いものとなるとともに、例え伝動ベ
ルト12に泥土が付着しても、図4に示すように、伝動
ベルト12の上下方向での変位のほとんどない前記中間
位置Pに近接させてある掻き取り片23によって、その
泥土が掻き取られることになる。そして、その掻き取ら
れた泥土は、開口部24を通して下方に排出されること
になる。
【0010】次に、前輪1,1と車軸ケース25との連
結構造について簡単に説明する。図6に示すように、伝
動軸26を内装した車軸ケース25の左右両端にキング
ピンケース27がほぼ縦向きに連結されており、このキ
ングピンケース27には、伝動軸26とベベルギア機構
28を介して連動連結された中間軸29を、ベアリング
30で下方への抜け落ちを阻止した状態で支持してい
る。そして、中間軸29の下端のベベルギア31に歯合
し、かつ前輪1と一体回動するベベルギア32を内装し
た揺動ケース33を、円筒状のキングピンケース27に
中間軸29の軸芯周りで揺動自在に外嵌支持していると
ともに、この揺動ケース33にナックルアーム34を一
体に連設している。
【0011】又、この乗用型田植機は、エンジン負荷の
変動にかかわらず車速を自動的に一定に保った状態で走
行できるようにエンジン7の出力制御を行っているもの
であって、エンジン負荷を検出するために、図7に示す
ように、エンジン7の出力軸7Aの回転速度を検出する
検出手段35を出力軸7Aに対して設けている。検出手
段35は、図7に示すように、円柱状部材36を溶接し
たボス37を出力軸7Aに外嵌固定し、出力軸7Aと所
定間隔を隔てて磁気センサ38を配設することで構成し
ており、図8に示すように、出力軸7Aの回転位相によ
って、円柱状部材36と磁気センサ38とが相対向する
状態、つまり円柱状部材36と磁気センサ38とが最も
接近する状態のとき検出ピーク値が得られるようにして
いる。
【0012】本発明は次のように実施しても良い。 (イ)駆動がわプーリを従動がわプーリの後方がわに位
置させること。 (ロ)播種機、施肥機、刈取収穫機等の水田用作業機に
適用すること。 (ハ)掻き取り片の先端が伝動ベルトに接当するように
構成すること。
【0013】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用型田植機を示す全体側面図
【図2】ベルト伝動機構及び泥土よけカバーを示す側面
【図3】ベルト伝動機構を示す一部破断下面図
【図4】ベルト伝動機構の変速操作時のベルト姿勢と泥
土よけカバーを示す側面図
【図5】泥土よけカバーを示す斜視図
【図6】前輪と車軸ケースとの連結構造を示す縦断正面
【図7】エンジン出力軸の回転速度を検出する検出手段
を示す縦断面図
【図8】エンジン出力軸の回転速度を検出する検出手段
の検出値と出力軸の回転位相との関係を示すグラフ
【符号の説明】
3 走行機体 10 駆動がわプーリ 11 従動がわプーリ 12 伝動ベルト 22 泥土よけカバー 23 掻き取り部材 24 開口部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体(3)に前後に並設した駆動が
    わプーリ(10)と従動がわプーリ(11)とを、それ
    ぞれベルト巻掛径を変更自在に構成し、これら駆動がわ
    プーリ(10)と従動がわプーリ(11)とにわたって
    伝動ベルト(12)を張設した水田作業機の泥土よけ構
    造であって、前記伝動ベルト(12)の下がわ移動経路
    の下方箇所に、泥土が伝動ベルト(12)がわへ付着す
    ることを抑制する泥土よけカバー(22)を配設すると
    ともに、前記伝動ベルト(12)の下がわ移動経路の中
    間位置に近接又は接触する状態で前記伝動ベルト(1
    2)に付着した泥土を掻き取る掻き取り部材(23)
    を、上方に向けて前記泥土よけカバー(22)に突設
    し、前記泥土よけカバー(22)における前記掻き取り
    部材(23)の配設箇所の前記伝動ベルト(12)の移
    動上手がわ箇所に、掻き取られた泥土を排出する開口部
    (24)を形成してある水田作業機の泥土よけ構造。
JP4314465A 1992-11-25 1992-11-25 水田作業機の泥土よけ構造 Pending JPH06153613A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4314465A JPH06153613A (ja) 1992-11-25 1992-11-25 水田作業機の泥土よけ構造
KR1019930021543A KR0124315B1 (ko) 1992-11-25 1993-10-16 벨트 전동식 작업차

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4314465A JPH06153613A (ja) 1992-11-25 1992-11-25 水田作業機の泥土よけ構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06153613A true JPH06153613A (ja) 1994-06-03

Family

ID=18053666

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4314465A Pending JPH06153613A (ja) 1992-11-25 1992-11-25 水田作業機の泥土よけ構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06153613A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020178657A (ja) * 2019-04-26 2020-11-05 株式会社クボタ 水田作業機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020178657A (ja) * 2019-04-26 2020-11-05 株式会社クボタ 水田作業機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4433963A (en) Chain guide for a derailleur for a bicycle
JP3549074B2 (ja) 全輪駆動式自動二輪車
EP1759910A2 (en) V-belt type continuously variable transmission (CVT) for a straddle-type vehicle
EP1760366A2 (en) V-Belt continuously variable transmission and straddle-type vehicle
JPH06153613A (ja) 水田作業機の泥土よけ構造
FR2876953B1 (fr) Ensemble comprenant au moins une roue directrice et un carenage pour vehicule poids lourd, et vehicule poids lourd correspondant
KR0124315B1 (ko) 벨트 전동식 작업차
JP4082048B2 (ja) 耕耘機
JP2001055053A (ja) 水田作業車
JP3582299B2 (ja) 農作業機
JP3657598B2 (ja) 田植機
KR102310034B1 (ko) 자전거의 전동 구동 장치
JPH10159604A (ja) 電子ガバナー機構付エンジン搭載乗用田植機
JP2004347026A (ja) 作業機の車軸支持構造
JP3635852B2 (ja) 苗移植機
JP2781457B2 (ja) クローラ型走行装置
JPH0236796Y2 (ja)
JPS6237774Y2 (ja)
JPH07112623A (ja) コンバイン等の走行伝動装置の冷却装置
JPH06144281A (ja) 移動農機
JP2005186832A (ja) 作業車両のクローラ揺動規制装置
JPH0321521A (ja) 農作業機
FR2987337A3 (fr) Machine guidee a la main
JPH08142971A (ja) 自動二輪車のチェーンガイド装置
JP2000016006A (ja) トラクタのトレッド変更装置