JPH06152696A - 変復調装置付き無線通信装置 - Google Patents

変復調装置付き無線通信装置

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JPH06152696A
JPH06152696A JP4292351A JP29235192A JPH06152696A JP H06152696 A JPH06152696 A JP H06152696A JP 4292351 A JP4292351 A JP 4292351A JP 29235192 A JP29235192 A JP 29235192A JP H06152696 A JPH06152696 A JP H06152696A
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wireless communication
modem
modulation
communication device
control circuit
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JP4292351A
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Hideki Fujiwara
英起 藤原
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Uniden Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、回線接続からモデムリンクまでの
操作を自動的に行う自動送着信機能を有する変復調装置
付き無線通信装置を提供する。 【構成】 ダイヤル情報が、パソコン2から変復調装置
36の制御回路8へ与えられる。さらに制御回路8から
ディジタル信号用ケーブル40を介してセルラーテレホ
ン34の制御回路14へ出力される。制御回路14は、
このダイヤル情報に従い送受信機18を用いて、所望通
信相手と回線接続を設定する。この回線接続完了の後
に、制御回路14は、制御回路8に回線接続情報を出力
する。さらにこの回線接続情報がパソコン2へ渡され
る。この後モデムリンク用の信号がインテリジェントモ
デム10と相手方モデムとの間で,セルラーテレホン3
4の送受話回路16,送受信機18を介して授受され、
モデムリンクが確立される。このモデムリンク確立後
に、データ通信可能とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパーソナルコンピュータ
等が持つディジタル情報を、相手方のパーソナルコンピ
ュータ若しくはデータベース等と授受を行うためのデー
タ通信装置に関し、特に無線信号を介して一般公衆回線
と接続できる移動体通信装置またはポイントtoポイン
ト通信を行う携帯無線通信装置と接続してディジタル通
信を行うことができる変復調装置付き無線通信装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンピュータ等の扱うディジ
タル信号を一般公衆回線を介して、相手方のコンピュー
タ等と授受を行うため、2進信号であるディジタル信号
を約3kHZ 帯域の音声信号に合うように周波数変復
調,位相変復調等を行う変復調装置と、一般公衆回線と
無線信号によって接続する自動車電話、携帯用電話等の
セルラーテレホン(Celluar telephone )とがある。し
かも、携行して簡単に移動できる携帯用コンピュータ
(ノートブック型パソコン等)でも、上記のようなセル
ラーテレホンと変復調装置とを用いて、簡単にディジタ
ル通信を行えるシステムが現在ある。このようなシステ
ムのブロック構成図を図11に示す。
【0003】この図10において、変復調装置64は、
携帯用コンピュータ50とのインターフェィスを行うイ
ンターフェィス回路54と、ディジタル信号を音声帯域
信号に変復調するモデム56と、セルラーテレホン62
を介して一般公衆回線との接続制御を行う網制御装置
(以下NCU)58とを備える。そして、コンピュータ
50とインターフェィス回路54との間は、RS−23
2Cケーブルで接続されおり、NCU58とセルラーテ
レホン62との間は、音声信号用の変換アダプタ60で
接続されている。
【0004】そして、セルラーテレホン62を介してデ
ィジタル通信の発信を行うには、初めにセルラーテレホ
ン62を人為的操作(ダイヤル)によって通信相手方と
回線接続を行う。その後に、所定のプログラムによって
ターミナルモードに設定されたコンピュータ50のキー
ボード操作によって、Hayes ATコマンドである
「ATD」を入力してNCU58に相手方モデムとのリ
ンクを確立させる。NCU58は、コーリング・トーン
及びアンサ・トーン等の送受によって相手方モデムとの
リンクを確立する。このモデムリンクが確立した後初め
て、コンピュータ50と相手方コンピュータとのディジ
タルデータ通信が開始される。
【0005】一般の公衆回線と直接に接続される変復調
装置では、コンピュータからのダイヤル情報をNCUが
交換機へ出力しており、これによって自動的に回線接続
とモデムリンクとが確立されていたが、セルラーテレホ
ンと変復調装置とを音声信号で授受するような上記接続
の場合、このようなダイヤル情報等をセルラーテレホン
が認識することができないので、上記のような手順を必
要としていた。
【0006】また、このような従来のセルラーテレホン
を用いてディジタル通信を行うことができるシステムで
は、各々が単体で使用される状況を想定しているため、
各個独立した電源、例えば充電バッテリ若しくは電源ア
ダプタ等を備えている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のセ
ルラーテレホンを用いてコンピュータ間のディジタル通
信を行う場合、発信の際にセルラーテレホンのダイヤル
操作の後、回線接続及びモデムリンクを行わせるので、
セルラーテレホンとコンピュータとをそれぞれ独自に操
作せねばならず、非常に煩わしいものである。また、こ
のようなシステムで着信を行うにも、セルラーテレホン
を操作して相手方との回線接続を行わせる手動操作が必
要で、自動着信は不可能である。さらには、セルラーテ
レホン、変復調装置及びコンピュータにそれぞれ電源を
備えねているので、携帯性の高いシステムとはなってい
ない。
【0008】そこで本発明の目的は、回線接続からモデ
ムリンクまでの操作を自動的に行う自動発信及び自動着
信を可能とする変復調装置付き無線通信装置を提供する
ことにある。
【0009】本発明の他の目的は、無線のみならず一般
公衆回線にも直接接続することのできる変復調装置付き
無線通信装置を提供することにある。
【0010】本発明のさらに他の目的は、少なくとも変
復調装置と無線通信装置とを一体に着脱可能にし、電源
を共有すると共に、パワーセーブ機能を付加した変復調
装置付き無線通信装置を提供することにある。
【0011】
【発明の概要】本発明は、変復調装置と、電波信号によ
り所望通信相手と交信する無線通信装置とからなり、デ
ータ端末装置に接続される変復調装置付き無線通信装置
において、前記データ端末装置から受け取った無線通信
チャネル設定情報を、前記無線通信装置の制御回路に直
接出力すると共に、前記制御回路から直接受け取った無
線通信チャネル設定完了情報を前記データ端末装置に出
力する情報入出力手段を前記変復調装置に備え、前記無
線通信チャネル設定情報に従って、通信相手との間に通
信チャネルを設定すると共に、この通信相手との間に通
信チャネルが設定されたときに前記無線通信チャネル設
定完了情報を出力する前記制御回路を前記無線通信装置
に備えることを特徴とする。
【0012】無線通信チャネル設定情報には、ダイヤル
情報等が含まれており、データ端末装置から変復調装置
の情報入出力手段へ与えられる。さらに情報入出力手段
から無線通信装置の制御回路へ、この無線通信チャネル
設定情報が出力される。無線通信装置の制御回路は、こ
の無線通信チャネル設定情報に従って、所望通信相手と
通信チャネル、つまり回線接続を設定する。この回線接
続完了の後に、無線通信装置の制御回路は、変復調装置
の情報入出力手段に無線通信チャネル設定完了情報を出
力する。この後、モデムリンク用の信号が発信側及び着
信側の変復調装置間で交信されて、モデムリンクが確立
される。このモデムリンク確立後に、データ通信可能と
される。
【0013】本発明によれば、前記情報入出力手段に接
続された網制御装置を、前記変復調装置に備えることに
より、一般公衆網を用いた有線接続によるデータ通信も
可能となる。
【0014】さらに本発明によれば、変復調装置と無線
通信装置とを、着脱可能に装着し、無線通信装置及び変
復調装置に着脱可能な共用のバッテリを備え、前記無線
通信装置及び変復調装置は、それぞれ、バッテリセーブ
・スリープを有している。
【0015】また本発明によれば、可搬型データ端末装
置と変復調装置と無線通信装置とを、着脱可能に装着
し、データ端末装置,無線通信装置及び変復調装置に着
脱可能な共用のバッテリを備え、データ端末装置,無線
通信装置及び変復調装置は、それぞれ、バッテリセーブ
・スリープ機能を有している。
【0016】
【実施例】次に本発明の実施例を図を参照しつつ以下に
説明する。図1は、本発明の一実施例の変復調装置付き
無線通信装置を示す図であり、この変復調装置付き無線
通信装置は、変復調装置36とセルラーテレホン34と
がメカニカルに着脱自在の一体構成となっており、変復
調装置36はRS232Cケーブル4によって、データ
端末装置である可搬型のノートブック型パソコン2に接
続されている。
【0017】変復調装置36は、パソコン2とディジタ
ル信号授受を行うインターフェィス回路6と、この変復
調装置36全体を制御する制御回路8と、インテリジェ
ントモデム10とから構成されている。インテリジェン
トモデム10には、通常の文字情報等のディジタル送受
信と共に、イメージ情報のディジタル送受信であるファ
クシミリ通信が行えるように、FAX通信機能及びMO
DEM機能(以下FAX/MODEM)を備えられてい
る。インテリジェントモデム10は、変復調装置36の
音声信号入出力端子40,41に接続され、制御回路8
は制御信号入出力端子39に接続されている。
【0018】一方、セルラーテレホン34は、スピーカ
28及びマイク26と、このスピーカ28及びマイク2
6と音声信号入出力端子37,38との接続切替えを行
うスイッチ30,32と、このスイッチ30,32と送
受信機18との間で音声信号の授受を行う送受話回路1
6と、音声信号を周波数変復調してアンテナ22を介し
て無線基地局と送受信する送受信機18と、音声信号の
変調に利用する搬送波を生成して送受信機18に出力す
る周波数シンセイサイザ20と、セルラーテレホン34
全体を制御する制御回路14とから構成されている。制
御回路14は、セルラーテレホン34の制御信号入出力
端子35に接続されている。
【0019】前述したように、変復調装置36とセルラ
ーテレホン34とはメカニカルに着脱可能な構成となっ
ており、変復調装置36の端子39,40,41は、セ
ルラーテレホン34の端子35,37,38とメカニカ
ルに接続可能に構成されている。また、セルラーテレホ
ン34のスイッチ30,31は、送受話回路16を、音
声信号入出力端子37,38に接続するように切り換え
られている。
【0020】変復調装置36の制御回路8は、パソコン
2からのダイヤル情報をセルラーテレホン34の制御回
路14が認識できるデータ形式若しくは信号形式に変換
できるものならばいかなるものでもよく、例えば、RO
MとRAMを内蔵した一体型のワンチップマイコンであ
ってもよい。
【0021】図2は、本実施例のシステム全体の外観を
示している。変復調装置36は、セルラーテレホン34
に一体化され、パソコン2との間はRS232Cケーブ
ル4で接続されている。
【0022】以上の構成の変復調装置付き無線通信装置
において、無線接続によりデータ通信を行う場合の自動
発信および自動着信のプロトコルをそれぞれ説明する。 (1)無線接続,自動発信 図3を参照して説明する。パソコン2の操作者がキーを
操作して相手方のダイヤル数値を入力すると、そのダイ
ヤル情報は、RS232Cケーブル4を介してインター
フェィス回路6へ出力される。制御回路8は、そのダイ
ヤル情報を直接セルラーテレホン34の制御回路14へ
出力する(図3のステップ100)。尚、この場合、制
御回路8はパソコン2から受け取ったダイヤル情報を制
御回路14が認識できるデータ形式若しくは信号形式に
変換する。
【0023】このダイヤル情報を基に制御回路14は、
送受信機18を介して一般公衆回線に繋がる無線基地局
と交信を開始して、所望通信相手との回線接続を行う。
制御回路14は、回線接続が完了すると、変復調装置3
6の制御回路8を介して、パソコン2に回線接続情報を
出力し、相手方との回線接続が完了したことを報知する
(ステップ102)。また、回線接続が行われると、相
手方モデムからFAX/MODEMリンク用信号がセル
ラーテレホン34に送られてくる。このFAX/MOD
EMリンク用信号は送受話回路16,音声信号端子3
7,40を介してインテリジェントモデム10に送られ
る(ステップ104)。インテリジェントモデム10
は、このFAX/MODEMリンク用信号が所定期間継
続したことを確認して、FAX/MODEMリンク用信
号を音声信号端子41,38を介して送受話回路16へ
出力する。送受話回路16はこのFAX/MODEMリ
ンク用信号を送受信機18を介して相手方モデムへ送信
する。これによって、互いの通信相手がモデムであるこ
とを認識でき、FAX/MODEMリンクが確立され
る。また、インテリジェントモデム10は、このモデム
リンク確立に応じて、制御回路8を介してパソコン2に
FAX/MODEMリンク完了を報知する(ステップ1
08)。尚,ここで上記ステップ104のFAX/MO
DEMリンク用信号が相手方モデムからインテリジェン
トモデム10へ送られこない場合は、モデムリンクを確
立できないので、インテリジェントモデム10はモデム
リンク未確立であることをパソコン2に報知する。
【0024】上記モデムリンクが確立できた場合は、パ
ソコン2と相手方データ端末との間で、インテリジェン
トモデム10,セルラーテレホン34を介してディジタ
ルデータの送受信が開始される(ステップ110〜11
6)。
【0025】(2)無線接続,自動着信 図4を参照して説明する。無線基地局を介してセルラー
テレホン34に着呼があると、着呼情報が送受信機18
から制御回路14に送られる。そして、制御回路14の
制御に従って回線接続が行われる。この回線接続と共
に、回線接続情報が制御回路14から変復調装置36の
制御回路8を介してパソコン2へ送出される(図4のス
テップ300)。パソコン2では、回線接続応答を制御
回路8を介してインテリジェントモデム10に送出する
(図4のステップ302)。
【0026】インテリジェントモデム10は、上記回線
接続情報に従って、FAX/MODEMリンク用信号を
送受話回路16に出力する(ステップ304)。セルラ
ーテレホン34では、このリンク用信号を相手方へ送受
信機18を介して送出する。このリンク用信号に応答し
て、相手方モデムからFAX/MODEMリンク用信号
が送られてくると、セルラーテレホン34は、このリン
ク信号をインテリジェントモデム10に出力する(ステ
ップ306)。
【0027】インテリジェントモデム10は、この相手
方モデムからのリンク用信号によって、モデムリンクが
確立したことを確認し、そのFAX/MODEMリンク
報知を制御回路8を介してパソコン2に行う(ステップ
308)。
【0028】このようにしてモデム間のリンクが確立し
た後、パソコン2と相手方コンピュータ等との間で、デ
ータ通信が開始される(ステップ310〜316)。
【0029】以上の実施例は、無線接続のみによってデ
ータ通信を行うものであるが、変復調装置内に網制御装
置(NCU)を内蔵させることにより、有線接続による
データ通信をも行うようにすれば、より利用価値が高ま
ることが考えられる。
【0030】図5は、NCU12を変復調装置36内に
内蔵させた実施例を示す。NCU12がインテリジェン
トモデム10に接続され、NCUに接続された電話回線
用端子13を備える他は、図1の構成と全く同じであ
り、したがって同じ構成要素には同一の参照番号を付し
て示している。また、変復調装置36とセルラーテレホ
ン34がメカニカルに着脱可能な構成となっていること
も、図1の実施例と同様である。
【0031】本実施例の変復調装置付き無線通信装置を
用いて、セルラーテレホン34を介して無線接続による
自動発信および自動着信のプロトコルは、図3および図
4で説明したプロトコルと同じであるので、説明を要し
ないであろう。
【0032】電話回線42を端子13に接続して、有線
接続によりデータ通信を行う場合の自動発信および自動
着信のプロトコルをそれぞれ説明する。なお、有線接続
による自動発着信のプロトコル自体は、本発明の特徴で
はなく、既知のものである。したがって、簡単に説明す
る。
【0033】(3)有線接続,自動発信 図6を用いて説明する。パソコン2の操作者のキー操作
によりパソコン2から、オフフック情報が変復調装置3
6のインターフェィス回路6及び制御回路8を介してイ
ンテリジェントモデム10へ出力される(図6のステッ
プ200)。オフフック情報に基づき、インテリジェン
トモデム10はNCU12をオフフックする(ステップ
202)。次に、パソコン2の操作者がキーを操作して
相手方のダイヤル数値を入力すると、そのダイヤル情報
は、インテリジェントモデム10およびNCU12を介
して、交換機に送られる(ステップ204)。交換機
は、回線接続および相手モデムとのリンクが確立する
と、回線接続情報およびリンク確立情報を、NCU12
およびインテリジェントモデム10を介してパソコン2
に送る(ステップ206)。
【0034】このようにして、回線が接続され、モデム
リンクが確立した後に、パソコン2と相手方データ端末
との間で、インテリジェントモデム10,NCU12,
交換機を介してディジタルデータの送受信が開始される
(ステップ208〜218)。
【0035】(4)有線接続,自動着信 図7を参照して説明する。交換機を介してNCU12に
着呼があると、この着呼情報がインテリジェントモデム
10を介してパソコン2へ送出される(図7のステップ
400)。パソコン2では、インテリジェントモデム1
2にオフフック情報を送る(ステップ402)。オフフ
ック情報が与えられたインテリジェントモデム10は、
NCU12をオフフックする(ステップ404)。交換
機は、回線接続および相手モデムとのリンクが確立する
と、回線接続情報およびリンク確立情報を、NCU12
およびインテリジェントモデム10を介してパソコン2
に送る(ステップ406)。このようにして回線が接続
され、モデム間のリンクが確立した後、パソコン2と相
手方コンピュータ等との間で、データ通信が開始される
(ステップ408〜418)。
【0036】以上の2つの実施例は、変復調装置36と
セルラーテレホン34とを着脱可能に一体化し、別体の
パソコン2にはケーブル4で接続した構成であるが、パ
ソコン2と変復調装置36とセルラーテレホン34と
を、着脱可能に一体化できる構成にしてもよい。このシ
ステムの外観図を、図8に示す。動作は前述の実施例と
全く同じである。
【0037】本発明の変復調装置付き無線通信装置は、
セルラーテレホンを、変復調装置に着脱可能としている
ので、セルラーテレホンのみをはずして通常の音声通信
を行うこともできる。この場合には、セルラーテレホン
内のスイッチ30,32は、スピーカ28およびマイク
側に切り換えられる。
【0038】次に、本発明の変復調装置付き無線通信装
置のパワーセーブの概念について図9を参照して説明す
る。パソコン50,変復調装置60,セルラーテレホン
70には、それぞれパワーコントローラ52,62,7
2、パワーコントロール・タイマ54,64,74、バ
ッテリ56,66,76、充電器58,68,78を別
個に備えるように図示してある。バッテリ及び充電器は
共用可能である。バッテリ及び充電器は、着脱可能なバ
ッテリ・パック内に収納される。また、パソコン50の
(A)部、変復調装置60の(B)部、セルラーテレホ
ン70の(C)部は、一定条件のもとでパワーオフされ
る部分を示すものとする。
【0039】まず、発信の場合におけるパワーセーブに
ついて説明する。パソコン50からキー入力があると、
パソコン50のインターフェィス(以下、I/Fと略
す)からトリガがかかり、パワーコントローラ52が
パソコンの(A)部をsleep 状態からwake up 状態にす
る。パソコン50のI/Fから、変復調装置60のI
/Fへの信号(例えば、ダイヤル情報)がトリガとな
り、パワーコントローラ62が(B)部をsleep 状態か
らwake up 状態にする。変復調装置60のI/Fか
ら、セルラーテレホン70のI/Fへの信号(例え
ば、ダイヤル情報)がトリガとなり、パワーコントロー
ラ76が(C)部をsleep 状態からwake up状態にす
る。
【0040】wake up された(A),(B),(C)部
は、パワーコントロール・タイマにより、一定時間動作
しなければパワーオフされる。このように自動送信に際
し、一定条件のもとで(A),(B),(C)部をslee
p 状態にし、動作に必要なときのみwake up 状態にする
ので、パワーセーブを図ることができる。
【0041】次に、着信の場合におけるパワーセーブに
ついて説明する。セルラー70へのRF(Radio Freque
ncy )入力でI/Fからトリガがかかり、パワーコン
トローラ72は(C)部をsleep 状態からwake up 状態
にする。セルラーテレホン72のI/Fから変復調装
置60のI/Fへ信号が伝わると、これがトリガとな
ってパワーコントローラ62は(B)部をsleep 状態
からwake up 状態にする。変復調装置60のI/Fか
らパソコン50のI/Fへ信号が伝わると、これがト
リガとなってパワーコントローラ52が(A)部をslee
p 状態からwakeup 状態にする。
【0042】wake up された(A),(B),(C)部
は、パワーコントロール・タイマにより、一定時間動作
しなければパワーオフされる。このように自動送信に際
し、一定条件のもとで(A),(B),(C)部をslee
p 状態にし、動作に必要なときのみwake up 状態にする
ので、パワーセーブを図ることができる。
【0043】図10は、バッテリ・パックを備える本発
明の変復調装置付き無線通信装置の実際の使用状態を示
す斜視図である。図10(a)は、セルラーテレホン7
0と変復調装置60とを着脱可能に一体化したものであ
り、これにバッテリ・パック80が着脱可能に取り付け
られた形態である。パソコン50と変復調装置70との
間は、RS−232Cラインで接続される。この場合、
変復調装置60及びセルラーテレホン70への電源は1
個のバッテリで共用される。
【0044】図10(b)は、パソコン50,変復調装
置60,セルラーテレホン70を着脱可能に一体化した
構造であり、バッテリ・パック80は、変復調装置60
及びパソコン50にそれぞれ着脱可能に取り付けられ
る。この場合、パソコン50,変復調装置60,セルラ
ーテレホン70への電源は1個のバッテリで共用され
る。 尚、以上の各実施例においては、セルラーテレホ
ンを用いてデータ通信を行う場合について説明したが、
セルラーテレホンの代わりに、ハンディパーソナル無線
機、CB(citizen's band(transceiver))等の1対1通
信が行える無線機等であってもよい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
セルラーテレホン等の無線通信機を用いてデータ端末間
等のディジタル通信を行う場合、従来NCUが行ってい
たオフフックによる直流ループの形成及びダイヤル信号
出力等の回線接続を、変復調装置に設けた制御回路から
直接無線通信機の制御回路に回線接続情報を与え、これ
により無線通信機が自動的に所望通信相手との通信接続
を実行できるようにしたので、従来のように無線通信機
の人為的ダイヤル操作の後に、モデムにモデムリンクを
行わせる必要がない。これにより、コンピュータ等のデ
ータ端末からの操作のみによってディジタルデータの自
動送信が可能であり、さらには、着信の場合にも無線通
信機の操作が不必要であるので、データ受信のみを行う
FAX通信の場合に完全自動受信を行うことができる。
また、無線通信機と変復調装置との電源を共用し、無線
通信機及び変復調装置にパワーセーブ機能を設ければ、
不必要な電力供給を防止でき、電力消費を低く押さえる
ことができる。このように、本発明によれば、無線通信
機の操作が不必要な自動送着信が行え、しかも携帯性の
高い変復調装置付き無線通信装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に関するものであり、そ
の構成を示すシステム構成図である。
【図2】図1のシステムの外観を示す斜視図である。
【図3】図1のシステムの自動発信動作のプロトコル図
である。
【図4】図1のシステムの自動着信動作のプロトコル図
である。
【図5】本発明の第2の実施例に関するものであり、そ
の構成を示すシステム構成図である。
【図6】図2のシステムにおける有線接続での自動発信
動作のプロトコル図である。
【図7】図2のシステムにおける有線接続での自動着信
動作のプロトコル図である。
【図8】パソコンとの一体型システムを示す外観斜視図
である。
【図9】パワーセーブの概念を説明するための図であ
る。
【図10】バッテリ・パックの使用形態を示す外観斜視
図である。
【図11】従来例のシステム構成図である。
【符号の説明】
2 パソコン 4 RS232Cケーブル 6 インターフェィス回路 8,14 制御回路 10 インテリジェントモデム 12,58 NCU 16 送受話回路 18 送受信機 20 周波数シンセイサイザ 22 アンテナ 26 マイク 28 スピーカ 34 セルラーテレホン 35,39 制御信号入出力端子 36 変復調装置 37,38,40,41 音声信号入出力端子 46 電力供給制御回路 48 電源 49 電力供給部 50 コンピュータ 60 変復調装置 70 セルラーテレホン 80 バッテリ・パック

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】変復調装置と、電波信号により所望通信相
    手と交信する無線通信装置とからなり、データ端末装置
    に接続される変復調装置付き無線通信装置において、 前記データ端末装置から受け取った無線通信チャネル設
    定情報を、前記無線通信装置の制御回路に直接出力する
    と共に、前記制御回路から直接受け取った無線通信チャ
    ネル設定完了情報を前記データ端末装置に出力する情報
    入出力手段を前記変復調装置に備え、 前記無線通信チャネル設定情報に従って、通信相手との
    間に通信チャネルを設定すると共に、この通信相手との
    間に通信チャネルが設定されたときに前記無線通信チャ
    ネル設定完了情報を出力する前記制御回路を前記無線通
    信装置に備えることを特徴とする変復調装置付き無線通
    信装置。
  2. 【請求項2】前記変復調装置は、前記情報入出力手段に
    接続された網制御装置をさらに備え、この網制御装置を
    介して一般公衆回線に直接に接続できるようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載の変復調装置付き無線通信装
    置。
  3. 【請求項3】前記変復調装置と前記無線通信装置とは、
    着脱可能に一体に装着されていることを特徴とする請求
    項1または2記載の変復調装置付き無線通信装置。
  4. 【請求項4】前記データ端末装置は可搬型であり、この
    データ端末装置と前記変復調装置と前記無線通信装置と
    は、着脱可能に一体に装着されていることを特徴とする
    請求項1または2記載の変復調装置付き無線通信装置。
  5. 【請求項5】一体に装着された前記変復調装置及び前記
    無線通信装置に、着脱可能な共用の1個のバッテリ・パ
    ックを設け、前記無線通信装置及び変復調装置は、それ
    ぞれ、バッテリセーブ・スリープ機能を有することを特
    徴とする請求項3記載の変復調装置付き無線通信装置。
  6. 【請求項6】一体に装着された前記可搬型データ端末装
    置,前記変復調装置及び前記無線通信装置に、着脱可能
    な共用の1個のバッテリ・パックを設け、前記可搬型デ
    ータ端末装置,前記無線通信装置及び変復調装置は、そ
    れぞれ、バッテリセーブ・スリープ機能を有することを
    特徴とする請求項4記載の変復調装置付き無線通信装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6298245B1 (en) 1994-05-20 2001-10-02 Fujitsu Limited IC card-type radio communication device
US6999791B1 (en) 1996-07-03 2006-02-14 Kabushikii Kaisha Toshiba Mobile communication terminal apparatus with data communication function

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US6999791B1 (en) 1996-07-03 2006-02-14 Kabushikii Kaisha Toshiba Mobile communication terminal apparatus with data communication function

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