JPH06152350A - セレクト回路 - Google Patents
セレクト回路Info
- Publication number
- JPH06152350A JPH06152350A JP31426892A JP31426892A JPH06152350A JP H06152350 A JPH06152350 A JP H06152350A JP 31426892 A JP31426892 A JP 31426892A JP 31426892 A JP31426892 A JP 31426892A JP H06152350 A JPH06152350 A JP H06152350A
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- signal
- output
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 入力信号がいかなる論理レベルであっても選
択信号の変化時に、スパイク状の出力信号が発生しない
ようにしたセレクト回路を提供する。 【構成】 第1の入力信号IN1を一方の入力端子に入
力したAND素子8と、第2の入力信号IN2を一方の
入力端子に入力したAND素子9と、AND素子8,9
の出力を入力し出力信号OUTを出力するOR素子10と
を備え、AND素子9の他方の入力端子には、一方の入
力端子に選択信号Sを入力したNAND素子7の出力を
入力し、AND素子8の他方の入力端子には、一方の入
力端子に選択信号Sを入力とするNOT素子5の出力を
入力したNAND素子6の出力を入力し、NAND素子
7の他方の入力端子にはNAND素子6の出力を入力
し、NAND素子6の他方の入力端子にはNAND素子
7の出力を入力してセレクト回路を構成する。
択信号の変化時に、スパイク状の出力信号が発生しない
ようにしたセレクト回路を提供する。 【構成】 第1の入力信号IN1を一方の入力端子に入
力したAND素子8と、第2の入力信号IN2を一方の
入力端子に入力したAND素子9と、AND素子8,9
の出力を入力し出力信号OUTを出力するOR素子10と
を備え、AND素子9の他方の入力端子には、一方の入
力端子に選択信号Sを入力したNAND素子7の出力を
入力し、AND素子8の他方の入力端子には、一方の入
力端子に選択信号Sを入力とするNOT素子5の出力を
入力したNAND素子6の出力を入力し、NAND素子
7の他方の入力端子にはNAND素子6の出力を入力
し、NAND素子6の他方の入力端子にはNAND素子
7の出力を入力してセレクト回路を構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、1つの選択信号によ
り2つの入力信号のいずれか一方を選択して出力する2
TO 1セレクト回路に関する。
り2つの入力信号のいずれか一方を選択して出力する2
TO 1セレクト回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、2 TO 1セレクト回路としては、
2つのAND素子と1つのOR素子とで構成したもの
が、一般的に知られている。図4に、かかるセレクト回
路の回路構成を示す。この構成例は、選択信号Sと同一
論理信号aを入力とする第1のAND素子101 と、選択
信号SをNOT素子103 に通して得られる反転論理信号
bを入力とする第2のAND素子102 と、2つのAND
素子101 ,102 の出力を入力とするOR素子104 とで構
成されている。
2つのAND素子と1つのOR素子とで構成したもの
が、一般的に知られている。図4に、かかるセレクト回
路の回路構成を示す。この構成例は、選択信号Sと同一
論理信号aを入力とする第1のAND素子101 と、選択
信号SをNOT素子103 に通して得られる反転論理信号
bを入力とする第2のAND素子102 と、2つのAND
素子101 ,102 の出力を入力とするOR素子104 とで構
成されている。
【0003】このように構成したセレクト回路では、選
択信号SがHレベルのときは、第1のAND素子へ入力
される一方の入力信号IN1が出力端子105 へ出力信号
OUTとして現れ、選択信号SがLレベルのときは、第
2のAND素子へ入力される他方の入力信号IN2が出
力端子105 へ出力信号OUTとして現れ、2 TO 1セレ
クト機能を実現している。
択信号SがHレベルのときは、第1のAND素子へ入力
される一方の入力信号IN1が出力端子105 へ出力信号
OUTとして現れ、選択信号SがLレベルのときは、第
2のAND素子へ入力される他方の入力信号IN2が出
力端子105 へ出力信号OUTとして現れ、2 TO 1セレ
クト機能を実現している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図4に示し
た従来のセレクト回路においては、論理信号aと反転論
理信号bの間には、少なくとも反転論理素子(NOT素
子)1段分の時間差がある。このため、図5のタイミン
グチャートに示すように、選択信号SがLレベルからH
レベルへ変化した場合、論理信号a,bは共にHレベル
となり、出力端子105 へは入力信号IN1又はIN2が
出力される。ここで、入力信号IN1,IN2がいずれ
もLレベルのときは、図5からわかるように、出力信号
OUTはLレベルのままで問題とならない。入力信号I
N1,IN2がいずれもHレベルのときも、出力信号O
UTはHレベルで問題とならない。またIN1=H,I
N2=Lのときは、時刻T1 でLレベルからHレベルへ
変化し、IN1=L,IN2=Hのときは、時刻T2 で
HレベルからLレベルへ変化するので、何ら問題となら
ない。
た従来のセレクト回路においては、論理信号aと反転論
理信号bの間には、少なくとも反転論理素子(NOT素
子)1段分の時間差がある。このため、図5のタイミン
グチャートに示すように、選択信号SがLレベルからH
レベルへ変化した場合、論理信号a,bは共にHレベル
となり、出力端子105 へは入力信号IN1又はIN2が
出力される。ここで、入力信号IN1,IN2がいずれ
もLレベルのときは、図5からわかるように、出力信号
OUTはLレベルのままで問題とならない。入力信号I
N1,IN2がいずれもHレベルのときも、出力信号O
UTはHレベルで問題とならない。またIN1=H,I
N2=Lのときは、時刻T1 でLレベルからHレベルへ
変化し、IN1=L,IN2=Hのときは、時刻T2 で
HレベルからLレベルへ変化するので、何ら問題となら
ない。
【0005】ところが、選択信号SがHレベルからLレ
ベルへ変化する場合、反転論理素子1段分の時間、論理
信号a,bが共にLレベルとなり、出力信号OUTは必
ずLレベルとなる。これにより、入力信号IN1,IN
2がいずれもHレベルのとき、出力信号OUTがLレベ
ルとなり、スパイク状の信号が現れる。したがって、従
来のセレクト回路の出力を、フリップフロップ等のクロ
ック端子へ接続する場合、誤動作の原因となる。
ベルへ変化する場合、反転論理素子1段分の時間、論理
信号a,bが共にLレベルとなり、出力信号OUTは必
ずLレベルとなる。これにより、入力信号IN1,IN
2がいずれもHレベルのとき、出力信号OUTがLレベ
ルとなり、スパイク状の信号が現れる。したがって、従
来のセレクト回路の出力を、フリップフロップ等のクロ
ック端子へ接続する場合、誤動作の原因となる。
【0006】本発明は、従来のセレクト回路における上
記問題点を解消するためなされたもので、入力信号がい
かなる論理レベルであっても選択信号の変化時に、出力
端子にスパイク状の信号が発生することのないセレクト
回路を提供することを目的とする。
記問題点を解消するためなされたもので、入力信号がい
かなる論理レベルであっても選択信号の変化時に、出力
端子にスパイク状の信号が発生することのないセレクト
回路を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】上記問題点を解
決するため、本発明は、2つのAND素子と1つのOR
素子とで構成し、且つ1つの選択信号の状態で前記2つ
のAND素子の一方の入力端子にそれぞれ入力される2
つの入力信号のいずれか一方を選択出力するようにした
セレクト回路において、前記一方のAND素子の他方の
入力端子には、一方の入力端子に選択信号を入力した第
1の2入力NAND素子の出力を入力し、前記他方のA
ND素子の他方の入力端子には、一方の入力端子に選択
信号を入力とするNOT素子の出力を入力した第2の2
入力NAND素子の出力を入力し、前記第1の2入力N
AND素子の他方の入力端子には前記第2の2入力NA
ND素子の出力を入力し、前記第2の2入力NAND素
子の他方の入力端子には前記第1の2入力NAND素子
の出力を入力するように構成するものである。
決するため、本発明は、2つのAND素子と1つのOR
素子とで構成し、且つ1つの選択信号の状態で前記2つ
のAND素子の一方の入力端子にそれぞれ入力される2
つの入力信号のいずれか一方を選択出力するようにした
セレクト回路において、前記一方のAND素子の他方の
入力端子には、一方の入力端子に選択信号を入力した第
1の2入力NAND素子の出力を入力し、前記他方のA
ND素子の他方の入力端子には、一方の入力端子に選択
信号を入力とするNOT素子の出力を入力した第2の2
入力NAND素子の出力を入力し、前記第1の2入力N
AND素子の他方の入力端子には前記第2の2入力NA
ND素子の出力を入力し、前記第2の2入力NAND素
子の他方の入力端子には前記第1の2入力NAND素子
の出力を入力するように構成するものである。
【0008】このように構成したセレクト回路において
は、2つの入力信号をそれぞれ入力した2つのAND素
子を制御する、第1及び第2の2入力NAND素子の出
力信号は、同時にLレベルにならないように、図1の
a,bで示すようなタイミングで発生し、2つのAND
素子は常に2つの入力信号の少なくともいずれか一方を
選択するように制御される。したがって、従来のセレク
ト回路で発生するようなスパイク状の信号の発生は禁止
される。
は、2つの入力信号をそれぞれ入力した2つのAND素
子を制御する、第1及び第2の2入力NAND素子の出
力信号は、同時にLレベルにならないように、図1の
a,bで示すようなタイミングで発生し、2つのAND
素子は常に2つの入力信号の少なくともいずれか一方を
選択するように制御される。したがって、従来のセレク
ト回路で発生するようなスパイク状の信号の発生は禁止
される。
【0009】
【実施例】次に実施例について説明する。図2は、本発
明に係るセレクト回路の実施例を示すブロック構成図で
ある。図において、1は第1の入力信号IN1を入力す
る第1の入力端子、2は第2の入力信号IN2を入力す
る第2の入力端子、3は選択信号Sの入力端子、4はセ
レクト回路の出力端子、5はNOT素子、6及び7は2
入力NAND素子、8及び9は2入力AND素子、10は
2入力OR素子である。そして第1の入力端子1は2入
力AND素子8の一方の入力端子へ、第2の入力端子2
は2入力AND素子9の一方の入力端子へそれぞれ接続
され、2入力OR素子10の一方の入力端子へは2入力A
ND素子8の出力が入力され、他方の入力端子へは2入
力AND素子9の出力が入力され、また2入力OR素子
10の出力端子は出力端子4へ接続されている。
明に係るセレクト回路の実施例を示すブロック構成図で
ある。図において、1は第1の入力信号IN1を入力す
る第1の入力端子、2は第2の入力信号IN2を入力す
る第2の入力端子、3は選択信号Sの入力端子、4はセ
レクト回路の出力端子、5はNOT素子、6及び7は2
入力NAND素子、8及び9は2入力AND素子、10は
2入力OR素子である。そして第1の入力端子1は2入
力AND素子8の一方の入力端子へ、第2の入力端子2
は2入力AND素子9の一方の入力端子へそれぞれ接続
され、2入力OR素子10の一方の入力端子へは2入力A
ND素子8の出力が入力され、他方の入力端子へは2入
力AND素子9の出力が入力され、また2入力OR素子
10の出力端子は出力端子4へ接続されている。
【0010】選択信号Sの入力端子3は、NOT素子5
の入力端子及び2入力NAND素子7の一方の入力端子
へ接続され、NOT素子5の出力端子は2入力NAND
素子6の一方の入力端子へ接続されており、2入力NA
ND素子6の出力端子は、2入力AND素子8の他方の
入力端子、及び2入力NAND素子7の他方の入力端子
へ接続され、また2入力NAND素子7の出力端子は、
2入力AND素子9の他方の入力端子、及び2入力NA
ND素子6の他方の入力端子へ接続されている。
の入力端子及び2入力NAND素子7の一方の入力端子
へ接続され、NOT素子5の出力端子は2入力NAND
素子6の一方の入力端子へ接続されており、2入力NA
ND素子6の出力端子は、2入力AND素子8の他方の
入力端子、及び2入力NAND素子7の他方の入力端子
へ接続され、また2入力NAND素子7の出力端子は、
2入力AND素子9の他方の入力端子、及び2入力NA
ND素子6の他方の入力端子へ接続されている。
【0011】次に、このように構成したセレクト回路の
動作を、図3のタイミングチャートを参照しながら説明
する。本実施例は、選択信号SがHレベルのとき、第1
の入力信号IN1を選択し、Lレベルのとき、第2の入
力信号IN2を選択するように動作するものと仮に設定
し、また説明のため、初期状態として、選択信号SがL
レベルと仮定する。このとき、2入力NAND素子7の
出力ノードbはHレベルとなる。一方、NOT素子5の
出力には、選択信号Sの反転信号が現れ、Hレベルとな
る。したがって、2入力NAND素子6の出力ノードa
は、2入力NAND素子7の出力がHレベルのためLレ
ベルとなり、これにより第2の入力信号IN2が選択さ
れて2入力AND素子9を通り、出力端子4へ出力信号
OUTとして出力される。
動作を、図3のタイミングチャートを参照しながら説明
する。本実施例は、選択信号SがHレベルのとき、第1
の入力信号IN1を選択し、Lレベルのとき、第2の入
力信号IN2を選択するように動作するものと仮に設定
し、また説明のため、初期状態として、選択信号SがL
レベルと仮定する。このとき、2入力NAND素子7の
出力ノードbはHレベルとなる。一方、NOT素子5の
出力には、選択信号Sの反転信号が現れ、Hレベルとな
る。したがって、2入力NAND素子6の出力ノードa
は、2入力NAND素子7の出力がHレベルのためLレ
ベルとなり、これにより第2の入力信号IN2が選択さ
れて2入力AND素子9を通り、出力端子4へ出力信号
OUTとして出力される。
【0012】この状態から、選択信号SがHレベルへ変
化した場合について説明する。まず選択信号SがHレベ
ルになると、2入力NAND素子7の一方の入力端子が
Hレベルになるが、2入力NAND素子6,7はR−S
ラッチを構成しており、その状態を保持するので何ら変
化は起こらないが、選択信号Sの変化を受けてNOT素
子5の出力がLレベルになると、この出力信号により2
入力NAND素子6の出力ノードaが先にHレベルとな
り、このノードaの信号を受けて2入力NAND素子7
の出力ノードbがHレベルからLレベルへ変化する。
化した場合について説明する。まず選択信号SがHレベ
ルになると、2入力NAND素子7の一方の入力端子が
Hレベルになるが、2入力NAND素子6,7はR−S
ラッチを構成しており、その状態を保持するので何ら変
化は起こらないが、選択信号Sの変化を受けてNOT素
子5の出力がLレベルになると、この出力信号により2
入力NAND素子6の出力ノードaが先にHレベルとな
り、このノードaの信号を受けて2入力NAND素子7
の出力ノードbがHレベルからLレベルへ変化する。
【0013】この信号変化の状態は、図3のタイミング
チャートに示す通りで、ノードa,bの状態は、時刻T
a までは、a=L,b=H、時刻Ta からTb までは、
a=H,b=H、時刻Tb 以降は、a=H,b=Lとな
り、出力端子4には、時刻Ta までは第2の入力信号I
N2のデータin2が、時刻Ta からTb までは第1の
入力信号IN1又は第2の入力信号IN2のデータin
1又はin2が、時刻Tb 以降は第1の入力信号IN1
のデータin1が現れることになる。
チャートに示す通りで、ノードa,bの状態は、時刻T
a までは、a=L,b=H、時刻Ta からTb までは、
a=H,b=H、時刻Tb 以降は、a=H,b=Lとな
り、出力端子4には、時刻Ta までは第2の入力信号I
N2のデータin2が、時刻Ta からTb までは第1の
入力信号IN1又は第2の入力信号IN2のデータin
1又はin2が、時刻Tb 以降は第1の入力信号IN1
のデータin1が現れることになる。
【0014】ここで時刻Ta からTb までの出力端子4
の状態について更に説明を加える。この時刻において
は、ノードa,bともにHレベルのため、出力端子4へ
は、第1の入力信号IN1又は第2の入力信号IN2の
データin1又はin2が現れる。ここで、第1の入力
信号IN1及び第2の入力信号IN2のいずれもLレベ
ルとすると、出力信号OUTは常にLレベルであり、変
化はない。また第1及び第2の入力信号IN1,IN2
のいずれもHレベルとすると、出力信号OUTは常にH
レベルであり、変化はない。次に、IN1=H,IN2
=Lの場合は、時刻Ta で出力信号OUTはLレベルか
らHレベルへ変化し、IN1=L,IN2=Hの場合
は、時刻Tb で出力信号OUTはHレベルからLレベル
へ変化することになるので、出力信号OUTは何らスパ
イク状の信号は発生しない。
の状態について更に説明を加える。この時刻において
は、ノードa,bともにHレベルのため、出力端子4へ
は、第1の入力信号IN1又は第2の入力信号IN2の
データin1又はin2が現れる。ここで、第1の入力
信号IN1及び第2の入力信号IN2のいずれもLレベ
ルとすると、出力信号OUTは常にLレベルであり、変
化はない。また第1及び第2の入力信号IN1,IN2
のいずれもHレベルとすると、出力信号OUTは常にH
レベルであり、変化はない。次に、IN1=H,IN2
=Lの場合は、時刻Ta で出力信号OUTはLレベルか
らHレベルへ変化し、IN1=L,IN2=Hの場合
は、時刻Tb で出力信号OUTはHレベルからLレベル
へ変化することになるので、出力信号OUTは何らスパ
イク状の信号は発生しない。
【0015】次に、選択信号SがHレベルからLレベル
へ変化した場合について説明する。選択信号SがLレベ
ルになると、2入力NAND素子7の出力ノードbが、
ゲート遅延分遅れてHレベルとなると同時に、NOT素
子5により選択信号Sが反転されて2入力NAND素子
6の一方の入力端子(ノードc)はHレベルとなる。し
たがって、この信号と先に変化したノードbの信号によ
り、2入力NAND素子7の出力ノードaはLレベルと
なる。したがって、ノードa,bの状態は、時刻Tc ま
では、a=H,b=L、時刻Tc からTd までは、a=
H,b=H、時刻Td 以降は、a=L,b=Hとなり、
時刻Tc までは、出力端子4には、第1の入力信号IN
1のデータin1が、時刻Tc からTd までは第1又は
第2の入力信号IN1又はIN2のデータin1又はi
n2が、時刻Td 以降は第2の入力信号IN2のデータ
in2が現れることになり、時刻Tc からTd までの動
作は、時刻Ta からTb までと同様に、スパイク状の信
号を発生することはない。
へ変化した場合について説明する。選択信号SがLレベ
ルになると、2入力NAND素子7の出力ノードbが、
ゲート遅延分遅れてHレベルとなると同時に、NOT素
子5により選択信号Sが反転されて2入力NAND素子
6の一方の入力端子(ノードc)はHレベルとなる。し
たがって、この信号と先に変化したノードbの信号によ
り、2入力NAND素子7の出力ノードaはLレベルと
なる。したがって、ノードa,bの状態は、時刻Tc ま
では、a=H,b=L、時刻Tc からTd までは、a=
H,b=H、時刻Td 以降は、a=L,b=Hとなり、
時刻Tc までは、出力端子4には、第1の入力信号IN
1のデータin1が、時刻Tc からTd までは第1又は
第2の入力信号IN1又はIN2のデータin1又はi
n2が、時刻Td 以降は第2の入力信号IN2のデータ
in2が現れることになり、時刻Tc からTd までの動
作は、時刻Ta からTb までと同様に、スパイク状の信
号を発生することはない。
【0016】上記実施例では、選択信号SがHレベルの
とき、第1の入力信号IN1を、Lレベルのとき、第2
の入力信号IN2を選択するように構成したものを示し
たが、選択信号SがHレベルのとき第2の入力信号を選
択し、Lレベルのとき第1の入力信号を選択する場合
は、図2に示した実施例におけるノードaを2入力AN
D素子9の入力端子へ接続し、ノードbを2入力AND
素子8の入力端子へ接続するように構成すれば実現でき
ることは言うまでもない。
とき、第1の入力信号IN1を、Lレベルのとき、第2
の入力信号IN2を選択するように構成したものを示し
たが、選択信号SがHレベルのとき第2の入力信号を選
択し、Lレベルのとき第1の入力信号を選択する場合
は、図2に示した実施例におけるノードaを2入力AN
D素子9の入力端子へ接続し、ノードbを2入力AND
素子8の入力端子へ接続するように構成すれば実現でき
ることは言うまでもない。
【0017】
【発明の効果】以上実施例に基づいて説明したように、
本発明によれば、入力信号がいかなる状態にあっても選
択信号の変化により、その出力にスパイク状の信号が発
生することのないセレクト回路を簡単な構成で実現する
ことができる。
本発明によれば、入力信号がいかなる状態にあっても選
択信号の変化により、その出力にスパイク状の信号が発
生することのないセレクト回路を簡単な構成で実現する
ことができる。
【図1】本発明に係るセレクト回路における2つのAN
D素子の制御信号を示すタイミングチャートである。
D素子の制御信号を示すタイミングチャートである。
【図2】本発明に係るセレクト回路の実施例を示すブロ
ック構成図である。
ック構成図である。
【図3】図2に示した実施例の動作を説明するためのタ
イミングチャートである。
イミングチャートである。
【図4】従来のセレクト回路の構成例を示すブロック構
成図である。
成図である。
【図5】図4に示した従来例の動作を説明するためのタ
イミングチャートである。
イミングチャートである。
1 第1の入力端子 2 第2の入力端子 3 選択信号入力端子 4 出力端子 5 NOT素子 6,7 2入力NAND素子 8,9 2入力AND素子 10 2入力OR素子
Claims (1)
- 【請求項1】 2つのAND素子と1つのOR素子とで
構成し、且つ1つの選択信号の状態で前記2つのAND
素子の一方の入力端子にそれぞれ入力される2つの入力
信号のいずれか一方を選択出力するようにしたセレクト
回路において、前記一方のAND素子の他方の入力端子
には、一方の入力端子に選択信号を入力した第1の2入
力NAND素子の出力を入力し、前記他方のAND素子
の他方の入力端子には、一方の入力端子に選択信号を入
力とするNOT素子の出力を入力した第2の2入力NA
ND素子の出力を入力し、前記第1の2入力NAND素
子の他方の入力端子には前記第2の2入力NAND素子
の出力を入力し、前記第2の2入力NAND素子の他方
の入力端子には前記第1の2入力NAND素子の出力を
入力するように構成したことを特徴とするセレクト回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31426892A JPH06152350A (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | セレクト回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31426892A JPH06152350A (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | セレクト回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06152350A true JPH06152350A (ja) | 1994-05-31 |
Family
ID=18051315
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31426892A Withdrawn JPH06152350A (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | セレクト回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06152350A (ja) |
-
1992
- 1992-10-30 JP JP31426892A patent/JPH06152350A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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