JPH06151695A - パワートランジスタ - Google Patents

パワートランジスタ

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Publication number
JPH06151695A
JPH06151695A JP32866292A JP32866292A JPH06151695A JP H06151695 A JPH06151695 A JP H06151695A JP 32866292 A JP32866292 A JP 32866292A JP 32866292 A JP32866292 A JP 32866292A JP H06151695 A JPH06151695 A JP H06151695A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base
transistor
region
emitter
diode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32866292A
Other languages
English (en)
Inventor
Takamichi Kawakami
隆通 川上
Atsuya Uekawa
淳哉 植川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sansha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Sansha Electric Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sansha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Sansha Electric Manufacturing Co Ltd
Priority to JP32866292A priority Critical patent/JPH06151695A/ja
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バイポーラトランジスタのコレクタ電流が増
大したときに、そのベース電流をバイパスして上記バイ
ポーラトランジスタのコレクタ電流が許容値以上に増加
するのを防止する。 【要約】 バイポーラトランジスタのベース−エミッタ間に、該ベ
ース−エミッタ間の順方向インピーダンスよりも大きな
順方向インピーダンスをもったダイオードを上記トラン
ジスタのベース−エミッタ間の接合方向と同じ方向にな
るように並列接続したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パワートランジスタに
関するものであり、特にトランジスタの負荷電流がある
値以上に増大すると、そのベース電流を減少させて上記
トランジスタのコレクタ電流を許容値以下に押さえるこ
とができるようにしたパワートランジスタに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】トランジスタは、導通時のコレクタ電流
が大きくなるに従ってベース−エミッタ間電圧が上昇す
る傾向がある。また、ベース−エミッタ間電圧の上昇に
比例して接合部の温度が高くなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする課題
は、従来のパワートランジスタでは、コレクタ電流が大
きくなると、ベース−エミッタ間電圧が上昇し、それに
伴って接合部の温度が高くなり、コレクタ電流が益々大
きくなり、トランジスタを破壊する可能性がある点であ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、大電力を取り
扱うバイポーラトランジスタのベース−エミッタ間に、
該ベース−エミッタ間の順方向インピーダンスよりも大
きな順方向インピーダンスをもったダイオードを、上記
トランジスタのベース−エミッタ間の接合方向と同じ接
合方向になるように並列接続する。
【0005】
【作用】バイポーラトランジスタのコレクタ電流が増大
してある大きさに達すると、そのベース−エミッタ間の
電圧が高くなり、該ベース−エミッタ間に並列接続され
たダイオードが導通して上記トランジスタのベース電流
を減少させ、コレクタ電流がさらに増大するのを防止す
る。
【0006】
【実施例】図1は本発明のパワートランジスタの回路図
で、大電流を取り扱うことができるNPNバイポーラト
ランジスタ1のベース−エミッタ間に、該ベース−エミ
ッタ間の順方向インピーダンスよりも大きな順方向イン
ピーダンスをもったダイオード、換言すれば、トランジ
スタ1の小コレクタ電流時のベース−エミッタ間順方向
電圧よりも高い順方向電圧をもったダイオード2が上記
トランジスタのベース−エミッタ間の接合方向と同じ方
向になるように接続されている。図1では、バイポーラ
トランジスタ1のベース−エミッタ間に接続されるダイ
オード2として2個のダイオード素子21、22を直列
接続したものが接続されているが、トランジスタのベー
ス−エミッタ間の順方向インピーダンスよりも大きな順
方向インピーダンスをもつべきであるというダイオード
に要求される条件を満足する限り、1個のダイオード素
子からなるダイオードを使用してもよい。また、トラン
ジスタ1として2段、3段等のダーリントン接続された
トランジスタを使用する場合は、上記の条件を満足する
ように、ダイオードとして2個、3個の直列接続された
ダイオード素子からなるものを使用すればよい。3はコ
レクタ端子、4はベース端子、5はエミッタ端子であ
る。
【0007】トランジスタ1が導通し、コレクタ電流が
小さい間はベース−エミッタ間電圧が低く、ダイオード
2は実質的に遮断状態にあり、ベース端子4に流れ込む
電流はすべてトランジスタ1のベース−エミッタ間を経
て流れる。トランジスタ1の負荷が大きくなり大きなコ
レクタ電流が流れると、それに伴ってトランジスタ1の
ベース−エミッタ間の電圧は高くなり、やがてダイオー
ド2はターンオンする。これによって、ベース端子4に
供給される電流の一部はダイオード2を通って流れ、ト
ランジスタ1のベースに流れ込む電流が増加するのを押
さえることができる。よって、トランジスタ1のコレク
タ電流がさらに増大するのが押さえられ、従ってトラン
ジスタ1のベース−エミッタ間の電圧が上昇するのが押
さえられる。
【0008】図1の本発明のパワートランジスタは例え
ば図2に示すように半導体基板中に構成される。図2
で、N形基板11の一方の面に例えばリンのようなN形
不純物を拡散してN+ 領域12を形成し、これにコレク
タ端子3を設ける。基板11の他方の面から例えばボロ
ンのようなP形不純物を拡散して、トランジスタのベー
スとして作用するP形の第1の領域13を形成する。第
1の領域13中にさらにリンのようなN形不純物を拡散
してトランジスタのエミッタとして作用するN形の第2
の領域14を形成する。第1の領域13にベース端子
4、第2の領域14にエミッタ端子5を設ける。
【0009】同様に基板11の他方の面からボロンのよ
うなP形不純物を拡散して基板11中にダイオード2を
形成するためのP形の島15を形成し、該島15中にリ
ンのようなN形不純物を拡散してN形の第3の領域1
6、17を形成する。第3の領域16、17中にボロン
のようなP形不純物を拡散し、P+ 形の第4の領域1
8、19を形成する。P+ 形の第4の領域18、19は
ダイオード素子21、22の陽極として作用し、N形の
第3の領域16、17はダイオード素子21、22の陰
極として作用する。図示のように第4の領域18をベー
ス端子4に接続し、第3の領域16を第4の領域19に
接続し、第3の領域17をエミッタ端子5に接続するこ
とにより、トランジスタ1のベース−エミッタ間にダイ
オード素子21と22の直列接続体からなるダイオード
2が並列接続される。
【0010】ダイオード2の順方向インピーダンスがト
ランジスタ1のベース−エミッタ間順方向インピーダン
スより大きくなるように、さらに具体的に言えば、ダイ
オード2の順方向電圧がトランジスタ1の小コレクタ電
流時のベース−エミッタ間順方向電圧よりも高くなるよ
うに、ダイオードを構成する第3の領域16、17、第
4の領域18、19の各面積、不純物濃度等が調整され
る。
【0011】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、バイポ
ーラトランジスタ1のベース−エミッタ間に接続された
ダイオード2の作用により、コレクタ電流が増大したと
きにベース電流がバイパスされ、結果としてコレクタ電
流がさらに増大するのが防止され、負荷回路の短絡事故
等が発生してコレクタ電流が著しく増大することがあっ
てもトランジスタ1がこれによって破壊されるのが防止
され、トランジスタの見掛けの耐電流特性を向上させる
ことができるという効果が得られる。なお、実施例では
NPN形のトランジスタについて説明したが、PNP形
のトランジスタについても同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパワートランジスタの等価回路図であ
る。
【図2】半導体基板中に構成された本発明のパワートラ
ンジスタの構成を示す図である。
【符号の説明】
1 バイポーラトランジスタ 2 ダイオード 3 コレクタ端子 4 ベース端子 5 エミッタ端子 11 基板 12 N+ 領域 13 第1の領域 14 第2の領域 15 島 16 第3の領域 17 第3の領域 18 第4の領域 19 第4の領域 21 ダイオード素子 22 ダイオード素子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バイポーラトランジスタのエミッタ−ベ
    ース間に、該エミッタ−ベース間の接合方向と同じ接合
    方向を有し且つ上記エミッタ−ベース間の順方向インピ
    ーダンスよりも大きな順方向インピーダンスをもったダ
    イオードを並列接続してなるパワートランジスタ。
  2. 【請求項2】 第1の導電形の半導体基板の一方の面に
    第2の導電形の不純物を拡散して第2の導電形の第1の
    領域を形成し、該第1の領域に第1の導電形の不純物を
    拡散して第1の導電形の第2の領域を形成して、上記基
    板をコレクタ、第1の領域をベース、第2の領域をエミ
    ッタとするバイポーラトランジスタを形成し、上記半導
    体基板の上記一方の面にさらに第2の導電形の不純物を
    拡散して第2の導電形の島を形成し、該島に第1の導電
    形の不純物を拡散して第1の導電形の第3の領域を形成
    し、該第3の領域に第2の導電形の不純物を拡散して第
    2の導電形の第4の領域を形成し、上記第3の領域と第
    4の領域とで形成されるダイオードを上記第2の領域と
    第1の領域とで形成される上記バイポーラトランジスタ
    のベース−エミッタ間にその接合方向と同じ接合方向で
    接続してなるパワートランジスタ。
JP32866292A 1992-11-12 1992-11-12 パワートランジスタ Pending JPH06151695A (ja)

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JP32866292A JPH06151695A (ja) 1992-11-12 1992-11-12 パワートランジスタ

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JP32866292A JPH06151695A (ja) 1992-11-12 1992-11-12 パワートランジスタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06151695A true JPH06151695A (ja) 1994-05-31

Family

ID=18212771

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32866292A Pending JPH06151695A (ja) 1992-11-12 1992-11-12 パワートランジスタ

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JP (1) JPH06151695A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02244752A (ja) * 1989-03-17 1990-09-28 Fujitsu Ltd 半導体集積回路の静電気保護回路
JPH03108726A (ja) * 1989-09-22 1991-05-08 Fuji Electric Co Ltd 過電流制限型半導体装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02244752A (ja) * 1989-03-17 1990-09-28 Fujitsu Ltd 半導体集積回路の静電気保護回路
JPH03108726A (ja) * 1989-09-22 1991-05-08 Fuji Electric Co Ltd 過電流制限型半導体装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980331