JPH06152289A - 自動利得制御回路 - Google Patents

自動利得制御回路

Info

Publication number
JPH06152289A
JPH06152289A JP29517092A JP29517092A JPH06152289A JP H06152289 A JPH06152289 A JP H06152289A JP 29517092 A JP29517092 A JP 29517092A JP 29517092 A JP29517092 A JP 29517092A JP H06152289 A JPH06152289 A JP H06152289A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amplifier
output signal
signal level
gain
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP29517092A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Maruyama
聡 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP29517092A priority Critical patent/JPH06152289A/ja
Publication of JPH06152289A publication Critical patent/JPH06152289A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力信号が断となった時、AGC回路の増幅
器の利得が最小となるように制御するAGC回路に関
し、増幅器の出力信号レベルのみを検出することによ
り、回路規模を縮小すると共に信頼性の向上を図り、コ
スト高を抑える。 【構成】 増幅器1の出力信号レベルが入力信号の断状
態を示す閾値を下回った時、該増幅器1の利得が最小と
なるように制御する制御部3を設けたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動利得制御回路(以
下、AGC回路と称す)に関し、特に入力信号が断とな
った時、AGC回路の増幅器の利得が最小となるように
制御するAGC回路に関するものである。
【0002】AGC回路は、出力信号レベルの変動に応
じてAGC回路の増幅器の利得を調整し、常に一定の出
力信号レベルを出力させるものであるが、該AGC回路
の入力信号が断になると該増幅器の利得は最大となり、
この時該増幅器に標準レベルの信号が入力されると該増
幅器自体が破損したり、周辺回路の誤動作を引き起こす
ことがあるので、このようなAGC回路の入力信号が断
となった時に該増幅器の利得を最小となるように制御す
るAGC回路が必要となる。
【0003】
【従来の技術】図3は上記のような入力信号断時に増幅
器の利得を最小とする従来から知られているAGC回路
の構成例を示したものであり、概略的には、利得可変型
の増幅器1の入力側及び出力側にそれぞれ分配器21及
び22が設けられており、分配器21では入力信号を入
力信号レベル検出回路50と増幅器1とに分配し、分配
器22では増幅器1の出力信号を出力側と出力信号レベ
ル検出回路60とに分配している。
【0004】そして出力信号レベル検出回路60は入力
信号レベル検出回路50から制御される出力信号を発生
し、ループフィルタ4を介して増幅器1の利得を制御す
るようになっている。
【0005】上記の入力信号レベル検出回路50は、分
配器21により分配された交流入力信号レベルを直流レ
ベルに変換する検波器51と、検波器51の検波電圧E
51と入力断判定基準電圧Vinとを比較して、検波電圧
E51が入力断判定基準電圧Vinを下回った時(E51
<Vin)、入力信号断と判定して論理“1”の切替制御
信号E52を発生するコンパレータ52とで構成されて
いる。
【0006】また、出力信号レベル検出回路60は、分
配器22により分配された増幅器1の交流出力信号レベ
ルを直流レベルに変換する検波器61と、検波器61の
検波電圧E61と増幅器1の出力信号の目標値VT との
差分を検出し、該差分に応じて正極性又は負極性の差動
電圧E10を発生する差動増幅器62と、通常は「開」
状態にあるが切替制御信号E52を受けると「閉」とな
り増幅器1の利得を最小にするため差動増幅器62の反
転入力端子側に正の大きな固定電圧Voを加えて負の大
きな差動電圧E10を出力させるための切替器63とで
構成されている。
【0007】尚、差動増幅器62が出力する正の差動電
圧は増幅器1の利得を上げるように作用し、負の差動電
圧は増幅器の利得を下げるように設定されている。
【0008】次に、この従来例の動作を下記の表1を参
照して説明する。
【0009】
【表1】
【0010】まず、状態の正常時には、入力信号レベ
ル検出回路50において、コンパレータ52は検波電圧
E51>入力断判定基準Vinとなるように設定されてい
るため、その出力信号レベルは“0”となって切替制御
信号E52は発生されず、出力信号レベル検出回路60
には制御信号を与えない。
【0011】出力信号レベル検出回路60では増幅器1
の出力信号レベルは正常であるので、検波電圧E61と
該出力信号の目標値VT との差分である差動電圧E10
はE10=|VT −E61|≒0となり、AGC回路は
定常動作を続ける。
【0012】次に、状態のAGC動作範囲内で入力信
号がレベルが低下した場合、入力信号レベル検出回路5
0においては状態の正常時の場合と同様にコンパレー
タ52は検波電圧E51>入力断判定基準電圧Vinとな
るように設定されているので、その出力信号レベルは
“0”となって切替制御信号E52は発生されない。
【0013】また、出力信号レベル検出回路60では入
力信号レベルの低下に伴い増幅器1の出力信号レベルが
低下し、更に検波電圧E61も低下するので差動増幅器
62は差動電圧E10=|VT −E61|=E10aの
正の差動電圧を送出し、ループフィルタ4を介して増幅
器1は電圧E10aに応じて利得を上げるので、その出
力信号レベルは高くなり更には、検波電圧E61も高く
なるため、やはりVT≒E61となって差動電圧E10
aは急速にE10a≒0に収束し、AGC回路は正常動
作に復帰する。
【0014】一方、状態の入力信号レベル断の時、入
力信号レベル検出回路50においては、検波電圧E51
≒0となりコンパレータ52は検波電圧E51<入力断
判定基準電圧Vinとなるため、その出力信号レベルは
“1”となって切替制御信号E52を切替器63に送出
して、差動増幅器62の反転入力端子側に正の大きな固
定電圧Voを加える。
【0015】更に、出力信号レベル検出回路60におい
ては、増幅器1の出力信号レベルがほぼ“0”となり、
状態の場合と同様のAGC動作が行われようとする
が、検波電圧E61はほぼ“0”のまま変わらず、上記
の切替制御信号E52によって切替器63は正の大きな
固定電圧Voを差動増幅器62の反転入力端子側に加え
るので、差動電圧E10=VT −Vo=−E10bとな
りループフィルタ4を介して増幅器1はこの負の大きな
差動電圧−E10bに応じて利得が最小となるように制
御する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来のA
GC回路においては、AGC回路の入力信号レベル及び
出力信号レベルを別々の検出回路を設けて検出している
ので、回路規模が大きくなり尚且つ、部品点数の増加に
伴う信頼性の低下及びコスト高に繋がるという問題があ
った。
【0017】そこで本発明は、増幅器の出力信号レベル
のみを検出することにより、回路規模を縮小すると共に
信頼性の向上を図り、コスト高を抑えたAGC回路を提
供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明に係るAGC回路は、図1に原理的に示すよ
うに、入力信号を増幅器1で増幅し、その出力信号を分
配器2で出力側と制御部3とに分配し、該制御部3が該
出力信号のレベルを検出して、該出力信号レベルと予め
設定されている該出力信号レベルの目標値との差分を検
出し、該差分に応じて該増幅器1の利得をループフィル
タ4を介して調整し該出力信号レベルを一定に保つ自動
利得制御回路において、該増幅器1の出力信号レベルが
該入力信号の断状態を示す閾値を下回った時、該増幅器
1の利得が最小となるように制御する制御部3を備えて
いる。
【0019】
【作用】図1に示す本発明に係るAGC回路において、
制御部3は増幅器1の出力信号レベルを検出して、該出
力信号レベルと予め設定されている該出力信号レベルの
目標値との差分を検出し、該差分に応じて増幅器1の利
得を調整し該出力信号レベルを一定に保っており、これ
は図3の従来例の制御動作と同じである。
【0020】一方、増幅器1の出力信号レベルが低下し
て該出力信号レベルが閾値を下回る程異常低下したこと
を制御部3が検出した時、制御部3は増幅器1の入力信
号が「断」になったと判定して増幅器1の利得が最小と
なるように制御する。
【0021】このようにして本発明では、制御部3は増
幅器1の出力信号レベルを検出することによって、増幅
器1の出力信号レベルを一定に保つと共に入力信号断と
判定した場合、増幅器1の利得を最小に制御してこの入
力信号断状態が復旧した時の出力信号の異常増幅状態を
防ぐことができると共に、出力信号のみを用いて1つの
制御部3により制御を行っているので回路規模を縮小す
ることができる。
【0022】
【実施例】図2は、図1に示した本発明に係るAGC回
路の一実施例を示したものであり、この実施例において
は、図3に示した入力信号レベル検出回路50と出力信
号レベル検出回路60の2つの検出回路を共通化した制
御部3により増幅器1の出力信号レベルのみを検出して
増幅器1の制御を行っている。
【0023】即ち、この制御部3は図3に示した出力信
号レベル検出回路60においてコンパレータ33を付加
したものであり、このコンパレータ33は閾値Vthを検
波電圧E31と比較して、その比較結果に応じて図3の
切替制御信号E52に相当する制御信号を切替器34に
与えている。その他の構成は図3の出力信号レベル検出
回路60と同じである。
【0024】次に、この実施例におけるAGC回路の設
定条件を説明すると、図2に示すようにAGC回路の入
力信号レベルを−15dBm±3dBm、増幅器1の利
得可変範囲を20〜50dB、増幅器1の出力信号レベ
ルを+20dBmとし、従って図2に示した目標値VT
は増幅器1の出力信号レベルが+20dBmの時に得ら
れる検波電圧とする。
【0025】また、増幅器1の最低出力信号レベルはA
GC回路の最小入力信号レベル(−18dBm)+増幅
器1の最小利得(20dB)であるから、図2に示した
入力信号断の判定基準となる閾値Vthは、増幅器1の出
力信号レベルが+2dBmの時に得られる検波電圧とす
る。
【0026】次に、この実施例の動作を、下記の表2を
参照して説明する。
【0027】
【表2】
【0028】まず、状態の正常時、コンパレータ33
は検波電圧E31>閾値Vthとなるように設定されてい
るため、検波電圧E31(+20dBm)は閾値Vth
(+2dBm)より十分に大きいのでその出力信号レベ
ルは“0”となって切替制御信号E33を発生せず、ま
た、差動電圧E1=VT −E31=(20dBm−20
dBm)=0となり検波電圧E31と目標値VT との差
分が生じないので、AGC回路は正常動作を続ける。
【0029】次に、状態のAGC動作範囲内の入力信
号レベル低下の場合、状態の正常時の場合と同様コン
パレータ33は検波電圧E31>閾値Vthとなるように
設定されているため、その出力信号レベルは“0”とな
ってやはり切替制御信号E33を送出しない。
【0030】しかし、入力信号レベルの低下に伴い増幅
器1の出力信号レベルも低下するので、差動増幅器32
には差動電圧E1=VT −E31=E1aの正の差動電
圧が生じ、ループフィルタ4を介して増幅器1は差動電
圧E1aに応じて利得を上げるため、その出力信号レベ
ルは高くなり更には、検波電圧E31も高くなるので、
やはりVT ≒E31となって差動電圧E1aは急速にE
1a≒0に収束しAGC回路は正常動作に復帰する。
【0031】一方、状態の入力信号レベル断の時は、
検波電圧E31≒0となるのでコンパレータ33は検波
電圧E31<閾値Vthとなり、その出力信号レベルは
“1”となって切替制御信号E33を切替器34に送出
する。
【0032】切替器34では切替制御信号E33によっ
て差動増幅器32の反転入力端子側に正の大きな固定電
圧Voを加えるので、例えばVoを増幅器1の利得を最
小にする値として+50dBmを選択すると、差動電圧
E1はE1=VT −Vo=(20dBm−50dBm)
=−30dBmの時に得られる検波電圧に相当する差動
電圧−E1bとなり、この差動電圧−E1b=−30d
Bmは増幅器1の利得可変範囲の20〜50dBにおけ
る最小利得「20dB」に対応するように設定されてい
るので、増幅器1は最小利得に制御されることとなる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るAGC
回路によれば、増幅器の出力信号レベルが入力信号の断
状態を示す閾値を下回った時、該増幅器の利得が最小と
なるように制御する制御部を設けたので、1つの制御部
により増幅器の出力信号レベルのみを検出すればよく、
回路規模を縮小すると共に部品点数を削減して信頼性を
向上し、コストを抑えたAGC回路を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るAGC回路を原理的に示したブロ
ック図である。
【図2】本発明に係るAGC回路の一実施例を示したブ
ロック図である。
【図3】従来の構成例を示したブロック図である。
【符号の説明】
1 増幅器 2 分配器 3 制御部 4 ループフィルタ 図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を増幅器(1) で増幅し、その出
    力信号を分配器(2)で出力側と制御部(3) とに分配し、
    該制御部(3) が該出力信号のレベルを検出して、該出力
    信号レベルと予め設定されている該出力信号レベルの目
    標値との差分を検出し、該差分に応じて該増幅器(1) の
    利得をループフィルタ(4) を介して調整し該出力信号レ
    ベルを一定に保つ自動利得制御回路において、 該制御部(3) が、該増幅器(1) の出力信号レベルが該入
    力信号の断状態を示す閾値を下回った時、該増幅器(1)
    の利得を最小となるように制御することを特徴とする自
    動利得制御回路。
JP29517092A 1992-11-04 1992-11-04 自動利得制御回路 Withdrawn JPH06152289A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29517092A JPH06152289A (ja) 1992-11-04 1992-11-04 自動利得制御回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29517092A JPH06152289A (ja) 1992-11-04 1992-11-04 自動利得制御回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06152289A true JPH06152289A (ja) 1994-05-31

Family

ID=17817142

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29517092A Withdrawn JPH06152289A (ja) 1992-11-04 1992-11-04 自動利得制御回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06152289A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005277717A (ja) * 2004-03-24 2005-10-06 Toshiba Corp 光伝送システムとその光受信装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005277717A (ja) * 2004-03-24 2005-10-06 Toshiba Corp 光伝送システムとその光受信装置
JP4592313B2 (ja) * 2004-03-24 2010-12-01 株式会社東芝 光伝送システムとその光受信装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100598696B1 (ko) 전력 검출 회로를 포함하는 자동 이득 제어 회로.
JPH0630031B2 (ja) 自動電力制御回路
US7551031B2 (en) Amplifier
US5467219A (en) Control device for an optical amplifier
JP2713224B2 (ja) 光受信器
JPH05206771A (ja) 自動出力電力制御回路
JPH06152289A (ja) 自動利得制御回路
EP1219024B1 (en) Amplifier
US20020093322A1 (en) Voltage regulating device and process
US6933777B2 (en) AM detecting apparatus with overmodulation detecting function
JP2790696B2 (ja) 送信機の保護回路
JP3437718B2 (ja) 録音再生制御信号発生回路および自動制御録音回路
JP2754435B2 (ja) フィードバックループ回路
JPH0669740A (ja) アラーム判別回路
JP2000022467A (ja) Agc回路、自動利得制御方法
JP3293558B2 (ja) フィードフォワード増幅器
JPH07245541A (ja) 電力増幅器
JP2008193256A (ja) 無線機
JP3253845B2 (ja) 自動電力制御回路
KR100193860B1 (ko) 안정된 신호의 특성을 가지는 자동이득조정장치
JPS5937909Y2 (ja) 電波警報装置
JP2666226B2 (ja) 電力増幅回路
KR100415524B1 (ko) 파일롯 신호를 사용하여 가변 증폭기의 이득 제어를제공하기 위한 이득 제어 회로 및 방법
JP2000031767A (ja) 送信電力制御回路
JPS6228611B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000104