JPH06147070A - 自動車用エンジンの遠隔始動装置 - Google Patents
自動車用エンジンの遠隔始動装置Info
- Publication number
- JPH06147070A JPH06147070A JP32994192A JP32994192A JPH06147070A JP H06147070 A JPH06147070 A JP H06147070A JP 32994192 A JP32994192 A JP 32994192A JP 32994192 A JP32994192 A JP 32994192A JP H06147070 A JPH06147070 A JP H06147070A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bonnet
- switch
- engine
- controller
- closed state
- Prior art date
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- Pending
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- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ボンネットをあけてエンジンルーム内を点検し
ている場合に、過ってエンジンが始動するのを確実に防
止する。 【構成】ボンネットスイッチ1をボンネット2下面に設
ける。或は、ボンネットスイッチ1を覆い壁で囲った
り、2個のボンネットスイッチ1をOR回路を介して制
御器に接続したりする。これらの構造により、気が付か
ないまま過ってボンネットスイッチ1を押し、エンジン
が始動可能となるのを防止する。
ている場合に、過ってエンジンが始動するのを確実に防
止する。 【構成】ボンネットスイッチ1をボンネット2下面に設
ける。或は、ボンネットスイッチ1を覆い壁で囲った
り、2個のボンネットスイッチ1をOR回路を介して制
御器に接続したりする。これらの構造により、気が付か
ないまま過ってボンネットスイッチ1を押し、エンジン
が始動可能となるのを防止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明に係る自動車用エンジン
の遠隔始動装置は、駐車場等、屋外に置かれた自動車の
エンジンを、屋内から始動する為に利用する。
の遠隔始動装置は、駐車場等、屋外に置かれた自動車の
エンジンを、屋内から始動する為に利用する。
【0002】
【従来の技術】冬期等の寒冷時に、屋外に置かれた自動
車のエンジンを屋内から始動させる、自動車用エンジン
の遠隔始動装置が、例えば実開平2−42102号公報
に記載されている様に従来から知られており、一部で実
際に使用されている。
車のエンジンを屋内から始動させる、自動車用エンジン
の遠隔始動装置が、例えば実開平2−42102号公報
に記載されている様に従来から知られており、一部で実
際に使用されている。
【0003】遠隔始動装置を利用して自動車用エンジン
を始動する場合には、持ち運び自在な送信器を操作する
事で無線信号を発する。この無線信号は、自動車側に設
けられた受信器により受けられて制御器に送られる。そ
してこの制御器は、上記受信器が上記送信器からの無線
信号を受け、且つ安全等の条件が満たされた場合にの
み、始動指令信号を出す。この始動指令信号に基づい
て、始動装置を構成するイグニッションスイッチが閉じ
られ、セルモータが駆動して、エンジンが始動される。
を始動する場合には、持ち運び自在な送信器を操作する
事で無線信号を発する。この無線信号は、自動車側に設
けられた受信器により受けられて制御器に送られる。そ
してこの制御器は、上記受信器が上記送信器からの無線
信号を受け、且つ安全等の条件が満たされた場合にの
み、始動指令信号を出す。この始動指令信号に基づい
て、始動装置を構成するイグニッションスイッチが閉じ
られ、セルモータが駆動して、エンジンが始動される。
【0004】上記制御器が始動指令信号を出す為の安全
等の条件として従来から、ドアが閉じられ、且つロッ
クされている事、パーキングブレーキが作動している
事、オートマチック車ではセレクトレバーがパーキン
グポジションにある事、ボンネットが閉じられている
事、が採用されている。
等の条件として従来から、ドアが閉じられ、且つロッ
クされている事、パーキングブレーキが作動している
事、オートマチック車ではセレクトレバーがパーキン
グポジションにある事、ボンネットが閉じられている
事、が採用されている。
【0005】は盗難防止の為に必要であり、は過
って車両が動き出さない様に、安全確保の為に必要であ
り、はボンネットを開いて作業中の者が負傷するのを
防止すべく、安全確保の為に必要である。
って車両が動き出さない様に、安全確保の為に必要であ
り、はボンネットを開いて作業中の者が負傷するのを
防止すべく、安全確保の為に必要である。
【0006】上記の安全確保を行なうべく従来から、
ボンネットの開閉状態を検知するボンネットスイッチを
設け、このボンネットスイッチが上記ボンネットが閉じ
られている事を検知しない限り、上記制御器が始動指令
信号を出さない様にしていた。
ボンネットの開閉状態を検知するボンネットスイッチを
設け、このボンネットスイッチが上記ボンネットが閉じ
られている事を検知しない限り、上記制御器が始動指令
信号を出さない様にしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の自動車用エン
ジンの遠隔始動装置は、ボンネットを開いてエンジンル
ームの点検作業等を行なっている者の安全確保を、より
確実に図る事を目的としている。
ジンの遠隔始動装置は、ボンネットを開いてエンジンル
ームの点検作業等を行なっている者の安全確保を、より
確実に図る事を目的としている。
【0008】現状に於いて使用されている自動車用エン
ジンの遠隔始動装置は、自動車工場で予め付けるもの
(所謂メーカーオプション)ではなく、販売店で付けた
り(所謂ディーラーオプション)、或は自動車用品専門
店で付ける後付け構造である為、ボンネットの開閉状態
を検知するボンネットスイッチも、図6に示す様にエン
ジンルーム内に設置していた。このボンネットスイッチ
1は、ボンネット2を閉じた場合に、このボンネット2
の一部に押されて接点を開き、ボンネット2を開いた場
合にはこの接点を閉じる。
ジンの遠隔始動装置は、自動車工場で予め付けるもの
(所謂メーカーオプション)ではなく、販売店で付けた
り(所謂ディーラーオプション)、或は自動車用品専門
店で付ける後付け構造である為、ボンネットの開閉状態
を検知するボンネットスイッチも、図6に示す様にエン
ジンルーム内に設置していた。このボンネットスイッチ
1は、ボンネット2を閉じた場合に、このボンネット2
の一部に押されて接点を開き、ボンネット2を開いた場
合にはこの接点を閉じる。
【0009】ところが、エンジンルームの一部で、ボン
ネット2を閉じた場合にこのボンネット2により押され
る部分に、上記ボンネットスイッチ1を設置した場合、
ボンネット2を開いてエンジンルームを点検している作
業者の身体がこのボンネットスイッチ1を押す可能性が
生じる。
ネット2を閉じた場合にこのボンネット2により押され
る部分に、上記ボンネットスイッチ1を設置した場合、
ボンネット2を開いてエンジンルームを点検している作
業者の身体がこのボンネットスイッチ1を押す可能性が
生じる。
【0010】この様に、ボンネット2が開いているにも
拘らず、作業者の身体によってボンネットスイッチ1が
開かれた状態で、例えば屋内にいる子供が前記送信器を
悪戯した場合、エンジンが始動し、上記作業者が負傷す
る危険性がある。
拘らず、作業者の身体によってボンネットスイッチ1が
開かれた状態で、例えば屋内にいる子供が前記送信器を
悪戯した場合、エンジンが始動し、上記作業者が負傷す
る危険性がある。
【0011】本発明の自動車用エンジンの遠隔始動装置
は、上述の様な事情に鑑みて発明されたものである。
は、上述の様な事情に鑑みて発明されたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車用エンジ
ンの遠隔始動装置は何れも、エンジンの始動を指示する
為の無線信号を発する送信器と、この送信器からの無線
信号を受信する受信器と、この受信器が無線信号を受け
た場合にのみ始動指令信号を出す制御器と、ボンネット
の開閉状態を検知して、開閉状態を表わす信号をこの制
御器に送るボンネットスイッチと、上記制御器からの始
動指令信号に基づいてエンジンを始動させる始動装置と
を備えている。
ンの遠隔始動装置は何れも、エンジンの始動を指示する
為の無線信号を発する送信器と、この送信器からの無線
信号を受信する受信器と、この受信器が無線信号を受け
た場合にのみ始動指令信号を出す制御器と、ボンネット
の開閉状態を検知して、開閉状態を表わす信号をこの制
御器に送るボンネットスイッチと、上記制御器からの始
動指令信号に基づいてエンジンを始動させる始動装置と
を備えている。
【0013】特に、請求項1に対応する自動車用エンジ
ンの遠隔始動装置に於いては、上記ボンネットスイッチ
は、上記ボンネットの下面に設けられ、ボンネットを閉
じる事で車体の一部に押され、その開閉状態を切り換え
られる事を特徴としている。
ンの遠隔始動装置に於いては、上記ボンネットスイッチ
は、上記ボンネットの下面に設けられ、ボンネットを閉
じる事で車体の一部に押され、その開閉状態を切り換え
られる事を特徴としている。
【0014】又、請求項2に対応する自動車用エンジン
の遠隔始動装置に於いては、上記ボンネットスイッチ
を、押圧片により押圧される事でその開閉状態を切り換
えられるものとし、この押圧片を、ボンネットの下面
で、ボンネットを閉じた場合にボンネットスイッチの上
端面と対向する位置に設けている。更に、ボンネットス
イッチの周囲には、上記押圧片が進入自在な覆い壁が設
けられており、この押圧片がボンネットスイッチの開閉
状態を切り換える瞬間に於ける上記ボンネットスイッチ
の上端面の高さ位置を、上記覆い壁の上端縁位置よりも
低く設定した事を特徴としている。
の遠隔始動装置に於いては、上記ボンネットスイッチ
を、押圧片により押圧される事でその開閉状態を切り換
えられるものとし、この押圧片を、ボンネットの下面
で、ボンネットを閉じた場合にボンネットスイッチの上
端面と対向する位置に設けている。更に、ボンネットス
イッチの周囲には、上記押圧片が進入自在な覆い壁が設
けられており、この押圧片がボンネットスイッチの開閉
状態を切り換える瞬間に於ける上記ボンネットスイッチ
の上端面の高さ位置を、上記覆い壁の上端縁位置よりも
低く設定した事を特徴としている。
【0015】又、請求項3に対応する自動車用エンジン
の遠隔始動装置に於いては、少なくとも2個のボンネッ
トスイッチを備え、上記制御器によるエンジンの遠隔始
動は、総てのボンネットスイッチが、ボンネットが閉じ
られた状態に対応する状態に切り換えられた場合にのみ
可能である。
の遠隔始動装置に於いては、少なくとも2個のボンネッ
トスイッチを備え、上記制御器によるエンジンの遠隔始
動は、総てのボンネットスイッチが、ボンネットが閉じ
られた状態に対応する状態に切り換えられた場合にのみ
可能である。
【0016】
【作用】上述の様に構成される本発明の自動車用エンジ
ンの遠隔始動装置によれば、ボンネットを開いてエンジ
ンルームの点検作業等を行なっている者の身体が誤って
ボンネットスイッチに接触してボンネットスイッチを押
し、制御器がボンネットが閉じられていると誤認する事
を防止出来る。
ンの遠隔始動装置によれば、ボンネットを開いてエンジ
ンルームの点検作業等を行なっている者の身体が誤って
ボンネットスイッチに接触してボンネットスイッチを押
し、制御器がボンネットが閉じられていると誤認する事
を防止出来る。
【0017】即ち、請求項1に記載した発明の場合、ボ
ンネットスイッチはボンネット下面に設けている為、ボ
ンネットを開いた状態で上記ボンネットスイッチは、作
業者の上方に位置し、上記作業者等の身体が上記ボンネ
ットスイッチを押す可能性はなくなる。
ンネットスイッチはボンネット下面に設けている為、ボ
ンネットを開いた状態で上記ボンネットスイッチは、作
業者の上方に位置し、上記作業者等の身体が上記ボンネ
ットスイッチを押す可能性はなくなる。
【0018】又、請求項2に記載した発明の場合、ボン
ネットスイッチは覆い壁に囲まれている為、上記作業者
の身体がボンネットスイッチに接触しそうになっても、
上記覆い壁がこれを阻止する。
ネットスイッチは覆い壁に囲まれている為、上記作業者
の身体がボンネットスイッチに接触しそうになっても、
上記覆い壁がこれを阻止する。
【0019】更に、請求項3に記載した発明の場合、ボ
ンネットスイッチが総て押されていない限り、制御器
に、ボンネットが閉じた状態にある旨の信号は送られな
い。この為、仮に作業者の身体がボンネットスイッチの
1つを押した場合でも、エンジンの遠隔始動が可能にな
る事はない。
ンネットスイッチが総て押されていない限り、制御器
に、ボンネットが閉じた状態にある旨の信号は送られな
い。この為、仮に作業者の身体がボンネットスイッチの
1つを押した場合でも、エンジンの遠隔始動が可能にな
る事はない。
【0020】
【実施例】図1は、請求項1に対応する本発明の第一実
施例を示している。本発明の自動車用エンジンの遠隔始
動装置は、後述する第二〜第三実施例を含めて、図5に
示す様に、エンジンの始動を指示する為の無線信号を発
する送信器3と、この送信器3からの無線信号を受信す
る受信器4と、この受信器4が無線信号を受けた場合に
のみ始動指令信号を出す制御器5と、ボンネット2の開
閉状態を検知して、開閉状態を表わす信号をこの制御器
5に送るボンネットスイッチ1と、上記制御器5からの
始動指令信号に基づいてエンジンを始動させる始動装置
6とを備えている。
施例を示している。本発明の自動車用エンジンの遠隔始
動装置は、後述する第二〜第三実施例を含めて、図5に
示す様に、エンジンの始動を指示する為の無線信号を発
する送信器3と、この送信器3からの無線信号を受信す
る受信器4と、この受信器4が無線信号を受けた場合に
のみ始動指令信号を出す制御器5と、ボンネット2の開
閉状態を検知して、開閉状態を表わす信号をこの制御器
5に送るボンネットスイッチ1と、上記制御器5からの
始動指令信号に基づいてエンジンを始動させる始動装置
6とを備えている。
【0021】更に、本実施例に於いては、上記ボンネッ
トスイッチ1をボンネット2下面に設けている。ボンネ
ット2を閉じた場合、ボンネットスイッチ1はエンジン
ルームの縁部等、このボンネットスイッチ1と対向する
部分に押され、それの接点が開く。ボンネットスイッチ
1が押され、その接点が開く事によって送り出される信
号は制御器5に入力され、この制御器5は上記ボンネッ
ト2は閉じた状態にあると判断する。又、ボンネット2
を開いた場合、ボンネットスイッチ1を押圧する力が解
除され、その接点が閉じる。この結果送り出される信号
により、上記制御器5はボンネット2が開いた状態にあ
ると判断する。
トスイッチ1をボンネット2下面に設けている。ボンネ
ット2を閉じた場合、ボンネットスイッチ1はエンジン
ルームの縁部等、このボンネットスイッチ1と対向する
部分に押され、それの接点が開く。ボンネットスイッチ
1が押され、その接点が開く事によって送り出される信
号は制御器5に入力され、この制御器5は上記ボンネッ
ト2は閉じた状態にあると判断する。又、ボンネット2
を開いた場合、ボンネットスイッチ1を押圧する力が解
除され、その接点が閉じる。この結果送り出される信号
により、上記制御器5はボンネット2が開いた状態にあ
ると判断する。
【0022】上述した様に本実施例に於いては、ボンネ
ットスイッチ1をボンネット2下面に設けている為、例
えば作業者が、エンジンルーム内を点検すべくボンネッ
ト2を開いた場合、ボンネットスイッチ1は作業者の上
方に位置する事になる。この為、作業者の身体が接触し
てボンネットスイッチ1を押してしまい、前述した様に
エンジンの遠隔始動が可能になる危険がなくなる。
ットスイッチ1をボンネット2下面に設けている為、例
えば作業者が、エンジンルーム内を点検すべくボンネッ
ト2を開いた場合、ボンネットスイッチ1は作業者の上
方に位置する事になる。この為、作業者の身体が接触し
てボンネットスイッチ1を押してしまい、前述した様に
エンジンの遠隔始動が可能になる危険がなくなる。
【0023】次に、図2は、請求項2に対応する本発明
の第二実施例を示している。本実施例に於いては、ボン
ネットスイッチ1の周囲に筒状の覆い壁7を設けてい
る。この覆い壁7の高さ寸法Hは、ボンネットスイッチ
1の高さ寸法hと等しいか、或は覆い壁7の高さ寸法H
の方が高い(H≧h)ものとしている。
の第二実施例を示している。本実施例に於いては、ボン
ネットスイッチ1の周囲に筒状の覆い壁7を設けてい
る。この覆い壁7の高さ寸法Hは、ボンネットスイッチ
1の高さ寸法hと等しいか、或は覆い壁7の高さ寸法H
の方が高い(H≧h)ものとしている。
【0024】又、ボンネット2の下面で、ボンネット2
を閉じた場合にボンネットスイッチ1の上端面と対向す
る位置には、上記ボンネット2を閉じる事で筒状の覆い
壁7内に進入し、ボンネットスイッチ1を押す押圧片8
を設けている。この為、上記覆い壁7の存在に拘らず、
ボンネット2を閉じればボンネットスイッチ1が押され
る。
を閉じた場合にボンネットスイッチ1の上端面と対向す
る位置には、上記ボンネット2を閉じる事で筒状の覆い
壁7内に進入し、ボンネットスイッチ1を押す押圧片8
を設けている。この為、上記覆い壁7の存在に拘らず、
ボンネット2を閉じればボンネットスイッチ1が押され
る。
【0025】本実施例に於いては、上記覆い壁7を設け
る為、作業者が意図しないにも拘らず、その身体がボン
ネットスイッチ1を押してしまう事が防止される。尚、
ボンネットスイッチ1の上端面は、押圧片8が上昇した
際に覆い壁7の上縁よりも多少上方に位置しても良い。
但し、このボンネットスイッチ1の開閉状態が切り換え
られる瞬間に於ける、上記上端面の位置は、上記上縁よ
りも下方位置とする。
る為、作業者が意図しないにも拘らず、その身体がボン
ネットスイッチ1を押してしまう事が防止される。尚、
ボンネットスイッチ1の上端面は、押圧片8が上昇した
際に覆い壁7の上縁よりも多少上方に位置しても良い。
但し、このボンネットスイッチ1の開閉状態が切り換え
られる瞬間に於ける、上記上端面の位置は、上記上縁よ
りも下方位置とする。
【0026】次に、図3は、請求項3に対応する本発明
の第三実施例を示している。本実施例に於いては、エン
ジンルームの2箇所で互いに十分に離れた位置(例えば
エンジンルームの左右両端)に、ボンネットスイッチ
1、1を設けている。更に、これらボンネットスイッチ
1、1は、上記ボンネットスイッチ1、1の何れもが、
ボンネット2が閉状態を表わす信号を送り出している場
合にのみ、このボンネット2が閉じられている旨の信号
を制御器5に送る回路9を構成している。ボンネット2
を開いた状態に於いては、意識的にボンネットスイッチ
1、1を押さない限り、2個のボンネットスイッチ1、
1が同時に押される事はない為、ボンネット2が開いた
状態でエンジンの遠隔始動が行なわれる危険はなくな
る。
の第三実施例を示している。本実施例に於いては、エン
ジンルームの2箇所で互いに十分に離れた位置(例えば
エンジンルームの左右両端)に、ボンネットスイッチ
1、1を設けている。更に、これらボンネットスイッチ
1、1は、上記ボンネットスイッチ1、1の何れもが、
ボンネット2が閉状態を表わす信号を送り出している場
合にのみ、このボンネット2が閉じられている旨の信号
を制御器5に送る回路9を構成している。ボンネット2
を開いた状態に於いては、意識的にボンネットスイッチ
1、1を押さない限り、2個のボンネットスイッチ1、
1が同時に押される事はない為、ボンネット2が開いた
状態でエンジンの遠隔始動が行なわれる危険はなくな
る。
【0027】実際の場合、ボンネットスイッチ1、1と
しては、前述した従来例と同様、ボンネット2を閉じた
場合にその接点を開き、ボンネット2を開いた場合には
その接点を閉じるものを使用する。この為、上記回路9
としては、例えば図4(A)に示す様なOR回路10を
採用し、ボンネット2が閉じている場合にボンネットス
イッチ1、1が各接点を開き、制御器5に印加する電圧
を0(V)として、制御器5にボンネット2が閉じてい
ると判断させる。或は、上記回路9を、図4(B)に示
す様なNOR回路11とし、ボンネット2が閉じている
場合に制御器5に所定の電圧を印加する事で、ボンネッ
ト2が閉じていると判断させる事も出来る。
しては、前述した従来例と同様、ボンネット2を閉じた
場合にその接点を開き、ボンネット2を開いた場合には
その接点を閉じるものを使用する。この為、上記回路9
としては、例えば図4(A)に示す様なOR回路10を
採用し、ボンネット2が閉じている場合にボンネットス
イッチ1、1が各接点を開き、制御器5に印加する電圧
を0(V)として、制御器5にボンネット2が閉じてい
ると判断させる。或は、上記回路9を、図4(B)に示
す様なNOR回路11とし、ボンネット2が閉じている
場合に制御器5に所定の電圧を印加する事で、ボンネッ
ト2が閉じていると判断させる事も出来る。
【0028】上述の様に構成する為、例えばエンジンル
ーム内を点検している作業者の身体が何れかのボンネッ
トスイッチ1を押した場合でも、制御器5には0(V)
(図4(A)に示すOR回路10を採用した場合)、或
は所定の電圧(図4(B)に示すNOR回路を採用した
場合)等、ボンネット2が閉じられている旨の信号が入
力(印加)される事はない。
ーム内を点検している作業者の身体が何れかのボンネッ
トスイッチ1を押した場合でも、制御器5には0(V)
(図4(A)に示すOR回路10を採用した場合)、或
は所定の電圧(図4(B)に示すNOR回路を採用した
場合)等、ボンネット2が閉じられている旨の信号が入
力(印加)される事はない。
【0029】尚、ボンネットスイッチ1、1として、ボ
ンネット2を閉じた場合にその接点を閉じ、ボンネット
2を開いた場合にその接点を開くものを採用する事も考
えられる。この場合は、上記回路9として例えば図4
(C)に示す様なAND回路12、或はNAND回路
(図示せず)を採用する。
ンネット2を閉じた場合にその接点を閉じ、ボンネット
2を開いた場合にその接点を開くものを採用する事も考
えられる。この場合は、上記回路9として例えば図4
(C)に示す様なAND回路12、或はNAND回路
(図示せず)を採用する。
【0030】更に、前述した第一〜第三実施例を適宜組
み合わせ、二重、三重の安全対策を施す事も可能であ
る。
み合わせ、二重、三重の安全対策を施す事も可能であ
る。
【0031】
【発明の効果】本発明の自動車用エンジンの遠隔始動装
置は、以上に述べた通り構成され作用する為、ボンネッ
トを開いてエンジンルーム内を点検中に、過ってボンネ
ットスイッチを押した様な場合でも、子供の悪戯等によ
りエンジンが不意に始動する事を確実に防止出来る。
置は、以上に述べた通り構成され作用する為、ボンネッ
トを開いてエンジンルーム内を点検中に、過ってボンネ
ットスイッチを押した様な場合でも、子供の悪戯等によ
りエンジンが不意に始動する事を確実に防止出来る。
【図1】本発明の第一実施例の要部を示す略側面図。
【図2】本発明の第二実施例の要部を示す斜視図。
【図3】本発明の第三実施例の要部を示すブロック図。
【図4】具体的な構成を示す、それぞれ略回路図。
【図5】本発明の基本的構成を示すブロック図。
【図6】従来例を示す略側面図。
1 ボンネットスイッチ 2 ボンネット 3 送信器 4 受信器 5 制御器 6 始動装置 7 覆い壁 8 押圧片 9 回路 10 OR回路 11 NOR回路 12 AND回路
Claims (3)
- 【請求項1】 エンジンの始動を指示する為の無線信号
を発する送信器と、この送信器からの無線信号を受信す
る受信器と、この受信器が無線信号を受けた場合にのみ
始動指令信号を出す制御器と、ボンネットの開閉状態を
検知して、開閉状態を表わす信号をこの制御器に送るボ
ンネットスイッチと、上記制御器からの始動指令信号に
基づいてエンジンを始動させる始動装置とを備えた自動
車用エンジンの遠隔始動装置に於いて、上記ボンネット
スイッチは、上記ボンネットの下面に設けられ、ボンネ
ットを閉じる事で車体の一部に押され、その開閉状態を
切り換えられる事を特徴とする、自動車用エンジンの遠
隔始動装置。 - 【請求項2】 エンジンの始動を指示する為の無線信号
を発する送信器と、この送信器からの無線信号を受信す
る受信器と、この受信器が無線信号を受けた場合にのみ
始動指令信号を出す制御器と、ボンネットの開閉状態を
検知して、開閉状態を表わす信号をこの制御器に送るボ
ンネットスイッチと、上記制御器からの始動指令信号に
基づいてエンジンを始動させる始動装置とを備えた自動
車用エンジンの遠隔始動装置に於いて、ボンネットスイ
ッチは、押圧片により押圧される事でその開閉状態を切
り換えられるものであり、上記押圧片は、ボンネットの
下面で、ボンネットを閉じた場合にボンネットスイッチ
の上端面と対向する位置に設けられており、ボンネット
スイッチの周囲には、上記押圧片が進入自在な覆い壁が
設けられており、この押圧片がボンネットスイッチの開
閉状態を切り換える瞬間に於ける上記ボンネットスイッ
チの上端面の高さ位置を、上記覆い壁の上端縁位置より
も低く設定した事を特徴とする、自動車用エンジンの遠
隔始動装置。 - 【請求項3】 エンジンの始動を指示する為の無線信号
を発する送信器と、この送信器からの無線信号を受信す
る受信器と、この受信器が無線信号を受けた場合にのみ
始動指令信号を出す制御器と、ボンネットの開閉状態を
検知して、開閉状態を表わす信号をこの制御器に送るボ
ンネットスイッチと、上記制御器からの始動指令信号に
基づいてエンジンを始動させる始動装置とを備えた自動
車用エンジンの遠隔始動装置に於いて、少なくとも2個
のボンネットスイッチを備え、上記制御器によるエンジ
ンの遠隔始動は、総てのボンネットスイッチが、ボンネ
ットが閉じられた状態に対応する状態に切り換えられた
場合にのみ可能である、自動車用エンジンの遠隔始動装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32994192A JPH06147070A (ja) | 1992-11-17 | 1992-11-17 | 自動車用エンジンの遠隔始動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32994192A JPH06147070A (ja) | 1992-11-17 | 1992-11-17 | 自動車用エンジンの遠隔始動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06147070A true JPH06147070A (ja) | 1994-05-27 |
Family
ID=18226984
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32994192A Pending JPH06147070A (ja) | 1992-11-17 | 1992-11-17 | 自動車用エンジンの遠隔始動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06147070A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6791202B2 (en) * | 2001-11-01 | 2004-09-14 | General Motors Corporation | Vehicle remote starting system shutoff |
JP2018052426A (ja) * | 2016-09-30 | 2018-04-05 | ダイハツ工業株式会社 | セキュリティスイッチ取付構造 |
JP2020190231A (ja) * | 2019-05-22 | 2020-11-26 | 株式会社クボタ | 作業車 |
-
1992
- 1992-11-17 JP JP32994192A patent/JPH06147070A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6791202B2 (en) * | 2001-11-01 | 2004-09-14 | General Motors Corporation | Vehicle remote starting system shutoff |
JP2018052426A (ja) * | 2016-09-30 | 2018-04-05 | ダイハツ工業株式会社 | セキュリティスイッチ取付構造 |
JP2020190231A (ja) * | 2019-05-22 | 2020-11-26 | 株式会社クボタ | 作業車 |
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