JPH0615230U - 安全スイッチ - Google Patents

安全スイッチ

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JPH0615230U
JPH0615230U JP5715492U JP5715492U JPH0615230U JP H0615230 U JPH0615230 U JP H0615230U JP 5715492 U JP5715492 U JP 5715492U JP 5715492 U JP5715492 U JP 5715492U JP H0615230 U JPH0615230 U JP H0615230U
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JP
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lock member
lock
operating shaft
shaft
pushing
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JP5715492U
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賢一 黒田
隆一郎 新関
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J Morita Manufaturing Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 不用意な接触や操作では作動しないスイッチ
を得る。 【構成】 待機状態では第1の係止手段28で操作軸1
を押動できないようにロックし、ロック部材2をアンロ
ック位置まで回動させるとロックが解除されると共に第
2の係止手段33でロック部材2がアンロック位置に保
持され、操作軸1を押動するとロック部材2の保持が解
除され、操作を終了するとロック部材2がロック位置に
戻って待機状態となるように構成した。 【効果】 1回の操作が終わるごとに操作軸がロックさ
れ、このロックを解除しないと次の操作ができない安全
スイッチが得られる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、1回の操作が終わるごとに操作軸がロックされ、このロックを解 除しないと次の操作を行えないように構成された押しボタン式の安全スイッチに 関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば医療機器の携帯式操作ボックスに設けられるスイッチは、誤って触れた 時にすぐに作動すると危険な場合があるので、ロックを解除しないと操作できな いようにした安全スイッチであることが必要である。また各種の薬品類や洗浄水 などがかかる可能性が高い場所で使用されるものでは、防水形あるいは防滴形で あることが望ましい。 操作軸に対するロック機能を備えており、このロックを解除しないと操作でき ないようにした安全スイッチは種々の構造のものが知られているが、この種のス イッチは一般に構造が複雑で大形なものが多く、用途によっては使用に適さない 場合があり、上述のような用途に安心して使用できるスイッチは少なかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この考案はこの点に着目し、小形で例えば医療機器の携帯式操作部に設けられ るスイッチとして適しており、必要に応じて防水構造とすることも容易な安全ス イッチを得ることを課題としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を達成するために、この考案の安全スイッチは、支持板に回動不能 に且つ軸方向には押動可能に取り付けられた操作軸と、この操作軸の外周に同心 的に設けられて支持板に軸方向に移動不能に且つ回動可能に取り付けられたロッ ク部材と、ロック部材にロック位置方向への回動力を付勢するばね部材と、操作 軸の押動に応じて作動するスイッチと、次のような2種類の係止手段とを備えて いる。すなわち、第1の係止手段は、ロック部材がロック位置にある時には操作 軸とロック部材とを軸方向に係合させて操作軸の押動を不能にすると共に、ばね 部材による付勢力に抗してロック部材をアンロック位置まで回動させることによ り上記係合を解除して操作軸の押動を可能にするように構成され、第2の係止手 段は、ロック部材をアンロック位置まで回動させた状態でのみ操作軸とロック部 材とを回動方向に係合させてロック部材をアンロック位置に保持し、操作軸の押 動時に上記係合を解除してロック部材のロック位置までの回動を可能とするよう に構成されている。
【0005】
【作用】
待機状態では操作軸はロックされていて押動できないが、ロック部材をアンロ ック位置まで回動させるとロックが解除されて押動可能となる。そこで操作軸を 押動するとスイッチが作動し、同時にロック部材がロック位置まで回動可能とな り、押動終了後に操作軸が待機位置に復帰すると、ロック部材がロック位置に戻 って操作軸が再びロックされて押動不能となる。すなわち、1回のスイッチ操作 が終わるごとに操作軸がロックされることになり、その都度ロックを解除しない と次の操作を行うことができないのである。
【0006】
【実施例】
以下、図示の一実施例について説明する。 図において、1は操作軸、2はロック部材、3はねじりコイルばね、4はマイ クロスイッチ、5は支持板、6はマイクロスイッチ4が取り付けられるプリント 基板、7はケーシングである。ケーシング7は底蓋7aを備え、上部が小径とな った有底円筒状のもので、固定リング8によって支持板5に取り付けられ、この 中に操作軸1、ロック部材2等の部材が組み込まれている。支持板5は例えば操 作ボックスの上蓋であり、プリント基板6は操作ボックスの底板5a等に取り付 けられている。
【0007】 ロック部材2はケーシング7の内部の形状に対応した形状のもので下部に大径 部2aを備えた管状となっており、ケーシング7内に回動可能に組み込まれ、上 端部には回転つまみ9が取り付けられている。大径部2aの外周には一定の範囲 でガイド溝10が形成され、これにケーシング7に固定されたビス11の先端を 挿入してロック部材2の回動範囲を規制している。ねじりコイルばね3はケーシ ング7の底蓋7aとロック部材2の大径部2aとの間に設けられ、ロック部材2 には上から見て反時計方向の付勢力が与えられている。
【0008】 操作軸1はロック部材2の内部に同心的に挿入されており、上端にはゴムキャ ップ14aを備えた押しボタン14がビス15により固定されている。ケーシン グ7の底蓋7aにはガイド軸16が軸に平行に設けられ、これに対応して操作軸 1にはガイド穴17を設けてガイド軸16を挿入してあり、操作軸1は支持板5 に固定されたケーシング7に対して回動できず、軸方向には移動できるようにな っている。 ケーシング7とロック部材2の間、及びロック部材2と操作軸1の間には、上 半部の細径の部分にそれぞれミニYパッキン18及び19による封止部が設けら れている。
【0009】 操作軸1の下部にはケーシング7の底蓋7aを貫通してスライド軸21が設け られ、その内部に棒状のアクチュエータ22が収納されてスプリング23により 下向きに付勢されており、操作軸1が押動されるとアクチュエータ22が突出し てマイクロスイッチ4の操作部4aが押されるようになっている。またスライド 軸21の外周に設けたスプリング24で操作軸1は上向きに付勢されている。 操作軸1の上端に固定された押しボタン14にはロック部材2の上面2bに当 接するように押しボタン突部26を設けると共に、この押しボタン突部26の当 接を避けるための逃がし溝27をロック部材2の上面2bに一定の範囲で設けて あり、この押しボタン突部26と逃がし溝27とで第1の係止手段28を構成し ている。また、操作軸1の下部の大径部1aにはスプリング30によって上向き に付勢されたロックピン31を設けると共に、これに対応してロック部材2には 係合穴32を設けてあり、このロックピン31と係合穴32とで第2の係止手段 33を構成している。
【0010】 ロック部材2はガイド溝10とビス11の組み合わせにより回動範囲が規制さ れているが、ロック部材2を上から見て時計方向にいっぱいに回動した位置がア ンロック位置、反時計方向にいっぱいに回動した位置がロック位置となっており 、第1の係止手段28はアンロック位置において押しボタン突部26が逃がし溝 27に挿入されるような位置に形成されている。また、第2の係止手段33はア ンロック位置においてロックピン31が係合穴32に挿入されてロック部材2が アンロック位置に保持されるような位置に形成されている。
【0011】 この実施例は上述のような構成であり、待機状態では第2の係止手段33はロ ックピン31が係合穴32に挿入されておらず、ロック部材2はねじりコイルば ね3の付勢力によりロック位置まで回動し、また第1の係止手段28は押しボタ ン突部26がロック部材2の上面2bに当接して係合状態となり、操作軸1を押 動できないようになっている。すなわち、操作軸1はマイクロスイッチ4を操作 できないようにロックされており、誤ってゴムキャップ14a等に触れてもマイ クロスイッチ4が作動することはない。
【0012】 ここで、回転つまみ9を操作してロック部材2を時計方向にアンロック位置ま で回動させると、図4の(a)に示すようにロック部材2の逃がし溝27が押しボ タン突部26の下に来て突部26と上面2bとの係合が解除され、同時にロック ピン31が係合穴32に挿入されてロック部材2がアンロック位置に保持され、 操作軸1はロックが解除されて押動できる状態となる。従って、ゴムキャップ1 4aを押して操作軸1を押し下げると操作軸1の下端のアクチュエータ22が突 出し、操作部4aが押されてマイクロスイッチ4が作動する。 なお、図4は動作説明図であり、押しボタン14の外周に押しボタン突部26 を突設した形状で示してある。
【0013】 また、この操作軸1の押し下げによりロックピン31が係合穴32から抜け、 ロック部材2はねじりコイルばね3の付勢力により反時計方向に少し回動し、図 4の(b)に示すように押しボタン突部26が逃がし溝27の端面に当たった状態 となる。このため、押し操作が終了してスプリング23の上向きの付勢力によっ て操作軸1が待機位置まで復帰すると、図4の(c)のように押しボタン突部26 が逃がし溝27から外れ、ロック部材2はロック位置まで反時計方向に回動して 最初の待機状態に戻り、操作軸1は再びロックされてマイクロスイッチ4を操作 できなくなる。 このように、操作軸1を1回操作するごとに操作軸1が自動的にロックされ、 ロック部材2をアンロック位置まで回動させてロックを解除しないと次の操作を 行うことができないのであり、誤って触れた場合や不用意な操作ではスイッチが 作動せず、安全が確保されるのである。
【0014】 なお、実施例ではケーシング7とロック部材2の間、及びロック部材2と操作 軸1の間をそれぞれミニYパッキン18及び19で封止しており、これらの摺動 部から水などの液体が侵入することがないので、前述したような医療機器の操作 ボックス等での使用に適した防水形の安全スイッチとなっている。 また、ねじりコイルばね3はケーシング7の底蓋7aとロック部材2の大径部 2aとの間に設けられて上記の封止部よりも大径に構成されているので、ロック 部材2に対する付勢力を封止部での抵抗力よりも大きくしてロック部材2を円滑 に回動させることに効果がある。
【0015】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、この考案のスイッチは1回の操作ごとに操作 軸が自動的にロックされ、その都度ロックを解除しないと次の操作を行うことが できない。従って、不用意な接触や操作ではスイッチが作動しないので医療機器 の携帯式操作ボックスなどの用途に安心して使用でき、しかも比較的構造が簡単 で小形であり、必要に応じて防水構造とすることも容易な安全スイッチが得られ るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の図2のA−A線に沿う断
面図である。
【図2】この考案の一実施例の平面図である。
【図3】同実施例の要部の分解斜視図である。
【図4】同実施例の動作説明図である。
【符号の説明】
1 操作軸 2 ロック部材 3 ねじりコイルばね 4 マイクロスイッチ 5 支持板 14 押しボタン 26 押しボタン突部 27 逃がし溝 28 第1の係止手段 31 ロックピン 32 係合穴 33 第2の係止手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持板に回動不能に且つ軸方向には押動
    可能に取り付けられた操作軸と、この操作軸の外周に同
    心的に設けられて支持板に軸方向に移動不能に且つ回動
    可能に取り付けられたロック部材と、ロック部材にロッ
    ク位置方向への回動力を付勢するばね部材と、操作軸の
    押動に応じて作動するスイッチと、ロック部材がロック
    位置にある時には操作軸とロック部材とを軸方向に係合
    させて操作軸の押動を不能にすると共に、ばね部材によ
    る付勢力に抗してロック部材をアンロック位置まで回動
    させることにより上記係合を解除して操作軸の押動を可
    能にする第1の係止手段と、ロック部材をアンロック位
    置まで回動させた状態でのみ操作軸とロック部材とを回
    動方向に係合させてロック部材をアンロック位置に保持
    し、操作軸の押動時に上記係合を解除してロック部材の
    ロック位置までの回動を可能とする第2の係止手段、と
    を備え、押動終了後における操作軸の待機位置への復帰
    に伴いロック部材がロック位置まで回動して再び操作軸
    を押動不能とするように構成したことを特徴とする安全
    スイッチ。
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